朝井リョウのレビュー一覧
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読書初心者の自分には難しかった(笑)
ただ、展開はとても面白かった。
多様性という言葉は特に最近テレビなんかでよく耳にするけど、実際に自分が知ってることなんてマイノリティの中でもマジョリティの方で、なーんにも理解なんてしてないのかなと思った。ゲイの恋愛リアリティ番組を観て、考えが変わったわ〜なんて思ってたけど、そんなの世のごく一部の一部の一部のことしか知れておらず、それを理解するなんて到底、という感じなのかな。
佐々木夫婦はもっと上手く振る舞えないものかとか、そこまで孤立に思わなくてもと思ったりもしたが、実際これで自殺を考える方もいるんだろうと思うと当人にしか分からない苦しみがあるのだと改 -
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共通ルールを決めて、原始から未来までの歴史物語を書く
という螺旋プロジェクト。この螺旋プロジェクトの平成のパートの物語。
確か伊坂幸太郎の『シーソーモンスター』も螺旋プロジェクトの一冊だったなと
そんなことを思い出したが、最早繋がり自体を忘れていた。
日常に倦んだ看護師、承認欲求に囚われた大学生、
時代に取り残されたTVディレクター。
交わるはずのない彼らの痛みが植物状態の青年・智也と、
彼を見守る友人・雄介に重なるとき、歪な真実が露わになる。
基本的には堀北雄介と南水智也を中心に、
その二人と関わってきた人物たちの視点で
小学生時代から続く10数年間が描かれている。
成長と共に歪な関係 -
Posted by ブクログ
人生では、他人の成功に嫉妬したり、自分の得意分野で、自分より質が低いと感じるものが高く評価されていたりすることがある。しかし、今の世の中は一つの価値観で成り立っているように見えて、実際には価値の判断基準は、それを感じる人の数だけ存在している。それは、本作のタイトルにもなっている「スター」という言葉を聞いたときに思い浮かべる人物が、人によって異なることと同じだ。
このような世の中だからこそ、人を騙す人もいれば、騙されることを望む人もいる。だからこそ、自分自身が心から信じられ、誰に見られても胸を張れるものを生み出していくことが大切なのだと思った。
また、そのようなものを作り上げていく過程では、 -
Posted by ブクログ
正しい価値観同士を対峙させて、ぐちゃぐちゃになって、巡るめく歴史の一部なんだよという物語だった。本当に人間関係の歪なすれ違いをそのまま標本にしてるみたい。合理と人間臭さは確かに程度問題にするとどちらかに軍配は上がるけれど、どちらが正しい答えなのかではなく、人間同士のぶつかり合い自体に人の営みの価値を感じさせてくれる。解決ではなく、対話を重んじていて、どちらの言い分もわかるからこそ、人間は本当にままならないし、わかり合おうとすることしか今の所手立てはなくそれ自体が人間らしいのかなと感じた。やっぱりこの人の作品はそういう綺麗事で終わらせないぐちゃぐちゃさせて、そのぐちゃぐちゃが世界の至る所にあると