【感想・ネタバレ】何様(新潮文庫)のレビュー

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Posted by ブクログ 2024年04月26日

「何者」に出てくる人物を別の視点から見た感じ、見えてくるものが違って面白かったです!
改めて「何者」を読み直したくなる!

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Posted by ブクログ 2024年04月22日

辛い苦しいめっちゃ共感できる。
人間の深い感情や考え方の部分が本当にうまく表現されてるなと思った。名言がたくさん、、
水曜日の南階段はきれい→めっちゃ刺さった良い話 
それでは二人組を作ってください→りか、辛すぎる
逆算→割とほっこり。
きみだけの絶対→考えさせられる。解説必要
むしゃくしゃしてやっ...続きを読むた→1番重たい。辛かった
何様→これもまた考えさせられる。

こんな酷い感想しか書けないくらい、読まないと伝わらないというか、色んな人に読んでほしい本。
何者の後に読むと本当におもしろい

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年04月11日

さわ先輩好きーーーー!笑

年代的にも共感しやすくて
朝井リョウさんの文章すごい読みやすい!

若林さんの解説まで読んで、今の自分は本の中に出てくる登場人物と若林さんの間ぐらいかなーって思った。

自分だけじゃなくて相手の本気の1秒も大切にできる人でありたい☺️

光太郎の初恋よかったなぁ♡
窓掃除...続きを読むの理由がわかった時きゅんすぎて涙出た☺️

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Posted by ブクログ 2024年03月15日

大学生の就活を描いた「何者」の登場人物のその前、その後について書かれている。
ただ登場人物だけでなくその周りの人物にも焦点を当てているので、読んでいて「何者」とのつながりがわかりにくくなっている。
その中でも一話目の、出版社に決まった光太郎の高校時代を描いた話は、前作とのつながりがわかりやすく、爽や...続きを読むかで光太郎らしい話だと思った。
それ以外は読んでいるうちに誰の話か分からなくなったが、全話ほぼ共感できる話だった。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2024年03月02日

正しいことばかりしていても後悔する大人がいる。
1秒でも、感じたことは誠実のうち。それを信じて進めば良い。

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Posted by ブクログ 2024年03月02日

ちょうど就活中なので読み返そうと思って「何者」を借りたつもりが「何様」でしたw
でもなんか面接官の視点とか、私って何様かなとか思うけど意外と面接官ってちゃんと考えてるんやってことがわかって面白かったかも

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購入済み

2023年12月08日

『何者』を読んでから、読んでみると
他人からどう見えていても、人それぞれ葛藤があるものだよなと納得させられる。
納得させるほど人の醜い部分や温かい部分を描き切る朝井リョウさんはやっぱりすごいなと。

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Posted by ブクログ 2023年10月12日

朝井リョウ先生の『何者』という作品で出てきた登場人物4人+2人(2人は主人公にそこまで大きな関わりはない)に焦点を当てた話であり、短編集となっている。何者で描かれている内容よりも前の話を描いている人物もいれば、それ以降の話を描いている人物もいる。
個人的に『何者』で主人公と深く関わっていない2人の話...続きを読むが大変面白かった。話の内容が自分のことのように思いながら読んでおり、非常に考えさせられる作品だった。

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Posted by ブクログ 2024年02月15日

プライドのために、自分よりバカと思う人としか付き合いたくないとか、誰にも見せられないような暗くて、ごちゃごちゃした感情を抱えてる姿をみると、妙に落ち着いた。

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Posted by ブクログ 2023年12月07日

自分の中で消化しきれてない。このお話したちをしっかり理解できてない感じでもやもやする。若林の斜に構えたというか、登場人物たちの葛藤を知ってるからこそ書ける解説に羨ましくなった!私もあ〜あんな時代がアタシにもあったって言いたいよ。

