【感想・ネタバレ】スターのレビュー

あらすじ

新人の登竜門となる映画祭でグランプリを受賞した尚吾と紘。二人は大学卒業後、名監督への弟子入りとYouTubeでの発信という真逆の道を選ぶ。受賞歴、再生回数、完成度、受け手の反応──プロとアマチュアの境界線なき今、世界を測る物差しを探る傑作長編。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

おもしろかった!どうなるのか気になった!
ラストの後もどうなるなか気になるなー

お互い、お互いが持ってないものを欲してて、
みんなそうなんだろうなと思った

0
2026年05月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

確かに電車とかの時間で動画類を消費してるなあ。見たいものを探してみることもあるけれど。映画館に年1アテもなく行くのも私は好き。
騙されていたい気持ちもすっごいわかる。個人的には娯楽はそれで良い。
うまくまとまらないけど色々考えてしまったーー
みんなの今後がきになるよおお

0
2026年04月03日

Posted by ブクログ

章ごとに共感できる部分があって、ちょくちょく読む手を止めては一人でぼーっと創作について考えてしまった。そのとき思ったことを書き留めておけば良かったなーと少し後悔。

小説や映画を見た後、ときどき「自分だったらどんな作品を作ろうかな」と考えるけど、毎回行動には移せない。それはおそらく、怖いからなんだろうなとこの作品を読みながら思った。もし心血注いで作った作品が見向きもされなかったら。もし一時注目されたとしてもすぐに忘れ去られたら。そういうことを考えてしまっているから一歩が踏み出せないんだなぁと。
『中身より状態を見てる』というセリフを見たとき、結局自分は作品の内容とは別にその作品がいかに評価されるかとか、自分自身はどういう評価を受けたいかみたいな余計なことも考えてるなと耳が痛くなった。

作り手と受け手の距離感が無いに等しいほど近くなった現代においての「創作」について深く切り込んだ作品で、読んでいてすごく面白かった。
次回再読するときはメモしながら読む!

0
2026年03月29日

Posted by ブクログ

面白くて読みやすかった。
時代は変わり価値観も変わるけど、周りを気にしつつも自分の信念というか根元にあること、見つめ直したくなりました。流されやすいので。

0
2026年03月26日

Posted by ブクログ

時代の変遷とともにプラットフォームの在り方も多様になり、従来の在り方を尊重する立場と新しい場で活躍する立場、それぞれの苦悩が同じ考えに帰結するといった対話を通して葛藤や悩みが昇華されていく様が面白かった。

相手に対しての意見を自分に当てはめた時の落ち度や矛盾からの改め方、価値観の擦り合わせの過程が良かった。

0
2026年03月16日

Posted by ブクログ

世間への発信方法が多様化してきている中で、人それぞれにとってのトップスターは大きく変わってきている。逆に言えば誰もがトップスターになり得る可能性を秘めているということだ。そんな世の中に適応せざるを得ない状況に、2人の映画監督がどう向き合っていくか。その過程を描いた物語。2人とも譲れないものを持つ中で、厳しい現実にぶち当たって、様々な葛藤の中で折り合いをつけていくそんな過程が見ててとても面白かった。

0
2026年05月10日

Posted by ブクログ

タイトルのスターから表舞台に立つ側の話かなと想像して手に取ったが、映像に携わるふたりのストーリーだった。

大学時代にふたりで監督をした映像で賞を取ったふたりが、ひとりは尊敬する監督のもと映画制作の世界に、ひとりはYouTubeの世界に入って社会人として歩き出した。映像といっても異なる世界の対比を描きながら、変化する時代と質と価値をどう捉えていくのか。映像メインで、少し料理界の話もでてくるけど、特定の分野に限らず、どの分野にも当てはまることなのかなぁと感じた。

この社会をどう捉えて、自分の価値観をどう作っていくのか。社会に出たばかりのふたりではないけど、いくつになってもしっかりした軸を作るのは難しい。

0
2026年05月06日

Posted by ブクログ

SNS時代における質と価値のあり方がテーマのお話。

特別な才能があるわけではない人でも、日々の発信の積み重ねによって誰かにとってのスターになり得る。かつては限られた人だけがスターと呼ばれていたが、今はそれぞれのコミュニティの中で輝く存在が生まれる時代になり、閉じた空間の中であっても、そこに確かな価値を見出してくれる人がいれば、その人は紛れもなくスターなのであるということが書かれていました。

