歴史・時代小説作品一覧

  • 楠木正成と足利尊氏
    -
    鎌倉幕府滅亡から南北朝の動乱へ! 千早城に籠もって、幕府の大軍を翻弄した神算鬼謀の名将・楠木正成。名門の家に生まれ、武家の棟梁としての信望を集める足利尊氏。後醍醐天皇の倒幕運動に身を投じた二人の英傑は、互いに惹かれるものを感じながらも、建武の新政において敵と味方に。そして、湊川の決戦へ……。新しい時代に向かって、己の道を進んだ男の姿を描く力作長篇小説。
  • 楠の実が熟すまで
    4.0
    期限は初冬、楠の実が熟すまで。21歳の利津は、御徒目付を務める伯父に命じられ、潜入捜査のため京の下級公家・高屋家に嫁いだ。安永年間、禁裏での出費増大に頭を悩ませた幕府は、公家たちの不正を疑うが、探索のため送り込んだ者たちは次々に謎の死を遂げていた。最後の切り札として単身乗り込んだ女隠密・利津は、高屋家に夫の弟・右近が幽閉されているのを知る。証拠はどこに…? 著者の新境地を拓く、長編時代ミステリー。
  • 門前仲町 九頭竜覚山 浮世綴(一)
    -
    雲州松江の粋人大名松平治郷の気まぐれで、学問一辺倒だった九頭竜覚山は、花街門前仲町に仮寓することになった。この堅物兵学者に、深川一の売れっ子芸者米吉が惚れたのだから、わからない。料理茶屋万松亭の主長兵衛に、覚山は通りの用心棒をたのまれる。ある夜、料理茶屋青柳でひとりの深川芸者が殺された。定町廻りの喜平次と謎を追うことになった覚山だが!? 剣難、女難、深川人情新シリーズ、開幕!
  • くせものの譜
    4.0
    武田、北条、佐々……仕えた家が軒並み絶家! 厄神と呼ばれた男・御宿勘兵衛の生涯。 武田の遺臣として、数多の主家を渡り歩いた御宿勘兵衛(みしゅくかんべえ)は、何を求めて大坂城へ入ったのか? 武田家滅亡から、大坂の陣まで――仕えた家が次々と滅びることから、その武勇に反して「厄神」と忌み嫌われた御宿勘兵衛。 そして、時代に迎合することなく己の夢と覚悟を貫いた依田信蕃や久世但馬など、勘兵衛と関わった度し難い男たち。 「天正壬午の乱」「さらさら越え」「小田原征伐」「越前騒動」「大坂の陣」など勝者の側ではなく滅び行く者たちからみた戦を描く。 気鋭の著者が腕をふるった、時代に選ばれなかった曲者たちの物語。 解説・縄田一男
  • 砕かれざるもの
    3.5
    関ヶ原で敗れ、流人のまま朽ち果てる運命にあった備前宰相・宇喜多秀家とその一族。加賀百万石の取り潰しに将軍家が動き出したとき、彼らは絶海の孤島から立ち上がる! 戦いに参ずるのは、若き剣士・宇喜多秀景、柳生十兵衛率いる柳生一族。さらには伊藤一刀斎、宮本武蔵らの剣豪たちも入り乱れる。運命に抗う者たちの、命を賭した戦いの結末は――。荒山流“純粋剣豪小説”、ここに誕生!
  • 大店の暖簾 下り酒一番(一)
    3.5
    霊岸島にある酒問屋武蔵屋は、上方からの高級酒下り酒を扱う大店だ。だが商才のあった主の市郎兵衛が亡くなり四年、武蔵屋の商いは火の車になっていた。市郎兵衛の妾腹三男の卯吉は、主にはなれない。そりの合わぬ長兄の市太郎や義母のお丹に冷たく当たられながらも、心通う者たちと店の切り回しに奔走する日々。新酒番船で一番となった銘酒灘桜の新酒が千樽届くことになっていたが、春の嵐に遭ったという報に武蔵屋一同青ざめる。
  • 口入れ屋おふく 昨日みた夢
    4.3
    亭主の勇次が忽然と姿を消し、実家の口入れ屋「きまり屋」に出戻ったおふく。色気より食い気、働きもので気立てのよいおふくは助っ人女中として奉公先に出向き、揃いもそろって偏屈な雇い主たちに憤慨したり同情したり。一筋縄ではいかない人生模様を目の当たりにするうち、自分も前を見て歩いていこうと心を決める――。市井人情小説の名手が渾身の筆で描ききった江戸のお仕事小説。単行本未収録の短篇「秋の朝顔」併録。
  • 口入屋賢之丞(けんのじょう)、江戸を奔(はし)る~幕末梁山泊~
    -
    麻布谷町の山吹屋。そこは主の賢之丞の差配で、様々な求めに応じて人を斡旋する口入屋だ。武家や商家、普請場など斡旋先は多岐に亙るが、時に怪しげな依頼も混じってくる。花火師と猟師と鉄砲鍛冶を揃えてくれという浪人にきな臭さを感じた賢之丞は、読売屋や女郎、忍など多彩な仲間たちとともに、幕末の江戸を揺るがす陰謀に立ち向かう! 痛快時代活劇。
  • 木の葉侍 口入れ屋 人道楽帖1
    -
    「わしはもう江戸を生きるしかね。剣術以外の稼ぎがあるとは思いもしなかった。やってみるべと思う。」──金を掏られて行き倒れた羽州浪人・永井新兵衛を、口入れ屋の庄三郎が救った。口入れ稼業の要諦は、人を見抜く眼力。まるで水面を流れる木の葉のような新兵衛の人柄に惚れたのだ。地獄に仏と、新兵衛は食うため、生きるため慣れぬ仕事に精を出すが……。市井の人情を描いて当代一! 名手が贈る感涙の新シリーズ!