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Posted by ブクログ 2023年12月04日

何者のアナザーストーリー短編集。
「就活」を主題とした前作とは異なり、扱うテーマは様々。

水曜日の南階段はきれい
光太郎が出版社を目指していた理由、そして彼にとって忘れられない人の存在が描かれる。夢を公言することで自分に勇気や覚悟をつけていた光太郎と対照的な女性とのやりとりが見ていて微笑ましく、お...続きを読む互い自分のないところに惹かれ合っていたからこそ別れはとても切ない。

それでは二人組を作ってください
理香と隆良の出会いの話。本編「何者」で理香はなぜ拓人が「観察者」とわかったのか、彼女の人間性に焦点があてられる。彼女も拓人のように、周りを俯瞰するだけで行動に踏み出せない「観察者」側に近かったとわかるが、そんな自分を変えようとする兆しの見える終わり方。

逆算
拓人の世話を焼いていたサワ先輩(沢渡)が登場。話の語り手は沢渡と同じ会社で働く一人の女性。彼女が学生時代から抱える悩みがテーマの話。その懊悩は、大人からすればくだらないものに思えるかもしれない。だが、他人の何気ない一言が染みのように残り続ける感覚は誰しも心当たりがあるだろう。サークルの後輩に職場の後輩にまで導きを与えるサワ先輩、アッパレ。

きみだけの絶対
演劇界で成長を目指すギンジが登場。語り手はギンジの甥にあたる人物。読み終わってから世のため人のためになる仕事とはなにか、思案した。
演劇という現実の生活活動に寄与しない仕事と、物流を支え世界中にものを届ける商社。彼の身近なところでこれらが対比構造として描かれている。唯心論や唯物論を持ち出さずともどちらが上だとか明確な答えはない。自分が誇りや意味を感じる仕事であるならば、社会の役に立っているという実感は後付けで湧いてくるものだからだ。

むしゃくしゃしてやった、と言ってみたかった
瑞月の父親の過去について語られる。マナー講師として働く女性が主人公。
誰しもが一度は感じたことのある違和感であるだろう、「これまで真面目に生活してきた人格者より、散々悪さをしてきたが後に更生した人の方が、真面目に生きてきた人より称賛される」という心理的現象が話の根幹を成す。主人公も瑞月の父親も、誰に求められるわけでもなく「いい人」であり続けることを強いられてきた。同じ生きづらさを抱えるもの同士、本音を共有し合える相手を心のどこかで探し求めていた。賛否両論ありそうな幕切れだったが、それも「むしゃくしゃしてやったことだ」と、お互いが殻を破って新たな自分に出会うことができただろう。
ちなみにこの現象、心理学用語ではゲインロス効果というらしい。

何様
表題作。去年就活生だった自分にとって刺さるフレーズや文言が多すぎた。
「何様」とは第三者へ投げかけた言葉であると同時に自分へ向けた言葉でもあるのだろう。自分の人生に対し他人が当事者になれるわけないのに、お前は何様のつもりで介入してくるのだと。また、自分は何様のつもりで他人の人生に当事者面をしているのだと。現実の行動に結びつきもしない知ったふうな行動や言動が、「誠実」という言葉が持つ重みにとてもリアリティを持たせてくる。だが、足のつま先から頭の先まで徹頭徹尾「誠実」を貫ける人間などいるはずがない。たとえ一瞬であっても、「誠実でいたい」と思えるような心根こそが大切なのだとわからされた。

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Posted by ブクログ 2023年11月30日

「何者」の登場人物たちのアナザーストーリー短編集です。

- 水曜日の南階段はきれい
胸キュン恋愛ストーリー。瑞月が言っていた「光太郎中心のドラマ」の裏側に迫ります。ドラマのままにしておくのは切ないから、夕子さんを探しに行ってほしかったなぁ…

- それでは二人組を作ってください
宮本と理香の馴れ初...続きを読むめの話。前作で拓人の本性を曝した理香ですが、彼女も人を見下すタイプだったので似たもの同士ですね。

