朝井リョウのレビュー一覧

  • もういちど生まれる

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    大学生前後の若者たちの5つの物語が綴られた短編5作品。作中に描かれている人物の、別視点での物語が展開されていき、章が変わるとイメージしていた人物の別の一面が見えてくる。
    若者ならではの葛藤や、何者かになることへの憧れ、そうなれない自分への絶望、他者への羨望や妬みなど、青々とした描写が鮮明に描かれている。
    自分の大学生時代の記憶を思い出しながら、もどかしさや焦ったさ、憧れなどを思い出させてくれる作品だった。

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    2026年05月04日
  • もういちど生まれる

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    若さゆえの自分に期待してる感じ、それに相反して周りと比較して妬んで嫉妬して一喜一憂する感じが
    学生の時の私にもあった感情だなと懐かしく思えた。あの頃はなんだが色々なことがキラキラして見えたり憧れを抱いたりしたけれども、それ以上に嫉妬や後悔、不安な気持ちが大きかったのかもなぁとも思う。30代に突入した私に色々淡い未熟な感情を思い出させてくれた大切な作品だった。

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    2026年05月04日
  • どうしても生きてる

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    短編集って内容薄いイメージがあるから嫌いだったんだけど、一つ一つの話が下手な長編より濃かった。

    短編集も悪くないなと思わせてくれる一冊だった。

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    2026年05月04日
  • 死にがいを求めて生きているの

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    今春社会人になった彼女からのお勧め。
    だいたいにおいて、どっぷり昭和世代にとっては難しい・・・作家さんです。
    でもまあまあ読んでますが…
    一人一人は違いますが、こんな風だよね‥‥と思うことは‥
    それぞれに思い悩むことは、時代によって変わる(?)かな・・・・

    いつの時代も現役世代の悩みは尽きない…現役を退きつつある…物の繰り言

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    2026年05月04日
  • 何様(新潮文庫)

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    ネタバレ

    短編集

    最後の何様を読んで
    やっぱり誠実かなあ
    嘘をつかない若者と仕事がしたい。
    訳のわからない理由で勝手に辞めないでほしい。

    数回の面接ではわからない?

    社会人になり長年たくさんの人たちと関わることになると、なんとなくその人の人となりがわかる気がします。

    人事部の人は、採用時と採用後の人事考課を長年見ていると、人を見る眼の型が作られるのかもしれません

    初めての面接官であれば、自分を何様と思わず、誠実に、誠実な人は誰かを考えるとよかったのではないかと思いました。それが先輩からの期待だったのでしょう

    多様な人材を採用する現在の会社では、誠実さをどの程度重視しているのだろうか?評価の一

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    2026年05月04日
  • ままならないから私とあなた

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    雪子の方に強い共感を覚えながら読み進めたが、最後の最後で薫の方に傾いたかもしれない、、、。人間のいいところとしても悪いところとしても挙げられる、「ままならない」って本当にぴったりな言葉だと思った。

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    2026年05月03日
  • 世にも奇妙な君物語

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    ネタバレ

    まったく前情報知らずに読んだけど、なるほど世にも奇妙な物語笑
    最後に大どんでん返しが来る感じ。
    最初の話は普通にホラーだったけど後の話は奇妙な感じで面白かった。

    2つ目のリア充裁判は読み返しても最後の落ちがわからなくて、ネットでネタバレ見て納得。
    3つ目が割と好きだったかな!

    短編5つで気軽に読めるお話でした。

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    2026年05月03日
  • スペードの3

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    自分の感情の奥底にある、普段は見えない(見ないようにしている)部分まで言語化されていて、若干苦しくなるときもあった。でも、そういう気持ちを悪だと捉えて見ないようにする必要はなくて、自分の中で噛み砕いて、時に苦しくなりながらも前に進むことができるのだと感じることができる内容だった。
    帯に書いてた「私は、私のためによくなりたい」というフレーズが刺さった。

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    2026年05月03日
  • 死にがいを求めて生きているの

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    私がずっともやもやしてた考えを言語化してくれた作品。私たちは競争という社会から徐々に離されていき、ありのままの自分で、やりたいことを追求して確立していくような世代である。しかし自分らしさなんて何もわからないし30を過ぎても何者にもなれてない。自己否定に苛まれ自滅してしまいそうな瞬間もあった。ただこの作品では、そのような現象は平成の産物であると表現している。我々は自己肯定をするために他者と比較し自分の方が優っていると確認作業をしながら生きている。自分を否定してくる他者を攻撃する。対立は目に見えないところで続いている。環境がどれだけ豊かでも満足して生きられない、欲張りな人間という生き物である私。

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    2026年05月02日
  • 何様(新潮文庫)

