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秋霖の花嫁 香霧想起
目覚めると名前すら思い出せず、今までの記憶を失くしていた少女に、端整な顔立ちの青年、秋里は「お前の名前は荘曄香。私の許婚だ」と告げる。立派な邸での生活に違和感を覚える曄香だったが、優しく思いやりに溢れる秋里に次第に惹かれていく。が、ある日、秋里の正式な許婚と名乗る琳国の公主、麗媛が邸にのりこんできた。私は何者なの? 悩む曄香に隠された真実とは!? -
アンバサダーは夜に囁く
かわいらしい顔立ちの天羽陸は宝徳学園大学の学生。ルティア大国大使館でアルバイトをしている。ボスにあたるリヴィエール大使とは最悪の出会いだった。山のような荷物を抱えた陸が、長身の大使とぶつかって弾き飛ばされ、大使とは知らずに文句を言ったのだ。しかし、やがて二人は強烈に惹かれ合い、キスをしてしまうが……。陸の幼馴染みの周防省吾が嫉妬の炎を燃やし……。めくるめくパッショネイトラブ!! -
見せかけの結婚
両親を亡くしたクレアは、貧しくも懸命に幼い妹を育てていた。ある日、様子を見に来た伯母から厳しい現実を突きつけられる。裕福な家へ養子に出すほうが妹のためだと忠言されたのだ。最愛の妹を手放すなんて……。激しく動揺したクレアは、ふと伯母の忘れ物に気づき後を追った拍子に車に轢かれてしまう。だが偶然にも、伯母の知人らしき男性アンドレアスに助けられ、けがが治るまで妹と一緒に彼の邸で暮らすよう提案される。クレアは戸惑いつつも妹のためにその申し出を受けることにした。まさか彼が“見せかけ”の妻子を必要としているとも知らずに。 -
覇王の愛枷
億単位の宝石を買った各界の著名人が仮面で顔を隠し、あらゆる愉しみに興じる船上パーティー。ジャーナリストの佑紀は、父の仇を取るためスタッフとして主催者である郭竜傑に近づくが失敗し、愛玩具として衆人環視のもと弄ばれる。表の顔は宝石商、裏では香港を根城にしたマフィアである竜傑の非情かつ淫猥な仕打ちを受けた佑紀は、さらに彼個人が所有するクルーザーに監禁され、淫らな調教をほどこされることに。屈辱的快楽の中、佑紀は復讐の機会を窺うが――。 -
貧乏クジ世代
その数、なんと1900万人!「第2次ベビーブーマー」「団塊ジュニア」と称される一群を含む70年代生まれ、いま20代後半から30代前半の彼らは、ひそかに「貧乏クジ世代」とも揶揄される。物心ついたらバブル景気でお祭り騒ぎ。「私も頑張れば幸せになれる」と熾烈な受験戦争を勝ち抜いてきたが、世は平成不況で就職氷河期。内向き、悲観的、無気力……“自分探し”にこだわりながら、ありのままの自分を好きになれない。「下流社会」「希望格差社会」を不安に生きる彼らを待つのは、「幸運格差社会」なのか? -
わたしはレンタルお姉さん。
ラウンジホステスからレンタルお姉さんへの転身、それから3年間にも及ぶニートや引きこもりたちとの熱い交流――最前線の現場で殻に閉じこもったニートの再出発をサポートする女性訪問員の活動記録。「彼らに対して特別なことをしているわけではありません。人が人として向き合う。そこには出会いがあり、喜びや感動があります。それだけで私はこの仕事に巡り会えて幸せだと感じています」 -
異母兄のいる庭
母の死により、代議士である父の屋敷へ引き取られた志乃。愛人の息子である志乃は、そこで、父の正妻や異母兄の慎一郎との関係に悩みながら暮らし始めた。閉鎖的な町で息を潜めるようにして生きる志乃だったが、ある夜、慎一郎に無体な関係を強いられる。大学受験を控えた慎一郎にストレスの捌け口のように扱われながら、いつしか志乃の体は溺れていく…。すれ違う切ない兄弟の愛は…? -
略奪愛人
「愛人ならば、その身体で俺を籠絡しろ」美貌の秘書・響也は、敬愛していた上司を陥れ解任させた首謀者・慎二にある契約を持ちかける。すべては上司を救う為。土下座をも辞さないと構えていた響也に、男は冷酷に促した――服を脱いで奉仕しろ、と。屈辱に震えながら跪いた響也は、慎二によって男としての矜恃を踏み躙られ、淫らに喘ぐ身体につくり変えられてしまう。心までは赦さないと拒絶する響也だが抱かれるたびに心は揺れ……。 -
愛執の鎖
35歳にして大手都市銀行で課長職に就く三浦は、泥酔したはずみで部下の大石と一夜を共にしてしまった。その後「今夜だけ」という言葉を盾に関係を強要されるが、抗いながらも抱かれることで知った強烈な刺激に酔った三浦は、言葉通りに大石が離れると、突然の衝動で引き止めてしまう。平穏すぎる日常に倦んでいた反動か、独占欲の強い大石の情熱に、妻がいながらも次第に夢中になっていく三浦は、求められるまま快楽に身をゆだねてしまうのだったが……。 -
抱きしめたまま、ここにいて。
たったひとりの姉との暮らしを守る為に交わした契約――それは愛人になるということ。小さなお弁当屋で働く雨音は、とある誤解がきっかけで、硬質な雰囲気を漂わせる医師・五十嵐に買われる。性的な快感など知らない身体は、優しいけれど強引な五十嵐の愛撫に、ただ溺れるしかなかった。自分は愛人だと分かっていたのに、包み込むような五十嵐の優しさに惹かれ始めた雨音は、彼の薬指に光る指輪の存在に苦しめられるようになって……。 -