- 逆算
ワタクシ9月29日生まれなので、割と早い段階で「は?こいつ何言ってんねん、お前クリスマスベイビーなわけないやん」とツッコんでました

- きみだけの絶対
人の成果が、肝心な人に届かない。自分の知らないどこかで、自分の人生を変えるようなメッセージが隠れてる。こう考えると、色々体験してみるものだなと思いました。自分に刺さるメッセージを求めて・・・

- むしゃくしゃしてやった、と言ってみたかった
一番共感できた短編でした。自分で言うのもなんですが、僕も優等生タイプです。ふと、客観的に「他人と比べて自分の人生つまらなそうだな」と思うことがたまにあります。自分が楽しければそれでいいのに。何でもいいから突き抜けたい

- 何様
この短編の主人公は「何者でもない自分が人事採用なんてしていいのか」と悩んでいます。でも、彼だって本当は選ばれているんです。勉強して大学を卒業し、就活を経て会社に「選ばれた」存在です。無論、彼より条件のいい就活生はいっぱいいたのだろうと思いますが、それでも条件をクリアして採用されている以上、それだけで彼は「何様」でしょう。

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Posted by ブクログ 2023年11月04日

自分にとっては遠い遠い青春時代、あるいは働き始めた初々しい時代の頃の話なんだけど、その頃を思い出したり、後悔したりしながら読んだ。
特に「むしゃくしゃしてやった、と言ってみたかった」の正美の思いや、家族に対する考え方や生き方もすごく似ていて、共感しっぱなしだった。私も長女だからかな!?
自分の妹や、...続きを読む自由に生きている(ように見える)人たちがいつも羨ましかったな、なんて思い出した。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年10月22日

何者のアフターストーリというか、登場人物にフォーカスした短編小説集
特に「むしゃくしゃしてやった」「何様」オードリー若林の解説が良かった。

親の期待に答え、優秀な成績おさめ続けた真面目な正美には大共感…
元ヤンマナー講師とか、変化が大きい方がなんかインパクトあって認められる感じ、とか。

何様の克...続きを読む弘が違和感覚える「次の月にはどうせ秋のグルメ特集をするのに、せんそうをかんがえる、とこれ見よがしに主張する雑誌」「クイズ番組でバカ笑いをしていた、終戦記念特別ドラマで主演を務めた坊主頭の俳優」のも分かる、

どうせトレンドの表面的な話なのに、本心で100%思いきれてないのに、みたいな偽善感とか

新卒で人事になり、人を選ぶことやこういう疑問抱いてる克弘に言う、君島の「いきなり100%は無理、誠実への一歩目も、誠実のうちに入れてあげてよ~」もよかった、、、

「本気の一秒」

若林も正美に共感していて「自分のブレーキを一度壊して己を未知の領域に飛ばしてみようと」したことも触れてた。分かる。

アクセルが強い人、ブレーキが強い人
その両方が強い人、弱い人、、

地味には地味の戦い方がある
は強かったぁ

何者とセットで、文庫で手元置いとこうかな、と思った

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◆何様
「いくら面接したって他人のことなんて全然分からないんだけど、話してるうち、ほんの一秒でも、あ、この人は採用したいって思う瞬間がある」

「面接してる自分嘘っぽいなーとか何様だよーとか私も思うけどさ、そんな中でも、あ、この学生のこともっとちゃんと見抜かなきゃやばいとか、この学生採用すべきとか、そういうことを本気で思う瞬間みたいなのもちゃんとあるんだよね」

「あんたもさ、子供ができたって言われてから今まで、嬉しいって本気で思った一秒くらいあったでしょ?すぐ別の気持ちに呑み込まれたのかもしれないけどさ、でも、その一秒だって誠実のうちだと思うよ」

