朝井リョウのレビュー一覧

  • イン・ザ・メガチャーチ

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    現代社会の「まだかさぶたになっていない生傷」を、そのまま真空パックして提示するような朝井リョウの恐るべき観察眼。前作『正欲』にも通じる、人間の本質を抉り出す解像度の高さ。本作で解剖されるのは「ファンダム経済」と「推し活」の深淵。

    単なる「推し活の肯定」という表層的な着地を許さない凄み。純粋な熱狂が、いつしか狂信や陰謀論へと絡め取られていくドロドロとした過程。そこにあるのは、安易な教訓や解決策の提示ではなく、圧倒的なリアリティを伴う変容の生々しい記録。30代・40代の男性であっても、常に「お前のことだ」と喉元に刃を突きつけられているような、逃げ場のない当事者意識の喚起。

    言語化を拒むような複

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    2026年03月14日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    「推しがいる生活は人生を豊かにする」
    今話題の推し活を様々な視点から、仕掛ける運営、負けられないガチオタ、神にもすがりたい狂ったファン、これまで推し活したことある人には真ん中ぶっ刺さる一冊!さすが斜め左上を行く朝井先生です

    時代の流れはCDは必要ないのに、推しのため、特典のためと何十枚何百枚と購入
    もうデジタルで視聴できるのに、なんでCD商戦は変わらないんでしょうね 
    サイン会がオンラインでも開催されるようになったのはいまどきですが、山のように届くCDどうしてるんやろ?
    売上実績が数字として目に見えるから無くならないのでしょうけど、もうプレーヤーすらあるか疑問の中、CD生産すること事態勿体無

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    2026年03月14日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    ネタバレ

    推し活描写はオタク側としてちょっと笑っちゃうくらい細かかった。
    視野狭窄に陥る恐怖だけじゃなく、視界の端で現実が見えている感覚を描いているところが好き。

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    2026年03月14日
  • 風と共にゆとりぬ

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    めちゃくちゃ面白かった。特に初めてのアルバイトの話が面白すぎて、電車の中で読んでいたのに肩が揺れるほど笑ってしまい、それから笑いをこらえるのが大変だった。
    私はさくらももこのエッセイが好きで何冊も持っているのだが、この本の著者もさくらももこが好きだと知り、勝手に親近感が湧いた。同年代ということもあり、ところどころに出てくるボケや感覚がツボにはまり、最初から最後まで楽しく読むことができた。
    会社で嫌なことがあった日の帰り道、この本を読んでいると嫌な出来事を忘れられて、心が救われた。楽しい時間をありがとうございました。

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    2026年03月13日
  • 正欲(新潮文庫)

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    一言で言うと、「普通とは何か」だった。
    なんか内容が濃ゆすぎて上手く頭の中でまとまらないけど、その人の「普通」は他の人の「異常」なのかもしれない。誰もがどこかでは少数派。「普通側の人間」で居続ける方が実は少ないって事かなと解釈した。色々なことを考えさせられる本でした。あと、朝井リョウは、「人との繋がり」が作家人生の中での永遠のテーマなのかなとも思った。

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    2026年03月13日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    ネタバレ

    『結局皆、信じるものが欲しいんだと思います。特に、この社会は生きづらい、自分はこの世界に不当に扱われていると感じる人ほど。』

    結婚しなくても幸せなこの時代にーなどと言うフレーズが使われるほど現代はさまざまなコンテンツに溢れている。
    孤独や連帯感の欲求に、仕掛ける側が「推し活」と称してつけ込むのだろう。
    オンライン上でたくさんの人と繋がっているよりも、現実で1人でも多くの「私服でお茶をする友達」がいる方が真っ当に生きられるのかもしれない。


    ・小さな声で呟いてみる。すると、まるでキスをしたような形で、唇の動きが止まった。

    ・小さな声でそう呟いてみる。すると、起こりかけた小さな火を吹き消すよ

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    2026年03月16日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    どんなメンタルのときでも、明るくグフグフ笑って読める。
    朝井さんのユーモアが大好き。

    今後メンタルがきつい時に再読したいと思った。

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    2026年03月12日
  • 時をかけるゆとり

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    気軽に読めてなおかつふふふっと笑える本。
    学生時代にみんなが考える無謀な挑戦を本当に実行していて「あーこうやって朝井リョウが形成されていったんだな」って思えました。
    学生時代にこの本に出会えていたら私も、、と読みながら何度も思いました、、、

    面白い人生を送るなら何事も挑戦しないといけないな。と当たり前のことを再確認!

