朝井リョウのレビュー一覧

  • どうしても生きてる

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    生きづらい現代を生きる様々な人たちの物語。
    これはわたしの物語かもしれないと思ったりしながら読み進めた。なかでも「そんなの痛いに決まってる」から発せられる叫びや、「籤」の女性ならではのはずれクジを引くことを余儀なくされる場面などは苦しき気持ちになりながらも共感するところもあった。朝井リョウって彼自体いろんな理不尽さに日々疑問を持ってるんだろうな。

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    2026年02月07日
  • 死にがいを求めて生きているの

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    雄介の何事にも首を突っ込んで夢中になろうとする姿勢は最初こそ無理して生きがいを作るためのものだと思ったが行動をしている状態というよりも行動したという実績を求めているように感じたことを踏まえると"生きがい"よりも死に際になっても残る"死にがい"という言葉の方がしっくりくる気がした。

    智也も感じていたように自分は外的環境によりたまたま夢中になれるものがあっただけで1歩間違えば雄介のようになっていたかもしれないというのは最もだと思った。

    普段生きがいを考えながら生活をしていなかったがそれはそれで幸せなんだろうと思った。生きがいを作ることに夢中になってしまう

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    2026年02月07日
  • 学生時代にやらなくてもいい20のこと

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    人気作家でもある著者のエッセイ集です。
    個人的には、学生の頃は、「あんなことしなければ良かった」とか、「ばかばかしかった」とか、「ふざけ過ぎた」とか、そんな経験は山ほどした方がいいと思っています。
    若いうちは多くを失敗した方がいいと思うし、後に笑い話になるし、やったことで後悔することはほとんどないともうからです。
    著者もやらなくてもいいと言いながら、その経験のおかげで一冊の本が生まれたわけですからね。
    内容は「学生の悪ふざけ」です。

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    2026年02月02日
  • 星やどりの声

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    ある家族の日常を、柔らかなタッチで描いていました。
    朝井リョウさんはメディアでお見かけした事はありましたが、小説は初めて読みました。
    朝井さんの優しそうなお人柄が感じられる一冊でした。
    読み終わると、あったかい気持ちになって、大切な人に会いたくなるような本でした。


    大切な人が亡くなった後も、日常は続いていきます。
    様々な手続きはあるし、学校も仕事も待ってはくれません。

    だけどいつもの日常に戻ったつもりでも、なにか違う気がするんですよね。
    【いつもの日常】と【自分だけの日常】の2つができてしまったみたいな。
    ふと、自分だけなんだか止まってるな、と思ったりします。

    大切な人を失った悲しさや

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    2026年02月01日
  • 死にがいを求めて生きているの

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    何者と共通するテーマが通っていると感じた。それは「生きがい」に関することで。人は何か立ち向かうことや熱中することがないと辛く寂しく虚しくなる。それを他者に誇示して認めてもらわないとこの世に所属していいと感じることが難しいのかもしれない。登場人物みんながわざとらしく痛々しく、その要素が自分にも備わっているように感じてさらに痛々しくなる。作品単独ではやや消化不良な点はあるが、朝井リョウ作品を複数読んでいると朝井リョウの視点が見えてような気がした。

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    2026年01月31日
  • 武道館

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    この小説は「アイドルの裏側を描いた物語」の皮を被った「青春群像劇」であり「選択な物語」だった。いい意味で期待を読みながら裏切られていく気持ちよさがある。そして、アイドルだけでなく、武道館が物語をつなぐ要石として存在する、この切り口と繋げ方が朝井リョウだなあ、の感じた。朝井リョウぽさ全開。選択の物語であるという点が深く刺さった。正しい選択などない。でも選択をしていかなければならない、それが人生だ。そこがもしかしたら1番言いたかった部分なのかもしれない。

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    2026年01月31日
  • 武道館

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    女性アイドルとアイドルオタクの特有の気持ち悪さを再実感する機会になる本だった。 印象的だったのは、愛知の武道館で大地の試合を見るシーン。スポーツでは誰かの不幸を願うことはなく、それぞれの"勝利"に真っ直ぐ期待するのに対し、アイドルは勝利の他にも「自分より不幸であること」を願う性質であることがオタク特有の気持ち悪さを描いているなと思った。 主人公の愛子の人間らしさや選択の迷いに共感するのではなく、「アイドルは自分より不幸であるべき」というオタク目線に共感したことに絶望した。面白かったです。

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    2026年01月28日
  • どうしても生きてる

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    人の感情や言動の背景のそのまた奥にあるもの、本人すら見えない心の奥に隠されていることが、容赦なく言語化されていて、ヒリヒリ痛いほど。とくに「そんなの痛いに決まってる」で描かれる鬱屈は、リアルすぎてこわかった‥

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    2026年01月27日
  • もういちど生まれる

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    キラキラもしてるしドロドロもしてる、誰の気持ちもわかるー!ってなった。
    遥の最後、どんな想いがこもってても行動に移しちゃったらだめなんだよー。あー苦しかった。

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    2026年01月24日
  • 死にがいを求めて生きているの

