朝井リョウのレビュー一覧

  • 何者

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    ずっと主人公目線での物語の展開で、各々の登場人物に対する感情移入も主人公に沿った形で自然に受け入れてきた。光太郎は魅力的でかっこいいし、隆良たちはなんとなく好きになれない。大学生ならではの微妙な距離感や就活への必死さなど、ぬるっと感覚として読み手に入ってくるような空気感の伝わり方がすごいと思った。特に後半五分の一くらいで一気に引き込まれた。

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    2026年07月25日
  • 正欲(新潮文庫)

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    ​現代人が抱える曖昧なモヤモヤを言語化する手腕には、冒頭から感嘆させられた。
    途中でマイノリティ当事者たちが必要以上に自身を特別視していて、自己陶酔してるようにすら見えて読者として疲れや違和感を覚えたが、実はそれこそが本作の仕掛けだったように思う。こちらが感じたモヤモヤすらも正面から物語に投げ返され、作者の巧妙な構造の中に完全にハマっていたのだと痛感させられた。

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    2026年07月25日
  • 正欲(新潮文庫)

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    読書初心者の自分には難しかった(笑)
    ただ、展開はとても面白かった。

    多様性という言葉は特に最近テレビなんかでよく耳にするけど、実際に自分が知ってることなんてマイノリティの中でもマジョリティの方で、なーんにも理解なんてしてないのかなと思った。ゲイの恋愛リアリティ番組を観て、考えが変わったわ〜なんて思ってたけど、そんなの世のごく一部の一部の一部のことしか知れておらず、それを理解するなんて到底、という感じなのかな。

    佐々木夫婦はもっと上手く振る舞えないものかとか、そこまで孤立に思わなくてもと思ったりもしたが、実際これで自殺を考える方もいるんだろうと思うと当人にしか分からない苦しみがあるのだと改

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    2026年07月25日
  • もういちど生まれる

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    ワタシの好きな、どこかで繋がってる短編は、「連作短編」と呼ぶらしい!こちらもそうでした。
    20才になる若者たちの話。何者でもないことを愁える、若者たちの話。のように、ワタシには感じられました。各キャラのお話が予想通りの展開だったので、☆みっつ。

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    2026年07月25日
  • 時をかけるゆとり

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    ネタバレ

    朝井リョウさんの学生時代を面白おかしく記述したエッセイ集。
    やっぱ色々面白い体験をしてるんだなーとは思うものの、多分誰もがこのくらい面白い体験をしていて、それをどう捉えるか、面白く語れるかなんじゃないかと思っている。

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    2026年07月23日
  • 正欲(新潮文庫)

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    多様性がテーマ。
    朝井リョウらしく、クールに悩む。
    悩みすぎちゃって何もできなくなってんじゃない?
    テーマの次元は高いのですが
    こういった思いや悩みは、そこかしこにある。
    そういう意味では、もっと軽々しく扱われてこそ。

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    2026年07月23日
  • 時をかけるゆとり

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    エッセイは初めて読んだが、初めてがこの本で良かったと思った
    彼の小説は他だと「何者」などを読んだことがあるが、その時この作者は大学での出来事が人生においてかなり影響与えてきたのかな?なんて思っていたけど、実際想像以上に大学時代の話が濃く面白かった。
    若い時の突拍子もないことと、行動力があるうちは出来るだけそれに従いたいと思った
    星3.6

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    2026年07月22日
  • 何者

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    なんとも言えない読後感。久しぶりに就職活動の夢を見た。学生時代の就職活動ってほんと何者でも無い自分の価値を突きつけられる唯一の機会なのかも。意識高い学生が増えるのも頷ける。

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    2026年07月22日
  • 死にがいを求めて生きているの

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    共通ルールを決めて、原始から未来までの歴史物語を書く
    という螺旋プロジェクト。この螺旋プロジェクトの平成のパートの物語。
    確か伊坂幸太郎の『シーソーモンスター』も螺旋プロジェクトの一冊だったなと
    そんなことを思い出したが、最早繋がり自体を忘れていた。

    日常に倦んだ看護師、承認欲求に囚われた大学生、
    時代に取り残されたTVディレクター。
    交わるはずのない彼らの痛みが植物状態の青年・智也と、
    彼を見守る友人・雄介に重なるとき、歪な真実が露わになる。

    基本的には堀北雄介と南水智也を中心に、
    その二人と関わってきた人物たちの視点で
    小学生時代から続く10数年間が描かれている。

    成長と共に歪な関係

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    2026年07月22日
  • もういちど生まれる

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    一見強そうに思う人も、複雑な感情を持っているんだなと感じた。
    若い人がそれぞれ輝ける場所や安心できる場所を求めて苦労している様子がとてもよくわかった。

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    2026年07月21日
  • どうしても生きてる

