【感想・ネタバレ】もういちど生まれるのレビュー

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ 2024年03月25日

モラトリアムか

「海を分母に、空を分子にしたら、1を超えるのだろうか。泣きたいのを我慢しているような空を電車の窓から見上げると、イヤフォンが少し動いて、耳の中から音楽がこぼれ落ちそうになった。」
この冒頭にわたしは震えた

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Posted by ブクログ 2024年03月06日

20才の若者を描いた作品。裏表紙の「若者だけが享受できる世界...」と記載通りの内容であった。特に最後のハル(遥)目線の物語において、周りは努力をしていない、自分は努力してる特別な存在だと思っていたが、努力が報われない。若者が世の中現実を知った時の感情を作者の巧みな表現で描かれており、朝井リョウ作品...続きを読むの素晴らしさが凝縮されていると思った。

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Posted by ブクログ 2024年02月01日

どう生きて、どういう人生を送ったらどう他人から見てもらえるのか、でも見てもらうだけ、外側だけじゃなくて、大切な人には自分の内側本当を見てほしいでも、言えないみたいな10代なので共感しまくり。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年01月07日

・朝井リョウの美しい表現に脱帽する。
・短編集とあなどるなかれ。すべての作品に心動かされ、涙しそうになった。
・リアルで切なくて、誰もが味わったことがある黒い感情や目を背けたくなる感情も率直に描かれていて、読みながら少し苦しくなった。
・比喩が巧みで日常を一般化する能力の高さを感じる。

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Posted by ブクログ 2023年12月05日

読んでた高校生の頃を思い出す…
朝井リョウさんの小説読みやすいので、本にゆかりがなかったり久しぶりに読む!みたいな人でもぜひ読んで欲しいなあ…

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Posted by ブクログ 2023年09月30日

連作短編で読み易かったし、お互いのことをよく理解できて面白かった。

1話目を読み終わった時、この作品好きかもしれないと感じて全部読み終わった後やっぱりとても良かったと思った。

「燃えるスカートのあの子」と「破りたかったもののすべて」が良かった。

リアルな感情が読み取れる上にフィクションでも厳し...続きを読むい現実を突きつけるような展開と表現が面白い。
好みだった2つの話は、悲しいけど本当にリアルに読者を揺さぶるような結末でとても響いた。

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Posted by ブクログ 2023年08月27日

朝井リョウさんが10年以上前に執筆された小説ということで、興味を持って読んだ。
特に心に残ったフレーズをまとめる。

・これは、自分のまわりにあふれる「すごい」の中に溺れて、ダンサーになる以外の夢を見ることができなかったころの、私だ。
・他人に、自分を、こんなふうに見せていたことが、恥ずかしくて、寂...続きを読むしくて、悲しくて、耐えられなかった。私はこんなふうに踊れない。こんな将来を手に入れられるような努力も、本当はしていない。兄貴まで嘘をつくのはやめて。兄貴まで、本当の私を見ようとしないなんて、そんなの、やめてほしい。
・せめて兄貴だけは、本当の私の姿を描いて。ステージの最後列、左端で必死にみんなについていく姿を、兄貴だけは逃げないで見つめて。私も逃げないで見つめる。

短編小説がまとめられた作品でありながらも、それぞれの小説の登場人物には繋がりがある。
誰かが尊敬する人が、実は本人はすごい劣等感を抱えていたりと、
私たちが見ているのは、その人の一面でしかない、ということ、そして自分自身も意図的に、自分の見せ方を作って生きているよね?と問われている気持ちになる。

どの話もすごくストレートに、人間の、若者の、黒い感情を刺激し、「あんたもそうでしょ?」と問いかける。
中でも印象に残ったのは、最後のダンサー、ハルの話。小中学生の頃持ち上げられていた自分が、高校大学社会人と世界が広がるにつれて、大した人間じゃなかったと気付かされるこの気持ち。
自分は椿寄りの生き方だが、果たしてその生き方が賢いの?正しいの?と小説を読みながら、感じてくる。身の程を知っていて、ある意味世渡り上手かも知れないが、自分に軸がない生き方のようにも感じた。

