朝井リョウのレビュー一覧

  • スペードの3

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    ある舞台女優と、彼女のファンクラブを取り仕切る女性の会員、そして新しく加わった会員。3人の女性の語るそれぞれの人生、悩み、苦しみ、そして悟り。自分にも少なからず心当たりがある人の心の嫌なところがむき出しになるので、うっとなるけれど、最後はそれぞれが自分の人生を取り戻せるような終わり方で良かった。

    3章の舞台女優のお話が特に好きだったし、共感できた。本来は羨ましがる要素などないのに、不幸なエピソードを持っていて、みんなから注目を集めることができる人、そこに強烈な物語と理由を生み出せる人をずるいと思ってしまう感情。どん底を知ってるからこそ人に優しくなれる、ってよく言うけど、じゃあどん底を知らない

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    2026年04月18日
  • 何者

    購入済み

    これぞ朝井リョウ

    朝井リョウ氏が、ある対談企画で「人間のことが好きか嫌いか」と問われ、少し困ったような表情を見せたあとに「大好きではないと思います」と答えたのが印象に残っています。
    本作は、その言葉の背景にある感覚の一端に触れられるような内容だと感じました。
    今のような“大冷笑時代”だからこそ、手に取ってほしい一冊です。

    #タメになる #共感する #深い

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    2026年04月17日
  • 少女は卒業しない

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     情景が目の前に浮かんでくるような描写で
     スラスラと読み進めた

     同じ時、同じ場所で
     色々な人のそれぞれの視点、良かった
     

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    2026年04月16日
  • どうしても生きてる

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    「健やかな論理」にやられた。
    直前まで健やかだった人々が自殺する突拍子もなさが、納得できるのだ。普通の構成だったら違和感しかないだろうな。この作品では、その唐突な行動を自然な流れとして描いている。
    ある日、急に死にたくなるのではない。意識の底でずっと流れていた希死念慮に気づいてしまった途端、その流れに乗るのが自然だと感じてしまうのだ。
    「もういいかなと思った」というセリフにはリアリティーが溢れていた。

    「そんなの痛いにきまっている」は、著者のメインテーマである性癖が描かれている。マジョリティーには見えない当たり前の壁。多くの人には見えず、素通りできてしまう空気の壁なのに、著者の描くキャラクタ

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    2026年04月16日
  • 星やどりの声

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    『星やどり』を経営する三男三女、母の物語。6章構成となっておりそれぞれの視点から亡くなった父や周辺の交友関係が描かれている。
    総括するとすごく心が温まる話だった。毎回言っているような気もするが朝井リョウは風景や感情を描くのが本当に上手い。思春期特有の感情だったり周りが内定をもらっている中自分は貰えていない焦燥感など、経験した感情が引き出されながら読んでいた。
    私は特に双子の話が好きだった。最後の『星やどり』に込められた思いも感動した。

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    2026年04月16日
  • イン・ザ・メガチャーチ

    ネタバレ 購入済み

    一気に読める!!

    朝井リョウさん、5冊目かな。相変わらず、サクサク読める展開。会話しながら、脳内思考が繰り広げられるところが、臨場感があって好き。私はユリちゃん側の熱量の低い人だから、推し活で楽しんでいる人が羨ましかったけど、やっぱりバランス良く推さないと人生詰むわな、、、。視野が狭くも広くもバランス大事。個人的には、アイドルプロデューサーが冷静すぎて、リアルに感じた。てか、最後の終わり方!!続き書いてーー!!バレるのかな。家族関係の再構築できるのかな。あー気になって寝られなくなっちゃった。これが、視野の狭くなる感覚かな。朝井リョウさんの自叙伝が個人的に一番面白いよ。

    #怖い #ドロドロ #深い

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    2026年04月12日
  • ままならないから私とあなた

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    3.9
    サクサク読み進められちゃうお話しでした。
    多くの人は大多数のほうの意見を正しいと思っちゃう的なフレーズ、ノートに書き写しておきました。
    でも最終的には二律背反。2じゃないんだろうけどね世の中は。

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    2026年04月09日
  • ままならないから私とあなた

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    ネタバレ

    『自分と他者の違い』がテーマの二篇が収録されている。登場人物それぞれの価値観が分かりやすく描かれていて面白かった。
    メインキャラ二人のほとんど対極に近い考え方にはそれぞれ頷ける部分もあって、どちらも決して間違っていないのに絶妙にすれ違って分かり合えない感じが、現実にも通じるものがあって印象的だった。

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    2026年04月04日
  • スペードの3

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    ネタバレ

    女同士の心の機微に、思い当たるような当たらないような感じが、ズキズキ響いた。

    1章目をさらに深く描いてほしかったかも。「小学生の頃から何も変わってない」のは、私もそうかもって思ったし、彼女たちがどうなっていってしまうのか、怖くもあり、興味深くもあり。

