朝井リョウのレビュー一覧

  • 星やどりの声

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    一人っ子の僕としては、兄弟の絆とか分からない。
    ただ、こんな家族だったらいいなぁと思った。
    映像として見てみたい作品。

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    2026年07月27日
  • スター

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    尚吾と紘がまた再会して、昔みたいに連絡を取り合う関係になれたのが純粋に嬉しかった。読みながら私も学生時代の親友を思い出した

    本来は繋がらないはずの等号、たくさんあるよなぁ。自分の中だけにでもたくさんある。繋げて自分を納得させることも、繋げてしまって自分で自分を苦しめることも。

    鐘ヶ江監督の意地が私は好きです、自分の大切なもの、自分を形成してくれたものを守りたい、その信念を曲げられないでいる、そういう自分にとっての「軸」が揺るがない人はかっこいいなって思う

    受け取り手である私は、映像にしろ書籍にしろ、それぞれに「自分が」感じたこと/考えたこと、を大切にして、自分だけの価値観を持ち続けていたいな。

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    ・多様性って一人でやるもんでも一作でやるもんでもなくてさ、同時代に色んな人がいて色んな作品があること、じゃん。色んな極端が同時にあるっていう状態が〝多様性〟なわけで、私たちは一つの極端でしかないわけじゃん。そんなの当たり前だったはずなのに、そこがごちゃ混ぜになってる感じない?今って

    ・知名度と価値。創作者の人格と創作物の質。それとこれとは繫がらないはずのものを繫げる数多の不格好な等号に、ぐるぐる巻きにされていく。

    ・「誰かにとっての質と価値は、もう、その人以外には判断できないんだよ。それがどれだけ、自分にとって認められないものだとしても」

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    2026年07月27日
  • どうしても生きてる

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    どうしても生きていくしかない人たちの人生の一部を切り取った6篇。登場人物が決断を明確にする前に話が終わることもあり「え?!どうしよう!こういう状況になったら、どうする???」と、全設定ネタバレの上で夫に決断を迫ったりもした。

    「人生は暗転してくれない」
    朝井リョウさんらしい、ポップでキャッチーで鋭く胸に刺さる言葉が散りばめられていて、私はやっぱり同時代を生きているこの人の言葉や物語が好きだな、と思う。

    私が「どうしても生きてる」と次に感じるのはいつだろう。絶望の中に少しの希望が混じったタイトル。
    毎日太陽が昇るまでパソコンに向かって仕事してた日々とか、産後の身体の痛みとか、つらかった瞬間はたくさんあれど、「どうしても生きてる」と表現するほど、絶望と希望の割合は偏ってなくて、たぶん希望もそれなりにあった。
    絶望の割合が濃くなった現実に直面する時、私はこの小説の中の人たちのように、どうにかこうにか、折り合いをつけられるのかな。

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    2026年07月26日
  • 何様(新潮文庫)

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    「何者」のアナザーストーリー集。短編集ながら読み応えがありました!
    中でも印象に残ったのは「水曜日の南階段はきれい」。
    光太郎が出版社を志した理由や、忘れられない人への想いが丁寧に描かれていて、夕子さんの存在がとても素敵。私自身も、学生時代自分の夢や目標を口に出すのが苦手だったので、夕子さんが光太郎に憧れる気持ちがよく分かる気がします。いつか光太郎と夕子さんが再会できる日がくるといいな!その話も読んでみたいです。そして、夢や目標を口に出すことができない自分を少し肯定してもらえたような、優しい読後感でした。

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    2026年07月25日
  • 何様(新潮文庫)

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    何者のサイドストーリー的な作品。
    何者の内容、忘れちゃってたけど読み進めるうちに思い出して「なるほど」と思った。

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    2026年07月25日
  • 何様(新潮文庫)

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    ネタバレ

    前作の主人公が出てこないか期待してたが、残念ながら出てこず。心温まる話もあったが、前作以上に理香とその彼氏が哀れで惨めに描かれていて、気の毒になる。

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    2026年07月21日
  • わたしの名店

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    作者名のラインナップの、朝井リョウ目当てで手に取った。安定の、早稲田学生ライフの片鱗が伝わるクオリティ。
    でもどの文章も、地方民の自分が読んで「あー、観光目的じゃなくこの本に出てくる料理目的でそのお店行ってみたい!」と思える店+料理紹介で、軽い気持ちで手に取って想像以上の満足度が味わえる一冊だった。

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    2026年07月19日
  • どうしても生きてる

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    【健やかな論理】
     別にもういっか、といきなり風が吹いたみたいになる瞬間。そんな時ですら、1足す1の答えとして真っ先に2を選ぶ瞬間の輝きをもっていたい。

    【そんなの痛いに決まっている】
     心のままに泣いても喚いても叫んでも驚かない人がひとりでもいれば、人は生きていけるのかもしれない。それが、誰にとっても誰でもない存在としてでしか向き合えない人であっても。それでも。

    【籤】
    ー悪いおみくじでも、あそこに結んじゃえば大丈夫になるから。ー
     私、ひとつだけではうまく結べなかったけど、全部を繋げられるような気がしてきたよ。自分で籤を書き換えられるかもしれないなんて思えるほどの希望はないけど、それでも。

    それでも、生きてる。どうしても、生きてる。
    世界が暗転してしまわないように。
    本心が叫べなくても、叫べる場所や人がいるのなら。

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    2026年07月16日
  • GOAT Summer 2025

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    紙にこだわって作られているだけあって、めくるのが楽しい!
    特に「究極の黒い紙」が使われているページは、その黒さに引き込まれてしまう。

    「悪」がテーマだけあって、ざわざわさせてくる作品が多い。元気がある時に読むのがいい。
    後半は「旅」がテーマのページもあるので、元気がない時はそちらから読み始めるのも良いかも。

    いろんな濃淡の、人間の「黒さ」がぎゅぎゅっと詰まった一冊。
    読み応えありました。満足!

