朝井リョウのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレ就活についての本だと知って、まだ就活についてよく分からないから何か学べることがあるかなと思って読んでみたけど、みんなそれぞれ友達にも就活という眼差しでその人を図っているような感じがリアルで面白かった。本を読んでいるとその人の視点や意見が面白くて正しいように感じてしまう。最後にそれが裏返された感じがして、自分も先入観があったり、少なくともそういう価値観があるから没頭して読めてしまうのだと思った。就活と同じように受験についても、結局どうすべきかとか今の自分では分からないから、自分の心に従って過ごそうと思った。自分に言われているような言葉が刺さったけど、半ば諦めかもしれないけど、今の自分はこれでいいのかなとも思う。
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Posted by ブクログ
非常に興味深く、同時に、一度読んだだけでは理解しきれないほど難しい作品でした。
「多様性」という言葉を掲げながら、その多様性に否定的な人を認めず、攻撃してしまう。そんな光景に自分自身も辟易することがあったので、本作にはとても共感できる部分がありました。
自分が「正しい側」にいることを周囲と確認するために異分子を攻撃したり、性について下品に語り合うことで「普通」の側にいることを確かめたりする。その描写には、なるほどなと思わされました。
特に印象に残ったのは、「正しい側」を引き続けること自体が、立派なマイノリティなのだということ。
多様性とは何なのか。
普通とは何なのか。
そして、正しいとは何なのか。
読み終えても簡単には答えが出ませんでした。
たぶん、もう一度読めばまた違ったものが見えてくる。そんな作品だと思います。 -
Posted by ブクログ
朝井さんの学生時代〜就活、社会人になりたての頃のエピソードを綴ったエッセイ第1作。
心の声を詳細に描きながらもスルスルと読みやすい、朝井さんならではの文章力だ。
時に自分に、時に他者にツッコミを入れながら、面白おかしく書かれている。
おそらくご本人にとってはなかなか大変な出来事もあると思うのだが、不思議と朝井さんの経験やエピソードが、眩しく見えてくる。
それは、自身の弱みも失敗も、カッコ悪さもつつみ隠さずさらけ出し、どんな経験も人生の一部としているからなのかもしれない。
自分も朝井さんのようには無理だとしても、弱みや過去の失敗たちを話題のネタとして昇華できるようなユーモアを持てたら良いな、と思ったりした。
個人的に特に面白かったのは、街中で出会う個性的な人とのやりとりの回たちだ。
本当にこんな会話があるの!?と、まるでコントかのようでニヤニヤしっぱなしであった。
この後のシリーズエッセイも楽しみにしたい。