朝井リョウのレビュー一覧

  • 何者

    Posted by ブクログ

    ずっとみんなのやり取りを俯瞰して見てると思ってたら、急に私のこと一斉に見られるみたいな、初めて読んだ時はホラーかと思った。でも咀嚼する中で、みんなとにかく必死で、みんなのことを妬んだり馬鹿にしたりして、必死に自分をどうにか保とうとしてるんだ、そんな綱渡りみたいなことなんだ就活は、と考えさせられる。ちなみに私は誰かと言われれば完全に拓人。

    0
    2026年08月01日
  • 世界地図の下書き

    Posted by ブクログ

    地方の児童養護施設で暮らす子どもたちが主人公の長編小説。
    中学生がいじめで自殺したといった報道を見聞きして「(20代前半の)僕たちの世代と同じような生きづらさを感じているのではないか」と思ったのがきっかけとなり描かれた作品だそうで、感受性の塊。
    小中学生のときの、小さな世界のことが全てのように感じる逃げ場のない気持ちが上手く表現されていて胸がぎゅっとなりました。
    母としてのいまの自分と、かつて子どもだった自分の気持ち、どちらも刺激される作品でした。

    0
    2026年08月01日
  • 何者

    Posted by ブクログ

    おもしろい!というものではありませんでしたが、人間の内面を本当によく表してると感じました。そういうことある。そういう人いる。自分もそうだ。これほど的確に心情の機微を表現していることに驚きます。

    0
    2026年08月01日
  • そして誰もゆとらなくなった

    Posted by ブクログ

    いつも空回り、面白い人。
    自分もよくファンレターを書いてしまうタイプの人間なのでサイン会の話が好きです。自分はやられたら嬉しいな〜と感じるけど、何年か前の話の続きされたら確かに嫌かもな笑

    0
    2026年08月01日
  • イン・ザ・メガチャーチ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    久々の小説だったけど読みやすかった。
    実在のもの(アイドルのサバイバル番組、というかプデュ)などをモデルに書かれていてすごくリアルだったけど、最後くらいフィクションとして、少しファンタジーが欲しいと思った。ひたすら現実を見させられただけで最後はつまらなく感じた。
    報道番組とかノンフィクション番組を眺めているような感覚。その界隈知っているし、リアルすぎるから新鮮さがない。
    もしくは、あの親子がお互いの事実を知った瞬間を読みたかった。直前で本が終わってしまったけど、その場面を楽しみに最後まで読んでいたと言っても過言ではないので…。
    唯一うおーと声が出たのは、「かつて国見が垣花道哉のファンのふりをし

    0
    2026年08月01日
  • そして誰もゆとらなくなった

    Posted by ブクログ

    小気味いい語り口が好印象のエッセイ作品でした。本当のことにしてはなかなかなエキセントリックな内容で、作家さんと言うのはやっぱり常人ではないのだなと。そしてそれを面白おかしく言語化することができるのはすごいなぁと思わされました。

    0
    2026年07月30日
  • 風と共にゆとりぬ

    Posted by ブクログ

    朝井リョウ氏は読者に急に殴りかかってくるイメージ(失礼)だったけど、等身大な日常が垣間見えて楽しかった。
    コソコソと悪巧みを打ち明けられているような、秘密を共有するような、こそばゆい感じ。
    好きなところから肩肘張らずに読めるのがいい。
    オクラ笑った。

    0
    2026年07月30日
  • 何様(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    何者の登場人物である光太郎のストーリーが一番キレイだった。そして、登場人物が上の空になったときの心のつぶやきが上手いなぁ…。いろいろリンクして思考をもっていかれる気がした。

    0
    2026年07月30日
  • 時をかけるゆとり

    Posted by ブクログ

    朝井リョウさんのエッセイ。
    主に大学生時代。

    どの章でも彼自身の「おなかの弱さ」をひしひしと感じた。
    かなり大変だろうなこれは……

    誰でも読みやすく笑えるエッセイ。
    解説にも書いてあったが、病院での待ち時間など気分の上がらない時でも問題なく読める!素晴らしい。

    丸三日間歩き続けたり、自転車で東京から京都まで行ったり、北海道へ旅行できなかったり、見切り発車ゆえの失敗がすべてキラキラして見えた。
    私ももっとあの頃のすべてを何かに記録しておけば良かったなぁと少し思うなど。

    あと二巻ある続編、楽しみ!

    0
    2026年07月29日
  • 正欲(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    多様性の考え方もゲイとかそういう同性愛者とかだけやって思って自分の中でそれが多様性、それが正しいと思ってても、自分が正しいと思って判断してることよりももっと遥かに多様性は広い、もっと同性愛者などの多様性以外にも多様性ってもんはあるみたいな感じの本

    0
    2026年07月29日
  • 武道館

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    私も長年STARTOが好きなので、大好きなアイドルの話だけど、若い女性アイドルの葛藤や苦悩に心が締め付けられるような気持ちになる部分も多かった。
    歌って踊ることが大好きでアイドルになりたい自分と、大好きな人がいる自分、そのどちらも自分なのに両立しないのはなぜだろう
    アイドルである前に一人の人間なんだから人を好きになることだってあるじゃん!っていう気持ちも、
    プロなんだからもっと自覚持ってよ!メンバーやスタッフやファン、、迷惑をかける人たちのことを思い出さなかったの?!っていう気持ちもどっちもちょー分かるの。