  • 口入屋用心棒 : 1 逃げ水の坂
    2.8
    わけも告げず姿を消した妻を探し求めて、駿州沼里から江戸にやってきた湯瀬直之進は、小日向東古川町で店を構える口入屋・米田屋に住み込みの用心棒として雇われる。仔細あって木刀しか遣わない直之進だが、さっそく、うだるような暑さのなか、主の光右衛門について江戸の商家を回ることになる。書き下ろし長編時代小説、待望の新シリーズ第一弾。
  • 朽木の花 新編・東山殿御庭
    -
    怪異や妖かしに立ち向かう一休宗純の壮絶な生涯を描いた傑作室町伝奇小説  鉛丹侯は口をいっぱいに開いた。唇を失った彼がそうすると、髑髏が笑ったようだった。その、恐ろしい笑い顔の、呉藍色をした口の奥から、暗い色をした粘液が溢れ出した。粘液は黒よりも暗い色をしていた。涅色――海底で何億年もかけて溜まった泥の色だ。一休が感じた、夜行城を包む気配の色だった。(「尊氏膏」より)  第58回日本推理作家協会賞短篇部門候補の「東山殿御庭」ほか、一休宗純の活躍を描いた短編集。 *尊氏膏 *邪笑う闇 *甤(ずい) *應仁黄泉圖 *朽木の花 *東山殿御庭 ●朝松健(あさまつ・けん) 1956年札幌生まれ。東洋大学卒。出版社勤務を経て、1986年『魔教の幻影』でデビュー。ホラー、伝奇など、幅広い執筆活動を続けている。2006年『東山殿御庭』が第58回推理作家協会賞短編部門の候補となる。近年は室町時代に材をとった幻想怪奇小説〈室町ゴシック〉、一休宗純を主人公とした〈一休シリーズ〉、かつて誰も書かなかった〈異形の戦場〉と化した京都を描いた『血と炎の京』で高い評価を得ている。
  • 口出し屋お貫
    3.8
    「口入れ屋は商売だけど、口出しするのは性分なんで」 若き女主人と元花魁が、人にからまる糸を解く! 著者好評の江戸人情話、最新作! 二十七にして三度目の奉公先から暇を取ったおれんは、昔馴染みの口入れ屋を訪ねた。帳場には見慣れぬ小娘。 口入れ屋の主人と言えば、酸いも甘いも噛み分けた食えない年寄りが相場である。ただの留守番に違いない――が。 「あたしは先代時三の孫で、貫と申します。二年前にこの店を継ぎまして、今年二十二になります」 それぞれの奉公先を辞めた経緯を語らせるお貫に反発して、おれんは店を飛び出す。別の口入れ屋に断わられ、通りで再会した元の主人には不義理をなじられ、疲れ果てて戻った部屋には、お貫が待ちかまえていた……。
  • くちなわ剣風帖(一) 蝦蟇と大蛇
    -
    無器量だが侠心溢れる同心・釜口右衛門は、上役の吟味方与力から「五百両で真剣試合を請け負う凄腕の剣客を捜せ」という密命を受ける。さる筋からの引き合いで彼が相まみえたのは、女人のように美しい浪人者だった!
  • くちばみ
    3.7
    血で骨を洗う斎藤道三「父子の相克」一代記。  古く蝮を「くちばみ」と呼んだ。鋭い毒牙を持つその長虫は、親の腹を食い破って生まれてくるという――。  時は戦国、下剋上の世。「美濃の蝮」と畏れられた乱世の巨魁・斎藤道三は、京の荒ら屋で生を受けるも、母に見捨てられ、油を舐めて命を繋いでいた。油売りを生業にどん底から這い上がった父子は、いつしか国盗りという途轍もない野望を抱くようになる。狙うは天下の要・美濃国。父に続き美濃入りした道三は、守護・土岐頼芸を籠絡し、側室・深芳野と密かに心を通わせる。一方で、父の歪んだ支配欲に苛立ち、血の呪縛から逃れようと毒殺を夢想するようになる。政敵を次々に抹殺し、遂に主君頼芸を追放し、名実ともに国主となった道三。ところがその頃、長男義龍の胸中には、父への嫉妬と憎悪が渦巻いていた・・・。  本作品は、下剋上を成し遂げながらも実子に殺される道三の生涯を、三代にわたる「父子の相克」をテーマに活写する新感覚時代小説。「暴力と情愛」の筆運びはますます磨かれ、「悪の爽快感」に溢れる物語世界は圧巻! まさに花村時代小説の到達点と言える作品です。
  • 口伝三国史話 第一巻 俺は雲長
    -
    「正史」「演義」「民間伝説」その源流を垣間見る新たな視点で描かれる三国志物語。第一部は若き日の「関羽」! その出生から黄巾賊討伐に立ち上がるまで。作者自ら語る、「史実三割、虚構七割」の三国志の新たな物語。これまで謎とされていた部分にも迫る意欲作!

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  • 九度山秘録 信玄、昌幸、そして稚児
    4.0
    武田信玄の許で育った名将・真田昌幸が、己の生涯を投影して一人の稚児を育てる。武田から真田へ、そしてさらに受け継がれる最強の系譜。武将と強力家臣団との固い絆を描く本格歴史小説!
  • 国定忠治
    -
    土地の親分を斬って旅に出た国定忠治が関八州を股にかけ、なじみの深い府中宿にさしかかると、恩義ある万太郎親分が殺されて一家は離散、いとしいお光は行方不明と聞かされた。たちまち若い仁侠の血は恋と意地に燃えたぎる。市井無頼の徒のいだく悲しい英雄主義、厳しく美しい義理人情……。昭和七―八年、東京日日新聞連載。股旅ものの第一人者として作者の盛名をはせた傑作。
  • 国盗り合戦 〈一〉
    4.0
    時は慶安二年、将軍家光の治世。逼迫する財政に業を煮やした奥平藩藩主・宇佐美安綱は、なんと他藩の領地を奪い取ろうと画策、狙われたのは肥沃な領土を持つ隣の椿山藩だった。そんな事態に陥っているとは露も知らぬ椿山藩藩主の本郷宗政は、大事なことは重臣任せで「うつけ」と見られている男。だが、侵略による被害が徐々に宗政の性根を変えてゆき……。野心に燃える譜代大名vs.民に慕われる外様大名――泰平の世に起きた謀略戦、その行方は!?
  • 国盗り物語(一)
    4.3
    世は戦国の初頭。松波庄九郎は妙覚寺で「知恵第一の法蓮房」と呼ばれたが、発心して還俗した。京の油商奈良屋の莫大な身代を乗っ取り、精力的かつ緻密な踏査によって、美濃ノ国を〈国盗り〉の拠点と定めた! 戦国の革命児斎藤道三が、一介の牢人から美濃国守土岐頼芸の腹心として寵遇されるまでの若き日の策謀と活躍を、独自の史観と人間洞察によって描いた壮大な歴史物語の緒編。
  • 国萌ゆる 小説 原敬
    4.3
    凶刃に斃れた 平民宰相に今こそ学べ! 日本初の政党内閣を率いた 平民宰相、激動の生涯! 南部藩士の子に生まれ、戊辰戦争での藩家老・楢山佐渡の死に際し新しい国造りを志した原健次郎(後の原敬)。 明治維新に際し士族をはなれ平民となった後は、新聞記者、外交官を経て、政治の世界へ転じる。 藩閥政治から政党政治への刷新を掲げるが、総理の座に就くまでには大きな壁が。〈平民宰相〉と呼ばれた政治家の不屈の生涯を描く大河巨編。
  • 国芳一門浮世絵草紙1 侠風むすめ
    4.0
    浮世絵師歌川国芳と娘登鯉をめぐる人間模様 『笹色の紅』で評論家の絶賛を浴びた新鋭作家の、ほのぼのおかしくて、ちょっとせつない書き下ろしシリーズ第1作。  天保の改革で、贅沢なものが次々と禁止になるさなか、見事な戯画で大人気を博した歌川国芳。ついには国芳も奉行所に呼び出され、顔見知りらしかった遠山の金さんと全面対決へ。さて、その顛末はいかなることに!? 国芳と妙ちきりんな弟子たちとが織りなす浮世模様を、国芳の娘の絵師・登鯉の目から格調高く描く。
  • 国を蹴った男
    4.2
    不条理な世を渡る武器は、気骨と果断。利に生きるか、義に死すか。敗れざる者たちの魂の咆哮。"豪腕作家"の凛然たる戦国小説集。いま、もっとも注目される歴史作家が満を持して放つ! 不条理な世を渡る武器は、気骨と果断。利に生きるか、義に死すか。武田信玄、上杉謙信、織田信長、豊臣秀吉――天下に手を伸ばした英雄たちの下、それぞれの一戦に臨む者たちの、生死の際を描く! 伊東潤、一戦ここにあり!
