朝井リョウのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
相変わらず時代を先取るのが上手いなぁと感じた。数年前に発売してるものの、無料動画プラットフォームにおける表現の行く先が今と重なる。
あと小説内で確かになと思ったのは、YouTuberとテレビタレントの違いについて。
彼らの違いは企画内容などではなく、関係性や文脈にあるということ。インフルエンサーと呼ばれる人々が一堂に介しても大して盛り上がらない一方、テレビタレントは先輩や後輩、大御所などの文脈があるから、内容そのものではなく文脈に反応しているということ。
昔のように共通の文脈で盛り上がれないと言われる現在、今インフルエンサーと呼ばれてる人も10、20年後には、何かしら文脈ができて、また新 -
Posted by ブクログ
映画化されて話題だったため元々知っていたのと、朝井リョウの人間観察眼が好きでいつか読んでみたいと思っていた。パーソナリティ様々な高校生たちが、それぞれの視点から見た高校生活を描いていて、人物像が手に取るように分かりやすかった。彼らにとって、高校は世界の縮図のようで、大人になってから読むとなんだか青いなぁと感じた。
彼らは自然と「上」と「下」で人を区別して、またそこに自分の居場所と存在価値を探し続けているんだな、それが青年期なんだろうと感じた。自分が無力に感じたり、他人の言動や価値観を自分と比較することで、自分とは何者なのか探し、悩める時期だよなと、自分の人生を振り返って考えさせられた。自分の子 -
Posted by ブクログ
青臭い感じや高校ヒエラルキーを描いていた。
いろんな階層の人間が出てくるが、高校のうちに何かに立ち向かえる人間は強いと思った。
勉強でもスポーツでも映画でもいいが。
ヒエラルキーが違う者同士が話してはいけない雰囲気はあるのは、自分も感じたことがある。
宏樹は私から一番遠い人物だから感情移入はできなかったが、彼なりに悩んでることもあるんだと思えた。しかし、文武両道の進学校に通えるなら、MARCHには合格して、悠々自適な人生を歩めると思う。コミュ力もあるなら、それなりにいい会社に勤められるだろうし。
正直、隠キャが味わう苦さや苦しさにで会うことはないのだろうな。 -
Posted by ブクログ
生殖記、インザメガチャーチ、正欲と立て続けに朝井ワールドを堪能。
どの作品も形は違えどテーマが一貫している。
作者が普段から意識したテーマでないとこれは書けないのでは?
社会的マイノリティとされる人々の多角的な思考。
異常とする側、異常とされる側。
昔は、性的マイノリティが異常と捉えられていたが、いつの日か性的マイノリティを異常と捉える側が異常とされるようになった。
全ては主観がどう変わるか。
世間の評価がどう変わるかに左右される。
世間の天秤の上に立っている我々は、右に左に存在する場所を変え、バランスが取れているか確認をしないと生きていけない。
生きたいように生き、バランスを崩そう物な