朝井リョウのレビュー一覧
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前作1号では何ひとつしっくり来なかったテーマ設定、今回は非常に良かったです。後半テーマが旅になってしまうのかよと途中ガッカリした位に。
どこを見ても画一的に描かれてしまった「愛」に対して、「悪」は多様な側面から描かれていて大満足ですし、「悪」というテーマなだけに胸糞エンドでも納得感があるし、綺麗に終わっても満足感があってとても良い。むしろ前作は何故ハピハピな物が無かったんですかね。愛なのに。
後半テーマの旅もブックホテルの話から始まり、「うん、本好きな人の大半旅とか興味あるわけないじゃんかねww(私個人の偏見です)」って感じで冗長ではなくサクサク読める小作品ばかりで良かったです。
ただ、仕様 -
Posted by ブクログ
★★★★ 何度も読みたい
オムニバスで、同じ空間を共有している者たちの短編集。本当に必要なことを大切な人に伝えることができない女子大生、楽しく日々を送りながらも熱中するものが見つからない男子大生、母の再婚に気持ちの折り合いがつかない美大生、美人な姉と比較され続け、彼女を追い抜きたい浪人生、ダンスの専門学校に通いながらも才能の限界を感じている専門学生がそれぞれ主人公になる。
特に最後の「破りたかったもののすべて」は院進と就職で悩んでいる私に深く刺さった。高校時代に言われてきた「すごい」には賞味期限がある、とか、普通になることを選べなかった、とか。その道を選ぶ覚悟は本当にあるのかと問うてくる作 -
Posted by ブクログ
偶然本屋で手に取った一冊。
ままならない、という言葉の意味を正確に理解していないかもな、この本を読んだら感覚的に理解できるかも、などと考えながら、完全にタイトルで選んだ。
思うようにいかない、他者は自分の思い通りにはならないし、自分自身の人生でさえ、そう。
理解ができないような発想や行動をとる他者にも、自分と同じように、その人なりの感受性や価値観の構成要素がある。
人それぞれ様々な違いがあるからこそ、苦労もあるけど面白い。非効率さの中に味わいがある。私自身はそういった価値観の持ち主であるが、AIと共存していくこれからの世界を生きる中で、この本で生々しく描かれる対比構造の一節を思い出すことが多そ -
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Posted by ブクログ
文芸誌というものを初めて読んだ。
GOATは表紙も可愛いので知ってはいたけれど、なんとなく購入には至らず。
12月に2025Summerの第7刷が発行されたのを本屋で発見して、ついに文芸誌デビューとなった。
特集は悪。
ヒリヒリするような悪、わくわくするような悪、悪って面白い!
特に「あの子にしか行けない天国」は、一体この後どうなるのか?が気になってSTORY BOXで続きを読み漁った。
が、現時点で残念ながらまだ完結していない。
気になる!
早く先を読ませてくれ!
と思わずにはいられない…
魅力あるたくさんの作家の作品を読めるのが文芸誌のいいところだと思う反面、続きがあるとなかなか先を読めな