  • くノ一元禄帖
    4.0
    将軍・綱吉の出した『生類憐れみの令』を破った罪に問われた浪人は、津波のような勢いのたくさんの犬たちに襲われた! 同じ頃、高貴な武家の姫君や若い奥方たちは、御駕篭の中で、異形の存在たちに責めたてられていた。艶技を武器にする美貌のくノ一集団“阿魔衆”は、水戸光圀の密命を受ける。そこに立ちふさがる謎の邪淫坊と甲賀忍者たち。彼らとの死闘の行方は…?書下し新感覚時代小説新シリーズ。
  • くノ一忍び化粧
    3.0
    時は元禄。人みな華美を競う時代に戦国時代から続く忍びがいた。武田信玄が重用した甲陽流忍法の末裔・薊。齢十八の美形くノ一だが、その腕は男の忍者をも時に凌ぐ。彼女に舞いこんだ仕事は、討入りを画策する「大石内蔵助を護衛」せよとの依頼だった。大石に刺客を送る大物首謀者との暗闘が始まる。人気時代作家・和久田正明渾身の新シリーズ第1弾!
  • くノ一忍法帖 山田風太郎ベストコレクション
    3.7
    大坂城落城により天下を握ったはずの家康。だが、信濃忍法を駆使した5人のくノ一が秀頼の子を身ごもっていると知り、伊賀忍者を使って千姫の侍女に紛れたくノ一を葬ろうとする。妖艶凄絶な忍法帖。
  • 死霊大名 くノ一秘録1
    2.7
    伊賀国最強のくノ一・青蛾が育てた娘・蛍――。16歳の若きくノ一は千宗易(千利休)の意を受け、父とともに戦国最大の悪漢・松永久秀を探る。そこで目にしたのは「死と戯れる」秘技だった――。死霊が増殖する動乱の世で、蛍は父を助けるため悲壮な闘いに挑む。気宇壮大なスケールで描かれる「くノ一秘録」シリーズ、ついに始動!
  • 久能山血煙り旅―大江戸無双七人衆―
    -
    駿河の国境の寒村から村人が全員消えた! 疫病か、それとも大久保長安の秘匿した財宝を狙うものの仕業なのか。徳川家康の遺骸を日光から駿河の久能山に運ぶ天海一行の護衛の途次、大道寺菊千代は大きな謎に直面する。そして、天海の命と久能山東照社に奉納される百万両を狙って襲い掛かる、忍び集団・風魔党の面々。菊千代率いる大江戸無双七人衆、最後の血戦。書下ろし時代小説。
  • 首一万両
    -
    面子を捨てて利のみを求めて生きる、したたかな商人上りの侍。毒と知りつつ、あえて江戸友禅の秘法に挑む職人。幕府の禁令に抗して、嫌いな家業を継ぐ張形師。若気の至りが、思いがけない人生を招く浮世絵の絵師と彫り師。……意地と工夫で日々の暮しをしのいでいく、江戸の庶民たちを描く、傑作時代小説集。
  • 首打人左源太事件帖(1)
    -
    生業は首打ち、密通した藩主の側室を斬れとの依頼だったが…  水戸藩士・潮地左源太は、密通した妻のせいを斬って藩を去り、江戸へ出た。下谷の茅屋に居を構える左源太の生業は、その剣技を生かした罪人の首打ちだ。一度の仕事料は十両。上総大多喜藩前藩主の側室・鶴を、不義の簾で斬首する。遺漏なく仕事を終えた左源太だったが、処刑直前、鶴と交わした二言三言を藩の立会人に咎められ、なぜか会話の中身を執拗に追及された…。 ●多岐川恭(たきがわ・きょう) 1920年福岡県生まれ。東大経済学部卒。戦後、横浜正金銀行をへて毎日新聞西部本社に勤務。1953年『みかん山』で作家デビュー。『濡れた心』で第4回江戸川乱歩賞を、翌年には短編集『落ちる』で第40回直木賞を受賞。以降、推理小説と共に時代小説も旺盛に執筆した。
  • 首がとぶ 己を知る者を求めて
    -
    氏素姓もさだかでない遊説の氏でありながら、いきなり趙王に謁見を求め得意の弁台で上卿に任命された虞卿。春申君に望外の幸いと意外の禍を説く士のなかの士といわれた朱英。ともに任侠の友を求めて老を共にし、虞卿は「虞氏春秋」を著述したという。

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  • 首斬り浅右衛門 あるいは憑かれた人々の物語
    3.0
    身悶えし命乞いをする女を、美しいと思った。初めて己れの生業を、嫌悪した。泰平の世に人を斬る業を、極め続けなければならない、山田浅右衛門。その家系も、6代目に至り、烈しい気象が息んだ。ただ一首、斬り損じた女の怨霊に翻弄される、浅右衛門の最後を描く、という表題作。ほかに「殺生関白」「座頭国市」など、エロティシズム溢れる、異形の8編。
  • 首斬り浅右衛門人情控
    -
    斬首刑を受ける者が腰を下ろす場所、土壇場。そこで、科人の最後の呟きに耳を傾けるのは、代々首斬り役を務める七代吉利。売られた娘のために強盗を、死罪になってなお仇討ちを願う女…。死の間際に彼らが語る真実とは?人間の弱さと哀しき業を知り抜く吉利が、残る悪しき宿縁を断つべく弔いの剣を振るう!
  • 首ざむらい 世にも快奇な江戸物語
    3.6
    第99回オール讀物新人賞受賞作! 「全篇にわたって楽しい」有栖川有栖 「無条件に楽しんで読むことが出来た。ああ、面白かった」乃南アサ ニヤリ、クスリ、ホロリ…… 選考委員も癒された、新・癒し系時代奇譚。 叔父を訪ねて大坂へ向かった男の道ずれは、首だけのサムライだった!?(受賞作「首ざむらい」) とある若侍が死体で発見された。下手人は河童らしく……。(書下ろし「よもぎの心」) 現代人の疲れた心と疲れた身体に、 ただただ楽しく、チャーミング(&時々すっとぼけ)な時代小説をご用意しました!
