【感想・ネタバレ】死にがいを求めて生きているののレビュー

あらすじ

誰とも比べなくていい。
そう囁かれたはずの世界は
こんなにも苦しい――

毎日の繰り返しに倦んだ看護師、クラスで浮かないよう立ち回る転校生、注目を浴びようともがく大学生、時代に取り残された中年TVディレクター。交わるはずのない彼らの痛みが、植物状態の青年・智也と、彼を見守る友人・雄介に重なるとき、歪な真実が露わになる。自滅へひた走る若者たちが抱えた、見えない傷と祈りに触れる物語。

文庫版特典:特別付録/本作と螺旋プロジェクトに寄せて
解説/清田隆之

【電子版巻末に特典QRコード付き。〈螺旋プロジェクト〉全8作品の試し読みを読むことができます】

※〈螺旋プロジェクト〉とは――
「共通ルールを決めて、原始から未来までの歴史物語をみんなでいっせいに書きませんか?」伊坂幸太郎の呼びかけで始まった8作家朝井リョウ、伊坂幸太郎、大森兄弟、薬丸岳、吉田篤弘、天野純希、乾ルカ、澤田瞳子による前代未聞の競作企画

〈螺旋〉作品一覧
朝井リョウ『死にがいを求めて生きているの』(本作)
天野純希『もののふの国』
伊坂幸太郎『シーソーモンスター』
乾ルカ『コイコワレ』
大森兄弟『ウナノハテノガタ』
澤田瞳子『月人壮士』
薬丸岳『蒼色の大地』
吉田篤弘『天使も怪物も眠る夜』

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ゆとり世代には刺さります。
朝井りょう作品でダントツ好き。
他人事じゃないよな〜こういうとこあるある。
客観的視点を与えてくれます。

大学独特の空気感も懐かしい。

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2026年07月16日

Posted by ブクログ

題名のインパクトに負けて読んだ。
大学生の自分、今この本に出会えてよかったと思う。
手段と目的の逆転、生きがいではなく死にがいを求めてしまう、変わるもの、変わらないもの。
受け入れることもまた一つの手段である。
時系列が少し入れ替わってるこの感じ好きかもしれない。もう一度読み直したくなる。パラパラ見ただけだが、細かな伏線が張り巡らされている。これ系は最初は少し面白みを感じないけれど、読んでるうちに抜け出せなくなる。“読みがい”がある。
確かに自分も誰かのために何かをやっていないと、何かをやっている自分でないと落ち着かない。これは人間共通なのではとも思うけど。

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2026年07月07日

Posted by ブクログ

今の自分に合っていたのか、人生本になった。何が苦しいって訳じゃないけど、どうしようもなく苦しい人生を言語化してくれて、同じようなことを考えている人がいることをしれたこと、分かって貰えたというだけでそっと寄り添ってくれたような安心感があった。

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2026年06月27日

Posted by ブクログ

ネタバレ

-ありのままでいい
そんなことを言い始めた人は既に生きがいを見つけていたのだろう


朝井リョウさんの作品を読むのは3回目だ。

私は朝井さんが紡ぐ言葉と話の展開の仕方が大好きだ。
どうしようもなく痛くて苦しくなるが読後の重みが大変心地いいのだ。

本作の堀北雄介と私は似ていると思った。
私も彼と同じで死ぬまでの役割-死にがい-が欲しいだけなんだと。
だから私は今日も、終わりなんてないと分かっていながら今の『生きがい』に心血を注いでいる。

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2026年06月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

順位付けとか相対評価がなくなったせいで目に見えるわかりやすい自分の価値を示すものがなくなった結果、対立する相手、事象を自ら作り出してそれに勝つことで価値を証明して正当化するような社会になってしまっていて、もちろん平和がいちばんだしわたしも基本的に争いが嫌いだけど、誰かをを傷付けない対立、競走は発展にも繋がるし全てなくす!じゃなくて、結局人によってとか見方によって全ての事柄に良い面悪い面が絶対にあるから、大事なのはそれとどう向き合っていくかであって、使い方を間違えないように思考し続けていくのが大切だなと思った。
あなたはこういう人!自分はこういう人!って型に当てはめすぎると視野が狭まるし、誰にだってそういう側面がある部分でも、やっぱりそうだった!が何個か重なるともうそういう人にしか見えなくなってしまって本来のその人がわからなくなるから怖い。今で言うとMBTIとか発達障害とか、そういう傾向がある、誰にでも当てはまる、くらいで考えなきゃいけないね