◆むしゃくしゃしてやった、と言いたかった
人に迷惑をかけてきたことを誇りにしている東郷晴香に、迷惑をかけて来たからこそ自分以外の誰かのことを理解できるし大切にもできると言いたげな栄子に、むしゃくしゃしていた。

弱い自分が弱いままでいられるように、思いっきり自分が傷つく権利のある出来事が欲しいはずだ。

そして私も、こういう風に正しくないことを、してみたかったはずだ。

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Posted by ブクログ 2023年09月03日

最初の3作にはテーマを意識しすぎて無理があると感じて読むスピードが進まなかった。
しかし後半の3作には考えさせられて、すぐ読み終わった。「君だけの絶対」はそれぞれの行動の[意味]を問う。当事者の拾い上げるもの。それが人を形づくる。
「何様」は、わたしも一時期会社で大学生の面接をしていたこともあり、考...続きを読むえさせられた。厳しい目で面接に向かっていたが、私を含め横に並ぶ面接官にそんな資格があったのか?当事者意識のない人間が、借り物の仮面で何がわかるのか?その反面、それが人間なんだと君島の最後の言葉で救われる。
全編を通して、当事者としての意味をどう捉えるかを問われる傑作だと思った。ちなみに「何者」はそうとう昔に読んだので、全く覚えていませんでした。

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Posted by ブクログ 2024年04月16日

「何者」のスピンオフ作品で、あらゆる時間軸、あらゆる視点から描かれています。
比較的重苦しい展開は少なかったですが、何気ない描写にも登場人物たちの苦悩や傲慢さが滲んでいました。全面的に纏めるなら、それをするだけの資格があるか、という部分にフォーカスが当てられているように感じました。特に表題作の「何様...続きを読む」がその色が強かったと思います。資格、権利、説得力、そこから派生する誠実さや真摯さに思い悩んでしまう、そんな不器用さにはとても共感を覚えました。
何者では描かれきれなかった部分を、より深掘りしたような作品でした。

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Posted by ブクログ 2024年04月08日

わかる。ガチガチで真面目で優等生だったのに、社会に出ると面白くないとか言われて、やんちゃやってた人の方が評価されるのにモヤモヤするの。

あとがきも興味深い。
新入社員が最初は反発したりうまくなじめなかったりするけど、だんだん社会人慣れしてきて、それっぽくなってくるのは成長?いや、適応である。
だか...続きを読むら、組織に合わせられなくて病んじゃうのを、適応障害っていうんだなと。

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Posted by ブクログ 2024年03月20日

何者の登場人物が主人公の短編集だと思っていたら、一部は登場人物でない人たちが主人公なので読んでて迷子になった。
朝井リョウの登場人物は、感情的にひねくれて、内向的な人が多いので、読んでて疲れる。でも琴線に触れることも多い。何様の君島のセリフ。「ほんの一秒でも、本気で思った」本気の一秒は誠実だと思う・...続きを読む・・深いなあ

楽しかった話:光太郎の青春物語は胸キュン。
哀しかった話:瑞月の父親の話(むしゃくしゃしてやった、と言ってみたかった)

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Posted by ブクログ 2024年02月29日

大人ってキラキラしているイメージとは裏腹に様々な闇を抱えている。人と比べること、人の目を気にすること、社会で生きる者たちの闇が垣間見れた気がした。

正直この小説を理解しきれない。誰もが抱えるコンプレックスが日常の中に潜んでいる上で大人は生きていく現実を全面的に出した物語であるが、この小説の意図を噛...続きを読むみ砕けない。