  • 熊田十兵衛の仇討ち〈新装版〉 人情編
    3.5
    盗賊・雲霧仁左衛門の子分である州走の熊五郎に、目明しの夫を殺されたお延。ある日、お延の茶店に旅の男がやってきて、お延はその男を泊める。やがてふたりは深い仲になるが、お延は男の体の特徴が逃走中の熊五郎とそっくりなことに気づき……(「熊五郎の顔」)、敵もちの小平次は、旅籠で出会ったあばた面の浪人の名を名乗るようになるが……(「あばた又十郎」)など、傑作短編五編を収録。
  • 雲霧閻魔帳
    -
    天下の大盗賊、雲霧仁左衛門。とうとう捕まってしまうが、やり残したことに気がついた……ひと目娘に会いたい。しかし処刑の日は迫ってきている。親子の情を描いた珠玉の作品。
  • 雲霧仁左衛門(前)
    4.0
    神出鬼没・変幻自在の怪盗・雲霧仁左衛門。政争渦巻く八代将軍・吉宗の治世、江戸市中で、一人の殺傷もなく一万両を盗み出すという離れ業を成し遂げた雲霧一味は、次の狙いを尾張・名古屋の豪商・松屋吉兵衛方に定める。雲霧の命により、七化けのお千代は、四年前に妻を亡くした吉兵衛に近づく。金蔵をめざして、江戸から名古屋へ盗賊一味の影が走り、火付盗賊改方の一団が追う。

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  • 雲ながれゆく
    4.1
    老舗菓子舗「笹屋」の若後家・お歌は、雨宿りのひととき、行きずりの謎の浪人に手ごめにされてしまう。体も大きく気が強い自分が、犯されて抵抗しなかったことに納得がゆかぬお歌だったが、奇妙な再会をとげ、やがて男への憎しみは愛しさへと変わってゆく。少女のようにときめくお歌。二人の深まる恋は、ひょんなことから敵(かたき)討ちの助太刀に発展し、やがて迎える別れの朝…。江戸に生きる勝気な女の姿が、21世紀の日本人をも魅了する、新感覚の長篇時代小説。
  • 雲の盗十郎 御助宿控帳
    3.0
    さまざまな肉を食べさせる店「百獣屋」は肉同様、多士済々の御助人が集う「御助宿」だ。ある日、主人を夜盗「盗十郎」一味に殺された妻と息子が彼らを捕まえて欲しいと訪ねて来た。剣の使い手である十四郎は引き受けることにしたが……。

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  • 雲を斬る
    -
    父の仇を江戸の町に追う由比三四郎は、ある日、女郎屋に売られる娘おさとを助けた。しかし人買いの恨みを買い、首に五十両の賞金をかけられてしまう。次々と挑んでくる刺客、盟友の僧・快延、鳥舟で空を飛ぼうとする若者、妙に人なつっこい人買い―-。多彩な人間模様の中から、やがて仇討ち相手が見え隠れし始める。(講談社文庫)
  • クライシュの鷹 高く舞う孤影
    -
    西暦730年、預言者ムハンマドと同じ名門クライシュ族の父と、ベルベル人の母から生まれたアブドゥル・ラフマーン一世。宿敵による騙し討ちによって一族を殺され、北アフリカを流浪。エジプトに入ると中国人方士の杜環と剣士アリーを仲間に加え、キャラバンを装って母の出身地である西のモロッコを目指す……。史実とフィクションを交えた、息つかせぬスペクタクルファンタジー小説。
  • くらがり同心裁許帳(一)精選版
    4.5
    「くらがりに落ちた」。解決できなかった事件を奉行所ではそう言う。それらの事件を書き留めておくのが、南町奉行所永尋書留役である角野忠兵衛の役目。奉行所の角に忘れ去られた事件を、地道な探索でくらがりから引きずりだす忠兵衛を、仲間の同心はいつしか“くらがり同心”と呼ぶ――。窓際同心の人情味溢れる活躍を描いた人気シリーズから、著者自ら厳選した「精選版」!
  • くらがり同心裁許帳
    4.3
    一年前に内藤新宿の飾り職人が、酔って大川に転げ落ち溺死した。  奉行所の調べでは、単なる事故として片づけられたが、その死を受け入れられない母親は、月命日のたび南町奉行所に再吟味を哀訴していた。  同心の角野忠兵衛は、事件の真相をつかむため探索を始める・・・。彼のお役目は迷宮入り事件ばかりを扱う「永尋書留役」。奉行所の角に忘れ去られた事件を追って、窓際同心角野忠兵衛が八百八町を駆け巡る!
  • 蔵の中 短篇時代小説選
    3.3
    花莚問屋の主人庄兵衛は報恩講の席で、娘婿への相続を発表し、仕合せの中にいた。しかしその夜、店の蔵で、雇人が殺された――「蔵の中」。中風の夫のために信心詣りを欠かさない袋物問屋のお房が落ちた罠――「西蓮寺の参詣人」。穀物問屋大黒屋に出入りする厄介者留五郎が惨殺され、その死体には大八車の轍の跡があった――「大黒屋」。わずかな手がかりをもとに岡っ引きが真相に迫る、スリリングな時代短篇集。
  • くらまし奇剣 剣客旗本奮闘記
    3.0
    二刀遣いの強敵との死闘 餓狼を斬る! 日本橋の呉服屋が大金を脅しとられた。しかし、呉服屋の主人は「娘が殺されます」と脅え、何も語ろうとしない。この悪行には幕臣がかかわっているという。非役の旗本・青井市之介は朋友・糸川とともに探索にあたるも……。大店への脅迫、次々と斬殺される武士、予期せぬ奇襲、二刀遣いの強敵。子供を攫い、大金を奪う悪党は断じて許さぬ! 市之介が死闘に挑む。大人気シリーズ第十一弾!
  • 札差の用心棒 蔵闇師 飄六(一)
    4.0
    父の死を契機に瓢六は実家の札差・簑島屋の店付き護衛『蔵闇師』として働き始めた。ある日、瓢六の弟・簑島屋伊兵衛の息子が誘拐され身代金を払い取り戻す事件が起きた。瓢六は誘拐犯を捕まえようと動きだすが……。
  • 暗闇草紙
    -
    湯島妻恋町の裏通り。明け方から夕暮れまで日が差さず、お先真っ暗な連中が肩寄せ住まう、人呼んで「暗闇小路」。その小路に引っ越してきた、いかにもわけありの娘・お春が押し込み強盗に襲われ、伝家の観音像を奪われた。手習いの師匠で糊口する浪人者・島小平は、思うところあって、お春の窮状に手を貸す。観音像は誰の手に渡ったのか、また像に隠された秘密とは? 波瀾万丈の娯楽時代小説。 ●多岐川恭(たきがわ・きょう) 1920年福岡県生まれ。東大経済学部卒。戦後、横浜正金銀行をへて毎日新聞西部本社に勤務。1953年『みかん山』で作家デビュー。『濡れた心』で第4回江戸川乱歩賞を、翌年には短編集『落ちる』で第40回直木賞を受賞。以降、推理小説と共に時代小説も旺盛に執筆した。
  • 眩(新潮文庫)
    4.4
    あたしは絵師だ。筆さえ握れば、どこでだって生きていける――。北斎の娘・お栄は、偉大な父の背中を追い、絵の道を志す。好きでもない夫との別れ、病に倒れた父の看病、厄介な甥の尻拭い、そして兄弟子・善次郎へのままならぬ恋情。日々に翻弄され、己の才に歯がゆさを覚えながらも、彼女は自分だけの光と影を見出していく。「江戸のレンブラント」こと葛飾応為、絵に命を燃やした熱き生涯。(解説・葉室麟)
  • 栗山大膳
    値引きあり
    -
    明治の文豪・森鴎外による、江戸時代前期に筑前黒田藩で起きた御家騒動を描いた作品。黒田官兵衛に仕えていた家老・栗山大膳。だが官兵衛の息子である二代目藩主黒田忠之の代になると、幕府に対し「藩主の忠之が反逆の計画を企んでいる」と訴えた。しかしながら幕府の調べにより反逆の意志や計画はなかったとして、訴えた栗山が流罪となるのだった──。
  • くるい咲き~越前狂乱~
    3.0
    元亀元年(1570年)、朝倉家家臣の小林吉隆は、織田家との合戦中、富田長繁に命を救われる。世の道理を重視する吉隆だが、忠に薄く戦好きな長繁とは、不思議と馬が合った。しかし、崩壊へと向かう朝倉家に見切りをつけた長繁は、織田方へと寝返ってしまい……。朝倉家滅亡後の越前に、大戦乱を起こした猛将・富田長繁。七百vs.十万という圧倒的劣勢の中、戦国最凶の男が魅せる蛮勇とは? 息をもつかせぬ圧倒的合戦譚!
