朝井リョウのレビュー一覧

  • 生殖記

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    長くてなにも起こらなくて、スマホを見ずにただ本を読んで脳を休憩させたいと思ってる私にぴったりの本だった。
    この本は内容的にも、今の私にぴったりだった。生産性のあることばかりを追い求めなくても良いと気づかせてくれた。今日を充実させないといけない、と毎日生き急いで、成長への焦りを感じていた私の気持ちを落ち着かせてくれた。
    ゆっくりお菓子だけ作る日、いいなあ。

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    2026年06月16日
  • 風と共にゆとりぬ

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    順番は前後したがゆとり3部作を読み終わった。
    やはり面白すぎる。特に最後の『肛門記』は本当に笑ったと同時に大変でしたね…と声を掛けずにいられない笑
    エッセイを読んで朝井リョウさんの人となりを理解した上でエッジの効いた小説を堪能して行きたい!

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    2026年06月16日
  • スター

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    ネタバレ

    『スター』は、創作と評価について真正面から向き合った作品だった。

    映画監督を目指す尚吾と、動画配信の世界で活躍する紘。対照的な二人の姿を通して、「良い作品とは何か」「評価されることにどんな意味があるのか」を考えさせられた。

    SNSや動画配信が当たり前になった現代ならではのテーマを扱いながらも、単なる時事ネタに終わらず、創作に情熱を注ぐ人々の葛藤や成長が丁寧に描かれているのが印象的だった。再生回数や数字では測れない価値がある一方で、多くの人に届くことにも確かな意味がある。そのどちらも否定せずに描いているところに好感が持てた。

    何かを作ったことがある人なら、登場人物たちの悩みや焦りに共感せず

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    2026年06月15日
  • ままならないから私とあなた

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    昨今の効率化、AIを活用した自己完結化、IT化に疑問を感じ、便利さは利用しながらも、スマホのなかった時代に子ども時代を過ごせてよかったとか、これから歳をとって社会についていけるのだろうかと不安を感じる方の人間です。薫の意見により、自分の価値観を客観的に説明された気がします。辛辣だけど、なるほどなと思った。でもやはり、雪子の語ることに強く共感した。

    正反対の価値観を持ちながら、ずっとお互いをかけがえない存在として疎遠にならずに歳を重ねたのは、お互いがそれぞれにとって魅力的だったからだろうし、わかる。ただ、薫の雪子に対する執着が強めに感じた。私が読み取れていないだけだろうか?

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    2026年06月15日
  • 生殖記

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    ネタバレ

    読むんじゃなかったとちょっと後悔するほどに、何かが抉られる感じがした。
    人間とは、生きる意味とは、と自分に問い直さざるを得ない…誤魔化して生きていることが曝け出されるような…いやきついよ!!笑

    語り口はひょうきんでポップなんだけど、話している内容が刺さってもう…!!
    メンタルが弱っているときには読まない方が良いかもしれない。私は回復期に読んだので、また落ち込みそうで恐ろしくなった(ギリセーフだったが)。

    最後、変われなかったのがリアルだったなぁ…
    私はどうなんだろう?

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    2026年06月15日
  • スペードの3

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    何故ハートの2なのかわからなくて、少し検索してスッキリした 相手の動きをみて自分の行動を決めてることを人に話した時に「卑怯ですね」と言われたことを思い出した

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    2026年06月14日
  • イン・ザ・メガチャーチ

    ネタバレ 購入済み

    苦しくなった

    自分の仕事に活かせるのではないかと読み進めましたが、どちらかというと「オタク」側に寄り添ってしまって苦しくなってしまいました。

    孤独を自覚することの辛さ、それを何かで埋めて自分を使い切る、そうさせるための物語…
    世の中はそれらで満たされているってことなんですかね。

    #切ない #共感する

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    2026年06月14日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    独自の世界観で物事を見ている様が包み隠さず綴られています。
    これ以上無いほど軽い気持ちでにやにやしながら読み切ってしまいます!これは著者が望んでいる部分かと思いますので、強調しておきます。
    俯瞰で見つつ、斜に構えつつ、でも核心を突いている点がたくさんあり、まんまと3部作全て読んでしまいました。

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    2026年06月13日
  • 桐島、部活やめるってよ

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    高校の色んなきらきらが詰まっててよかった( ᵕ̩̩ ᵕ̩̩ )

    これ題名だけみて「主人公桐島ね」とか思っていたらまさかの桐島視点のお話さえなくていい意味で裏切られたよ⭐︎
    でもお話に出てくる人みんな少ーしずつ桐島やその周りの人との関わりがあって、それぞれの物語を持っていて。

    「本当は、世界はこんなにも広いのに、僕らはこの高校を世界のように感じて過ごしている。」
    ほんとこれです
    学生の時なんて、特に中高は学校が全てなんだよね
    それが世界なんだ
    せっまい世界で生きてたんだ
    その世界の中で知らないうちに影響を与えたり、与えられたり、憧れを抱いたり、好きになったり、嫌いになったりしてんだなって。

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    2026年06月13日
  • 死にがいを求めて生きているの

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    どのように表現をしたら良いのか難しい

    生きがいは実は死にがいなのか

    人生に目的を持つ意味や生き方を考えさせられる本だった

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    2026年06月12日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    ・シリーズ3作目。相変わらず、頭を使わずにただ楽しく文章を読むことができた。