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    2026年03月12日
  • 正欲(新潮文庫)

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    作品を読み終え、不安とも何とも言えない感覚になる中、解説を読みある種の安堵を感じる。
    ただ、その安堵も自分は"そっち"側にいるという安堵なのか、はたまた不安に陥る。
    解説者がおっしゃる通り、非常に意地悪な作品だ。ただ、傑作だと私は思う。

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    2026年03月12日
  • 何者

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    面白すぎる!
    平成生まれの自分には、共感できる部分がありすぎる!
    就活を通して、生き方について学べた!
    それぞれの登場人物の考え方に共感!
    SNSの投稿で、何者にでもなれる!
    ありのままの自分を出せない人の気持ちがわかる。

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    2026年03月12日
  • 生殖記

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    終始ワール○トリガーのカノンの声で再生されていました。タイトルとは裏腹にマイノリティとかそういう難しい内容でしたが、生殖本能目線で書かれてあるので新感覚で読んでて楽しかったです。

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    2026年03月12日
  • 正欲(新潮文庫)

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    友達に「絶対共感できるよ」とおすすめされて読み始めた本。
    どんな本なのだろう、と興味津々で読み始めたけれど、これほど感情移入し没頭するとは思っていなかった。
    日常生活において自分はマジョリティ側だと自覚し、都合良く利用される「多様性」という言葉に嫌気がさしつつも、利用してきた私にグサリと刺さった。


    佐々木のセリフである
    「いつか何かのきっかけで、これまで築いたものなんて全部壊れるだろう」
    というセリフと
    夏生の
    「地球に留学してるみたいな感覚なんだよね、私」
    という言い回しが頭から離れない。
    私が抱えていた社会への違和感、形容し難い重苦しい感覚ををこの2人が上手に言葉にして照らしてくれたよ

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    2026年03月12日
  • 正欲(新潮文庫)

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    メモ
    「自分が想像できる多様性だけ礼賛して‥‥亅
    「どんな人間だって自由に生きられる世界を!ただしマジでヤバイ奴は除く」
    ヤバイやつ→自分の想像を超えてくる価値観をもつ人ら

    ひょえーーー
    知らない間にどっかで誰かを排除して傷つけていることを突き付けられる本

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    2026年03月10日
  • スター

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    理性のリボンで口をギュッと結ぶってすごい表現だよなぁ君たちはどう生きるかで宮崎駿が伝えたかったことを表現した作品にも感じた。
    沈黙が降るって表現かなり好みでした。
    以下本書を読み終えてですが、かなりいい本でした。単純な各業界の過熱媒体について問題提起してる、とかそういった単純な話ではなくどう咀嚼していくべきか、そもそも土俵が違うと言った視点、説得力もありかなり腹落ちしました。

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    2026年03月10日
  • 風と共にゆとりぬ

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    面白すぎ。本で笑うなんて初めてかも。何度も笑わされてしまった。
    私も旅行等ではトイレが近くにあるか、気軽に行くことができるかを重視しているところがあるので、同じ悩みを抱えている人がいることに感動。
    色々なことに挑戦して、面白い人生を歩んでるなあと。朝井リョウさんに会いたくなった。こんな友人が欲しい。

    エッセイは読者なのか?Twitterでよくないか?とか思っていた自分を殴りたい。こんなに面白くて読み応えがあるなんて!エッセイに対する価値観が大きく変わりました。

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    2026年03月10日
  • 風と共にゆとりぬ

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    バナナはお菓子に入りますか?と同じ温度感で、エッセイは読書に入りますか?と聞きたくなるくらい、本を読んでいるという感がなく、とてもとてもライトにサクサク読み終わり。

    第二部プロムナードの、主人公のあるべき姿というコラムがとても印象に残りました。
    主人公には客観性がない、という日々やり過ごしてしまいそうだけれども深い気づきを得られる人に私もなりたいなと思ったり。

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    2026年03月10日
  • 時をかけるゆとり

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    面白くて、ゲラゲラ笑えた。
    元気が出ない日も、1日の終わりにこの本を読むとちょっと明るい気持ちになれた。ありがとう。

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    2026年03月10日
  • 時をかけるゆとり

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    たまらなくおもしろかった!!!
    始めて読書中に声を出して笑った。電車で読まなくてよかった、、、と本気で思いました(笑)

    さくらももこさんのエッセイもニヤニヤしながら読んだが、
    本書もずっとニヤニヤしながら楽しませてもらいました(笑)

    朝井リョウさんのエッセイは初めて拝見しましたが想像していた感じの方ではなかった(いい意味で)です。この人が「正欲」なんてお話考えるなんて、、、と本当に意外な一面と言うか、新しい朝井リョウさんを知れた気がして、もっと好きになりました(笑)

    ゆとりシリーズ、あと2作もあるなんて楽しみすぎる!!

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    2026年03月10日
  • 時をかけるゆとり

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    「本の袖の著者紹介で遊ぶのが好き」と、ある媒体で語っていた朝井先生。
    真面目に経歴を書く作家が圧倒的に多い中、朝井先生は違う。
    「お腹が弱い」、「直木賞を受賞し一瞬で調子に乗る」、「バカ舌」等、代表的な作品名の間にちょいちょい個性を出してくる。
    こういう、大真面目にボケる、みたいなノリが、私は好きなのかもしれない。

    「モデル(ケース)を体験する」
    「黒タイツおじさんと遭遇する」
    「旅行を失敗する」
    「地獄の500キロバイク」
    が好きだった。

    「直木賞を受賞しスかしたエッセイを書く」
    には、食らった…としか言いようがない。
    とにかく読んでみてほしい。

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    2026年03月09日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    朝井りょうのエッセイ初めて読んだけど思わず声出しちゃうくらい面白くてびっくり。旅の話、そこに行った人になりたいから行くっていうの少しわかると思った。

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    2026年03月08日