  • 狂い咲き正宗 刀剣商ちょうじ屋光三郎
    3.7
    刀の不思議な美しさに憑かれてきた黒沢勝光。将軍家の刀管理を司る御腰物奉行の長男に生まれたが、名刀・正宗を巡って父と大喧嘩。刀剣商に婿入りし光三郎と名乗るが……。親子・夫婦の情愛や師弟の交情を、裏世界の駆け引きも絡めて描いた時代小説連作集!
  • 狂い咲き正宗 刀剣商ちょうじ屋光三郎
    3.4
    命をやりとりする刀に魅せられた光三郎。駆け引きたっぷりの裏世界、町人たちの人情、心意気を直木賞作家が描く。幼いころから、刀がもつ摩訶不思議な美しさに憑かれてきた光三郎。将軍家の刀管理を司る御腰物奉行の長男に生まれながら、名刀・正宗を巡って父・勝義と大喧嘩をし、刀剣商に婿入りする。ある日、絶縁したはずの父が弱り果てて訪ねてくるが……。親子、夫婦、師弟の人情をじっくり描く時代小説。(講談社文庫)
  • 遊郭医光蘭 闇捌き(一)
    5.0
    吉原で開業する医師・光蘭。遊女を治療するかたわら持ち前の医学知識を駆使して事件を腑分けし、公儀が裁けない悪を闇で捌く!
  • 廓の与右衛門 控え帳
    3.0
    遊廓を舞台にした艶物時代小説、登場!  かつて江戸柳生道場の四天王の一人と言われ、吉原では「闇夜の歳三」の名もあった大木歳三。吉原で三笠太夫のために人を殺め、京都・島原遊郭に移ってきた。歳三は、大門開閉の務めのために大門脇の番屋に詰める「与右衛門」とも呼ばれていた。  与右衛門の前に現れた若者は、佐山甚四郎と言い、太夫の初音の弟だった。その甚四郎が、何者かに殺される。そして、初音から父親の仇を取りたいと聞かされ、その相手が初音の客の一人である楽隠居の見斎、すなわち藁谷右近だと知る。初音に自分が仇であることを知らされた見斎は、初音の父親と親しくなる余り、佐山一家が切支丹であることを知り、逆に斬りつけられたのだと言うのだった。見斎は、脇差しを己の腹に差し、初音を昨日身請けして自由の身にさせたことを告げて果てた。  与右衛門は、甚四郎を殺した犯人に迫るのだった。(「第一章 男傾城」)  美しき女たちが集うきらびやかな遊廓を舞台に、欲にまみれた男やいうに言われぬ人情の絡みから起こる厄介事を与右衛門が解決していく。  第八回、小学館文庫小説賞を受賞した艶物時代小説が、ついに電子化!
  • 暮れがたき 夢草紙人情ひぐらし店
    4.0
    新吉原の華やかな表通りに隠れた場所に、ひぐらし店と呼ばれる裏店がありましてねえ。場所が場所でございますから、堅気の仕事をしている者はほんのひと握り。後は大道芸や芝居小屋の中売り。噺家とも呼べないろくでもない奴に、仕事師とくる。おんや、そんなひぐらし店に似つかわしくない、滅法界、品をした女ごがやって来ましたよ…。心に染みる人情物語。
  • 黒いサムライ 彌介の証言 ─遺聞・本能寺の変─
    -
    日本統一を目前にした信長は、宣教師から「黒坊主」を献上される。一目でその黒人、彌介を気に入った信長は、サムライの身分を与えボディーガードとして目を掛けるが、「本能寺の変」が勃発し、自決する。光秀に渡さぬため、信長の命を受け、その首を本能寺から持ち出したのは彌介だった。戦国の世に実在した謎多き黒いサムライのその後は……。史実を基にした歴史フィクション。
  • 蔵人匡房の一番長い日 後三条帝御即位記
    -
    出自は恵まれてはいないが、自身の努力で蔵人にまで出世している大江匡房は、帝の覚えもめでたい28歳。優秀な頭脳をフル回転させ、官僚としての仕事を日々実直にこなしている。そんな匡房が任された天皇の一世一代の御即位礼。これは、絶対に間違いは許されない大仕事だ。予期せぬ出来事を上手く捌いて、長い一日を無事終えることはできるのか。宮中を舞台にした平安官僚物語。
  • 黒王妃
    3.6
    黒王妃こと、フランス王アンリ二世の正室、カトリーヌ・ドゥ・メディシスの波乱の生涯――。国王崩御の際は白い喪服をつけるのがしきたりだったこの国で、生涯黒衣をまといつづけた異端の王妃を、一人称の独白を交えつつ大胆に描く。
  • 黒髪の月
    -
    美濃国府の館に仕える下人の赤兄は、数年来病臥する夫を持つたもとの逢瀬に溺れていた。折から美濃国を跋扈する盗賊の首領八首が配下の密告により捕らえられ処刑されたが、獄吏を命じられた赤兄が持ち場を離れ、たもと密会中に八首の遺体が盗まれた! 愛する赤兄の窮地を救うため、たもが取った恐るべき行為とは……。表題作他、時代小説の第一人者が人間の業を鋭く描く傑作集。

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  • 鉄(くろがね)の王 流星の小柄
    3.0
    時は宝暦四(1754)年、屑鉄買いの鉄鐸(さなき)重兵衛は下野国の小藩の鉄山奉行だった。藩が改易になり、仲間と江戸に出てきたのだ。その日、飴を目当てに古釘を持ってくるなじみの留松という子が、差し出したのは一振りの小柄(こづか)だった。青く銀色に光っている。重兵衛は興奮した。希少な流星鉄(隕鉄)を使った鋼(はがね)で作られている。しかし、その夜、留松の一家は惨殺され、重兵衛たちは事件の渦中へ……。
  • 岡っ引黒駒吉蔵
    3.7
    訳あって江戸で岡っ引をしている吉蔵は、元は甲斐の国の生まれ。 伝説の黒駒を乗り回し、本業のかたわら小さな「凧屋」を商う。 ある日街なかを暴走する馬に咄嗟に飛び乗り騒ぎを治め、 馬主の侍に怪我人がいないか調べるよう頼まれる。 そして訪ねた小料理屋の板前・仙太郎が先日も肝をつぶす目に遭ったと聞き……。 新シリーズ開幕!