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2026年06月14日

Posted by ブクログ

なかなか吸収するのが難しい内容だった。平成生まれの身として、対立をなくしていく文化になっていくことを痛感している。でも現在は自分との対立に移行している。どっちがいいとかはないけど、自分との対立という意味では、自分がその対立をどう自分で解釈するかによって、苦しみや抱えるものが人それぞれ変わるのかもしれない。自分自身も含めて対立で人を傷つけることがないようにだけ、気をつけていかなければ。

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2026年06月09日

Posted by ブクログ

大変面白かった。メガチャーチや生殖記でも感じたが、暴走した・イタイ若者、無気力な若者、残酷な中年世代を描写するのが恐ろしいほど上手いと思う。
生きがいなんて、目的なんてなくてもいいじゃんと思ってはいたが、本文を読んで確かに自分には生きる目的も生きがいもしっかり持ってるからこそ言えるのだと思った。
度読んでも味がする作品であると思う。

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2026年06月08日

Posted by ブクログ

純粋に自分の中で「生きがい」と感じてやってることばかりじゃない。どこかで「これを生きがいに頑張ってる自分」に酔ってる時があるかもしれない。意識したことはないけど今まで生きてきてゼロじゃないと思う。
雄介の行動に嫌悪感を覚えながらも、自分の中にも同じような感情がゼロではないと感じて、自然と自分自身を振り返る読書体験になった。

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2026年06月01日

Posted by ブクログ

人は何かに所属していたいし、認められていたいし、発展していたいと思う生き物だから。
極端な描き方ではあったものの、みんな人にラベリングして生きてるんだなあ、自由や多様な生き方があると苦しいよなと思わされた。

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2026年05月30日

Posted by ブクログ

自分を斜め上から覗いている感じ。登場するキャラクターに自分を重ねながら読んだ。私の過去を見ているようだった。生きがいは、探して見つけるものではなくて、日々を過ごしていくなかで、発生するものだと思った。そして、自己否定は良くないなぁと思った。ありのままの自分を好きになることが大切なんだと思う。そして、他者との比較をやめて、自分の過去と比べて成長していく過程を楽しめたら、良いなと思った。

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2026年05月25日

Posted by ブクログ

どこかで聞いた「複雑なものを複雑なままに描く」という朝井リョウの言葉が体現されているような小説だった。

何が輝かしいかなど、年齢とともに変わっていくし、そこに他者の視点など本来必要ないのに、それを快楽のように求める人間らしさに苦しくなる。

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2026年05月22日

購入済み

深すぎる

雄介を見て存在意義とは、生きがいとは、といった難しいことだけど、少しは誰もが考えたことはあるようなことになんとも言えない気持ちになった。生きがいとはなんだろう、読み進めていくほど考えさせられる本だった。

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2023年01月15日

Posted by ブクログ

読み始めたときはタイトルの「死にがい」がピンとこなくて、生きがいじゃなくて死にがい?と思っていたけれど、終盤まで読み進めてタイトルに納得。

「ありのままの自分」「人それぞれ」みたいな言葉をよく聞くようになった今の時代でも、他人からの評価やコミュニティ内での自分の立ち位置が気になるのは変わらず、たぶんみんなが薄っすら生きづらさを感じているんだろうな。
雄介が他の人に比べて主張の仕方というか生き方が下手なだけで、誰にでも少なからず共感できる部分はあるはず。

この作品で海族と山族の対立として書かれていた問題は、そのまま日本人と外国人だったり、男と女だったりにも当てはめられるわけだけど、相手をそういう型にはめ込んで「この人は○○だから自分とは合わない」と決めつけず、その型を取っ払って1人の人間として見られる自分でありたい。

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2026年07月14日

Posted by ブクログ

「死にがい」を探し求める人々と「平成という時代の対立とは」を描いた作品。
この作品を読んでて、そういえば昔、某アニメ映画が大ヒットしたとき、世の中みんな口を揃えて「ありのままでいい」って言ってたな〜って思い出した。本当はみんなそう思ってないはずなんだけど、その歌を歌うことで今の自分が肯定されて価値がある気分になった。
私の死にがいを探す旅はまだまだ始まったばかりです。

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2026年07月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

生きてるだけで偉い。こんな類の言葉を素直に受け止められない私にとって、下手な慰めよりも遥かに自分に寄り添ってくれたような、そんな小説だった。

生きがいを求めて生きているのは雄介で、死にがいを求めて生きているのは智也だと途中まで思っていた。表現される見た目や賢さ、性格でいつの間にか勝手に得ていたイメージが覆された。智也の病室から始まり智也の病室で終わるのが良い。

