朝井リョウのレビュー一覧
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やっと読み終わった…というのがまず感想。
ボリュームがすごい。
GOATは先発の「meets」と「愛」を紙の雑誌で読んだのだけど、今回は電子書籍で購入。
比べてみて大変申し訳ないけど電子書籍の方が読みやすかった。紙の方はたぶん(絶対)狙ってデザインされているんだけど、それがとても読みにくかった。
「悪」というテーマはとてもよかった。
悪とは視点によって正義でもあったりするあいまいなものなので、そこにこそ人の感情の機微はあるんだと思う。
ただほんとに、ボリュームがありすぎる。
申し少しライトであるなら定期購読するんだけど。
他の本が読めなくなってしまう。 -
Posted by ブクログ
推し活と推しと綺麗な女の話。諸々へのモチベが湧いた。
美智代は「ファミリア」もとい舞台俳優香北つかさのファンクラブのまとめ役。クラブの規律は美智代含むリーダー格メンバーが取り決めており、違反する者には会員からの冷たい視線が注がれる。自分の一挙手一投足に会員たちが注意を向け従うことに、美智代は確かな充足感を覚えている。ところが、小学校時代のクラスメイト「アキ」の入会により、ファンクラブ内の序列は様変わりしていくこととなり…
文と比喩がおもろかった。扱ってる内容が今はあまり興味の無いものだったので入り込めなかったのかもしれない。アキの中学校時代の話を読んで絵を描きたくなった。 -
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放課後の誰もいない教室に一人で
取り残されたような
胸がキリキリと痛み…
それでいて妙に爽やかな余韻に浸っています♪
バレー部のキャプテンで学校内のスターだった「桐島」が部活を辞めたというニュースが
駆け巡るところから始まります
彼という太陽を失ったことで
それまで彼を中心に回っていた
「惑星」のような生徒たちの
脆く危ういスクールカーストや人間関係が
浮き彫りになっていきます
部活を頑張っている者、帰宅部で冷めている者
カーストの上位にいる者、そして地味な文化部…
それぞれの視点で語られるエピソードは
どれもが生々しく自分が高校生だった頃に感じた
「何者にもなれない焦燥感 -
Posted by ブクログ
・物語が背景にある人ってズルい。この気持ちすげえわかる。そして物語は物語以上のものにはならないことも。結局、平凡な物語しかない自分は、平凡な自分として戦っていくしかない。たまたま直前にインザメガチャーチを読んで、物語が持つ力の大きさ恐ろしさについて思いを馳せていたのに、何の因果かその後に読んだこの本では物語の無力さについて考えさせられるような対比構造になった。なんとなく積読していた本書を、話題になってるからとインザメガチャーチを読みきった勢いでそのまま読み進めただけなのに勝手に連作気分を見いだしてしまった。同じ作者の本を読むとこういう楽しみ方もあるのか?いや、多分違う。
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Posted by ブクログ
"水曜日の南階段はきれい"
このタイトルを見ただけで、直感的に絶対に私が好きなストーリーだと思った。本作も、母が勧めてくれたのだが、「光太郎が好きになるのも分かるっていう初恋相手のお話があるよ」と言われていたので楽しみにしていた。初めは、いかにもフィクションの世界にしか存在しないような女の子だと思った。屋上につづく踊り場付近の窓の掃除を1人でしている儚い子。そんな印象だった。2人のやりとりが微笑ましいなと口角が徐々に上がってきた矢先、終盤では突然ボロボロと泣いてしまった。自分でもびっくりするほど泣いた。私も夕子のように、人に夢を語ることはあまりしない。するとしたら、だいぶ