朝井リョウのレビュー一覧

  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    最近の人気作家8名の作品によるアンソロジー。

    朝井リョウさん,似鳥鶏さんを目当てに読み始めたが,他の方の作品も良かった。

    自分以外の他者との共同生活。
    それは,自分の私的な一面を他者に開示するのと同義である。

    その他者が親しい人間とは限らない。
    それでも,同じ空間とルールを共有していくなかで,互いの私的な部分も共有され,いずれは自分の習慣の一部として生活に組み込まれていく。

    私の大学は同棲率が高いことで有名らしいが,実際はどうなのだろう。

    意外と本書のような物語が,私の部屋のすぐ下で起こっていたりするのかもしれない。

    0
    2018年11月18日
  • 世界地図の下書き【電子特別版】

    Posted by ブクログ

    「何者」の印象がそのまま作風のイメージになるくらい強烈だったから、毒が薄めで意外だった。あまり痛くならなくて読み易かった。

    0
    2018年10月17日
  • この部屋で君と(新潮文庫nex)

    Posted by ブクログ

    飛鳥井千砂の「隣の空も青い」が好きかな。
    坂本司の「女子的生活」もおもしろかった。
    浅井リョウの「それでは二人組を作ってください」は人間のあざとい部分が見えて、らしい。

    0
    2018年08月12日
  • 世界地図の下書き【電子特別版】

    Posted by ブクログ

    2018/08/02
    児童福祉施設が舞台。子供達が主人公の話。主人公が小学生だから感情移入しにくかったけど、子供なりに一生懸命に頑張る姿は引き込まれるものがあった。
    どんな道でも同じ広さの道というような佐緒里の言葉が心に残った。

    0
    2018年08月04日
  • 世界地図の下書き【電子特別版】

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    養護施設に預けられた五人の子どもたち。
    それぞれが辛い環境の中でも希望を見つけようとし、それをつかもうとするけれど
    結局誰ひとり希望をつかむことができなかった。
    東京にいけず、母親の暴力は治らず、友だちを得ることはできず、自分を受け入れようとしていた人が求めていたのは自分ではなくただ「そばにいてくれる人」だった。
    それでも、次の希望に向けて、次の「私たち」に出会うために、それぞれが違う一歩を進もうとする。何かを諦めて。

    どうして世の中はこんなにも残酷なのか
    どうして小学4年生の小さい子に、頑張っても変わらないことを分からせないといけないのか

    逃げることは悪いことではない。
    5人に、それぞれ

    0
    2018年06月09日
  • 世界地図の下書き【電子特別版】

    Posted by ブクログ

    久しぶりにジーンとくるラストシーンの本だった。施設の子たちはこんなに仲良くなれるものなのか。それぞれに壮絶な人生があるがそれを露骨に書かずにラストまでもっていくとこがいい。
    だからたんたんと静かに物語が進む、それが若干退屈に感じた。
    とにかくラストですべてです。

    0
    2018年03月31日
  • 学生時代にやらなくてもいい20のこと

    Posted by ブクログ

    朝井リョウの短編エッセイ集。
    当時まだ学生だった浅井リョウ本人を取り巻くストーリーを面白おかしく書いていて、ちょっと長い4コマ漫画を読んでいるような気分になった。

    文章もあえてかなりフランクに書いているので、リラックスして書いているんだろうなーと感じた。

    0
    2017年05月02日
  • アイアムアヒーロー THE NOVEL

    Posted by ブクログ

    そもそも漫画を全く読んだことがないからか、浅井リョウさんの話と、その次以降の方々の話の展開がよくわからなかった。

    でも、浅井リョウさんのは良かった。

    0
    2016年10月02日
  • 18きっぷ

    Posted by ブクログ

    てっきり朝井リョウの小説かと。
    でも読んでよかった。
    冒頭の彼のエッセイはとても力強くて、なんだかこれまでの自分が歩んできた道を肯定してくれるような、味方でいてくれるような何かを感じました。
    今の自分は、これまでの自分が選択し続けてきた自分なんだよなぁ。
    迷い、悩んで、時に自暴自棄になりながら、私はずっと何かを選びとってここまで生きてきてる。
    正解かどうかは全く自信が無いし、後悔していることも正直たくさんあるけれど、どこかでふと今の私で良かったと思える日が来るのかもしれないですね。