スピード人間が成功する
仕事がつまらない、何をやってもうまくいかない……。だからといってモタモタしていると、ヤル気もチャンスもなくなってしまう!本書は、仕事にも趣味にも手を抜かない著者が伝授する「1日24時間を2倍にする方法」。新しい可能性にチャレンジする“時間”を生み出すために、アタマとカラダをどう活用するかを具体的にアドバイスする。「予定表を“先延ばしリスト”と書き換えると、今やるべきことが見えてくる」「雑用を片付けるスピードを計ると、時間のムダづかいが減る」「急いで考えたいときは、紙に書こう。走り書きしながらアタマが整理されていく」「時間をムダにしてしまった失敗リストをつくろう」「朝早く起きたくなるような仕事や遊びをつくろう」「スランプとは、反応が遅くなること。元気がない時ほどスピードアップしよう」など、時間を創造するための“意識改革”のヒントを満載!仕事も人生も充実させたいビジネスマンにおすすめの一書! -
インフォドラッグ
私たちの脳と心は、映像や音などふだん接する“情報”によって、大きな影響を受けている。薬物を濫用すれば依存症が発生するのと同じように、“情報”によっても依存が形成され、脳と心は深刻なダメージを受けることがある。本書では、このような脳と心をあやつる“情報”を「インフォドラッグ」と呼び、その接し方・扱い方に警鐘を鳴らす。 テレビゲームはとりわけ魅力的なインフォドラッグだ。親が放っておいたら、子どもたちはほとんどの時間をゲームに費やす。なぜなら、ゲームに夢中になっているときに脳内で放出されるドーパミンの量は、覚醒剤を注射したときに匹敵するからである。脳は二十歳ごろまでかかって形成される。未成年にとっては、テレビやゲームの暴力・レイプ・殺人シーンは、覚せい剤・コカイン・マリファナと同じだけの注意が必要である。ゲーム依存やネット依存――子どもたちをこの現代病から守らねばならない。 -
花嫁はプリンセス
ティファニーは少女のころからずっと父親の牧場の共同経営者であるキングに夢中だった。だが、三十代半ばになった今でも彼には家庭を築く気などなく、ティファニーはまったく相手にされていなかった。焦ったティファニーは自宅で開かれた誕生日パーティで、思いきりセクシーなドレスを着てキングを誘惑した。今日で二十一歳、何もためらう必要はない。ところがキングは彼女に熱いキスを浴びせたあと、冷酷に告げた。「ぼくはバージンと遊ぶつもりはないし、結婚する気もない」 -
一夜の波紋
ティナは結婚の誓いを終えたあとも、ニック・レアンドロスの妻になったことを実感できずにいた。彼の異母弟バシリさえ事故で亡くならなければ、こんなおかしな事態にはならなかっただろう。いま、ティナのおなかにはバシリの子がいる。その子にレアンドロスの姓を名乗らせ、安定した生活を与えるべきだとニックに強く説得され、ティナは結婚に踏み切ったのだ。いまだ残る、選択を誤ったのではという不安を抑えつけ、これが最善の策なのだとティナは自分に言い聞かせた。だが結婚生活が始まると、思わぬ苦悩が生じた。 -
いつかかなう夢
従妹の結婚披露宴で、一人ダンスの輪から外れていたマティは、そばでもの思いにふける男性が気になり声をかけた。彼はセバスチャンといい、ニューヨークの銀行家だった。男性とは楽しくつき合い、決して深入りをしないのが、マティのいつものスタイルだ。悲しいけれど、わたしみたいな人間にはそれがふさわしい。ハンサムなうえに、ウィットに富んだ会話のできるセバスチャンは、この場かぎりの話し相手としては最高だ。だがマティは考えてもいなかった。自分が彼の心に、強烈な印象を残してしまうことまでは……。★RITA賞はじめ数々の受賞歴を誇るリズ・フィールディングが、交通事故で車椅子生活を余儀なくされた女性をヒロインに据えて描く心温まるストーリー。★ -
ボスへの想い
バイオレットは弁護士事務所で秘書として働いている。一年前からボスのブレイクに密かに恋をしていたが、ある日、ささいな発言で彼を怒らせてしまう。ブレイクは私生活に口出しされる覚えはないと息巻いたうえ、彼女が太り気味だということを暗に指摘した。バイオレットはボスの態度に傷つき、つらい気持ちや彼への想いを同僚にもらした。するとその会話をブレイク本人に聞かれていたことが発覚する。あまりの恥ずかしさに耐えきれず、意を決した彼女は辞表を手にボスのオフィスへ向かった。★今月はあの大人気ミニシリーズ『テキサスの恋』の最新刊をお贈りします!★ -
海風の追憶
絞首刑を宣告された父親の命を救うため、グレースは秘密組織に金を払った。このことが明らかになれば、グレース自身が罪人となる。彼女は身を隠そうと、大叔母の家を目指して船旅に出た。一週間が経った夜、大型の帆船が近づいてきた。そして、イーサン・シャープ船長と名乗る男がグレースを呼び出した。憎悪と嫌悪に満ちた表情。これほど冷たい青い目も、たくましく引きしまった美しい体も、グレースは今まで見たことがなかった。「残念だが、あなたに選択の余地はない」男はグレースを抱えあげ、自分の船へと連れ去った。 -
