朝井リョウのレビュー一覧
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購入済み
バカ面白いアンドくだらない
インスタで本を発見して読んでみたけど、めちゃくちゃくだらなくてめちゃくちゃおもしろい。
自分の恥部を曝け出すタイプが大好きなので爆笑しつつほっこりしてしまった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレエッセイから入ったけど…小説もいいじゃないかー!朝井リョウ!!好きな作家の一人になりました。
皆の得意なことが店を守るのに繋がったり、「星やどり」に込められたお父さんの想いに鳥肌!
最後の方、いっぱい泣きました。
<2020.4.16再読>
東京ではない海の見える町。三男三女母ひとりの早坂家は、純喫茶「星やどり」を営んでいた。家族それぞれが悩みや葛藤を抱えながらも、穏やかな毎日を過ごしていたが…。
朝井さんの人物描写はほんとすごい!
リアルなんだよな~。
星則→律子→琴美→光彦→小春→るり→凌馬→真歩→星則……
お父さんから名前がしりとりになって、またお父さんに戻って、家族が輪になる。
お -
Posted by ブクログ
あー面白かった!!
インザメガチャーチを読んでガッチリ心を掴まれ
すぐに購入に至ったエッセイ本。
11年前、朝井リョウが大学生の時に書いた
『他人のどうでも良い思い出話』でしかないのに
その文章力や比喩の絶妙さで
ゴロゴロしながら笑い転げさせてもらった。
突然吹き出すことになったりするので
電車では読まないほうがいいかもしれない。
【学生時代にやらなくてもいい20のこと】改題。
とのことだけど、改題成功。
若い時にしか味わえない青春が詰まっていて
羨ましい経験ばかり!やった方がいい!!
特に東京から自転車で京都を目指す旅は
真似できないだけに大いに擬似体験させてもらった。
黒ペンの話はグッ -
Posted by ブクログ
ネタバレ尚成みたいな何もかもに対して無気力で、ただただ時間をかけて時間を消費するタイプの人間がいるなんて衝撃的だった
拡大発展成長こそが至高とばかり思っていた自分としては頭を殴られたような感覚、、
何も中身がないことをそれっぽく言う能力が高い人って結構いるよなと思った
それは尚成が小さい頃から植え付けられた張り紙だったり、トイレの前の通せんぼだったり、街頭演説だったり、フィルタリングだったりが少しずつ蝕んできた成功体験の真逆の営みなのだと、トラウマなのだとわかった
多様性だったりは時代の潮流で、本気で思っている人は少数で大多数は時代に流されていて、尚成を昔痛めつけた人々は呑気に多様性だよねーと言って -
Posted by ブクログ
ファンダム経済について興味があったのと、YouTubeで拝見した朝井リョウさんの話し方が丁寧でユーモアがあって楽しい方だったので本を読んでみたい気持ちになり手に取りました。
久保田慶彦、武藤澄香、隅川絢子の世界の現状とファンダム経済を仕掛ける立場、ファンダム経済に取り込まれる立場、推しの自殺を解明しようとした事から別の没入先にハマり身を滅ぼしつつあるー
どの立場の気持ちにも共感できて、今の時代の風潮や価値観が詰め込まれていると思いながら読みました。
自分はこれを“幸せ”として生きると決めたら、そこで自分を過剰に消費し尽くそうとする。
推し活にお金を使う方なので、この文章が刺さりました。