朝井リョウのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
「健やかな論理」にやられた。
直前まで健やかだった人々が自殺する突拍子もなさが、納得できるのだ。普通の構成だったら違和感しかないだろうな。この作品では、その唐突な行動を自然な流れとして描いている。
ある日、急に死にたくなるのではない。意識の底でずっと流れていた希死念慮に気づいてしまった途端、その流れに乗るのが自然だと感じてしまうのだ。
「もういいかなと思った」というセリフにはリアリティーが溢れていた。
「そんなの痛いにきまっている」は、著者のメインテーマである性癖が描かれている。マジョリティーには見えない当たり前の壁。多くの人には見えず、素通りできてしまう空気の壁なのに、著者の描くキャラクタ -
ネタバレ 購入済み
一気に読める!!
朝井リョウさん、5冊目かな。相変わらず、サクサク読める展開。会話しながら、脳内思考が繰り広げられるところが、臨場感があって好き。私はユリちゃん側の熱量の低い人だから、推し活で楽しんでいる人が羨ましかったけど、やっぱりバランス良く推さないと人生詰むわな、、、。視野が狭くも広くもバランス大事。個人的には、アイドルプロデューサーが冷静すぎて、リアルに感じた。てか、最後の終わり方!!続き書いてーー!!バレるのかな。家族関係の再構築できるのかな。あー気になって寝られなくなっちゃった。これが、視野の狭くなる感覚かな。朝井リョウさんの自叙伝が個人的に一番面白いよ。
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Posted by ブクログ
本を読むと大体この感想になる。
「僕は想像力に欠けている」
この本での本質はそこじゃないかも?だけれど。
特に実果のパートだ。
こういう女子を見る時の僕の目の解像度は荒い。
それなのに、実は…といった背景があった。クラスにいた〇〇ちゃんの背景にも色々あっただろう、ぬくぬく育った僕は想像すらせずレッテルを貼っていた。
高校生の頃の僕は宏樹のように、俯瞰して冷めた目で色々を見ているところがあったと思う。勉強に熱を入れられた分、宏樹よりは生きやすかったかも。
本気でやって何もできない自分を知ること、それは大人含めてみんな考えることで現に最近の僕はそれだ。
好きなことを好きと言えること、そう言 -
Posted by ブクログ
ネタバレオーディブルにて。
同じ映像の世界でも別々の道に進んだ2人。その中でもそれぞれ抱える思いはあり、自分の中での信念を貫くが、その信念は正しいのか。
多種多様なジャンル・方法があるからこそ比べられないし、同じ世界で同じ視点に立って初めて比べられる土俵に立つ。
抽象的に書くと分かりづらいが、自分達の視点でわかりやすくスッと理解させてくれる朝井リョウさんの文章が流石。
↓以下抜粋。
ーーー知名度と価値、創作者の人格と創作物の質、それとこれとは繋がらないはずのものを繋げる、新たな不格好な統合にぐるぐる巻きにされていく。
ーーー本当は比べられないものを比べ続けてたら、いつか、本当は切り捨てちゃい