朝井リョウのレビュー一覧

  • チア男子!!

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    息が、汗が、気持ちが、グイグイ伝わってきた。
    全力で打ち込む姿は眩しく、羨ましい。

    著者の「●●●のような」という表現がキレキレ。素朴な小ネタも侮れない。「朝井リョウ、さすがだな…」など冷静なフリをして読み進める。しかし、終盤の臨場感はすごかった(オーディブルで聴いていたからだろう)。気持ちよく、その臨場感に包まれた。
    そして、改めて「朝井リョウ、さすがだな」と感じた。

    冒頭は少しだけ、あだち充の『陽あたり良好!』を思い出したかな。

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    2026年05月09日
  • 学生時代にやらなくてもいい20のこと

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    同じ岐阜県出身のジモティー朝井リョウさん。
    エッセイ沢山読んできたけど、このエッセイは上位入りするほど面白くって大好き

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    2026年05月03日
  • 生殖記

    購入済み

    朝井リョウ節全開

    生きるための原動力をテーマに、生殖機能の語り部によって描かれる生物や幸福の本質に迫る一冊。
    語り部の口調も相まって、ちょいちょいCV朝井リョウで聞こえてしまう呪いにかかっています。助けて。

    #深い #共感する

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    2026年04月29日
  • ままならないから私とあなた

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    SNSよりもリアルの方が繋がれるはず、
    AIが作る作品は心がない、、
    そんな、世の中に溢れる一般論や、自分の中にある一般論をバッサリと切られるような感覚を覚えた作品だった。
    ラストの畳み掛けとこの後味は、まさに朝井リョウ。笑

    リアルの繋がりが、すべて本当とは限らないし、案外表面的にしか関わりのない人の方が、さらけだせる気持ちだってある。

    便利さが、人とのつながりを希薄にすることもあるけど、その便利さは、誰かが誰かを思う故に生み出されたものだったりする。そして、そこから生まれるつながりもまた、存在する。

    結局のところ、根底にある、人が人を思う気持ちは変わらないのかもしれない。
    表面的な世界も、人工的に作られた世界も、すべては誰かが誰かを思うからこそ、存在するものだから。

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    2026年04月26日
  • イン・ザ・メガチャーチ

    ネタバレ 購入済み

    「推し活」の光と闇を抉る物語

    俳優への心酔やファンダムの熱狂を、個人の孤独を埋めるための「巨大な教会(メガチャーチ)」に見立て、その救いと危うさを鮮烈に暴き出します。
    「視野を広げすぎると不安になるが、狭めすぎると狂う」というジレンマに、現代を生きる誰もが戦慄するはず。信じることでしか自分を保てない人間の脆さを残酷なほど美しく描いた、2026年を象徴する衝撃作です。

    #共感する #深い #アガる

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    2026年04月24日
  • 星やどりの声

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    本当に心に染み入る物語。
    家族の大切さを改めて思い起こされます。家族に良い思い出が無い人も、大切な誰かを思い起こすと思います。あの時お母さんがあんなことしてたのはこんな理由があったのかもしれない、そんなふうに思いながら読んでいました。
    ずっと変わらないようでいて、友達も恋人も親族も、全部変わっていく。だから大切にしないといけないことがその時々であるんだなと思いました。
    頑張り続ける人も、疲れた人も、悩みなんて無さそうだよねって言われる人も、登場人物の誰かには共感を抱けるはず。
    ほっこり染み渡る物語。

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    2026年04月21日
  • 星やどりの声

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    思いがけずすごい好きな作品に出会ってしまった。
    6人兄弟がそれぞれいいキャラで、それもこれもお父さんを失ってしまって、それぞれが乗り切るために色んなことを諦めたり悩んだりして今に至っていると伝わる描写が多かった。

    真歩の話が好きだった。
    お父さんとの思い出がたくさんある上の兄弟達も、それぞれ葛藤や寂しさがあると思うが、その中でもあまりに思い出が少ない真歩は真歩なりに、みんなの寂しさも感じ取ってしまうんだなと思った。

