朝井リョウのレビュー一覧

  • 桐島、部活やめるってよ

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    淡々とした作品だけど、ああ自分も学生の頃こんなことを考えたり、感じたりしたなあと思い出させてくれる作品。
    自分の中に登場人物全員の要素がちょっとずつ詰まっているような気がして、懐かしいやら少し悲しいやら

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    2025年11月29日
  • 武道館

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    7年前は新鮮だったろうアイドルのあれこれ。
    今読むと既視感が否めない。
    逆にそれくらいアイドル文化が世に浸透したともとれる。
    そんな中でも群像劇タッチで描かれるアイドルそれぞれの話はさすが朝井さんでおもしろかったです。

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    2025年11月29日
  • 何者

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    最初はなんか大学生の痛い寒い感じ…だと思っていたけど、そういう自分の感想も含めてなるほどと思う終わり方だった!まんまと読んでしまった、面白かったかと言われると難しい…けど読んだことのないタイプの本で新鮮だった

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    2025年11月28日
  • 世界地図の下書き

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    児童養護施設が舞台の児童文学。小学生が主人公の作品を読んだのはいつ振りだろうか。
    子供特有のまっすぐさや残酷さ。世界の不条理さ。"おとな"という存在に対する解像度の低さ。施設に入っている彼らは、"おとな"によってフラットな状態からひとつバランスを崩されて今を生きている。
    正しさの一つ先へ踏み出した彼はとても強い。良いとか悪いとかはあとでちゃんとついて来させれば良い。
    彼らが少しでも明るい未来を歩めるといいな。逃げてもいい。その先に希望があるのなら。

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    2025年11月26日
  • 桐島、部活やめるってよ

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    最初は桐島周辺の人物、そこから徐々に派生して桐島と関係の薄い人まで襷形式で物語は繋がっていき、多くの人物が登場していた。
    それぞれの話の主人公達が抱える学生特有の悩みが丁寧に描かれていて面白かった。

    ただ、気になった点は陽キャ男子高校生への解像度が少し低く下品に感じたことと、桐島が最後まで登場しない事で不消化な感じがした。(登場しないのはそれはそれで良かった気もしれないが)

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    2025年11月26日
  • 少女は卒業しない

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    名取佐和子さんの「銀河の図書室」(実業之日本社文庫)の中のビブリオバトルのシーンで登場していた一冊。それがきっかけで手に取りました。

    朝井リョウさんって、少女か?ってくらい少女ですよね。
    私は、在校生代表送辞の章が好き。笑いの中に、切なさが隠れている。

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    2025年11月24日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    ゆとりシリーズ3作目。
    実は、前作より先にこちらを購入していて、途中まで先に読んでいたんだが、
    方々探して前作をゲットしたので、しばらく中断していた。

    私にとってはゆとりシリーズの中で、著者の日常が1番垣間見える作品だった。
    なんというかここに来て、
    小手先の小細工なし!な、エッセイの王道っていう感じ。
    「時をかけるゆとり」も
    「風と共にゆとりぬ」もエピソードひとつひとつが面白かったけど、
    それぞれの作品を内容以上に印象付ける構成に惹かれる部分があった。
    たとえば年表だったり、
    読んでしまえばそれしか残らなくなりそうな「肛門記」の存在だったり。

    今回のエピソードは、前作を受けて…というもの

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    2025年11月24日
  • 死にがいを求めて生きているの

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    ネタバレ

    作中に、女性が活躍していることを快く思わないシーンが出てくる。実際には女性だからではなく、その女性が社会のニーズをいち早くキャッチできたから評価されているんだと思うけれど、ひとではなく女性だからと思ってしまうほど男性性の特権の強さが脅かされることへの恐怖を感じた。仮にもしそれが女性故に評価されているのだとしても、それは女性が社会的弱者の立場だから気付きやすいということの影響がある。

    あとなんかしんどいなと思ったのが、陰謀論に絡め取られていく過程がリアルだったこと。裏事情は何ごとにもあると思うけど、そんな重大な事案の裏事情がいとも簡単にSNSでわかると思えるのはどうしてなのか。昔から今の過激な

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    2025年11月23日
  • 死にがいを求めて生きているの

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    少し主人公に対してストレスを感じた内容だった。
    でも、おもしろかった。

    この本を読む前は、伊坂幸太郎さんのを読んでいたので、
    アイムマイマイのことが出てきて、テンションあがった笑

    他の作家さんのやつも読もうかな。

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    2025年11月22日
  • もういちど生まれる

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    共感できるもの、できないものがあったように思う。若さゆえの驕りというものもあるように感じる。ただ、それが若さというものだったかもしれない、とアラフィフは思ったりもする。
    最初の作品の鮭の描写がリアル過ぎて、その日の夕飯はもちろん焼き鮭。

