朝井リョウのレビュー一覧

  • 生殖記

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    読む手が止まらないという言葉通り、先が気になって仕方がなくて一気読みしてしまった。衝撃が強い。同性愛者を扱ってこんな展開になるなんて、朝井さんの脳内はどうなっているんだ。

    『正欲』の時から変わらず、朝井さんは大衆や多様性に敏感でかなり遠くから見ているなという印象。結構皮肉的に描きながらも批判文ではなくて、ただ風呂敷を広げてみせてそれを読んだこちらの思考を問うような終わり方だったと感じた。研究論文読んだ後のような感覚。

    『正欲』の後本作を飛ばして『イン・ザ・メガチャーチ』を先に読んでいて、朝井さんの「二部作のような感覚」というコメントがずっと気になっていたのだが、「仕事でも家庭でも社会貢献活

    0
    2026年07月05日
  • 正欲(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    人は結局人と繋がらないと生きていけない生物だなあと。
    「明日死んでも良いように生きなさい」というフレーズがあるけど、それにいつも懐疑的で「明日死なないように今日をどう生きるか」じゃないのかと思っていたので、なんとなくそれを肯定された気分になった。
    にしても、朝井リョウはなんでこんな話が思いつくんだ、、、
    朝井リョウは人という生物を分かりすぎてる、、
    それなのに自分自身は頻尿という、なんとも人間らしくて好き。
    あと、朝井リョウの小説には後半に必ず男女の口論があるのだろうか?笑

    0
    2026年07月04日
  • 風と共にゆとりぬ

    Posted by ブクログ

    前作『時をかけるゆとり』に続き、この本も電車で読んではいけません。
    私はうっかり電車で読んでしまい、笑いを堪えるのに必死。完全に変な人でした。
    特に「大好きな人への贈りもの」が面白すぎました。今感想書くために少し読み返しただけて、笑えました。
    作家のプロだから当たり前なのかもしれませんが、日常に対する観察やツッコミ力があるから、こんなに面白く書けるんでしょうか。

    0
    2026年07月04日
  • 生殖記

    Posted by ブクログ

    「生殖し次世代を残さないヒトは生きている意味はあるのか」
    「正欲」はもやっとしたけど「生殖記」は少し“しっくり”きた。お堅そうな装丁とは一変ストーリーテラーはまさに「生殖」の記という斬新さ、しかも語り口調はお調子者。それが付いてる本体は同性愛者で自ら異端である事を自認してうまくこの世で立ち回る術を探し続けている。生殖としてのお調子者でなくただ単に性格がお調子者な様子なので、お堅いとおもって手に取った人はあまりの斬新な設定に何か違うと思いそうな本である。でも大元は「生殖し次世代を残さないヒトは生きている意味はあるのか」というテーマで、それをわかりやすく書いてる。そもそもヒトはそこに生きてるという

    0
    2026年07月04日
  • 何者

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    面白かった…!!
    初めは、いきなり主人公がSNSに色々載せる人に対しての批判から始まるから、「アァ…」って私にドンピシャで槍が刺さってたんだけど、途中から私も共感できるような批判を友人にしだして、「わかるわかる〜!!^^」って楽しく呼んでたのに、最後に主人公諸共、特大ブーメランで私の心をズタズタにされて終わった、、、
    友人同士の会話とかの書き方がやっぱすごく面白いし、なにより一人一人の人間のキャラが本当にリアルに作られてて、いるいるって感じで脳内でドラマを再現しやすいのが本当に楽しい
    (その分やなことがある度に私の心のダメージも大きいけど!)

    「想像力が足りない人ほど、他人に想像力を求める。

    0
    2026年07月04日
  • もういちど生まれる

    Posted by ブクログ

    作者の爆笑エッセイを読み、ラジオを聞いて朝井リョウさん像があるにも関わらず、作品を読んでも作者は見当たらない。そこにはちゃんと登場人物がいる。
    何よりも好きなのは、自分が主人公になったと錯覚するほどの心理描写文。その時々の気持ちによって、風景を見てどのように感じるのか全然違う「それ」を見事に書いて閉じ込めているようで好き。
    短編小説だけど、登場人物同士に関係性があって、ある小説では「クール」な女性として描かれている子が、主人公になった小説では葛藤を抱いていたり…それぞれ世界をどのように見ているのかを経験できる作品で好き。

    1番心に刺さったのは「もういちど生まれる」。
    ストーリー性がいいのはも

    0
    2026年07月03日
  • スター

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ありがとうございました。
    最後の千紗の言動がすごいな。ずっと影を潜めてたけど、尚吾との距離が遠くなってて、それはそもそもの二人の距離のせえで、そして彼女はそこに問いと答えを持ってて。読んでてゾクゾクした。

    それまでも特に195ページ以降、浅沼と尚吾、絋とMOVE社長、占部と尚吾、泉と尚吾と絋、鐘ヶ江監督と尚吾。これらの対立、対話が話そのものの本質、「状態と中身」であり「あるものをないものに、ないものがあるものに」だった。

    尚吾と絋が映像作ってフィニッシュかと思いきや全然そうじゃない。むしろ最後の千紗の言動に打ち砕かれる。

    最近同じように感じていたのが、AI。作詞作曲してもらって配信をして

    0
    2026年07月03日
  • 何者

    Posted by ブクログ

    私は何者でも無いし、何者にもならない。
    ただ世界の傍観者として、静かに生きていきたい。

    生きていると、そんな「傷つかない場所」に辿り着くことがあると思う。

    だけど、『何者』という小説は、そんな場所にようやく辿り着いて、息を潜めていた私の魂を、容赦なく引っ叩く作品だった。


    私も「何者」かになりたいに決まっている。
    でもその為に必要なもがきは、私の心を容赦なくずたずたにする。常人には到底耐えられない呪いがかけられている。

    カッコ悪い自分を外に出しまくって、たくさん悪口を言われて、その分たくさん褒めてもらえることもあって、泣いたり笑ったり感情をたくさん外に出して、そんなこの世界の、冷静にな