    男性アイドルの方がアイドルとして長く活動するイメージがあるし、女性アイドル独特の文化

    0
    2026年07月28日
  • スター

    Posted by ブクログ

    映画はあまり詳しくないのですが、YouTubeが普及して複雑な思いを抱えている作り手の方は確かに居たんだろうなと想像できます。どんな風に着地するのか気になりながら読みましたが、流石朝井リョウさん。ここまで言語化されているのは凄い。「その空間にはその空間のルールがある」という視点は、何事においても大事だなと思います。

    0
    2026年07月27日
  • ままならないから私とあなた

    Posted by ブクログ

    朝井リョウさんの作品を読むと、なんとなく感じていた違和感や上手く言えなかったことが言葉にしてもらえたような気持ちになります。
    理想を信じたい気持ち、現実を引き受けようとする気持ち、どちらも自分の中にあって、そのバランスが大事なのかなと感じました。
    私が好きなものは、本、手帳、料理、花、刺繍、美しいものなど、言ってしまえばすぐに成果にならないものが多いのですが、「誰にとっても必要ではないけれど、私にとっては必要なもの」そういうものをこれからも大切にしていきたいな、と改めて思いました。

    0
    2026年07月27日
  • 生殖記

    Posted by ブクログ

    本屋大賞ノミネート作品。
    あまりハマらなかったというレビューも見かけたのですが、個人的には珍しい構成で面白いなと感じました。
    書き方によってはいくらでも重くできそうなテーマを、淡々と進んでいく感じで軽快に書かれているのが流石です。
    主人公のスタンスも、声を大にしては言えないけど分かるな〜という部分もあり(「巨大なマットを皆で運ぶ」時に「全く腕に力を入れない」タイプとか)
    人とは、人生とは、みたいなことを黙々と考える読書時間になりました。

    0
    2026年07月27日
  • 世にも奇妙な君物語

    Posted by ブクログ

    朝井リョウ氏の著書なので期待してたけど、
    捻ってるのかもだけど、オチも何となく
    分かるし終わり方もスッキリしなく、
    ちょっと残念

    0
    2026年07月27日
  • そして誰もゆとらなくなった

    Posted by ブクログ

    会社の昼休みに読んだ。
    お決まりのパターンに少々飽きつつも、言い回しが絶妙なところを突くので、つい吹き出してしまう。特に海外の友人宅で起きた深夜のエピソード。トイレの詰まりを直すシーンが面白ろ過ぎた。素敵なマルシェの伏線がここに繋がるとは。
    ごぼう料理、しばらく食べられないわ(笑)
    油断大敵、笑えない場所では絶対読んじゃ駄目。でもそういう場所で読んだら面白さ倍増。

    0
    2026年07月27日
  • スター

    Posted by ブクログ

    「でも、今、消費者が対価として払ってるのって多分、お金じゃなくて時間ですよ」


    あらすじをとくに読まずに手に取ったのだが、さすが朝井リョウ。
    言語化しにくいことを、さらっと登場人物に言わせてしっかりと問題提起をしてくる。
    とはいえ説教くさくはないので読みやすい。

    ありとあらゆるものが量産され簡単に手に入る時代。
    暇ができてはSNSを無意識のうちに眺めて時間を溶かしている。
    そこにはありとあらゆる人それぞれが溢れている。

    自分が思う質と価値を大切にしていきたいと思う。

    題名の『スター』に込められた意味がわかったときそうきたかと思った。
    若い世代におすすめな一冊。


    こんな人におすすめ!

    0
    2026年07月27日
  • チア男子!!

    Posted by ブクログ

    最初は、チアリーディングのルールがあまり飲み込めなくて読むのに時間がかかってしまった。後半から、朝井さんぶしが出てきて、止まらず1日で読み切ることができた。兄弟関係うえのライバル視やプレッシャーは、どうしても生きてる、でも出てきたテーマ。朝井さんの中で特にピンとくるテーマなのかなと思ったりした。後半は感動して涙が止まらなかったけど、朝井さんの小説で涙が止まらないことはあまりなかったので、不思議ではあった。

    0
    2026年07月26日
  • 武道館

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    アイドルだろうと芸能人だろうと1人の女の子であることには変わりないんだなと改めて感じました。
    特に「どうして成り立たないのだろう。若くて、女の子で、歌うことと踊ることが大好きで、大好きな人も大好きだという状況はどうして成り立たないのだろう。」という1文にすごく考えさせられた。

    もう戻れない、ここを超えてはいけないとわかっていても一時の感情に身を委ねてしまう、しかもそれを自覚してしまっている。そんなのは若い女の子だからではなくて、大の大人であっても有り得る話で、実際に愛子の母のエピソードでも触れられていた。

    けれど、同じグループのるりかのようにそれを守ることが正しいとするメンバーもいれば碧の

    0
    2026年07月26日
  • 正欲(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    全部の価値観をバチバチに否定されて私自身恥ずかしさと眩しさで目が覚めたような感覚。そして私は夏生と佐々木の関係がものすごく羨ましい。互いへの性欲で駆け引きするような関係ではなく、互いの存在が生きている意味になれる関係。どん底まで落ちたから手に入れられたのかしら。

    0
    2026年07月26日