朝井リョウのレビュー一覧

  • スター

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    質とは何か、価値とは何か。
    自分は何を大事にして生きているのか。
    そして、他者の大事にしているものを大事にできているのか。

    自分と他者(の見えているほんの一部分)を比べて、羨んで。
    これまでの自分の選択は正しかったのか考え、時には、間違えてなかったと思うための理由を探して、誰に責められた訳でもないのに勝手に苦しむ。
    そんな経験が誰しもあると思う。
    ちなみに、私はよくある。

    この本を読んで、私は今まで何てくだらないことをやっていたんだろう、と心がすっと軽くなった。
    そもそも、自分と他者を同じ土俵で比べられる訳がないのに。
    今していることの良いところを探そう、これまでしてきた選択を認めて堂々と

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    2026年02月08日
  • ままならないから私とあなた

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    私自身、「生産性のないものは意味がない」「何かに繋がらないのであれば無駄である」と信じ切り、見切りを早くつけることが正義だと思っていた節があった。この本を読んで、無駄を愛すことの大切さを突きつけられた。もっともっと、意味のないようなことを楽しんでいこうと思う。

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    2026年02月08日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    近年流行している推し活に、考えもしなかった新しい視点“メガチャーチマーケティング”。
    そしてどの登場人物にも全く感情移入出来ず、「私この人じゃなくて良かった」の連続。
    凄すぎる。大きな宗教にハマっていく女性とハマるように仕組む運営。何かを真っ直ぐ推している人にはおすすめ出来ない著書ではあるが、現代社会では敢えて視野を狭くし、自分の中で「これが正解だ」と言い切れる世界を見つけるしかないというのは幸か不幸か。
    何故朝井リョウは、毎回世間が気づきもしない新しいハテナを次々と提示し、自分じゃなくて良かったと思える登場人物を生み出すことができるのか。このまま3人の最後を見届けたかったと思ってしまっている

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    2026年02月07日
  • 時をかけるゆとり

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    これ絶対に電車とか静かなカフェで読まないでください。
    吹いちゃって大変なことになります。
    朝井リョウさんの大ファンになりました。
    他人の人生おもしろい。

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    2026年02月07日
  • GOAT Summer 2025

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    今回のテーマは悪。改めて悪は人間特有の観点であり、様々なストーリーを色付けする重要な要素であることを再認識させられました。今回も大満足

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    2026年02月07日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    これはスゴい!!!
    アイドルヲタクが描く、ヲタクの混沌。

    メガチャーチ・マーケティングという言葉を初めて聞きました。
    推し対象は教祖・ヲタクは信者。
    信者を増やして商売をするのが、推しを作り上げていく運営側。
    その両側の世界をこれほど壮大な話に仕上げてくるのは、さすが!の一言です。
    推しの物語にのめり込んでいく楽しさ、盲信する熱狂、のめり込むが故に起こる本質の消失…
    まさにヲタク側の心理。
    もうカオス!
    登場人物の内の1人、モデルは作者ですよね?!笑
    約440ページを一気読みしてしまいました。
    読み終わりたくなかった。笑
    ヲタクよ、目覚めるな…

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    2026年02月07日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    読み終わってしまった……ゆとりエッセイ三部作を。
    通勤中の癒しをひとつ失い、とても悲しい気持ちです。

    ああ、面白かった〜!

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    2026年02月07日
  • 正欲(新潮文庫)

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    ネタバレ

    この本の感想としてはおかしいかもしれませんが、非常にスッキリしました。一番共感できる登場人物が、寺井検事の息子さんだったからかもしれません。

    物語中盤まで、正直寺井検事の考え方が好きではありませんでした。一辺倒というか、極端というか。

    そこで奥さんである由美さんの「あなたの大きくまとめようとする考え方、不安になる」(ニュアンス)という発言で、「そう!それ!」と心の中で大きく同意しました。

    そして物語終盤、夏月さんと話すシーンで、やっと気づく、というよりも認め始めた寺井検事のようすが、気持ち良くてたまりませんでした。

    そう思う私も、何かしらのイデオロギーであり、「疑い続けるという正しさ」

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    2026年02月07日
  • 時をかけるゆとり

