朝井リョウのレビュー一覧

  • 何者

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    私が一昨年就活を経験したこともあり、たくとの意見に共感しながら話を読み進めていた分、「誰かを観察して分析することで、自分じゃない何者かになったつもりになってる」という言葉にハッとさせられた。

    思い返すと、たくとが作中に自分を振り返ることはなかった。

    理解しながら読んだつもりでいたが、16のパートで何を伝えたかったのか分からず悔しさともどかしさを抱えている

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    2026年05月13日
  • 何様(新潮文庫)

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    "水曜日の南階段はきれい"

    このタイトルを見ただけで、直感的に絶対に私が好きなストーリーだと思った。本作も、母が勧めてくれたのだが、「光太郎が好きになるのも分かるっていう初恋相手のお話があるよ」と言われていたので楽しみにしていた。初めは、いかにもフィクションの世界にしか存在しないような女の子だと思った。屋上につづく踊り場付近の窓の掃除を1人でしている儚い子。そんな印象だった。2人のやりとりが微笑ましいなと口角が徐々に上がってきた矢先、終盤では突然ボロボロと泣いてしまった。自分でもびっくりするほど泣いた。私も夕子のように、人に夢を語ることはあまりしない。するとしたら、だいぶ

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    2026年05月13日
  • GOAT Summer 2025

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    せっかくの紙の本でほとんどが読み切りなのに「続きはWebにて」がちょっと不満。

    気に入った話
    ◎おやすみなさい、小羊ちゃん 一穂ミチ
    ◎願えば叶う 染井為人

    紹介と広告で気になった本
    ◎銀座で一番小さな書店 森岡督行
    ◎ピクニック部 嶽本野ばら
    ◎寝ても覚めても 柴崎友香
    ◎記憶喪失になったぼくが見た世界 坪倉優介

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    2026年05月13日
  • 死にがいを求めて生きているの

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    ネタバレ

    「絶対なんてないことはわかっている。それでも絶対と唱えてまうような瞬間が自分にもほしい」ってところ好きだった。

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    2026年05月12日
  • 死にがいを求めて生きているの

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    生きがいとは何か?
    誰かと比較して、競い合っていかないといけないのか?
    そもそも、生きがいってないといけないものなのか?

    自分以外の人間と共存しなければならないこの世の中で、自身の存在価値を確保するために揺れる気持ちがいろんな視点から描かれていた。

    個人的には、雄介のような感覚は多少昔はあったのかもしれないけれど、今は全くと言っていいほど薄れてしまっていて、作品の大きな波に乗れなかった気がする。

    ただ、最後に智弘が語っていた、人の持つ歴史を…の部分は、お互いの違いを受け入れて共存していくために必要な考えだし、それこそが平和的共存の第一歩ではないかと思った。

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    2026年05月12日
  • 桐島、部活やめるってよ

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    一生懸命がダサいみたいな空気、◯人組を作る時の苦しさ、いつも一緒の子が休んだ時の移動教室の辛さとか思い出したくなかった学生時代のことをこの小説を読んで思い出しました。朝井さんは感情の言語化が素晴らしい。

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    2026年05月11日
  • 世にも奇妙な君物語

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    気楽に読める世にも奇妙な物語のライトバージョンの様な小説でした。

    朝井さんってめちゃくちゃ人に好かれそうだなって思った。
    溝渕淳平は笑いました。

    朝井さん自身も世にも奇妙な物語が好きという気持ちで他書籍よりは軽い気持ちで書いているのでしょうがそれでもそれぞれの人物の心情や人の行動心理について詳細に描かれているのは観察眼の鋭さと文章の上手さは際立っていました!!

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    2026年05月11日
  • 少女は卒業しない

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    ぼちぼちでしたね。
    卒業式の女子高生の短編集。
    淡々と読み進みましたが、感情移入出来ない
    まま読み終わりました。
    あまりひねりも感じないままでした。

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    2026年05月11日
  • 世にも奇妙な君物語

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    さくっと読める。1番最後の話が1番世にも奇妙なっぽさを感じた。幼稚園の話とショートニュースの話が特に面白かった。映像化しやすそう、

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    2026年05月10日
  • スター

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    映画制作とYouTube編集ということなる道に進んだ2人の葛藤が描かれていて面白かった。質と量どっちも切り離せない大切さがある。どちらかを追求するというより、どんな想いを込めているのか、相手のことを考えているかが大事だなと思った。
    AIでいろいろ素早く、見かけがいいものを作れるようになった。でも、その内容に意図や吟味がないと、それは本物ではないかも。何が本物なのかって評価できない。何が正しいということもわからないなと思った。

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    2026年05月10日
  • 世界地図の下書き【電子特別版】