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Posted by ブクログ 2024年01月26日

やっぱり朝井リョウってすごい!そして今まで読んだ解説の中で一番好き!ありがとう若林正恭(オードリー)さん
個人的には光太郎の初恋が1番いいな、学生で叶わぬ初恋で外から見ることしかできなかった自分と同じ事考えてたな、たまに話せて嬉しかったけど、自分から離れちゃってまだ引きずっちゃうんよね。
いやそんな...続きを読むことより内容!笑
何者から後日談的に明かされるスピンオフ作品であると同時に今度は人を選ぶ立場にある自分は何様なんだと考え悩むお話。何様だけ読んで終わらずちゃんと解説まで読んでください。ここまでがセットです‼︎
すべてにおいて熱意や誠実さが求められてきます。だけどその誠実さに100%は必要ですか?例えば第一志望の人間でなくても必ずしもその人に働く権利はないと言えるだろうか。中途半端な私たちに贈る応援小説だと思います。

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Posted by ブクログ 2024年01月24日

何者?だった登場人物が何様!になっていく流れに
自分が重なっていき記憶の扉が開いた
何者でもなかった自分がもがき苦しんだ末の今
何様になった自分でも一瞬を丁寧に受け止めたい
若林さんの後書きもおもしろかった!

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Posted by ブクログ 2023年11月20日

『何者』のアナザーストーリー。
前作を読んでから間が空いたので、うろ覚えではあったが、なんとか本作と紐づける事ができた。
『何者』の登場人物の過去やその後を知ることができて満足。

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Posted by ブクログ 2023年11月07日

何様と何者ってつながりがあるんだ!と思った一冊。映画化もした人気作品の「何者」。本書は「何者」のアナザーストーリー集です。ということをこのレビューを書くときに理解しました。なんで「何者」が有名なのに、「何様」って似たタイトルの本があるんだろうと思っていたんですよね笑。しかし、そのくらい前情報なしに独...続きを読む立して読める本です。本書は、短編集のような構成となっています。表題作の「何様」はわたしも面接官の手伝いをしたことがあったので思うところがありました。

●何様?
全体的に「何様?」というテーマが見えなくもないと思いました。何様という言葉を頭の片隅にいれつつ読んでみると、「あ!ここ”何様ポイント"だ」と思うところを見つけられるかもしれません。

●何者とのつながりが帯から読み取れない、いや試されている?
帯にある青字。これが、まさか「何者」の登場人物と関係があるなんて相当のファンじゃないとピンとこないです。しかも、本書は何者を発売してから3年ほど立ってからの刊行とのこと。「何者」を再読させる仕掛けなのか?本書自体を「何様ポイント」がないかと考えてみるとおもしろいです。

●本気の一秒
どんな人にだって本気の一秒ってあると思う。でもそれを忘れさせるほどの不安におそわれて一歩を踏み出せない。それでも自分の中で消化して一歩を踏み出す。それが進むということなんだ。なんてことを「何様」の後半で感じました。前半はダラダラしていますが、後半最後の数ページでピリッときます。

●水曜日の南階段はきれい
朝井さんらしくない素敵な話でした。内に秘めた熱い人っていいですよね。

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Posted by ブクログ 2023年11月05日

ファンディスク
言葉のチョイスがおしゃれ よくもあぁ感情を間接的に形容する表現をこんなにも連発できるものだ。 
文書に惚れる 朝井リョウ大好きだわ
解説の若様。ANN聞いてるがやはり感性が凄い!
卑屈精神のバイタリティは、説得感があって主張に惹き込まれます。山里亮太とは違った天才

『水曜日の南階段...続きを読むはきれい』
純粋な恋愛 美しい 胸を締め付けられぐっときます。
ホテルのテーブルランプは、光が強い。だけど、あの子の赤い文字は、その光にも飛ばされない。

『何様』
人が人を評価する難しさ
たった数分の面接で何がわかる?はい!分かりません!!
浅倉秋成『六人の嘘つきな大学生』を思い出す

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Posted by ブクログ 2023年10月20日

『何者』の裏話を中心に進む短編小説
"何者"の中で疑問を抱いていた点が、この本の中で明らかにされている。必ずセットで読んで欲しい一冊。個人的には1話目の"水曜日の南階段はきれい"が特に好き。

