朝井リョウのレビュー一覧

  • 時をかけるゆとり

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    最初は「本当にそんなに面白いのか、、?、」と半信半疑だったものの、朝井さんの小説が好きだから、彼のプライベートも知ってみたいと思いつつ購入。
    結果想像以上に面白かった。なるほどこれは確かに電車では読めない、、!

    ぶっ飛んだ思考回路と行動力がありながらも、どこか繊細な部分を感じさせる彼のエッセイは、私自身とも重ねてしまう部分があり、なんだか少し嬉しかった。ところどころで挟まれる時事の比喩表現(?)がとても好きだった。
    続編も全てはやく読破したい。

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    2026年10月06日
  • 少女は卒業しない

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    明日取り壊される高校での卒業式、それぞれの女の子たちの一日が鮮やかに描かれていておもしろかったー!好きな人と付き合っている人、片思いの人、恋が終わる人、たくさんいて、そのどれもが甘酸っぱくて尊かった みんなこれから幸せになってくれたらいいなと素直に思える登場人物ばかりだった
    朝井さんは、男性目線より女性目線の本の方が上手に描くなとおもう(誰?) 朝井さんの本、だーいすき

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    2026年09月20日
  • 桐島、部活やめるってよ

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    ネタバレ

    本屋大賞受賞からずっと朝井リョウさんの本が読みたかったけど、せっかく読むなら最初から行きたいと思いずっと手をつけずにいた。なのにラジオとか聞き出して、本読んでないのに作者についてはすごく知ってるという状態でやっと読み始めたこの本。

    いつもラジオの話がとんでもなく面白いから、とんでもない何かなのかと思って読み始めた。勝手に桐島が視点で進んでいく話だと思ってたから読み進めててびっくり。学校ってそうだよな、桐島が部活辞めたなんて全然関係ないのにちょっとずつみんながみんなに影響を与えているんだよな。誰かに影響を受けた誰かに私も影響されてたんだよな。
    物語の面白さというよりもまだ学生で、渦中にいる人がこんなにも俯瞰して書けるんだという驚き。私なんてあの頃は必死で自分のことしか見えてなくて、達観してるふりでしかなかったのに、、、今の私より大人な学生朝井リョウ、、、

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    2026年09月20日
  • 何者

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    就活やSNSの息苦しさにリアリティがあって後半は辛かったです。友人の内定の報告も読んでいると嬉しい感情半分、焦りの感情半分で複雑な心境になりました。

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    2026年09月20日
  • 生殖記

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    ネタバレ

    ⚪︎⚪︎目線ってなんだろう、タイトル通りでした。共同体の拡大、発展、成長って必要なの?最近気付いて共感したこと。なんとなく思ってはいけないことのようで、気付いてなかった。人の言動と内心は違うんだな、それがとても面白くて読みやすい。

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    2026年09月20日
  • GOAT Summer 2025

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    「小説を、心の栄養に。」とのコンセプトで、様々な作家の小説やエッセイ、詩や対談を掲載した文芸誌の第2号。
    今回の特集テーマは「悪」となっている。

    前作の特集テーマ「愛」よりも、個人的には読みやすい作品が多かった。
    「悪」というテーマゆえか、ミステリーの要素がある物語や、ブラックな内容の話が多かったからなのかもしれない。
    テーマは同じでも色々なジャンルの「悪」があるのを楽しむことができる。
    また、「サンクトペテルブルクの鍋」はいくつかの舞台が代わる代わる登場して混ざっていくような混沌としたもので、おそらく自分で選んで手に取ることはなさそうなタイプだった。
    正直読むのにはかなり時間がかかり、内容も難しかった。けれど、自分の意思だけでは出会えないであろう物語を読むことができるのは、様々なジャンルを掲載している文芸誌ならではの醍醐味だ。
    どれも読み切りで楽しめる作品でありつつ、今作は続きがWebで連載予定と書かれているものもあった。
    木爾チレンさんの「あの子にしか行けない天国」は10月に単行本の出版が予定されているそうだ。
    短編として楽しんだ上で、読みたい人は続きを改めて読むことができるというのも、文芸誌ならではの興味深い試みだと感じる。
    また、前作の文芸賞で大賞・特別賞を獲った方々の作品が今作でも掲載されていて、文芸誌を継続して読むからこその楽しさがあった。
    一冊でかなりボリュームがあるので、今後のシリーズもじっくり時間をかけて読んでいきたい。

