朝井リョウのレビュー一覧
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世の中でよく見かける違和感。
彼らは何に対し怯え、何に対し声をあげ
どうしてそこまで自分を卑下しながら要らないプライドを捨てられないのか。
そんな矛盾を上手く表現してくれた本だった。
自分が思い描く私という個体を他人に押し付け、理解させ受け入れて欲しいのかもしれないと感じた時全て腑に落ちた気がする。
他人なんてどうでもいい。
他人を気にしてる善人を演じ、私という個体を強調することだけに支配されてると考えると単純で頭の悪い思考のように感じてしまった。
でも、私含め皆そんなもんなんだなと思うと
とても肩の荷がおりた気がした。
結局、私を認めさせたい個体も私が認められない個体も自分の事しか考 -
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私自身がアイドルに全く興味がないためか、あまり没頭できず終始イライラしながら読んでしまいました笑
登場人物たちに全然魅力を感じられず、それぞれの嫌な部分や精神年齢の幼さばかりが目に付いてしまいました。
そもそも登場人物たちはまだ高校生くらいの幼い子どもたちなので、心が未熟でも当然ではあるのですが…
でも「アイドル」という職業に就いているにも関わらず、プロ意識に欠ける行動には辟易してしまいました。
仮にもお金をもらって仕事をしているのですから、それ相応のパフォーマンスをする責任があると思います。
「アイドル」の恋愛禁止というルールについて言及する気はありません。
様々な考え方と価値観があると思い -
Posted by ブクログ
桐島、部活やめるってよ ★3.3
有名やったから気になってたやつ、ようやく手を付けた。
とある中学校のクラスの生徒それぞれの視点を描いた話。いわゆる陰キャラ、陽キャラの人たちが互いにどう思い合ってるかが面白かった。映画部の陰キャの生徒は陽キャとはかかわらないようし、女子からもバカにされるが映画にのめりこんで楽しんでいた。一方、特にやりたいことの見つからない陽キャの一人は実は好きなことがあってそれに夢中になれている映画部のクラスメートを羨ましく思っていたりするのも面白かった。中学、高校時代はそのコミュニティが全てみたいな感じがするのが懐かしく感じた。大人は学生に対して「何にでもなれる。自由だ。」 -
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「自由と言われて嬉しいのは、その中でお揃いにしたくなる友達がいるから」
今作のベスト・オブ・心に残ったワード
「ドリンクバーくらいすぐ命注ぐ」
人生で初めて、小説読みながら声出たワード
死ぬまでの時間に役割が欲しいだけ、死ぬまでの時間に意味がないと不安でたまらない、だからいつも何かと戦って命を燃やす。
私はこれまで、自分で自分の価値を築き上げないといけないこの時代に、勉強というわかりやすいかつ他人と比べることが正当化されているもので自分の存在価値を見出してきた人間なので、それ以外を求められる大学に突入し(というより勉強で得られる最強の肩書を手にした上で勉強を捨てることを選んだ)、ほんとうに気 -
Posted by ブクログ
前作『時をかけるゆとり』は文章が少し読みにくいところがあったけど、今作はぐっと読みやすくなっていて驚いた。
冒頭の眼科医との再会シーンは胸が熱くなる展開で、一気に引き込まれた。
それから、あの“肛門記?”は笑いも緊張感もあって、思わず吹き出してしまうほど。
ただ、2部は正直あまり刺さらなくて、個人的には少し物足りなかった。
読んでいて気づいたのは、私はもしかしたらエッセイ自体があまり得意じゃないのかも、ということ。
物語の世界に浸るほうが好きだからか、面白い部分もあるのに「早く読み終わりたい」と思ってしまう瞬間があった。
それでも次の『そして誰もゆとらなくなった』も買ってあるし、最後までし