本来比べられないものを同じ土俵に載せて、どっちが優れていて、こっちは劣っていると比べ続けていると許せないものが増えてきてしまう。
誰かにとっての質や価値は、その人自身にしか判断できないものである。

自分にとっての大切なものを改めて見つめ直したくなる作品です。

0
2026年04月29日

Posted by ブクログ

面白くて一気読み。現代のコンテンツ産業で起きていることを洞察しつつ、コンテンツ産業に限らず仕事一般にも通じそうな話。

0
2026年04月27日

Posted by ブクログ

ものづくりに携わる2人の葛藤を描く物語。心のざわざわに折り合いをつける美しさと、その中でも信念を持って取り組む姿勢は非常に素敵だった。ストーリーの魅力よりも、人の心情の機微の表現に重点を置く朝井作品の真骨頂だった。

0
2026年04月23日

Posted by ブクログ

物事に対する向き合い方の違いが、人の心がよく現れる人間関係の距離感とともに描写されており、思考の成長とそれに伴う気持ちのぶつかり合いを味わうことができた。

0
2026年04月22日

Posted by ブクログ

「自分がいろんなカルチャーを好きな理由ってここにあるんだよな〜」と思えるようなフレーズが中盤くらいにあり、そのあたりから割とすらすら読み進められた。
さまざまなコンテンツに触れるための媒体が多様化し、消費速度もみるみるうちに上がり続けていく現代で、作り手は何を大切にすればよいのか。日本でも有数の映画監督に弟子入りした尚吾と、YouTubeでの発信を行うことにした絋という二人の主人公の葛藤や学びを通して、受け手である我々にも疑問を投げかけてくる構成がとても良かった。
めまぐるしくモノの価値基準が変わっていく世の中で最終的に信じられるのは自分の心だけ。自分がここまでの人生で触れてきたものすべてがこれからの自分の指針となっていく。いち受け手としても、周囲やSNSでの反応に気を取られずに自分の心でコンテンツに触れる姿勢を大切にしていきたい。

0
2026年04月17日

Posted by ブクログ

価値観の変化が目まぐるしく変わるこの時代に、
自分はどういう判断基準を持つのか


発信する側にも受信する側にも心があること

紘のように受信する側の人間がどう捉えるのか、
ということはずっと大事にして生きていきたい

0
2026年04月13日

Posted by ブクログ

現代をよく表してるなぁと感じた。昔は映画館にいって品質のいい映像を見て満足するというのが定番だったけど、ここのところは品質よりも無料で気軽に見られることに重きを置いているような気がする。その方が再生数は多いかもしれないけど、品質のいい映像を見たときのような高揚感とかは得られにくい気がする(そりゃ当たり前か)
何が正しいのかをすごく問われる話だなぁと思った。

0
2026年04月08日

Posted by ブクログ

映画とYouTubeという対極の環境に身を置く2人の物語
友人の活躍と自分を比べてしまうリアルさを感じた

0
2026年04月06日

Posted by ブクログ

自分が演劇という映画とよく比較されがちな芸術に携わるものとして身近に感じながら読んだ。終盤の千紗と尚吾のシーンはここまで苦しみに共感し読んできた自分への優しい光のようなカタルシスを感じて、スーッと心が落ち着いていった。願わくば彼らの物語をもっと読んでいたかった。

0
2026年04月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

オーディブルにて。

同じ映像の世界でも別々の道に進んだ2人。その中でもそれぞれ抱える思いはあり、自分の中での信念を貫くが、その信念は正しいのか。
多種多様なジャンル・方法があるからこそ比べられないし、同じ世界で同じ視点に立って初めて比べられる土俵に立つ。
抽象的に書くと分かりづらいが、自分達の視点でわかりやすくスッと理解させてくれる朝井リョウさんの文章が流石。


↓以下抜粋。

ーーー知名度と価値、創作者の人格と創作物の質、それとこれとは繋がらないはずのものを繋げる、新たな不格好な統合にぐるぐる巻きにされていく。

ーーー本当は比べられないものを比べ続けてたら、いつか、本当は切り捨てちゃいけないものを切り捨てちゃいそうな気がする。

ーーー誰かにとっての質と価値はもうその人以外には
判断できないんだよ。それがどれだけ自分にとっては認められないものだったとしても。

ーーー最近のしょうごは自分の作るもの、質を高めようとしてるっていうより、自分はしないって決めたことをしてる誰かを糾弾することに忙しそうだった。自分の知ってる頂点はそんなことしてないんだからって。

