朝井リョウのレビュー一覧
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朝井リョウさんのデビュー作。今まで読んだ作品の中で言ったらそこまで心をかき乱す感じはなかったけど、映画部の武文の体育のシーンには覚えがありすぎてちょっとマジで辛かったですね…。なんで高校生とか中学生とかって、体育にあんな真剣で運動できない人を除外する空気出すんですかね…(恨み節)
カーストが上とか下とか、社会に出てから関係なくなってしまうのに。それこそ、宏樹が言っていたように自由になったその後は。
あと、実果が抱えてる家庭の問題もなかなかにしんどかったな。いつかお母さんが事実に気づくといいな…。
この作品はどちらかといえば映画のが評判高そう、神木くんだし見たいなと思ったけど、今はユーネクスト -
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映画サークルのスターと呼ばれる二人の苦悩を通して、「スターとは何か」を問いかける作品だった。
印象に残ったのは、受信するのも人の心だということ。同じ言葉や作品でも受け取り方は人それぞれで、発信だけでは価値は生まれない。
また、映画館の閉館という出来事がとても現実的だった。身近でも劇場の閉館があり、寂しさや悲しさを感じる一方で、運営の厳しさを考えるとどうすることもできないもどかしさもある。作品の中の出来事が遠い話には思えなかった。
対価はお金ではなく時間であり、時間は人生そのものだという考え方も心に残った。
今の時代は絶対的なスターが生まれにくい一方で、人は誰かに憧れ、心を動かされ続ける -
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鎌倉市の市電がはしり、海が綺麗な街の、住む、海が見える喫茶店経営の母と四人の兄弟の学生時代の日常の風景の心温まる小説。
雨から身を守ることを【雨やどり】っていうだろう。だから、今にも落ちてきそうな星の光を受け止めるための【星やどり】。
浜電、アジサイ、海、ここは鎌倉か?
三男三女母ひとり、早坂家、ハヤサカ
母、律子、純喫茶「星やどり」経営者、亡くなった父、星則
長男 光彦 、大学四年生、就活中、家庭教師、生徒あおい
三男 真歩 、小学六年生
二女 小春 、はる姉、彼氏あり
二男 凌馬 、高校一年生
三女 るり 、「るり姉」高校生、小春と双子、部活無し、喫茶手伝
長女 琴美、家の女帝、百貨 -
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タイトル通り、あのテレビドラマ『世にも奇妙な物語』を彷彿とさせる、ブラックユーモアとホラー要素が詰まった一冊です。
どの作品も最後まで読むと、背筋が凍るような「ゾクッ」とする展開が待っています。
特にお気に入りは『立て!金次郎』というお話。
いわゆるモンスターペアレンツに対応する幼稚園教諭の物語なのですが、親の言う通りにしすぎるあまり、なんと「二宮金次郎像を座らせてしまう」という歪んだ幼稚園が舞台です。
「それじゃいかん!」と立ち上がる熱血教師。
うまく収まったかと思った瞬間、最後に待っている展開に鳥肌が立ちました。
そんな現代社会への疑問や違和感が、見事なエンタメとして描かれています。 -
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就活が佳境になり、手に取った。
私は、完全に落ち込んでいる。
光太郎の話が好き。The 青春って感じで。こんな青春私にはなかった。
遠くからでも誰かを応援したり、大切に思ったり、忘れられなかったり。
無理に忘れる必要はないと思う。その思い出が私の心を支えてくれると信じているから。
それに固執するのは良くないけれど、前を向けるならそれでいいと思う。
二人組が作れない。それはわかるう、、、と思った。
私はずっと、みんながうっすら自分を嫌っていると思っていたから。
自分を好きになれない人は相手からも好きになってもらえないと最近気づいた。
初めから、相手を疑ってかかってはいけない。寛大な心でいたい -
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朝井リョウらしい、大学生の日常を詰め込んだような連作短編。
こういうモラトリアム的なものを経験した人には刺さるかな。
短編は関係ないようで実は全部繋がっている一つのお話。一つ目のひーちゃんを読んだ時点ではなんだこれ?という感じ。
それぞれの話で登場人物が入り乱れて、注意してないと誰がどれだかわかんなくなる。
双子の話とダンサーの話が印象に残った。(というかそこに向かって話が進んでいる感じ)
どちらも明るい話とは言い難い。主人公は思い悩みもがいている、卑屈で陰気な内面。
最後は吹っ切れるのだけど、ダンサーはやらかしがデカいので兄が可哀想だった。 -
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『何様』
採用担当として、この本は見逃せなかった。
社会人3年目、これまで勤めていた部門から異動して採用担当となり、配属されてたった3ヶ月で人の人生を決める面接官となった。
会社のことは知っている。けれど、自分が学生のことを評価していいものなのか。この葛藤を今でもふと思い出す。
多くの学生は、中学、高校と目の前に一直線に敷かれた道をただひたすら走る。
そして大学で自身の道をいくつも枝分かれさせながら、大きく広げていく。
そんな矢先、目の前の道は霧で覆われ、
「自己実現のゴールは?」などと聞かれ、否が応でも自分の人生を振り返りながら霧を晴らせないといけない。
無理やり道を開けようとしている学生 -
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本家、世にも奇妙な物語のテーマ曲が頭の中に流れてくる1冊。
イマドキのシェアハウス事情をリサーチしたかっただけなのに…。「シェアハウさない」
コミュ力を判じられる世界。それでも私は…。「リア充裁判」
主人公になりたいこどもばかりじゃない。親の願望とこどもの気持ちの板ばさみ「立て! 金次郎」
ネットニュースの是非と息子の無邪気な眼差し「13.5文字しか集中して読めな」
誰が有名劇作家の新作舞台の主役を勝ち取るのか?「脇役バトルロワイアル」
シェアハウさない、はオチが読めましたが、後の4作はラストのどんでん返しが痛快!
「リア充裁判」と「立て!金次郎」は、真面目に頑張れば報われるラスト