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    親に頼り、依存することが当たり前であるはずの小学生時代。しかし、本作に登場する子どもたちは、さまざまな事情から家族と離れ、施設という場所で暮らしています。彼らは幼くして「自立」を余儀なくされ、逃れられない運命と対峙しながら、懸命に自分の足で立とうとしています。その姿には、胸を打たれるようなたくましさがあります。
     物語のなかで、それぞれに深い傷や問題を抱えた4人の子どもたちが、自分たちで立てた計画を協力して実行に移す場面は、まさに彼らの精神的な成長の証と言えるでしょう。
     結末として、彼らは別々の道を歩むことになります。しかし、施設で共に過ごし、もがいた経験こそが、これから広がる真っ白な世界地

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    2026年05月10日
  • 武道館

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    ネタバレ

    朝井リョウがアイドルをどう思っているのか、アイドルと大衆の関係性をどう思っているのか、みたいなものが描かれてたなあと思う。アイドルものとしては終わり方が主人公脱退、センターも脱退、って感じだからあんまりだな…… アイドルと大衆、芸能人と大衆、ってこういう関係で最悪だよねみたいな話だなと思った

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    2026年05月10日
  • どうしても生きてる

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    六つの短編からなる作品集。ひとつひとつがリアルでじわじわくる。その時の自分のメンタル具合で印象に残る章が違ってきそう。

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    2026年05月09日
  • 桐島、部活やめるってよ

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    朝井リョウ先生の小説は大体好きだが、これはあまり刺さらなかった。
    桐島から繋がっていく?物語なのは覚えているがそれ以外が記憶にない。

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    2026年05月09日
  • 生殖記

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    文章に読者が導かれている感がすごい。

    とにかく話すのが上手くて、よくできてるなぁと思う文章ばかり。説得させられている気分になる。
    それに納得して始めて自分もそう思っている節があると実感したり、自覚したりする。

    最後尚成が家に戻ったあと、樹と大輔とはどうなったのかが知りたい。

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    2026年05月08日
  • スペードの3

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    スペードの3の切なさね。
    これはまた読み直したくなる。修学旅行のシーンを読むと胸が苦しくなるのはなぜだろう。
    人間のドロっとした感情、嫉妬というか、何と言ったらよいかわからないどうしようもなさみたいな、そんなものを表現しているような気がする。

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    2026年05月07日
  • スター

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    エッセイから入ったんで
    何というか 拗らせというか
    時代との向き合い方というか
    が以外ではあったけど
    気になったので一気に読んだよね ただ 最後どうなったのか 気になる あれはあれでよかったとも思うのだけど ハッキリしたカタチでの結論も見たかったというか

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    2026年05月06日
  • 桐島、部活やめるってよ

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    つい先日「イン・ザ・メガチャーチ」が本屋大賞を受賞した朝井リョウさん。19歳の時に発表したデビュー作においても、読み手を引き込む文章の腕はさすがです。

    読んでいて身につまされたのは、学校の中における「上」の人と「下」の人という、生徒たちの格差の描写でした。
    おじさんになった今でこそ少し距離をおいて眺めることができるものの、10代の頃にこれを読んでいたら直接的に感じてしまう部分が多く読み通せなかったかもしれません。

    とはいえ、登場人物の中で「上」とされるグループの宏樹と、「下」のグループの涼也の、当事者それぞれの視点から語られる格差の対比というものが、この作品の一番おもしろいところだなと思い

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    2026年05月06日
  • 世にも奇妙な君物語

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    テレビ番組の、世にも奇妙な物語、を真似てではないけど、意識して作られている短編集。とにかくあの理由もなく不思議で不気味な空気感がたまらなく面白い。全く別のストーリーだと思って読み進めると最後で…という構成が面白く、朝井さんならではの本当に世の中のああそれそれ、という誰もが共通で見たことのある小さな違和感を言語化してくれる爽快さがたまらない。

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    2026年05月06日
  • 何様(新潮文庫)

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    ネタバレ

    『何者』のアナザーストーリーであり、正直前作を知らないと掴みどころがなく面白くないと思う。私が『何者』を読んだのは何年も前のことですっかり記憶になく、あらすじや登場人物を調べながら読んだ。
    以下、印象に残ったエピソード。

    「きみだけの絶対」
    生きづらさを抱えている人に寄り添いたいというギンジ(主人公の叔父さんで作家)の話を聞いて。
    “叔父さんが何かを差し出すことができているとして、その相手は、土日にきちんと自分の時間を持つことができて、この舞台を観に行くお金と身体の使い方ができる、本当にごく一部の人だけだ。”

    「むしゃくしゃしてやった、と言ってみたかった」
    友人に正しい姿しか見せたことがな

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    2026年05月06日