花嫁の首飾り
遠い昔、ある貴族が贅を尽くした首飾りを婚約者の令嬢に贈った。愛しあう二人は結婚式を目前に非業の死を遂げ、花嫁の遺恨をまとった首飾りの伝説は数世紀にわたり人々を畏怖させた。それを手にした悪人は恐ろしい惨劇に見舞われ、善人は素晴らしい幸運に恵まれるという。そして今トーリィは、その美しい秘宝を盗み出そうとしていた――誰よりも大切な妹を男爵の魔手から守るために。19世紀初頭の英国で花開く豪華絢爛なリージェンシー・ロマンス。 -
暁には涙をふいて
エルザの半生は貧しさとの闘いだった。仕事と弟妹の世話に追われ、デートすらしたことがない。そんなおくてな彼女だが、思いを寄せる男性がいる。一年前、暴漢から彼女を救ったレイフ・デブリンだ。彼はわたしの白馬の騎士――たとえ二度と会えなくても。ところが夢見る乙女に、運命は皮肉なストーリーを用意した。スラム街で慈善活動を続ける彼女に脅迫が相次ぐようになり、急遽、ボディガードが派遣されてきたのだ。レイフ!彼が昼も夜もつきっきりだなんて……。期待に頬を染めるエルザをよそに、彼は冷ややかに告げた。「ぼくは進んでこの任務を引き受けたわけじゃない」★ビバリー・バートンの超人気シリーズ最新作。純愛の行方とスリリングな展開をお楽しみいただけます。★ -
初恋が実るとき
キャサリンは決死の覚悟で家を売り、義兄の部屋へ転がりこんだ。幼いころから彼に恋い焦がれ、今も思いはふくらむ一方だけど、いつまでたってもルーカスは、私を女性として見てくれない。彼を振り向かせるには、このくらい思いきった行動に出なければ。もうこれ以上、“妹”なんて呼ばせないわ――絶対に!かたやルーカスは、繰り返し自分に言い聞かせていた。血縁がないとはいえ、キャサリンは“妹”として慈しむべき相手。彼女がどれほど魅力的でも、一つ屋根の下で暮らしていても、あやうい感情は隠し通さなければならないんだ――絶対に! -
めぐる季節の贈り物
両親が旅行中に交通事故で亡くなった――。看護師長のクロティルドは突然の知らせに、思わず椅子に座り込んだ。心配して見に来てくれたドクター・サッカリーの言葉も耳に入らない。クロティルドはすぐにフィアンセのブルースに連絡をとった。同じ病院で働く研修医の彼に、実家まで送ってもらおうと思ったのだ。でも彼は上司と会食の約束があって、どうしても行けないと言う。将来がかかっているから絶対断れないと……。茫然とする彼女に、ドクター・サッカリーが声をかけた。「家には僕が送っていくよ」クロティルドは言われるままに、その厚意にすがった。やがて味わうフィアンセのさらなる冷たい仕打ちを予期したように。■ハーレクイン・イマージュから、記念すべき2100号作品をお贈りします。作家は皆様に長く愛されているベティ・ニールズ。イギリスからオランダを巡る愛の旅路の物語をご堪能ください! -
よみがえる情熱
テキサス州ヴィクトリアは、アマンダが愛してやまない故郷だ。久しぶりにその小さな町に降り立ち、彼女は過去に思いを馳せた。上流階級の令嬢として何不自由なく育った幸せな少女時代。隣家に住むジェイスに手ひどく振られた16歳の誕生日……。その後、一家は悪質な詐欺に遭い、すべてを失ったのだった。町を去る日のジェイスの冷酷な仕打ちを思うと、今も胸が痛む。いつか私が彼の呪縛から逃れられる日はくるのだろうか?沈んだ気分で顔を上げると、銀色に光る瞳が彼女を凝視していた。ジェイス! アマンダは凍りつき、なすすべもなく彼を見返した。 -
復讐のための結婚
タイで孤児院の運営を手伝っているニコルは、継父の会社が倒産し、屋敷が差し押さえられたことを知らされる。彼女は自分の荷物を取るために帰国し、無人の屋敷に直行するが、もはやわが家でないと知りつつ、ついバスルームでシャワーを浴びた。そこにノックの音が! 屋敷の購入主だというラッセルが現れた。事情を話すニコルに、彼が示したのは敵意さえ感じさせる冷たい態度。このとき彼女は知る由もなかった。ラッセルが屋敷を買ったのは彼女の継父への復讐の一環だったことを。そして先ほどシャワーを浴びる美しい彼女の姿を垣間見て、ラッセルが強い欲望にとらわれたことも。 -
愛を取りもどす日
目の前にいる男性の姿を、ケイトは息をつめて見つめた。夫だったトレント――私が生涯で愛したただ一人の男性だ。だが十二年前、生後二カ月の一人娘が誘拐されたとき、悲しみの淵に沈む私を彼は慰めてもくれなかった。あろうことか、事件が起こったのは私のせいだとさえ言って……。ケイトはその後、独自に調査を続け、事件解決の糸口を得る。それを伝えようと、離婚以来初めてトレントのもとを訪れた彼女に、トレントは冷酷な表情で言い放った。「もう、すべて終わったことだ」ケイトは言葉を失い、その場に立ち尽くした。頭のなかによみがえる、トレントとの甘い記憶にさいなまれながら。★シルエット・ラブ ストリームで大好評のミニシリーズ『狼たちの休息』を三月に引き続き、シルエット・ディザイアよりお届けいたします。誘拐された娘、そして別れた夫と再会したケイト。しかし、空白だった時間はあまりに長すぎて……。★ -