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    作家さんのエッセイというものを初めて読んだ。
    朝井リョウ先生の作品自体は読んだことがあるが、カッチリした文章という印象だったので、どんな方なのかなと言う興味もあった。

    結果、年代が近くで、要所要所であるあるを思い出させてくれて、ひとりで笑いながら読んだ。
    特にお母さんの話は、どの家でも面白いんだなと思った。
    若さゆえの体力任せの旅行やら、なんでもない事を文にする力が作家さんにあるんだなという気持ちと、作家さん言えどもただの人間なんだなという気持ちが生まれて良かった。

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    2026年02月07日
  • 正欲(新潮文庫)

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    自分の考えがわからなくなった、この世に正しいものはない 誰かにとっての優しさは誰かにとっての優しさじゃないかもしれない。 自分は、なんでそうなんだろうって考えてしまう。なんで受け入れる側にたってるのか。感情ぐっちゃぐちゃ

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    2026年02月07日
  • 風と共にゆとりぬ

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    ネタバレ

    天才です。エッセイも面白い。エピソードもさることながら、私には想像も及ばない角度から話を膨らませていく発想と巧みな表現がもったいなさすぎて、極限のバカバカしさが展開されていました。人によっては声に出して笑ってしまう可能性があり、少なくとも顔がにやけるなど何かしらの表情に出ることが予想されるので、読む場所は考えた方がよさそう。一方、装丁がおしゃれなので、むしろ積極的に電車等で読んで「あの人、おしゃれな小説読んでるんだなー」と思わせるのもよいだろうが、実際そうではないので、この場面を閻魔様に取り上げられたら…。

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    2026年02月07日
  • 生殖記

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    ネタバレ

    ほぼ一気読み。
    多様性という社会、そのものにもいろんな立場からいろんな思いがあるんだなと思った。誰がどの権利を持って、許してあげる?赦してあげる?立場になっているのか確かにそんなことは考えたこともなかった。自分も散々使ってきた「そういう時代だから」という言葉、これをこれまで構成してきたのも自分という自覚なかったなぁ…ほんところころ流行に乗せられて雰囲気でみんな生きてるのかも…と思った。他人の目線を気にして生きても仕方ないけど一方で全くないと緊張感がないという話もしっくりきた…
    この物語で1番面白かったのは颯と尚成の会話の部分でその中で出てきたこのフレーズ「否定系の意思表示って、誰にも見えないん

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    2026年02月06日
  • 世界地図の下書き

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    子供視点で話が進むので?読みやすかったです!

    辛いシーンがいくつもあるんだけど、力強くて、素敵な仲間がいるってところで、自分は救われました。

    乾燥描かなきゃと思って色々かんがえていたら、生きてく上では読んだ方が良い内容なんじゃないかと思ってきた。登場人物たちと比べると自分の悩み事は小さいことだけど、この先どうしたら良いかを考える上では必要なこと。

    未来はわからないから、きっと大丈夫。って思わないと人は進んでいけない。
    視野が狭くなると今あるところがこの世の全てだって思いがちだけどそんなことはなくて、一歩踏み出すことで変わる。
    何かに近づくし何かに遠ざかる、遠かったら近づけば良い。当たり前

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    2026年02月05日
  • 世界地図の下書き【電子特別版】

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    ネタバレ

    小さい子を育てているので、私たちがもし突然亡くなったら、と太輔にずっと感情移入していた。
    子どもらしく無邪気なのに、ちゃんと嘘をつける麻利
    虐待をする、子どもの前で男といちゃつくどうしようもないない母なのに、それでも好きで、ママが好きだから嫌いになるのが怖い美保子
    ずっといじめられ続けて、ずっとここにいるのも、でも転校するのも怖い淳也
    女神のように描かれているけど、実際はただの高校3年生、児童養護施設出身だから現実から逃れられない佐緒里
    伯母さんが離婚したから僕と一緒に暮らそうとしてる、と気づいてしまう太輔