    0
    2026年07月03日
  • 生殖記

    Posted by ブクログ

    なんとも言い難い…
    終盤までは、私の物言いやツッコミが面白いし、ヒトについてグサグサ言うのも面白いしーー
    と楽しく読んでいたら!
    終盤!!!!
    そんなことが!!!
    なかなか考えさせられるお話だったな

    0
    2026年07月02日
  • 時をかけるゆとり

    Posted by ブクログ

    めちゃくちゃおもしろい!!
    何もする気が起きない時でもこれだけは読める。
    自分に起きた悲劇を俯瞰して喜劇にするのがうますぎる。

    0
    2026年07月02日
  • 何者

    Posted by ブクログ

    面白かった。でも感情と思考が追いついていない!

    少しずつ読み進めていこうと思ってたのに先を知りたい気持ちが溢れ出まくってしまい、買ったその日に読み終わった。勢いのままページをめくりまくったので、じっくり味わうように読めてはなかったと思うけど、それでも感じるものがあった。現実では目を背けたくなるような思考回路を何もかも暴かれたし、自分に向けられた言葉のように思えてしまって、良いとか悪いとかではないよく分からない感情になっている。大学3年生の今、就活生という立場でこの本を読んだつもりだったけど、就活を抜きにしても見てられない自分に改めてご対面してしまった感じ。良いとか悪いとかではないんだが。会話

    0
    2026年07月02日
  • どうしても生きてる

    Posted by ブクログ

    面白かった!
    やっぱり短編集は最初の話が一番面白い気がする
    登場人物の精神描写がとにかくリアルで良い

    病んでる人は読んだほうがいい、共感できるところがたくさんあると思う

    0
    2026年07月01日
  • そして誰もゆとらなくなった

    Posted by ブクログ

    とうとう3作目も読み終わってしまった。MOTTAINAI!!

    大人になんてこんなにう◯こで笑えるなんて、幸せだと思った。低俗なエピソードを一流の文章で読める贅沢な読書体験でした!大好き!!またのエッセイをお待ちしております!!!

    0
    2026年07月01日
  • 桐島、部活やめるってよ

    Posted by ブクログ

    スクールカーストの上位にいても、自分の軸がなく、常に他人の目を気にしながら生きることの空虚さ。一方で、周囲からダサいと思われても、自分の好きなことに本気で打ち込める人の強さ。その対比がとても印象的だった。

    高校生の頃は楽しかった思い出も多いけれど、同時にどこか生きづらさもあった気がする。学校が世界のすべてのように感じられて、未熟で残酷な価値観の中で仲間外れにされないよう無意識に周囲の目を気にしていた。この作品を見て、そんな当時の息苦しさを思い出した。

    0
    2026年07月01日
  • そして誰もゆとらなくなった

    Posted by ブクログ

    2026.41

    朝井リョウさんのエッセイが面白いと聞いて。

    いや、面白すぎる…!
    こんなの腹がよじれるほど笑ってしまうよ
    電車の中じゃ読めないよ
    本当に声出してケラケラ笑えるエッセイだった
    それって文章で可能なんだ、衝撃

    3部作の3冊目が一番タイムリーだろうと
    これを最初に読んだけど
    絶対に1冊目から読んだほうがいいと思う
    (なぜなら1冊目、2冊目からの繋がりが多いので)

    ということで私はまた他の本を読んでから
    1冊目から買いたいと思います

    大好きです

    0
    2026年06月30日
  • 時をかけるゆとり

    Posted by ブクログ

    星5以上つけたいくらい。
    本当に面白かったむり、エッセイでこんなケラケラ笑えたの初めて
    出てくるエピソードも文章も小ギャルみたいでかわいい♡言葉のチョイスおもしろー!そんな事するの変な人ー!って笑わせられたと思えば、豊かな感性に感動させられる部分もあってこれぞ求めてたエッセイ!!!♡ もう第2弾のエッセイ買った楽しみ

    0
    2026年06月30日
  • そして誰もゆとらなくなった

    Posted by ブクログ

    前作に引き続き大変楽しませていただきました。
    個人的にはさくらももこさん以来のエッセイの大ヒット!

    声に出して笑ってしまった部分も多く、一編一編が面白すぎる…

    柚木麻子さんってそんなに面白い方なんだと知りました。彼女のエッセイも読んでみたい!

    0
    2026年06月30日
  • 世にも奇妙な君物語

    Posted by ブクログ

    ご本人もおっしゃっているように朝井版『世にも奇妙な物語』後味の悪さや不気味さなども取り入れつつ、でもそこにはちゃんと朝井リョウさんの足跡がしっかりつけられている5話短編集。1話がそんなに長くないので寝る前に読むのも良いかもね。

    0
    2026年06月30日
  • 少女は卒業しない

    Posted by ブクログ

    一つの学校での生活を切り取っている。
    青春。
    恋、友情、後悔、さまざまな想いが書かれていて、頭の中で映像が流れてくる。

    ベスト3
    エンドロールが始まる
    在校生代表
    四拍子をもう一度

    中でも在校生代表がぶっちぎりの1位
    このような小説もまた出してほしいな〜

    0
    2026年06月29日
  • 桐島、部活やめるってよ

    Posted by ブクログ

    情景描写や目に見えないものを表現する言葉がいちいち綺麗。
    沢島亜矢〜菊池宏樹が特に好き。
    「不恰好な蝶々結びがふっくらとした母のお腹の後ろを飛んでいる。」

    0
    2026年06月29日