朝井リョウのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
文芸誌というものを初めて読んだ。
GOATは表紙も可愛いので知ってはいたけれど、なんとなく購入には至らず。
12月に2025Summerの第7刷が発行されたのを本屋で発見して、ついに文芸誌デビューとなった。
特集は悪。
ヒリヒリするような悪、わくわくするような悪、悪って面白い!
特に「あの子にしか行けない天国」は、一体この後どうなるのか?が気になってSTORY BOXで続きを読み漁った。
が、現時点で残念ながらまだ完結していない。
気になる!
早く先を読ませてくれ!
と思わずにはいられない…
魅力あるたくさんの作家の作品を読めるのが文芸誌のいいところだと思う反面、続きがあるとなかなか先を読めな -
Posted by ブクログ
「これからの時代はナンバーワンじゃなくてオンリーワンだから」大学の受験期に差し掛かる直前、中学のときに尊敬していた先輩にそう言われた。
ナンバーワンよりもオンリーワン、SMAPと全く同じ言葉に私はストンと納得し先輩に感謝の言葉を伝えた記憶がある。
(歌詞を書いたのは槇原敬之)
当時の私は受験期を前にして何もしていなかった。
何もしていなかった、くせに自分は周囲の人間とは違う、と信じて疑わないような能天気さと愚鈍さがあった。
それからしばらくして生まれついて運が良い私は運良く自分の行きたい大学を見つけ、運良く周りの人間に受験のサポートをしてもらい、運良く合格し、運良く親に消して安くはない(高い -
Posted by ブクログ
ネタバレめっちゃ泣いた、、、
お父さんが寝てる子供に向かって語りかけるシーン、ここで泣くのは鉄板だけど、
店を締める決断をするシーンも泣けた
人が死ぬとかじゃなくて、泣けるのはいいよね!
確かに派手さはないけど、各章じわぁっときたよ
それぞれの成長に心が温まる
いい小説だった!
ただ素直に1点だけ父親目線で気になったのが、笑
子供6人もいて病気になった
で残された時間で自営の飲食店の改造なんかして、
過労になるほど妻に負担かけるなんて
結構父親のエゴじゃん
自分だったらもっと家族の助けになるような実用的なことするな、って少し冷めた、笑
って自分は理論とか合理とかで、ドライに行動し過ぎなんだよ -
Posted by ブクログ
社会人10年を過ぎて、がむしゃらさの先に何かがあることを期待(?)することはなくなった。それは自分を信じないからではなく、自分のサイズが分かってきたからだと思う。それと同時に、他人を揶揄したり畏怖したりすることも少なくなった。それは社会の中でいろんな人がいて、自分もその一部だということが意識無意識で分かってきたからだと思う。
最後の「何様」以外の主人公たちの心象風景は、いっぱしのサラリーマンとして感じてきたことに重なる。自分の勘違いを思い知ること、自分の殻を破ってみたくなること。キラキラ度合いは違うけど、全部覚えがある(気がする)。
ただ、最後の「何様」は、自分がいま感じていることに重なってい -
Posted by ブクログ
できないことができるようになってゆくなんて、もちろんワクワクする。世の中どんどん便利になってくし、目標に達成できる時間や手間だって大幅に省ける。だけど、だからといってそれは無駄だから、意味がないものだからとあらゆるものを削ぎ落としていったら、そこに残るのは、誰にとっても必要なもの、誰にとっても意味があるもの。ただそれだけだ。きっと、心も体もおんなじ形をしている。
そうなると重なり合ったところで、何の発見も何の影響も与えあうことができない。自分自身では引き起こせない感情の揺らぎに出会うこともできない。
違うから愛おしい、違うから全て知りたいって思う。お互いの全てを知り尽くしてしまうなんて一生か