甘美な愛人契約
義姉が携わるチャリティ活動を助けるため、アビーはファッションショーのモデルを務めることになった。緊張しつつも颯爽とステージを歩くアビー。彼女の目は観客のひとりに釘づけになっていた。ニコライ・アーロフ、無数の浮き名を流すロシアの大富豪。ステージを下りると、彼からの誘いが待っていた。挙式直後に亡くなった夫への思いから一度は断ったものの、寄付への影響を考え、食事だけなら、としぶしぶ応じる。だが、着いた先はレストランではなく、ニコライの家だった。今晩、彼はわたしを帰さないつもり?■すべて父親の異なる三兄妹が主人公で、離れ離れに育った彼らの出生の謎が少しずつ明らかに。 -
天使と悪魔の結婚
一族が主催した仮装ダンスパーティで、ぴちぴちの赤い悪魔の扮装をさせられたエミリーは、黒衣の天使に扮した実業家、アントン・ディアズに紹介される。「僕はきみが欲しい」初対面での誘いに驚きながらも、彼の魅力にはあらがえず、エミリーはすぐに恋に落ちた。そして性急なプロポーズののち、挙式を済ませた二人はハネムーンを過ごすために、南フランスへ向かった。だがすばらしい愛の交歓の翌日、アントンは目に憎悪をにじませながら、エミリーと結婚したほんとうの理由を告げた。 -
夢の舞踏会へ
双子の妹との“身代わり作戦”で、ジャイルズに仕返しようとロンドンの屋敷に到着したアナベルだったが、彼が息をのむほどの美男子と知って、拍子抜けした。それに、ああ、都会の生活って刺激的!日焼けして野山を歩き回っていた田舎暮らしとはまるで違う。最新流行のドレスで着飾って、すてきな貴族の御曹司たちと優雅にダンス。そして明日は、夢に見た初めての舞踏会。一躍社交界のスターになったアナベルは本来の目的も忘れ、シンデレラ気分を満喫した。だが、すぐに魔法は解けた。妹の亡き夫は、忌まわしい置き土産を遺していたのだ。 -
あの夏、湖面にまばゆく
少女時代、太めで分厚い眼鏡をかけていたオリビアは冴えない思春期を送った。祖父母が経営するキャンプ場に毎夏やってくるコナーと会うのが唯一の楽しみだった。容姿端麗でなんでも器用にこなす彼に恋をしていたのだ――コナーが彼女の心を奪い、傷つけ、捨て去ったあの夏までは。時が過ぎオリビアは今、見違えるほど美しく変貌を遂げ、室内装飾家として活躍していた。老朽化したキャンプ場を改修したいという祖母の願いを叶えるため、彼女は苦い思い出の残る地へ向かう。そこに予期せぬ再会が最悪の形で待っているとも知らず……。 -
謀反人の娘
横暴な父が、あろうことか国王への反乱を企てて失敗し、エリンは男爵の一人娘から、謀反人の娘という立場へ転落した。共犯だと誤解されれば、どんな罰を受けてもおかしくはない。怯える彼女に王が下した裁定は、思いがけないものだった。国王直属の騎士で、勇猛果敢な戦功を讃えられる伝説の戦士、マルコム・ル・ファルーシュと結婚し、跡継ぎを作れというのだ。エリンは結婚が怖かった。父に虐げられた亡き母を思い出す。マルコムは大柄で力が強い。あんな人に服従を強いられたら……。だが初めての口づけを受けたとき、その不安は期待へと変わった。 -
熱い手ほどき
過保護な二人の兄たちが目を光らせているせいで、アニーは25歳を過ぎても男性と深くつき合ったことがない。そんな彼女が幼いころから思い続けてきたのは、長兄の親友ガイ。だが、家族同然に育ったガイは彼女を子供扱いしてばかりいる。アニーは思いきって、男性を誘惑する方法を友人に尋ねた。偶然その会話を耳にしたガイは、その標的が自分だとも知らず、むやみに男を挑発するなんてとんでもないと説教を始めた。それならいい考えがあるわ。アニーは迷わず口にした。「だったら、あなたが誘惑の仕方を教えてくれる?」 -
誇り高き血
インディアン・ロックに越してきたばかりのエコーは、隣人の孫娘の誕生パーティーに招待されて、ためらいをおぼえた。子供たちの父親──ランス・マッケトリックは、エコーが町に着いて早々ちょっとした諍いをした相手なのだ。とびきりハンサムなことを差し引いても、彼の印象は最悪だ。だが妻を亡くしてから仕事三昧のランスは、今夜も出張で顔を見せないとわかった。安心したエコーがパーティーを楽しみ始めたとたん、空にヘリコプターが現れ、ランスが駆けつけた。そして輝くような笑みを浮かべ、まっすぐ彼女に向かってきた。 -
野に咲く白薔薇
★伯爵家の若君に舞い込んだ縁談の相手は、なんと身分の違う町娘~!15世紀末イングランド、キャヴェンディッシュ家当主の若かりし日の物語。★国王がアリシアの実父の名を知ったら、彼女を生かしてはおかないだろう。養父は幼い彼女の身を案じ、危険から遠ざけるためにキャヴェンディッシュ家の三男トーマスとの縁組を取り決めた。十年の歳月が流れ、輿入れの日がやってくる。十七歳のアリシアは妻となる覚悟に満ちていた。トーマスには婚約の折に会ったきりだが、心惹かれていたし、彼の心を勝ち得ることができなければ生きる道がないからだ。だが現実は困難の連続で、アリシアの心はずたずたに……。 -
身代わり婚約者
