朝井リョウのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
17歳という多感な時期をすごす異なる立場の高校生たちの心情を巧みに表現し、あのとき確かにそこにいたなと感じさせる"高校"を見事に描いていた。
今振り返ってみると、高校生のときって本当に高校という狭いコミュニティが私たちの世界だったなと感じる。
高校という狭いけれど確かに彼らにとってひとつの大きな世界の中に、カーストがあり、生きがいがあり、逃げ場がある。
確かにそんな雰囲気があったな、そう感じていたなと思わせるようなシーンがたくさん...
楽しい思い出ばかり残っていたけど、たしかにこんな葛藤はあった。あの頃の自分は小さな世界で悩んでいたんだなー
なんでこんなに達観した目で1 -
Posted by ブクログ
自分用
自分はセンスがないのに変なこだわりだけはあるので人の倍時間をかけて作品を作るということがしょっちゅうあった。し、他の人の作品の方が圧倒的に優れていると、この人はセンスがあるからだ、などと屁理屈を頭の中でこねくり回していた。作品の価値に優劣をつけるのをやめたいし、自分は自分の作品に100%の自信だけ持っていればそれでいいんだ、とこの本を読んで思えた。
あと、今のタイミングで表現者の苦労を知れたのも良かったな
自分が良いと思っているもの、目指しているものが、何で良いと思ったんだっけ?何で憧れていたんだっけ?と思うことがあるけど、間違いなくそれを見て感動した過去の自分がいて、繰り返し何回も見 -
Posted by ブクログ
朝井リョウの著書何冊か読んでいたが、デビュー作をまだ読んでいなかったと思い今回読んでみた。毎回登場人物の感情と使う言葉のリアリティに引き込まれていく。学校に纏うスクールカーストという空気に対して思う距離感や感情に共感した。俺もこの感情はあったし、など振り返ることがあった。スクールメイトという一見交わっていそうで交わらない人がいるのは普通。ただ会話はしないが、大きく影響しあっている。上から下へ、下から上へ、見えない大きなうねりが生まれ、誰にもキラキラとはしていない、ネガティブな感情が発動される仕組みなんだと考えた。
互いを尊重し合えたら、尊重し合うにはどんな考えや経験が必要なんだろう。あなたがい