朝井リョウのレビュー一覧

  • 世界地図の下書き

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    ネタバレ

    ただ重いだけの話じゃなくて希望が見える素敵なお話

    最後に太輔くんがみんなに行かないでって言えたことが、ずっと本心を黙っていた太輔くんにとって大きな成長だと思った。よかったね

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    2025年12月01日
  • わたしの名店

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    これはいいものを読ませていただきました!
    読んでいて幸せになれる本。

    やっぱりおいしい食べ物にまつわるエッセイが大好き。
    28人の著名人が実在する名店の思い入れのあるメニューを紹介してくれていて、すべての作品からその食べ物への愛が感じられて最高でした。

    初めて読む作家さんも何名かいらっしゃって、この方の文章好きだな、他の作品も読みたいなと思える作家さんに出会えるのがアンソロジーの好きなところです。

    同じくポプラ文庫さんから出版されている
    『3時のおやつ』も読みたくなりました!

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    2025年11月23日
  • 何者

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    若者たちがそれぞれの生き方を模索しながら、それまでに積み上げてきた経験、培ってきた性格、未来への想い、友人との確執や 時に嫉妬。
    そんなものをとても巧みに操って、一人一人の生き方を描きだしている。地下鉄で語り合うみずきとタクトの様子は、東京の地下鉄の情景と、二人の思い、会話を巧みに混ぜ合わせていて、その風景が浮かぶ。うまいなあ、思わずつぶやいた。

    就活という一斉に飛び出して、まるで玉入れ競うような勢いと共に、だんだん方向が変わっていき、時に大きく息を吸ったり、吐いたりしながら、SNSやパソコン、携帯の上だけで、自分を隠すように飾る。友人との溝、本音を言えないままに、離れていく心と心ーひりつくような感覚がわかる。

    私は私との対話の中で、自分を丸ごと受け止めて、飾ることなく、自分のことを丸のまま受け止めて生きたい。とふと思った。

    途中まで読んで感想書いてたら、どんでん返しが。
    観察者たくと、ではなくて、自分のカッコ悪さわかつていても、そのまま、自分は自分でいるしかないと、必死な、りかの言葉に、私は言葉を失う。観察者である限り、当事者としての苦労も成長もできない。他人の物差しではなく、自分の自分による自分の物差しで、考え、行動し、そして、生きていくことが大切なのだと思わされた。

    何者を読んで、みずきのように、静かに自分を見つめながら、地に足をつけながら、目の前の流れにきちんと乗っていきたい。りかのように、自分軸を忘れて、他人のキラキラした物差しばかりを追うのはやめよう。

    何者になるための、何か。あがきはみせたくない。見透かされているようで、心がざわざわする。想像力使って考えなよ、と自分につぶやいた。

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    2026年09月25日
  • 世界地図の下書き

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    ネタバレ

    児童施設にいる5人の子供達が、それぞれ抱えている悩みや厳しい現実を乗り越えようとする姿に感動した。逃げる事は負けじゃない。必ず、また新しい出会いがあるという言葉に、主人公と一緒に泣いてしまった。結局、最後まで子供達の悩みは変わらず、それぞれ自分で壁を乗り越えるしかない。でも5人で見たランタンの記憶が、ずっと励ましてくれると思う。子供だから流れに逆らう事ができない、そんな息苦しさと、流された先でも希望は必ずみつかると、信じる強さを感じた作品。良かったです。

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    2025年11月02日
  • 学生時代にやらなくてもいい20のこと

    QM

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    朝井さんってあんなに賞をたくさんとってていかにも文学って感じなのにこんなテイストの本を書かれることにびっくりしたし、
    何より面白過ぎて絶対に人前では読めないなと思いました。

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    2025年10月31日
  • 桐島、部活やめるってよ

    QM

    購入済み

    なんかすごく切なかったなあ!部活を辞める桐島と直接関係あるバレー部の人から、クラスメイトから、同学年の人から、友達の彼女まで。中高生特有のちょっとドロドロした感じとか、ダサいかダサくないかで人を振り分けたりとか。でもそういう感じの人が周りにいる中流されないように踏ん張ってるところとか。すっごく若い~~!あとミカの話はさすがに切なすぎ、あのあとちゃんと母と向き合えたのかな。

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    2025年10月28日
  • チア男子!!