「だけど人間は、自分の物差しだけで自分自身を確認できるほど強くない。そもそも物差しだってそれ自体だけでこの世に存在することはできない。」
「ナンバーワンよりオンリーワンは素晴らしい考え方だけれど、それはつまり、これまでは見知らぬ誰かが行ってくれた順位付けを、自分自身で行うということでもある。」
自分らしくとか、個性を大切にとかそういう考え方が強まることによって逆に迷子になっている原因はこういう事だよなと思う。

「大切なことでもあると思うの、人と対立することって」
「ただ、大切なのは、その、人と競ったり対立する気持ちっていうのが、その人自身や他者を傷つけることに向かないことなのかなって」

言語化できないので本当に自分の感覚としてでしかないのだが、何となく朝井さんの書くテーマの一貫性の輪郭をぼんやりと掴めてきた気がする。もっと読みたい。

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2026年07月07日

Posted by ブクログ

個を尊重する世の中に見せかけて、まだまだ学歴とか年収がわかりやすい生きがいとして認識されていると思う
世の中の指標に則ったら則ったで、結局その指標のトップになれん人が大多数やから、その指標だけを頼りにすると身近な人との比較に走る
そこまでは誰しも経験するとして、そこから逆張りで開き直るか、言い訳して腐るか、粘るか、自分を受け入れて別の軸を立てるか
開き直ってもいいけどその開き直りに他の人巻き込むぐらいなら1人で腐る方がマシ
自分は勝っとるつもりでも、その承認のために他の人巻き込むのも同じく

ダサい生き方はしたくないな
自分の美学ぐらいは貫いて生きていきたい

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2026年07月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2人の主人公を何人かの第三者の視点から描かれた作品。初めの章を読んだ時に感じる2人の印象と最後に感じる印象では大きく異なる。読み進めていくうちに2人の中身が少しずつ明らかになっていくので先が気になる展開。朝井さんは初めて読んだけど人間誰しもが持っている暗い部分や嫌な部分を描くのが上手いなと感じた。自己嫌悪になると同時に人の本質について考えさせられる作品。他の作品も読んでみたい。

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2026年06月27日

Posted by ブクログ

若い頃は、「何のために生きているんだろう」とか、「自分にはどんな価値があるんだろう」と考えることがあった。

でも大人になって、大切なものができて、目の前のことで精一杯になり、生きがいなんてあまり考えずに過ごしてきた気がする。

ただ、読んでいて「死にがい」という言葉には不思議と引っかかるものがあった。

私にとっての死にがいは、何かを成し遂げることではなく、最後まで自分の軸を持って生きることなのかもしれない。

こうありたいと思う自分を見失わずに生きられたら、それが私の思う「死にがい」なのかなと思った。

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2026年06月18日

Posted by ブクログ

どのように表現をしたら良いのか難しい

生きがいは実は死にがいなのか

人生に目的を持つ意味や生き方を考えさせられる本だった

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2026年06月12日

Posted by ブクログ

朝井リョウさんって、オチをつけるというよりも、社会をものすごく鋭い目で観察する過程を書いてくれるから、そこがずっと好き。自分の醜い部分を思い出させてくれる。

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2026年06月08日

Posted by ブクログ

伏線回収も多くて、また最初から読み直したいと感じられた。
読後がすっきりしない。内容がよくわからない、というよりは、それぞれの登場人物の生き方や考え方に共感できるところが多くて、自分の軸が定まらなくて、すっきりしない。
その点で、現代に生きる私たちの価値観がよく描かれているように感じた。
私は智也の生き方に近いと思っていて、生きがいとなる軸がずっとあったが、育った環境が違えば雄介のようになったとも思うし、同じ環境だったとしても誰かを傷つける側に回った可能性もあったなと感じていた。だから、雄介や智也が自分の人生を振り返る過程で、共感してしまう点が多かった。
ナンバーワンよりオンリーワンの思想になったことで、逆に生きがいを見つけるのが難しくなったというのはその通りだと自分も感じていた。

螺旋プロジェクトの他の本も読んでみたい。

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2026年06月08日

Posted by ブクログ

勝手に他人と比べて何か秀でて安心したい。雄介は極端すぎるけど、でも、なんだか分かってしまって心が痛い。自分は自分で生きてるだけでOKって思えるのって、めちゃくちゃ難しい。平成を、ナンバーワンじゃなくてオンリーワンだ、っていうからこそ苦しくなった時代っていうのは初めて捉えたな。智也は冷静でいるようで、実は変わらないのではっていうのもまた怖い。

