朝井リョウのレビュー一覧

  • イン・ザ・メガチャーチ

    匿名

    ネタバレ 購入済み

    刺さる側と分かっていながらも

    かなり最悪な読後感だった。
    でも、かなりおもしろかった。

    昔ドルオタもしていたし、今もライブに行きやすくなるために上京して、私物グッズ入りガチャに6万使って、推しの音楽や言葉を勝手に人生の救済にしている時点で、自分の中に“信徒性”があること自体は前から自覚していた。

    ライブ後に「神」と何度言ったかわからないし、作品や言葉を拡大解釈して、勝手に巨大な感情を抱いてしまう感覚も覚えがある。

    ただ一方で、“推し”という言葉を安易に使いたくない気持ちもずっとあった。(現時点でドルオタではないから)
    周りから見れば十分推し活をしている側なのに、「ただの消費や疑似恋愛とは違う」という意識でどこか斜に構

    #怖い #ダーク

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    2026年05月26日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    ネタバレ

    本屋大賞受賞作品で、母からオススメされたこともあり読破。

    面白かった。一気に読めた。
    推し活・中年パパの苦悩・独身女性の混沌…今の時代に起こりうる話がつながるように進んでいき「これが今の時代の小説か」と感動した。(湊かなえさんの「告白」のようなイメージ)

    さすが「今年の顔」。

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    2026年05月25日
  • 風と共にゆとりぬ

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    朝井リョウ先生好きの人もそうでない人も、ゆとり3部作はぜひ読んでほしい!何ならAudibleでも良い!個人的には文庫を片手にAudibleが最高です!

    良い歳のくせにこんなにも面白おかしく、クスクスどころかゲラゲラでした。気になる目次から読むのもいとおかしです!!

    肛門記は何度読み直したことか。


    ハズレエピソードありません!

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    2026年05月25日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    ネタバレ

    題材としても興味深く、推し活文化をここまで深掘りして言語化できているだけでもすごいのに、"すみちゃん"で、視野を広げた方、狭めた方が交錯し、それぞれが境地に達する話の構成も見事。久保田が最後に澄香の顔を見た時、喜んだのか、悲しんだのか。
    一晩じゃ語り切れないくらいだが、夜通し読んだと語り合いたい作品。

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    2026年05月24日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    後半一気に読み進めた。
    うーん深い。。視野を狭めることで人との関係が濃密にもなり、楽しい人生を送れそうな気がするけど、やっぱり客観的に見ると、危険なこともあるなぁと感じた。自分自身、視野が狭くなってる時は自分に都合のいい物語を作ってしまってると気付かされた。

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    2026年05月24日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    イン・ザ・メガチャーチ
    著:朝井 リョウ

    ファンダム経済・推しの文化を背景とした、大きくは3人の登場人物から構成されるある意味、日本特有の闇を描き出した本作。

    全てがネタバレになりかねず、あらすじは割愛したい。

    朝井リョウ氏の長編を読むのは本作が初めて。
    著者と他の方との違いは、風呂敷の畳み方に特徴があるように感じた。多くの著者は、点や線や面で後半に怒濤の如く、伏線を文字通り部分的に回収していく。

    朝井氏はその回収は点や面ではなく、全体として行間を含む全ての埃や雰囲気までありとあらゆるモノとコトを包んで回収している。丁寧な展開は丁寧な回収により相乗効果として、物語の深みを作っている。

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    2026年05月24日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    俳優の自死、それに対する陰謀論者の投稿、アイドルオーディションのドラマ化、などなど、あーこれあったよね話題になったよね、というのが多く没入感があった。
    アイドルに興味がなかった母がNiziUのオーディションを見て推し活にどハマりしていてびっくりしたのを覚えてる。人の熱狂をコントールできるという話もほんとなのかなと思った。

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    2026年05月24日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    すごく面白かった!名言が多くてハッとさせられる部分が多かった。
    澄香みたいに視野を狭くしたほうが楽しいんだろうけど、あとからキツくなってくるし、国見みたいに視野が広いと人生がつまらないという、、
    とりあえず狭めてみることも大切だな

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    2026年05月24日
  • 風と共にゆとりぬ

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    前作も最高に笑えたのですが私は今作の方がツボでした!特に肛門期は最高傑作です
    ぜひゆとりシリーズとともに、【信頼できない語り手】も聞いてほしい!きっとハマるはずです

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    2026年05月24日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    ネタバレ

    自分を使い切ることが現代の幸せである。そのための何かを探し続けている、というのは言い得て妙だなと率直に感じた。個々人の自由が尊重されている一方でそこに対する良い悪いも日々絶え間なく議論される。正解も誰にとってもいいものなどないからこそ、どこに向かえば正解なのかが分からず戸惑うのだと思う。自分が正解だと思うものを探すしかないが、その一方で本当にそう思えているのか、思わされているのかは後々これでよかったと思えるように見極めて行く必要があるのかなと思った。

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    2026年05月24日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    読み終えてすぐ頭に浮かんだ文字が、「搾取」「狂気」「圧巻」でした。
    私は推し活には無縁の人なので、圧倒的に第三者の立ち位置で読みましたが、ほんと読み応えありました‼︎
    メガチャーチの意味も知らずに読んでいたので勉強にもなったし、今の時代の記録としても一役ありだと思いました。
    とにかく、私には強烈過ぎてしばらく余韻に浸りそうです。