★国王がさだめた結婚に抜け道を探す二人。出し抜くつもりが出会いがしらに恋をして…。★時は十六世紀。泣く子も黙る偉大な国王ヘンリー八世から、会ったこともない二人の男女が結婚を命じられた。花婿となるのはサー・ブランドン・キャヴェンディッシュ――王の側近で、華やかな宮廷でも一、二を争う伊達男だ。婚礼の儀は三週間後と決められ、ついに遊び人のブランドンも身動きのとれない状況に陥った。しかも花嫁は大年増の魔女だという。彼は今後の対策を練るために親友を替え玉に仕立てあげ、自分は介添え役になりすまして、花嫁の住む城におもむいた。 -
再会は雪の舞う中で
ステラはロンドンから二年ぶりに湖水地方に戻ってきた。折りしも季節はクリスマス。彼女にとっては最悪の時季だった。ふと、目の前にいる男性がダニエルに見えてぎょっとする。一瞬、長い癒しの歳月が吹き飛ばされそうになった。そしてようやく、今日からダニエルの双子の兄の家に間借りすることを思い出した。二年前のクリスマス、ダニエルからのプロポーズには打ちのめされた。五分後には婚約を破棄されたのだから。心が粉々に砕けたステラは、ロンドンに逃げ出したのだった。もう心の傷は癒えた。新しい恋に胸を焦がしてもいい頃なのに……。■ハーレクイン・イマージュでも人気の作家、サラ・モーガンが描く心温まるロマンスをお届けします。 -
愛したくないのに
モデルのソルカはパーティである男性の視線に気づいて身震いした。ロマン・ド・ヴァロア! 八年前、彼女はあらぬ嫌疑をかけられ、ドラッグ漬けだと業界の実力者ロマンに手ひどく糾弾されてファッション界からも追放された。仕方なく故郷に戻り、出直して、やっと再スタートができたのだ。私の人生をめちゃくちゃにした彼の顔など二度と見たくないのに。ソルカは逃げるようにしてパーティ会場をあとにしたが、後日、彼から有力キャンペーンのモデルに起用したいと言われて驚く。私からすべてを奪っておきながら、彼は何を企んでいるの?訝るソルカは彼の次の言葉を聞いて全身が凍りついた。「君を僕のものにしてみたくなった」 -
塞がれた声
ブラック・フライデー――1年で最も賑わう感謝祭翌日の金曜日、15万もの人々で込み合うアメリカ最大のショッピングモールで、原因不明の爆発が起きた。粉塵が舞い、悲鳴をあげる人の波が出口へ押し寄せ、地面を揺るがすような大混乱が生じる。誰もがテロの可能性を思い浮かべるなか、休暇中の捜査官マギーも緊急の呼び出しを受けて飛行機に乗り込んだ。まさに悪夢と化した現場で、彼女は防犯カメラの粗い映像をすぐさま調べはじめる。そのときマギーは知る由もなかった。自分の異母弟がこの事件に深くかかわっていることを。 -
ヴェネツィアの情事
ヘレナはモデルとして名をはせたが、虚構の世界に嫌気がさし、引退して親友だった初老のイタリア人アントニオと結婚した。結婚生活は穏やかだったが、ある日夫が突然の発作で亡くなる――ヴェネツィアにある有名なガラス工房を遺して。工房は経営状態もよくないようだが、亡き夫の唯一の遺産を守るため、ヘレナは単身ヴェネツィアに向かった。サルヴァトーレは亡き父の従弟アントニオが亡くなり、遺された工房の経営を元モデルの妻が引き継ぐと知って愕然とした。歴史ある工房は、ずっと喉から手が出るほど欲しかったものだ。美しいだけが取り柄の欲得ずくの女に渡しはしない。彼は心に誓った。 -
シークとの千一夜
砂漠の国カリスタで、エレニは夕日が沈む地平線を眺めていた。いつもは横暴な父親も、今日はひどく上機嫌だった。これから高貴な身分の客人が来て、夜を過ごすからだ。エレニが酔った父親のたわごとだろうと思っていると、美しい馬を駆って、たくましい男性が突如彼女の前に現れた。プリンス・カリクは、みすぼらしいあばら家を見まわした。ぜひとも欲しいものがなければ、こんな場所には来なかったのに。だが彼は、飲み物を差し出すエレニの目を見てひどく驚いた。カリスタの伝説にうたわれる緑の目を持つ女が実在しているとは。プレイボーイとして名高い彼の心は、いつになく揺さぶられた。■人気作家シャロン・ケンドリックが描く〈ダイヤモンドの迷宮〉第2話をお届けします! 身分違いの恋に落ちたエレニとプリンス・カリク。二人を引き裂こうとする力はあまりにも強大で……。 -
不機嫌な教授
■最初は、とても楽しみなアルバイトだった。ポリーは、近くに住むサー・ロナルドが募集した、彼の手書き原稿をタイプで清書する仕事に採用され、喜んでいた。ところがその友人で、~教授~と呼ばれるサムの登場で、楽しいはずのアルバイトは、とたんに緊張の連続となった。サー・ロナルドが突然の病で亡くなり、サムの屋敷に住み込んで、清書を最後まで終わらせることになってしまったのだ。彼と同じ家に住み、美しい婚約者には嫉妬の目を向けられる日々に、ポリーは耐え切れず、急いで仕事を終えると屋敷をあとにした。だがサムとの再会は、新しい職場となった病院で不意に訪れた。■3月に続き、人気作家ベティ・ニールズの作品をお贈りします。あこがれの医師と彼を支える看護師は、作者の人生を色濃く映す永遠のテーマとなっています。さらに6月、2100号記念として刊行される次回作品にも、どうぞご期待ください。 -
結婚はビジネス?
