朝井リョウのレビュー一覧
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やっと読み終わった…というのがまず感想。
ボリュームがすごい。
GOATは先発の「meets」と「愛」を紙の雑誌で読んだのだけど、今回は電子書籍で購入。
比べてみて大変申し訳ないけど電子書籍の方が読みやすかった。紙の方はたぶん(絶対)狙ってデザインされているんだけど、それがとても読みにくかった。
「悪」というテーマはとてもよかった。
悪とは視点によって正義でもあったりするあいまいなものなので、そこにこそ人の感情の機微はあるんだと思う。
ただほんとに、ボリュームがありすぎる。
申し少しライトであるなら定期購読するんだけど。
他の本が読めなくなってしまう。 -
Posted by ブクログ
推し活と推しと綺麗な女の話。諸々へのモチベが湧いた。
美智代は「ファミリア」もとい舞台俳優香北つかさのファンクラブのまとめ役。クラブの規律は美智代含むリーダー格メンバーが取り決めており、違反する者には会員からの冷たい視線が注がれる。自分の一挙手一投足に会員たちが注意を向け従うことに、美智代は確かな充足感を覚えている。ところが、小学校時代のクラスメイト「アキ」の入会により、ファンクラブ内の序列は様変わりしていくこととなり…
文と比喩がおもろかった。扱ってる内容が今はあまり興味の無いものだったので入り込めなかったのかもしれない。アキの中学校時代の話を読んで絵を描きたくなった。 -
Posted by ブクログ
・物語が背景にある人ってズルい。この気持ちすげえわかる。そして物語は物語以上のものにはならないことも。結局、平凡な物語しかない自分は、平凡な自分として戦っていくしかない。たまたま直前にインザメガチャーチを読んで、物語が持つ力の大きさ恐ろしさについて思いを馳せていたのに、何の因果かその後に読んだこの本では物語の無力さについて考えさせられるような対比構造になった。なんとなく積読していた本書を、話題になってるからとインザメガチャーチを読みきった勢いでそのまま読み進めただけなのに勝手に連作気分を見いだしてしまった。同じ作者の本を読むとこういう楽しみ方もあるのか?いや、多分違う。
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Posted by ブクログ
親に頼り、依存することが当たり前であるはずの小学生時代。しかし、本作に登場する子どもたちは、さまざまな事情から家族と離れ、施設という場所で暮らしています。彼らは幼くして「自立」を余儀なくされ、逃れられない運命と対峙しながら、懸命に自分の足で立とうとしています。その姿には、胸を打たれるようなたくましさがあります。
物語のなかで、それぞれに深い傷や問題を抱えた4人の子どもたちが、自分たちで立てた計画を協力して実行に移す場面は、まさに彼らの精神的な成長の証と言えるでしょう。
結末として、彼らは別々の道を歩むことになります。しかし、施設で共に過ごし、もがいた経験こそが、これから広がる真っ白な世界地図を描くための「下書き」になるはずです。たとえどこへ行こうとも、自分たちの手で引いたその線があれば、彼らはきっと大丈夫なのだと確信させてくれる、希望に満ちた物語でした。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ世間の理不尽さに打ちひしがれながらも、お互いを見守り合い力強く進もうとする子ども達の姿に何度も涙が溢れた。
努力しても、他人や環境を変えることはとても難しいことが多い。
次の場所を選択することでしか解決できないこともあるが、それは一般的に「諦め」や「逃げ」と捉えられネガティブな印象を与えがちだ。
しかし、一歩踏み出す怖さを乗り越えてしまえば、その先にあるかもしれない幸せを掴む可能性もあること、また上手くいかなくても挑戦と可能性は無限なのだと本書は教えてくれる。
みんな何かと闘いながら、何度も選択を繰り返し人は歩んでいくのだと。
優しい言葉で読みやすく学びもありました。 -
Posted by ブクログ
あなたのマイルールは?っていう質問が出演者にたいして投げかけられるのだけど、これが面白い。とても一般的なことを答える方もいれば、え?それってどういうこと?と答えるような内容もある。ただ、どの回答も、よくよく話を聞くと、なるほどそうか。と思う内容で、上っ面でなくきちんと腹に落としたマイルールがあることがすごいなと。
こうしたルールは最初からあるのではなくて、インタビューや内省の過程で形作られているんだろうけれど、きっと作家さんというのはそういう過程をごく自然なこととして普段からされているんだろうな感じたし、その過程と表出した事柄が、私の関心ごとなんだな。って気づけた。