朝井リョウのレビュー一覧

  • 死にがいを求めて生きているの

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    ・螺旋プロジェクトの一冊
    ・客観的に見る、小さい頃からどこか歪みながら成長していく雄介の人生をみて、なんて過酷な人生だろうと思うと同時に、形は違うけど、自分もそうやって歪んだ成長をしてきているよなあと考えさせられた。
    ・主人公として自分から見る人生と、客観的に見たときの自分の人生って、相手の数だけまったく違ったように見えているはず。だとしたら本当の自分ってどこにあるのだろうとも思う。
    ・生きがいと死にがいって表裏一体で、客観的にみた自分の生きがいと死にがい、自分の目から見た生きがいと死にがい。人生を積み重ねるほどにどんどんと移り変わっていく生きがいと死にがい。何のために生きているのか。死んでい

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    2025年10月19日
  • ままならないから私とあなた

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    2作品とも、真逆の考え方を持った2人が意見をぶつけ合うことが主軸になっている。
    読者である私も、ハッとさせられる気づきを得ることもできた。
    ただ、2作品目の方は唐突な終わりに驚いた。
    はたしてこのあと主人公はどんな未来を選んで決断して進んでいくんだろう。

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    2025年10月17日
  • 死にがいを求めて生きているの

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    ネタバレ

    読む前は「死にがい」の意味がわからなかったけど、読み進める中で後半ようやくしっくりきた。自分に当てはまることは少ないきがするけど、もう一度最初を見返したくなった。その人の本性は、外からどのように見られるかは分からないが、外から見られている自分が間違っている訳でもない。そう思うと何が正しいか考えるのはむずかしいなと思った。

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    2025年10月15日
  • もういちど生まれる

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    大学を卒業して間もないからこそ感じられるこの物語の繊細さと尊さがあった。
    ストーリーの重さとしてはどこか物足りなさもあって、
    でも実際に彼らの生活にずっしりとした重さなんかなくて、
    それでもどことなく感じる重さが心地よく描かれてる。

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    2025年10月12日
  • わたしの名店

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    【三浦しをん、西加奈子、中江有里、美村里江、宇垣美里、清水由美、山田ルイ53世、塩谷舞、稲垣えみ子、道尾秀介、ジェーン・スー、岡崎琢磨、バービー、朝井リョウ、瀬尾まいこ、佐藤雫、清水ミチコ、あさのますみ、畠中恵、はるな檸檬、小川糸、久住昌之、川内有緒、澤村伊智、朱野帰子、最相葉月、藤岡陽子、森見登美彦】
    という顔ぶれの方々が、それぞれ"自身が名店だと思うお店"を紹介している一冊。その店はもちろん実在する店。(現在、閉店してる可能性はある)

    いやー、なんか人が好きなお店っていいやんね。好きって必ずしも「ここのこれが絶品!」っていうだけじゃなくって、別に特別美味しくなくても好

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    2025年10月09日
  • 世界地図の下書き

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    ネタバレ

    両親を事故で亡くしてしまった太輔を中心とした、施設の仲間たちの話。
    佐緒里の大学進学の話が無くなり、せめて夢を叶えさせたいと蛍祭のランタン飛ばし復活を子供達だけでがむしゃらにやり遂げようとする。まだまだ希望は形にならず、現実は厳しい状況に終始モヤモヤしてましたが児童文学という事知って少し納得しました!

    2025年9月23日

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    2025年10月06日
  • スター

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    大学サークルで映像作品を監督し賞を受賞した2人のその後を、2人の視点で描いた作品。
    価値観、多様性、細分化された社会と2人の映像作品に対する考え方の葛藤、成長がなかなかに青臭くもあり活力をくれたりもする作品でした。

    2025年9月10日

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    2025年10月06日
  • 死にがいを求めて生きているの

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    後半どんどん世界観に着いていくのに必死になった
    分かるな〜と思うこともあったけれど、自分にはあまりリンクしなかったかな そんな自分には適度な(小さな)生きがいが今あるんだと感じた

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    2025年10月06日
  • GOAT Summer 2025

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    出版区というYouTubeチャンネルで紹介されているのを見て本屋で探しました

    えーーこれ510円でいいの?