だから私は、最後の物語を読んで、ハルがかっこいいと思った。自分が嫌いになりそうでも、それでもがむしゃらにやるしかなくて、黒い感情にも目を瞑らず、ただなあなあに生きていないハルが、かっこよく見えた。

やはり朝井リョウさんの描く、がむしゃらに生きる人間の内面は、心にくる。これが本当に好きで、次から次へと彼の本を読んでしまう。

自分が見ないようにしてる感情に改めて気づかさせてくれて、それを否定するわけでもなく、その感情も自分なんだ、って受け止めようと思える。すごい作家さんだ。

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Posted by ブクログ 2024年04月04日

各話読んでても話が離れ過ぎていないというか、あ!この人さっきの話で出てきた人だ!ってなって、それが読んでてすごく楽しかった。
私と似てる主人公もいれば、私と全く違う振る舞い方をする主人公もいたけど、そういう主人公たちの抱えてる痛みとか不安が、なぜだかすっと自分の中に落ちてきた。

どのお話も好きだっ...続きを読むたけど、特に表題作が心に刺さった。
''別に椿みたいになりたいわけじゃない。ほんとうは、きっと、椿と同じ、1になりたいわけじゃない。私はずっと、ほんの少しでも、今の私から変わりたいだけだった。''
この言葉見て、私のモヤモヤを形にしてくれてる!って嬉しくなった。誰かになりたいわけじゃないけど今の自分も好きじゃない、そんな私に方向性を見出させてくれた言葉。半歩でもいいからゆっくりゆっくり変わっていきたい。

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Posted by ブクログ 2024年03月21日

物語に現れる沢山の人生が一面的ではなく様々な角度から描かれていて、その一人一人をより奥深く感じられる作品だった。何者かになりたい想いと、何者にもなれない諦めが混在する若者たちの毎日が自分とぴったりハマって共感の連続だった。

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Posted by ブクログ 2024年03月13日

明らかに自分の大学で、ああこれはここだとかこういうひといるよなとかやたら描写がリアルに見えたし、だからこそ「無責任を背負って、自由を装っている。」って言葉が刺さって抜けなくなった。
意図的にひらがなで書かれてるんだろうなって所も苦しかった。
でも、ただ日常と絶望を突きつけるだけじゃなくて私たちの、「...続きを読む私たちの」大切な日々を描いてくれてた。

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Posted by ブクログ 2024年02月28日

朝井リョウさんが書いた本をまだ読んだ事がなく手に取ったこの本、「もういちど生まれる」。
一人ひとりが生きる世界の広さを、そしてその世界が少しずつ重なって、世界が息をしているのだということを改めて感じました。

もう一つ。本書の「破りたかったもののすべて」を読んで、少し前から私の心にかかり始めた霧がど...続きを読むうして晴れなかったのか、何故濃くなったり淡くなったりするのか、気が付きました。
私は幼い頃からピアノを習っています。当時からピアノを習っている、ピアノが弾けるということで、よく「すごいね」と言われました。今でもそういうことがあります。そう言ってもらえることは凄く嬉しかったですし、自分ってすごいのかも、なんて思ってる時期もありました。
ただ、段々とピアノに、音楽に向き合うようになり、ただ楽譜に書かれた音符を弾くことだけがピアノを弾くということではないのだと感じはじめました。そしてその頃から、これまで何度も受け取ってきた「すごい」って、一体何なのだろうかと考えるようになりました。
私の中で、ピアノを弾くというのは、単に楽譜に書かれた音符をなぞることではありません。その曲を作った人が込めた想いも含めて、その曲の中に私が見た世界を、自分以外の人にも見て、聴いて、感じてもらうことです。
私は、私の音楽を、私の見ている世界を見て聞いて感じて欲しいと強く想っているのだと気付きました。そしてその想いが私の心と、私の音楽への道を照らしているのだと気が付きました。
この世界には何十億人もの人々が生きている。だけど、自分のことを「わかって」くれる人なんてきっと何処にもいない。そんな思いを抱えながら歩んできた私の世界に、少しでも耳を傾けて、感じてくれる人がいてほしい。
時々私の世界を見てくれる人がいます。その人達は私の心の霧を少しだけ薄くしてくれます。
私が私の音楽をまっすぐに見つめてほしい、と思うのは、自分はひとりなんだという感覚を誤魔化したいからなのかもしれません。

