朝井リョウのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
生きがいとは何か?
誰かと比較して、競い合っていかないといけないのか?
そもそも、生きがいってないといけないものなのか?
自分以外の人間と共存しなければならないこの世の中で、自身の存在価値を確保するために揺れる気持ちがいろんな視点から描かれていた。
個人的には、雄介のような感覚は多少昔はあったのかもしれないけれど、今は全くと言っていいほど薄れてしまっていて、作品の大きな波に乗れなかった気がする。
ただ、最後に智弘が語っていた、人の持つ歴史を…の部分は、お互いの違いを受け入れて共存していくために必要な考えだし、それこそが平和的共存の第一歩ではないかと思った。 -
Posted by ブクログ
親に頼り、依存することが当たり前であるはずの小学生時代。しかし、本作に登場する子どもたちは、さまざまな事情から家族と離れ、施設という場所で暮らしています。彼らは幼くして「自立」を余儀なくされ、逃れられない運命と対峙しながら、懸命に自分の足で立とうとしています。その姿には、胸を打たれるようなたくましさがあります。
物語のなかで、それぞれに深い傷や問題を抱えた4人の子どもたちが、自分たちで立てた計画を協力して実行に移す場面は、まさに彼らの精神的な成長の証と言えるでしょう。
結末として、彼らは別々の道を歩むことになります。しかし、施設で共に過ごし、もがいた経験こそが、これから広がる真っ白な世界地 -
Posted by ブクログ
ネタバレ『何者』のアナザーストーリーであり、正直前作を知らないと掴みどころがなく面白くないと思う。私が『何者』を読んだのは何年も前のことですっかり記憶になく、あらすじや登場人物を調べながら読んだ。
以下、印象に残ったエピソード。
「きみだけの絶対」
生きづらさを抱えている人に寄り添いたいというギンジ(主人公の叔父さんで作家)の話を聞いて。
“叔父さんが何かを差し出すことができているとして、その相手は、土日にきちんと自分の時間を持つことができて、この舞台を観に行くお金と身体の使い方ができる、本当にごく一部の人だけだ。”
「むしゃくしゃしてやった、と言ってみたかった」
友人に正しい姿しか見せたことがな -
Posted by ブクログ
満たされていないから他人を攻撃する
再配達を頼んだのだから、自殺なんてしない
離婚を申し込まれたのだから、かわいそう。
暴力描写のある漫画を好んでいたから、人を殺す
自分と他者に、幸福と不幸に、生と死に、
明確な境目などない。
穏やかな論理 の この文章が印象的だったし
そんなの痛いに決まってる は
痛いのに痛いと言えない
本当は大丈夫じゃないのに大丈夫と言ってしまう人
籤 は ハズレの方を引いてしまう側の人が登場して
それでも生きていかなきゃいけない現実
悪魔で小説だし虚構だけど
リアルのようで本当に痛い。
だからこそこのタイトル
どうしても なのかなと思った。