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    2026年09月19日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    ゆとり3部作どれも大笑いしながら読みました。朝井さん、笑いのセンスが卓越しています。この続きも出来れば読みたいです。

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    2026年09月18日
  • 星やどりの声

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    数年前に父を失った家族を繋ぐ役割を担っていた喫茶店「星やどり」を畳むまでの話。6人兄弟それぞれの視点から物語が紡がれるので、それぞれの人物を多角的に捉えることができる。
    舞台はおそらく湘南。海辺の街の空気感がめちゃくちゃ伝わってきた。
    父母視点の話はないのに、兄弟たちから語られる両親の様子だけでどれだけ愛されて育ったのかわかるからすごい。

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    2026年09月18日
  • どうしても生きてる

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    タイトル通り。複雑と混乱、理不尽、でも生きてる。不条理な世界で心が痛くなります。現実を突きつけられたような感じ、出してくる情報量と描写に引き込まれました。

    思い出したのは、世の中はあなたを傷つけないようにはデザインされていない、これはジェーン・スーさんの言葉。

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    2026年09月18日
  • 桐島、部活やめるってよ

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    高校生の頃の価値観を肌で思い出すような感覚になる。
    自分の立ち位置はどのあたりなのかを無意識に図って立ち振る舞いを考えたり、一歩引いて俯瞰して物事を見てる気になっていても、実際は人を下に見て自分はまだマシだと安心を得ようとしているだけだったり、そんな状況に心当たりがありすぎて読んでて痛いくらいだった。

    高校生の頃にこの本が原作の映画が話題になっていたもののなんとなく触れずにきてしまい、今さら読むのもどうなのかとか、読むなら絶対高校生のときに読むべきだったのに、と思って地味な後悔を続けていたけど、実際読んでみると、当時自分の見ないふりしていた汚い感情にも焦点を当てられてるようで、高校生の私だったら苦手になっていたかもしれない。

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    2026年09月18日
  • 何者

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    奥底にある人間の性が描かれていてハッとした。
    中2のころの夢は女優だった。到底オーディションに応募する勇気もなく。同じ塾に通ってる子は事務所に入ってるって噂を聞いた。羨ましかった。どこの事務所でも胸張って、夢に近づけて、演技を学べて、それをいいよやってみなって言ってくれる環境と、顔があって。羨ましかった。だから、その事務所をとことん調べた。闇とか、金取り事務所とか。そんな記憶が蘇ってしまった。
    就活前に読めて良かった。後半から、自分に向かって言われてるような気持ちになった

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    2026年09月17日
  • 死にがいを求めて生きているの

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    私たち平成生まれは、

    みんな違ってみんないい、
    ナンバーワンよりオンリーワンと言われ続けて、
    気づけば成績も絶対評価になって、
    運動会で順位をつけなくなって…

    好きでなったわけでもないのにゆとり世代と呼ばれて、なんだかちょっと大人たちからベースディスられて...
    俺たちの時代はなぁ〜!とか言われて...

    ナンバーワンにならなくてよくなった代わりに、
    オンリーワンの何者かにならなきゃいけない呪縛。

    もともと特別なオンリーワンなんて思えない。


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    2026年09月17日
  • 桐島、部活やめるってよ

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    朝井リョウのデビュー作ということで、私が上から言えることではない、ということはもちろん承知であるが、大学生らしい青さと、他作品から鋭さは引けをとるものの、現実社会を忠実に描いている、と感じた。「青春」を美化しない苦さのある小説であった。とくに、グループを組むときの描写は、当時を思い出して(というか大学になった今でもあるのだが)苦しくなった。また、あの学生特有の、些細な一挙手一投足で天地がひっくりかえる怖さを思い出し、ぞっとした。しかも今はネット社会だから、それは私たちのころよりシビアなのだろう。ちょっとした笑い、一枚の写真、既読のはやさ…そんなもので高校生の天地はひっくり返るのだ。
    そして、カーストの上に立つ者と下の者の描写がリアルだな、と感じた。当然私は「下」の者で、「下」である現実から騙し騙しに「自分は負け組じゃない」と言い聞かせるように生きてきたが、本作を読んで、「上」であることで得られる優越感、特別感=幸せ、ではない、虚しさを彼らも抱えながら生きている、と視点は、「下」の私にとって斬新であった。