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    ネタバレ

    ・そう思ったとき、ノック三回分のシャーペンの芯がぽきりと折れた。
    ・キャラメル味の太陽が太陽に食べられていく。
    ・しかし、翔の短刀ほうがもっと直入だった。
    ・どうしてだろう、こういうときって、その人が話したいことよりも、話したくないことの方が伝わってくる。
    ・「これでいいんだ、これでいいんだ」そう呟き続ける晴希から少し離れたところで、一馬が世界一美しい形で土下座をしていた。

    ・序盤の、一馬の部屋に初見の溝口と三人でチアの話を始めるところで、もうちょっとだけ泣きそうになった。もうすでに、未来が見えてしまったからだろうか。青春って恐ろしい。朝井リョウって恐ろしい。

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    2025年10月27日
  • 生殖記

    QM

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    独特な目線から話してるなあ、人間のことを「ヒト」と読んだり〇個体とカウントしたり、、、新鮮で面白くて次々読んでいったらいつの間にか最後のページに。フレンドリーな口調が読みやすかったのかも。

    人間は成長とか変化しないことを恐れていて絶対今にとどまろうとしないし、後戻りなんてもってのほか、、、ほんとそうだよねぇ、と思いながら読んだ。脳が発展していて身の回りがある程度満たされているから、暇なときに「生きてる意味ってなんだろう」みたいなことを考え始めるの、すっごく人間らしいよねぇ、とも。
    ある事象に対する人々の見方や風潮の変化についての描写が興味深かった。

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    2025年10月20日
  • ご本、出しときますね?

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    BSジャパンのテレビ番組の書籍化。オードリー若林さんがMCする番組が好きな自分にとっては、読み進めてると声が聞こえてきそうな錯覚に陥った。作家の知らない一面が見えてとてもおもしろかった!読んだ章の中では村田沙耶香さんの変人度が群を抜いていた笑

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    2025年10月15日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    面白くて一気読みでした。
    なんでこんなにリアルで解像度の高い文章が書けるんでしょうか、、
    まだまだ登場人物達の生活が見たいと思いながら読み終えました。

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    2025年10月13日
  • 学生時代にやらなくてもいい20のこと

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    なんだかすごくキラキラしたキャンパスlifeだった、と書いたら朝井リョウは笑うだろうか
    でも その歳の時に大学に行ったことも友達と一緒に映画行ったり旅的なこともした事がない自分にとってはほんとうに眩しかった 色々な経験をノリでやっていたみたいで充実した学生生活だな とゆう感想に尽きる…

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    2025年09月30日
  • 世界地図の下書き

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    児童文学とは知らずに読みました
    表紙の絵や挿絵にイメージが引っ張られすぎて最初は想像の邪魔になって嫌だなあ、と思いましたがそのイメージで読むと決めちゃってからは読みやすかった
    児童文学とのことで少しでもイメージしやすくするための配慮だったのかな
    お行儀がよく清潔感がある作品なので人におすすめしやすいと感じた
    若い人が読んで朝井リョウの伝えたいメッセージが伝わる事を願う

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    2025年09月30日
  • スター

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    ネタバレ

    ものづくりにおいての質や価値について考える材料を溢れてしまうほどに与えてくれた作品だった。作中では、多様な視点からやって来た多様な意見や思想が尚吾や絋の中でぶつかりあったり混ざったりしていた。要は、彼らのように考え続けることが大事なのだろうと思う。

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    2026年10月05日
  • 世界地図の下書き

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    朝井リョウさんて小学生なんですか?
    と思うくらい小学生のあの頃しか見えない景色、会話の温度、大人の怖さ、大人の優しさ、夜の静けさ、期待と不安、どうにもならないこと、、が絶妙に表現されていて
    多分この本に出会わなければ思い出さなかったであろうあの時のあの感じが沸々と湧き上がりました。

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    2025年09月14日
  • 公式トリビュートブック 『チ。 -地球の運動について-』 第Q集

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    よすぎ!!!!!!!!!!
    チ。から広がってしらない界隈の人の話がきけるのまじ心に栄養。朝井リョウの小説泣くて

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    2025年09月13日
  • チア男子!!

