朝井リョウのレビュー一覧

  • スペードの3

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    ネタバレ

    やっぱこういうテーマで書くの上手いなーーって思って面白かったけどアキってお前かい!!ってなったのがピークすぎて3章目が相対的にのっぺりした感じに思えてしまった。1章目が衝撃すぎて、そこから引っ張ってる黄色いストールのことを考えすぎていたからかもしれない......。

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    2025年08月17日
  • 少女は卒業しない

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    Audibleにて。
    こんな作品があったんだと、旅行の道中で見つけて移動時間で聴いてみました。
    オムニバス形式の作品それぞれに主人公がいて、青春どストレートだったり、そこにまた淡い感じがあったりと毎回キュンx2させてくる系。出てくる高校生たちも当時私が高校生だった頃に近い年代だったから、感覚が当時に少しタイムスリップした。
    私が今まで読んできた朝井リョウ作品は、毎回どこかしらに刺々しさや鋭い針のような文節や表現が沢山あって、でもって読者への問いかけが激しかったんだけど、これはサラサラいける。捻くれていない。中学生から高校生になるだけで、身体も心もとんでもなく大人になるんだなぁ(自分はどうだった

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    2025年08月16日
  • 武道館

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    最初はアイドルの話かと、半ば冷めた目で読んでいたけど、主人公愛子の「アイドルの自分」と「本当の自分」の葛藤が面白くて熱くなっていく。
    歌って踊ることが好きと、幼なじみと過ごすことが好きは、アイドル前からあったことで決して矛盾しない。
    でも、アイドルとして生きていくためには、選択をしなくてはいけない。それが、その時代の流れで時代のルールなのだ。十年後、二十年後は変わっているかもしれないけど。
    「正しい選択なんてこの世にない。たぶん、正しかった選択、しか、ないんだよ」
    「何かを選んで選んで選び続けて、それを一個ずつ、正しかった選択にしていくしかないんだよ」
    愛子の選択、杏佳の選択に幸あれ。そう祈っ

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    2025年08月12日
  • ままならないから私とあなた

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    生成AIが進歩してる中だからこそ、勉強して知識を身につけようと私が考えてる理由がまさに言語化されてて、今読めて良かった

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    2025年08月11日
  • GOAT Summer 2025

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    面白いけど短編がやっぱり苦手なんだよなぁ…
    これで500円は破格すぎて、もっと短編を楽しめるようになりたい

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    2025年08月09日
  • スペードの3

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    ネタバレ

    3人の女性が主人公。
    つかさ様ファンクラブを取り仕切る女性、くるくる天パのアキちゃん、つかさ様。
    一章のアキちゃんとむっちゃんの叙述トリックがおもろかった、そこで種明かししちゃうんだ的な。普通の本なら最後に明かす種な仕掛けを中盤で明かしていた。
    最終章のつかさ様から円への感情が人間らしくてよかった。ほどの良い悲劇があることで、演技の背景に深みが生まれる、私には何もない(悪い意味でこれで順調すぎた)

    ファミリア内のいざこざやアキちゃんからみちよへの制裁なども、つかさ様からは何も見えていないけど、それぞれで悩みや葛藤をもちつつ、自分のコンプレックスや黒歴史と奮闘している様がおもろかった。

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    2025年08月05日
  • 少女は卒業しない

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    朝井リョウさんの繊細で瑞々しい感性に
    ひたすら感動してしまった。
    美しい比喩を書き残してしまいたくなるほど。
    廃校になる高校の卒業式。
    「3月と4月は色が違う」
    特に18歳の3月と4月の残酷なほど
    違う色合いを思い出した。
    今は別れも出会いも全部まぜこぜになって
    ほろ苦さしか残っていないけど。
    朝井リョウさんの文章に魅せられた一冊。

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    2025年08月05日
  • もういちど生まれる

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     自分の中の自分を模索する、自分が自分である振りをする。少し背伸びをして。
     自分を求めても自分はみつからないのに、そこに、みな、躍起になる。大勢の中で、自分の居場所が欲しい。しかもできれば良い位置で。それを与えくれる何かが、外から何か降ってきて、自分の世界をひっくり返してくれるんではないかという期待。大学生、それは独特な時間を指すのかもしれない。

    これぞ、青春というやつか。という世界観に、どこか疑問を持ちながら、青春なんてちょっとと、斜に構えるところ。そして、それもまた、青春と言えるのもしれないところ。作者らしさが出ている。

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    2025年07月31日
  • 何様(新潮文庫)

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    劇団の話が1番印象に残った。
    誰かの希望になりたいなどという言葉は、ただの綺麗事に聞こえるてしまう。主人公の彼女の家は貧乏で苦労していた。彼は思ってだろう耳触りのいいことを言いやがってと。彼女の現状はすぐには変わらないだろう。何かを体験したときの感想は人それぞれである。ギンジはそのことを周りとワイワイ話しながらも明日を生きる糧にして欲しいと。何を与えたいか。少しマーケティング的な考え方と似ている気がする。心に響くものがあるがあった。

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    2025年07月30日
  • もういちど生まれる