    いつもの朝井リョウ先生の作品と少しテイストが違かったが、安直に「それから」が書かれてないところが、心の中でみんなの幸せを祈れるから好きだなと思った。

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    2026年04月17日
  • 正欲(新潮文庫)

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    小説のあらすじに「読む前の自分には戻れない」とあったけど、本当にそうで、価値観変わるほどの衝撃を受けた。

    この世に生きる全ての人に読んでほしい。

    人間誰しも生きていくうえで持ち合わせている「欲」の話。

    多様性を受け入れようなんて言っている時点で、あなたは正しいほうの人間なんでしょうね、おめでたい人間ですね、あくまでも理解する側の人間なんでしょうね、といわれてるようで、そんな自分の考えの浅はかさにやるせない気持ちになった。

    簡単に、共感できるとか、そういう気持ちも分かるよ、なんて言えなくなる。
    ただ、佳道と夏月の会話で一番印象に残っているシーン

    「その人、ひとりでいないといいね」

    「誰も、ひとりでいないといいよ」

    このことを、ただただ祈って生きていくしかないと思った。

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    2026年09月27日
  • 桐島、部活やめるってよ

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    朝井リョウ氏の原点

    本編の内容とはズレた感想になりますが、
    朝井リョウ氏の作品に共通している、「人間ってこういう嫌なところあるよな」と薄々感じていた部分が、見事に言語化されていく表現が本作にも見られてとても満足です。

    #エモい

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    2026年04月15日
  • チア男子!!

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    チア男子は、姉がやっているから自分はやっているのではないかのようにたまに思ってしまう主人公?がいてとても共感できるなと思いました。またそれぞれの登場人物の抱えている過去や闇などがそれぞれ語られていきます。またそういった重い話だけでなくギャグ笑いも満載で最後まで楽しく読むことができました

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    2026年04月14日
  • 風と共にゆとりぬ

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    めちゃくちゃ面白かった。特に初めてのアルバイトの話が面白すぎて、電車の中で読んでいたのに肩が揺れるほど笑ってしまい、それから笑いをこらえるのが大変だった。
    私はさくらももこのエッセイが好きで何冊も持っているのだが、著者もさくらももこが好きだと知り、勝手に親近感が湧いた。同年代ということもあり、ところどころに出てくるボケや感覚がツボにはまり、最初から最後まで楽しく読めた。
    会社で嫌なことがあった日の帰り道、この本を読んでいると嫌な出来事を忘れられて、心が救われた。楽しい時間をありがとうございました!

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    2026年09月11日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    この場面でよくこんな言葉が出てくるなと、感動すら覚えました。
    その言葉の組み立てで、数々の自虐ネタ?をこんなに堂々と披露されたら、笑わずに読める人は居ないんじゃないかな。
    と言うか、こんな面白いの、ゲラゲラ笑って読まなきゃもったいない!

    作中よく使われる、〜なァ。の書き方が何だかツボってしまいました。
    ちょっとあざとく、どこ吹く風のようでもあり、イラっともくるけど、憎めない人柄を感じるような…。

    日々の息抜きにちょっとずつ読んで、笑わせてもらったエッセイでした。最高。

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    2026年09月13日
  • 学生時代にやらなくてもいい20のこと

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    朝井リョウさんは今を楽しむのが上手な人なんだなぁと感じる作品。未来を心配して計画的に生きていきたい派の私としてはこの本に魅力的な生き方を教えてもらったように感じる。

    電車では読めない本。

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    2026年03月06日
  • イン・ザ・メガチャーチ

    鍋

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    色々な意味で刺さった

    INFP気質があり、学生で、現在進行形でオタク仲間とオタ活に励んでいる自分には深く深く刺さりました。途中の描写は少し、いやかなりダメージを負いながら読みました。でも、その痛みも含めておもしろかった。
    印象に残っているのは、久保田さんと道哉がカフェで会話しているシーン。道哉の台詞がつらつらと続く中で、「つまり何が言いたいの?」と思いながら読んでいたら、まさに同じようなことを久保田さんが漏らしていてびっくり。この時の道哉のような台詞って意図的に書けるものなんだ、と唸りました。朝井リョウさんの文章力に脱帽です。