0
2026年04月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

自分にも新しくて軟派だと感じるものを受け入れたくないという考えになる時はあるから、尚吾に共感できた。自分が正しいと思いたいがために新しいものを貶すことは良くないとは思ってるんだけど。 物事に優劣をつけるのではなくて、自分がただ誇れる行動をすればいいっていうのは良い考え方だと思った。

インザメガチャーチと一緒でストーリー的には気になる終わり方だけど、話の本質というか作者の言いたいであろうことはしっかり描き切ってくれるから満足できた。

0
2026年03月31日

Posted by ブクログ



彼の作品には、相反する価値観や立場の人物を配置して、それらを交錯させていくような構造が多いのだけれど、この作品もそのような感じだった。

先に読んだ「イン・ザ・メガチャーチ」も、今回の「スター」も、辿り着く地点は似ているのに、そこに至るまでの過程、どの高さの視座で描くかという点に、朝井リョウの真骨頂があるのだと思い知らされる。

このモヤモヤを、そのような角度で表現してくるのか…と、張り倒されそうになり、とても楽しかった。

結論だけ抽出したいのであれば、おそらくアドラー心理学の本を読めば良いのだけれど、やっぱり物語を通じると、腹落ちさせることができるなと思う。

0
2026年03月21日

Posted by ブクログ

新人映画監督の登竜門となる映画祭でグランプリを受賞した尚吾と紘。大学卒業後、尚吾は映画監督・鐘ヶ江のもとに、紘はYouTuber として、対照的な道を歩み始める…

映画とYouTube、対照的なメディア。
今や映画もネットでしばらく経てば、見れる時代。
個人の価値観が多様化している時代。
どちらが優れているとは比較できない。
古き物には古き物のよさがある。
誰が何を求めるか…
時代の移り変わりは激しい。
その時代に、流れに、乗り遅れないようにしなければ、『スター』は『スター』でなくなる。

昔に比べると『スター』が小さくなってきたのかもしれない。

誰もが『スター』になれる可能性も広がってきている。
それぞれが自分が得意とするところ、好きなところ…で、輝けばいいんじゃないかと。
それぞれが『スター』で。

また尚吾と紘が一緒に仕事ができるようでよかったな…



0
2026年03月21日

Posted by ブクログ

映像作品を作ることに情熱がある2人。
いくら質が良くても、世の中に周知されなければ、意味がない。マーケティングの上手さによって、質の低い作品が、チヤホヤ評価される時代。自分の方がもっと愛や情熱がある、本質をわかっているのに、という悔しさ。どの分野でも同じかも。
最後メッセージ性が強い割に駆け足だったので、自分の中で消化しきれていない部分もあり。
でも朝井さんはやはり時代を描くのが上手いな、と感じた。

0
2026年03月30日

Posted by ブクログ

映画制作とYouTube編集ということなる道に進んだ2人の葛藤が描かれていて面白かった。質と量どっちも切り離せない大切さがある。どちらかを追求するというより、どんな想いを込めているのか、相手のことを考えているかが大事だなと思った。
AIでいろいろ素早く、見かけがいいものを作れるようになった。でも、その内容に意図や吟味がないと、それは本物ではないかも。何が本物なのかって評価できない。何が正しいということもわからないなと思った。

0
2026年05月10日

Posted by ブクログ


エッセイから入ったんで
何というか 拗らせというか
時代との向き合い方というか
が以外ではあったけど
気になったので一気に読んだよね ただ 最後どうなったのか 気になる あれはあれでよかったとも思うのだけど ハッキリしたカタチでの結論も見たかったというか

0
2026年05月06日

Posted by ブクログ

私の理解力も乏しく、完全に理解できたかというと微妙です。
文中の言葉を引用すると「変化する時代と、質と価値」まさにこれだと思います。作中で出てきたのは映画・料理…と特定でしたが、時代の変化と共に在り方というのは何事でもきっと悩むんだなと思いました。

0
2026年04月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

主張は理解できるけど、くどすぎるところも多く感じた。正統はの映画監督とユーチューブなどの新しいメディア派の対比くらいにしてらもう少しシンプルにしてくれたらよかった。後輩が出来てきたあたりから、分からなくなってきた。

