朝井リョウのレビュー一覧

  • そして誰もゆとらなくなった

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    三部作と知らずに、この本から読んだんですよ。テンポいいし、言葉のチョイスがとても好み。ただ、本人も書いてるけど、まぁウ〇コの話ばっかり!前半は面白く読んでたんですが、段々この人大丈夫?こんなに生活に支障きたしてるのに病院行かないの?もっとちゃんと調べて治療したらなんとかならないの?…なんて思い始めてしまって。笑いながら心配しちゃった。
    インザメガチャーチで出てくるオーディション番組のオタクは、本人とその身近にもいらっしゃって、あの解像度なんだなぁと思うなど。

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    2026年07月08日
  • 時をかけるゆとり

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    どちらかというとシリアスな作品のイメージがある著者ですが、エッセイはかなり赤裸々でした。
    面白すぎて、思わず吹き出してしまいました。

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    2026年07月06日
  • 生殖記

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    「正欲」と話の流れが似ていた。異性愛のマジョリティと同性愛のマイノリティ。この本でもマイノリティがマジョリティに存在を認めてもらうという構図への疑問が呈されている。

    抜粋↓

    「理由もないのに強い気持ち」は、実は共同体や種の拡大、発展、成長に関係していることが多いです。

    例えば子供をうみたい、とか。ほんと、あれなんでそう思うんだろう?

    スルーしていた小さな違和感みたいなものを、丁寧に拾って言語化しているところがやっぱり朝井さんってすごいなと思いながら読んだ。

    読後もふと考える、自分って何のために生きてるんだっけ?
    拡大、発展、成長に寄与していないとソワソワしてしまう。別に成長なんてしな

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    2026年07月08日
  • 生殖記

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    再読。1度目は奇抜な設定に呑まれていたのかそこまでハマらなかった記憶なのだが、再読しこの本の恐ろしさに気づき、魅了された。
    グサグサ!ザクザク!斬られる。

    インザメガチャーチと重なる部分もあり、その点においても再読を楽しめた。

    メタofメタで研究したこの世界の解説書ってかんじ。宇宙人とかに、この世の生活を伝えるならこんな感じになるんだろうなーと思った。

    自分のライフステージや置かれる環境によって、受け取り方が変わっていきそう。

    会社で、今期の目標は?とか聞かれるたびにうるせえなって思ってたし、目標とか成長とか変化を求められることに最近うんざりしてきてる。
    現状維持で、今のレベル以上の仕

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    2026年07月06日
  • 何者

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    ネタバレ

    めちゃめちゃリアルな描写で、自分の心のうちを見透かされたようでドキッとした。他人への妬み嫉み羨望…拓人も梨香も私自身をみているようだった。直視するのが辛いくらい。

    朝井リョウさんの作品は初めて読んだが、とても読みやすくて頭にスッと入ってくる。すぐに世界観に馴染めるので、夢中になるのに時間はかからなかった。

    続編の『何様』もすぐに読みたい。

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    2026年07月06日
  • スター

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    今の社会の空気を非常にうまく表現している。
    マスがなくなっている 変化の早さについていくか反発するか
    正解はないが中庸が大事だと感じる。

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    2026年07月04日
  • 正欲(新潮文庫)

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    かなり皮肉のこもった作品に感じた。

    自分の物差しで測って、理解した気になられるのはすごい腹が立つ。

    人に自分の夢や目標を語ったときに言われる言葉
    「俺ら(君)にはそんな能力ないよ」

    勝手にそっちの枠組みに自分を収めないでほしい。
    私の可能性をあなたの尺度に当てはめないでほしい。
    自分の夢を追うことをめんどくさいと感じて辞めたマジョリティに入れないでほしい。

    マイノリティの中のマイノリティでいいから。
    ほっといてくれれば勝手にこっちで決着つけるから


    と、まぁこのようなことが最近あったわけで、「よくいう世間一般」からズレた道を生きる人には共感できる部分がある本だと思う。

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    2026年07月04日
  • 星やどりの声

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    すごく温かくて
    それぞれの兄弟が同じことに、違う視点から悩んでるのが明らかになって。
    最後に店の名前の秘密が明らかになって
    心が優しくなる小説でした。

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    2026年07月04日
  • スター

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    自分達の年代が子供の頃は、まだ「スター」とされる人達が存在する時代だった。何万人、何十万人の中から選ばれた特別な存在こそが「スター」だという考えは今もある。だから、自分もどちらかというと登場人物の尚吾の様な考え方でYouTuberを捉えている。でも、結局それは、新しい価値観に順応できていない自分が、新しいものを頭から拒否して取り入れていない結果でもある。
    「他を貶すより、自身のやっていることのよいところを見つけていくこと」と千紗の考え方が、新しい価値観が出現した時に大切になってくるのかも知れない。
    選択肢が多過ぎて、正しいことも間違っていることも、人によって異なり、自身で選択していくことが難し

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    2026年07月04日
  • 生殖記

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    ネタバレ

    主人公は、家電メーカーの総務部総務課に勤務するゲイの達家尚成、33歳。そして、その主人公に寄生(?)する生殖本能が語り手という斬新な設定の小説。
    ぶっ飛んだ設定ではあるが、生殖本能が主人公の生き方に対して軽妙にツッコミを入れていくスタイルは嫌いではなく、共同体の拡大、発展、成長にのっかるのか、のっからないのかといった人間の生き方に対する深い洞察も垣間見られ、期待を裏切らない面白さだった。自分なりの「しっくり」を追求し、他人からの介入は基本受け流す主人公にあきれる思いも持ちつつ、その受け流しスキルはなかなかのものだと感心した。
    ただ、生殖本能が語り手なのに、性欲など性自体の話にはあまり踏み込まれ

