朝井リョウのレビュー一覧

  • イン・ザ・メガチャーチ

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    ネタバレ

    最後の方、すっごく心拍数上がった。
    面白かったけど久保田さんへの感情移入がやばくて最後の方苦しくて読後感が放心状態てこの評価。救いが無い涙
    「何者」でもそうだったけれど朝井リョウさんの苦しい作品って自分と主人公の境界線が曖昧になって一人称視点の苦しさを感じる。だから苦しさがダイレクトにくる。

    物語自体はすごく面白かった。
    今の時代角度を変えればさまざまな正解があり本質的に正しいなんて存在しない、だから時には視野を狭めて盲目になり能動的に行動することも大事なのかなと思ってた。

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    2025年11月26日
  • 桐島、部活やめるってよ

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    最初は桐島周辺の人物、そこから徐々に派生して桐島と関係の薄い人まで襷形式で物語は繋がっていき、多くの人物が登場していた。
    それぞれの話の主人公達が抱える学生特有の悩みが丁寧に描かれていて面白かった。

    ただ、気になった点は陽キャ男子高校生への解像度が少し低く下品に感じたことと、桐島が最後まで登場しない事で不消化な感じがした。(登場しないのはそれはそれで良かった気もしれないが)

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    2025年11月26日
  • 時をかけるゆとり

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    機内で読んでいたのだが、ときおり吹き出しそうになるのを我慢するのが大変だった。
    青春のバカっぽさ、おかしみが満載。映像が見える。
    でもところどころちょっと真面目に考えさせられる、そんな本でした。

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    2025年11月25日
  • 生殖記

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    とんでもないもの(笑)の視点で語られることがまず衝撃だった。
    昨今の多様性とかLGBTQ+とかを色々考えさせられる話。
    私にはなかなか難しいというか、物語に入り込めなかったなという感じ。

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    2025年11月25日
  • 生殖記

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    押し付けがましさを避けるという作者の試みは成功していると思うけど、読み物としてはそれほど楽しめなかった。

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    2025年11月25日
  • 生殖記

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    いろんな生物の輪廻転生に乗っかった自我を持ち自律思考する生殖器が語るという斬新すぎる設定。宿主は同性愛個体の男性。現代社会における同性愛者に対するいびつな侮蔑と許容、それに対する恐れや違和感に迫る。

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    2025年11月25日
  • 何者

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    ネタバレ

    観察好きな主人公で人を評価して達観してすごいと思われたくてそんな自分は特別なんだ、評価されたいんだ、何者かになりたいんだと思いが最初から伏線として散りばめられていた。
    自分は自分にしかなれないというのが刺さりました
    朝井リョウの作品は3冊目で全て星3になってしまうんだけどなぜか色んな作品も読みたくなってしまう。不思議。

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    2025年11月25日
  • 生殖記

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    ネタバレ

    語り部がまさかの部位!笑
    様々な個体の前世を経験したアレが、主人公の脳内実況しながら物語が進む。
    主人公は同性愛者であるがカミングアウトもせず、傷付かず傷つけず事勿れの無気力な人生を送るが、一方で生きるからには何かしらの次の行動で間を埋める興味はある。

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    2025年11月24日
  • 少女は卒業しない

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    名取佐和子さんの「銀河の図書室」(実業之日本社文庫)の中のビブリオバトルのシーンで登場していた一冊。それがきっかけで手に取りました。

    朝井リョウさんって、少女か?ってくらい少女ですよね。
    私は、在校生代表送辞の章が好き。笑いの中に、切なさが隠れている。

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    2025年11月24日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    ゆとりシリーズ3作目。
    実は、前作より先にこちらを購入していて、途中まで先に読んでいたんだが、
    方々探して前作をゲットしたので、しばらく中断していた。

    私にとってはゆとりシリーズの中で、著者の日常が1番垣間見える作品だった。
    なんというかここに来て、
    小手先の小細工なし!な、エッセイの王道っていう感じ。
    「時をかけるゆとり」も
    「風と共にゆとりぬ」もエピソードひとつひとつが面白かったけど、
    それぞれの作品を内容以上に印象付ける構成に惹かれる部分があった。
    たとえば年表だったり、
    読んでしまえばそれしか残らなくなりそうな「肛門記」の存在だったり。

    今回のエピソードは、前作を受けて…というもの

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    2025年11月24日
  • 桐島、部活やめるってよ

