あらすじ
彼氏がいるのに、別の人にも好意を寄せられている汐梨。バイトを次々と替える翔多。絵を描きながら母を想う新。美人の姉が大嫌いな双子の妹・梢。才能に限界を感じながらもダンスを続ける遥。みんな、恥ずかしいプライドやこみ上げる焦りを抱えながら、一歩踏み出そうとしている。若者だけが感受できる世界の輝きに満ちた、爽快な青春小説。
感情タグBEST3
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心の葛藤とか、かっこいい言葉ではなくて、腹黒さ、ズルさ、情けなさ、恥、イタい、劣等感、のような、心の奥にしまって蓋をしておきたくなるような気持ちを取り出して分解して手に取って眺めるような事を主人公たちがしているのを読んでつい、自分も同じことをして、はぁぁ〜となってしまう。
「何者」や「どうしても生きてる」や、朝井リョウさんの作品で何回かそれをしてみて、分かっていながら今回も笑
私はアラフォーなので「まぁみんなそんなもん」とも思えるけれど、そういえば19歳ぐらいの時はもっとナイーブで、一つ一つしっかりダメージをくらっていたなぁと思った。
はぁぁ〜となりながらも、希望の光が一粒、あるところがよかった。
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短編集だけど、人物が所々繋がっていて、他の人から見ると全然違うように見えている感じが好きだった。
高校生から大学生の、自分を確立するのに悩んでいる感じとか、人間関係の難しさが表現されていて読んでいて深く納得したり考えさせられたり、少し懐かしかったりした。
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面白い。
自分が普通の大学生じゃないから、世の大学生はこんな感じなのかと物語にのめり込んだ。
自分は何も考えてないけど、世の中の人は、自分の思っている以上に色々なことを感じて、深く考えているんだろうなと感じた。
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後味がよくて若者に刺さると思いました。(特に大学生。もしくは大学を卒業した人。)
量がちょうどよくてすぐ読み終わるのでありがたい。
短い話が5話にまとまっている構成だが、同一の世界線上で数日の間に起きている話のため、読み進めていくうちにそれとなく伏線回収されていく感じが気持ち良い。(登場人物が全く別の話でつながっていたり、登場人物の謎の言動の理由が別の話でわかったり、など)
※軽いネタバレ含む
どの物語もバッドエンドや胸糞が悪くなることはなく、主人公が辛うじて前向きに進もうとして終わるため、後味もよくて読後感も非常に良いです。
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作者の爆笑エッセイを読み、ラジオを聞いて朝井リョウさん像があるにも関わらず、作品を読んでも作者は見当たらない。そこにはちゃんと登場人物がいる。
何よりも好きなのは、自分が主人公になったと錯覚するほどの心理描写文。その時々の気持ちによって、風景を見てどのように感じるのか全然違う「それ」を見事に書いて閉じ込めているようで好き。
短編小説だけど、登場人物同士に関係性があって、ある小説では「クール」な女性として描かれている子が、主人公になった小説では葛藤を抱いていたり…それぞれ世界をどのように見ているのかを経験できる作品で好き。
1番心に刺さったのは「もういちど生まれる」。
ストーリー性がいいのはもちほん、始まりの文章が好き。
2026.4.28
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はたち前後の大学生を中心にした連作集。
大学に漂うふわふわした空気感をすごくよく捉えていて、忘れてたようなことまで思い出した。この本を読めばいつでも自分の大学時代にトリップできる。同じ時代の空気を缶詰にして保存してくれてありがとう、という気持ち。
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ハタチになるという特別な瞬間、ハタチという節目の前後で起こる青年たちの心の成長とゆらぎとを描いた物語。朝井さんらしく、ジブンって何だ、を深堀するヒントが得られる一冊。
あと、作中に度々登場するらもう20なんだから、という描写に出会う度に、こっちは26やぞ、という切なさが込み上げます。
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自分は何か持っているって思う人と、自分には何もないって思う人と、どちらが上手に生きていけるのだろう。どちらが辛い思いが少なくて済むのだろう。
どの登場人物も若くて瑞々しくて眩しかった。周りと比べたり、見下されてることを自覚してピエロを演じてみたり。上記の言葉が若者の自信の無さを象徴してるような気がして印象に残った。
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短編小説かと思いきや、それぞれ繋がりのある連続短編小説だった。私たちは結局どこかで繋がっているんだよなあと思ったり。
大学生のあの頃のなんだか高校生とはまた違う青春?というのか、今よりももっとキラキラしていたなあ、楽しかったなあと懐かしんでしまった。
でもそのキラキラだけじゃない、モヤモヤとも言えないあの頃にしか悩めない苦悩している部分の話で、嫉妬とも言えぬ感情から自ら抜け出そうともがいてる登場人物たちが良かった。
自分から逃げないで今日の私も頑張ろう!と思えた小説だった。
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ひーちゃんは線香花火 ☆☆☆☆