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2026年05月26日

Posted by ブクログ

日々の小さな「生きがい」を積み重ねた先で、人生を振り返ったときに「あれが自分の人生だった」と思えたなら、その積み重ね全体が「死にがい」と呼べるのかもしれない。

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2026年07月15日

Posted by ブクログ

正直⭐️3.5
生きがいに関して考え方を深められた。
伊坂幸太郎が始めた海賊山賊がテーマのくだりがあって、それがくどかった
伝えたいテーマは感動したけど、途中途中のつまらない部分が個人的に多く感じられてそこがマイナス

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2026年07月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

他人と比べて競争したがる雄介のことが中盤まで私も苦手だなぁと、こんな奴皆に嫌われるだろっと思っていたけれど、よく考えると雄介ほどではないけれど、何かを求めて生きてるなーと

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2026年07月01日

Posted by ブクログ

人間は何かと繋がっていないと破滅に向かっていくし、縋る物を間違ってしまうと狂気になってしまうものだなと…

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2026年06月26日

Posted by ブクログ

正直、うまく理解して読むことは難しかった。所々、心に響いた言葉もあったのは事実だけど、断片的で、ひとつの結論へつながっていく話のはずなのに、全てが違う話のように思えて、解説を読んでようやく少し理解できた程度。
なんとか読み切ったが、これは時間をおいてもう一度読みたい本。

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2026年06月21日

Posted by ブクログ

『イン・ザ・メガチャーチ』でも感じたが、朝井さんは時代の空気感の切り取り方が本当に秀逸なんだけれど、描きたいテーマや登場人物たちのエピソードひとつひとつを以って、最終的に何を書きたい、伝えたいのかが今ひとつわからない。
ルポを読んでいるかのよう、と誰かが表現していたが、“物語”を書き切る胆力がないのではないか。
ラストのその先が読みたいよ。

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2026年06月06日

Posted by ブクログ

《摩擦を失ったこの時代に、どう自分を形作るのか》

読みたいリストから手に取った。

植物状態のまま病院で眠る智也と、献身的に見守る雄介。
二人を取り巻く人達から徐々に浮かび上がる真実とはー…?

大人の子どもに対するあらゆる善意が、子どもにとっては安全で優しい環境である反面、あらゆる経験まで先回りして取り除かれ、結果それが生きづらさに繋がる。
「痛みを減らすこと」「生きる力を奪うこと」の境界線って難しい。
暴力やいじめはもちろん減った方がいいけれど、人間が「自己」を作るには人間関係で生まれるある程度の痛みや摩擦は必要なんだな、と感じた。
読みながらユニバース25を連想してしまったり、これって現在進行形で起こっていることだよなぁって感じたりしてすごくザワザワした。

自分と向き合える者、向き合えない者
社会に適応できる者、歪みを抱える者
の対比が効いているし、普段は見ないふりをしている人間の醜い感情を淡々と抉ってくるところが怖い…!
私は作中で語られる前に、真実に気付いちゃって…その瞬間が一番ゾッとした(._."ll)
完全な悪意ではなくて、切実さからの危うさというか…自分に縁がないとは言い切れない感情が描かれているところがまた怖いし、「インメガ」に通じるところがあるように感じた。

私は彼の言葉を借りるなら、一つ目と二つ目がミックスしたような人間で、一つ目に当てはまらなくなったとしても、きっと二つ目で生きていける人間だから、彼らに共感はしきれない。だから、刺さったわけではない。
でも、現代社会に繋がっている感覚があるから怖いし、
人間が人間らしくあるために必要な摩擦まで失ったこの時代に、どう自分を形作るのか。
その問いを、読後もしばらく考え続けてしまいそうだ。

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2026年05月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

やっぱり朝井さんの文好きだな
一人一人がすごく想像できる

平成、対立、絶対評価、自分らしさ、自己嫌悪
周りから評価されなくなり、自分で自分を評価することによる毒が溜まっていく

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2026年05月24日

Posted by ブクログ

出来れば、読み終える時にはサッパリスッキリしたいと思いながら読んでいたけど、うーん、出来なかった。このなんとも表現しにくい感じを伝えたいのかなぁ、共感やわかる部分がありそうな無さそうな。
タイトルが絶妙。
グラデーションの話が印象に残った。

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2026年07月12日

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