  • 黒書院の六兵衛 (上)
    3.6
    不戦開城決した江戸城に、てこでも動かぬ旗本がひとり。居てはならぬ旧幕臣の正体があきらかになるにつれ、城中の誰もが遠ざけ、おそれ、追い出せない……幕末の武士の屈託まで描き出す、時代ミステリー傑作。
  • 黒頭巾旋風録
    4.0
    天保八年、臨済宗の僧侶・恵然は蝦夷地アッケシにある幕府建立の国泰寺に赴任する。蝦夷は松前藩の圧政と悪徳商人の非道にアイヌの人々の血と涙が流れる大地であった。ある日、処刑寸前のアイヌの青年を助けたのが、黒装束を翻した騎馬の男だ。鞭を武器に刀や銃を持つ武士と闘う黒頭巾の正体とは? そして、一陣の疾風が巻き起こしたのは。鞭を武器に刀や銃を持つ武士と闘う黒頭巾のヒーロー登場。胸のすく痛快歴史冒険活劇。
  • 黒染の剣(上)
    -
    室町幕府兵法所を開きながら幕府滅亡後は黒染屋を営む剣の名門・吉岡家。その次男・伝七郎は剣の遣い手として名を馳せていたが、許嫁を野盗に拉致されてしまう。彼女の行方を気にかけながらも関ケ原合戦へ出陣せざるをえなくなった伝七郎は戦場で後の宮本武蔵と立ち合うことに。そしてそれが吉岡家の悲劇の始まりだった。長編時代小説。
  • 黒田官兵衛 秀吉も一目おいた天下人の器
    3.7
    官兵衛が荒木村重のいる有岡城に入ったまま出てこない、と聞いた信長は、裏切られたと思い、直ちに「官兵衛の子、松寿丸を殺せ」と秀吉に命令した。しかし官兵衛を信じる秀吉は竹中半兵衛と謀り、秘密裡に松寿丸をかくまうのだった―。秀吉の信任厚く、天下統一に向かって縦横無尽の活躍をした黒田官兵衛。敵将からもその人徳を称えられた名軍師の生涯を描く。
  • 黒田官兵衛、一世一代の大博打「九州の関ヶ原」徳川家康との虚々実々
    5.0
    慶長5年(1600)関ヶ原の戦い。豊前中津にいた黒田官兵衛は、自身の夢に向かって大博打を打つべく、九州平定を開始した。密かに臨んだ天下取り。しかし、徳川家康の眼は、その魂胆をも見抜いていた。家康と官兵衛、腹の探り合いのエピソード。
  • 黒田官兵衛 新装版
    値引きあり
    3.0
    参謀として秀吉を天下人に押し上げながらも、“己の次に天下を取る者”と秀吉に賞されるや早々と隠居。関ヶ原合戦時には九州を席捲し、家康に与した息子・長政が52万石を得るなど、天下人の心理を熟知していた名軍師の生涯。2014年大河ドラマ主人公。

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  • 黒田官兵衛と同じ時代を生き、別々の道を歩んだ「石田三成」と「加藤清正」
    -
    「才槌頭の青二才め」「瘡かき頭の老ぼれが」。石田三成と黒田官兵衛。異能の者同士、二人の仲は悪かった。しかし一方、勇猛の将・加藤清正と官兵衛は、互に好意と畏敬を表す関係だった。正反対のベクトルを持った二人の武将と、黒田官兵衛の人間関係。
  • 黒田官兵衛・長政の野望 もう一つの関ヶ原
    -
    関ヶ原合戦。武将たちは、戦いの直前までどの軍に与するのかに苦悩していた。軍師伝説を検証することで明らかになってきた黒田官兵衛・長政の暗躍の事実。関ヶ原合戦に賭けたふたりの知られざる野望に迫る。 ※本作品は紙版の書籍から口絵または挿絵の一部が未収録となっています。あらかじめご了承ください。
  • 黒田官兵衛に育てられた「後藤又兵衛」
    -
    桶狭間の合戦の年に生まれ、戦国最後の戦いで散った生粋の武人、後藤又兵衛。地侍の子として生まれ、黒田官兵衛孝高に養育されることとなった又兵衛は、黒田家出奔を経て、大坂夏の陣での討死にいたる。「槍の又兵衛」の生涯を貫く誇りとは一体何だったのか。
  • 黒田官兵衛の逆襲 我に秘策あり
    5.0
    天正十年、信長死すの報を聞いた秀吉は中国大返しを敢行。山崎で明智軍と対決するが、思わぬ長曾我部軍の出現で大敗。大怪我を負った秀吉は羽柴家の行く末を黒田官兵衛に託し死去する。官兵衛は秀次を擁立して光秀と和睦。そこには壮大な軍略が潜んでいた!

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  • 黒田官兵衛の軍師としての能力
    -
    軍師には一体どんな能力が必要だったのだろうか。戦国武将に読まれた、中国伝来の七つの兵法書『武経七書』を読みこなし、戦国時代流にアレンジを加えた、天才軍師黒田官兵衛。官兵衛の「稀な才能」を分析することで見えてくる、戦国軍師の必須条件とは。
  • 黒田官兵衛の臣下 「黒田二十四騎」随一、黒田節のモデル「母里太兵衛」・「豊臣秀頼」天下人の後継者
    -
    酒席の歌「黒田節」のモデル、母里太兵衛。名槍を操り、黒田二十四騎として官兵衛に仕えた男の救出作戦にみる、侠気とは。また、天下人秀吉の後継者として溺愛され、温室で育った豊臣秀頼の「かしこさ」とは、何だったのか。二人の真の実力にせまる。
  • 黒田官兵衛の素顔
    -
    「智謀の策士」という印象の強い軍師黒田官兵衛。実は、その他にも多くの顔を持っていたことは、あまり知られていない。脇に徹し、時に大きく賭ける。戦国の世を泳ぎ切った官兵衛の素顔に、「謀」「脇」「賭」「游」「信」5つの視点から迫る。
  • 黒田官兵衛のすごさを知る名将「小早川隆景」
    -
    即断の官兵衛と熟慮の隆景。豊臣政権下、その両輪として働いた黒田官兵衛と小早川隆景は、心通ずる仲だった。また、戦の名人であり、似た陰影をその身に宿す二人は、互いの泣き所も見極めていた。官兵衛を語る上で欠かせない人物、小早川隆景のエピソード。
  • 黒田家との深い宿縁で結ばれた「後藤又兵衛」
    -
    黒田官兵衛の長男、長政の家中精鋭「黒田八虎」。その中に後藤又兵衛基次がいた。深き宿縁で結ばれた黒田家から、又兵衛はなぜ出奔しなければならなかったのか。そしてその後の運命とは。数々の勇猛なる戦いぶりと大言壮語、最後の武人、後藤又兵衛の生涯。
  • 黒田如水
    2.0
    不遇の天才軍師・黒田如水。 信長、秀吉に仕え、機を見るに敏な如水の前半生を描く。特に強靭な精神を持ち、凄惨な幽閉にも耐え続けた如水と竹中半兵衛との友情はお互いを高い次元で認め合ってこそのものであり、美しく、心動かされる。 1892年8月、神奈川県生まれ。小説家。様々な職を経て作家となる。『鳴門秘帖』などで人気を博し、1935年より新聞連載が始まった『宮本武蔵』は読者を魅了、大衆小説の代表的作品となる。『三国志』、『新・平家物語』、『私本太平記』『新・水滸伝』など後世に残る大作を執筆。 【目次】  蜂の巣  岸なく泳ぐ者  沐浴  道  信念一路  丘の一族  玲珠膏  先駆の一帆  鍛冶屋町  深夜叩門  初対面  鷹  与君一夕話  死を枕とし  鉄壁  設計二図  質子  待望の日  名馬書写山  友の情け  将座の辛さ  捨て児の城  平井山の秋  道は一すじ  紙つぶて  闇  封の中  猜疑  虱と藤の花  老いざる隠居  惨心驢に騎せて  菩提山の子  かくれ家  昆陽寺夜話  室殿  螢の声  藤の枝  違和  男の慟哭  戸板  稲の穂波  陣門快晴  髪を地に置く  心契  美人可儀容  城なき又坊  草履片方・下駄片方
  • 黒田如水
    値引きあり
