朝井リョウのレビュー一覧

  • イン・ザ・メガチャーチ

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    ファンダム経済を動かす側が描かれていたのが面白かった。熱狂的なファンとは「推しの投稿やブログ文面から、書かれている以上の物語を編み出す宗教信者たち」という見方はその通りすぎる。この作品自体はそれに対する賛否を描いていないが、滑稽だなとは改めて思う。
    推しで済めば良いが、これが政治になると?と考えると自分が置かれている立場の客観的な視点を持つためにも多くの人に読まれるべき作品だと思った。本屋大賞おめでとうございます。

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    2026年05月11日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    何かに没入したい!という人間のサガについて、読みながら考えていました。

    登場人物たちは、いろいろとハメを外してしまったけれど、それでも、何かに没入するのって、人間にとって幸せなことだなあと思いました。

    自分が年を重ねて、没入をしづらくなっているようで、そう感じるのかもしれない。

    没入したいという欲望は、どこから来るんだろう、本能なのか?

    悲劇のようで、喜劇のようでもあり、面白かった!

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    2026年05月11日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    全員がずっと手が汚れていて、その手でお互いの真っ白なところを触り合っている。そんな様子を垣間見た気がしました。
    誰かを幸せにするために、さまざまな人が犠牲になるという、感動とは真逆のファシズム的なビジネス「推し活」。それぞれの幸せのために、個々のアイドルが犠牲になる感動ポルノを費消する。
    こんな恐ろしい話があるか、と思いました。
    思想とも違う、欲求とも違う。互いに自分の正義を押し付け合い、正義だから正しいと無知蒙昧の如く、経済的犠牲は僥倖とさえ思う。まさに信仰。

    砂利のような言葉遊びである、「儲け」という字は『信者』と書く、というもの。これが具体的な物語になったらこうなる気がする。
    そして、

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    2026年05月11日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    ネタバレ

    グロい
    私アイドルもオーディションも大好きで、今も鯖番みてるし、昔の鯖番落ちた子が最近デビューしたからそれも追い始めたし結構人生アイドルに捧げてるタイプだから本当に全部の文が刺さった。
    いつもは読み終わったらしっかり感想書くタイプだけど、まだしっかり書く余裕ないから落ち着いたら改めて書く。

    昨日今日で読んだんだけど、読み始めたタイミングが最悪で
    ・今見てるオーディションの推しが最近人気になってきたけど次の順位発表式で落ちそう
    ・今日は前見てたオーディション落ちた子が別事務所からデビューしたからそのファンミ
    ・週明けは本命のファンミ
    という全力オタ活中に読んだから具合悪くなった^ ^

    この本

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    2026年05月10日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    朝井リョウさんの本はひさびさに読んだが、いまオーディション番組を見ていることや、ちょうど福音派の本を読んでいることで興味を持った。
    あー、この読みながらもざわざわしちゃって、でもページを捲る手が止まらない感じは久々!
    結局人はなにかに縋らないと生きていけないものなのだろうか。

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    2026年05月10日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    文庫本で済ませてきた自分が、この作品だけは単行本で買った。
    「推し」や「ファンダム経済」という、自分の外側にある熱狂の構造を見たかったからだ。

    だが、読んでいて見えたのは、特殊な世界ではない。
    人が孤独を埋めるために、何かに意味を預ける、そのありふれた欲望だった。

    幸福は客観では測れない。
    どれだけ滑稽に見える執着でも、本人にとっては生存そのものになる。
    そして、人は欲求が強くなるほど、自分に都合のいい物語だけを信じ始める。

    推し活の小説というより、承認と孤独の市場についての小説だった。

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    2026年05月10日
  • 時をかけるゆとり

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    作家さんの大学から就職までを書いたエッセイ。
    飾ってない出来事を面白おかしく書いてて、ご本人がどういう人なのか、垣間見えて楽しいエッセイでした。

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    2026年05月10日
  • 桐島、部活やめるってよ