    #深い #タメになる #共感する

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    2026年03月05日
  • ままならないから私とあなた

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    再読。朝井リョウの本の中で1番好きかもしれない。表題作は、薫子の気持ちも、薫の気持ちも双方理解できることが多く、最後の言い合いのシーンはどちらの言葉にも共感した。渡辺くんとの出来事を回想し、「10分間の休憩も、ホットミルクも、あのときの私にはいらなかった。だけど、だからといって、いらないと切り捨てることをしないだけの想像力が、相手が大切にしているものを自分の中の正しさで排除しないだけの想像力が、今の私には身についている。」というフレーズがとても良かったし、こういった想像力は自分にも欠けている部分があるなと感じた。ずっと大切にしたい言葉。

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    2026年02月27日
  • GOAT Summer 2025

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    とにかくはちゃめちゃに良コスパな文芸雑誌第二弾。今号はテーマを「悪」と定め、悪にまつわる様々な物語が読める。

    収録作品の中の上村裕香著「全身政治家」がめちゃくちゃ人を喰った話で面白かった。

    とにかく顔がいい若きシゴでき市長から直々に生い立ちについてのインタビュー記事の依頼を受けた主人公。しかし話を掘り下げていくと奇妙な齟齬に気づく。勇気を出して本人に伝えると…。とにかくこの市長のキャラがいい。ビジュ良すぎる顔でシリアスに暗い生い立ちを語ってからのこのオチはもはやコント。しかしこれによって主人公が自分自身の過去と対峙する展開はちょっと感動してしまう。

    こういう話大好き。

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    2026年02月22日
  • 正欲(新潮文庫)

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    朝井リョウ節全開

    この作品について感想を書くこと自体が浅ましいとすら思うほどに心まで響きました。
    登場人物の心情描写、言語化能力、小説としての構造どれもが素晴らしいです。
    まさしく読む前の自分には戻れない一作です。

    #タメになる #共感する #深い

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    2026年02月20日
  • GOAT Summer 2025

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    テーマは“悪”

    ダースベーダーもジョーカーもドロンジョも、嫌われてなんぼの悪役だけど、悪びって粋がる合間に見せるちょっとした何かが、妙に萌えてしまう。

    何を“悪”とするかは自由自在で、時には何層にも覆い隠して姿すら見せないものも……創作するものにとって魅力的な“悪”
    ひょっとしたら“文学”とは“悪”を表の世界に引き摺り出す作業だったりして。

    黒と緑
    本全体からおどろおどろと漂う質感
    さらに、行きつ戻りつスキマ時間でつまみ食いの許される値段。
    ただ、寝落ちに注意。
    顔面打撲が恐ろしいほど、分厚いから。

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    2026年02月13日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    恐ろしいまでの言語化能力

    読み始めてすぐに、恐ろしいと感じた。
    ストーリーがではなく、文字.文章そのものが。
    生きている上でなんとなく享受しているソレ、うっすら嫌悪感のあるソレ、社会に蔓延るソレらが次々と言語化され 定義され 文字となり頭に入ってくる。なんて恐ろしい。
    読む者に確実に影響を与え、見える世界すらも変える力のある一冊。最高です。

    #深い #タメになる #怖い

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    2026年02月13日
  • 少女は卒業しない

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    もう卒業を見送る側だというのに、この本を読んでる間は女子高生に戻れる(私もまだ少女を卒業していないのだな、嬉しい)。フィクションであり、フィクションではおさまりきれないほどの感情が閉じ込められてる。朝井リョウのすごいところはそれで、さらりと通り過ぎたいと思う気持ちの、あえてざらりとしたところを丹念に描く、代え難いジュブナイル小説。『桐島、〜』と一緒に閉じた版をいつか出して欲しいなあ〜。

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    2026年02月09日