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    2026年09月17日
  • 生殖記

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    すごかった。
    これを読んだ誰かと話したいよ、頼むよ…。

    他の方のレビュー見て確かにと思ったけど、先に朝井リョウのエッセイを読んでると文体がかなり似ているので作者の中身がだいぶでてしまっているような感覚はある(だからって=とも限らないけど…)

    これを読んで朝井リョウと話したいこと
    ・人間の美醜ってどう影響するかな?やはり美しさは異性愛における魅力、優位性になるから、いくら磨いても異性愛個体の共同体の成長に関わるでしかないのかな 自分なりの美しさだけに拘ることでそこの軸から離れることってできないのだろうか

    ・人間が飼う動物ってどう思うかな?私は尚成が思っているようなこと、レイアウトで切り取られた内容のこと、犬と話したりさわってる時は忘れられるんだよなー そもそもペットとして飼う事自体がおかしいのかなあ

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    2026年09月18日
  • 何者

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    就活というより今の時代を生きる人たちに向けた本な気がする。
    無意識で操作できるスマホ。暇さえあればスマホを触ってしまう自分。人間味がたしかにないし、なんだか気持ちが悪くて、わざとスマホを触らないように散歩したり読書したりとスマホを断つような生活を意識するようになった。

    140字しか投稿できない時代ではなくなったんだろうけど、今でも「痛い」やつはSNSでも見かける。
    SNSは匿名でも投稿できるが、実際には簡単に投稿者がバレてしまう怖さもしっかり描かれていた。

    タイトルの回収には鳥肌が立った。
    続編が楽しみ。

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    2026年09月17日
  • 生殖記

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    個人と共同体の関係や、言葉にできずにいたモヤモヤとした感情を見事に言語化してくれた作品だった。
    人間にはポジティブな時もあればネガティブな時もあり、誰もが波を抱えて生きている。主観と俯瞰の両方の視点から、どちらが正しいわけでも悪でもないと教えてくれるアプローチが実にユニークだ。マジョリティとマイノリティ、葛藤や疎外感といったテーマを朝井リョウ先生が軽妙に描き出しており、自分の意識や世界の捉え方を心地よく見直すことができた。

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    2026年09月17日
  • もういちど生まれる

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    ひーちゃんは線香花火 ☆☆☆☆
    燃えるスカートのあの子 ☆☆☆☆
    僕は魔法が使えない ☆☆☆☆
    もういちど生まれる ☆☆☆☆
    破りたかったのものの全て ☆☆☆

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    2026年09月17日
  • 死にがいを求めて生きているの

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    やりがい、生きがいって無いといけないのか?多様性やありのままを受け入れなさいという時代になったからこその、何も無い自分に焦る、人と比べてヘコむことは自分にもある。ナンバーワンよりオンリーワン、自分らしくありのままが何よりも尊い風潮への嫌悪感に共感してしまった。

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    2026年09月16日
  • 何者

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    読み始めはなんとなくって感じで、私はまだ社会人じゃないから、あーESとか面接とかそういうthe就活みたいな感じねって軽いノリだったけど、後半につれての展開が面白かった
    確かにsnsって友だちと繋がっていないアカウントだからこそ呟けるようなこともあるよね
    仲良い、身近な存在にいる人だからこそ、自分よりも優れて欲しくないって思う気持ちは、現代の若者だったら多少なりとも共感する部分はあるんじゃないかな
    就活前に読めてよかったなと思う1冊でした

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    2026年09月16日
  • 何様(新潮文庫)

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    「何者」のスピンオフなんですね。
    サワ先輩のキャラクターが好きだったので、登場してきてくれて嬉しかったです。あのブレない感じ、本当に素敵。
    光太郎の初恋のお話も、泣いちゃいました。思春期の不器用でまっすぐな気持ち、夢や恋心、色々思い出したような。
    その他のお話も全て強烈に印象に残っています。
    正美のお話は、胸が痛かった。

    ラストの「何様」…面接官から見た就活、の設定も面白かったです。
    自分の中にある信念を自分で掬い上げられるようになりたい。色んなメッセージを受け取りました。

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    2026年09月17日