朝井リョウのレビュー一覧

  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

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    短編集は作家の実力が出ると思う。
    短い中でどれだけ自分の色を出せるか。

    そういった意味では、朝井リョウ、吉川トリコが楽しめた。

    後はまぁ、つまらなくないが印象には残らない。

    短編集とは、読んでいるその時間を楽しむものだと思う。

    お話を楽しみたければ長編を読むべし。

    星は3.3くらい。

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    2025年04月08日
  • 何様(新潮文庫)

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    覚悟は後から付いてくる。
    思い返した時に、あそこがきっかけだったとかここがターニングポイントだったとかなるだけで、みんな覚悟なんてない。

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    2025年04月05日
  • もういちど生まれる

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    20歳前後の若者たちの、どうにもならない感情や行動が詰まった全5編の連作短編。

    今から十数年前ぐらいの時代の学生たちの空気感がたっぷりで、もう少し若かった頃のフレッシュさを思い出してしまう青春小説でした。

    各短編ごとで視点は違いますが、それぞれ程良く登場人物のつながりがあるので、あまり時間を置かずに読み進めた方が良かったかもしれないです。

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    2025年04月05日
  • 世界地図の下書き

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    児童養護施設で暮らす5人の子どもたちの話。

    人生において困難な状況に陥った際、「逃げる」事の大切さを教えてくれる。「逃げる」ことは時に、戦うことや耐えることよりも勇気がいる。特に子どもたちにとっては。

    自分も勇気を出して「逃げる」選択をあの時していれば、と考えさせる一冊だった。

    ただし、少し文章構成が読みにくかったのでこの評価とする。特に児童書としての位置づけもあるので、子どもたちにとってもう少し読みやすい立て付けが欲しかったと思う。

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    2025年04月03日
  • わたしの名店

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    有名な作家さんが実在する思い出のお店をエピソードとともに紹介してくれる。
    28名の作家さん(中にはルイ53世さん、バービーさんなどの芸人さんも)のエピソードの中で美村さんの鴨のロースト、塩谷舞さんのガパオライスはお店をブックマークするほど惹かれてしまった。

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    2025年04月02日
  • 何様(新潮文庫)

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    最後の二つ、「むしゃくしゃしてやった」と「何様」が共感できた。

    短編はコロコロ設定が変わることと、登場人物の名前をすぐ忘れてしまう()私には「何者」の方が合ってたかな。
    読んだのが3ヶ月以上前だったので、「何者」の登場人物をほぼ忘れていた。

    就活における手荷物検査の例えは納得できた!!この数行の文章を読めただけでも、この本を買った価値があると思えた。
    これから就活なので、この言葉を胸にしまって行おうと思います。。社会人から見た就活の視点って、知らなかったので有益でした!

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    2025年04月01日
  • 星やどりの声

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    んー、ちっとも面白くなかった。父親が亡くなってる大家族の物語なんだけど、まあそれぞれにドラマがあるけどうんそうだよねそれでどうしたの、って感じだった。ダラダラ読んでたんだけどすごくいいなって箇所も特になく残念。古本市で30円で買ったからまあいいけど。そんなことよりこの本を特急かいじの中に忘れてきて駅の忘れ物係に届けて見つかったって方が思い出深いよw

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    2025年03月24日
  • 何様(新潮文庫)

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    やってしまった!「何者」からの続編とは知らずに「何様」からよんでしまった。それでもって感想書くのも何様かって感じだけど、1秒でも誠実のうちだからいいか。
    「水曜日の南階段はきれい」は、あー青春っていいなぁ、夢があっていいなぁ。特に夕子さんが掃除をしていた理由が健気でじーんときた。
    最後、想いを伝えられて良かったなと思うのと、その後が凄い気になる。
    「2人組作って下さい」は女子あるあるかな。
    でも、親しくもない宮本に「一緒に住んでくれない」はどうかと思う。
    「むしゃくしゃしてやった、と言ってみたかった」が1番良かった。やっぱり真面目にコツコツ生きてきた人が馬鹿を見る世の中は嫌だから。後、若林さん

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    2025年03月17日
  • 世界地図の下書き

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    朝井リョウ2冊目。
    着眼点がやっぱり今世代ですよね。でも私達世代にもわかりやすく又小中学生にも読んで欲しいと思いました。自殺する人が後を経たないこの世に若い子供が自殺するニュースを見るのは心が痛む。佐緒里は言った『いじめられたら逃げればいい。笑われたら笑わない人を探しに行けばいい。うまくいかないって思ったら、その相手が本当の家族だとしても離れればいい。その時誰かに、逃げたって笑われてもいいの』『逃げた先にも、同じだけの希望はあるはずだもん』そう私も思った。『希望は減らないよね』
    太輔達のような境遇では無かったが、周りに居たら応援したい。たぶん応援出来ると思う。そんな世の中になったらイイですね。

