朝井リョウのレビュー一覧

  • 何様(新潮文庫)

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    漠然と誠実ではないような気持ちがあると悩んでいてもほんの一瞬でも肯定できる気持ちが生まれたなら、その「本気の1秒」を信じてみて誠実さを積み重ねていけばいいと思った。

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    2026年04月05日
  • 世界地図の下書き

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    ネタバレ

    世間の理不尽さに打ちひしがれながらも、お互いを見守り合い力強く進もうとする子ども達の姿に何度も涙が溢れた。

    努力しても、他人や環境を変えることはとても難しいことが多い。
    次の場所を選択することでしか解決できないこともあるが、それは一般的に「諦め」や「逃げ」と捉えられネガティブな印象を与えがちだ。

    しかし、一歩踏み出す怖さを乗り越えてしまえば、その先にあるかもしれない幸せを掴む可能性もあること、また上手くいかなくても挑戦と可能性は無限なのだと本書は教えてくれる。
    みんな何かと闘いながら、何度も選択を繰り返し人は歩んでいくのだと。

    優しい言葉で読みやすく学びもありました。

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    2026年04月04日
  • 生殖記

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    ネタバレ

    正欲からの生殖記、ジェンダーに関係づけた話。しかし語り手が生殖器で生殖記とは…。この目線で本を出すという感覚がすごい。
    主人公である達家尚成(たつやしょうせい)は小さい頃から自分は他とは違うと気づいており、幼少期にいじめにもあったことから、ひたすら自分を隠し世間にできるだけ順応している風を心がけてきた。
    その内面を尚成の生殖器が語っている。
    確かに数年前からジェンダー問題が大きく取り上げられ、LGBTQ が声高に叫ばれニュースになっていたが、封建的な日本では特に何か変わったということは見受けられない。
    結局尚成のように、何もかもを無為に過ごすことに人生を捧げて生きるほうが、自分にも社会的にもい

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    2026年04月04日
  • 風と共にゆとりぬ

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    社会人になりたての朝井リョウさんのエッセイ。

    朝井リョウさんの長年の痔との戦いが80頁にも渡って描かれている。痔瘻、という病気を初めてちゃんと知り、やたら詳しくなってしまって、友達に痔瘻に付いて語るまでになってしまった笑

    朝井リョウさんがバレー部のメンバーに「めっちゃネガティブ」「卑屈」と言われたエピソードが何故かとても印象に残った。言われてみればその遠り!と私も思ってしまったのだが、多少の卑屈さって、いい文章を書くためにはとても大事なパーツなのだろうと思った。

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    2026年04月04日
  • 時をかけるゆとり

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    面白いことを言って読者を笑わせたい!という気合に満ちた、大学生の朝井リョウさんの文章が読める。今と比べて文章にとても力が入っている。
    読んでいてついくすっと笑ってしまうエピソードが詰め込まれている。

    小説家って、神の視点で物語を語ることが多いから、自分と違う世界に生きている仙人、みたいな見方をしてしまうことが多いのだが、このエッセイの中の朝井リョウさんは、ただ文章力があるだけの、物凄く普通の大学生である。
    いかにも文系私立大学の、人生の夏休みを持て余した友達は多いが頭の悪い大学生の日常、という感じ。

    個人的に、朝井リョウさんの「何者」に全く共感できなかったのは、彼自身に「小説家になりたい」

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    2026年04月04日
  • 生殖記

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    朝井さんの小説は、自分では決して辿り付かない切り口で社会の物事を切り取っていくので、新しい価値観や視点をもらえるので好きです。人間は常に成長や拡大を命題とし、社会に貢献することで幸せを感じるというのは本当にその通りだし、無意識に自分の価値観に刷り込まれていると気付かされました。人間って滅多に命の危険に晒されることがないからこそ、生きる意味やカップルでの同棲についてなど悩めるのであって、それは幸せなことなんだなと思いました。
    朝井さんのラジオをよく聴いているからか、しょうせいのアレが朝井さん自身のようにしか思えなかったです笑

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    2026年04月03日
  • チア男子!!

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    スポーツもの、感動はするのだが登場人物が多すぎて疲れてしまった。
    お姉ちゃん、「ハル」と呼んでるけど自分も「はるこ」じゃん?

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    2026年04月02日
  • 風と共にゆとりぬ

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    今作も相変わらず面白かった笑
    朝井節炸裂で良かったけど全体的には前作の方が面白いかなとは思った、肛門期が壮大だった()
    前作から思ってたけど自分もお腹弱いから朝井さんのお腹弱いエピソードはめちゃくちゃ共感出来る笑

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    2026年04月02日
  • 生殖記

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    ネタバレ

    設定が面白かったけど私の合いの手がスベッて感じたところが多かった。でも私の眼差しにちょっとじーんときてしまう部分もある。
    ラストのお菓子作り、そんな不自然なことかな?
    尚成は甘いものが好きという大前提があってのことだし、ダイエットとお菓子作り両立させてもええやろ。週末だけ好きなもの作って食べて、あとはダイエットに勤しむってそんなに違和感あるか?目的が時間つぶしだとしても。
    NPOにも参加せずカミングアウトなしでとりあえずの落としどころ見つけられたのがなんかよかった。

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    2026年04月01日
  • 世にも奇妙な君物語

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    世にも奇妙な物語の原作のような話です。
    色々なパターンのストーリーが描かれていますが、どの話にも奇妙感はしっかり練り込まれています。
    一話一話はそんなに長くないので、隙間時間に読めたので良かったです。

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    2026年03月31日
  • どうしても生きてる

