朝井リョウのレビュー一覧

  • そして誰もゆとらなくなった

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    面白すぎる。読みながら本当に吹き出したし、声出た。
    本当に、心の底から、文章が上手い人がエッセイを書くとここまで読ませるのか、と本気で思った。そもそもが汚い話が多めだし、多くの話が汚いところに帰結するのに、面白すぎてほぼ一気読みだった。特に結婚式の余興でマジックショーをする話が面白すぎて、夜中ひとりで爆笑している怪しい人になってしまった。人がいないところで読んでいてよかった。
    受動的だけど、変なところアクティブ。朝井リョウ、そのものが面白すぎる。

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    2026年08月18日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    ネタバレ

    この章にはまともな読者なら「またそんな汚い話して……」となる記述が頻出する可能性が高い。というわけで、「あ、私まともな読者じゃないんで~!」とヘラヘラしている方だけ、次のページに進んでいただければと思います。

    とあり、ページ捲ったら1行目から

    こんにちは、倫理観の欠けた皆さん。

    もうホント好きだわこの人

    マチュピチュのことを水浸し感のある単語と言ったり
    いろんな所でダンスしてたりニューヨーク行ってもウンコに振り回されて夜の町をウンコと散歩したり
    ずっとウンコで面白かった

    この本で知れたのは
    ・審査通り抽選当たれば誰でもランドやシーでパフォーマンスができる
    ・いいワサビほど粘り気が増す

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    2026年08月18日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    朝井リョウエッセイ三部作の最終巻。最終巻ながらやることなすこと相変わらず破天荒だった。ご本人にそのつもりはないだろうが…。ホールケーキの乱や新福さんの章が面白かった。ホールケーキ丸ごと一個食べるのはとても夢があるけれど、数が普通じゃない。普通一個だと思うじゃない。約一か月でホールケーキを五個以上食べるって、そんな…。サプライズバースデイ企画で首都高からでかでかと見える看板を作るのはすごい。サプライズの域を超えているしその次の年はどうするのだろう。朝井先生流のサプライズ、若干ズレてるところもあるが、企画力も集まってくる協力者もみんな全力なのが凄くいいなと思う。何より本人の行動力がすごい。私じゃで

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    2026年08月18日
  • 風と共にゆとりぬ

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    再読。肛門記のインパクトが大きすぎて内容はほぼ覚えていた。ずっと「どうしてそうなるの???」と疑問でいっぱいだった。エッセイはその作家の作品や作家自身をある程度知ってないと面白くないだろうな~と思っていたけれど、朝井リョウ先生のエッセイは何も考えずに読める。エッセイの性質上、作者におこった出来事を追体験することができるが、あまりにも未知の世界すぎて「世界は広いなあ…。」などと思った。面白い人に出会う率高すぎるのでは…(なおご本人も面白い人の模様、奇行が多い)空回りダンスや惨敗バレーボール、歯医者との攻防や、もはやおなじみになってしまった柚木麻子さんとのサプライズ企画。起こる出来事も出来事だけど

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    2026年08月18日
  • 死にがいを求めて生きているの

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    エッ!?と途中で最初を読み返してしまった、こういう本でえすき

    雄介みたいな人間まじで嫌すぎる
    でもお父さんの職場の体験はキツかった

    だったら今日が、何かが変わる前日なのかもしれないって、思おうよ
    ⬆️好きだな〜と思ったのにクソむかつく

    人生人に期待しなくなってからすごく楽だし生きやすいけど、生きがいがなくなると毎日が本当ただの消化試合になる。生き甲斐がなくてもどころかない方が生きやすいけど、自分の為に生きるために自分を追求することを続けていける根性がないと生き辛くなるのかな。


    以下好きだったところ

    絶対と唱えた願いが叶わなければ立ち直れなくなるほどショックを受けたかったし、祈りが実

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    2026年08月18日
  • 風と共にゆとりぬ

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    「ゆとり三部作」の二作目。

    一作目で触れられていた出来事のその後もあり、続けて読むことでさらに楽しめる一冊だった。

    今回も、自身に起きた出来事を軽快なテンポと見事な表現で面白おかしく描いていく。中でも痔瘻の手術体験は、本人にとっては決して笑い事ではなかったはずなのに、その状況や感情の切り取り方がおかしくて、何度も笑ってしまった。

    私自身も「ゆとり世代」と呼ばれる年代に重なっていることもあり、「そうだよなあ」と頷きたくなるところも多かった。世代をめぐる感覚や、その時代を生きてきた人ならではの空気が、笑いの中に自然と混ざっているのも楽しい。

    そして個人的に一番好きだったのは、家族とのハワイ

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    2026年08月17日
  • チア男子!!

