朝井リョウのレビュー一覧
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リアルすぎる
私は高3です。初めて呼んだのは小学6年生のときでした。その頃は物語に何の共感もできなかったのですが、中学生、高校生になって何度も読み返しました。読む年齢によって感じ方が全く違って、高校生になって読んだ時、「何でこんなにリアルな高校生が書けるの?」と思いました。桐島がいる高校は私の高校と多分校風が似ていて、きっと偏差値もそこまで変わらない気がして。こういう人、いる、いる、って思って、この見えないスクールカーストをみんなが見えているところとか。私は亜矢と似ていて、すごく共感できました。
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購入済み
バカ面白いアンドくだらない
インスタで本を発見して読んでみたけど、めちゃくちゃくだらなくてめちゃくちゃおもしろい。
自分の恥部を曝け出すタイプが大好きなので爆笑しつつほっこりしてしまった。 -
Posted by ブクログ
ネタバレエッセイから入ったけど…小説もいいじゃないかー!朝井リョウ!!好きな作家の一人になりました。
皆の得意なことが店を守るのに繋がったり、「星やどり」に込められたお父さんの想いに鳥肌!
最後の方、いっぱい泣きました。
<2020.4.16再読>
東京ではない海の見える町。三男三女母ひとりの早坂家は、純喫茶「星やどり」を営んでいた。家族それぞれが悩みや葛藤を抱えながらも、穏やかな毎日を過ごしていたが…。
朝井さんの人物描写はほんとすごい!
リアルなんだよな~。
星則→律子→琴美→光彦→小春→るり→凌馬→真歩→星則……
お父さんから名前がしりとりになって、またお父さんに戻って、家族が輪になる。
お -
Posted by ブクログ
推し活にハマる心理や、社会的繋がりが希薄な中年の寂しさなど、価値観の多様化により逆に信じるべきものに迷いが生じる現代社会の問題や世相がありありと描かれていると思った。
印象に残ったのは、人は誰でも自分を使い果たしたいのだ、という国見のセリフ。確かに誰しもが心のどこかで、心からうちこみ人と繋がれるものを求めているのだろうと思った。
推し活も行きすぎると是非はあるだろうが、社会的繋がりや生きがいを提供する点では現代の新たな居場所として機能している。一方でこの本で描写されているような行き過ぎて生活を乱すようなことには少し病的なものを感じ、これを避けるためには、やはりみんなが社会的繋がりを持てる社会 -
Posted by ブクログ
ファンダム戦略を仕掛けるアイドルグループ運営に参画することになった中年男性、留学を志す一方で
1人のアイドルに熱中する女子大学生、推しの死から陰謀論にハマる30代女性の3人の視点から物語が展開されていく。それは推し活を仕掛ける側、推し活にのめり込む側、推し活にのめり込んでいた側の視点とも言える。そしてこの作品の背景にあるのは「視野の広さ」である。現代を生きる上で、視野は広い方がいいのか狭くした方がいいのかは決して分からない。人によって幸せが違うから。自分で作り出した物語か、他人が作り出してくれた物語か、何かしらの物語に流された方がいいのかは引き続き考えていかなければならない問いだなと思った。で -
Posted by ブクログ
私たちが信じているものって一体なんだろう?
今や世間に溶け込んだ『推し活』。
彼らはどんな気持ちで活動しているんだろう、私たちが彼らのためにしていることは本当に届いているのだろうか?彼らを売り出している人は、本当に彼らのためを思って活動しているのだろうか?
推し活を、【宗教】と感じることは少なからずあったかも知らないけれど、それを会社視点だったりで考えたことはなかったので、なんだか闇の部分を見てしまった気分。危険を孕んでいるかもしれないこの状況を、リアルに言葉にできるのがさすがだなと思った。
ミステリーでもなくヒューマンでもなく、
ノンフィクションに近い物語。
『正欲』の時にも感じたけれ -
Posted by ブクログ
正しい幸せの形がないからこそ、
自由になった価値観の中で
自分が何を選んで、
何を選ばずに生きていくのかを問われていると思った。
視野を広げて、興味関心を幅広く持ち、我に返り、自分を持て余すのか?
視野を狭めて、一点に集中し、我に還らないように、自分を使い切るのか?
仕事家事子育ての中にいると、
タスクに埋もれそうになりながらも
小さいながらも充足感や達成感がある。
これは、職場や家族というコミュニティと繋がっていること、仕事と子育てへ視野が狭まっていることで自分を使い切ってしまっているからだと言えるかもしれない。
自分を使い切ってしまう分、本当にわたしがやりたいことはこれなのか?という