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    正直、題名と若い作者、そして映画化された話題作、というニュースで、なんとなくスルー(強めに言えば食わず嫌い)をしていたことを深く反省。もの凄い。中高生時代の苦しさ、残酷さをこれまでかと多面的に連打してくるのに、それでいて爽やかな風を感じる不思議な作品だった。菊池宏樹編の終盤近くにがつんときた。
    スクールカーストという言葉も知らない、または存在していなかった、あの時の自分に教えたい。ふと、読み終わってから、山田詠美の放課後のキーノートと、対になるような気がした。

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    2026年05月10日
  • 風と共にゆとりぬ

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    ネタバレ

    爆笑。
    家でしか読めませんでした。
    何回か電車の中や、食事の待合時などで
    スラ〜っと読みましたが、にやにやを通り越して
    爆笑してしまったので、大人しく家で爆笑しながら
    読みました。
    1番爆笑したのは【オトナへの第一歩】でした。
    肛門記も本当にやばかった。

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    2026年05月10日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    本屋大賞受賞作。そりゃ受賞するよなぁという感じ。こんな作品を書けるくらい人間社会を俯瞰して見ることができるなら、投票する本屋さんの好みだってお見通しでしょう。

    視野が狭くなることで救われる世界があることは理解できるが、自分自身はやっぱり少しでも視野が広くありたいと思う。推し活でも宗教でもなんでも、色々なことを知った上でハマるなら健全なのかなと。
    小説としてだけではなく自己啓発本としても楽しめました。

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    2026年05月10日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    面白かった!
    自分もそこまで極端な推し方はしていないにしても推しがいてCDを複数買ったりSNSのトレンド入りを狙うような人間なので、自分の行動を客観的に見るとこんな感じなんだ、裏側にはこんな思惑があるんだ…とすぐ物語に引き込まれ一気読み。
    そして何と言っても推し活をテーマにしつつも「人との繋がり」に焦点を当てているのがいいなと思った。
    自分もあまり人から連絡しないタイプだけど、「やってこなかったこと」がいつか自分に返ってくるのかな、、と考えさせられて、久しぶりに自分から友達に連絡したりしてみた。
    自分の行動や思考に良い影響をもたらしてくれたという意味でも、読んで良かったと思える本でした!

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    2026年05月10日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    鯖番狂いだし特に日プにハマっていたため、ずっと被弾していた
    モデルがありありと浮かんでしまう
    推し活にのめり込んで義務感正義感に燃えているタイプは陰謀論や新興宗教にはまりやすそうだなとずっと思っていたから、自分の考えを言語化してくれている感覚が気持ちよかった

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    2026年05月10日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    私はなんの推し活もした事ないし、今後もしないだろうと思っていますが面白かった。朝井リョウさんは現実にある微かな人の弱い面とか狂気を広げて物語にするのが本当に上手いと思います。後半は半分ホラーですね。

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    2026年05月10日
  • 時をかけるゆとり

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    流れるような文章。
    楽しく面白く読んだ。
    そして、こんなに書くことに才能あるのに。自分の中のこんコンプレックスを出してて、誰にでも劣等感ってあるもんだなとも感じたり。そう感じるのも、それを的確に表せる言語化力なんだろうなとも思ったり、あと2冊楽しみにゆとりシリーズ読もう!

