朝井リョウのレビュー一覧

  • 何様(新潮文庫)

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    ネタバレ

    直木賞受賞作の「何者」の登場人物の過去や未来について、6人のエピソードが書かれた物語。

    事前情報が薄い中で読んでいたので気づかなかったが、読み進めていく途中で、これが前作の「何者」の登場人物に潜む謎を明かす物語だと判明する。

    何者で、軽音サークルに所属し、就活のタイミングでは上手く思考を切り替えて内定をもらった光太郎の初恋の話や、留学やイベント運営など履歴書は優等生ながらプライドが高くどこか不器用で就活が上手くいかなかった理香と、同棲するちょっと厨二病風な彼氏の隆良との出会いなど、短編の物語が6作品綴られている。

    特段、作品間で繋がりがあるわけでは無かったので、あくまで短編小説として読む

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    2026年05月02日
  • 何様(新潮文庫)

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    ネタバレ

    何者のその後って感じなんだろうけど、2冊で1冊のような、個人的には何様の方が好きだった。

    結局「何者」に出ていた瑞月は母親だけじゃなくて父親にも裏切られて、夢も何者かになることも出来なくなったのが悲しいなぁ…

    そしてサワ先輩がやっぱり良い人で良かったし、また理香みたいなめんどくさい系かと思っていた君島さんが本質をついていたのもいい終わり方でした。

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    2026年05月01日
  • ままならないから私とあなた

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    めんどくさいことに意味がある、それに共感しながら読み進めていきながらも、これまでになかった新しいものに、人間的な何かが宿る。そうやって巡ってきたというセリフには図星をつかれた。
    ままならないから自分は自分でいられる。

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    2026年05月01日
  • 何様(新潮文庫)

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    何者、を読んだのが何年も前なので人物全然覚えてなくて、全く関係ないオムニバス的なものとして読んだけど十分楽しめた。

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    2026年05月01日
  • 武道館

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    私にも推しがいて、推しのことが頭に浮かびながら読ませてもらいました。 
    なので、とても読みやすかった。

    アイドルをやめたあとも、その人の人生は続いてく。

    当たり前なんだけど、そのことを念頭において、応援していこうと思いました。

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    2026年04月30日
  • わたしの名店

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    テーマごとにお気に入りの店ととっておきの一皿、それにまつわるエピソードがまとめられた1冊。
    大好きな作家の澤村伊智が寄稿しているというので読んだ。澤村伊智、なかなかエッセイなどは書かないので……。
    タイトルの通り、書き手がこよなく愛する料理のことを書いているのと、そうに至ったエピソードがあり、読んでいて楽しかったし料理の描写がおいしそう。お腹すく。
    前後で読んでいた本がわりと重めだったからいい息抜きになった

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    2026年04月29日
  • 星やどりの声

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    亡き父の残した喫茶店「星やどり」を三男三女母ひとりで営む家族の物語。

    人や物音や気配の声によって、父に向けた寂しさや愛情・信頼が清らかに現れている。

    父が残したものは家族の輪。

    末っ子『真歩』、最後に長女『琴美』は涙なしでは読めなかった。

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    2026年04月28日
  • もういちど生まれる

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    ひーちゃんは線香花火

    変わらない夏なんてないのだと。
    確実に毎年違ったことが起こる。人の気持ちは変わる、人間関係だってささいなことで変わってしまう。
    だから、たいしたことなんかじゃない。全部たいしたことじゃない、なんて言葉で終わらせられない。
    主人公の女は愛されすぎている、前世で何をしたのか気になる^_^

    全部読んだ!こういう短編が繋がってる本大好き!!

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    2026年04月25日
  • スペードの3

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    ある舞台女優と、彼女のファンクラブを取り仕切る女性の会員、そして新しく加わった会員。3人の女性の語るそれぞれの人生、悩み、苦しみ、そして悟り。自分にも少なからず心当たりがある人の心の嫌なところがむき出しになるので、うっとなるけれど、最後はそれぞれが自分の人生を取り戻せるような終わり方で良かった。

    3章の舞台女優のお話が特に好きだったし、共感できた。本来は羨ましがる要素などないのに、不幸なエピソードを持っていて、みんなから注目を集めることができる人、そこに強烈な物語と理由を生み出せる人をずるいと思ってしまう感情。どん底を知ってるからこそ人に優しくなれる、ってよく言うけど、じゃあどん底を知らない

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    2026年04月18日
  • 何者

    購入済み

    これぞ朝井リョウ

    朝井リョウ氏が、ある対談企画で「人間のことが好きか嫌いか」と問われ、少し困ったような表情を見せたあとに「大好きではないと思います」と答えたのが印象に残っています。
    本作は、その言葉の背景にある感覚の一端に触れられるような内容だと感じました。
    今のような“大冷笑時代”だからこそ、手に取ってほしい一冊です。

    #タメになる #共感する #深い

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    2026年04月17日
  • 少女は卒業しない

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     情景が目の前に浮かんでくるような描写で
     スラスラと読み進めた

