朝井リョウのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレまだ途中だけど、1作目の「健やかな論理」が良すぎて、2作目に進む前に止まってしまった。
希死念慮というか、なんかもういいな、みたいな感覚、長らく忘れていた気がするけど、久しぶりに刺さったな。パッと終わらせてしまう勇気は最後まで出なくて、その瞬間には足が竦んじゃうんだろうけど。
この2年間大事な人と過ごして、こういうことを考えずに生きてこられたんだなと思った。これから大丈夫かな。
「自分にも見えないものが、ずっと積もってるんだよ。最後の一滴が何なのかは、誰にもわからない。」
最初の話がよかったな。全体を通して暗くて救いがなくて、引っ張られそうになった。
「考えても仕方のないことなのだか -
Posted by ブクログ
色気ってのは腹が据わった覚悟の有る人間が醸し出すもんだ 知る事の、大切さも無意味さも素晴らしさも恐ろしさも全てこの作品が描いています。 娘ヨレンタがノヴァクの感情の部分に触れる唯一の存在であるのにも関わらず 以降は信念というよりは最早執着 それこそ「アポリア」(相反する二つの見解が等しく成立する場合、解決の糸口を見出せない難問)だと思うんですけど。 ある意味、完全オリジナルを作るという欲望は幻想だったり。もう流石にこの世界には蓄積が有り過ぎるから、どういう組み合わせで更に新しい事があるかなって事を皆探求していると思います。 文化は大きな川の流れであるという事を良く言っているんですけど、文章、文
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Posted by ブクログ
世の中でよく見かける違和感。
彼らは何に対し怯え、何に対し声をあげ
どうしてそこまで自分を卑下しながら要らないプライドを捨てられないのか。
そんな矛盾を上手く表現してくれた本だった。
自分が思い描く私という個体を他人に押し付け、理解させ受け入れて欲しいのかもしれないと感じた時全て腑に落ちた気がする。
他人なんてどうでもいい。
他人を気にしてる善人を演じ、私という個体を強調することだけに支配されてると考えると単純で頭の悪い思考のように感じてしまった。
でも、私含め皆そんなもんなんだなと思うと
とても肩の荷がおりた気がした。
結局、私を認めさせたい個体も私が認められない個体も自分の事しか考