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    なんだか他人から見たらくだらないことでも、本人にとっては必死になって隠したいことがあって、諦めたり、苛立ったり、どうしようもない気持ちを抱えながらみんな生きているのかもしれないなと思った。
    何回か出てくる「仕方ない」を、何個繰り返していま生きてるのかなと、自分自身も思った。
    大きなイベントや転機はなかったとしても、平穏というか、つまらないというかは人それぞれなんだと思った。

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    2026年03月29日
  • 世にも奇妙な君物語

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    ネタバレ

    五つの短編小説で構成されているが、メインは5章。1から4章までは、1つ1つがサクサク読めるが、オチはやや弱くそこまで印象に残らない。だが、5章の登場人物が、1章から4章の作品の脇役を演じていたと言うストーリーになっており、4章までの物語における脇役の役割を説明してくれている。脇役がいるからこそ物語が理解しやすく、展開も進むのだという、少し深い話になっている。

    どこかのSVODで見たことがあったため、既視感があって面白さが半減してしまったが、初見であれば予想外の展開に面白さを感じたと思う。

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    2026年03月28日
  • 桐島、部活やめるってよ

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    朝井リョウさんデビュー作品、ついに読みました。
    学校の人気者・桐島が突然いなくなり、その影響で周囲の生徒たちが自分の立場や価値に悩み始める物語。

    中高生のころの「学校=世界」を思い出すようなお話。
    思春期真っ只中、成長に個人差が生じている時期では、達観した考え(メタ認知)をする人ほど疲れてしまうよなぁ。
    確かに何かに夢中になったりせずに、日頃から何も考えずにバカに過ごすことも、周りの目を気にして目立たずおとなしくしていることも、どちらもむなしく見えるのだろう。
    人には確かにそれぞれの立場、生き方があって、大切にしていることが違っている。
    そんな価値観の違いがあるのが人間なのだと思った。

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    2026年03月28日
  • 何様(新潮文庫)

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    教師してます。
    生徒に対して自分自身を「何様」と考えることも多々ありますが、、、

    この小説をよんで一歩前に進めそうです。
    「本気の1秒」を手に入れるために頑張りたいと思います。

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    2026年03月27日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    正直1作目と2作目の勢いはなかった。火力不足でした。
    頻繁にさくらももこさんのエッセイが出てきたので読みたくなりました。

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    2026年03月27日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    ネタバレ

    ✒︎家族と時を過ごさない男は
    決して本物の男ではない。


    180pぐらい読み進めているが
    おもしろい!!!という感じでは決してない。

    ストーリー性はそこまでない

    半分超えてから面白い

    女性と男性のコミュ力の違い

    タイムレスを想起させられる

    日本の"今"を写した作品

    ✒︎だけど今は視野をわざと狭めて、動いてみたい。

    読みやすくあのページの本を
    このスピードで読めたのははじめて!
    つまり面白かったのか??

    これは!小説!なのか?!
    不思議な感覚がずっと残る

    この作品を完成させる
    朝井リョウがすごいでは済まされない。

    ただこの本はすごいが
    この本を読んで幸福

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    2026年04月19日
  • もういちど生まれる

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    タイトルの意味が登場人物によって異なる。
    身近な人々にフォーカスされて伏線回収される部分など、読みやすい

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    2026年03月24日
  • スペードの3

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    特殊表紙がついていて、それに「朝井リョウの隠れた名作は推し活小説!?」と書かれていたのでその文言が気になって購入。
    正直、推し活小説…?ではないよなという印象を持ちました。


    話の本編としては3人の女性それぞれの人生のお話。
    ・推し活をしていてその推し活のコミニュティー内のカースト上位の地位画脅かされてる人
    ・カースト下位から上位にいこうと変わろうとした人
    ・近くの存在にライバル意識を持ちながらも絶対に勝てない相手に葛藤している人

    それぞれの女性に物語があって、思惑があって、とっておきの切り札がある。
    肝心の切り札を切ろうとする直前でお話は終わってしまうので、その先の展開がどうなったのかが

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    2026年03月23日
  • 何様(新潮文庫)

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    ネタバレ

    1. 水曜日の南階段はきれい
    バンド活動に打ち込む高校時代の光太郎と、密かに彼を見守る女子生徒の淡い青春を描き、後に彼が出版社を志す原点となる物語。彼女は金曜日の光太郎のライブを怪しまれずに見る口実として窓掃除をしており、そのカモフラージュとして水曜日に南階段を掃除していた。自身の目標を決して口に出せない彼女にとって、目標を堂々と公言して着実に達成していく光太郎の姿はひときわ眩しく、強い憧れの対象だった。有言実行を貫く彼の強さに深く惹きつけられ、読んだ私自身も「光太郎のように目標を言葉にして真っ直ぐに実現できる人間でありたい」と強く前向きな気持ちにさせられた。
    2. それでは二人組を作ってく

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    2026年03月22日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    お腹が悪い、の話が多すぎてちょっと疲れた。
    トイレの心配、というのは無縁ではないので行動が制限されるキツさはよくわかる。

    いいなと思ったとこ
    人生の中で、いつかあれをやってみたいなどの願望を叶えないままでいると、いつしか、あのときあれさえしておけばという後悔が沈殿することがある。過去の叶えられなかった願いは時に、現在の自分を認められない理由になったりする。
    ただ、願望を叶えてみても肩透かしを経験するたびに、人生をバラ色に塗り替えるような何かを劇的に一変させるような出来事はこの世に存在しないのだと感じいる。やってみてもこんなもんかーで終わるかもしれない。

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    2026年03月22日