一族の会社で働くアヴィーナは、上司である二人の義兄とともに大企業ランカスター・グループの新社屋披露パーティーに赴いた。その席で、彼女が動揺するほどじっと見つめてきた黒髪の男――彼こそがグループの最高責任者、ナイル・ランカスターだった。そのナイルが義兄たちを通じ、彼女と知り合いたいと言ってきた。彼との取引を望む二人は、チャンスとばかりに驚喜している。私を生け贄にする気ね! アヴィーナは憤り、会場を逃げ出した。数日後、再びランカスター関連の小さな催しへの招待があった。トップが来るような会ではないと知り、安心して出席すると……。 -
灰色のシンデレラ
派遣ハウスキーパーとして働くイザベルのもとに、さる億万長者から依頼が舞い込んだ。彼はどうしてもイザベルを雇いたいと指名し、イザベルが休暇を取る予定と知ると、倍の給与まで提示してくる。いぶかりつつも、イザベルは待遇の良さに惹かれて依頼を受け、勤務初日、落ち着かない気分で問題のクライアントを迎えた。彼の名はクリスティアーノ・ベロン――大企業の社長で、魅力的すぎる風貌が危険な雰囲気をかもしだしている。灰色の制服をまとった体に、クリスティアーノの熱い視線が這い、イザベルは身じろぎもできずにただ息をのんだ。■ブロンウィン・ジェイムスンの新作は、億万長者と派遣ハウスキーパーのロマンス。どうしてもとヒロインを指名してきた億万長者ですが、彼には何やらひそかな目的がありそうで……。巧みなストーリー展開に、最後まで目が離せない一作です。 -
夢の終わりとそのつづき
警視庁捜査一課を辞めて八ヵ月。知人のつてで雑誌へ雑文を寄稿して食いつないでいた俺を、絶世の美女が訪ねてきた。久我山のある家に出入りする人間を一週間尾行してほしいという。元刑事の俺には簡単な仕事に、二百万もの報酬どこか胡散臭さを感じつつも、俺は早速久我山へ向かう。目的の男は買い食いしながら、一日中都内を歩きまわるのみ。しかし三日目、男は胃の中が空っぽの状態で発見される。死ぬ直前まで飲み食いしていたはずの男の身に、何が起こったのか。背後に蠢く巨大な陰謀の存在を察知した柚木の推理は――。大幅改稿、改題で贈る、柚木草平“三十五歳”の事件。 -
ヴィクトリア朝怪異譚
イタリアで客死した叔父の亡骸を捜す青年、予知能力と読心能力を持つ男の生涯、先々代の当主の亡霊に死を予告された男、養女への遺言状を隠したまま落命した老貴婦人の苦悩。 日本への紹介が少なく、読み応えのある中篇幽霊物語四作品を精選して集成! 一八六〇年代には今日のミステリやスリラー小説の源流になったと目される作品が次々と出版され、また、怪奇小説、恐怖小説の分野で優れた作品が数多く発表されたのもこの時代であった。内容的に長い話にはしにくかった恐怖小説は中短篇が主体で、特にクリスマスの時期になると、各雑誌が競って幽霊物語を掲載し、当時の文壇の大御所であった作家も好んで幽霊譚を寄稿した。比較的長い物語の場合、優れた作品でありながら、選集に収録するには長すぎるし、かといって、それ一作を単行本として刊行するには短かすぎる、ということで、あまり日の目を見ずにきたという作品もかなりある。本書では、そうした長めの怪異譚の中から、読み応えのある力作で、かつ、日本の読者にはあまり馴染みがない作品を四篇選び、これまでにない趣のアンソロジーの編纂を試みた。――三馬志伸「解題」より 【内容目次】 ウィルキー・コリンズ「狂気のマンクトン」(1855) ジョージ・エリオット「剥がれたベール」(1859) メアリ・エリザベス・ブラッドン「クライトン・アビー」(1871) マーガレット・オリファント「老貴婦人」(1884) 訳註/訳者解題 【著者・編訳者略歴】 ウィルキー・コリンズ(Wilkie Collins) 1824年ロンドン生まれ。法律家修業を経て、20 代後半から作家活動に入る。30代半ばで発表した『白衣の女』によって一躍脚光を浴び、1860年代に大流行したセンセーション小説の礎を築いた。代表作は、『白衣の女』の他、『ノー・ネーム』『月長石』などで、後者は世界最初の長篇推理小説としても有名。1889年没。 ジョージ・エリオット(George Eliot) 1819年イングランド中部ウォリック州生まれ。本名メアリ・アン・エヴァンズ。神学書の翻訳や評論活動を経て30代後半から創作活動に入り、『アダム・ビード』で成功を収めた後、『フロス河の水車場』や『ミドルマーチ』など、英文学史上に残る傑作を次々に発表した。邦訳も多数。1880年没。 メアリ・エリザベス・ブラッドン(Mary Elizabeth Braddon) 1835年ロンドン生まれ。