朝井リョウのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
2026.07.13
あの番組を文字にしたら、このくらいの分量でこの辺がヤマ場でそろそろオチやどんでん返しだろうなという、絶妙な加減の5話。映像で見たら、絶対この順番で間違いないと思う
『シェアハウさない』はある意味あった方がいいかもしれないシェアハウス。怖いけど。『立て! 金次郎』は実は心当たりあるかも。P役員やってる時こういうこと考えたもの。絶対言えないけど。『リア充裁判』は心底思ってる。特に感染症期、真面目に密を避けてた人よりも外に出て何かしら関係や実績を作ってきた者が就活とかにに有利だったりした、あのころを思い出した。
それにしても朝井リョウという人は狭ーい世界のみっちみちな関係 -
Posted by ブクログ
読み始めたときはタイトルの「死にがい」がピンとこなくて、生きがいじゃなくて死にがい?と思っていたけれど、終盤まで読み進めてタイトルに納得。
「ありのままの自分」「人それぞれ」みたいな言葉をよく聞くようになった今の時代でも、他人からの評価やコミュニティ内での自分の立ち位置が気になるのは変わらず、たぶんみんなが薄っすら生きづらさを感じているんだろうな。
雄介が他の人に比べて主張の仕方というか生き方が下手なだけで、誰にでも少なからず共感できる部分はあるはず。
この作品で海族と山族の対立として書かれていた問題は、そのまま日本人と外国人だったり、男と女だったりにも当てはめられるわけだけど、相手をそう -
Posted by ブクログ
初めてエッセイをよんだけどとてもおもしろかった。
友人のおもしろエピソードトークを聞いてるみたいな感覚で、声出して笑えるタイプの本。
とにかく気楽でいい。
とはいえやはりここまで成し遂げてる人は特別で、学生のうちから自意識が高いというか、俯瞰できていて大人なんだなという感想。
自分が26になってようやく見えてきた人生の楽しみ方、物事の見方みたいなことが、朝井リョウには学生の時(なんなら小学生くらい)から見えていて、底なしのエネルギーがある状態でいろんなことに向き合えているので、こんなにも面白い経験ができているんだろうし、文章にすることができるんだろうね
小説では感じない、自分もこういう文 -
Posted by ブクログ
ネタバレ書店に並んでいるのを見て、内容が面白そうだったので購入。
帯に書かれていた『オチにやられる本ランキング1位』の印象とは少し違ったが、皮肉っぽい少しダークな笑いがあったり、現代のSNSや人間関係への解像度があまりにも高かったり、かと思えば最後には各話の脇役同士でオーディションが開かれるフィクション感の強い展開があったりと、最後までまったく飽きずに読み終えることができた。
個人的に一番好きなのはシェアハウさないの何かがおかしいけれど、最後までそれに気づくことはできない不穏な空気感。あとはリア充裁判も読みながらなんだか他人事ではなくてソワソワした。
この表紙も意味ありげだが、何か意味があるのかな? -
Posted by ブクログ
ネタバレラストがとても不気味だと思いました。
完璧に擬態できていると思っていても、実は違和感を持たれていた尚成。
自分自身の成長は諦めていても、それを外に託すことで納得でき、幸せになれる…のか?
「自分の外に成長を託す」ことで生きられるという感覚は、私自身にもすごく当てはまると思いました。
ただ、それを体現する尚成を客観的にみると、本当に幸せなのか分からなくなりました。
結局、人間は「より良く」ならねばならないというある種の強迫観念があるのか?
でも、自分より下の世代にそれを植え付けたくないな〜。
主人公の声がcv朝井リョウで脳内再生されました。 -
Posted by ブクログ
推し活はあくまで物語の舞台というだけであり、本筋は他者への嫉妬や羨望、劣等感など、誰もが心の奥で抱いてしまう、だけど認めたくないような人間の歪みと言える部分だった。
3人の登場人物が交わっていくようで、交わり切らないところが少しもどかしくなる。
もっと長編でもいい。
うわっそういうこと?やられたー!が何個かあるのが楽しい。
3章目。いじめや病気、恵まれなかった家庭環境など、物語になるような過去を持っていないことに劣等感やコンプレックスを抱くつかさの描写が印象的だった。
それを自分も考えたことがあったから。
自分の人生にはこれといった挫折や不幸がないなぁと思ってたんだよな。
ないからなん