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    2026年07月03日
  • 時をかけるゆとり

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    ゆとりシリーズ3作目を先に読んでいたので、衝撃は少なめであったものの、くだらなさは笑えます。どこまでがホントでどこからが脚色なのか。十分楽しませていただきました❗

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    2026年07月03日
  • 正欲(新潮文庫)

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    自分は人と違うということを幼い頃から認識していると、人は自然と老成していくのかもしれない。多くの人とは違う、マイノリティであることを人に知られないよう、知られても最小限の傷で済むよう、自分で自分の言動を監視して俯瞰で世界を見るようになるから。

    私は物心ついたときから母親が肺の持病があった。母親が心身ともに辛そうな姿は何度も見てきたし、いつからか酸素チューブを付けないと日常生活を送ることが難しくなった。母親が走っている姿は一度も見たことがない。自転車を漕ぐ姿もプールで泳ぐ姿も想像がつかない。一番記憶にあるのは私が高校生のとき、数歩歩いたら止まって肩で呼吸をして、また数歩歩いて、を繰り返して歩を

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    2026年07月03日
  • 正欲(新潮文庫)

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    ネタバレ

    一筋の希望の光みたいなのを感じた直後の、あれ、でもたしか、、、という不穏な気持ち。
    スッキリとは終わらせない、これからも続いていく世界。

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    2026年07月03日
  • 何者

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    ネタバレ

    大学生の就活から見える人間模様のお話。
    登場人物それぞれが呟くTwitter(現X)のツイートにも触れながら、人の心のモヤモヤしたところがうまく書かれていたなぁと思った。一気読みしてしまう作品。

    拓人、光太郎、瑞月、理香、隆良、ギンジ…
    私は1番瑞月の気持ちに共感できたなぁーと思った。
    そして、瑞月の内定を祝う集まりの時に、会社に所属して働くことに対して良く思っていない隆良に対し瑞月が畳み掛けた言葉の羅列がすごく説得力があった。
    「十点でも二十点でもいいから、自分の中から出しなよ。自分の中から出さないと、点数さえつかないんだから。これから目指すことをきれいな言葉でアピールするんじゃなくて、こ

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    2026年07月03日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    疲れたとき、落ち込んだとき、生活がルーティン化して刺激が足りなくなったとき、朝井リョウさんのエッセイを読めば嫌でも笑ってしまう。三部作最終章ということで、どうしても読み終わりたくなくて、少しずつ少しずつ、数ヶ月かけて楽しんでいたのに、ついに読み終わってしまった。

    絶対的に旅に向いていないのに無謀な旅に挑戦する朝井さんに勇気をもらい、常にちょっとネガティブで自虐的なところに笑わせてもらい、常に人を気遣い低姿勢な彼に尊敬の念を持ち、そして最終的に「あー楽しい読書した」と思わされる。

    ロスに移住した友人を訪ねていく章で、お腹の弱さについての記述の中に、彼女が自分の居場所を見つけられて良かったとい

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    2026年07月03日
  • 死にがいを求めて生きているの

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    個を尊重する世の中に見せかけて、まだまだ学歴とか年収がわかりやすい生きがいとして認識されていると思う
    世の中の指標に則ったら則ったで、結局その指標のトップになれん人が大多数やから、その指標だけを頼りにすると身近な人との比較に走る
    そこまでは誰しも経験するとして、そこから逆張りで開き直るか、言い訳して腐るか、粘るか、自分を受け入れて別の軸を立てるか
    開き直ってもいいけどその開き直りに他の人巻き込むぐらいなら1人で腐る方がマシ
    自分は勝っとるつもりでも、その承認のために他の人巻き込むのも同じく

    ダサい生き方はしたくないな
    自分の美学ぐらいは貫いて生きていきたい

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    2026年07月02日
  • 時をかけるゆとり

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    私の想像してたエッセイとは種類が全然違ったようです。深く考えさせられたり、ほっこりしたりなんてことはほぼない笑。終始、『おしり大丈夫かな?笑笑笑?』と気になりつつその爆弾を抱えながらどこまでも行く朝井リョウの根性に脱帽。そしてずっと笑わしてくる。元気がない時に本当におすすめ。

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    2026年07月02日
  • どうしても生きてる

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    そんなの痛いに決まってるという作品が特に好きです。
    読み終わった後この作品に出会えてよかったという喜びが心をいっぱいに浸透させました。

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    2026年07月02日
  • 生殖記

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    朝井リョウって、人間の複雑な感情を、誰もが想像できるような例えに変換するのが上手くて笑ってしまう!!人への解像度が上がるので必然的に自分の無意識下にある感情を思い知らされて悔しい!!

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    2026年07月02日
  • 何者

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    自分の就活を思い返してみた。他の人の状況を気にしたこともなかったけれど、ガッツリ就活してたら主人公側だっただろうな私。登場人物みんないるいる〜って感じ。
    スッキリした気持ちでは終われない作品。

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    2026年07月02日