朝井リョウのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
木こり?笑
このエッセイを読み始めて、読者が一番最初にクスッと呟いてしまう言葉ではないでしょうか。
本作も前二作品と同様に、大変面白いエッセイでした。
お気に入りのエピソードは
「空回り戦記〜説明会編〜」
「精神的スタンプラリーin北米」
二つとも声を出して笑ってしまいました。
自分の目の前で、その出来事が起きていて、それを体験しているかのような没入感がありました。
朝井さんは、スタンプラリー感覚で自分が人生の中で経験しておきたいと思うことにチャレンジする圧倒的な行動力の持ち主だと思いました。
「人生に一度は!」と思いつき、南米や北米に行ったり、催眠術師の会に行ったり、ホールケーキを19 -
Posted by ブクログ
大好きリョウアサイ!!!
ゆとり3部作の2作目まで文庫で購入してしまっていたため、文庫での発売を待ちに待っていました!
これは絶対面白いと分かっていていて読むのに、その期待を超えて笑かしにきます笑
通勤中も仕事の休憩中もニヤニヤ読ませていただきました。
私にとって文章で声が出るくらい笑うという初めての経験をくれたシリーズです!
疲れて物語が読めないとき、何も考えたくないとき、そんな時でも読めて、笑えて、元気が出る本です。
ずっと本棚に置いておきます!笑
浅井さんは凄いスペックをお持ちなのに、そう感じさせない振る舞いなのも、けっこう大変な体質をお持ちなのに色々な事に挑戦されるのも、凄いなぁ -
Posted by ブクログ
めっっっちゃくちゃ面白かったーーー!!!!!面白すぎてページを捲る手が止まらず半日で一気読みしてしまった。
今年自分の中で推し活とファンダム文化の解像度が爆上がりしたこともあり、面白いし滑稽だし可笑しいしでゾワゾワした。
Xで見たなぁこういうオタク、がいっぱい出てきたが、もし私が推し活の当事者ではないまま読んでいたら、登場人物たちを嘲笑の対象として、もっと引きながら読んでいたと思う。
多少強引に感じる展開もあったけど、孤独、自他境界線が曖昧、低賃金など生活基盤が脆い、のどれかに当てはまる人は、推し活が危ない方向にいきがちなのは、この1年弱界隈を観察していて実感しているので説得力があったな。
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Posted by ブクログ
ネタバレ私が生きてて疑問に思ってたことを言語化してくれて、スカッとした。人助けはその人のため、その人の生きがい、死にがい、生きてるための理由。人助けされてる人はそれに利用されているだけ。でもこんなことに気付かずに人助けしたり、されたりする人生がよかったなあと思ったり。ここで終わっちゃうの!ってなったり、逮捕されちゃったり、報われなかったり、続きが気になるけど、それでこそその人の人生ってことなのかなあ。私は生きがいも死にがいもないから、雄介みたいに無理矢理でも見つける熱量があるのは羨ましい。地味に礼香の職場体験の時の一言一言が核心をついてて、読んでいて辛かった。
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Posted by ブクログ
今年、業務量のあまりの多さに、押し潰されそうな日々を送っています。頼んでくれた人のため、社会のため、と思って倒れそうになりながら奮闘していますが、、、本書の「ハートの2」を読んで、なんと自分は偽善的でカッコつけだったのだろうと、なんだか笑いたくなりました。むつ美が「誰かのため、という前提で行っていた物事は全て、自分のため」と気づき、生きるのが楽になったシーン。私もすごくスッキリしました。頑張ってる業務は人のため、ではなく褒められたいという自己承認欲求を満たすため、迷惑かけないため、というより怒られたくないため。まぁ、自分でも気づいてはいたのですが、それが言語化された本を読んで、それでいっか!と
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Posted by ブクログ
若者たちがそれぞれの生き方を模索しながら、それまでに積み上げてきた経験、培ってきた性格、未来への想い、友人との確執や 時に嫉妬。
そんなものをとても巧みに操って、一人一人の生き方を描きだしている。地下鉄で語り合うみずきとタクトの様子は、東京の地下鉄の情景と、二人の思い、会話を巧みに混ぜ合わせていて、その風景が浮かぶ。うまいなあ、思わずつぶやいた。
就活という一斉に飛び出して、まるで玉入れ競うような勢いと共に、だんだん方向が変わっていき、時に大きな息をすいたり、吐いたりしながら、SNSやパソコン、携帯の上だけで、自分を隠すように飾る。友人との溝、本音を言えないままに、離れていく心と心ーひりつく