朝井リョウのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
やっぱり朝井リョウさんの作品は癖になる。
多くの人があえて触れないよう、臭いものには蓋をするようにしてきたことに対して、容赦なく言及するので、毎回はっとさせられます。
雪子の「人間らしさを大切にしたり、無駄に思えることや曖昧なことにこそ価値がある」考えと、薫の「合理性や効率性を重視し、変化や進化を好む」考えは、自分と他人の”違い”としての視点で描かれていて、実際この2つの考えの違いで、人間関係が上手くいかないことが多いのが、現代社会だと思う。
また、この対極の考えは自分の中にも併存していて、日頃から都合のいいようにそれぞれ使い分けていたなと再認識させられ、何とも言えない気持ちになった。
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Posted by ブクログ
朝井リョウ初めて読んだ。わたし自身が思いっきり共同体に属して幸福度を高めてるタイプなもんで、最初は「イマドキ」って感じの感覚の文章だなって思って、うーん、って読んでたけど、後半からなんかのめり込んじゃって、最終的には胸にグッと来たというか。共同体に生まれたからには成長発展させないといけないもんなんだって思って生きてきて、納得はしているけど、うまく関与できないと感じることもたくさんあるわけで、だから、わたしも共同体から完全に離れたところで幸福になりたいってずっと思ってたんだろうなって「わかった」らどんどん泣けてきた〜。映画の方だけど、「正欲」を観た時にも感じたんだけど、朝井リョウの描く現代人の解
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Posted by ブクログ
誰しもが持ってるけれども口に出さない、
道徳的ではない欲望を、朝井リョウ氏は
どうしてこんなに解像度高く表現できるのか。
朝井氏の話としては、今後どのように生きるべきかが示されているので、明るい気持ちで読み終えることができた。自分の現在のポジションを変えたいなら積極的に動こう、そんなところだろうか。
私は長年の宝塚ファンですが、
ファンから見ても正確にファンクラブの裏側を描いていて素晴らしい。
ただ、会員の属性が多様なファンクラブにおいては、会への貢献度(チケットの購入枚数)に応じて序列(いい席のチケットが与えられる)をつけることで、他の会員も競ってチケットを買うようになるので、運営として -
Posted by ブクログ
2025年 22
【正しい選択】なんてこの世にない。
「武道館ライブ」を合言葉に活動してきた女性アイドルグループ「NEXT YOU」。独自のスタイルで行う握手会や売上ランキングに入るための販売戦略、一曲につき二つのパターンがある振付などさまざまな手段で人気と知名度をあげ、一歩ずつ目標に近づいていく。
しかし、注目が集まるにしたがって、様々な種類の視線が彼女たちに向けられるようになる。そして、ある出来事がグループの存続さえも危うくしてしまい……。
「人って人の幸せな姿を見たいのか、不幸を見たいのかどっちなんだろう」「アイドルを応援してくれてる人って、多分どっちもあるんだろうね」
恋愛禁止、炎上、 -
Posted by ブクログ
ネタバレ笑えるし泣けるしで面白かった。
男子だけでチアをやるっていうのも良いし、メンバー1人1人に個性があって魅力的。
面白い事をしたい、誰かのために何かがしたい、自分を変えたいなど動機はそれぞれだけどみんなで練習して目標に向かって努力している姿はカッコよかった。最初は楽しい雰囲気で和気藹々としていたけど、目標が高くなるにつれてメンバー同士の意見が合わなくなる感じもリアルで良かった。それでも最後までみんな辞めずに続けて、最高の演技が出来て良かった。感動した。
特に最後の儀式はめちゃくちゃ泣いた。今まで聞けなかったメンバーの本音や努力の軌跡が見えて本当に泣ける。最後の演技の途中にノートの話が挟まれてて余 -
Posted by ブクログ
ネタバレ「何者」のサイドストーリー集。
「何者」を拝読してからだいぶ時間が経っていたため内容を理解できるか不安だったけど、それぞれのお話が独立していて読みやすかった。
就職や面接、進路、新社会人など、いろんな面で悩む人の葛藤が描かれていた。
逆算のお話で沢渡さんが言っていた「きっかけとか覚悟とかって、多分、あとからついてくるんだよ」が忘れられない。
1歩踏み出してチャレンジする人を見るとその勇ましい姿にまぶしさを覚えるけれど、本人からしたら万全の覚悟なんてそうそうできていなくて、あとから振り返った時に「あれがきっかけだったんだな」って
思うのがざらなのかもしれない。