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    人の細かな機微や言葉にまとまらない感情を言語化するのが、とてつもなく上手だなと感じました。初めは素敵だとまで感じた雄介と智也の関係性が、人物像がハッキリしていくにしたがって、ものすごくいびつであったことに気づきます。平成以降の対立をさせない教育方針に対する問題提起のようなテーマも含んでおり、個人の個性を伸ばしているようで、対立が見えにくく陰湿になったとも捉えることができるのではとも思いました。

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    2026年01月23日
  • 少女は卒業しない

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    朝井リョウさんは、学生たちの心情を書くのが本当に上手いなと思いました。男子だけではなく女子の心情も丸わかりな感じがします。

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    2026年01月23日
  • 何様(新潮文庫)

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    何者のアナザーストーリー。朝井リョウさんの作品は登場人物が魅力的だから何者の登場人物をもっと知れるという点でとても有り難い。

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    2026年01月21日
  • 死にがいを求めて生きているの

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    作品名に惹かれて買った。ちょっと長かった。途中で少し飽きてしまったけど智也の顛末を知りたかったため最後まで読んだ。
    他作品とキャラクターや発言がリンクするなと思う節が何個かあった。

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    2026年01月21日
  • スペードの3

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    ネタバレ

    舞台女優のファンクラブ幹部の女性、その女性の小学校時代の同級生、舞台女優。三人それぞれのお話。
    いずれも面白かったけれど、彼女たちはこれからどうなっていくのだろう…と気になったりはしない。想像する余白は十分にあるはずなのに、どうなろうがまったくもってどうでもいいな、と思う。
    このような読後感になるのは、とても物語的であった幹部の女性とその同級生のお話すら、舞台女優(のお話)が無化してしまったからなのかもしれない。彼女のやったことは、彼女のやったことを語るお話は、彼女自身だけでなく他人の人生の物語をも無化してしまう力を持っているのかもしれない。それならば、物語を無化する物語だと言えよう。
    この舞

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    2026年01月19日
  • わたしの名店

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    様々な著者一押しの名店紹介。
    居酒屋からカフェまで幅広く、
    食には皆さんこだわりを持っているもんなんだなぁ、と思いました。

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    2026年01月18日
  • 武道館

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    ネタバレ

    ・サイリウムを映した綺麗な表紙と「武道館」の文字に惹かれて購入
    ・朝井リョウさんは『何者』から入って『桐島』『正欲』『インザメガチャーチ』など何冊か読んでいるが、テーマの切り取り方が痛みを感じる程鋭いが、比較的マイルドな作品という印象を受けた
    ・売れ始めのアイドルグループが、夫々の思いを抱えながら、学校生活、ファン、スタッフなどと向き合いながら武道館ライブを目指す
    ・主人公以外のメンバーにも焦点を当て彼女らの関係性を絶妙な粒度で描きつつ、学友、ファン、スタッフ、印刷業者などの周辺関係者にまでふれていて、コンパクトにアイドルの世界を俯瞰した様な気持ちになる
    ・なぜ朝井リョウさんは、こんなに登場人

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    2026年01月17日
  • GOAT Summer 2025

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    初めて文芸誌を買った!
    このボリュームで510円はお得。

    「特集:キトヴォラの今」朝井リョウ
    キトヴォラって何?けみさゆろって何?って思って調べてしまった。きっとこれらに当てはまるのは読者それぞれの解釈なんだなぁと思った。すごく短いお話だったけど、朝井リョウ味があって考えさせられた。

    「落ち着いて」小川哲
    すごいリアルだと感じた。
    『優しさは冷たさでもある。「君に文句を言わないよ」という温かいルールの裏には、「だから僕にも文句を言わないでね」という冷たいルールが存在する。誰かに対して怒ってしまうのは、誰かのことを期待して信じているからで、怒るのをやめるためには、他人に期待しないように生きな

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    2026年01月16日
  • 公式トリビュートブック 『チ。 -地球の運動について-』 第Q集

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    トリビュートの中には哲学的で難しい話もありましたが、宇宙飛行士の野口聡一さんとの対談が、実際に宇宙空間を経験した人にしかわからない孤独や常に死と隣り合わせだったということが感じられてとても興味深かったです。

    朝井リョウさんの小説は読み始め、なんのことを言ってるのか頭の中が「?」でしたが読み進めていくうちに『チ。』の世界観の現代・未来版のようで着眼点が素晴らしいと思いました

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    2026年01月15日
  • 世界地図の下書き【電子特別版】

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    ネタバレ

    「そう思ってないと、負けそう」。
    最後の佐緒里の言った一言が心に刺さった。
    自分もそう思うことがあるから。

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    2026年01月11日
  • どうしても生きてる

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    ネタバレ

    まだ途中だけど、1作目の「健やかな論理」が良すぎて、2作目に進む前に止まってしまった。

    希死念慮というか、なんかもういいな、みたいな感覚、長らく忘れていた気がするけど、久しぶりに刺さったな。パッと終わらせてしまう勇気は最後まで出なくて、その瞬間には足が竦んじゃうんだろうけど。

    この2年間大事な人と過ごして、こういうことを考えずに生きてこられたんだなと思った。これから大丈夫かな。

    「自分にも見えないものが、ずっと積もってるんだよ。最後の一滴が何なのかは、誰にもわからない。」

    最初の話がよかったな。全体を通して暗くて救いがなくて、引っ張られそうになった。

    「考えても仕方のないことなのだか

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    2026年01月13日