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    2025年03月10日
  • 何様(新潮文庫)

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    何者の方が面白かったが、これも面白かった。
    企業の人事部でなくても、自分は誰かを評価できるほどの人間なのかと考えさせられる。ネットで誰かを誹謗中傷している人間はどれほど自分を立派だと思っているのだろうか。

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    2025年03月06日
  • 星やどりの声

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    登場人物たちのキャラ設定にやや年代を感じてさしまい、なかなか物語に入り込めなかった。
    物語に出てくるような学生って、90〜2000年代によくいた気がする。
    そして、何が言いたいのか、伝えたいことは何なのか…話のコアみいたなものが見えそうで見えないことに、ワクワクというよりもイライラしてしまった。そんな自分に残念である。

    久しぶりの朝井リョウ。
    好きな作家だと思っていたけど、実はちょっと苦手なのかも。苦手ゆえに逆に手を伸ばしたくなるのかも。そんなことを感じた一冊だった。

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    2025年03月06日
  • もういちど生まれる

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    大学生のそれぞれの葛藤、奮闘を描いた青春もの。恋に夢にそれぞれが一生懸命に生きている!!1話ずつで完結していると思いきや関係性が微妙につながっているのがとても面白い❣️

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    2025年03月02日
  • 星やどりの声

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    朝井リョウが堀江敏幸に卒論として提出した作品。大学生でこの長さの物語を破綻無しに書き上げたのは、やはり努力量と才能の両方が突出しているのだろうなと感じた。光彦のパートを読んでいてほろりと来ながらも、筆者が本当に就活に苦労していたんだなということがひしひしと伝わってきてちょっと笑ってしまったw

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    2025年02月28日
  • 世界地図の下書き

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    ネタバレ

    「泉ちゃんもきっと変わらんってこと。ぼくらが全校分のランタンを作ったとしても、人をいじめるやつはいじめ続ける。約束とかそんなん、あいつらには関係ないんや」
    いじめてくる奴らは一生変わらない。
    「いじめられたら逃げればいい。笑われたら、笑わない人を探しに行けばいいの。」
    逃げることは悪いことではない。
    自分も子供の時を思い出しました。
    子供にも子供同士の人間関係があって、悩みがある。

    新しい場所はどうなるのか分からなくて怖いと思うけど、この子達が希望を持って強く生きていってほしいと思いました。

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    2025年02月25日
  • 何様(新潮文庫)

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    「何者」からサワ先輩はブレた姿を見せなくてかっこいい。
    できることならサワ先輩目線の物語も見てみたかった。

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    2025年02月16日
  • 星やどりの声

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    メイクと自転車の理由がわかってブワッって涙が出た

    ファミレスにいるだけで…ふんわり疑惑を持つくらいはいいけど確信的?
    あと、長女さんにお願いしすぎ…と思ってしまった

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    2025年02月13日
  • どうしても生きてる

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    ネタバレ

    朝井リョウさんの現実の切り取り方、理解の深さには毎回ハッとさせられる。
    身近にいるけど何考えているのかわからない人って、実際は多分こんなこと考えているのかな。
    と思わせてくる。
    最後の、引き当てるというテーマが誰しも共感できるだろうし、私も刺さった。
    なんで私がこんな目に、という不運を肯定的に捉えようという自己啓発本とかはたくさんあるけれど、この話は結論としては似たようなところに落ち着いているんだけど、そこまでのプロセスが人間味をすごく感じた。
    下を見ることで世の中の理不尽さを肯定するような。
    生きているなと突きつけてくる解像度の高さが朝井リョウ全開で読み応えがありました。

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    2025年10月12日
  • 桐島、部活やめるってよ

    匿名

    購入済み

    「桐島、部活やめるってよ」の原作小説は実質、不朽の名作といっていい位置にもうきていると思うし、映画の方は神木隆之介の代表作の一つになっていると思う。
    しかし、少女漫画はその時代の流行り廃りの問題なのか、今読むとなんか辛いものがあったような気がする。
    ただ、巻末の作者コメント、「桐島〜」で本来伝えたかった事について書かれた文章は一読の価値があったと思う。

    #憧れる #感動する

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    2025年02月03日
  • 何様(新潮文庫)

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    前作「何者」が面白かったので勢いで読んでみたが、こちらはよく理解できない箇所がいくつかあったのが残念。もう一度読んでみたら理解できるかも?

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    2025年01月14日
  • 少女は卒業しない

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    高校最後の日をそれぞれの想いを持って過ごす人たちの話。基本的に淡々と進んでいくけど、ギュッと胸が締め付けられるようなエピソードも多い。

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    2024年12月25日