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    晴希、一馬と少々アクの強い愉快な仲間達で送る男子チアの青春群像劇。代表作『何者』や『イン•ザ•メガチャーチ』とは打て変わって、自分たちの演技を誰かに見て貰いたいや出来なかったことが出来るようになりたいという登場人物たちの正の感情をエネルギーに前へ進んでいく物語です。仲間内で懇意にしている定食屋があったり、メンバーそれぞれが活動に求める意義やレベルに食い違いがあったりなど大学の部活動あるあるも随所で描かれており、朝井リョウならではの学生生活に対する解像度の高さは本作でも健在でした。個人的には無尽蔵の箴言で場をいなしつつも、たまには本当に良いことを言う溝口のキャラクターが好きすぎます。
    運動経験や

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    2026年08月17日
  • スター

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    朝井リョウさんのさ作品はやっぱり好きだなあ。このなんとも言えない、言葉では本当に説明ができない…
    ずーっと思考を巡らせている感じ?正解も間違いもない世界を漂っている感じ、個人的には大好物です。
    スターは親友2人が同じようで違う道を進んでいく過程を表現している作品。最後の方で再会した時グッとくるものがありましたね。

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    2026年08月17日
  • もういちど生まれる

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    2015/11/23
    1回目 ★★★⭐︎⭐︎

    2026/8/15
    2回目 ★★★★⭐︎


    自分は特別な何かを持っていると、
    自分だけは違うと思っていたあの頃。

    何にでもなれると思っていた遠い遠い将来は、
    思ったよりもずっと近くにあって。

    それは線香花火のように、
    最後の力を振り絞ってもがき輝く。

    若さという輝き、それ自体がなんなのかわからぬままもがき苦しみながら、別の光を見つけて、大人になっていく。

    あの一瞬、一瞬を切り取って、
    言葉にしていく。

    初めて読んだ時は、痛くて苦しかったのに。
    大人になったいま、美しく輝いて見えた。

    朝井リョウは天才だ。

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    2026年08月16日
  • 死にがいを求めて生きているの

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    「生きがい」にまつわる話。
    雄介と智也は結構極端なキャラ設定だったけど、冒頭の病院のやりとりからは想像もできない関係性と背景があり、大変面白かった。

    印象的だったのは与志樹から暴走するめぐみに伝えた言葉で「大きな社会問題に立ち向かいとか、そういう姿を誰かに見せつけたいからとかではなくて、目の前にいるめぐみの隈を消したい。それじゃダメなのかな」
    ここは一番共感できたな、、
    何かに取り組む時って社会的な場面ほど、かつ年齢を重ねるほど何か大きな意味を持たせなきゃいけないという切迫感があるけど、別に目の前の個に関することでも十分なんだと思う。

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    2026年08月16日
  • スペードの3

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    ある歌劇団出身の舞台俳優と周辺の女性3人の物語
    各話それぞれの主人公視点で展開していき、別の物語の主人公の影響を受けたり受けなかったりと繋がりもあって面白い

    表題のスペードの3はまさに小学校の女子というか女性の集団あるあるだった

    どの話も主人公の考えに共感できるところが多く、物語に引き込まれた

    全話、主人公が自分の物語を始められた、という終わり方だったので嫌な感じは全く残らなかった

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    2026年08月16日
  • 何者

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    誰かになりたくて頑張る自分。
    人は人、自分は自分、私が頑張っていることが人に何を言われようと関係ないんだ。
    そんなことを思っている自分。

    そんな中に、あの人は何も考えず呑気だ、インスタで人に見せびらかしたいだけでしょと思っている悪い自分もいる。

    この悪い自分を見透かされているような小説だった。

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    2026年08月22日
  • イン・ザ・メガチャーチ

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    オーディブルで通勤中や、家での片付け、掃除などの時に聞いた。

    令和と推し活と宗教と。
    違和感の分解と、視野狭窄の心地よさ。

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    2026年09月13日
  • 星やどりの声

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    爽やかで優しい。先日正欲を読んだところだったので
    、こんなに爽やかな朝井リョウの作品もあるのだなと思った。
    6人兄弟姉妹一人一人の視点から描かれる、それぞれの苦悩や感じ方、どれも違っているのにどれも自分1人でしっくりくる感情・感覚の表現になっていてすごい。
    最後の丸め方や父親像はロマンチックに綺麗になりすぎていて小恥ずかしいような気もしたが、それぞれの想いが詰まった素敵な物語だったと感じる。