    ・「年齢を重ねるにつれて、押せなかったスタンプは増える。選ばなかったほうの人生が顔を出し、後悔に心を支配されるときはいつ何時でも訪れうる。そんなとき私はきっと、・・・このエッセイに書き連ねたようなくだらない記憶たちのことを思い出す気がしている。その、押したくてたまらなかったスタンプを押せてたとしてもたぶん「こんなものか~」なんだよ、と」

    ・続編をゆるーく楽しみにしてます。

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    2026年06月09日
  • 桐島、部活やめるってよ

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    朝井リョウと同い年だから昔の中学、高校の部活帰りの情景が浮かんで懐かしい気持ちになった
    あの頃は家、学校の狭い世界で生きてて今考えればどうでも良い取るにたらない事でもその世界が全てだったからたくさん悩むし繊細だった
    学校の見えない上下のカーストも懐かしい

    iPodのホイールをくるくるなぞって音量を上げる
    がめっちゃ刺さったw

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    2026年06月09日
  • 世界地図の下書き【電子特別版】

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    ようやく読むことができました。


    朝井氏が『何者』で直木賞受賞後、第一作目となるこちらの本『世界地図の下書き』は、児童養護施設「青葉おひさまの家」で暮らすことになった子ども達を描いた作品です。



    すごく読むのに勇気が要りました。

    だって、様々な事情を抱えて親と離れて暮らす子ども達を直視できるのか不安で……。

    やはり途中で何度も読むのをやめました。

    そして、辛くなっては朝井氏の『風と共にゆとりぬ』を読み、正気を保たせました。(推奨)



    どうしてそこまでしてこの本を読もうと思ったのかと言いますと、知り合いの子が児童養護施設に一時保護されたからです。

    朝井さんならきっと子どもの気持

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    2026年06月09日
  • 死にがいを求めて生きているの

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    朝井リョウさんって、オチをつけるというよりも、社会をものすごく鋭い目で観察する過程を書いてくれるから、そこがずっと好き。自分の醜い部分を思い出させてくれる。

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    2026年06月08日
  • 死にがいを求めて生きているの

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    伏線回収も多くて、また最初から読み直したいと感じられた。
    読後がすっきりしない。内容がよくわからない、というよりは、それぞれの登場人物の生き方や考え方に共感できるところが多くて、自分の軸が定まらなくて、すっきりしない。
    その点で、現代に生きる私たちの価値観がよく描かれているように感じた。
    私は智也の生き方に近いと思っていて、生きがいとなる軸がずっとあったが、育った環境が違えば雄介のようになったとも思うし、同じ環境だったとしても誰かを傷つける側に回った可能性もあったなと感じていた。だから、雄介や智也が自分の人生を振り返る過程で、共感してしまう点が多かった。
    ナンバーワンよりオンリーワンの思想にな

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    2026年06月08日
  • 武道館

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    選択、心や環境の変化、立場ではなく個人としてのあり方などを考えさせられる内容で、それまでの内容がしっかり後の感情に繋がる感じもとても読みやすいなと思った。
    アイドル側のお話だけど、自分にも推している人がいるのでファンとしてのあり方なども考えさせられた。

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    2026年06月08日
  • 桐島、部活やめるってよ

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    初めての朝井リョウは、「イン・ザ・メガチャーチ」だった。
    そして「スペードの3」を読み、今回やっとデビュー作である。
    タイトルにある桐島くんは、一切登場しない。
    「桐島くんが部活をやめる」という一つの事象が、同級生たちの「高校生活」という小さな世界を揺れ動かす。
    桐島くんがどんな人なのか、それは各章の主人公や登場人物たちの目を通してしかわからない。
    そして、どうして桐島くんが部活をやめてしまつまたのか、本当のことは誰にもわからない。
    そして、高校という彼らにとっての世界では、上とか下とか、目立つとかダサいとか、そういうのが全ての基準であり、法律だ。
    その感覚が、かつて高校生だった私にももちろん

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    2026年06月08日
  • ままならないから私とあなた

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    他者との「違い」についての物語。

    ある登場人物の意見肩入れして「いいぞ、よく言った!」と思ったら次のページでこてんぱんに言い返されて「それもそうだな……」みたいな気持ちになるのの繰り返しだった。まさに他者との違いを抱えたまま生きていくことについてまっすぐに書いた本。

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    2026年06月07日
  • どうしても生きてる

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    なぜ、朝井リョウはここまで鮮やかに人間模様と心理をチョキチョキと切り取ることができるのか。

    どの話も心がちくちく突かれるのだが、最後の短編「籤」が、自分の今の状況と合っていて、やられた。

    「人間は、男はこんなにも醜くてどうしようもないんだって曝け出してる風でいて、どこかで、だから仕方ないよね許してね、ここまで曝け出したっていう勇気のほうを評価してねって開き直ってる感じが嫌なんですよ、私」p.293

     みのりは思う。
     何でも洗いざらい吐露すること、人間が抱く醜さを抉り出すことが"誤魔化しのなさ”、”嘘のなさ”、快感を生むほどの"正直さ”だなんて褒めそやされるのは、暗転

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    2026年06月06日
  • 風と共にゆとりぬ

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    頭を空っぽにして笑えた贅沢な爆笑エッセイ集でした。特に「ハワイ旅行」のポンコツな珍道中と、「肛門記」のインパクトが凄すぎます。
    お尻の悲劇を圧倒的な語彙力で描き切る文才の無駄遣いっぷりに笑いました。ニヤニヤが止まらなくなるので、外で読まない方がいいです。
    くだらない日常を極上のエンタメにしてしまう朝井リョウ、魅力的な作家です。

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    2026年06月06日