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    大人になると、痛い時には痛くないって言うし、辛い時は大丈夫って言う。それが大人だと教わってきたし。
    人は歳をとるとどんどん複雑になっていく。

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    2026年07月21日
  • 世界地図の下書き【電子特別版】

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    18歳になり成人したからといって
    あとはひとりで生きなさいねと言われたら
    どんなに心細く、孤独を感じることだろうか
    大学に通うには奨学金をうける?
    生活はバイト代で賄える?
    日々の出来事を気兼ねなく話せるひとはいる?
    病気や怪我の時に頼れる人は?
    これらが全くない生活を18歳で送らねばならなかったとしたら、今の人生とはどんなに異なる毎日だろうか
    もしも自分や夫に不幸があって
    子どもたちがそんな境遇で育つことになったら
    そんな思いを巡らせるひとがひとりでも増えれば世界は変わるだろうか

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    2026年07月20日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    あいかわらず面白い。
    自分の選択でないものは恥ずかしくないが、自分の選択は恥ずかしいっていうのが結構衝撃的だった。
    なるほど、そういう考え方もあるのか。
    それと、お腹が弱いっていうのが想像の100倍弱くて、本当に辛いだろうなと思った。

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    2026年07月20日
  • 桐島、部活やめるってよ

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    桐島の語りは無く、周囲の人間それぞれへの影響や気持ちの揺れが繊細に描かれている手法が面白かったです。中学高校って大人はすごく良い時代みたいに言うけれど、そういえばめちゃ人間関係や力関係めんどくさかったよな…って思い出して、戻りたいとは思えないかも。笑

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    2026年07月20日
  • 桐島、部活やめるってよ

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    王道主人公は、たぶん桐島
    その周りにいた脇役たちの地味でジメッとしたオムニバス
    なかなか共感できなかったけど、不思議ともう一回読んでみたら、今度は違う景色が見えるような気がする不思議な後味
    当時19歳、朝井リョウのデビュー作
    同世代なので、未だヒットを連発する彼を尊敬

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    2026年07月19日
  • 生殖記

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    特殊設定?でアソコに意思があるのがおもしろい。内容は社会問題に触れており、朝井さん独特のフッと笑える要素もあった。ひとつの場面にしっかり時間を掛けていて、その分展開が進まず飽き性だと焦ったく感じるかも。もっとアソコ目線のおもしろい展開とかがあったら良かったなと思う。

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    2026年07月19日
  • 時をかけるゆとり

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    学生の愛すべきバカバカしさとかが詰まっていて、でも自分にツッコミながら俯瞰で見てる視点のさすがなところとか、面白かった。

    朝井リョウさんは何作か読んだことあったけど、エッセイは初めて。小説での人の見せないようにしているところへの切り込み方とか、観察眼に納得。

    またタイミングあえばゆとり3部作の他も読んでみたい。

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    2026年07月19日
  • スター

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    人生では、他人の成功に嫉妬したり、自分の得意分野で、自分より質が低いと感じるものが高く評価されていたりすることがある。しかし、今の世の中は一つの価値観で成り立っているように見えて、実際には価値の判断基準は、それを感じる人の数だけ存在している。それは、本作のタイトルにもなっている「スター」という言葉を聞いたときに思い浮かべる人物が、人によって異なることと同じだ。

    このような世の中だからこそ、人を騙す人もいれば、騙されることを望む人もいる。だからこそ、自分自身が心から信じられ、誰に見られても胸を張れるものを生み出していくことが大切なのだと思った。

    また、そのようなものを作り上げていく過程では、

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    2026年07月18日
  • 桐島、部活やめるってよ

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    朝井先生のデビュー作ということで読んでみました。
    文章が若い…!若さゆえの視点も新鮮。19歳でここまで多人数の視点を描けるとは、さすがの筆力。朝井先生と同じ時代を生きているからこそ、感じとれることも多い。朝井先生の活躍を追うことができて嬉しいです。

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    2026年07月17日
  • ままならないから私とあなた

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    正しい価値観同士を対峙させて、ぐちゃぐちゃになって、巡るめく歴史の一部なんだよという物語だった。本当に人間関係の歪なすれ違いをそのまま標本にしてるみたい。合理と人間臭さは確かに程度問題にするとどちらかに軍配は上がるけれど、どちらが正しい答えなのかではなく、人間同士のぶつかり合い自体に人の営みの価値を感じさせてくれる。解決ではなく、対話を重んじていて、どちらの言い分もわかるからこそ、人間は本当にままならないし、わかり合おうとすることしか今の所手立てはなくそれ自体が人間らしいのかなと感じた。やっぱりこの人の作品はそういう綺麗事で終わらせないぐちゃぐちゃさせて、そのぐちゃぐちゃが世界の至る所にあると

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    2026年07月17日