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    2026年08月15日
  • スター

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    朝井リョウの書く本には根っからの良い人は出てこなくて、そういう人はみんな内面では保身的なのがリアルに書かれてる。現実もそうなのかなと思ってしまう。
    人の描かれ方にすごく説得力があるけれど、別の人視点で急にひっくり返されそうな感じもあり(実際よくひっくり返される)、疑って読んでしまう。
    普段実用書を読む人も読む小説なのかもしれない。
    解説がなんかちょっと欲しい解説と違う。本のテーマ的に、解説書く人が文芸寄りじゃなく、今どきの人、になるからかな。

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    2026年08月15日
  • 死にがいを求めて生きているの

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    ネタバレ

    学生団体RAVERSの章で、留学生が「おままごとはおしまい」と発言した場面にドキッとさせられた。

    誰かと競いたいわけではないのに、
    自分が安心したいがために誰よりも努力し、
    優れた人間になりたがる 、「私は有能な人間ですよ!」と思っていないと、その場にいることができない。

    それは、
    他人と比べて劣っている自分を直視できない、許すことができないからなんだなぁと読みながら感じた。

    恥ずかしいことに自分にも当てはまっていて、日々の生きづらさが可視化された小説だった。

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    2026年08月15日
  • 死にがいを求めて生きているの

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    タイトルに惹かれて読みました。
    人と比べない、順位をつけないという時代が急に訪れ、オンリーワンでいいという言葉が流行った時代。その言葉に心打たれ、それでいいんだと頭では分かっていても、自分の中での他者との比較は終わらず、他人と何か違うものをしなければ、自分が輝ける場所を探さなければと長年自分も苦しんできた、そして苦しんでいるなと気付かされました。そして、自分の人生を振り返り、これからどんな生き方をしていきたいか見つめ直すことができました。モヤモヤする気持ちや自分で見てみぬふりをしていた気持ちが言語化されていて、目を塞ぎたくなるような感覚と同時に、スッと心に入ってくる感覚がありました。

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    2026年08月15日
  • 桐島、部活やめるってよ

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    この世の全てのことが学校の中で完結してると思い込んでる…そんな学生時代
    今思うとホントに狭い世界で、勝手に逃げ道がないと思いこんで、だから必死で人間関係を構築する
    がんじがらめだ
    「真っ白なキャンパス」確かに悪魔の呪いだな
    「下」と思っている人間が、じつは「上」からは
    「上」と思われてることもあると思うと
    お互いの歩み寄り次第なのかなと思う
    この世界ではそれが一番難しいんだろうけど…
    ただ、かすみの存在にすべて救われた気がした

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    2026年08月15日
  • 何者

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    就活に関して、世の中の当たり前への反発、挫折感、ねたみ、衝突。就活する大学生らの間に、同じ就活仲間なのに就活を小馬鹿にしたり忌み嫌う態度をとる心は、昭和の頃からあったと思う。いちご白書をもういちど、22才の別れ、とか。作品後半で、葛藤や強がりを相対オフラインの会話でずばり指摘する部分が迫力があって、怖いくらい。さすがの書きぶり。仮面をはがされていく側のタジタジ感もリアルで、目が離せなくなりました。本作品ではSNSのやりとりなど当世風でリアリティにみちた語り口でしたが、私のような昭和のおじさんには少しとっつきにくさがありました。

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    2026年08月14日
  • チア男子!!

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    朝井作品は、だいぶ前に『桐島、部活やめるってよ』を読んだきり。
    私にとっての二作目は、朝井さんにとっても、第二作だったとのこと。
    本作は2010年に刊行されている。
    もう十五年以上前だ。

    物語が転がり始めると、語り口も軽やかで、登場人物たちがべらべらしゃべりはじめ、スピード感のある展開になる。

    が、この小説、はっとする描写が多い。
    一馬のやさしくなった声を聴いた晴希が「心の近くをひっかかれたような気がした」と感じる描写。
    水や光の描写が美しい。
    夜の屋上でペットボトルの水を投げて渡すシーンの「水が夜の光を受けて自由に波打つ」。
    こうしたものがなければ、ただのウォーターボーイズの二番煎じにな

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    2026年08月13日