朝井リョウのレビュー一覧

  • 死にがいを求めて生きているの

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    生きる意味とは何か。そもそも生きる意味なんてないんだからナンバーワンになろうとせず、オンリーワンで自分なりの生き方や幸せを見つければいい。
    でも、オンリーワンな生き方も結局、今の社会でどう生きるかという制限のなかの自由な生き方でしかない。つまり、どこまでいっても他人と比較されたり、相対的にこの人の生き方はよい、この人はよくないといった価値観のある社会で生きている。その価値観は資本主義社会、多数派が異性愛個体であること、教育現場のシステムなど、当たり前になっている今の社会の構造によって作られていると思う。

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    2025年12月10日
  • ままならないから私とあなた

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    子供が生まれることを想像して、「分からないものが怖い」という感覚を味わった主人公のその後の行動が面白かった。

    ITとかで便利になった時間を何に使うかはその人次第だし、ITで時間が増えても結局その時間は別のことに使うので、それが有意義かわからないが。
    ただ、時代は変化するし、いまの時代での 無駄で有意義な時間 というものがあるのであろう。

    まだ理解できない部分、腑に落ちない部分があったが、一旦このまま保留にして、自分がこの先の人生でこの小説を思い出す日を待つことにしよう。

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    2025年12月07日
  • 世界地図の下書き

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    この本に登場する子達は、様々な困難を抱えている。両親が亡くなって引き取られた先から虐待された過去があったり、退所して大学進学する希望が大人の事情で破れたり。子ども時代から順風満帆ではない、挫折がある人生だけど、彼らが彼ら自身と一緒に暮らす子ども達を否定することはない。その姿そのものが希望だと思ったし「失敗してもやり直せば良いし、困難から逃げても良い」と言うメッセージが優しく寄り添っていて素敵だと思った。

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    2025年12月07日
  • どうしても生きてる

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    健やかな理論

    別に死にたいわけじゃない。でも「もういっか」って思うことはある。そんなとき、手軽に死ねるツールがすぐ側にあれば、自殺も不思議じゃない。



    七分二十四秒めへ

    音楽を聴いていても映画を見ていても、何をしていても現実が迫ってくる。もう希望も何もないのなら、一時でもいいから現実から目を背けたい。だから中身のないくだらない動画を、今日も見るのだ。そのときだけは、救われるから。





    流転

    「好きなように生きる」ことと「嫌なことから逃げる」ことは違う。投げ出して逃げ出してばかりの人生では、どうしたって自分自身に対しての後ろめたさが付きまとう。


    遠い自分のために、時には信念を

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    2025年12月07日
  • 世界地図の下書き

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    ピュアっピュア!子供の、言語化できないもどかしさ、非力さを久々に思い出した感覚。なのに思いは真っ直ぐど直球だから、余計にもどかしい。

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    2025年12月06日
  • ままならないから私とあなた

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    ネタバレ

    久しぶりに朝井リョウさんの小説を読んだ
    「やっぱり好きだな」と感じた
    文章がすーっと頭の中に入ってくるから読みやすい
    それでいて考えさせられる

    価値観が違うからそれを押し付けあうのは違う気がする
    ただ、「ままならないから〜」の方は、努力型の雪子の性質を認めてあげることも必要なのではないかと感じる。だって幼い頃から雪子は薫の変?なところも認めてきてたから。

    現代風刺のような本、とても面白かった

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    2025年12月06日
  • 世界地図の下書き【電子特別版】

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    後半、少し中だるみしたが、サクサク読めました。今まで読んだ朝井さんのストーリーとは少し違う印象を受けました。

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    2025年12月04日
  • 何様(新潮文庫)

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    それぞれに共感できる部分があって、刺さる。「何者」も読み直して、より楽しめる。ゆとり三部作も大好きなので、朝井さんの価値観がたくさん入っていて嬉しかった。若林さんの後書きもよかったなぁ。

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    2025年12月02日
  • スペードの3

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    いくら待っていても、革命は起きない。持ち得るカードで自分から戦うしかないのだ。
    人生をトランプの大富豪に見立て、変わり行く周囲と変われない自分、取り残されることで初めて気付く惨めさを描き出す。自分の人生が向かう先は自分でしか変えられない、代表作『何者』にも通じる朝井リョウの一貫した世界観を本作からも感じます。
    愛季とむつ美、つかさの生い立ち、ミステリー要素のある美しい伏線回収も印象的でした。

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    2025年12月01日
  • 死にがいを求めて生きているの

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    ネタバレ

    雄介が言う人間は3種類いるという話が印象に残った。とりあえず働くのは、三つ目の人間に堕ちたくないから。自分はたまたま家族がいるので、雄介のいう一つ目の人間に当てはまるのかもしれない。でも、三つ目の人間とも言えるような気がする。というか、三つ目の人間になりたくないと思いながらなってしまっているような感覚になり、焦燥感に駆られることがある。今後子供が巣立ってしまったら、自分に何もない気がする。この辺りの雄介に共感したが、それも何だか自分でショックだった。自分は雄介と同じなんだと思った。自分が見たくない部分を書かれて、何だか処理しきれずぼんやりしてしまう。朝井さんの本は大体こういう衝撃を受ける。