本書を読み、心にかかっていた霧が一気に晴れた感覚がしました。今はそれこそ'瑞々しい'日々を過ごしている私ですが、この先、この瑞々しさを失った後、この本をまた読みたいなと思います。

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Posted by ブクログ 2024年02月25日

◯挑戦する人をバカにする人の愚かさにスポットライトが当たった一冊。

直視したくない現実を見させられる朝井リョウさんの本は、読んでいて、考えさせられる。

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Posted by ブクログ 2024年02月18日

汐梨、ひーちゃん、風人、おぜき
椿、梢、翔多
ナツ先輩
ハル(遥)、ありさ

あっさりと飄々としているように見せて、
悟られないように蓋をしている気持ちを
見透かされたような作品でした。

「河口湖の夏合宿」という
誰もが経験しているようなイベントを背景に
それぞれの視点でそれぞれがちょっとずつ
...続きを読むかに悩んでいる様子が
リアルだなと感じました。

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Posted by ブクログ 2024年02月07日

やりたいことをやってるつもりだけど
お前らとは違う自分でいたいから動いてしまってるとき。わかる。
でも、本能だからそう思うのは仕方ないし、
そう思う瞬間があっても、自分一人の空間で夢中になる瞬間が1秒でもあって、その瞬間が少しでも長く連なるようになった時、自分が勝手に形成されていく。こう見られたいで...続きを読む動いてもいい、こう見られたくないで動いてもいい。とにかく夢中になる瞬間を忘れるな。って自分に言い聞かせて過ごしてます。

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Posted by ブクログ 2024年01月11日

右肩上がりに面白くなっていく。これが朝井リョウの作品が映画になることが多い理由なのかもしれない。
大学生たちの群像劇。文体も子供っぽい表現からどんどん大人びていくような変化も楽しめた。あの頃を通り過ぎた今、共感にまみれた胸をじくじくえぐってくるような痛みが新鮮だった。

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Posted by ブクログ 2023年11月27日

朝井リョウさんはなんて素晴らしいんや
短編集やが、1つ1つが繋がって、視点が変わることで、うまくいってそうな人でも劣等感抱えてて、、みたいな描写素晴らしいほんまに

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Posted by ブクログ 2023年10月30日

連続短編集、次はあの子の話だ〜とページを捲る度ワクワクが止まらなかった。“あったかいものとあったかいものが合わさると、とても愛しくなる”←気に入った一文です。

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Posted by ブクログ 2023年10月18日

表紙の線香花火みたいに、儚げに光り輝く一瞬を閉じ込めたような連作短編集。「たっぷりと膨らんで。ふるふる震えてこぼれおちそうに揺れて」なんや、きゅーんとしてしまいました。

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Posted by ブクログ 2023年10月05日

時の流れを視点が変わりながら追っていく朝井リョウらしい書き方
学生の話を書く朝井リョウもいたんだなあという現代からの感想

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Posted by ブクログ 2023年09月12日

なんで言い表したらいいかわからない心がウキウキする感じや嫉妬の感情とか言語化するのがすごい本だなと思った。私が好きなのは美大生の話。2人の関係性も好きだし、モデルと主人公の会話も好き。それぞれの話は同じ時を生きる同世代の若者で全く関係がない人同士でも何か繋がりがあるって感じられるのもいいし、それぞれ...続きを読むみんなにはいろんな面があって自分が見てる面だけが全てじゃないっていうのをすごく感じた。ひとりひとり人生があるっていうのが改めて実感した。

