朝井リョウのレビュー一覧

  • もういちど生まれる

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    短編集だが、登場人物につながりがある。解説で西加奈子さんが書いていたとおり、別の人の物語の中と、その人自身の物語の中での違いなど描かれていた。

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    2026年03月22日
  • スター

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    映画サークル出身の二人、尚吾と紘。
    正統派の映画作りで「本物」を目指す道と、
    YouTubeという戦場で「数字」を掴む道。

    私は、不器用なまでに愚直な尚吾の「報われなさ」に、どうしようもなく胸が締め付けられました。
    でも、時代の寵児となった紘もまた、自分という人間をコンテンツとして切り売りする地獄の中にいて…。
    ⁡⁡
    自分が信じている「価値」は、今の世界でどれほどの重さがあるんだろう。
    創作をする人だけでなく、SNS社会で「自分」をどう見せるかに疲れているすべての人に読んでほしい一冊です。

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    2026年03月22日
  • 死にがいを求めて生きているの

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       手段と目的が逆転してるんだよ

    性格も行動も真逆に思える雄介と智也は何故縁が続いているのか、彼らの人生を追いながら現在の状況になった理由を紐解いていく物語

    螺旋プロジェクトの「平成」を担うこの作品
    大SNS時代である令和の今でも、今だからこそより刺さる作品だと感じた

    誰が何をしているのか、どんな人生を送っているのかが現代は常にリアルタイムで見えてしまう

    自分なりの人生を、生き方を!が素敵だとされる風潮だからこそ、その「自分なり」を見つけるために必死になって自分のやりたいことをSNSや誰かの話から見つけようとする、真似しているのかもしれないな

    本来は自分のやりたいことがあってそ

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    2026年03月22日
  • ご本、出しときますね?

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    あなたのマイルールは?っていう質問が出演者にたいして投げかけられるのだけど、これが面白い。とても一般的なことを答える方もいれば、え?それってどういうこと?と答えるような内容もある。ただ、どの回答も、よくよく話を聞くと、なるほどそうか。と思う内容で、上っ面でなくきちんと腹に落としたマイルールがあることがすごいなと。
    こうしたルールは最初からあるのではなくて、インタビューや内省の過程で形作られているんだろうけれど、きっと作家さんというのはそういう過程をごく自然なこととして普段からされているんだろうな感じたし、その過程と表出した事柄が、私の関心ごとなんだな。って気づけた。

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    2026年03月21日
  • スター

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    学生時代に同じ映画サークルで監督をした2人。
    二項対立する考え・強みをもつ彼らがそれぞれ同じ映画業界で全く別方向でもがいている姿をそれぞれの視点で描いている。

    読んでいくうちに自分は絋派かもとか、尚吾派かもとか、自己の価値観を投影しながら"自分の中で問いを生み出せる"本。

    実際に、作中で本物のスターは時代の流れや人々へ目配りをするのではなく"本質の問いを生み出せる"という内容が書いてあるが
    最近はSNSとかもショートな動画で完結するものも増えて、相手に答えを考えさせる余韻をもたせたコンテンツって減ってるなぁとか
    固有名詞も美容系youtuberのヒル

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    2026年03月21日
  • どうしても生きてる

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    すこやかな論理
    流転
    七分二十四秒めへ
    風が吹いたとて
    そんなの痛いに決まってる


    6つの作品から成る短編集
    一番良かったのは籤

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    2026年03月20日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    私はエッセイだけは読むのが苦手だ。そんな私でも声をあげて笑いながら読めるエッセイがこの本。小籠包をテーマに無理やり披露宴の余興を用意するエピソードがとても好き。
    字を目で追うときでも、たまには頭を空っぽにして笑えるものを手にしてもよいのかもしれない。

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    2026年03月20日
  • スター

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    ネタバレ

    オーディブルにて。大学時代、二人で撮った作品が、ぴあフィルムフェスティバルで入賞したショウゴとコウ。卒業後、ショウゴは有名監督の下で監督見習いを、コウはいったん地元の島に戻ったのち、高校時代の作品の被写体だったボクサーの要請でふたたび東京へ、SNS用の動画の撮影、編集をするようになる。自分の信じている映画の企画が資金不足で頓挫し、素人の撮ったSNS動画が万バズするような社会に、不満を抱くショウゴ。コウも、自分の撮影する動画に納得がいっていない。時間をかけ、芸術的なこだわりを追求したいが、求められるのは、人目を引く即効性である。

    それぞれ、べつの形ではあるが、価値のある本物を追求する二人は再会

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    2026年03月20日
  • ご本、出しときますね?