0
2026年04月20日

Posted by ブクログ

途中までは、すごく読みやすかったし、面白かった。
2019年から2020年にこれが描かれていることがすごいと思った。
後半は、少し雰囲気が違っていて、理想論とか理念を言語化して議論したり説明したりする感じになっている。
その言語化の仕方は、すごくわかりやすかった。
ただ、終盤では、理想とか信念のあり方を言葉による議論で説得しようとしている感じがあって、私としては、納得はできたし、考え方としては、私もそう思うけれど、前半が面白かっただけに、尚吾がすんなりと言語で納得したのが意外だった。

0
2026年04月16日

Posted by ブクログ

同じ大学のサークルにいた2人の''新人''が新旧それぞれの方面で生きて、交わる物語。評価軸が人によって異なることや、この激動の時代の今を切り取る物語で本当にすごい。

0
2026年04月14日

Posted by ブクログ

映画サークル出身の二人、尚吾と紘。
正統派の映画作りで「本物」を目指す道と、
YouTubeという戦場で「数字」を掴む道。

私は、不器用なまでに愚直な尚吾の「報われなさ」に、どうしようもなく胸が締め付けられました。
でも、時代の寵児となった紘もまた、自分という人間をコンテンツとして切り売りする地獄の中にいて…。
⁡⁡
自分が信じている「価値」は、今の世界でどれほどの重さがあるんだろう。
創作をする人だけでなく、SNS社会で「自分」をどう見せるかに疲れているすべての人に読んでほしい一冊です。

0
2026年03月22日

Posted by ブクログ

学生時代に同じ映画サークルで監督をした2人。
二項対立する考え・強みをもつ彼らがそれぞれ同じ映画業界で全く別方向でもがいている姿をそれぞれの視点で描いている。

読んでいくうちに自分は絋派かもとか、尚吾派かもとか、自己の価値観を投影しながら"自分の中で問いを生み出せる"本。

際に、作中で本物のスターは時代の流れや人々へ目配りをするのではなく"本質の問いを生み出せる"という内容が書いてあるが
最近はSNSとかもショートな動画で完結するものも増えて、相手に答えを考えさせる余韻をもたせたコンテンツって減ってるなぁとか
固有名詞も美容系youtuberのヒルドイド事件とか、質より毎日投稿にこだわるYouTubeとか、釣り動画、オンラインサロンとか出てきて
現実社会のリアリティが描かれていて
朝井リョウは本当に現代風刺を皮肉で書くのが上手いなぁと(褒め言葉)

目まぐるしい世の中だけど、自分の感じたことことを信じて曲げない事も、こだわってきプライドを時には捨てて一歩引いた視点で見て時代の変化に合わせて自分なりの落とし所を見つけていく事もどっちも大事

0
2026年03月21日

Posted by ブクログ

ネタバレ

オーディブルにて。大学時代、二人で撮った作品が、ぴあフィルムフェスティバルで入賞したショウゴとコウ。卒業後、ショウゴは有名監督の下で監督見習いを、コウはいったん地元の島に戻ったのち、高校時代の作品の被写体だったボクサーの要請でふたたび東京へ、SNS用の動画の撮影、編集をするようになる。自分の信じている映画の企画が資金不足で頓挫し、素人の撮ったSNS動画が万バズするような社会に、不満を抱くショウゴ。コウも、自分の撮影する動画に納得がいっていない。時間をかけ、芸術的なこだわりを追求したいが、求められるのは、人目を引く即効性である。

それぞれ、べつの形ではあるが、価値のある本物を追求する二人は再会する。SNSで、誰もが作品を発表し、人気を得ることが可能な社会において、本物とは何か、必要なのかという問いについて、ともに考えてゆく。料理人を目指しているショウゴの彼女が、それに答えを与える。

趣味が細分化された現代。本物ではなくても、今は騙されておきたい、それで安易なエンタメに群がる人たち。朝井さんの小説は、現代の風潮に鋭い視線を当てていて、最初のほうはものすごく、ぐさぐさ刺さる。今回は創作に対することだったので、特に。けど、全方向に気を配って叩かれないようにしているというか、いろんな意見を掬い取っているので、最終、うーん、と思ってあんまり納得がいかない。たぶん、そういうことしか書けない世の中。それが賢い意見なのだと思うのだけれど。

0
2026年03月20日

「小説」ランキング