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    チアを通して青春を過ごす彼らのキラキラした思いや悩み、葛藤が丁寧に描かれていました
    男子学生らしいおバカなやり取りに思わず笑ったり、それぞれが抱える思いに胸を打たれたりと彼らと一緒に歩んでるような錯覚に陥りながら読み進めました
    学生時代が懐かしい
    現役学生ならきっと分かるーとなったり、大人なら懐かしいなと思えるんじゃないかなと
    読んでる時も読後も爽やかで気持ちいいです
    比喩がたくさん出てきますが、それがまた爽やかさを際立たせてくれていてそこが好きでした

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    2025年08月21日
  • チア男子!!

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    ネタバレ

    あー楽しかった!
    チアの知識がなくても大丈夫。
    人数が増えるに連れてついていけるかな?と思ったけど問題なし。特にトンの心理描写にかなり揺れた。最終章読みながら泣いてしまった。
    なかなか上手くいかないチームの中で、イチローが翔に訴えたシーンが胸を打った……。
    笑えるところと泣かせるところの緩急がジェットコースター。

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    2025年08月04日
  • ご本、出しときますね?

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    これ凄い好き。

    私なんか全然本読んでないなーって思った。

    若林さんがそもそも繋がっている、なんなら飲み仲間作家さんとの鼎談から始まって。初めましての作家さんも登壇してくるんだけどこんな会話繋がって凄いなー掘り下げてるなー面白いなーってのが連続するんだから。

    タイムリーにみたかったなー。もっと対談して欲しい作家さんいるなー。私が好きな作家さんの本がお勧めされてて嬉しいなー。

    もう紹介されてる本片っ端から全部読みたいっ!!すべての回でその時話題に上がったテーマでお勧めの本を作家さんが紹介するんだが、これが垂涎なんです。紹介の仕方にも唸る、だってどれもこれもすっごく読みたくなる。

    沢山の本の中からキラっと光る物を探し当てた気分。

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    2025年06月22日
  • ご本、出しときますね?

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    いやー、面白かった。
    オードリー若林と作家二人との鼎談のテレビ番組を書籍化したもの。
    出演者の内面が見られるけれども、それが静かで、ただただ真面目な雰囲気な物ではなく、明るく面白い。作家というイメージは真面目で物静かで取っつきづらいなんて思っている人も居るでしょうが、そんな人こそこれを読んでみて欲しいです。
    作家だって明るく面白い普通の人なんだと思えます。
    でも、やっぱり何かについて考えたり、それを表現する事はとてもすごいと思いました。
    そんな人が3人も集まってトークをするんだからそれはそれは面白い。
    色々と読みたい本が増えました。

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    2025年04月05日
  • 死にがいを求めて生きているの

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    すごいものを読んだ。そう思った。

    堀北雄介。
    一話目に登場する彼に対する印象は最終話を迎える頃には180°違うものになっているだろう。

    読んでいると心に刺さってくる言葉の多さに驚く。
    雄介が言った「俺は、死ぬまでの時間に役割が欲しいだけなんだよ。死ぬまでの時間を、生きていていい時間にしたいだけなんだ。」という言葉には 昔やり場の無い漠然とした不安を抱えていた頃の自分が思い出された。

    雄介のキャラクターは強烈で 嫌悪感を抱いたけれど 一方で強い共感もあった。
    ただそれは自分の隠したい部分であって雄介のように わかりやすく行動に移したりはしない。
    そしてその雄介のわかりやすい行動こそが嫌悪の対象になるんだろうと思う。


    最後 あれから智也は目覚めることができたのだろうか? そして雄介はどんな行動をとったのだろうか?
    知りたい… 。

    違うまま、脱落できない世界の中で対立と対話を繰り返し いつか〝違い〟こそが、実は大きな繋がりをもたらすのだという実感が持てる時が来るのだろうか?


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    2026年10月07日