     同じ時、同じ場所で
     色々な人のそれぞれの視点、良かった
     

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    2026年04月16日
  • どうしても生きてる

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    「健やかな論理」にやられた。
    直前まで健やかだった人々が自殺する突拍子もなさが、納得できるのだ。普通の構成だったら違和感しかないだろうな。この作品では、その唐突な行動を自然な流れとして描いている。
    ある日、急に死にたくなるのではない。意識の底でずっと流れていた希死念慮に気づいてしまった途端、その流れに乗るのが自然だと感じてしまうのだ。
    「もういいかなと思った」というセリフにはリアリティーが溢れていた。

    「そんなの痛いにきまっている」は、著者のメインテーマである性癖が描かれている。マジョリティーには見えない当たり前の壁。多くの人には見えず、素通りできてしまう空気の壁なのに、著者の描くキャラクタ

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    2026年04月16日
  • 星やどりの声

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    『星やどり』を経営する三男三女、母の物語。6章構成となっておりそれぞれの視点から亡くなった父や周辺の交友関係が描かれている。
    総括するとすごく心が温まる話だった。毎回言っているような気もするが朝井リョウは風景や感情を描くのが本当に上手い。思春期特有の感情だったり周りが内定をもらっている中自分は貰えていない焦燥感など、経験した感情が引き出されながら読んでいた。
    私は特に双子の話が好きだった。最後の『星やどり』に込められた思いも感動した。

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    2026年04月16日
  • イン・ザ・メガチャーチ

    ネタバレ 購入済み

    一気に読める!!

    朝井リョウさん、5冊目かな。相変わらず、サクサク読める展開。会話しながら、脳内思考が繰り広げられるところが、臨場感があって好き。私はユリちゃん側の熱量の低い人だから、推し活で楽しんでいる人が羨ましかったけど、やっぱりバランス良く推さないと人生詰むわな、、、。視野が狭くも広くもバランス大事。個人的には、アイドルプロデューサーが冷静すぎて、リアルに感じた。てか、最後の終わり方!!続き書いてーー!!バレるのかな。家族関係の再構築できるのかな。あー気になって寝られなくなっちゃった。これが、視野の狭くなる感覚かな。朝井リョウさんの自叙伝が個人的に一番面白いよ。

    #深い #ドロドロ #怖い

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    2026年04月12日
  • ままならないから私とあなた

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    3.9
    サクサク読み進められちゃうお話しでした。
    多くの人は大多数のほうの意見を正しいと思っちゃう的なフレーズ、ノートに書き写しておきました。
    でも最終的には二律背反。2じゃないんだろうけどね世の中は。

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    2026年04月09日
  • ままならないから私とあなた

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    ネタバレ

    『自分と他者の違い』がテーマの二篇が収録されている。登場人物それぞれの価値観が分かりやすく描かれていて面白かった。
    メインキャラ二人のほとんど対極に近い考え方にはそれぞれ頷ける部分もあって、どちらも決して間違っていないのに絶妙にすれ違って分かり合えない感じが、現実にも通じるものがあって印象的だった。

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    2026年04月04日
  • スペードの3

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    ネタバレ

    女同士の心の機微に、思い当たるような当たらないような感じが、ズキズキ響いた。

    1章目をさらに深く描いてほしかったかも。「小学生の頃から何も変わってない」のは、私もそうかもって思ったし、彼女たちがどうなっていってしまうのか、怖くもあり、興味深くもあり。

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    2026年04月03日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    すごい。朝井さんすごい。
    なんて余韻の残る終わり方。
    全てが重なって綺麗に終わる。
    インザメガチャーチ。
    このワードセンスも大好き。

    確かに心が不安定な時は視野を狭めた方が楽だった。何かに縋って視野を狭めて物語を作ってた時期もあった。

    急に視野が広がる瞬間、私自身感じたことがあった。そうすると視野が狭かった自分が恥ずかしくなる。

    でも広がりすぎると感じても意味のない情報に心を踊らされて辛いのもわかる。

    人は誰しも視野が広まったり狭まったりして生きている。いや、あえて狭める方が幸せなのかもしれない。

    この感覚を物語化できる浅井さんってやっぱり天才だと思う。

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    2026年08月01日
  • 星やどりの声

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    心温まるストーリーでした。
    6章に分かれており章ごとに6人の兄弟それぞれの視点で物語が進んでいく。登場する6人の兄弟の気持ちに共感し感情移入することができた。
    ハヤシくんがすごいいいキャラだったな、、
    年頃の男の子を書くのがやっぱりうまい笑
    朝井リョウにしてはキレイすぎる物語だったと思うが、たまにはこんなのも良い!って思える作品でした。

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    2026年03月31日
  • スペードの3

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    自分がどうしたいかというシンプルな考えを自分で理解することって案外難しいけどそこを踏まえた上で一歩踏み出してみたら?というメッセージを感じた。言葉にすると陳腐な感想になってしまったけど、大貧民とかけて展開されるストーリーは面白かった。朝井リョウの隠れた名作の帯は納得だった。

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    2026年03月23日