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Posted by ブクログ 2023年08月25日

話がどんどん繋がってくるのいいな
回文のくだりは謎だが
見えてないだけで誰にだって葛藤があるのよね
自分以外は何も考えてないとか努力してないって思ってしまったほうが楽な生き方ではあるし、本当にこういうの良くないのは分かってるけど人を見下すことで得られる原動力もあるんだよな。最後の話みたいに、努力...続きを読むしているのは人を見下していい免罪符にはならないけど、努力もしないで他人を自分より下だと思い込んで落ち着かせている人も少なくないよなと思ったり。まあでも、もしかして自分とんでもないことしてたんじゃないかって気付いた時の罪悪感ハンパないよな。

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Posted by ブクログ 2024年01月25日

「すごい」は色んな意味を含みすぎていて、
その人の生まれ持った才能が凄いのか、
その人の努力によって培われたものがすごいのか
私達は判別するのを省略してしまっているなと
感じさせられました。

とにかく遥に自分を重ねてしまって、
最終章を読み進めるのが辛かった。
才能よりも努力の方がすごいわけでもな...続きを読むいし、
実際生まれ持った才能で生活している人もいるから何が正解とかそういう話ではないけれど、
私も努力してない人を見て
自分を落ち着かせようとしてしまうなと
思いました。

そして努力をしている自分に溺れて、
それですごいって言われるのに満足して、
途中から努力してるフリをしている自分に気づいた時、
自分がとにかく惨めに思えてしまうということを
読む前から知っていたからこそ
読むのがただただ辛かったです。

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Posted by ブクログ 2024年02月24日

子供でもない、大人でもない
そんな時間を生きる若者の、きっと特別ではない日々を読んだような感じ
高校を卒業して社会人になるまでの自由を与えられた時間は、同時に一人間としての責任を負うことになるけど、実際はその反面無責任な人間の集団であって

それぞれ生きる道を示された人、開拓していく人、まだ見えてな...続きを読むい人、いろんな人がいるんだけど共通しているのが誰もが心のどこかに鮮明では無い未来に対する不安を抱えながら日々を生きていること

私は4月から社会人になる、本当にこの本を読むタイミングがよかったなって、不安とか孤独とか、自分だけじゃないんだって感じられたな

何が言いたいかと言うと、モラトリアムを客観的な視点から読めたのが良かったかなぁー

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年12月22日

子供でも大人でもなく、だからといって自分が何者なのかすらわからない。だから他人と比較して自分の特別性を誇示しようとする未熟さを感じました。ただ今ある自分を認めて初めて、新しく生まれ落ちるというオチが、タイトル回収になっていたのかなと思います。
連作短編だったのでそれぞれの人物像がより多面的に描かれて...続きを読むいて、若さで拗らせたような複雑な心をより強調していたと思います。
「破りたかったもののすべて」であった、普通になることへの勇気や体だけの努力などの描写が個人的にかなり刺さりました。

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Posted by ブクログ 2023年12月17日

若い時期に悩みがちな人との比較が今の自分と重なるため考えさせられた。結局周りからキラキラして見える人も独自の悩みがあり、自分の人生を精一杯生きているのだと感じた。

中学生の思春期ではなく、将来と向き合い始める大学生の視点で話が進んでいくのも良かった。
"自分は何者なのだろう"と...続きを読むいう自分自身との葛藤ではなく、他者との競争の中で自分を見失いがちになる大学生にあるあるな悩みを言語化しているところが自分と向き合うきっかけを作ってくれる小説だと感じた。