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    17才という眩しい時、学校という狭い世界で生きている生々しいリアルな感情表現が上手い。何かに夢中になってる奴って何歳だろうとかっこいいし眩しい!と気づかされる。桐島のその後が気になりすぎる。

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    2025年11月23日
  • 死にがいを求めて生きているの

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    ネタバレ

    作中に、女性が活躍していることを快く思わないシーンが出てくる。実際には女性だからではなく、その女性が社会のニーズをいち早くキャッチできたから評価されているんだと思うけれど、ひとではなく女性だからと思ってしまうほど男性性の特権の強さが脅かされることへの恐怖を感じた。仮にもしそれが女性故に評価されているのだとしても、それは女性が社会的弱者の立場だから気付きやすいということの影響がある。

    あとなんかしんどいなと思ったのが、陰謀論に絡め取られていく過程がリアルだったこと。裏事情は何ごとにもあると思うけど、そんな重大な事案の裏事情がいとも簡単にSNSでわかると思えるのはどうしてなのか。昔から今の過激な

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    2025年11月23日
  • 時をかけるゆとり

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    朝井さんの小説は気になりつつもまだ読んだ事が無く、まずは気軽に読めそうなエッセイから…
    なるほど確かにこれは面白いかも!
    自分の過去の出来事を惜しみなく、そしておかしくさらけ出せるって素敵だなあ。そしてそれが面白いってさすが作家さんの表現力は凄いなぁと。
    朝井さんの行動力の凄さやアホらしいけど青春ぽい部分とかは頭の良い大学生がやってそうなイメージそのままだった。
    さくらももこさんのエッセイと似たような雰囲気もありつつ…
    特に美容院のモデル体験の話が面白かったかな。

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    2025年11月23日
  • 死にがいを求めて生きているの

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    少し主人公に対してストレスを感じた内容だった。
    でも、おもしろかった。

    この本を読む前は、伊坂幸太郎さんのを読んでいたので、
    アイムマイマイのことが出てきて、テンションあがった笑

    他の作家さんのやつも読もうかな。

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    2025年11月22日
  • 桐島、部活やめるってよ

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    ネタバレ

    高校生の気持ちと人間関係がめちゃくちゃリアルに書かれている。今も昔もさほど変わらないんだろうなって思った。
    勉強は間違えてもクラスのランク付けだけは間違わないというのが個人的に刺さった。

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    2025年11月22日
  • もういちど生まれる

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    共感できるもの、できないものがあったように思う。若さゆえの驕りというものもあるように感じる。ただ、それが若さというものだったかもしれない、とアラフィフは思ったりもする。
    最初の作品の鮭の描写がリアル過ぎて、その日の夕飯はもちろん焼き鮭。

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    2025年11月21日
  • 武道館

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    自分がアイドルオタクということもあって、読中色々考えさせられた。
    あと朝井リョウは女性視点が本当に上手い。なんでこんなに解像度高く書けるんだろ。

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    2025年11月21日
  • 桐島、部活やめるってよ

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    意識的ないじめではないが、いづらい空気を作って人を阻害する人間関係が生々しい。
    自分では何もしないけれど、人を批判したり貶めたりすることで何かをしている気になる空気。

    スクールカースト
    同調圧力
    劣等感

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    2025年11月21日
  • 時をかけるゆとり

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    ネタバレ

    話題になっていたので読んでみた。
    朝井リョウさんの小説は、気になりながらもまだ手に取れていない。

    ほぼ同世代ということもあり、当時のブームや学校生活などで似たような経験があるな…と共感しながら楽しく読めた。
    100キロハイキングや京都まで自転車で行ってみるなど、とにかく面白いと思うことに対して行動力があり、フットワークの軽い方なんだなぁと思った。

    個人的に笑えたのは、お腹を下して民家に駆け込む話。
    「もしおじさんが私を不審人物だと見なしトイレの使用を断っていた場合、私は絶望と共に脱糞し本当の不審人物になっていただろう」
    というフレーズ笑

    これ以外にも、さすが作家さんというべき面白おかしい

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    2025年11月20日
  • もういちど生まれる

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    短編集かと思いきや、繋がるものがあって面白かったです。
    読み終わると、椿の視点も読みたかったなぁとかヒーちゃんも気になるなぁとか思いました。

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    2025年11月20日