朝井リョウのレビュー一覧

  • 正欲(新潮文庫)

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    やっぱり痺れる〜〜気づいていなかった現実を、気付かないふりしていた現実を、無理やり突きつけられるような感覚に陥った!
    自分が安全な場所である多数派の側にいることを自覚しないまま、軽々しく「多様性」という言葉を使っていたのではないか、そんな恥ずかしさにチクリと胸の痛みを覚えた。

    恋愛の形も幸せの形も人それぞれだとか、結婚は必ずしも必要ではないとか、今は多様性の令和の時代だよ?とか、そうした言葉を簡単に口にして生きてきた。けれど一方で、社会が異常と呼ぶものに触れた瞬間、自分の中に確かな嫌悪感がしっかりと生まれてしまった。その事実に気づいたとき、自分の中の矛盾に突き当たる気がした

    自分が語ってい

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    2026年03月08日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    この場面でよくこんな言葉が出てくるなと、感動すら覚えました。
    その言葉の組み立てで、数々の自虐ネタ?をこんなに堂々と披露されたら、笑わずに読める人は居ないんじゃないかな。
    と言うか、こんな面白いの、ゲラゲラ笑って読まなきゃもったいない!

    作中よく使われる、〜なァ。の書き方が何だかツボにはまったんですよね。
    ちょっとあざとくて、どこ吹く風のようで、いや何だか腹も立つような、、、だけれども、朝井リョウさんの憎めない人柄を感じるような…。

    日々の息抜きにちょっとずつ読んで、笑わせてもらったエッセイでした。最高。

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    2026年03月08日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    ネタバレ

    ああ、朝井リョウ。本当にだいすきです。自意識過剰なせいで腰が上がりきらずファンレターを送ったことがないけど、ファンレターを贈らずともあなたとはどこかで出会い友だちになれるのでは?!なりたいんですけど?!と、可能性に賭けています。だいすき。

    「本書はなぜか書き下ろしです」ラストまで最高★

    ただ何も考えず笑えてあーあおもしろかった〜っていうのが基本だったけど一つ取り入れたいわ!と思ったのは、旅先(それ以外もだな)での自分の期待値のコントロール?について。期待を下回ってきた時、「こんなものか〜」って素直に言いたい。それ以上でもそれ以下でもないからむやみに意味づけをしたりしたくない。私はそういうこ

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    2026年03月08日
  • 時をかけるゆとり

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    とにかく表現が秀逸!
    何を感じ、何が印象に残ったか そのようなことはさておき、「あーなんか笑いたいな」と思ったときに読むと謎のスカッと感を感じられる作品。
    ノンフィクションだとすれば朝井リョウさんは面白い その周りもまた面白い。

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    2026年03月08日
  • 風と共にゆとりぬ

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    エッセイとの出会い
    これを読んで、嫌なことが起きたら全部エッセイにしちゃえばいいんだ!と気づき、あれからずっと頭の中で執筆することで日常の嫌なタイミングから即逃げ出せている 大感謝朝井リョウ
    人ってこんなに気持ち悪いくらいニヤニヤしながら本読めるんだなぁ

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    2026年03月07日
  • 世にも奇妙な君物語

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    最後まで油断も隙もない!
    しびれた!好きすぎる一冊

    短編集で読みやすくて、色んなストーリーが収められているけれど、どの物語にも共通しているのは、後半からラストにかけて一気に180度世界がひっくり返るような展開。裏切られるというか、度肝を抜かれるというか、その瞬間がたまらない。

    そして最後の最後!
    想像のさらに斜め上をいく展開が待っている…。
    まさか、そんな視点があるなんて、、と思わされた、、。

    ここまで読んできた物語があるからこそ、最後の話がより強く響いた
    むしろ、それまでの物語はすべて、このラストのための序奏だったのではないかとさえ感じた!

    ぜひおすすめしたい一冊!

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    2026年03月07日
  • 時をかけるゆとり

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    悔しい…!!私と同世代の時点でこんなに面白い文章が書けるなんて…!!とエッセイを読んでいて初めて悔しくなった。
    小説家として華々しい経歴を持ちながら日常を綴るエッセイでもこんなに自分のことを面白く語れるなんてどれだけ面白い人なんだろう。
    普通の大学生らしい日常を送っているのに大学生らしくない文章のうまさで語られているエッセイで普段文章を書かない自分がなぜか非常に悔しくなった一冊。

    めっちゃ面白いです。

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    2026年03月07日
  • 時をかけるゆとり

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    めちゃおもろい
    面白い話をめっちゃしゃべってくるからうるせーよ!って言ってもまだ話しかけてくる感じ。
    何も考えないで笑って元気出る。

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    2026年03月07日
  • スター

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    audibleにて。現代版キッズリターンみたいな。ラストの締め方も非常に気持ちよかった。ストリーマーだったりyoutuberなど発信をしている方には共感できる部分があったり、改めて考えるきっかけになりそうな作品でした。

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    2026年03月07日
  • 世にも奇妙な君物語

