朝井リョウのレビュー一覧
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朝井リョウ イン・ザ・メガチャーチを読んで面白かったので自分の本棚を見たら、すでに朝井リョウ作品は3冊読んでいた。
直木賞受賞作の本書を未読であることに気づき、読んでみた。
やはり、直木賞はナニモノともつかない感じで、私には合わない。
朝井リョウは、そのキャリアの中で、ものすごく成長してる作家だと思う。
何者は、やはり初期作品。題材は就活、それも自らは会社員を経験しいてない若者が書いた就活という感が否めない。
そして、最新アイテムとしてTwitterが使われているが、その文字数の少なさが、そのまま小説に流出してしまい、全体にTwitterの匂いがした。
イン・ザ・メガチャーチ、正欲と対比 -
Posted by ブクログ
『イン・ザ・メガチャーチ』読後の、朝井リョウさん2作品目。
まず、インパクトのあるタイトルと語り手の視点に驚かされました。
作品内では「拡大」「発展」「成長」というワードが度々登場します。
長い歴史の中で生殖や進化を繰り返してきた生物の在り方と、現代を生きる人間の姿を重ねながら考えさせられる作品でした。
私自身も、プライベートや仕事の中で無意識に“次”を求め続けて今に至っているのだと思います。
今後どんな選択をして、どんな未来へ向かっていくのか。不安に感じることもあります。
ですが、それも人間を含めた生物がこれまで歩んできた大きな流れの一部なのだと考えると、作中の尚成くんの心の変化と共 -
Posted by ブクログ
ネタバレ【358冊目】男が女に対して、セックスしたいと思う。あるいは、その逆。裸を見たいと思う。キスをしたいと思う。肌に、さらにもっとデリケートな部分に触れたいと思う。そうした情動は生物としての人類が次代をつなぐために必要なもので、社会や歴史から「正しい欲」と位置付けられてきたもの。でも、そうした欲求を正しくないものに抱いてしまうとしたら、という作品。
【反「多様性」】
この作品は、最近流行りの「多様性」に対する、保守派やトランプ大統領とは全く別の視点からの反論なのだと思います。最近語られる多様性は、主に性愛の話題です。ゲイ、レズビアン、バイセクシュアル、アセクシュアル、パンセクシュアル……。 -
Posted by ブクログ
・物語が背景にある人ってズルい。この気持ちすげえわかる。そして物語は物語以上のものにはならないことも。結局、平凡な物語しかない自分は、平凡な自分として戦っていくしかない。たまたま直前にインザメガチャーチを読んで、物語が持つ力の大きさ恐ろしさについて思いを馳せていたのに、何の因果かその後に読んだこの本では物語の無力さについて考えさせられるような対比構造になった。なんとなく積読していた本書を、話題になってるからとインザメガチャーチを読みきった勢いでそのまま読み進めただけなのに勝手に連作気分を見いだしてしまった。同じ作者の本を読むとこういう楽しみ方もあるのか?いや、多分違う。