朝井リョウのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ登場人物みんなを応援したくなる。
そして、応援しているこちらも力をもらえた。
自分のミスでチームの仲間を怪我させてしまうかもしれない危険があって特殊なスポーツだけれど、
だからこそお互いの絆や信頼関係の上に成り立っていて、唯一無二の素敵な競技だなと知ることができた。
特に後半は涙なしには読めなかった。
名言好きの溝口が1番好き。
ノートに毎回書いていたのは偉人の名言ではなく、溝口本人の名言だったのも良かったし、
誰にも弱音を吐くことがなかったのもすごく健気で、これからはたまにはチームのメンバーに本音を吐き出してほしいなと思う。
読後に、朝井リョウさんがこの作品を描くために取材したという、 -
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Posted by ブクログ
やーこれは大変ブッ刺さりましたね。
とても好みな作品というか、朝井リョウらしいユーモアといいますか、朝井リョウのこのユーモアほんとにツボというか、僕が個人的に大事にしとることなんで、すごく好きでしたね。
朝井リョウっぽいなーっ思いながら読みよったけど、これ朝井リョウの2作目やけきっと今の朝井リョウの原点となったような作品なんでしょうね。だから何て言うの、2作目にしてけっこうできあがっとるってことなんでしょうかね。
なんか偉そうやな俺、ごめん。
まあとにかくこの、みんなで何かを作り上げて、周りの人を笑顔にする系のことが私大好きなので、とても刺さりましたね。嵐になりたいってまだ思っとるけな俺。聞い -
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Posted by ブクログ
ネタバレ雄介のこと、すごく嫌だなあ、こういう人苦手だなあと思いながら読んでいたけど、後半気づいたら智也よりも雄介に感情移入してた。
「俺は、死ぬまでの時間に役割が欲しいだけなんだよ。死ぬまでの時間を、生きていていい時間にしたいだけなんだ。」って台詞が印象に残った。生きていていい理由とか価値が欲しいっていうのはすごくわかるけど、雄介はそれを自分で生み出しにいくところが、人とは違うところなのかな
産まれてきたくなんかなかったと思ってしまうから、「生きがい」とか「自分が生きていていい理由」とか、いつも考えてしまうけれど、答えは出ないし、「生きているだけでいい」と短期的には思えても、やっぱり納得できないし、 -