朝井リョウのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ジェンダーマイノリティの男性(名前:尚成)の生きづらさと日常を描いた物語。
主人公(=尚成の生殖器官)が、その日常をコミカルに解説しているけど、多分めちゃくちゃ人間社会に怒っている。尚成の1番の理解者兼味方として、声もかけてあげられないけれど気持ちだけは寄り添い続ける、尚成への愛しさから生じる言葉が尊かった。
この本の中の、「他人の目を気にするな」という言葉の解釈は、過去朝井リョウ自身が語っていた解釈で述べられていて、他人の意見に見せて朝井リョウも何かに怒っているのかなとも思ったり、
また、下記の文章が印象的だった。
「本当は皆、降りたいんじゃないのかな。
人口も経済も何もかも、“今より -
Posted by ブクログ
正直、私にとって尚成の考え方は、他責思考で、被害者面で、とてもイライラする。
「自身の生存率を少しでも上げるため、尚成は共同体にとって〝しっくり〟くるほうの自分を作り上げていきました。」
さも苦労してきたという描写だけど、そうじゃない人、逆にいるのか?とあえて問うてみたい。
確かに、性に関することは大変だとは思うけど。
資本主義の仕組みに文句を言うなら、自分が変えたらいいじゃん。でも無理でしょ?じゃあ仕方ないじゃん。
大小あれど、みんな必死に社会に適合するように、社会の中の自分を作り上げるんじゃないの?
私も必死に血液型B型な(実際B型だけど)、ADHDと診断されかねない自分を押さえて、な -
Posted by ブクログ
満たされていないから他人を攻撃する
再配達を頼んだのだから、自殺なんてしない
離婚を申し込まれたのだから、かわいそう。
暴力描写のある漫画を好んでいたから、人を殺す
自分と他者に、幸福と不幸に、生と死に、
明確な境目などない。
穏やかな論理 の この文章が印象的だったし
そんなの痛いに決まってる は
痛いのに痛いと言えない
本当は大丈夫じゃないのに大丈夫と言ってしまう人
籤 は ハズレの方を引いてしまう側の人が登場して
それでも生きていかなきゃいけない現実
悪魔で小説だし虚構だけど
リアルのようで本当に痛い。
だからこそこのタイトル
どうしても なのかなと思った。 -
Posted by ブクログ
ネタバレインザメガチャーチに心を奪われた後にこの作品を見つけ、アイドル側の視点の物語ということで期待していたが、インザメガチャーチほどの感動はなかった。
歌って踊ることが好きなアイドルの愛子が、武道館を目指す中で、本当の自分がなりたい姿や選びたいものに葛藤しながら、幼馴染の大地との恋を最後には選ぶという物語。
そこに登場する、同じグループの少女たちもまた様々な葛藤があり、無理なダイエットに励む子や、アイドル業にのめり込みすぎて友達も失いながら盲目に突き進む子、アイドルを本当に続けたいのか悩みながら愛子と同じように恋愛の道を選ぶ子。グループ内の様々な人間模様が描かれているのだが、朝井リョウワールドが本