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    2026年04月03日
  • 星やどりの声

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    心温まるストーリーでした。
    6章に分かれており章ごとに6人の兄弟それぞれの視点で物語が進んでいく。登場する6人の兄弟の気持ちに共感し感情移入することができた。
    ハヤシくんがすごいいいキャラだったな、、
    年頃の男の子を書くのがやっぱりうまい笑
    朝井リョウにしてはキレイすぎる物語だったと思うが、たまにはこんなのも良い!って思える作品でした。

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    2026年03月31日
  • 時をかけるゆとり

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    ネタバレ

    <備忘録・ネタバレあり>

    直木賞作家でメディアでもよく目にしていたので「なんかシュッとしたイケメンインテリ若手作家」という印象だったが、このエッセイを読んで結構変わった。
    飾らないというかちょいダサ痛エピソードが満載で、その可笑しい描写に著者のサービス精神をムンムンに感じる。(ちょっと狙いすぎと感じるところもあったけど^^)

    まず巻頭の年表から面白い。「小6で小説を新人賞へ初投稿。受賞するつもりで日々を暮らす」「クラス名簿を基に執筆したバトルロワイアルを夏休みの課題作品として提出。職員会議の議題デビュー」など、短文から著者のキャラクターがうかがえて身近に感じる。
    視力が悪いことなど、今とな

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    2026年06月25日
  • スペードの3

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    自分がどうしたいかというシンプルな考えを自分で理解することって案外難しいけどそこを踏まえた上で一歩踏み出してみたら?というメッセージを感じた。言葉にすると陳腐な感想になってしまったけど、大貧民とかけて展開されるストーリーは面白かった。朝井リョウの隠れた名作の帯は納得だった。

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    2026年03月23日
  • 武道館

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    選択・決断 から逃げないことは、
    自分 と向き合うことなのかな。
    選ぶこと は 自分を表現することで、
    それを蔑ろにしたくないなって、思った。

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    2026年03月22日
  • 少女は卒業しない

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    高校生活という一種の物語を締めくくる「句読点」を具現化するならば、それは紛うことなく卒業式であろう。
    本作は、卒業を控えた少女たちに存在する「最後の物語」が、各章に瑞々しく描き出されている。読み心地は爽やかだが、同時に胸を突くような鋭さも併せ持っている。

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    2026年03月18日
  • 武道館

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     解説で書かれていた、アイドルは自分の代弁者、成り代わりというのが真理かな、と。なりたいけどなれなかった自分、手に入れたいけど手に入れられなかった自分が抱く不足感を満たすために、理想そのものとしてアイドルを見る。だから自分の欲と異なる言動をとられてしまうと裏切られた気になってしまう。
     自分が何を好きなのかがわからなくなった主人公の気持ちにはとても共感。YouTube等が普及して、お金をかけずに手に入れられる物が増えた分、選び取らずに捨てることにも躊躇がなくなった気がする。サブスク契約はしてるのに、見たいものが浮かんでこなくなる。お金を払って手にするものを選ぶって、値段以上の価値が生まれるのか

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    2026年03月16日
  • 世界地図の下書き【電子特別版】

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    家族?友達?どう例えていいのか難しい関係だけど、温かいけど切ない気持ちが残った。すごい何か大きい話があったとか、印象的なエピソードがあったとかではなかったけど、なんか温かさと切なさという感情だけが残ったのが印象的。子供ながらに感情を隠したり誤魔化したり、自分の幼少期に重なる部分もあったからなのかな。

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    2026年03月14日
  • どうしても生きてる

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    どうしても生きてる人たちの吐き出すことのできない繊細な心情を4Kの解像度で言語化したような作品。

    受け入れる、受け入れないの問題じゃない。外れ籤を引いて、それでもそこに根を張って生きなければならなかった者と外れ籤を引かされたことがない者の対比。
    人生をふっと辞めてしまいたくなる瞬間。それは決して正しい理論で繋がっているわけではないこと。
    もう戻れない過去と今この現実を行き来する思考。
    痛くて痛くてどうしようもない現実と自分。

    確かに「実」があった。

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    2026年03月08日
  • 武道館

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    「イン・ザ・メガチャーチ」が推し活をする側、そして推し活をさせる側を主に描いたものであるならば、「武道館」はその中心にいるアイドルそのものの間に見え隠れする人間関係が描かれている、と思う。
    舞台の外側にいた側が、やがて舞台に上がり、舞台を去っていく。そして再び舞台に戻ってくる。
    自分自身は変わらないはずなのに、同じ行動をしていても、立場や年齢が変わると、周りの見る目は変わっていく。幸せの形も、変わっていく。
    その残酷さとある種の清々しさのようなものが描かれている作品だと思った。

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    2026年03月06日
  • 学生時代にやらなくてもいい20のこと

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    朝井さんのエッセイ、初めて読みました。
    大学生の時期にしか出来ないであろう一見、無駄とも思える圧倒的な行動力!
    おマックの黒タイツおじさんと眼科医の話が最高です 笑

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    2026年02月27日
  • わたしの名店

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    表紙の絵から、スイーツ系名店だと思いこんでいたけれど違った(;´Д`)皆さんの名店への熱い想いや、美味しそうな食べ物を読んでいるとお腹がペコちゃん(*´﹃`*)

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    2026年02月26日