朝井リョウのレビュー一覧

  • 何者

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    『何者』を読んでまず感じたのは、これは就職活動を描いた青春小説ではなく、「自分は何者なのか」を誰よりも他人の目によって確かめようとする人間の弱さを描いた作品だということだった。

    物語は、就職活動を控えた大学生たちが情報交換を目的に集まり、互いに励まし合いながら未来へ向かって進んでいくところから始まる。それぞれが夢や理想を語り、面接やエントリーシートに向き合う姿は、ごくありふれた学生生活の一場面に見える。しかし、その穏やかな空気の裏では、SNSで見せる自分、本音を隠した会話、他人への嫉妬や劣等感が静かに積み重なり、人間関係は少しずつ歪み始める。物語が進むにつれ、就職活動そのものよりも、その過程

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    2026年07月26日
  • 正欲(新潮文庫)

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    ネタバレ

    物凄く考えさせられる内容で読み応えもあり、面白かった。
    一見、どこかの普通の家族•大学生•若手社会人の物語が描かれている中で、社会で一般化されている性欲、その中に秘めているそれぞれの正欲が語られている。
    最初の事件の描写から、この物語はどの様に終着するのか分からなかったが、展開に驚かされると共に読後は考えさせられるものがある。
    人によって、正しさや欲は違う。それを分かろうとしても分かってもらえない。共有しないほうが楽だけど、誰かと分かり合えることで繋がりや生きる意義を見出せることもある。ただそれを多様性という形で、分かった様な姿勢もまた誰かを傷つける。かと言って、塞ぎ込まずにそれぞれの正しさを

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    2026年07月26日
  • 正欲(新潮文庫)

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    『正欲』を読み終えてまず感じたのは、これは「多様性」を描いた小説ではなく、「理解できないものと、私たちはどう向き合うのか」を描いた小説だということだった。

    読み始めた頃は、それぞれ別々の人生を歩む登場人物たちが描かれる群像劇という印象だった。検事、不登校の中学生、大学生、シングルマザー。一見すると何の接点もない人たちの物語が淡々と進んでいく。しかし読み進めるにつれて、それぞれが「普通」という価値観に苦しみ、自分を隠しながら生きていることが少しずつ見えてくる。そして終盤、それまでバラバラだった物語が一本につながった瞬間、この作品が本当に描きたかったものがようやく理解できた。

    印象的だったのは

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    2026年07月26日
  • 生殖記

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    正欲と似たような流れを感じたけど、面白い、!最後あたりは付箋つけながら読みたくなる
    色んな媒体で目にする機会が増えた朝井さんだけど、小説を読んでいると社会をどんな眼で見ているんだろなーと思う

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    2026年07月26日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    朝井リョウさんという方は、とても魅力的だと思う。デビュー作をずっと昔に読んで以来朝井さんの作品に触れていなかったが、ラジオやPdCの影響で朝井さんに興味をもち、今年になって読むようになった。エッセイは初めて読んだが、PdCそのままのお人柄が飾らず描かれており、とても面白かった。三部作の最後を知らなかったとはいえ、初めに読んでしまったことに少し後悔しているが、この後、残り2作品も読んでみたいと思う。

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    2026年07月26日
  • 時をかけるゆとり

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    ネタバレ

    面白過ぎる!本を読みながら吹き出すことってあるのかと驚いた。笑
    彼が作家になるきっかけの一つになった小学校の先生も素敵

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    2026年07月25日
  • 風と共にゆとりぬ

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    面白すぎて声を出して笑いました。
    話のテンポと文章の組み立てが巧みで何も考えず楽しめる一冊だと思います。

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    2026年07月25日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    面白い。最初の感想はその一言に尽きる。
    普段本を読んでいて、クスッと笑い声が漏れてしまうことはあまりない。この本にはその波が何度も訪れる。外で読むのは少し危険かもしれない。
    それくらい面白いので、読むにつれ同時に、作者の言葉を操る力に羨望を感じるようにさえなってくる。どうして、こんな言い回しを思いつくんだろう、どうしてここでこの言葉が出てくるんだろう。私も自分が経験したことを分かりやすく伝える力ほしい!そんな気持ちにもさせられた本でした。

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    2026年07月25日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    "誰でも、人生の中で「いつか絶対に行ってみたい」とか、「いつか絶対にやってみたい」というような、スタンプラリー的な願望はあるだろう。そしてそのうちの幾つかはやがて「あれをやっておけばよかった」に変わり、いつしか「あのとき、あれさえしておけば」というような後悔として、心身の奥底に沈殿したりもする。過去の叶わなかった願いは時に、現在の自分を認められない理由になってしまう。"

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    2026年07月25日
  • 死にがいを求めて生きているの