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    人の表裏を短編小説の主人公を切り替えながら表現。話の登場人物だった彼女、彼が次は主人公で心の内が表現される。

    他人から認識されている人格と自認している人格の差

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    2025年07月27日
  • ままならないから私とあなた

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    浅井リョウさんの作品は初めて拝読しました。
    気持ちの表し方がとても丁寧でゆっこちゃんのその時その時の気持ちが手に取るように伝わってきました。
    人間のままならない思いや、人生について私はどっちかな、どっちもだな、等考えながらも読みやすい作品でした。
    結末のドラマ仕立てな作風も好きでした。

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    2025年07月26日
  • GOAT Summer 2025

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    この時代にこのような文芸誌を出版されることにとても幸福を感じ小学館の文芸に対する姿勢が見えてとてもいい。
    芦沢央
    武田砂鉄
    良かった。

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    2025年07月20日
  • ままならないから私とあなた

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    やっぱり朝井リョウさんの作品は癖になる。

    多くの人があえて触れないよう、臭いものには蓋をするようにしてきたことに対して、容赦なく言及するので、毎回はっとさせられます。

    雪子の「人間らしさを大切にしたり、無駄に思えることや曖昧なことにこそ価値がある」考えと、薫の「合理性や効率性を重視し、変化や進化を好む」考えは、自分と他人の”違い”としての視点で描かれていて、実際この2つの考えの違いで、人間関係が上手くいかないことが多いのが、現代社会だと思う。
    また、この対極の考えは自分の中にも併存していて、日頃から都合のいいようにそれぞれ使い分けていたなと再認識させられ、何とも言えない気持ちになった。

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    2025年07月19日
  • 星やどりの声

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    それぞれの兄弟の物語が、一つ家族の形となっていく。
    きれいな展開が良かった。
    死を前にした父の姿がちょっとずるいくらいに凄すぎて、共感できないところはあったけど、理想としたい。
    もう少し一人一人の深いところまで知りたいところもあったな。
    また読み返したい一冊。

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    2025年07月05日
  • もういちど生まれる

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    入り込んで読めた。今まで自分が見てきた風景が綺麗で切なく、美しく表現されていて良かった。
    その人にはその人なりの地獄があり、皆葛藤しながら生きているんだなと改めて感じた。

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    2025年07月04日
  • 何様(新潮文庫)

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    ネタバレ

    光太郎の話が1番好きでした。光太郎と夕子のなんともいえない、言葉で表すことが難しい関係性がすごくリアルでした。高校生に戻って人生やり直せたらもっと夢について深く考えていたのかなとか、あの時こうしておけばよかったとか、今思っても仕方がないけどすごく過去に戻ってやり直したくなるようなお話でした。とても純粋で青い作品。短編ではなく長編で読みたくなりました。

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    2025年07月02日
  • ままならないから私とあなた

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    いろいろと考えさせられる文学的作品。
    性的表現は多め。
    中学生には早いかもしれないけれど、大人には興味深く読めると思う。

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    2025年07月01日
  • 公式トリビュートブック 『チ。 -地球の運動について-』 第Q集

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    本編の『チ。』も大変面白かったが、この本ほど、芸術作品の感想を他人と共有する面白さを感じた本はない。

    私自身はこの物語を、基本的には「物理学史の中で大きな出来事のひとつの地動説」として捉えており、それに付加される形で、想いを託す生き方、学問の暴力的な性格、倫理と迷いといったサブテーマを学んでいた。

    しかしながらこの本を読んで、とても哲学的な思考、それも大変深い洞察を与えてくれる漫画なのだと再実感した。

    この本を読んだ後にもう一度読むと、見方が大きく変わりました。

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    2025年06月16日
  • 少女は卒業しない

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    ネタバレ

    綺麗で爽やかで甘酸っぱくて、でもどこか苦いところもある高校の青春をこんなにも色鮮やかに描写していて面白かったです。なんだか果物のレモンみたいな小説だなと思いながら読んでいました。

    どの話も「さよなら」するためのけじめをつける登場人物たちの話ですが、各章丁寧に登場人物たちの気持ちが描かれています。

    「四拍子をもう一度」までは純粋な青春を描いたものでしたが残りの2篇でズドンと大きな衝撃を与える話が続いたので読んだ後もずーっと余韻が残っています。

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    2025年06月12日
  • スペードの3

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    誰しもが持ってるけれども口に出さない、
    道徳的ではない欲望を、朝井リョウ氏は
    どうしてこんなに解像度高く表現できるのか。

    朝井氏の話としては、今後どのように生きるべきかが示されているので、明るい気持ちで読み終えることができた。自分の現在のポジションを変えたいなら積極的に動こう、そんなところだろうか。

    私は長年の宝塚ファンですが、
    ファンから見ても正確にファンクラブの裏側を描いていて素晴らしい。
    ただ、会員の属性が多様なファンクラブにおいては、会への貢献度(チケットの購入枚数)に応じて序列(いい席のチケットが与えられる)をつけることで、他の会員も競ってチケットを買うようになるので、運営として

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    2025年06月08日