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    2025年10月05日
  • わたしの名店

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    気がついた、私はごはんにまつわるエッセイがとっても好きだ!お腹も心も満たしてくれるエッセイはきっと薬よりも体にいい。

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    2025年10月02日
  • もういちど生まれる

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    ネタバレ

    エッセイ以外で初めて読んだ朝井リョウさんの本。
    こんなにも青く瑞々しいお話を書かれる方なんだ、とびっくりしました。
    何者かになろうともがき、苦悩する若者達の物語。
    人から見られる自分と、なりたい自分、本当の自分。
    若くて何でも出来る時間と可能性を持っていながら、制限時間を感じ焦りを感じてもいる。
    若者のリアルが詰まっている作品です。

    タイトルにもなっている「もういちど生まれる」は好きではないけどすごく文学的で、この本のタイトルにぴったりだと思いました。
    「僕は魔法が使えない」の中で出てきた黄金のカレー。
    父親が亡くなって1年も経たずに母親が恋人連れて来たら普通に嫌だよね…。
    葛藤なんてする必

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    2025年09月28日
  • 公式トリビュートブック 『チ。 -地球の運動について-』 第Q集

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    チ。のファンとして読んでおかなくては、と読み始めた。魚豊さんと色んな方との対談がいい。こんなすごいマンガをどんな思考で描いているのだろうと興味深かった。対談の中からそんな魚豊さんの思考が覗けてさらに感服。アニメの主題歌もとてもいいので、サカナクション山口さんとの対談、又吉さんとの対談も読み応えがあった。

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    2025年09月27日
  • 何様(新潮文庫)

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    何者読んだのが中ニくらいだったから、だいぶ記憶が薄れていた。何者をもう一度読もうと思った。
    正美の話がなんか腑に落ちた。

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    2025年09月24日
  • どうしても生きてる

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    まさにタイトル通り「どうしても生きてる」。なにか目的があったり、明日が楽しみで生きているわけじゃない。苦しみながら、ただその時間を「生きてる」。主人公たちの感情は共感できるものが多くてリアルだった。でも共感したからこそ、辛い気持ちになってしまい、あまり楽しくない読書体験になってしまった。

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    2025年09月22日
  • チア男子!!

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    オーディブルにて。

    朝井リョウさんの中でへ綺麗な青春物語。
    もちろんその中で起こる感情の起伏を綺麗に言語化してある。
    ただ、もっと黒くて深い感情を描いてくれる朝井リョウさんの本の方が好きなので、個人的な好みの問題だが⭐︎3かな。

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    2025年09月20日
  • わたしの名店

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    ★3.5

    どれも名文で、読書の幅が広がりそうです。
    「この店行きたい!」と思った店は既に閉店されていて残念。

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    2025年09月19日
  • 星やどりの声

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    正直、朝井リョウの作品ではないように感じた。もちろんいい意味で。調べたら2011年に発売された本だった。特に最近は生きることが苦しくて苦しくてたまらないみたいな本が多いけどこの本に関しては全く違った。こうゆう温かくなる本もまた書いてみて欲しいと思った。
    内容の感想は家族の愛って素敵だなって思った。みんながみんな問題を抱えながら生きている。その中で長女の琴美が夢で見たことを頼りに兄弟を導いてきた。でもその琴美は誰を頼ればいいのか。1番鈍感そうな光彦が琴美に対してもう十分頑張ったよって言ったシーンは感動したな。家族1人1人が家族のことをちゃんと見てるんだって思った。ただ琴美の夢で未来が見えるみたい

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    2025年09月17日
  • 星やどりの声

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    情景描写が夏らしい爽やかな感じで良かった。みんなそれぞれの青春を送っていて、きょうだい愛もあって、慕われていたお父さんを想うみんなが素敵だった。

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    2025年09月15日
  • スペードの3

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    朝井リョウさんは、人生の中で感じる何気ないことを文章にするのがとても上手いと、読むたびに思う。なにか劇的な事件が起こるわけでもない、どんでん返しがあるわけでもない、それでもなぜか引き込まれてしまう力がある。自分の身近にある気持ち、感覚、違和感。それをすべて文章化してくれていてとても読みながら唸りそうになる。
    美知代、むつ美、つかさ。それぞれ違う人生を歩んできた、全く違う3人のお話。声高らかに発言して共感を求めたくなるほどではない、でも生きていく上で感じるもやもやとしたもの。私は、3人ともに共感できたけどつかさのパートがとても心に入ってきた。つかさにも共感したけど、私が一番共感したのはつかさパー

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    2025年09月13日
  • スター

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    ネタバレ

    映画が好きなので、こういう世界を描いた小説はありがたい!

    最後の方の千紗の言葉がテーマなんだろうけど、視点としてとくに新しい発見がなかったので、星3つにとどまってしまったという感じ。


    ラストのところ、あえて答えが書かれていないのは、この小説としての筋が通っているな〜と思いました。

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    2025年09月12日