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    これはかなり好きだった。
    何のために生きているのか、生きがいとは何か、に途方に暮れている自分の今に響く。
    今どきの若者らしい心の中の葛藤がすごく生々しく詳細に表現されていて、朝井リョウの文章にかなり惹かれた。
    命の使い方なんて、生きがいなんて、どこにいたって感じられるはずなのに。
    俺は死ぬまでの時間に役割が欲しいだけなんだよ。
    結局は本当に大切なものから逃げているだけなんだ。

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    2026年07月24日
  • 何者

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    就活が始まった時の違和感、仮面をかぶっている感じ、第一志望と言わなければ受からない、他の人が先に内定をもらってあせる気持ち。鮮やかに描かれていた。見事。面白かった。
    自分の就活時代を色々思い出した。

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    2026年07月24日
  • 正欲(新潮文庫)

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    自分が見えてる世界なんて、本当の世界の何%なんだろう。

    読み終わったあとに、そんな唖然とした感情が湧き起こった

    自分の想像の外側で苦しんでいる人たちがいて、でもそれは想像の外側でしかないから当の本人たちはなかなか気付かれない。

    "マイノリティに優しい社会を"

    でも、そのマイノリティの定義ってなんなんだろう。

    マイノリティとして認められないマイノリティな人たちは、一体誰に認められるんだろう

    自分の知らない世界で、マイノリティとしても括られることなくもがいている人たち。

    自分の中の許容範囲が浮き彫りにされたような気がした。

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    2026年07月24日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    読んでいて何回か声に出して笑ってしまった。たとえくだらなくても、色んなことに快く付き合ってくれるお友達や仲間が多くて、朝井さん自身も良い人なんだろうなぁと思った。あと、とりあえずお腹弱いということはよくわかった。トイレ行けないと気づくと余計行きたくなるよね、わかる。

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    2026年07月24日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    感想…朝井リョウさん、ここまで書いちゃっていいの?ですね。個人的に好きだったのは催眠術の話。そっちの人間とこっちの人間って感じがいい。それとうちの夫もトイレとお友達タイプなので、親近感が湧きました。

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    2026年07月23日
  • 時をかけるゆとり

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    人生で初めて、本で笑い泣きした。

    ハプニングは起これば起こるほどラッキーだと思ってるので、人生に嫉妬しちゃうくらい面白かった

    本棚にしまって大切にします。

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    2026年07月23日
  • 正欲(新潮文庫)

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    とても面白かった。性欲と正欲の話。
    朝井リョウワールド全開で、今回はマイノリティとマジョリティの対比、程度による苦しさを描いている
    マジョリティ=正しいとは限らないのは前提だが、常識を疑わないと寄り添えない人々がいるかもしれないと考えさせられた。到底理解できない価値観や性的嗜好を持って生まれた人間の葛藤や彼らの世界の生きづらさと、世間的には正しい側の人間の持つ価値観や正義感が描かれており、自分もどちらにも転ぶ可能性がある話だと思った。あらゆる事に否定や疑いから入るのでは無く、理解や受け入れの姿勢を保ちたいと思ったと同時に、それすら傲慢なのでは無いかと感じた。

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    2026年07月23日
  • 生殖記

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    とても面白く私には刺さった。さらさらと読めたこともあり、一気に読んだ。
    斜め上空視点からの人間観察記録といった感じで、興味深かったし、自分・周りや、人生を見つめる新たな面白い視点を獲得したような、良い読書体験だった。たくさん付箋を貼りながら読んだ。
    すごく嫌になった時、すんごく引いた視点で見ることで救われるときもあるので、そういう時に思い出したり、読み返したい。

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    2026年07月23日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    エッセイで腹がよじれるくらい笑わせてくるのは朝井リョウさんのゆとりシリーズ。場所を考えないと笑いが止まらず、そんなに面白いんですか?と話しかけられるくらい笑いをこらえることが難しい。このシリーズを読むと誰でも朝井さんを好きになってしまうと思う。

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    2026年07月23日
  • そして誰もゆとらなくなった

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    めちゃくちゃ笑った。トイレに行けないと思うと行きたくなってくるのわかる。3部作らしいから他の2冊も読みたい。朝井リョウにハマってしまったのでポッドキャストも聴き始めた。

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    2026年07月22日
  • 生殖記

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    ネタバレ

    尚成の考え方と同じ人絶対いるだろうな。自分は樹や上司たちの考え方の持ち主だから、尚成側の人たちからしたら鬱陶しくて仕方ないんだろうなと反省できた。生まれながらの個性が一般的な人と違うだけでそれを隠して生きていかないといけないって辛いよな‥朝井リョウさんの言語化すごい。

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    2026年07月22日