朝井リョウのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
前作1号では何ひとつしっくり来なかったテーマ設定、今回は非常に良かったです。後半テーマが旅になってしまうのかよと途中ガッカリした位に。
どこを見ても画一的に描かれてしまった「愛」に対して、「悪」は多様な側面から描かれていて大満足ですし、「悪」というテーマなだけに胸糞エンドでも納得感があるし、綺麗に終わっても満足感があってとても良い。むしろ前作は何故ハピハピな物が無かったんですかね。愛なのに。
後半テーマの旅もブックホテルの話から始まり、「うん、本好きな人の大半旅とか興味あるわけないじゃんかねww(私個人の偏見です)」って感じで冗長ではなくサクサク読める小作品ばかりで良かったです。
ただ、仕様 -
Posted by ブクログ
偶然本屋で手に取った一冊。
ままならない、という言葉の意味を正確に理解していないかもな、この本を読んだら感覚的に理解できるかも、などと考えながら、完全にタイトルで選んだ。
思うようにいかない、他者は自分の思い通りにはならないし、自分自身の人生でさえ、そう。
理解ができないような発想や行動をとる他者にも、自分と同じように、その人なりの感受性や価値観の構成要素がある。
人それぞれ様々な違いがあるからこそ、苦労もあるけど面白い。非効率さの中に味わいがある。私自身はそういった価値観の持ち主であるが、AIと共存していくこれからの世界を生きる中で、この本で生々しく描かれる対比構造の一節を思い出すことが多そ -
Posted by ブクログ
文芸誌というものを初めて読んだ。
GOATは表紙も可愛いので知ってはいたけれど、なんとなく購入には至らず。
12月に2025Summerの第7刷が発行されたのを本屋で発見して、ついに文芸誌デビューとなった。
特集は悪。
ヒリヒリするような悪、わくわくするような悪、悪って面白い!
特に「あの子にしか行けない天国」は、一体この後どうなるのか?が気になってSTORY BOXで続きを読み漁った。
が、現時点で残念ながらまだ完結していない。
気になる!
早く先を読ませてくれ!
と思わずにはいられない…
魅力あるたくさんの作家の作品を読めるのが文芸誌のいいところだと思う反面、続きがあるとなかなか先を読めな -
Posted by ブクログ
ネタバレめっちゃ泣いた、、、
お父さんが寝てる子供に向かって語りかけるシーン、ここで泣くのは鉄板だけど、
店を締める決断をするシーンも泣けた
人が死ぬとかじゃなくて、泣けるのはいいよね!
確かに派手さはないけど、各章じわぁっときたよ
それぞれの成長に心が温まる
いい小説だった!
ただ素直に1点だけ父親目線で気になったのが、笑
子供6人もいて病気になった
で残された時間で自営の飲食店の改造なんかして、
過労になるほど妻に負担かけるなんて
結構父親のエゴじゃん
自分だったらもっと家族の助けになるような実用的なことするな、って少し冷めた、笑
って自分は理論とか合理とかで、ドライに行動し過ぎなんだよ -
Posted by ブクログ
できないことができるようになってゆくなんて、もちろんワクワクする。世の中どんどん便利になってくし、目標に達成できる時間や手間だって大幅に省ける。だけど、だからといってそれは無駄だから、意味がないものだからとあらゆるものを削ぎ落としていったら、そこに残るのは、誰にとっても必要なもの、誰にとっても意味があるもの。ただそれだけだ。きっと、心も体もおんなじ形をしている。
そうなると重なり合ったところで、何の発見も何の影響も与えあうことができない。自分自身では引き起こせない感情の揺らぎに出会うこともできない。
違うから愛おしい、違うから全て知りたいって思う。お互いの全てを知り尽くしてしまうなんて一生か