朝井リョウのレビュー一覧

  • ご本、出しときますね?

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    あっという間に読んでしまった!

    本当に面白い、変わり者の集会
    みなさん一つ芯があるように感じる

    確かな言葉の重みがあって、
    そのリアリティーさが心地良い

    また読み直したいと思た

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    2025年03月16日
  • 武道館

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    すごく良かったなー。
    アイドルが武道館ライブを目指す話。エンタメ小説かと思いきや、これがなかなか深かった。

    ネットの誹謗中傷に反応しないスキル、そんなのはじめから備わってるわけないよね。ちょっとしたことで大炎上してしまう世の中だから、人の注目を集める立場の人は本当に大変。

    「正しい選択なんてこの世にない。たぶん、正しかった選択、しか、ないんだよ」
    「何かを選んで選んで選び続けて、それを一個ずつ、正しかった選択にしていくしかないんだよ」
    自分で選んだ人生、良いも悪いも自分次第だと私は常々思っているのだが、まさにそういうこと。
    誰のせいにもせず、進んでいくしかない。

    個人時に高校剣道全国大会

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    2025年03月06日
  • もういちど生まれる

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    登場人物の一部がつながっているのが読者にだけ分かるスタイルで、読ませる。あれ、この人実はこんな一面があるんじゃないの?人物を本人、他人、また別の他人から捉えることで、更なる想像力を掻き立てられる。衝撃のデビュー作から2年目、当時大学在学中であった著者の感性が余すところなく生かされた1冊。

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    2025年03月03日
  • 武道館

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    インターネットで匿名の情報が溢れるこの時代に、「正しさの軸とは、選択するとはどういうことか」を、アイドルという分かりやすい対象を通して問う。「桐島〜」に続き2冊目の朝井本。「何者になれるのか、なりたいのか」で揺れる高校生の心情にここまで隣に立てるのはすごい。

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    2025年03月03日
  • 武道館

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    アイドルの青春。あって当たり前のことを、画面の中の存在のみを当たり前って思って、深く考えたことがなかったです。僕はアイドルではないのに、批判にさらされて苦しむ気持ちに同情し、匿名の投稿に腹を立ててしまいました。アイドルというレンズで、現代の社会を浮き彫りにするストーリー展開に脱帽です。

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    2025年02月26日
  • ご本、出しときますね?

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    オードリー若林と20人の作家がマイルールについて語る大人気番組を書籍化
    目次を見てこれは買わねばと即決。執筆についてだけではなく、プライベートな話も盛りだくさんで、面白くてついついにやけてしまう..
    村田沙耶香さんには怒の感情がなく、小説を書く時◯の感情に浸っているとは...
    (◯が何かは読んで確かめてください〜!)

    作家さんに興味を持って、その方の作品を読みたくなる...新たな出会いのきっかけになる一冊でした!

    ぜひとも朝井リョウさん、柚木麻子さん、窪美澄さんの同期対談を読みたい。第2弾もお願いします!

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    2025年02月17日
  • 何様(新潮文庫)

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    ネタバレ

    まずやはり朝井リョウさんの書く物語は面白いなぁと感じた。なぜこんなに私は面白いなぁと感じるのか考えたとき、人が持つ人に知られたくない、自分でも気づきたくない、心の柔らかい部分に刺さる話だからだなという結論に自分の中で至った。

    短編6つのうち物語としては「水曜日の南階段はきれい」が好きだった。
    自分に特に刺さったのは「むしゃくしゃしてやった、と言ってみたかった」。自身も正美側に近い人生であったので共感も多かった。
    また、最後の「何様」も同じく心に残った。社会人になってまだそこまで年数が経ってない人は特に共感するものがあると思ったし私も本気の1秒を自分の中に見つけたい。

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    2025年02月13日
  • 正欲(新潮文庫)

    ネタバレ 購入済み

    読めば読むほど正欲がわからない

    違う世界線の人たちが読み進めていくうちに交じり合い、夢中で読み進めた。

    多様性から外れる人たち…
    この本を読むまでいかに自分の考える多様性が狭いものだったか思い知らされる。
    読み終わっても多様性とは?正欲とは?わからない。もやもやが残る。
    そのもやもやこそが正しい理解なのかもしれない。
    最後の解説がこのもやもやを上手に言語化してくれてとてもよかった。

    #深い #泣ける #切ない

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    2025年02月08日
  • 世界地図の下書き

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    「約束したことをちゃんと守っても、それでも変わらん人がおるってことを、麻利に知ってもらいたかった」
    小学6年生の潤也がそう語ったシーンで号泣してしまった。
    ほんとうにそう、それはもう悲しいけれど、あきらめて逃げることが自分を守ることになる。

    この本を作者が
    「逃げる場所がある』という想像力を失いかけている誰かに届けたいと考えた。
    と語っていたとあとがきで読んで、すごく感動したし納得した。

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    2025年02月08日
  • 何様(新潮文庫)

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    どの編もとても好きでした。
    「それでは二人組をつくってください」での社会性や協調性、「逆算」で語られる年齢相応の人生経験がないことへの焦り、「むしゃくしゃしてやった、と言ってみたかった」と思いつつ失敗の出来ない年齢と、上手なやり方を知らない自分への葛藤などなど。
    自分に求められているもの(と感じていること)と自分の中にある理想像とのギャップを埋める、適応させるために、それぞれの考え方ややり方で向き合える姿は、ああ、いいなあ、と思わせる何かがありました。
    オードリーの若林さんの解説もすごく好きです。
    人間になることを諦めたくないよなー。