燃えるスカートのあの子 ☆☆☆☆
僕は魔法が使えない ☆☆☆☆
もういちど生まれる ☆☆☆☆
破りたかったのものの全て ☆☆☆
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表題作もういちど生まれるかがかなり素敵。別作品ではとても魅力的な存在として描かれていた椿は、双子の妹、梢の視点からでは非常に空虚な存在として描かれているように感じた。けれども椿からすれば彼女なりの考え方や世界の見え方があるのだろう、これも椿視点からの世界を読んでみたい。梢の行動の後先顧みなさには驚いた、あの後どうなったんだろう。しかし監督・礼旺からすると最高のシーンが撮れたという点問題ないのだろう。礼旺だけが椿と梢の違いに気づくことができた。ナツ先輩からは酷評されていた礼旺だけど彼なりにレオン(どちらかというとマチルダ単体な気はするが)と椿に誠実に向き合った結果なのだろう。
ナツ先輩の絵をハルが破くシーンは悲しかった。彼女は将来でも過去でもなく今の自分に向き合って欲しかったのだろう。
現在の何かに向き合う、ということがこの本の主題なのかもしれない。父を失った母と向き合う美大生、ダンスで生きていくと決めその道に向き合う短大生、恋心を向けられても1人の人として向き合う3人組たち。レオンという映画に向き合う大学生。どれもひたむきな努力が感じられる。
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五つぐらいの短編集で、それぞれの人が別の短編集で登場してきて、そーゆー気持ちやったんやってなったりした。
自分の似てる部分がある人がいたりもしてなかなか良かった。
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2015/11/23
1回目 ★★★⭐︎⭐︎
2026/8/15
2回目 ★★★★⭐︎
自分は特別な何かを持っていると、
自分だけは違うと思っていたあの頃。
何にでもなれると思っていた遠い遠い将来は、
思ったよりもずっと近くにあって。
それは線香花火のように、
最後の力を振り絞ってもがき輝く。
若さという輝き、それ自体がなんなのかわからぬままもがき苦しみながら、別の光を見つけて、大人になっていく。
あの一瞬、一瞬を切り取って、
言葉にしていく。
初めて読んだ時は、痛くて苦しかったのに。
大人になったいま、美しく輝いて見えた。
朝井リョウは天才だ。
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なかなかに面白い、そして読みやすい。すぐ読み終わっちゃった。
一人ひとりを別の視点から見れるのが面白いね。椿はだれがみてもかわいいのね。ナツ先輩なんか好きだなぁ。
1番好きなお話はやはり「もういちど生まれる」かな。書き出しがすごくてどうやったらそんな文章かけるの!?と驚き。堀田先生ナイスぅぅぅとなり。梢もかけがえのない一人の人なのだよ。と伝えてあげたくなった
ところどころ私の知らない(知らないというか縁のない?)大学生像が出てきて焦りましたが^^;
大学生のうちに読めてよかったね
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3.85
もういちど生まれる、表題作以降で、分かってくる。
私はもう人生の晩夏?初秋?くらいだけど、もしかしたら、、
もういちど生まれることも出来るのかも、、、と勇気貰った。
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5編の連作短編集。それぞれの登場人物たちにかかわりがあり一人ひとりを別の人の視点で見られる面白さがあった。「周りから見たらこうなのにホントはこうだったんだー」て感じ。
19歳から20歳という年齢の危うさや漠然とした不安感がキラキラとした若さの中にあるのが懐かしくも思った。
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オーディブルにて。
19歳の大学生たち周辺の短編集。若さゆえの将来の悩み、生きづらさ等が描かれている。
朝井リョウ節炸裂。人間ドラマの小説なんだけど、哲学的に書く方法が本当に好き。突き刺さる。
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5編の短編。
でも、全部のお話の登場人物に少しずつ繋がりがあるので、読み進めるほどに繋がりがわかって、同じ出来事を別の人の視点から見れて楽しい。
大学生や専門学校生や予備校生が主人公で、みんなそれぞれ悩んでいる。自分は人とは違うし特別だと思ってみたり、努力せず成功している人を羨ましく思ったり、でも実はその人も努力していたことを知って劣等感を感じたり。登場人物たちは人には隠している心の内面を小説の中で曝け出してくれる。
いろいろな人の内面を覗き見できる小説ってやっぱりすごいね!
共感したり涙したりきゅんとしたり反省したり、今作も感情が揺さぶられた。
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最近YouTubeで朝井さんをよく見るので、読み始めの頃は何故か朝井さんの声で脳内再生されて入り込めなかった。
読み進めるうちに物語の繋がりがある事に気づいてからはその人とその人がそういう関係性だったのか。と面白く読めた。
それぞれの年代の人の解像度が高くて、高校生の時、大学生の時こんな気持ちだったなぁと思わず振り返ってしまった。
ダンサーの子が苦手な所を人前では練習しないと言う描写がピアノを習っていた頃の自分とすごーく重なった。なんでこんなに色んな立場の人の気持ちがわか?んだろう!すごい!