一家を養うため、17歳からの約8年間、旅回りの劇団で舞台に立つ。1860年から文筆活動を開始。翌年に連載が始まった『レイディ・オードリーの秘密』のヒットにより、コリンズらと共にセンセーション小説の流行を支え、その後80作以上の小説を発表した。1915年没。 マーガレット・オリファント(Margaret Oliphant) 1828年エディンバラ郊外に生まれる。21歳の時に作家デビューし、以後90作以上の小説を発表する。「カーリングフォード年代記」と総称される一連の作品が有名だが、50歳を過ぎてから書き始めた超自然物語にも優れた作品が多く、‘The Open Door’は江戸川乱歩によって高く評価された。1897年没。 三馬志伸(みんま・しのぶ) 1959年千葉県生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。同大学大学院文学研究科博士課程単位取得満期退学(文学修士)。玉川大学文学部教授。著書に、Jane Austen In and Out of Context (慶應義塾大学出版会、2012)、訳書に、メアリ・エリザベス・ブラッドン『レイディ・オードリーの秘密』(近代文藝社、2014)などがある。 -
東大卒、年収1100万をやめて刺しゅうをはじめたワケ 冷めたまま働きつづける前に
「この仕事、自分じゃなくてもいい」と思いながら、今日も出社するあなたへ。・「自分じゃなくてもいい」「AIに抜かれる」と感じる20~30代に直撃。・コスパ・AI不安の時代に、自分の手で仕事を作る意味を問い直す。ワークシート6つ付き。・Instagram16万フォロワーの刺しゅう作家・田中優輝、初の著書。「この仕事、自分じゃなくてもいい」――その言葉が頭をよぎったことはありませんか。コスパの頂上にいた東大卒・外銀勤務の27歳は、その問いを正直に受け止め、仕事を辞めました。アイロンさえ触ったことがないところから刺繍を始め、四畳半で自分だけの仕事を作った全記録です。AIに仕事を奪われる不安、手応えのない毎日、上司の10年後が怖い――そのモヤモヤに、この本は静かに答えます。正解を降りた先に何があるか、知りたい方へ。 -
刑事総務課は眠らない
【眠らないで働ける人間なんて、いるはずない!】 不眠症×ショートスリーパー 異色の男女バディが真相を探る 『或る集落の●』『夫の骨』『撮ってはいけない家』など、ミステリーやイヤミス、モキュメンタリーなど様々なジャンルで印象的な作品を残してきた矢樹純さん。今作は、矢樹さん初の警察小説です。 かつて神奈川県警捜査一課の刑事だった月代杏果(つきしろ・きょうか)。しかし、2年前、未解決に終わった誘拐事件がきっかけで不眠症を発症し、職務中に失態を演じたことで、刑事総務課犯罪統計係へ異動となってしまいます。 そこで彼女を待っていたのは、なんと「眠らない」部下、根津梗士郎(ねづ・きょうしろう)でした。 根津は元機動隊員で、9年前の災害が原因で脳に障害を負い、後遺症により1日に1時間未満しか眠れなくなっていました。 「自分は眠れないんです。帰っても休めないなら、仕事をしていた方が良くないですか」と、平然と30時間以上も連続勤務する彼に、杏果は戸惑うばかり。そして彼には、短い睡眠中に見る「とても長い夢」に、埋もれた事件の真相のヒントが現れるという不思議な能力があったのです。 不眠に悩む上司と、ショートスリーパーの部下。異色のバディが次々と事件の真相を解き明かしていきます。そんなとき、杏果が不眠症になったきっかけの事件で誘拐された女の子の実父が、新たな事件の被害者として発見され……。 警察小説の枠を超えたミステリーの新たな傑作の誕生です!二人がたどり着く驚きの真実とは?ぜひ、矢樹純さんの最新作『刑事総務課は眠らない』を手に取って、その目で確かめてみてください。 -
反逆者として王国で処刑された隠れ最強騎士
レシュフェルト王国とヴァルカン帝国の戦争終結の立役者である王国最強の騎士アルディア。英雄となったアルディアだったが、あらぬ理由から反逆者として処刑されてしまう。敵対しているにもかかわらず瀕死の自分を救ってくれた、帝国皇女ヴァルトルーネを救えなかった後悔を胸に――。 だが、アルディアが目覚めると、そこは戦争が起こる6年前の世界だった! かつて果たせなかったヴァルトルーネの命を救うと決めたアルディアは、二度目の人生では帝国の騎士として皇女に忠誠を誓い、世界を変えていく! 処刑された最強騎士が再び最強に返り咲く、逆行転生ファンタジー開戦!! -
BLゲームの悪役令息なのに攻略者に襲われるのだがどうすればいい?