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    ネタバレ

    直木賞受賞作の「何者」の登場人物の過去や未来について、6人のエピソードが書かれた物語。

    事前情報が薄い中で読んでいたので気づかなかったが、読み進めていく途中で、これが前作の「何者」の登場人物に潜む謎を明かす物語だと判明する。

    何者で、軽音サークルに所属し、就活のタイミングでは上手く思考を切り替えて内定をもらった光太郎の初恋の話や、留学やイベント運営など履歴書は優等生ながらプライドが高くどこか不器用で就活が上手くいかなかった理香と、同棲するちょっと厨二病風な彼氏の隆良との出会いなど、短編の物語が6作品綴られている。

    特段、作品間で繋がりがあるわけでは無かったので、あくまで短編小説として読む

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    2026年05月02日
  • 何様(新潮文庫)

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    ネタバレ

    何者のその後って感じなんだろうけど、2冊で1冊のような、個人的には何様の方が好きだった。

    結局「何者」に出ていた瑞月は母親だけじゃなくて父親にも裏切られて、夢も何者かになることも出来なくなったのが悲しいなぁ…

    そしてサワ先輩がやっぱり良い人で良かったし、また理香みたいなめんどくさい系かと思っていた君島さんが本質をついていたのもいい終わり方でした。

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    2026年05月01日
  • 桐島、部活やめるってよ

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    スクールカーストの解像度が高い!!

    大人になった今だから俯瞰して読めるけど学生時代には刺激が強いかもしれない!
    あの世代の若者たちにとって学校は世界のすべてで、その狭い世界の中でどう立ち振る舞うかがこれからの人生とか家族との時間とかよりも大事で、どう考えても生きづらそうすぎるだろとは思うけど、でもそういう過程を経たからこそ大人になれているんだろうなとも思うし、かと言ってそういう過程を経ないと大人になれないのかと言われたらきっとそんなことはないし、学校って本当に特殊で複雑な小さな世界!そういう未成熟さが危うくて、だから未成年は庇護の対象なんだよなと納得したりしつつ、そういう不完全さに愛おしさを

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    2026年05月01日
  • ままならないから私とあなた

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    めんどくさいことに意味がある、それに共感しながら読み進めていきながらも、これまでになかった新しいものに、人間的な何かが宿る。そうやって巡ってきたというセリフには図星をつかれた。
    ままならないから自分は自分でいられる。

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    2026年05月01日
  • 何様(新潮文庫)

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    何者、を読んだのが何年も前なので人物全然覚えてなくて、全く関係ないオムニバス的なものとして読んだけど十分楽しめた。

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    2026年05月01日
  • 武道館

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    私にも推しがいて、推しのことが頭に浮かびながら読ませてもらいました。 
    なので、とても読みやすかった。

    アイドルをやめたあとも、その人の人生は続いてく。

    当たり前なんだけど、そのことを念頭において、応援していこうと思いました。

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    2026年04月30日
  • わたしの名店

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    テーマごとにお気に入りの店ととっておきの一皿、それにまつわるエピソードがまとめられた1冊。
    大好きな作家の澤村伊智が寄稿しているというので読んだ。澤村伊智、なかなかエッセイなどは書かないので……。
    タイトルの通り、書き手がこよなく愛する料理のことを書いているのと、そうに至ったエピソードがあり、読んでいて楽しかったし料理の描写がおいしそう。お腹すく。
    前後で読んでいた本がわりと重めだったからいい息抜きになった

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    2026年04月29日
  • 世にも奇妙な君物語

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    短編5作でひとつひとつの作品は淡々と読み進められる。最後の作品ですべてが繋がるので5作目は一気に読んでしまった。
    なかでもコミュニケーションがテーマのリア充裁判は身近なトピックでSNSが当たり前の現代で他者との関係構築を考えさせられるきっかけになった。

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    2026年04月29日
  • スター

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    SNS時代における質と価値のあり方がテーマのお話。

    特別な才能があるわけではない人でも、日々の発信の積み重ねによって誰かにとってのスターになり得る。かつては限られた人だけがスターと呼ばれていたが、今はそれぞれのコミュニティの中で輝く存在が生まれる時代になり、閉じた空間の中であっても、そこに確かな価値を見出してくれる人がいれば、その人は紛れもなくスターなのであるということが書かれていました。

    本来比べられないものを同じ土俵に載せて、どっちが優れていて、こっちは劣っていると比べ続けていると許せないものが増えてきてしまう。
    誰かにとっての質や価値は、その人自身にしか判断できないものである。

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    2026年04月29日
  • 桐島、部活やめるってよ

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    朝井リョウさんは高校生なのか、女性なのかと思ってしまうほど解像度が高かったです
    思春期の不安定な気持ちや人の関係性は、大人になった今でも心に刺さりました
    共感できます
    題名の付け方もいいですよね

    インザメガチャーチもとても面白かったですが、本書や少女は卒業しないのような青春ものも読みたいです

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    2026年04月29日
  • 星やどりの声

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    亡き父の残した喫茶店「星やどり」を三男三女母ひとりで営む家族の物語。

    人や物音や気配の声によって、父に向けた寂しさや愛情・信頼が清らかに現れている。

    父が残したものは家族の輪。

    末っ子『真歩』、最後に長女『琴美』は涙なしでは読めなかった。

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    2026年04月28日