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19歳から20歳にかけての、子供とも大人ともいえない年齢でもどかしさを感じている人たち。
作品に出てくる人物たちと同じく、自分もそれくらいの年齢のときは、このままでいいのかなとか、他の人とは違う特別な何かが欲しいとか、漠然とした不安や焦りを抱えていたなーと懐かしくなったり、当時の苦い気持ちも蘇ってきたり。
私は大学には行かずに10代のうちから早々に社会に出て働き始めたので、大学生ってキラキラした青春のど真ん中を生きていて楽しいことしかなさそうに見えていたけど、それは外から見えている一部でしかなく、大人になりきれない年齢のもどかしさを感じているのはみんな同じだったんだ、といい大人になって今さらわかった。
この若い感性をそのまま文章に閉じ込められる朝井リョウはすごい。
サラッと読める文章なのに心にしっかり残るものがある。
解説の西加奈子さんが言葉が私が思ったことを全部的確に書かれていて、作家さんの言語化のすごさを改めて感じました。
Posted by ブクログ
短編集は嫌いだけど、高校生でもない社会に出てもない繊細で敏感な時期の人たちを細かく書いてて、特にハルの話は、共感できる部分が多くて男の人がこれ書いてるのかーとびっくりした。「桐島部活辞めるってよ」読み終わった時と同じような気分になった、
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5人の物語の短編集。同じタイミングで描かれているので、あの時の発言の意図が後の短編集で明らかになる。
普段は短編ごとに一息つきたくなるけど、繋がりがある以上読み続けてしまい、結果一気見。
大学生あるあるのような、青春のような。大人になればそれもまた思い出になるなあと。
当時は悩んでもそれも青春。楽しんだもん勝ち。自分がもし大学生に戻れるんなら、さらに全力で365日✖️4年を過ごしたい。
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人と比較して自分の価値観を自分で判断して苦しむことや本当に向き合いたいことにぶつかる勇気がなくて 代わりのもので済まそうとしたりでも結局はそういった 自分にごまかした行動というのは自分で自分を許せなくなり そしてどんどん 辛い気持ちになる だからもう一度生まれるというキーワードで再び歩き出す そういったメッセージが込められているのかなという風に思う人はいつだって悩んだり 苦しんだりするけれども そこから 立ち止まらずに歩くことができる生き物なんだと思う
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大学生の青春小説。それぞれの登場人物の視点の物語。短編集。個人的にはもういちど生まれるの椿と梢の話しが良かった。椿に徐々に焦点があたっていって、もういちど生まれるのところで一番身近な梢の視点から椿をみる。椿と梢の対比、梢の心の動き、監督の優しさ。ここまで読んでもう一度はじめからこの本を読み直そうと思った。
Posted by ブクログ
ワタシの好きな、どこかで繋がってる短編は、「連作短編」と呼ぶらしい!こちらもそうでした。
20才になる若者たちの話。何者でもないことを愁える、若者たちの話。のように、ワタシには感じられました。各キャラのお話が予想通りの展開だったので、☆みっつ。
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一見強そうに思う人も、複雑な感情を持っているんだなと感じた。
若い人がそれぞれ輝ける場所や安心できる場所を求めて苦労している様子がとてもよくわかった。
Posted by ブクログ
朝井リョウらしい、大学生の日常を詰め込んだような連作短編。
こういうモラトリアム的なものを経験した人には刺さるかな。
短編は関係ないようで実は全部繋がっている一つのお話。一つ目のひーちゃんを読んだ時点ではなんだこれ?という感じ。
それぞれの話で登場人物が入り乱れて、注意してないと誰がどれだかわかんなくなる。
双子の話とダンサーの話が印象に残った。(というかそこに向かって話が進んでいる感じ)
どちらも明るい話とは言い難い。主人公は思い悩みもがいている、卑屈で陰気な内面。
最後は吹っ切れるのだけど、ダンサーはやらかしがデカいので兄が可哀想だった。
Posted by ブクログ
「さっきのシーンさ」
「自殺のシーンっていうよりも」
「この世界に生まれ落ちたみたいだったよ」
誕生日おめでとう。便せんには、先生の下手くそな字でそう書いてあった。
「もういちど生まれたみたいだった」
ここが!良すぎる!堀田先生に救われたッ...
匿名
比喩的表現の幅がすごい
最後の話がグサっと来ました。
特別でありたいでも何者にもなれない、20代前後の社会的に曖昧な立場で漠然とした不安、葛藤に悩まされる様を美しい文章で綴られていてよかったです。
それがたとえ逃げ道だったとしても選択には同じだけの勇気が必要なものなんですよね。