朝井リョウのレビュー一覧
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部活をやっている同級生や後輩を尻目に、木炭紙大の黒くて重いアルタートバッグを抱えて学校を後にする、そんな寂しい記憶が蘇りました。美大進学を目指して部活を早期退部し、美術予備校に通っていた高校時代。周囲は推薦でとっとと進路を決めていたり、やりたいこともないまま、ろくに勉強もせず騒いでいたり。
ここを抜け出したらもっと広い世界があることを希望に生きていたあの時の小さな世界は、私の人生のなかでも少し辛くて、少し異様で、でも思ったより貴重な時間だった。
高校生って、外から見れば若くてきらきらしている。でもその内側は決して一枚岩ではない。偶然同じ場所に集められただけの人間関係に息苦しさを感じたり、自分の -
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19歳から20歳にかけての、子供とも大人ともいえない年齢でもどかしさを感じている人たち。
作品に出てくる人物たちと同じく、自分もそれくらいの年齢のときは、このままでいいのかなとか、他の人とは違う特別な何かが欲しいとか、漠然とした不安や焦りを抱えていたなーと懐かしくなったり、当時の苦い気持ちも蘇ってきたり。
私は大学には行かずに10代のうちから早々に社会に出て働き始めたので、大学生ってキラキラした青春のど真ん中を生きていて楽しいことしかなさそうに見えていたけど、それは外から見えている一部でしかなく、大人になりきれない年齢のもどかしさを感じているのはみんな同じだったんだ、といい大人になって今さらわ -
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多分ジャケ買いした。
2編収録されている。
1つ目は、あけすけに書かれた体育会系ホモソーシャルがリアルで(リアルなのか知らないが)、すっっっごく気持ち悪かった。
こんなに知ってるなんて作者が体育会なのか?と思いながら読み進めるうちに、嫌いが故に詳しいのか…?と感じはじめ…
2つめは、読み終えてもどちらが正しいのか判断しそこねた。
しばらく考えたが、右派と左派のように、ポジショニングするのでなくその場で自分にとってより良い選択を重ねていくものだと思う。
だから他人の選択に干渉すると言う点では、勝手に“作ってあげた”ものを否定されて怒りだすのがおかしいのかもしれない。
しかし、むしろ朝井リョ -
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ネタバレ短編集。ひとつひとつが重たくて、読み応えがあった。朝井リョウさんは本当に今を切り取るのが上手な方だと思う。解像度が高すぎる。
読んでじゃあどうやってこれから生きていったらいいのと答えを差し出してもらえるわけではないが、切り取って言語化されたものを読むことで、自分自身を客観視して少し生きやすくなる感じがする。
明らかな東海オンエアがいた。豊橋レンジャー。まんぷく堂でラーメン早食い。私の大好きなYouTuber。どうでもいいことを楽しそうにやっている人たちを、無感情にだらだら観る時間が、今日生き延びるために本当に必要だったりする。今は、ショート動画を観て短い時間で面白いところだけをひたすら流し見 -
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正欲、ゆとり3部作、発注いただきました、インザメガチャーチときて、ついに朝井さんのデビュー作の桐島を読んだ。
古本は買わないことにしてたけど、ふらっと入った古本市で見つけてしまったのでついに買ってしまった。
連作であるこちらを投稿して新人賞を受賞し作家デビューを果たしたとよく話されているが、神木隆之介演じる桐島がバレーボール部を辞める物語ではなかった。
朝井さんが朝井さんたるワケがわかった
天才だ
小説って芸術なんだ
実果の章では、スタバでボロ泣きしながら読んだ
高校生が考えていることなんて所詮同じようなことだろうと思っていたし、自分より思慮深い人なんていないと思っていたけど、それぞれ感じてい