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    テンポよく賑やかなシーンがつづき、その後ゾッとする感覚に落とすまでの角度が凄かった。
    最終話では、主人公が物語を進んでいくためには、物語の展開に貢献するセリフを言わされる脇役が大事なんだよなっていう作家の脳みそがチラッと見えるかんじで面白かった。朝井リョウさんにはスポットを当てたいキャラクターや、使いたい脇役技法がいっぱいあるのだと引き出しの多さに尊敬してしまう

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    2026年03月06日
  • 正欲(新潮文庫)

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    ネタバレ

    面白い。救われないようで、救われているオチだと思う。夏月達が支え合うことが暗示されていて、よかったと思えた。

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    2026年03月06日
  • 正欲(新潮文庫)

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    夏月と佳道の性欲の対象が意外だけど、案外普通だなって思ってしまった。
    最後の結末は悲しかったけど、希望はあると思った。
    ちなみに私は小学校、高校で不登校になっているが、現在は普通に社会人として暮らしているし、結婚もしている。レールから外れたという感覚も、特に戻ったという感覚もない。というか、レールって何なのだろう。検事は極端な例しか知らないので考え方も狭量なのだろう。

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    2026年03月06日
  • 正欲(新潮文庫)

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    そもそも正しい欲とは何なのか。欲を孕み、欲を満たす。それはいずれも害は無いと言い切れるものなのか。十人十色、様々な欲があると思うが、これは良くてこれは悪いだなんて、多様性の時代とはいえなんと烏滸がましいのだろう。と思う反面、私自身その現実に直面したらそう思ってしまわないだろうかとも思う。結局のところ、私たち人間は息を吸うように多数決をしながらいきていくのだろう。本当に愚かな生き物である。だからこそ、いやそういうものが人間なのだろう。

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    2026年03月06日
  • 学生時代にやらなくてもいい20のこと

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    朝井リョウさんは今を楽しむのが上手な人なんだなぁと感じる作品。未来を心配して計画的に生きていきたい派の私としてはこの本に魅力的な生き方を教えてもらったように感じる。

    電車では読めない本。

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    2026年03月06日
  • 時をかけるゆとり

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    レビューで高評価。

    「笑える笑える」と書いてあるけど、実は誇張してるでしょ?
    実際「ふふっ」って、ちょっと口角が上がるくらいじゃない?
    今度旅行に行くから移動中に電車で読もう。

    と考えていましたが、間違っていました。

    これは本当に笑えます!
    人前で読んでいけないのは本当にそう!
    笑いを堪えるのに必死になりました。

    特にピンク映画館・地獄の500キロバイクの話が好きです。


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    2026年03月05日
  • イン・ザ・メガチャーチ

    ネタバレ 購入済み

    色々な意味で刺さった

    INFP気質があり、学生で、現在進行形でオタク仲間とオタ活に励んでいる自分には深く深く刺さりました。途中の描写は少し、いやかなりダメージを負いながら読みました。でも、その痛みも含めておもしろかった。
    印象に残っているのは、久保田さんと道哉がカフェで会話しているシーン。道哉の台詞がつらつらと続く中で、「つまり何が言いたいの?」と思いながら読んでいたら、まさに同じようなことを久保田さんが漏らしていてびっくり。この時の道哉のような台詞って意図的に書けるものなんだ、と唸りました。朝井リョウさんの文章力に脱帽です。

    #共感する #タメになる #深い

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    2026年03月05日
  • 正欲(新潮文庫)

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    自分にとって正しいことが他者にとっても正しいこととは限らない。よく耳にするとこであり、しばしば意識に上ることである。しかし、その想像力の乏しさを痛感させられた。

    「マイノリティ」とあるグループを称することの烏滸がましさを感じた。社会的に「正しい」とされる側が設定するレーベルには、「正しくない」者に対する嫌悪感が少なからず含まれているのではないか。
    自分には理解し難いもの。それは程度の差こそあれ誰しもが誰しもに感じることである。それを「一般的」な基準で区別し差別し、行動に移せば犯罪であると誰が取り決めることができようか。社会が当たり前とし、生まれた時からそこにある家族(それが完全な形でないとし

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    2026年03月04日
  • 何者

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    ネタバレ

    この作品は、仲良し大学生たちの就職活動に焦点を当てた物語です。自分が不採用になる一方で、友人が内定を得る。そんな対称的な状況をきっかけに、溜め込んできた鬱憤が溢れ出し、良好だったはずの人間関係が次第に拗れていく様子がリアルに描かれています。是非お手にとって読んで見てください。特に、就活中の大学生にはきっと刺さる作品だと思います。

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    2026年03月04日
  • 何様(新潮文庫)

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    ネタバレ

    『何者』のエピローグとも言える短編集です。各章で登場人物たちの背景が深掘りされており、本編で抱いていた彼らへの印象が大きく変わる人もいて、深く心に残りました。

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    2026年03月04日
  • 死にがいを求めて生きているの

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    朝井リョウさんの作品は、いつも人間の心の闇を垣間見せられているような感覚になります。登場人物たちの心情に共感すると同時に、どこか虚しさを覚えることも少なくありません。しかし、そうした心の揺れこそが深く記憶に残り、最終的には「読んで良かったな」と思わせてくれるのです。有名どころな作品からでも、手に取って損はない作家さんだと思います。

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    2026年03月05日