朝井リョウのレビュー一覧
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タイトル通り、あのテレビドラマ『世にも奇妙な物語』を彷彿とさせる、ブラックユーモアとホラー要素が詰まった一冊です。
どの作品も最後まで読むと、背筋が凍るような「ゾクッ」とする展開が待っています。
特にお気に入りは『立て!金次郎』というお話。
いわゆるモンスターペアレンツに対応する幼稚園教諭の物語なのですが、親の言う通りにしすぎるあまり、なんと「二宮金次郎像を座らせてしまう」という歪んだ幼稚園が舞台です。
「それじゃいかん!」と立ち上がる熱血教師。
うまく収まったかと思った瞬間、最後に待っている展開に鳥肌が立ちました。
そんな現代社会への疑問や違和感が、見事なエンタメとして描かれています。 -
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就活が佳境になり、手に取った。
私は、完全に落ち込んでいる。
光太郎の話が好き。The 青春って感じで。こんな青春私にはなかった。
遠くからでも誰かを応援したり、大切に思ったり、忘れられなかったり。
無理に忘れる必要はないと思う。その思い出が私の心を支えてくれると信じているから。
それに固執するのは良くないけれど、前を向けるならそれでいいと思う。
二人組が作れない。それはわかるう、、、と思った。
私はずっと、みんながうっすら自分を嫌っていると思っていたから。
自分を好きになれない人は相手からも好きになってもらえないと最近気づいた。
初めから、相手を疑ってかかってはいけない。寛大な心でいたい -
Posted by ブクログ
朝井リョウらしい、大学生の日常を詰め込んだような連作短編。
こういうモラトリアム的なものを経験した人には刺さるかな。
短編は関係ないようで実は全部繋がっている一つのお話。一つ目のひーちゃんを読んだ時点ではなんだこれ?という感じ。
それぞれの話で登場人物が入り乱れて、注意してないと誰がどれだかわかんなくなる。
双子の話とダンサーの話が印象に残った。(というかそこに向かって話が進んでいる感じ)
どちらも明るい話とは言い難い。主人公は思い悩みもがいている、卑屈で陰気な内面。
最後は吹っ切れるのだけど、ダンサーはやらかしがデカいので兄が可哀想だった。 -
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『何様』
採用担当として、この本は見逃せなかった。
社会人3年目、これまで勤めていた部門から異動して採用担当となり、配属されてたった3ヶ月で人の人生を決める面接官となった。
会社のことは知っている。けれど、自分が学生のことを評価していいものなのか。この葛藤を今でもふと思い出す。
多くの学生は、中学、高校と目の前に一直線に敷かれた道をただひたすら走る。
そして大学で自身の道をいくつも枝分かれさせながら、大きく広げていく。
そんな矢先、目の前の道は霧で覆われ、
「自己実現のゴールは?」などと聞かれ、否が応でも自分の人生を振り返りながら霧を晴らせないといけない。
無理やり道を開けようとしている学生 -
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本家、世にも奇妙な物語のテーマ曲が頭の中に流れてくる1冊。
イマドキのシェアハウス事情をリサーチしたかっただけなのに…。「シェアハウさない」
コミュ力を判じられる世界。それでも私は…。「リア充裁判」
主人公になりたいこどもばかりじゃない。親の願望とこどもの気持ちの板ばさみ「立て! 金次郎」
ネットニュースの是非と息子の無邪気な眼差し「13.5文字しか集中して読めな」
誰が有名劇作家の新作舞台の主役を勝ち取るのか?「脇役バトルロワイアル」
シェアハウさない、はオチが読めましたが、後の4作はラストのどんでん返しが痛快!
「リア充裁判」と「立て!金次郎」は、真面目に頑張れば報われるラスト -
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本書を読んでいく中で、自分が社会人として生きていく上で励まされた言葉。
ー本気の1秒ー
「この仕事やだな〜辞めたいな〜」とか思ってしまうことも私は最近あるのだが、思い返してみると、少し順調に仕事が進んでいる時は、一瞬よしやるか!って気持ちになる。その後は嫌だという気持ちが勝ってしまうのだが、、、。
しかし、その一瞬頑張ろう!という思いを大切にしてあげて、つまらなくてもやる気が出なくてもその「本気の1秒」を守るために、全力で頑張ってみる。そう思うと、自然と心が軽くなる。社会人生活に疲弊することもあるけれど、この自分の「本気の1秒」を大切にして、生き抜いていきたいと思った。
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Posted by ブクログ
30過ぎて初めて読んだ。チャットモンチーを聴いていた高校時代やラッドウィンプスが好きな友達カップルがとても懐かしく感じられる。
振り返ってみれば学校という場所は本当に窮屈だった。上と下があった。転校して、はぶられないように悪口を言った。それが居心地悪くなって、クラス替えを気に違うグループと遊ぶようになった。それでも行動したらあの子からどう思われるかな、とがんじがらめになっていた。
改めて朝井さんはその「時」を閉じ込めるのが上手いし、リアルだし、生々しいと感じた。
桐島が部活をやめたことでみんなの生活が少し変わる、もしかしたら大きな変化をもたらすのかもしれない、おもしろい構成だった。
登場した