朝井リョウのレビュー一覧

  • イン・ザ・メガチャーチ

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    Audibleで視聴。推し活文化をよくぞここまで解像度高く描いたものだと感動しさえした。物語に熱狂する者、熱狂を仕掛ける者、そして熱狂に呑まれ堕ちていく者。それぞれの立場から、現代の推し活の奇妙でグロテスクな様を描いている。なぜ「イン・ザ・メガチャーチ」なのかも後半で明かされるが、なるほど確かに。その後彼らはどこに向かっていくのだろう、いつかその熱狂から覚めたときに何を思うのだろう…と思いを馳せずにはいられない。

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    2026年07月31日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    (2026年本屋大賞受賞)

    p185 国見さん
    「神がいないこの国で人を操るには、"物語"を使うのが
    一番いいんですよ」

    「推し活」を仕掛ける側、熱狂して推し活する側、推し活をかつてしていた側の視点から語られていておもしろかった。"なにか"とか"誰か"にハマり出したときって、視野が狭まっていくけど、本当はそんな風にハマる仕組みを仕掛けてくる側によって操られてるんだろうか?ってなる。
    仕掛ける側となる久保田さんが語り手は読むのおもしろかった。国見さんが一番印象に残ってるキャラ。

    【刺さった言葉】

    p23 久保田さん
    コミュニティ

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    2026年08月01日
  • 正欲(新潮文庫)

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    放っておいてほしい側の人間としては刺さりすぎて辛かった。朝井リョウには世界の人間がどれほど解像度高く見えているのだろう、怖くなる。

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    2026年07月31日
  • スター

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    誰かの悪いところを指摘するのではなく、自分のしていることのいいことを言えるようにしたい。自分のしたこと、作ったものに対してどんな受け止められ方をするかはわからない。でも、自分だけはそれに対して胸を張れるように生きていこうと思えた。

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    2026年07月31日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    令和最新版「暇と退屈の倫理学」補論、といってもいいんじゃないかな。ファンダム(ファン+キングダム)経済を、作者の朝井リョウさんの持つ「大きな物語を喪失した現代」の文脈で描く。この大きなテーマ自体は以前からなんとなく理解できてたと思うが、今はさらに「これって現代人の抱える暇と退屈の病理なんだな」って視座が持てる。そう、読書によって視野が広がっているんだ。そして、そういう風に視野が広がり、環世界を移動したからこそ、以前より暇と退屈に苦しむ人たちをみてると苦しくもどかしくなる。これも視野が広がることで得る新たな苦しみのひとつだろう。
    そして、なんでこう苦しい物語なんだろう、という問いにも、上掲書籍に

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    2026年07月31日
  • 時をかけるゆとり

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    面白い!
    朝井リョウがもっと好きになった。
    友達になりたい。学生時代にこんなに色々な経験ができたら楽しいだろうな〜と思いながら読みました。

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    2026年07月30日
  • 時をかけるゆとり

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    電車で読んではいけない、危険!
    大爆笑エッセイだった。さすがの文才。
    大学時代の話。
    この人はコメディを書くべきだと思う。
    他2冊も絶対読む!

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    2026年07月30日
  • 正欲(新潮文庫)

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    面白くて慌てて読んだ。
    性的な倒錯のある人間、その人を理解したいと思う人間、そういうのがあるとも想像しない人間など、様々な視点から語られる。研ぎ澄まされた言葉と概念の連続。これはすごい。
    日頃の生活で何を語るにしても、本当に無意識に誰かを傷つけてるんだろうなと思った。家族がいること、何にしても。だからといって何も語れないというわけではなく、大事なのはスタンス。八重子は立派だよ。

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    2026年07月30日
  • 生殖記

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    1年以上前に、第1章だけ読んでいた本作をようやく!
    オーディブルで聴いたので「しょうせい」をずっと「小生」だと思ってました。作中でもあったようにに、日本語って一人称多すぎ〜〜!
    「尚成」なんだね。

    斬新な語り手すぎるけれどこれが中々面白く。今度は文字で、視覚から本作を読もうっと♪

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    2026年07月29日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    今回もめちゃくちゃ笑った。読みながら一人で夜中に笑うなんてホラーすぎるが笑わずにはいられない。
    朝井リョウさんはギャルと2丁目の人々を足して2で割った感じがする。
    言語化力と恥さらけ出し力が高く、空気を読まずに嫌なことは嫌ですと相手が誰であれ言っちゃうあたりが。もう素敵。大好き。

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    2026年07月29日
  • 何者

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    別に何者でもないのに、自分を何者かのように描かないと成功しない就活。
    私は最近就活を終えたが、就活しているところとか、エントリーシートとかを周りの友達にあまり見られたくなかった。おそらく友達に見せてる顔と、就活のために作り上げた顔が違いすぎたからだろう。かと言って就活でありのままの自分を見せたら、選考には落ちてしまう。対した経験も資格もないのに、どうにか踠きながら自分を何者かに見せないといけない。そんな就活って、自分が埋もれないように、「私すごいでしょ」ってアピールし続けるSNSとすごく似ている部分があるのかもしれない。SNSで、自分のいいところだけ、見せたいところだけを見せるのが上手なこの世

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    2026年07月28日
  • どうしても生きてる

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    他人は幸せそうに暮らしているのに、自分だけが苦しみながら日々を送っている、そんなふうに感じてしまう時に自身を戒めるために本書を繰り返し読みたい。みんなそれぞれ心の中にはドス黒いものを抱えているという現実を突きつけてくれる作品。決して自分だけがしんどい思いをしているわけではない。みんな苦しみながら悩みながら、なんとか、どうにかして生活をしている。SNSで見るキラキラした生活の裏には、きっと想像を絶する苦悩があるのだろう。六編すべての登場人物を嫌いになることはできないと感じた小説だった。

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    2026年07月28日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    めちゃくちゃ面白かった!
    さくらももこのエッセイが元々好きなのだが、朝井リョウさんも好きだとは。
    面白いわけだ。
    続編も是非描いてください!