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    2026年05月24日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    インザムメガチャーチ★5
    今の時代に生きる人たちの機微が本当に上手に描かれている。解像度の高さにびっくりした。
    周りとの合わないことに悩んでいたが推し活に埋もれてそこで居場所を見つけていくすみか、社会とも家族とも関わりが薄く寂しかったが若者との交流で少しずつ関わりを取り戻すすみかの父久保田、推していたアイドルの死をきっかけに陰謀論に加担していく女性、この3人が少しずつ重なりあいながらストーリーが進んでいき最後に3人が繋がるのが気持ちよくて物語の構成に感心した。

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    2026年05月24日
  • 正欲(新潮文庫)

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    多様性を大事にしよう!みたいなそういい綺麗事を並べてる話なんだろうなと思って読んでみたらむしろその逆で、そういう安直な考えに対して認識を改めさせるそういう話で、ちゃんと読む価値があった。

    最初の10ページ、わかる。と思った。
    街を歩けば、英会話やダイエットなど、あらゆる情報が溢れている。それらはすべて「明日死なないこと」という一つの大きな目標に収斂されている。誰もが明日死にたくない、生きたいと信じて疑わない世界。
    「結婚しない人は異常」「異性を好きになるのが普通」という世間の押し付けには、日頃からずっとモヤモヤとした生きづらさを感じていた。
    でもこの本は、そうした目に見える違和感だけでなく、

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    2026年05月24日
  • 何者

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    ネタバレ

    自分が痛いのなんてわかってる。
    でも、それでも、理想像に近づくために、何者かになるために、自分は必死に頑張る。

    これが結構刺さった。
    おそらく私だけではなく、一定数の人間が抱いている感覚だと思う。この本が出てからかなり経つが、この言葉を心の中でひそかにモットーにしている人の数は、この本が出された当時よりも、今の社会の方がよっぽど多いのではないだろうか。
    本書は、今の若者が持ちがちな冷笑的なマインドセットに警鐘を鳴らすと同時に、理香さんのように自らの痛さを自覚しながらもそれでも何者かになろうと努力し続けている人たちを暗に応援している、そんな優しい小説でもあると思う。

    まとめると、

    他人の線

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    2026年05月24日
  • 何者

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    ネタバレ

    俯瞰してみていたつもりだったのに、いつの間に立場が逆転してびっくりした。見下していた自分もまたそちら側の人間だったと思い知らされる。

    あーこういう人いるいるって思うのが楽しくて、後半は特に読む手が止まらなくなった。拓人の周りにはまだ、サワ先輩とか理香さんとか注意してくれる人がいる環境だし、まだ大学生だったということが救いだったと思う。気づかないまま大人にならなくてよかったと思うし、こうして打ちのめされて大人になっていくんだとも思う。

    どうしても自分のものさしでしか物事を見ることができないから、腹を割ってぶつかり合うことも大切だなと読んでいて思った。私自身、それが面倒で波風立たせずに暮らすこ

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    2026年05月23日
  • 生殖記

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    とてつもないものを読んだ気分。前に読んだ正欲もすごかったが今回も予測がつかない話。途中泣きそうになりながら読んでしまった。なんとなく考えないようにしていたことを言語化してくれた感じ。
    自分が今後どうしていきたいのか考えさせられた。
    もうほんと、どうしたいのか自分は。
    主人公の本体である尚成と同じ、ただ仕事をして、時間が過ぎてるのを感じてるけど自分の幸福度を考えないといけないと思ったし、抑圧され続けてしまって人ってこういう思考になってしまうんだと知れた。なんだか生きづらい世界に生きてる自分たち、それでも生きやすくしていきたいと思ってる個体との差が現れてしまって辛かった。
    この本に出会えてよかった

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    2026年05月23日
  • 死にがいを求めて生きているの

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    どこかで聞いた「複雑なものを複雑なままに描く」という朝井リョウの言葉が体現されているような小説だった。

    何が輝かしいかなど、年齢とともに変わっていくし、そこに他者の視点など本来必要ないのに、それを快楽のように求める人間らしさに苦しくなる。

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    2026年05月22日
  • 風と共にゆとりぬ

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    最高だった。
    前作を読んで「さくらももこさんのエッセイに似た面白さだな」と思っていたら、この作品の中で朝井リョウさんが「さくらももこファン」と書かれていてうれしかった!

    肛門記も面白いけど、私は柚木麻子さんと結婚式でラップを披露する話、朝井家inハワイが面白かった。

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    2026年05月22日
  • 死にがいを求めて生きているの

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    様々な考え方が広がった現代を生きる人々の心の深い部分にある悩みや葛藤を描いた至極の一冊。朝井リョウさんらしい観点から結ばれる内容に夢中になった。生きがいではなく死にがいを求めるという一文には自身にも想うところがあり、共感せざるを得なかった。自分の生きがい、死にがいを改めて考えさせられる忘れられない著者。

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    2026年05月22日
  • 正欲(新潮文庫)

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    多様性という言葉を多用している世の中や人々。本当にこの意味を理解して受け入れて発信したり受け入れたりできている人がどれだけいるだろうか。
    自分もその一人。深く考えず、なんとなく多様性っていいよねと漠然と思っていても、自分の知らないところで枠を作って周りに蔓延っている常識の中で生きて、その枠から外れていたり、外れそうな人とは距離を置いたり、
    朝井リョウは三作目だが、どの本も価値観や多様性や、一見綺麗に見える言葉の奥底を紐解いてくれるような作品が多く、
    気がついたら自分は周りの環境の中で生きているんだと思い知らされる。
    世界への視野をグッと広げてくれる、別の角度の思考を提供してくれる感じがこの本も

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    2026年05月22日