朝井リョウのレビュー一覧
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面白くはない。が、有意義ではある。
メッセージは受け取れるんだけど小説という形式がノイズに思えたりもする。
今の現象を説明してる感じ。
例え話とか具体例を見ている感じで体験的ではない。
こういう風に書くしかなかったというのも理解できるし、よく読める人もいるのだろう。少なくとも書店員さんは多くの人に読んでほしいと思った。
これも理解できる。
が、自分が文学や文芸に期待しているものとは違った。
個人的な思いなので悪い作品とは思わない。読むと中身について話ししたくはなる。
推し活も資本主義の活動の一つで類似の何かは誰しも踏み入れてる可能性がある。
なので他人事ではない。
性格診断もこの作品に登場する -
Posted by ブクログ
私も学生時代ある界隈のヲタクをしていた人間なので、痛いほど気持ちがわかるし、グサグサくる部分も多々...。
視野が狭まってそれしか見えなくなって、全ての時間をそれに当てて、お金も使い、時には何の意味があるんだろうとか、正直もうめんどくさいなって思うことも。好きで推してたはずなのにいつの間にか義務になってるときがあった。
ヲタクをしてたおかげで大切な仲間に出会えたし、たくさん幸せも貰った。けど、そのせいで失ったものもたくさんあると自負してる。
物理的に応援できなくなって、自分の意思とは別にヲタク人生に終わりを迎えられたけど、今もヲタクしたいかって聞かれたらもうあの生活はしたくないなと思う。何事 -
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私が推しているオーディション番組発のアイドルグループをモデルの一部にしているんじゃなかろうか...と思われる描写がいくつかありました。
何枚もCDを積んで布教し、再生回数を回す行為は、私の推し活アカウントで目にすることが多いです。
そのように、自分の成長になるわけでもない行いに時間を割き、推しの物語に投資することが「視野を狭める」という言葉で表現されていました。
たしかに、過度な推し活は人を苦しめ、未来を狭める行為なのかもしれません。たしかに、世界に目を向けて、勉強することのほうが、将来的な仕事の幅は広がるのかもしれません。
でも、誰かの物語に共感し、自分の苦しみに救いの未来があるかも -
Posted by ブクログ
ネタバレこんなにもひりつく心理描写を、オタク女性の気持ちを代弁できる作家が存在しているということに純粋に驚かされた。
それぞれ孤独を抱えた登場人物たちがその孤独を埋めるために、何かに没頭していく。そして、その先にあるものが何なのか。ページをめくる指先が震えていく感覚。このまま進んでいけば、崩壊しか見えないストーリー。結局登場人物たちが最後どうなるのかはわからないまま終わってしまうけれど、読後感はそれほど悪くはない。登場達は、少しづつ自分達の置かれている立場に気づいていく。いや、そもそも頭のどこかではわかっていたのに、あえて見過ごしていく。見過ごすことで一瞬の幸福を、満足を、孤独を癒し、うめていく。行き -
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世間から認められていない"性欲"の話。
「面白かった!」と中々言いづらい内容だったけど、少なくとも「読んでよかった」と思った。
自分のセクシャリティがゲイという事もあって、共感できる部分があった。「あなたに言っても分からないと思う」って何度も思って生きてきたなーって。
これを読むと、
こんな自分よりも生きづらいと思っている人がいたり、自分の言動で傷つけてしまっている人がいるのでは無いか?と怖くなった。
じゃあ、どうやって人と関係を深めて行けば良いのか、分からなくなってしまった気がする。
でも、八重子が大也に「また話そうね」と言ったように、何度も話し合っていく事が大事な -
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ゆとりシリーズ2作目。
相変わらず笑えました。
第一部〜第三部に分かれていて、
第一部 日常
第二部 プロムナード
第三部 肛門記
はい、お察しのとおり、第三部は完全にふざけてますね笑
第一部は「時をかけるゆとり」にも出てきた眼科医との邂逅に笑ってしまいました。
また、朝井リョウさんの内面に触れたお話が多く、より朝井さんの人となりを知れたように思います。
第二部は、日本経済新聞に半年間連載したコラム、それに対する現在の朝井氏からのひと言。
第三部は…もう笑いなしでは読めませんが、大変でしたね…
でも健康が何よりも大切だというのには頷けます。
☆4なのは少し長くて疲れてしまったからで -
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ネタバレ世の中の構造を俯瞰して覗くことができたような感覚。相当面白かった。
ふたりのすみちゃんが交わり、お互いが「あれは過去の私だ」と、過去の浅はかだったと感じる自分を写す鏡が対面した終盤。
お互いに前進しているようにも後退しているようにも見えるその状況は「正解のない世界」の構図そのもので、ゾクっとした
「想像で勝手に物語が作られる」「視野を狭めて物語に呑み込まれやすくなるように仕掛ける」そういう視点は今まで持てなかった。物事の見方というか、視野の広げ方としてものすごく勉強になる面白い本だった。
それと同時に最強のビジネス本だと思った。
(期待があったから読み込めたけど、3人の物語が交互に少し -
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第2回「あの本、読みました?大賞」受賞作。
2026年本屋大賞受賞作。
ということで、昨年1番の話題作ですね。
アイドルグループの運営に参画することになった、孤独な中年男性・久保田慶彦。内向的で繊細な気質ゆえ悩み多き女子大生・武藤澄香。仲間と楽しく推し活に夢中だった派遣社員・隅川絢子。ファンダム経済を仕掛ける側、のめり込む側、かつてのめり込んでいた側、世代も立場も異なる3つの視点で“物語”が展開していく…
朝井さんから見た今の推し活ブームについての解釈なんだろうな。ポジティブな面とネガティブな面。救いもあれば破滅もある。何が正しいかではなくて何を信じるか… でも、人はやっぱり1人では生きて