朝井リョウのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
競争がなくなっていく学校生活が、ちょうど世代だったと感じた。私たちの頃はギリギリ組体操あったが、大怪我した子がいたなと思い出した。私の小学校も今は無くなってしまったのだろうか。
何かに取り組み続けていないと、自分の生きている価値が分からなくて不安になる。何かを成し遂げなければ、この世界に少しでも名前を残さなければ、、、歳をとるにつれてそういった思いが強まっていく。その葛藤をテーマに書かれていてとても面白い作品だった。漠然とした思いが言語化されているだけでも、とても読む価値があったと思う。
朝井リョウさんの本は読んでいて当てはまるところが多いというか、心に深く刻まれるので結構体力を使う。だが、面 -
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ネタバレ少女は卒業しないは、読み終わったあとにじんわりと温かい余韻が残る、とても素敵な青春小説だった。
物語は卒業を控えた短い時間を描いているだけなのに、その中に詰まっている感情の量がとても豊かで、自然と引き込まれる。大きな事件が起こるわけではないけれど、だからこそ一つひとつの気持ちが丁寧に伝わってきて、「ああ、こういう時間あったな」と自分の記憶と重なる瞬間が何度もあった。
登場する少女たちもそれぞれに魅力があって、誰か一人に強く寄り添うというより、「いろんな気持ちがあるよね」と優しく受け止められる感じが心地いい。恋や友情にきちんと答えが出るわけではないけれど、その曖昧さも含めてリアルで、逆にそれ -
Posted by ブクログ
帯のとおり、本当に頭を使わずに読める、朝井リョウエッセイ!
すんばらしい経歴があり、数々の貴重な経験をしている、みんなが羨やむ人生に見えるけど、突然降りかかる災いと体調に振り回される日々でもあり、すごい人にもすんごい弱点があるもんだなと思わされる。
下記の言語化が私にも当てはまり、「確かに!」となった!!
「どうやら私は、条件が複数あるもの、つまり単純比較できないものを無理やり比較しなければならないとき、多大なストレスを感じるらしい。」(本書では物件探しが例に挙げられた。)
と同時に、これまで朝井リョウの本・ラジオから「面白い〜!」はあったけど「わかる、共感〜!」は感じたことなかったなと -
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ネタバレ短編集
最後の何様を読んで
やっぱり誠実かなあ
嘘をつかない若者と仕事がしたい。
訳のわからない理由で勝手に辞めないでほしい。
数回の面接ではわからない?
社会人になり長年たくさんの人たちと関わることになると、なんとなくその人の人となりがわかる気がします。
人事部の人は、採用時と採用後の人事考課を長年見ていると、人を見る眼の型が作られるのかもしれません
初めての面接官であれば、自分を何様と思わず、誠実に、誠実な人は誰かを考えるとよかったのではないかと思いました。それが先輩からの期待だったのでしょう
多様な人材を採用する現在の会社では、誠実さをどの程度重視しているのだろうか?評価の一 -
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ネタバレ直木賞受賞作の「何者」の登場人物の過去や未来について、6人のエピソードが書かれた物語。
事前情報が薄い中で読んでいたので気づかなかったが、読み進めていく途中で、これが前作の「何者」の登場人物に潜む謎を明かす物語だと判明する。
何者で、軽音サークルに所属し、就活のタイミングでは上手く思考を切り替えて内定をもらった光太郎の初恋の話や、留学やイベント運営など履歴書は優等生ながらプライドが高くどこか不器用で就活が上手くいかなかった理香と、同棲するちょっと厨二病風な彼氏の隆良との出会いなど、短編の物語が6作品綴られている。
特段、作品間で繋がりがあるわけでは無かったので、あくまで短編小説として読む