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    2026年05月10日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    2026年本屋大賞受賞

    読みやすくて自分も推し活のさなかにいるみたいなスピード感。是非後半はカバーを外して読むと、より一層臨場感が増すかもしれない。
    読みながら、久保田慶彦に感情移入してしまった。孤独で誰かと繋がりたい。ようやく繋がれた喜びを味わった。変わろうとした。けれどもそれは若い人からしたら、そこまでの感情ではなく、かえって変な人に思われ一方通行。また孤独に帰ってしまった。その切なさやるせなさがひしひしと伝わった。
    また、社会と推し活の関係性。
    金銭感覚や、視野が狭いとか、宗教性とか、色々なことに触れ、まだ読後、心が高揚しているのと、ざわざわしてるのと、感情が落ち着かない。

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    2026年05月10日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    オタクは物語に弱い。
    すっごく分かる!
    個人的には15年程度、推しがいるけど頷く内容ばかり笑
    もちろんここまで極端じゃないけど、学級委員型とかいるよね!なんて当て嵌めてみたり。
    確かに最近は、推しがいるのが当たり前の世の中で、推し活自体、ポップなイメージ。
    ただ基本的にはオタクは気質だと思っているので、その気質になるのか、推し活なんてポップに楽しめるのかはその人次第!
    でも長くオタクをする事で見えてくる、その先も良いものなんだけどなー笑

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    2026年05月10日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    先日風と共に…を時間切れで読書途中で返却せざるを得ず、なんとも悲しい続編でのリベンジとなったが、引き続き面白い。

    トイレの悲哀と甘い物好き。トイレの方は人ごとで大変そうだなあで終われるが、甘党は自分に重なる部分もあり、わかるわかるの連続である。文庫ではクリスマスケーキのご予定の続編がついてくる。私もシャンティフレーズの四角はなんかわからないけどつまらないなあ、と思っていたのだが、ここの四角いショートケーキへの思いを言語化してくれる甘党の神あらわるという感じだった。そうか生クリームの足りなさだったのか…

    今回はエッセーを読みながらオールナイトニッポンの過去回と、現在進行形のポッドキャスト番組

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    2026年05月10日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    『イン・ザ・メガチャーチ』を読み終えてまず感じたのは、これは“推し活”を描いた小説ではないということだった。もちろん、アイドル、舞台俳優、ファンダム、SNS文化といった現代的な題材が中心にある。だが本作が本当に描いているのは、「人はなぜ物語に救いを求めるのか」という構造そのものだ。

    タイトルの“メガチャーチ”は巨大教会を意味する。つまり本作は、現代の“推し”やコミュニティを、新しい宗教のようなものとして描いている。神がいなくなった時代に、人は別の何かを信じるようになった。その対象がアイドルであり、界隈であり、物語だ。

    作中には、「神がいないこの国で人を操るには、“物語”を使うのが一番いい」

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    2026年05月10日
  • もういちど生まれる

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    ネタバレ

    久しぶりに結構いいなと思った本
    すごく痺れたし、いま読めて良かった
    また読み返したいと思う
    淡くて暗くて儚い時代の物語たちなのに、
    もう大人に入ってきてしまった自分にもすごく刺さる
    いつまでも淡くて大切なものを、わすれたくないと思った
    自分だけの感情と向き合うこと、人には人の黒さや美しさがあること
    すべて、こぼしたくないね
    そんななかで混ざりあって、溶けて、こぼれていくものもあるけど、大丈夫だよって
    自分にも他人にも言いたい

    最後のお話でたくさん泣けた
    仕事や日常で、生きるために苦手なことを頑張っている自分をえらいと抱きしめてみたくなった
    きらきらを夢みても、たくさん考えていても、今はできな

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    2026年05月10日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    1. 読もうと思ったきっかけ
    イン・ザ・メガチャーチ を読もうと思ったのは、もともと朝井リョウさんの小説やエッセイが好きだったこと、そして本作が初の本屋大賞受賞作だったからです。

    これまでにも 正欲 などを通して、「現代社会をただ批評するのではなく、自分自身もその構造の中にいることを突きつけてくる作家」だと感じていました。今回もきっと、単純な勧善懲悪では終わらない作品なのだろうと期待して読み始めました。

    実際に読んでみると、本作は単なる“推し活”や宗教を扱った小説ではありませんでした。現代人が何を信じ、どこに居場所を求め、なぜ共同体へ惹かれていくのかを描いた作品だったと思います。

    2.

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    2026年05月10日