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Posted by ブクログ 2023年11月26日

短編でありつつ1つ1つの物語が相互に絡み合っているのは好きなポイントだった。語り手の視点を動かすことで、ある話で写っていた人の見え方と他の話でのその人の写り方が大きく違っていた。それぞれがこれからの1歩を踏み出すというような気づきや変化を持っている点は面白かったものの、そこに至るまでの話の展開や物語...続きを読むの締め方が少し物足りなかったように思う。

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Posted by ブクログ 2023年11月03日

青い。子供と大人の間の感じ。ゆらゆら焦ったり考えすぎたり。青いなって思える年齢になったのを実感しちゃう

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Posted by ブクログ 2023年09月30日

あらすじに惹かれて読んでみた。
一見バラバラの短編集のようで、実は繋がっている。それぞれの短編の登場人物たちをさまざまな角度から見ることができるものだった。自分の年齢と割と近い人物たちの話だったから共感できる部分が多い作品なのかもしれないと思っていたが、読み進めると何故か客観的にしか見れなかった。残...続きを読む念と思う反面、自分は悩み少なく生きてきたのかもしれないと思った。ただ、キラキラ輝いている人もそうでない人もそれぞれ何かを抱えて生きていて、見えている面だけが全てじゃないんだなと思った。

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Posted by ブクログ 2023年08月22日

朝井リョウさんの若者を主人公にした5つの短編からなる青春小説

大学生の校内生活や日々の食生活に恋愛等…
親元を離れて一人暮らしを始めた自分の大学生活時代と重なって甘酸っぱい気持ちになれた。

登場人物が、時に各章で重なりあい目線を変えて同じ場面が出て来る構成が、彼等を取り巻いているまだまだ大きくな...続きを読むい社会の象徴となっている様に感じた。

「ひーちゃんは線香花火」
子供以上大人未満の瑞々しくて純粋な恋愛観や、友の恋心が切なく響いた。まさかの三角関係…

「燃えるスカートのあの子」
何者でもない大学生たちが何者かになろうとする日常が何とも愛おしい。
最後の、椿×。つばきばつ。あ。に笑った。

「僕は魔法が使えない」
父の死を経験したばかりの美大生のお話。
20歳で片親を亡くした主人公の心情描写がとても繊細で、身近な人の死を経験した後で周りと自分とを対比している様子がリアルだった。

「もういちど生まれる」
小説のタイトルにもなっているお話。
双子の姉妹、椿と梢…「双子なのに椿と梢を分母と分子にしても1にならないわね。」母がつぶやいた言葉は、解釈なしでは時に途轍もなく残酷なものになる。

「破りたかったもののすべて」
高校を卒業してそれぞれの進路に向かった先での、夢や挫折、葛藤、妬みなど、大人になる過程での瑞々しさの一方で、その若さゆえの苦しさが迫ってくる様なお話。


こういう小説、自分が等身大で読める時期に読むと、感じ方が違って視界が開けたり、見え方が変わることがあるのかもなぁと思った。
そういう意味で、是非若者(?って何歳まで?笑)に読んでほしい一冊。

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Posted by ブクログ 2023年08月22日

それぞれの主人公目線で読めるので、だんだんと人物どうしのつながりが見えておもしろかった。

好きだったことば↓

魔法使いに見える魔法使いなんて、本当はこの世にいない。

こうやってひとは死ぬんだと思った。残された者の両手にありあまるほどの「そのひと」を残したまま、そのひとはもう二度とくり返されるこ...続きを読むとのない砂時計になる。

言葉の選び方がすごい、、

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購入済み

比喩的表現の幅がすごい

匿名 2023年03月20日

最後の話がグサっと来ました。
特別でありたいでも何者にもなれない、20代前後の社会的に曖昧な立場で漠然とした不安、葛藤に悩まされる様を美しい文章で綴られていてよかったです。
それがたとえ逃げ道だったとしても選択には同じだけの勇気が必要なものなんですよね。

#タメになる

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