毎日の過酷な深夜残業中に意識が朦朧とし――気がついたときにはおしゃれな校舎の前に立っていた。 そこはBL恋愛ゲーム『愛と魔法の寄宿学校』の世界。 太陽の光を受け、天使のような少年が目の前に立っている。 「ねえ、フィン。どうしたの? 」 自分を真っ直ぐな瞳で見つめる彼の名はノア。BL恋愛ゲームの主人公、いわゆる『受け』である。 このゲームは彼を取り合って、イケメン攻略者たちが恋のバトルを繰り広げる。そこにはノアの恋路を邪魔しようと悪役令息が登場するのだが…… (おれがフィンなのか!?) 悪役令息フィン・ポートフィールドに転生したのは自分だったのだ。 フィンはノアに対して度を過ぎたイジメを繰り返すため、まわりから嫌われ、追放エンド、死亡エンドという悲惨な運命が待っているキャラである。 ノアと仲良くならないと危険な未来へと進んでしまうフィンはとにかくノアと友達になろうとするが、なぜかとんでもない愛され方をしてしまう。 それだけでも混乱している状況なのに、自分が嫌われ悪役令息フィンへと転生してから、攻略者の『攻め』である人物たちが好意を持ち始めたのだ。 特に見目麗しいグルモア皇国の皇太子エリオット・グルモアは、フィンに対して告白とキスをしてきて―― 「君が私の心に棲みついてしまったんだ」 エリオットの甘い口説き文句が情熱的でフィンは胸が高まるのであった……。 「攻め」と「受け」から溺愛されてしまった悪役令息フィンの運命はこれからどうなってしまうのか……!? -
悪役令嬢、今度はもっとうまくやる
公爵令嬢リヴィアは、第一王子の婚約者として淑女たるべく努力してきた。なのに、身に覚えのない罪で婚約破棄され、父も冤罪で死に追いやられて、リヴィアは獄中で自害する。どうかお義兄様だけは幸せに、と願いながら……。すると、目覚めたら三年前に戻っていた。小鳥の姿で現れた大精霊ヴェルナーいわく、リヴィアの願いを叶えるために時を戻したそうだ。破滅回避のため第一王子との婚約阻止を目指すリヴィアに、過保護な義兄レナートが協力してくれるが――!? 第二の人生は自由とお義兄様の幸せのために! 死に戻り令嬢とヤンデレ義兄のラブファンタジー♡ ※電子版はショートストーリー『お義兄様とのピクニック』付。 -
エロゲの伯爵令嬢を奉仕メイド堕ちさせる悪役御曹司に転生した俺はざまぁを回避する
「ノルドさま……お目覚めのおっぱいは飲まれますか?」 俺が転生したのはさっきまでプレイしていたエロゲ『成り上がり勇者の学院ハーレム無双』の勇者主人公。……ではなく勇者からメインヒロインの伯爵令嬢エリーゼを寝取り、最後に殺される悪役御曹司のノルドだった。 のんきにメイドのおっぱいを飲んでいる場合ではない! 死亡フラグを回避し、平穏なスローライフを求め、エリーゼに極力近づかないよう行動するのだが……。やることなすことすべてエリーゼが勘違いし、俺の好感度は上がり続け―― 「初物の私の裸をご覧ください……」 ガチ恋され、奉仕メイドに自ら志願して、逆夜這いに来るだと!? 第9回カクヨムWeb小説コンテスト ラブコメ部門〈特別賞〉受賞作! -
本多平八郎忠勝 家康軍団最強の武将
「家康に過ぎたるものが二つある。唐の頭に本多平八」……唐の頭とは徳川軍の武将がよくつけた兜の飾りであり、そして本多平八とは、生涯五十七度の合戦でついにかすり傷一つ負わずに華々しい武功を上げた不死身の武将本多平八郎忠勝である。そそり立つ鹿角の兜と黒鎧、金色の数珠を首から下げ、自慢の長槍「蜻蛉切り」を手に敵陣へと斬り込む勇姿には、信長が最大級の賞賛を与え、秀吉は配下に加えんと熱望したという。本書は、徳川四天王の一人にして、負け知らずの斬り込み隊長。高名なわりにはその実像が明らかでない戦国武将の生涯を、巷間伝えられる剛将としてばかりではなく、知略を兼ね備えた参謀としても活躍する若武者時代を中心に描く長編歴史小説。歴史好きにとっては、山岡荘八の『徳川家康』や隆慶一郎の『影武者徳川家康』などで縦横無尽に活躍する忠勝は、特にファンが多い武将である。今まで渇望されていた人物伝の待ちに待った登場である。 -
魔心 MAGOKORO
「かわいそうに。あの人、今日死ぬね」 心の闇には、魔が棲む。 明治後期、神戸で起きた凄惨な怪事件。 帝大心理学者と県警警部、そして千里眼の女が迫る、 戦慄の怪異ミステリー、開幕!! 明治三十四年の神戸市――。 実業家・渋沢栄一を後ろ盾とする敷島家の屋敷で、娘たちが始めた「こっくりさん」。その夜を境に、次女・春子は他人の死を予言し、低いダミ声で不気味な言葉を吐くようになる。 同じ頃、近隣の村では子供を狙った猟奇事件が続発。屋敷にキナ臭さを覚えた兵庫県警の片桐警部が捜査に乗り出すさなか、敷島家を揺るがす新たな犠牲者が! 事件解決のため招かれた帝大心理学者・福来友吉は、科学の力で怪異の真相に挑むが……。 -
聖女なのに国を追い出されたので、崩壊寸前の隣国へ来ました~力を解放したので国が平和になってきましたが元の国まで加護は届きませんよ~
聖女リーシャは、婚約者のバーズーデン国王ダルエストに、新しい婚約者ができたからという理由で突然国から追放されてしまう。 そんなリーシャを助けたのは、隣国メートポリスの国王ラオウハルトだった。 リーシャは助けてくれたお礼にと、聖女の力で荒れていたメートポリスを復興していく。次第にラオウハルトは、国のため尽力する健気なリーシャに惹かれていくのであった…。 一方で、聖女の力を失ったバーズーデン国は、日に日に様子がおかしくなり――!? ※こちらの作品にはイラストが収録されています。 尚、イラストは紙書籍と電子版で異なる場合がございます。ご了承ください。
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