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    ネタバレ

    作家から入るのも良いものですなぁ。本を読んでみたくなった作家さんは村田沙耶香さん、海猫沢めろんさん、中村航さん、光浦靖子さんの4人。セクハラに寛容な村田さんは、だいぶん変な人ですね。角田さんは今までのエッセイからは分からなかった愛らしさで、見る目が変わりました。ズキュンときます。番組は終わってしまったようですが、一度くらい観てみたかった。若林さんの表紙につられましたが(そもそも若林さんが読書家だとは、初耳)予想外に良い本でした。

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    2026年03月18日
  • 桐島、部活やめるってよ

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    有名だったからどんなもんかと思って楽しみに読んだけど、よく分からないまま終わってしまった。主人公が登場したいタイプの新しい青春ストーリー。

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    2026年03月17日
  • 桐島、部活やめるってよ

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    肝心の桐島は最後まで登場せず、、、
    登場人物それぞれの友達・部活・恋愛・家族・将来・自分探しなど色々な悩みが絡み合って高校生のリアルな心情が綴られていて、相沢沙呼氏の小説ほど痛くはなく、どちらかといえば瑞々しさが強いかなあ、程度やアイテムは違えど今も昔も同じようなことやってんなあと感じる

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    2026年03月17日
  • 風と共にゆとりぬ

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    ネタバレ

    肛門記に全てを持っていかれました。読みながら「若いなぁ」「私も自分の服のサイズなんて知らんなぁ」「バレー愛がすごいなぁ」と思ってましたが、最後の痔瘻(じろう)と戦う肛門記!尿道カテーテルを入れる描写はそんじょそこらのホラーより怖かったですし、ひたすらに自分の肛門と向き合う作者に切なくなりました。あとがきでの「結局治ってない!」というオチもお見事。おもしろいけれど、だいぶ怖い、不思議な読後感のエッセイでした。

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    2026年03月17日
  • もういちど生まれる

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    22.5.15
    著者は「自分は何者なのか」という劣等感を抱いた主人公の作品が多くあると思う。
    若いが故に際限なく溢れるそういった劣等感を持つ主人公に対して、正直嫌悪感はあるが人間の内を表す表現力はやはり高い作家だと思った。

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    2026年03月17日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    エッセイ第3弾。生きるためにエイエイと必死な友人の件でなぜか自分も笑えてくるから不思議。面白かったです。

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    2026年03月16日
  • 星やどりの声

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    終始、爽やかな海の風を感じました
    その中に人間の生活音や、会話、眼差しが紛れて見聞きしているような感覚

    朝井リョウはドロっとした人間の隠したい感情を時に鋭利すぎる言葉で綴るような本を先に読んできたので、
    それらと比べると刺激が足りないような、キレイすぎるように感じましたが、
    この初期の頃から、登場人物がいる景色や匂いまで思い浮かんでくる描写力があったんだなぁと、その才能を改めて感じました。

    朝井リョウは時代と当時の自分の感情をうまく作品化してきたんだな、と思います。出版する度に、成長して、脱皮している感じで、読み飽きないですね。

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    2026年03月14日
  • スペードの3

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    「どれだけ待っても、革命なんて起きない」(P.150)

    現状を打ち破るためには、自分から動かないと何も始まらない

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    2026年03月14日
  • 世界地図の下書き

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    ネタバレ

    施設で暮らす子どもたちが、それぞれの家庭の事情やクラスでのいじめなど困難に直面しつつも、互いを思いやり、支えあう様子を描いたストーリー。

    同じ施設のお姉さん的な存在、佐緒里は家庭の事情で、高校卒業後、進学を諦め地元に戻って働くことになる。その前に佐緒里の夢を叶えようと、子どもたちは、学校でランタンを飛ばす計画を立てる。

    施設を離れる子どもに対し、佐緒里が、
    "私たちはまた私たちみたいな人に出会える"、"いじめられたら逃げればいい。笑われたら笑わない人を探しに行けばいい。逃げた先にも、同じだけの希望があるはずだもん"と語るが、最後に"そう思っ

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    2026年03月14日
  • 桐島、部活やめるってよ

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    ネタバレ

    青春を切り取って、各視点から高校生の等身大の気持ちを描く作品。
    映画部の話と、亡き妹を演じる子の話が好き。皆一生懸命に生きているのだということを、信じられるような作品群。

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    2026年03月12日
  • わたしの名店

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    読んでいる度に食べたいなっと思いました☺️♡
    ひとつひとつの作品を読んでその後にごはんの絵が書いてあって、もっと食べたくなりました!
    読み応えがあってとても面白かったです!

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    2026年03月11日
  • 世にも奇妙な君物語

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    題名どおりに世にも奇妙なショートストーリー集。
    一つ一つのストーリーもサラリと読み進められるので、隙間時間で読むのに適した本。
    毎話の着地地点は、なるほどそうきたかと思わされるが、後味が薄くあまり余韻はないと感じた。

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    2026年03月11日