朝井リョウのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ちょうどライトな小説を読む時間ができた、となった時に本屋大賞受賞の情報をみて購入。この作者は久しぶりだなあと思いながら『もういちど生まれる』を発売直後に手にとった時の気持ちを思い出していた。
最近のSNSでみるような心情の描写や、物事の説明の仕方が多く続いていて、たまにSNSをみているのか小説を読んでいるのかよくわからなくなることがあった。それもあってか、読み終わるまでにけっこう時間がかかってしまった。
この作者のすごいところはこういう描写と構成のバランスにあると思うのだけれども、今回は展開が他の書籍よりも「読者であるこちらに(先に)読めすぎて」しまうような気がした。話はずれるけれども、こう -
Posted by ブクログ
ネタバレやっとこさ、読み終わりました。ちまちま読み進めて一か月間くらいこの作品と向き合っておりました( ´∀` )
いやー、難しい。思想書、みたいな本ですわ。
確かに、「多様性」って難しいよなー、「正義」って何なんだろう、と考えさせられる本。
大好きな作品である「進撃の巨人」を思い出す内容だった。
なんで、星3の評価かというと、世間から見て「特殊」な性欲を持つ人たちが、社会との対話を拒絶しているように感じられたから。きっと話してみても、気持ち悪いって思われてしまうだろう・・・私たちは「普通」とは違う存在だ、と自ら殻に入りすぎなのではないか、と。
勿論、その殻から出ることが一番勇気の必要なところなの -
Posted by ブクログ
推す側の心理構造を解剖されているような、ヒリヒリする鋭さがあった。推し活の解像度高すぎて本当に圧倒される。
私もここ半年くらいすごくハマっていることがあるから、運営側からはこんな風に見えてるのか、私もコントロールされてるのかな、、ってちょっと悲しくなった。
でも、視野を狭めて、何かに熱中する時って楽しいんだよなあ。日常の情けなくて退屈な自分から離れて、周りが引くほどの強烈なエネルギーを持てるって最高の遊びだと思う。深く潜る楽しさは、誰にも邪魔されない私だけの聖域としてこれからも守る‼️
推し活の客観的な視点と盲目的な情熱に触れられる一冊。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ現代の視点を切り取る作家的な紹介をされていて、著者本人の話しぶりが面白いので読んでみましたが、私が求めているものとは違ったのかも。
離婚して元奥さんや娘から疎ましがられ、職場でも窓際部署で後輩からとも関係性が築けない冴えない四十代中年男性と、
その娘は洋楽や洋画が好きという父親からの影響で自分も好きな気がして留学しようとしていたが、内向的でうじうじうじうじしているから一歩が踏み出せず、周りの人間をうっすら下に見ている大学生と、
推していた俳優が自死したことで、「氣づいた」派遣の三十代女性、
の3人の視点が移り変わりながら描かれていく。
推し活を作る側、推し活にのめり込む側、推し活から距離をと