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    2026年07月16日
  • 星やどりの声

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    朝井リョウさんの作品2冊目。

    読み進めるにつれて引き込まれた。
    陽キャ感溢れる会話の流れに、お腹いっぱいになりつつも後半の店名の由来がわかった時と皆の想いに触れたときはしっかり泣きそうになった。

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    2026年07月15日
  • チア男子!!

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    青春スポーツを読むとワクワクするし頑張ろって思える!

    この年で読むと初期メンバーの葛藤と若さが美しいと思いました。

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    2026年07月12日
  • 何様(新潮文庫)

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    心動かされたのは
    むしゃくしゃしてやった〜と何様
    長女である自分と重なる部分が多かった
    何様の君島先輩のラストが良かった

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    2026年07月12日
  • スペードの3

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    推し活はあくまで物語の舞台というだけであり、本筋は他者への嫉妬や羨望、劣等感など、誰もが心の奥で抱いてしまう、だけど認めたくないような人間の歪みと言える部分だった。

    3人の登場人物が交わっていくようで、交わり切らないところが少しもどかしくなる。
    もっと長編でもいい。

    うわっそういうこと?やられたー!が何個かあるのが楽しい。

    3章目。いじめや病気、恵まれなかった家庭環境など、物語になるような過去を持っていないことに劣等感やコンプレックスを抱くつかさの描写が印象的だった。
    それを自分も考えたことがあったから。
    自分の人生にはこれといった挫折や不幸がないなぁと思ってたんだよな。

    ないからなんなんだろう?なんでそんなこと思ったんだろう?と、自分でもわかっていなかったことが、少しわかった気がした。

    こんなことまで小説にしてくれていたのかよ、リョウ!いつもありがとう!

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    2026年07月10日
  • 桐島、部活やめるってよ

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    ネタバレ

    宮部実果の設定が複雑で、面白くて、これで1つの小説にできそうと思った。
    母の誕生日に花を買って渡すところしんどすぎる…。最後に自分を押し殺すところも不器用な若さを感じて切ない。

    菊池宏樹の学校や世間への反骨真がとても思春期だなと思う反面、私もその気持ちに賛成する部分があった。真っ白いキャンバスの例え、確かに真っ暗にしたら真っ黒になって何もかけない。簡単に私たちは真っ暗闇になるよなあ。高校生なんて特に。

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    2026年09月16日
  • 星やどりの声

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    すごく温かくて
    それぞれの兄弟が同じことに、違う視点から悩んでるのが明らかになって。
    最後に店の名前の秘密が明らかになって
    心が優しくなる小説でした。

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    2026年07月04日
  • どうしても生きてる

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    そんなの痛いに決まってるという作品が特に好きです。
    読み終わった後この作品に出会えてよかったという喜びが心をいっぱいに浸透させました。

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    2026年07月02日
  • 武道館

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    イン・ザ・メガチャーチから気になり読みました。

    なんとなく誰もが分かっていること。
    それを具現化したような一冊でした。

    とても分かりやすく伝わりやすい小説だったので実写化してほしいな〜と思いました。

    朝井リョウにドハマリ中だけどそろそろ全小説読み切ってしまう…

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    2026年07月01日
  • どうしても生きてる

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    6編共、フィクションでありながら「実」が確かに見えて、読んでいて苦しくなった
    現実にある闇や負の部分が生々しく突きつけられるが、一気に読み進んでしまった

    抱腹絶倒のエッセイを書く朝井リョウさんと、同じ作家さんの作とは思えない

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    2026年06月29日
  • もういちど生まれる

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    5編の短編。

    でも、全部のお話の登場人物に少しずつ繋がりがあるので、読み進めるほどに繋がりがわかって、同じ出来事を別の人の視点から見れて楽しい。

    大学生や専門学校生や予備校生が主人公で、みんなそれぞれ悩んでいる。自分は人とは違うし特別だと思ってみたり、努力せず成功している人を羨ましく思ったり、でも実はその人も努力していたことを知って劣等感を感じたり。登場人物たちは人には隠している心の内面を小説の中で曝け出してくれる。

    いろいろな人の内面を覗き見できる小説ってやっぱりすごいね!
    共感したり涙したりきゅんとしたり反省したり、今作も感情が揺さぶられた。





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    2026年06月27日
  • スペードの3

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    誰もが誰かを羨んでいる。
    まさに現代人の承認欲求や、生きることの息苦しさを上手く描いた物語だと思いました。
    作中に登場する女性たちはみな、他者への強烈な嫉妬や見栄に囚われていますが、不思議と彼女たちそれぞれが抱く「羨望」の念には共感を覚えます。
    読み終わった後にタイトルの「スペードの3」なるほどと思いました!

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    2026年06月25日