    ここにでてくる18歳の少年少女のように、どんな大人になりたいか、もう一度考えてみたい。
    私が当時想い描いていた

    0
    2016年02月25日
  • 18きっぷ

    Posted by ブクログ

    新聞に連載のシリーズ。いろいろな18歳たちに質問とインタビュー。朝井リョウは、巻頭の文章と質問をひとつしているだけ。
    2年後の彼らも巻末にレポート。

    0
    2015年11月26日
  • 18きっぷ

    Posted by ブクログ

    朝井さんのエッセイ!ではなかった。
    最初に載ってただけだった。
    残念。

    18歳という年齢に
    スポットをあてた面白い作品だった。

    大人でもなく子どもでもなく、
    そして結構重要な人生の岐路。

    選択するのは自分自身。

    自分の人生を歩いてほしいなぁ。

    そうだ、もう選挙権が与えられる年齢だものね。
    大人の入り口だな。

    0
    2015年11月13日
  • 18きっぷ

    Posted by ブクログ

    朝井リョウさんのエッセイが読めると聞いて手に取ったけど短すぎたなー。だけど短すぎるのにガツンときた。十七歳が踏み出す一歩は、世界を跨ぐほど大きい。そのことに気づいていたかったし、数々のたくさんの選択、今後も、十七歳をとっくに終えたわたしはきちんと対処していかなくてはならないんですよね。
    ポートレート写真、見ごたえあります。こんなにも違う十八歳の子たちよく集めたなーと思う。

    0
    2015年10月26日
  • 18きっぷ

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    人生の岐路を迎える18歳を撮影したモノクロのポートレート写真と彼らの声を書き留めた一冊。46人の18歳、職業は学生、自衛官、バンドマンなど様々。朝井リョウからの5つの質問に答える若者は現代の子といった感じである。私の18歳の頃よりしっかりした子たち。みんな、目標を持って生きている。すごくかっこいい。将来を担うであろう、18歳たちに期待をしたい。

    0
    2015年10月23日
  • 18きっぷ

    Posted by ブクログ

    朝井さんのエッセイつきということで購入。真新しいものはなかったが、仕事が写真1枚で伝わることに感じるものはあった。

    0
    2015年10月12日
  • 桐島、部活やめるってよ

    購入済み

    後味はよくない

    オチはないので後味はよくないですね。ちょっと読んでいて辛かった。高校生の心情を淡々と書いているけど、自分の時(80年代)とは余りに違っていて、判るところもあれば、共感できないところもある。

    0
    2014年04月25日
  • 桐島、部活やめるってよ

    Posted by ブクログ

    5人の作家は一人ひとりのキャラクターを描く形式の単行本。「桐島」を外部から観て評価する部分と、各々の人物の内面、問題を描いているという感じかな。どの作者も描くサジ加減が難しそうだった(笑)

    0
    2014年09月06日
  • チア男子!! 1

    Posted by ブクログ

    同タイトルの小説のコミック化らしい。勇気・友情・勝利というジャンプ的な要素が色濃い。タイトルと表紙から、もう少し「萌えキュン」なテイストを想像していた私としては、やや期待が外れた格好。絵柄は嫌いではないのだが。

    0
    2012年04月14日
  • 何者

    匿名

    購入済み

    内定出ないと、自分が周りから拒絶されてる
    自分はそんなに魅力のない人間なのかと怖くなりますよね。
    人の表と裏をSNSを使って描かれている。昔より今の方が簡単に発信できるからこそ怖いものがあるなと感じました。

    0
    2023年08月25日
  • 何者

    購入済み

    全く面白くない

     他の方の評価は、総じて高いのですが、私個人は全く面白くありませんでした。
     単なる、就職活動でありがちな「自分を勘違いしている学生」の小説でしかありません。

     自分は他人とは違う。
     自分は特別な人間。

     上記のようなことを思っている学生は、多数いると思います。

     ただ、真面目に学業に励めば分かると思いますが、多くの場合「上には上がいる」ことを思い知らされ、現実を理解していく学生がほとんどだと思います。

    0
    2019年01月10日