朝井リョウのレビュー一覧

  • 世界地図の下書き

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    家庭に問題を抱えた人が暮らす児童施設での、寄り添って生きる青春story。ずっと一緒にいれられるわけではない関係性の中で、複雑な家庭での問題を1人1人考えていく。前向きで健気な子供達に胸打たれます。

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    2025年08月03日
  • スペードの3

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    ネタバレ

    〜1周目〜
    2025.08.02
    他人を羨ましく思う小学校のころからの気持ちがいつまでも続いてる、他人と比べることが1番自分の価値を知れる人たちの話。
    そんな人たちみたいになっちゃうこともあるだろうけど、自分をしっかり持って行動することができるようになりたい。

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    2025年08月03日
  • 何様(新潮文庫)

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    「何者」を読んでからじゃないとダメだったのかな?問題なく読めたとは思うけど。

    自分の中の弱い部分について、くよくよ(ホントにくよくよ、ネチネチ)悩む主人公たち。悩んだ結果、一歩踏み出していく姿は勇ましい。まあ、問題点は解決したり、しなかったり、なんだけど。

    確かにねー。何様でもない自分が、こんな風に振る舞っていていいんだろうか?とか、周りの人を下に見てるんじゃないか?とか、いろいろ考えちゃうよね。でも最終章で君島さんが言ってたように、「本気の一秒の誠実がこれからの第一歩」と考えるべきなんだろうな。ちょっとホッとした。

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    2025年08月01日
  • GOAT Summer 2025

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    最高でした!どこから読んでも 満足。いつ読んでも満足。あ〜おもしろかった!いや 何周回っても大丈夫なのが お気に入りです。黒枠の「悪」は じわじわくる。もはや 3号が待ち遠しい限り。

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    2025年07月24日
  • 世にも奇妙な君物語

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    朝井リョウ節!笑
    センス良すぎる落とし方。気持ちの良いブラックジョーク。最後の話、どうやったら思いつくんだ。笑

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    2025年07月19日
  • どうしても生きてる

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    失う痛みと生まれる希望、ハッピーエンドに運ばない現実と闘う、登場人物たちの静かな再生の物語。現代人が持つ心の闇を深く抉り取る。

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    2025年07月12日
  • ままならないから私とあなた

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    誰しも持ってる心の裏の嫌な部分を描くのが朝井先生の凄いところだなと、、最新の著書を読んだ後だと若さがあってこれもまたよい
    しかも作品を重ねるごとにどんどん気持ち悪く生々しくなっていく(お上手になっている)のが流石ですね…

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    2025年07月04日
  • チア男子!!

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    このテーマでこんだけ書けるの。もう天才としか思えない…
    タイトルで想像する内容と実際の内容が、初見で合致する人がいたら読書の神です。
    意外さを求めるなら何も迷わず読んでください。
    チアリーディングの知識はあった方が良いんだろうけど、そこが要点じゃないので、大学生になったばかりのまだ子供の彼らの苦悩と頑張り、(後マジ少しだけ恋愛)をお楽しみください。

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    2025年07月03日
  • もういちど生まれる

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    ネタバレ

    前読んでて、読み切ったのに気づいてなかった笑

    うーん、これいつ読み切ったんだろ
    覚えてないのが悔しいかも

    大学生のいたーい!!っていう感じがリアルに伝わってきて、しかも、飾らない気持ちでみんな話してくれるから、私も大学生の時こんなだったわ〜って思えた笑

    痛くて浅はかな感じ、これも青春だなって思えた笑

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    2025年07月02日
  • もういちど生まれる

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    何者、正欲に引き続き!
    朝井リョウさんの作品は、読んだあとにもやもやしてしまうところが癖になる。。自分の考えをまとめるのに時間が掛かって、何回も読み返してしまう。

    比喩がすごく綺麗だった。

    性別や性格が異なる人物たちの描写が巧妙。
    他の登場人物が語る章も読んでみたいと思った

    翔多が形容されていた言葉、「大学生っぽい」ってなんだろう。飲み会して、合宿して、バイトして、授業に遅刻するような?
    対照的に描かれていた礼生やハルは、才能ある「特別」な存在で、大学生っぽくない。。?

    でもそんな「特別」に見える人も、「何者か」になりたいっていう不安があって、理想と現実を埋めれない虚しさがあって、そう

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    2025年06月30日
  • 武道館

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    3.8くらい!
    感動させられているのは分かるけどこういう怒涛の体言止め朝井リョウ節が好きで最後らへんはあやうく涙でるところだった
    共感はそこまでないけど、こういうのがすき
    また生殖記系とは異なる良さがある

    一人一人の持つ感情の器に何かが堆積していくこと、そして容量を超えると感情が外側に溢れ出すこと
    これが自然現象としてあるべき人間の姿だよねと若干押し付けがましい態度に過干渉すら感じはした
    コンポストみたいな容器の人もいるよ、とりあえず全部詰め込んで蓋をして分解されるのを待つのでも許してほしい、それを何かが壊れていると形容するのは乱暴な気がする。そういう人が何かを失ってしまっている温かみのない

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    2025年06月22日
  • ままならないから私とあなた