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Posted by ブクログ 2023年09月12日

感想
資本主義が始まって以来。全人格をもって働くことが求められる。だけど面接なんて全員が役になりきる舞台。そこで何がわかるか。それでもいい。

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Posted by ブクログ 2023年09月02日

3.9

何者の登場人物に関わりがないようである人の話。光太郎の話はキラキラで素敵。THE青春のような話。いつだって正しく生きていたら、ちょっと道を外れても結局ちやほやされてる人間が妬ましく思うよなあと思う。上手にむしゃくしゃして、上手に発散したい。誰も傷つけずに。

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Posted by ブクログ 2023年08月23日

「何者」と題名が似ていたので買ってみた一冊。

「何者」と関連する小説でした。知らなかった。
スピンオフみたいな話でした。

「何者」の内容がうる覚え
こんな名前の人物いたな、何やってた?
こんな感じだからなんとなく話に入り込めない。

6つの短編
逆算の話の最後の一行が良かった。
主人公の悩みも吹...続きを読むっ飛んだんではないか?

何様の話の後半、上司の話は良かった。
本気の一秒が最初の一歩のような言葉

ためになる言葉があった小説でした。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年08月14日

「何者」を読んだ流れで、この作品を手にした。特に印象に残ったフレーズをまとめる。

・なにかやらなきゃいけないときに、その瞬間に覚悟できてるやつなんて、そんなにいないって。皆、後から、あのときああだった、こうだったって、きっかけや覚悟を後付けしてるだけなんだと思うよ

・きっかけとか覚悟とかって、多...続きを読む分、あとからついてくるんだよ

・結局自分がかわいくてしかたがないから、自分だけはカッコ悪くなりたくないから…恥ずかしい姿を見せられるほど、信頼できた人がいないんです

・不誠実な顔をして通り過ぎていったあらゆる出来事の中にも、本気の一秒は、あったのかもしれない。


「何者」の登場人物や、登場人物と接点のある人々の物語。それぞれの登場人物がどんなことを考えていたのか、背景を知ることができて深みが増す。

私の中で特に印象が残ったのは、3話目。「きっかけとか覚悟とかって、多分、あとからついてくるんだよ」という言葉。
社会人になって、自分で決断しないと人生のフェーズが変わらない、進まない、ということを実感している。だからこそ、自分で決断しなきゃダメだよなってシーンが多すぎて、気後れしてしまう。
みんなどうやって決断してるんだろうって思うことがある。

決断には覚悟がいるけど、その覚悟を自分の中でしっかり腑に落ちて納得して決断してる人って、実際そんなにいないよ?と自分に再度問いかけてくる。
だから多少はいきあたりばったりでも、こんなんでいいの?ほんとに大丈夫?ってちょっと不安でも、そうしたいなら、踏み出してみようぜ?やってみなきゃわからんやん、でも実際、結構やってみたらできるで!って、不安になった時は自分の背中を押したい。

もっと自由に生きてみたい、という気持ちがふわりと蘇った小説でした。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2023年08月16日

2021.06.29

何者のスピンオフ

階段掃除の理由 同棲のきっかけ 9月15日生まれ 生活者と表現 むしゃくしゃしてやった 本気の一秒

6話それぞれの語り手が少しだけ自分と重なるような感覚。

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Posted by ブクログ 2023年12月31日

本論から外れるけれど、解説をオードリーの若林さんがしている事に驚いた。そして、書かれていた2点が面白かったのでメモ

・頂いた仕事をするのは最高だ。なぜなら承認欲求が満たされて気持ちいいからだ

・何も意見を言わず、言われたことだけを遂行していれば簡単。ただ、それでは信頼を得られなくなるステージがあ...続きを読むる。突っ込まれたり、揚げ足を取られたりする。打ち出す側の人間は、責任を担っている。
 これは私が責任を負う気構えを持ったと言う大仰な話ではなく、適者生存の法則に従って、責任を負う立場になった方が生き残れそうだからやるのだ

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