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    2025年12月01日
  • ままならないから私とあなた

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    文章が好き ◯
    作品全体の雰囲気が好き ◯
    内容結末に納得がいった ◯
    また読みたい
    その他◯

    価値観を押し付ける人、苦手。

    読んでいて、ちゃんと苦しいです。

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    2025年12月01日
  • 武道館

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    【読んだ目的・理由】武道館に行ったから
    【入手経路】買った
    【詳細評価】☆4.3
    【一番好きな表現】つまり、怒るということは、自分の中にある器の許容量や、形をさらけだすということだ。(本文から引用)

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    2025年11月30日
  • 少女は卒業しない

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    11/29Audibleで。題名が良い!って思ったら短編集か…。音声で聞くには向いてるかもしれない。1編目朝井さん、JKの描写うまいな〜って思った。

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    2025年11月29日
  • 武道館

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    アイドルが好きな私からしたら、ベタなあるあるが多くて感情移入できるストーリーだった。
    アイドル史に残った事実が出てきたり、ありがちなエモい展開が出てきたり。
    アイドルって「偶像」という意味があるように、世間が作り上げた「正しさ」で成り立っていて、私が見ているアイドルも本物じゃないのだろうけど、できる限り本物だといいなあと思った。

    きっと私も、あるべき正しいと言われる姿の自分と、その時の本能で選択して動く自分って同じになる事はない。
    でもその選択を自分で正解だって思えるようにしていくことの連続で、人生が続いていくんだと思った。

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    2025年11月29日
  • 何様(新潮文庫)

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    『何者』のサイドストーリー。とはいっても、6つの話に分かれており、薄ら繋がりが見えるような感じで、どこでどう繋がってゆくのかな、と思わされるフリースタイルみたいな展開。
    人間は不器用で、人間を取り巻くものは複雑で白黒つけられる単純なものではない。このことを受け入れた上で単純に生きてもいい、と思えた。どこまでいっても単純に生きることは出来ないから。
    解説も良かった。自分の気持ちを忘れないようにここにメモしてるけど、解説を見てほしい。
    解説にあるように、自分の人生が進めば本から受け取るものも変わるだろう。
    自分がどう変わっていくのか、この本を時折読みながら確かめてみたい。エネルギーがいるだろうけど

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    2025年11月26日
  • 何様(新潮文庫)

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    読めば読むほど理香に惚れる(自分と重ねられるから)

    自分と重ねられるけど、もちろん理香の方が行動力も実践力も、痛々しい自分を受け入れる強さもあって、ここまで図太くなれるように、自分ももっと自分の出来ることを理解していきたいなと思った

    君島と理香を勝手に同一人物だと思ってた、じゃあ一定数そういう人間はいるって言う表現、、?
    1秒でも肯定的に心が動いたなら、それを誠実と呼ばせて

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    2025年11月24日
  • GOAT Summer 2025

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    今号は「悪」がテーマ。前回号もそうだったが、紙を特殊なものを何種類も使い分けており、出版物として挑戦的な試みをしていて、次回号も期待したい。

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    2025年11月22日
  • チア男子!!

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    子ども達がいい家庭で育っているんだな、という描写で微笑ましい
    安心して読めます
    溝口くんの家はちょっと毒親っぽかったけど

    今のスポーツって早くから各種目始める子ども達が多くて、中高になってから始めづらい雰囲気があるけど、大学生が素人から始め、上手くなっていくチア、良かったです

    息子、青春してほしいなぁ〜

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    2025年11月20日
  • 世にも奇妙な君物語

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    世にも奇妙な物語へのリスペクトを凄く感じました
    ゾッとするようなお話から
    不思議な展開でまさに小説の中で
    一人の作者が作り上げた世にも奇妙な物語の2時間スペシャルという感じ

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    2025年11月20日
  • 武道館

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    アイドルが人気を博しているのは数十年もの間変わらない事実であるが、その周りを取り巻く環境は大きく変わっているんだなと改めて実感させられました。

    愛子がイメトレと称して夜な夜な他のアイドルのライブ映像を見るときに、当たり前のように夜中まで観てしまえるくらい、何が好きなのか分からなくなってしまうくらい溢れている無料のエンタメ、音楽を聴くのにもわざわざお金を出してCDを買わずとも、スマホさえあればお金を払わずに簡単に聴きたい音楽にアクセスできてしまう。

    スキャンダルだって、昔は週刊誌記者が追える範囲でのみだったのが、仲間だと思っていた人や、見ず知らずの他人から向けられるカメラや発せられる情報でい

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    2025年11月17日