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    2025年11月21日
  • 武道館

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    自分がアイドルオタクということもあって、読中色々考えさせられた。
    あと朝井リョウは女性視点が本当に上手い。なんでこんなに解像度高く書けるんだろ。

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    2025年11月21日
  • 時をかけるゆとり

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    ネタバレ

    話題になっていたので読んでみた。
    朝井リョウさんの小説は、気になりながらもまだ手に取れていない。

    ほぼ同世代ということもあり、当時のブームや学校生活などで似たような経験があるな…と共感しながら楽しく読めた。
    100キロハイキングや京都まで自転車で行ってみるなど、とにかく「面白そう」と思うことに対して行動力があり、フットワークの軽い方なんだなぁと思った。

    個人的に笑えたのは、お腹を下して民家に駆け込む話。
    「もしおじさんが私を不審人物だと見なしトイレの使用を断っていた場合、私は絶望と共に脱糞し本当の不審人物になっていただろう」
    というフレーズ笑

    これ以外にも、さすが作家さんというべき面白お

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    2025年11月20日
  • もういちど生まれる

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    短編集かと思いきや、繋がるものがあって面白かったです。
    読み終わると、椿の視点も読みたかったなぁとかヒーちゃんも気になるなぁとか思いました。

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    2025年11月20日
  • 風と共にゆとりぬ

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    「粉瘤 画像」で検索はしませんでしたが、

    「柚木麻子 朝井リョウ 歌」
    「ボクらの時代 朝井リョウ」
    「GQ 朝井リョウ」

    で検索してしまいました。すみません。

    主人公のあるべき姿のところが作家らしくてよかったです。

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    2025年11月18日
  • 世にも奇妙な君物語

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    ネタバレ

    本のタイトル買い
    朝井リョウさんの作品を初めて読んだ

    シェアハウさない
    ゾッとした

    リア充裁判
    正直おもしろくなかった
    これが一番読みにくく感じた

    立て!金次郎
    まさかのそっちも!って小笑いした

    13.5文字しか集中して読めな
    これが一番入り込めて読み応えあった!

    脇役バトルロワイアル
    今までの登場人物が出てきて
    おもしろかったし笑った

    全部世にも奇妙な物語にでてきそうな話で
    楽しめたが文章がなぜか読みにくくて
    苦戦した

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    2025年11月17日
  • 世にも奇妙な君物語

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    どんでん返しな展開に読んでて面白かった。
    印象深いのは金次郎の話で子供の話に弱くて、泣きながら読んでたのに最後えっそういうことなんってなって涙引っ込んだ。

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    2025年11月15日
  • どうしても生きてる

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    ネタバレ

    自分の生の轍や人との関わり、考え方へ疑問や後悔や悩みを募らせている人々の短編集。
    ただ、物語的なハッピーエンドや救いが必ずある訳ではなく、その人にとっての解を何となく見つけたり、それが人生だと諦めにも似た終わり方であったり。メンタルが終わっている時に読むと、大人は辛いかもしれないなと思いました。
    最後の「籤」という話はかなり前向きな終わり方。
    今までの人生どれだけハズレを引いただたろう?あの時、あっちを選んでいたら。こうしていたら。ああしていなかったら。たられば、あの時の私。
    ただ、ハズレと思っていたことが実はそうではなかった、ということも多い。というかハズレをハズレたらしめるのは、ハズレだと

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    2025年11月15日
  • 死にがいを求めて生きているの

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    自分の存在価値を周囲の人や環境によって定義するのは得策ではないと思った。なぜなら、周囲は変動するから。だけど、うっすらでも必ず人と繋がってしまっている世の中で、確固たる自分自身の物差しだけで生きていくというのは矛盾である。

    つまり、「受容」と「姿勢」に注力すべきだと思った。現実を受けいれ、現実から逃れようとする自分を受け入れ、自分を誤魔化すための行動を受け入れ、自分自身の変化・進化を答えとするのではなく進み続ける姿勢をゴールとすべきだと感じた。

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    2025年11月15日
  • 公式トリビュートブック 『チ。 -地球の運動について-』 第Q集

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    チ。の世界観、込められた思いなどを魚豊さんの対談や数々の執筆陣を通してさらに知ることが出来た。そんな風に言語化するのか…と驚き物語への解像度がさらに上がった。これを読んだ後に原作を読むとまた違った味わいがあると思う。

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    2025年11月12日
  • ままならないから私とあなた

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    価値観の違いをテーマにした2つの物語。

    どちらも先が読めますが、サラッと最後まで読み進められました。

    どちらの物語も共感出来るのはあまり無かったし、スッキリはしない感じ。
    登場人物が好きになれなかったのかもしれません。

    ままならない~の方は、切なくなりました。
    30年後の話は要らなかったかな~と思いました。

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    2025年11月10日