    暖かい話、幸せな瞬間だけど、彼/彼女のこの先に待ち受けている現実が幸せになれるとは思

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    2026年02月05日
  • 正欲(新潮文庫)

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    ネタバレ

    多様性という言葉に覚えていたうっすらとした気持ち悪さが言語化されていて、気持ちよく読めた。
    八重子が気持ち悪く感じたが、大也と罵倒し合うシーンは確かに言っていることも理解できて、一つの部分だけでその人を判断してはいけないと思った。最後まで八重子は好きになれなかったが。結局私も自分の正欲に突き動かされているだけなのだと思う。

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    2026年02月05日
  • 正欲(新潮文庫)

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    ドキッとする描写が多かったです。そういう風に考えて行動してるのも朝井先生にはお見通しなのか〜と思うことが度々ありました。

    あとは、感想を書くのも烏滸がましいくらい刺さるものがありましたとだけ書いておきます…!本が付箋だらけになりました。

    (追記)
    4人に共通するものが首絞めとか風船とかならまだ生活で触れる機会が少なかったですが、実際は誰しも生活にかかせないアレでした。私は、今後アレに接触する度に「〝多様性〟について考えさせられるスイッチ」みたいなものを朝井先生によって脳内に埋め込まれたような気持ちです。

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    2026年02月06日
  • 何者

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    とても面白い、の一言では片付けられない。朝井リョウさんの人間観察力には心底驚かされた。高精度すぎる観察力ゆえ、登場人物の解像度がリアルすぎて、これまでの自分の愚かな行為や考えを何度も思い出される羽目となった。他人の不格好な努力を、まるで観客席に座っているかのような態度で分析して、嘲笑する。その上、自分はいつか他人とは違う特別な「何者」かになれると思っている。そんな主人公が何度も自分と重なり、その度に心が抉られた。自分はまさに想像力のない人間だったんだと思い知らされることになった。就活前にこの作品に出会えて本当によかった。

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    2026年02月05日
  • 何者

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    毎度思うが、著者は現代日本人は何を考えているか?を言語化するのがうますぎる。共感がすごい。

    本作も素晴らしい切り口、表現だったが、読み進めるうちに自分ごとかが進み、辛くて惨めな気分になっていく…そんな読書体験だった。
    自分の中に隠していた黒い感情が、引っ張りあげられて、晒されて、批判されて、最後は裸で放置されたような気分。そして、どうしようもないくせに、誰かに救ってもらいたいと思ってしまう。
    それがまた惨め。

    特に心に残ったポイントの備忘。

    人は何者かとして承認されるために、頑張って、表現する。その過程を20,30点でこまめに表現できる人間もいれば、その過程は見せず完成した100点の状態

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    2026年02月04日
  • 正欲(新潮文庫)

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    仕事柄、多様性やダイバーシティ、インクルージョンという言葉をよく使う。
    自分は多様性をある程度理解していると思っていたし、多様性を尊重する社会の考え方にも共感していた。

    けれども、この本を読んで、私は理解していると思い込んでいるだけだったなと思わされた。
    多様性を尊重する、受け入れると言う考え自体が上から目線に思えて、八重子と自分を重ねてしまった。

    一方で、私自身もある領域においては少数派で、自分だけが取り残されているように感じている。そのことに関して劣等感を感じたり、周囲からの見られ方を気にする時もある。
    この悩みは自分と同じ状況の人にしか分からないと思うし、分かった気になられても嬉し

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    2026年02月05日
  • 少女は卒業しない

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    一つの時間軸で各人の物語をかいていくこの人の小説すき
    各編での人物の心情、行動がリアリティあって面白かった

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    2026年02月03日