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    2025年02月01日
  • 正欲(新潮文庫)

    購入済み

    朝井リョウさんの書く文章が好きで新作が出る度に買っていますが、この作品は1位2位を争うくらいに好きです。LGBTQという言葉が世の中に知れ渡ってきた昨今、言葉を知っていると言うだけで本当の意味では理解出来ていないのでは?と考えさせられる作品でした。

    #タメになる

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    2025年01月19日
  • 少女は卒業しない

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    ちょうど世代の曲が出てきたり、私が高校生のときに見ていた風景が蘇るような感覚があってとてもおもしろかった。懐かしい感覚とキラキラして眩しくてうるうるしちゃうような、綺麗な話がつまっててよかった。

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    2024年12月24日
  • 世界地図の下書き

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    最近ちょっと時間が取れなくて少しずつ読もうかと思いましたが、読み始めたら一気に読みたくなりました。
    児童養護施設で暮らす子供達が主役のお話です。
    本人達にどうする事も出来ない事情を抱えてここでの暮らしが始まり、また新たな出来事に向き合う姿に現実の厳しさを思います。そして自分達で決めた答えに、自分の人生を決める決断には大人と何も変わらない、不安であっても乗り越えなくてはいけないのは子供であっても一緒。
    新しい場所はどうなるのかは分からなくても、怖くても希望を持ちながら進もうとする子供達。

    人におすすめしたい本です。

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    2024年12月22日
  • 死にがいを求めて生きているの

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    ネタバレ

    雄介のこと、すごく嫌だなあ、こういう人苦手だなあと思いながら読んでいたけど、後半気づいたら智也よりも雄介に感情移入してた。
    「俺は、死ぬまでの時間に役割が欲しいだけなんだよ。死ぬまでの時間を、生きていていい時間にしたいだけなんだ。」って台詞が印象に残った。生きていていい理由とか価値が欲しいっていうのはすごくわかるけど、雄介はそれを自分で生み出しにいくところが、人とは違うところなのかな

    産まれてきたくなんかなかったと思ってしまうから、「生きがい」とか「自分が生きていていい理由」とか、いつも考えてしまうけれど、答えは出ないし、「生きているだけでいい」と短期的には思えても、やっぱり納得できないし、

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    2025年10月01日
  • 少女は卒業しない

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    面白かったです。ただ、私の年齢で面白いと言ったら笑われるかも。
    10代の頃に読みたかった本です。
    なんか、オシャレなお話ばかりでした。

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    2024年12月18日
  • わたしの名店

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    様々な方がお気に入りのお店を、そのお店のエピソードと共に紹介してくれる1冊

    朝井リョウさんはギャグ漫画のような語彙力高すぎの表現力でガリガリ君が1本刺さってるサワーを出す早稲田大学生の定番丸八を

    孤独のグルメの作者である久住さんは佐賀の絶品餃子を南吉を

    人それぞれの名店をこれでもかとくらい惜しみなく紹介してくれる、読むための食べログ

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    2024年11月28日
  • スペードの3

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    やっぱり朝井リョウは裏切らない。
    嫉妬や独占欲、承認欲求などの感情の変化を言語化するのが上手すぎる。女性の感情や機微な人間関係を、なぜ朝井リョウはこんなにも的確にそして面白く書けるのだろう。
    すべての注目をかっさらってその場の主人公になっちゃう目障りな人っているよね〜、誰かのためっていうフリをしながら実際は全部自分のために行動してるってこと結構あるよね〜、と共感しっぱなし。
    そして登場人物たちに共感している自分の性格の悪さを突っつかれているようにも感じた。
    朝井リョウの小説を読んでいると、毎度自分の腹黒さや性格の悪さなどを指摘されているようで、「ごめんなさい、ごめんなさい」と謝罪と反省の言葉ば

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    2024年11月02日
  • 世界地図の下書き

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     「世界地図の下書き」という素敵なタイトルに惹かれて読み始めたが、この小説に「世界地図」は出てこない。児童養護施設「青葉おひさまの家」で暮らす子供たちの話である。
     両親が交通事故で亡くなったあと、預けられた親戚の家で虐待を受けて「おひさまの家」に来た大輔。同じく両親がもういない淳也と麻莉の兄妹。母親の虐待を受けている美保子。両親がおらず、弟が入院していて、遠方の親戚から経済的援助を受けている高校生の佐緒里。この5人が同じ1班として、「おひさまの家」で一つの部屋を共有している。自分を守ってくれるはずの親を亡くしていたり、親に傷つけられたりと心に傷を負った子供たちだが、施設の中では互いに心配しあ

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    2024年10月26日
  • 正欲(新潮文庫)

    QM

    購入済み

    SNSで話題になっていたので読んでみた。
    それぞれの人にとっての正欲とはなにか、考えさせられる。
    多様性とは何か、についても。
    もう時間空きすぎてほぼ忘れてるからまた読みたい。

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    2024年09月25日
  • 星やどりの声

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    - みんないろんなことに悩んで悩んで、それでも生きている。

    悩みのない人間などいない。
    みんな、何かしら悩みがあり、葛藤を繰り返しながら1日1日を歩んでいる。
    時に判断に迷い、時に辛い思いをしながら。

    1人で立ち向かうには限界を迎える時がある。
    そんなときこそ、周りのみんなに頼ってみよう。
    自分は自分が思っているよりも弱く、周りは自分が思っている以上に強いもの。

    優しさを持って、支え合う。
    輪で繋がるって、そういうことだと思う。

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    2024年09月23日