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    2026年07月27日
  • 生殖記

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    「監視カメラ」は的を得ていた。何の疑いもなく会社の発展のために仕事をしてきたが、本当はそうではないかもしれないと。監視カメラがあるから、そうすることが正しいからと思いこんでいただけかも。だからといってそれをやめることはないけど。

    自分は共同体感覚を強めることで幸福度を増すというスキームに知らずに乗っかっていたなと感じた。主人公の尚成はそうしなかったけど。

    自分は起伏のない平凡な人生がいい。これ以上頑張って何かを成し遂げようという志もない。波風を避けてなるべくそれを受けない環境を整えて過ごす。お金もあまり使わない。釣りと読書、たまに料理で充分かもしれない。友達もいらない。飲み会でも飲めないし

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    2026年07月28日
  • 正欲(新潮文庫)

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    マイノリティは必ずといっていいほど差別される。マジョリティは差別していることにすら気づいていない。自分と違う者を排除しようとする。

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    2026年07月27日
  • 時をかけるゆとり

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    ネタバレ

    特に好きな章は「21 直木賞を受賞しスかしたエッセイを書く」でした、ここだけはクスッとしながらもすごくじんわりあったかくなる章でした。

    ・宿に電話をすると、「玄関のドアの鍵は開けっ放しだし部屋の鍵はフロントに置いておくから、いつ帰ってきても大丈夫」という、セキュリティ面から見ると全く大丈夫ではない返事をいただいたので、私たちは二次会をたっぷり楽しんだのち、海に向かった。テトラポッドのすぐ近く、石垣の上に並んで寝転がり、皆で星を見た。島の空はとても澄んでいて、まるで海の底が見えるみたいに、天の向こう側が見えた。

    ・「寝不足で逆に元気」という最も腹の立つ定説を布教していた馬糞のような学生であっ

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    2026年07月27日
  • 何者

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    朝井リョウさんの本はこれが初めて!
    本屋大賞とれたてのメガも気になるけど、あまりにも分厚くて怖いから、まずは読みやすそうな『何者』から!

    まず面白かった!!!
    朝井さんの本は人間味を抉ってくるみたいな話を聞いたことあったけど、まさにそんな感じ。
    視点が鋭くて、わーそれ言語化するのかキッツ!みたいな場面が多かった。

    ここからはこのお話の感想↓
    私は転職活動をした時に周りのレベルの高さと自分を比べて焦ったり、それが故に自分を大きく見せようとしていた時期があったから、読んでいてすごく抉られる場面が多かった。

    あと、人を観察することは悪いことじゃないとも思った。人や物事を客観的に見る力は大切だと

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    2026年07月27日
  • 時をかけるゆとり

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    朝井リョウさんの文章ってなぜこんなにも惹き込まれるのでしょう…すぐ2冊目も買いました。
    人生を人生ゲームのように捉えて書いたエッセイはもはや「「小説」」やん!!ビバ文才!!!カッコよすぎ〜!

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    2026年07月26日
  • 生殖記

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    読み終わって思ったのは、
    これは集団?群衆?社会?に対する作者の考察。

    朝井リョウのエッセイのようなポップな文体で、社会に対する考察が書かれているから、私は「なるほど、こんな考えもあるのね〜」と楽しく読めた。

    「私」の脳内再生音は朝井リョウの声だった笑

    朝井リョウはどうして、こんなにもマイノリティ側の葛藤やもどかしさ、やるせなさを文章に落とし込めるんだろう…。

    ミソは小説って部分で、どこまでも「主人公はこう思っている」と読めるところ。「それに属する人の全てがそうではないよ」と読める。

    異性愛者個体全てが、共同体の発展を願っていないわけではない。ただ、尚成という個体は、家族、学校、友人

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    2026年07月26日
  • 何者

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    社会人3年目公務員の私は、就活未経験ということもあり、「内定」をもらうことの大変さを知りません。だからこそ、登場人物5人が内定をつかみ取ろうと見えないところで必死になる姿にハラハラしました。
    ただ、最後の最後で新事実が発覚し、頭の中は「ん、?!?!」と混乱。そして、自分の首根っこを掴まれ、鏡を見ろと言わんばかりの言葉の数々。実は自分が無意識に主人公と同じ視点になっていた事に気付かされる今までにない面白い本でした。


    きっと「何言ってるんだこの人?」と思うかもしれませんが、読んだら分かります。そして、いろんな人の感想を見ても、「みんな面白いとか言ってるけど、どーせつまんないし。」と思って手に取

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    2026年07月26日