朝井リョウのレビュー一覧
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ネタバレ世間の理不尽さに打ちひしがれながらも、お互いを見守り合い力強く進もうとする子ども達の姿に何度も涙が溢れた。
努力しても、他人や環境を変えることはとても難しいことが多い。
次の場所を選択することでしか解決できないこともあるが、それは一般的に「諦め」や「逃げ」と捉えられネガティブな印象を与えがちだ。
しかし、一歩踏み出す怖さを乗り越えてしまえば、その先にあるかもしれない幸せを掴む可能性もあること、また上手くいかなくても挑戦と可能性は無限なのだと本書は教えてくれる。
みんな何かと闘いながら、何度も選択を繰り返し人は歩んでいくのだと。
優しい言葉で読みやすく学びもありました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ正欲からの生殖記、ジェンダーに関係づけた話。しかし語り手が生殖器で生殖記とは…。この目線で本を出すという感覚がすごい。
主人公である達家尚成(たつやしょうせい)は小さい頃から自分は他とは違うと気づいており、幼少期にいじめにもあったことから、ひたすら自分を隠し世間にできるだけ順応している風を心がけてきた。
その内面を尚成の生殖器が語っている。
確かに数年前からジェンダー問題が大きく取り上げられ、LGBTQ が声高に叫ばれニュースになっていたが、封建的な日本では特に何か変わったということは見受けられない。
結局尚成のように、何もかもを無為に過ごすことに人生を捧げて生きるほうが、自分にも社会的にもい -
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面白いことを言って読者を笑わせたい!という気合に満ちた、大学生の朝井リョウさんの文章が読める。今と比べて文章にとても力が入っている。
読んでいてついくすっと笑ってしまうエピソードが詰め込まれている。
小説家って、神の視点で物語を語ることが多いから、自分と違う世界に生きている仙人、みたいな見方をしてしまうことが多いのだが、このエッセイの中の朝井リョウさんは、ただ文章力があるだけの、物凄く普通の大学生である。
いかにも文系私立大学の、人生の夏休みを持て余した友達は多いが頭の悪い大学生の日常、という感じ。
個人的に、朝井リョウさんの「何者」に全く共感できなかったのは、彼自身に「小説家になりたい」 -
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朝井リョウさんデビュー作品、ついに読みました。
学校の人気者・桐島が突然いなくなり、その影響で周囲の生徒たちが自分の立場や価値に悩み始める物語。
中高生のころの「学校=世界」を思い出すようなお話。
思春期真っ只中、成長に個人差が生じている時期では、達観した考え(メタ認知)をする人ほど疲れてしまうよなぁ。
確かに何かに夢中になったりせずに、日頃から何も考えずにバカに過ごすことも、周りの目を気にして目立たずおとなしくしていることも、どちらもむなしく見えるのだろう。
人には確かにそれぞれの立場、生き方があって、大切にしていることが違っている。
そんな価値観の違いがあるのが人間なのだと思った。
と -
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ネタバレ✒︎家族と時を過ごさない男は
決して本物の男ではない。
180pぐらい読み進めているが
おもしろい!!!という感じでは決してない。
ストーリー性はそこまでない
半分超えてから面白い
女性と男性のコミュ力の違い
タイムレスを想起させられる
日本の"今"を写した作品
✒︎だけど今は視野をわざと狭めて、動いてみたい。
読みやすくあのページの本を
このスピードで読めたのははじめて!
つまり面白かったのか??
これは!小説!なのか?!
不思議な感覚がずっと残る
この作品を完成させる
朝井リョウがすごいでは済まされない。
ただこの本はすごいが
この本を読んで幸福 -
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特殊表紙がついていて、それに「朝井リョウの隠れた名作は推し活小説!?」と書かれていたのでその文言が気になって購入。
正直、推し活小説…?ではないよなという印象を持ちました。
話の本編としては3人の女性それぞれの人生のお話。
・推し活をしていてその推し活のコミニュティー内のカースト上位の地位画脅かされてる人
・カースト下位から上位にいこうと変わろうとした人
・近くの存在にライバル意識を持ちながらも絶対に勝てない相手に葛藤している人
それぞれの女性に物語があって、思惑があって、とっておきの切り札がある。
肝心の切り札を切ろうとする直前でお話は終わってしまうので、その先の展開がどうなったのかが -
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ネタバレ1. 水曜日の南階段はきれい
バンド活動に打ち込む高校時代の光太郎と、密かに彼を見守る女子生徒の淡い青春を描き、後に彼が出版社を志す原点となる物語。彼女は金曜日の光太郎のライブを怪しまれずに見る口実として窓掃除をしており、そのカモフラージュとして水曜日に南階段を掃除していた。自身の目標を決して口に出せない彼女にとって、目標を堂々と公言して着実に達成していく光太郎の姿はひときわ眩しく、強い憧れの対象だった。有言実行を貫く彼の強さに深く惹きつけられ、読んだ私自身も「光太郎のように目標を言葉にして真っ直ぐに実現できる人間でありたい」と強く前向きな気持ちにさせられた。
2. それでは二人組を作ってく -
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お腹が悪い、の話が多すぎてちょっと疲れた。
トイレの心配、というのは無縁ではないので行動が制限されるキツさはよくわかる。
いいなと思ったとこ
人生の中で、いつかあれをやってみたいなどの願望を叶えないままでいると、いつしか、あのときあれさえしておけばという後悔が沈殿することがある。過去の叶えられなかった願いは時に、現在の自分を認められない理由になったりする。
ただ、願望を叶えてみても肩透かしを経験するたびに、人生をバラ色に塗り替えるような何かを劇的に一変させるような出来事はこの世に存在しないのだと感じいる。やってみてもこんなもんかーで終わるかもしれない。