    3.9
    うしろ見は武門にない。当ってくだけろ。道は一すじ。「天下を獲れる男」と豊臣秀吉に評された天才軍師・黒田官兵衛(如水)。播州御着城城主・小寺政職の家老・黒田官兵衛は、織田信長と盟を結ぶため、岐阜へ赴き、秀吉の知遇を得る。織田家の重臣・荒木村重が、反織田の旗頭・毛利氏に呼応して叛旗を翻した。伊丹城に籠城する村重を翻意させるため、官兵衛は、単身、敵地に向かうが……。天下無双の軍師・黒田官兵衛の半生を描く歴史小説。
  • 黒田如水
    -
    若き日の黒田官兵衛の描いたお話。後に出家して如水と名乗る。戦国の武将で竹中半兵衛と共に豊臣秀吉の軍師。主君から裏切られ一年も幽閉される。その間織田信長から謀反人と決めつけられ人質の長男を殺すよう竹中半兵衛に命じる。それぞれの想いが交錯し、やがて再会の時の迎える。時代を見通し、信念の人、黒田官兵衛。
  • 黒田如水
    -
    黒田官兵衛の晩年の物語。秀吉の小田原攻めに際して徳川家康と初めて顔を合わせる。秀吉は如水の策略を怖れ、故意に冷遇する。秀吉が最も怖れたのは家康だが、その次は黒田如水だった。 坂口安吾の見方による秀吉、家康、如水の三者三様の生き様。読みやすくするため現代の言葉に近づけました。
  • 黒田如水
    -
    黒田如水(じょすい)は通称黒田官兵衛として知られる、戦国時代から江戸時代前期にかけての武将・大名。竹中半兵衛と双璧をなす秀吉の参謀であり、後世「両兵衛」「二兵衛」と並び称された。キリシタン大名でもあった。如水は時勢を見ぬく確かな眼をもち、毛利の勢力下にありながら、織田の天下を予見した。また、荒木村重の奸計によって、伊丹城地下牢での多年の幽囚生活を余儀なくされながらも、見事に耐えぬく胆力の持ち主でもあった。…本作品は36歳までの若き日の如水を格調高く描いている。

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  • 黒田如水
    3.8
    東に織田信長、西に毛利輝元の勢力に挟まれてた城主・小寺政職。家老の官兵衛は、さっそく信長との仲介を羽柴藤吉郎へ頼みに行く。そこで軍師・竹中半兵衛と出会ったことにより、運命の歯車が廻り始める…。
  • 黒田如水
    3.9
    『新書太閤記』の一大分脈を成すのが、本書である。秀吉といえども、独力では天下を取れなかった。前半は竹中半兵衛の智力をたより、後半は黒田如水を懐刀とした。如水は時勢を見ぬく確かな眼を持ち、毛利の勢力下にありながら、織田の天下を主張。また、荒木村重の奸計に陥り、伊丹城地下牢での幽囚生活を余儀なくされながら、見事に耐えぬく。――若き日の如水を格調高く描く。
  • 黒田長政
    3.0
    豊臣秀吉、徳川家康にも一目おかれたほどの稀代の軍師・黒田官兵衛(如水)、そして武功輝くその子長政。豊家(ほうけ)ゆかりの大名に対する幕府の圧力をみごとにかわし、黒田藩五十二万石の礎を固めた。父子二代の活躍!
  • 黒猫 沖田総司の死線
    3.9
    沖田総司は天然理心流の天才的達人で、新選組の面々とともに喧嘩三昧の日々を過ごす。総司と同じ結核で最愛の女ミズ、池田屋騒動、残党狩り、禁門の変、坂本龍馬……。自分はなにを斬っているのだろうか? 痛快新選組青春グラフィティ!

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  • 黒の褥
    -
    人妻の看護師が、帰宅途中にスタンガンで襲われ、拉致された。全裸に剥かれ、自慰を強要され、証拠の写真まで撮られたところで、解放されたのだった。 人妻看護師は、泣き寝入りをした。そうするしかなかった。身分を明かし、レイプされたと警察に訴え出られるはずがなかった。悲嘆に暮れていたが、冷静にその時のことを思い返すうち、恐怖のなかに性的興奮があったことに気づき、次第に被虐の性癖に純化を求めるようになっていった――。
  • 黒南風の海 「文禄・慶長の役」異聞
    値引きあり
    3.7
    加藤清正の配下 沙也可(さやか)こと佐屋嘉兵衛忠善と、朝鮮の北辺・咸鏡道の役人 金宦。 秀吉最晩年の大事業である大陸出兵、すなわち文禄・慶長の役を舞台に、 運命の糸に絡め取られ、それぞれの祖国を裏切り、立場を入れ替えることになってしまった二人の男がいた。 嘉兵衛と金宦、日本と朝鮮――。 二人の男、二つの国の間に何があったのか。 徹底した史料調査に基づく歴史解釈と高次元のストーリーテリングにより実現する、 リアリティ溢れる怒濤の合戦絵巻。 「本屋が選ぶ時代小説大賞2011」受賞作品。
  • くろふね
    4.0
    黒船来る! 嘉永六年六月、奉行の代役として、ペリーと最初に交渉にあたった日本人・中島三郎助。西洋の新しい技術に触れ、新しい日本の未来を夢見たラスト・サムライの生涯を描いた維新歴史小説!
  • 黒船前後
    -
    本書には、「黒船前後」「黒船来航」「汽船が太平洋を横断するまで」「咸臨丸その他」「撥陵遠征隊」「尊攘戦略史」「新撰組」「志士と経済」「上海由来」「福沢諭吉」「武鑑譜」「望郷――北海道初行脚」の12編をおさめた。各編からは明治維新史が新たな視点から生き生きとよみがえる。

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  • 黒船の影 築地外国方事件始末
    -
    下級幕臣の次男坊・藪内耕之介。剣術は得意だが、喧嘩っ早いのがあだとなって道場を破門されて以来、日々やることがない。――だが、時は幕末。浦賀沖にやってきたペリー艦隊によって、日本の世情は一気に騒がしくなっていく。そして暇をもて余していた耕之介も、ある不思議な尼僧との出会いによって、図らずも黒船騒動の渦中に身をおくことになる。アメリカ艦隊との交渉に赴く林大学頭を、反対派の襲撃から警護する一団に組み込まれたのである。三浦半島、矢ノ津坂での待ちぶせ襲撃。船で江戸に帰還しようとする大学頭一行を追って敵のボートから発射される弾丸。等々力渓谷に迫り来る六人の男たちの刃。島の砲台場を乗っ取り、通過するぺリー艦隊を砲撃しようとしている浪人集団。……次々と、執拗に仕掛けられる攻撃に、耕之介とその仲間は果たしてどう立ち向かっていくのか? 黒船来航を舞台にして若き幕臣が疾駆する書き下ろし痛快時代小説、ここに誕生。
  • 黒船秘恋
    値引きあり
    3.7
    黒船来航、台場建造で騒然とする江戸品川。川越藩樋口家の主・杢右衛門と妻・沙代は、台場守備の陣屋築造のため、下屋敷に移り住むことになった。砂塵が舞う仮住まいの暮らしに、みおという砂まみれの女が下女としてやってくる。そして夫の朋友彦三郎も同居することに……。夫と妻と女と男、妖しく揺らぐ恋情を、新たな時代の息吹のなかに濃やかに描き出す長編小説。
  • 黒猿 風烈廻り与力・青柳剣一郎[25] 風烈廻り与力・青柳剣一郎
    4.0
    神田岩本町一帯が燃えた。火元は古着屋の増田屋。店の金を盗んだ容疑で捕らえられた下男伝助が解き放たれた夜の出来事だった。火盗改めが火付け犯として伝助捕縛に向かうなか、当日その姿を見かけた青柳剣一郎は伝助が犯人ではないと確信する。ところが、伝助はその日から姿を消していたのだった…やがて紅蓮の炎に隠された陰謀を、剣一郎が快刀乱麻に暴き出す!
