【感想・ネタバレ】もういちど生まれるのレビュー

あらすじ

彼氏がいるのに、別の人にも好意を寄せられている汐梨。バイトを次々と替える翔多。絵を描きながら母を想う新。美人の姉が大嫌いな双子の妹・梢。才能に限界を感じながらもダンスを続ける遥。みんな、恥ずかしいプライドやこみ上げる焦りを抱えながら、一歩踏み出そうとしている。若者だけが感受できる世界の輝きに満ちた、爽快な青春小説。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

「若さゆえの瑞々しさ」
登場人物が繋がっていくところに、不思議な気持ちになる。
ある人から見たその人と、その人本来の姿は似ているようで全然違う。

「僕は魔法が使えない」が特に印象的だった。
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こうやってひとは死ぬんだと思った。残された者の両手にありあまるほどの「そのひと」を残したまま、そのひとはもう二度とひっくり返されることのない砂時計になる。両手に何もなくなっても、もう、そのままだ。

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2025年11月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

エッセイ以外で初めて読んだ朝井リョウさんの本。
こんなにも青く瑞々しいお話を書かれる方なんだ、とびっくりしました。
何者かになろうともがき、苦悩する若者達の物語。
人から見られる自分と、なりたい自分、本当の自分。
若くて何でも出来る時間と可能性を持っていながら、制限時間を感じ焦りを感じてもいる。
者のリアルが詰まっている作品です。

タイトルにもなっている「もういちど生まれる」は好きではないけどすごく文学的で、この本のタイトルにぴったりだと思いました。
「僕は魔法が使えない」の中で出てきた黄金のカレー。
父親が亡くなって1年も経たずに母親が恋人連れて来たら普通に嫌だよね…。
葛藤なんてする必要なく、嫌だって口に出していいと思う。
人を失った悲しみはそう簡単に割り切れるものじゃないし、各々感じ方は違うから。無理に歩み寄らず時間に身を委ねて構わないと思う。
自分がもう大学生なんて遠い年齢になってしまったせいなのか…ここが一番胸に残りました。

作品全体通してですが…比喩表現がとにかく多い。
若者の焦燥感や心の機微を表現する為にわざとされているのか、この方の作風なのか…。
一作目なので判断が付かないのですが、長々と、繰り返し散りばめられる比喩をしつこく感じてしまい、読む手が度々止まりそうになりました。

エッセイはどれもすごく面白いので、他の作品にもチャレンジしてみたいと思います。

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2025年09月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

前読んでて、読み切ったのに気づいてなかった笑

うーん、これいつ読み切ったんだろ
覚えてないのが悔しいかも

大学生のいたーい!!っていう感じがリアルに伝わってきて、しかも、飾らない気持ちでみんな話してくれるから、私も大学生の時こんなだったわ〜って思えた笑

痛くて浅はかな感じ、これも青春だなって思えた笑

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2025年07月02日

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