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    Audibleにて
    久しぶりの朝井リョウ。夜更かしAudible。
    何とも言えない読後感を味わえる作品が2つ。相変わらず人の心の裏の裏を書くのが上手いなと思いましたね。人の感覚って違ってしまうものだよなと、ままならないなぁと。実直な人を軸に置いて、周りに変な人を配置させていると思いきや「貴方も大概だけどね」っていう作品づくりは著者の得意分野ですね。

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    2025年06月20日
  • スペードの3

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    それぞれの視点でのそれぞれの思い。
    自分が1番になりたいという人間の貪欲さ。
    その為に必要な自分の武器とは何か。
    結局今の自分以上の自分にはなれない。
    これまでの自分があって、今の自分があるということ。

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    2025年06月01日
  • ままならないから私とあなた

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    薫の気持ちも雪子の気持ちもどちらも正解なのかもしれないけど、親友でありながらどうしても理解し合えない部分もあるのは当然だけど。
    でも、薫さん、友達が目指してるものを自分の主張で壊してしまうのは間違いでしょうよ?
    どうしたって薫のエゴにしか思えないけどな。
    自分の道を進んでいても相手を尊重する気持ちだけは忘れないで欲しかったけど。
    雪子にその考えを覆してもらいたかったけど、そこが「ままならないから」なんでしょうね。
    そう思ってしまうのはやはり私も片方の道だけしか見えてない人間なんだなぁという感想。

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    2025年05月25日
  • スター

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    余韻を残す、映画のような終わり方が良い。心に響く良い物語だった。30を過ぎたばかりの若い作家が、物語を通してどうしてこれほどにも老成した、まるで経験してきたかのごとく、物事を捉え、人の心の深淵に触れ、迷いの根源に辿り着くことが出来るのか、年長者でありながら気付きの無い自分が恥ずかしくなる。ユーチューバーという新しい若者文化。細分化していく価値観の集合体の行方。名声やお金持ちになりたいとかではなく、贅沢しなくても心豊かにスローに落ち着いて自分らしく生きたいという、時代が育んだ感性、価値観を羨ましく思う。

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    2025年05月22日
  • 少女は卒業しない

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    卒業、期限、リミットの設定。

    それさえなければ思いを秘めたまま、冷めていったり、忘れていったり、後悔することになったり。

    期限があるから行動しなくちゃってこと、期限のせいで行動されてしまうこと、伝えられてしまうこと、そのせいでまた後悔すること。

    どうしても苦い経験が付きまとうのが卒業なのかなと。

    そしてタイトルの「卒業しない」っていうのは、、、まだこの本への理解が及んでない感覚が残る

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    2025年05月21日
  • ままならないから私とあなた

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    人情や非合理的な何かに惹かれてしまう部分はやはり人間としてあるが、いざそれを削ぎ落としきった人に対峙するとおそらく、理に適った反論はできないのであろう。それで卑屈になることはないのにね、相容れないのだから。というのを客観的に見ることができて良かった。

    本当にままならない。どちらの主張もよくわかる。

    ・恥を晒してでも腹を割って話せば仲良くなれる
    ・それによって関係性に生かされ/苦しむ

    ・合理性を追求し、できないことができるようになること/再現性があること素晴らしい
    ・できないことやその場限りの景色があってこそ美しい

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    2025年05月15日
  • 武道館

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    言われてみれば、「アイドルをアイドルたらしめるものってなんなんだろう」って考えさせられる本だった。嵐が活動終了を発表しても、キムタクが結婚して子供を産んでも、アイドルとしていられるのならば、なぜ大人は彼らに恋愛を禁止する、もしくはタブーとして教育するのだろうか、という朝井さんの主張が伝わった。

    中高に比べてアイドルのことはもう全然追ってないけど、確かに恋愛のスキャンダルってあんまりない。それだけみんな抑えて生きているのかなあ。と思ったら大変な世界だなあ、、

    最後は愛子も碧も自分たちが正しいと思った選択をし、グループを脱退する。正しい選択はきっと誰かの「◯◯すべき」に従った先じゃなくて、「ち

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    2025年05月11日
  • わたしの名店

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    週刊誌かなにかの書評で知り、読んでみた。
    おもに作家を中心とした飲食店に関する数ページのコラム集だが、馴染みの店に通う方、逆に馴染みの店が苦手な方がいて、その点が非常に興味深かった。

    お店のチョイスの理由の伝え方の参考になるかもしれない。個人的には、メーヤウしか行ったことがなかった。

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    2025年05月09日
  • もういちど生まれる

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    二十歳前後特有のモラトリアムが生々しいほどに描かれていた。高校生とはまた違う、俯瞰してるけどそれでいて至らない若さ、甘さ、身勝手さ、痛さ、その幸福さ。最初の物語を読み終わった頃は「自分にはありそうでなかった話だな。」という感想を持ったが、2つ3つと読み進めるうちに共感している自分がいた。宝物のようなその感受性はたしかに自分にもあった。痛く苦しく、たしかに自分の中で暴れ回っていた。

    虹色の眼鏡をかけた彼は元気にしているだろうか。

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    2025年05月08日