  • 鍬ヶ崎心中 幕末宮古湾海戦異聞
    4.0
    戊辰戦争に命をかけた名も無き武士の物語。 明治時代の幕開け、幕府の再興を信じて闘う名も無き多くの若者たちが血を流していた。 舞台は盛岡藩宮古。鳥羽伏見に端を発し箱館戦争に至る旧幕府と新政府が死闘を繰り広げる戊辰戦争。宮古湾鍬ヶ崎には、幕府の復活を信じて忠誠を誓う男、青年・七戸和磨の姿があった。そんな男に思いを寄せる千代菊。 時代が刻々と変化する中で、変わらぬ絆を求め、せめぎ合う女・千代菊と、 どうせ時代が変わるならと命をも捨てる覚悟の男、和磨。 新政府軍と旧幕府軍が相まみえた宮古湾海戦で待ち受ける二人の運命は・・・・・? 震災から10年。宮古という町に、いにしえから脈々と歴史が紡がれていることを、世に知って欲しいという著者のメッセージが強く響く。 ※この作品は単行本版として配信されていた作品の文庫本版です。
  • 薫風ただなか
    3.7
    江戸時代中期、十五万石を超える富裕な石久藩。上士の息子でありながら、鳥羽新吾は藩校から郷校「薫風館」に転学する。母からは強く反対されたが、毎日仲間たちと切磋琢磨しつつ青春を謳歌していた。かつて通った藩校は家格で全ての順列が決まる息苦しい場所だった。ある日、気の強い母を厭い落合町の妾の家に暮らす父が久しぶりに家に戻ってきた。新吾と二人きりになると「薫風館」を探る間者になれと新吾に命じる。「薫風館」の教授陣の中に、藩主の暗殺に関わる陰謀があるという。それは新吾の仲間たちまでも巻き込む嵐の前触れだった!
  • 愚道一休
    3.7
    「立派なお坊さんになるのですよ」 母の願いを受けて、安国寺で修行する幼い千菊丸だが、禅寺は腐敗しきっていた。怠惰、折檻、嫉妬、暴力。ひたすら四書五経を学び、よい漢詩を作らんとすることをよすがとする彼の前に将軍寵臣の赤松越後守が現れ、その威光により、一気に周囲の扱いが変わっていく。しかし、赤松は帝の血をひく千菊丸を利用せんとしていることは明らかだった。 建仁寺で周建と名を改め、詩僧として五山の頂点が見えたのにも拘わらず、檄文を残して五山から飛び出して民衆の中に身を投げる。本当の救いとは、人間とは、無とは何なのか。腐敗しきった禅を憎み、己と同じく禅を究めんとする養叟と出会い、その姿に憧れと反発を同時に抱えながら、修行の道なき道をゆくのだった。己の中に流れる南朝と北朝の血、母の野望、数多の死、飢餓……風狂一休の生そのものが、愚かでひたすら美しい歴史小説の傑作。
  • 五二屋傳蔵
    4.5
    「五」足す「二」で「しち」。「五二屋」とは質屋のこと。黒船来航に揺れる幕末の江戸深川──。質屋「伊勢屋」にはさまざまな人々が訪れる。主の傳蔵と、その蔵を狙う盗賊との攻防をめぐる、謎と興奮と人情に満ちた長編時代小説!
  • 狗賓童子の島
    4.7
    第19回司馬遼太郎賞受賞作、待望の文庫化。 全島蜂起! 幕末の隠岐「島後」に吹き荒れた叛乱の嵐――本物の歴史小説の凄みと醍醐味を、ぜひとも味わっていただきたい。 第19回司馬遼太郎賞受賞作、待望の文庫化! 弘化三年(一八四六)日本海に浮かぶ隠岐「島後」に、はるばる大坂から流された一人の少年がいた。 西村常太郎、十五歳。大塩平八郎の挙兵に連座した父・履三郎の罪により、数え六つの年から九年に及ぶ親類預けの果ての「処罰」だった。 ところが案に相違して、大塩の乱に連座した父の名を、島の人々が敬意を込めて呼ぶのを常太郎は聞いた。 翌年、十六歳になった常太郎は、狗賓が宿るという「御山」の千年杉へ初穂を捧げる役を、島の人々から命じられる。下界から見える大満寺山の先に「御山」はあったが、そこは狗賓に許された者しか踏み入ることができない聖域だった。 やがて常太郎は医術を学び、島に医師として深く根を下ろすが、災禍に痛めつけられ、怒りに染まっていく島民らの姿を目の当たりにする。
  • ぐるりよざ 戦国の聖歌
    -
    戦国時代のある日、大内氏が統治する山口居住の琵琶法師了斎(りょうさい)は、町中で辻説法をする異形の僧たちを見かける。彼らの説く神に興味を抱いた了斎は、誘われるまま彼らの集会に行ってみる。その出会いが、彼の人生に大きな変革をもたらすことに────。日本人に強い興味を抱き、布教のために騒乱の地を訪れたフランシスコ・ザビエル一行の姿を描いた歴史小説。
  • 紅蓮怨魔剣 慚鬼死事帖
    -
    闇の死事人・美根慚鬼は恩人の住持から若い秋栄尼の身を託された。幕府御用絵師に手込めにされ、追われる身という。一方、江戸の巷では淫薬を使い女・子どもを蹂躙する輩が闊歩していた。それらの裏側にある幕府の腐った病巣を知り慚鬼の愛刀・兼重が蒼炯る!

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  • 紅蓮浄土 石山合戦記
    4.0
    十六歳になる孤児の千世は、本願寺の間諜組織「護法衆」の一員として育てられ、篤い信仰心と類まれな戦闘技術を身に付けていた。信長と本願寺の戦いに身を投じた千世の運命は──。著者渾身の長編歴史小説。
  • 紅蓮亭の狂女 阿片戦争悲話
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    明治十八年(一八八五)、朝鮮を舞台に風雲急を告げる日本と清国。清国の対日政策の動向を探るべく、密偵の古川恒造は、光緒帝の従兄弟であるとかく噂が絶えない遊蕩児「十刹海の貝勒」こと載澂に接近した。貝勒の命ずるまま、古川は邸内の「紅蓮亭」で白い膚に青い瞳の迷の狂女と出会い女は過失で死ぬ。そして数日後、要人との宴会を終えた載澂は両眼をえぐられ殺された。紅蓮亭の迷の狂女と載澂の殺害、その背景は四十数年前の阿片戦争に溯る。女の故郷は阿片戦争で最も凄惨な戦闘、殺戮と掠奪と強姦のあった町・鎮江であった。

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