祇園「よし屋」の女医者

祇園「よし屋」の女医者

825円 (税込)

4pt

4.0

文化5年京都祇園、お茶屋の娘が病を治す!

「うち、先生のお手伝いをしとおす。人助けのために生きとおす」

現役の精神科医である著者による、さわやかな医療時代小説!

文化5年(1808)、京都は祇園末吉町で50年以上続くお茶屋「よし屋」の一人娘・月江は、舞妓として日々芸事の修業に勤しんでいた。
この年16歳を迎える月江は、母親の跡を継いで「よし屋」の女将になることを望まれていたが、新年早々、常連である御幸町の医師・小島源斎がよし屋を訪れ、月江を預かって女医者にしたいと申し出る。
源斎の言いように最初は腹を立てた母親だったが、月江の思いを汲んで、源斎の手伝いを許してくれる。
月江は当初、能筆であること、書物に通じていることから医学書の筆写を任された。だが、やがて癲狂を患う生糸問屋の娘・小雪の治療を手伝うことになって‥‥。

医師らしい江戸時代の医療の知識のほか、当時の祇園花街の風俗が丹念に描き込まれた、読後さわやかなエンターテインメント時代小説。

『釣りバカ日誌』原作・やまさき十三氏、推薦!
「今世紀精神医学界の巨星アンリ・エーの翻訳家でもある異才が、古都を舞台に小説(フィクション)を書いた。」

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祇園「よし屋」の女医者 のシリーズ作品

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1~2件目 / 2件
  • 祇園「よし屋」の女医者
    825円 (税込)
    文化5年京都祇園、お茶屋の娘が病を治す! 「うち、先生のお手伝いをしとおす。人助けのために生きとおす」 現役の精神科医である著者による、さわやかな医療時代小説! 文化5年(1808)、京都は祇園末吉町で50年以上続くお茶屋「よし屋」の一人娘・月江は、舞妓として日々芸事の修業に勤しんでいた。 この年16歳を迎える月江は、母親の跡を継いで「よし屋」の女将になることを望まれていたが、新年早々、常連である御幸町の医師・小島源斎がよし屋を訪れ、月江を預かって女医者にしたいと申し出る。 源斎の言いように最初は腹を立てた母親だったが、月江の思いを汲んで、源斎の手伝いを許してくれる。 月江は当初、能筆であること、書物に通じていることから医学書の筆写を任された。だが、やがて癲狂を患う生糸問屋の娘・小雪の治療を手伝うことになって‥‥。 医師らしい江戸時代の医療の知識のほか、当時の祇園花街の風俗が丹念に描き込まれた、読後さわやかなエンターテインメント時代小説。 『釣りバカ日誌』原作・やまさき十三氏、推薦! 「今世紀精神医学界の巨星アンリ・エーの翻訳家でもある異才が、古都を舞台に小説(フィクション)を書いた。」
  • 祇園「よし屋」の女医者 母子笛
    847円 (税込)
    笛上手の舞子が母と暮らす手立てはただ一つ。  文化5年(1808)京は祇園末吉町で50年以上続くお茶屋「よし屋」の一人娘・月江は、いずれは母・喜久江の後を継ぐ身だったが、古方派の名医・小島源斎の元で医術を学ぶうちに医者になりたいと切望するようになる。一方、魔王流の笛の遣い手・ちどりの一人娘・お春は母の技を受け継ごうと懸命に稽古に励んでいた。ある日、貧しいながらも幸せだったお春の暮らしは母の失踪により一変する。母の帰りを待ちながら、ふく椿と名を改め、「よし屋」の向かいにあるお茶屋「ふく内」の舞子として働き始めたお春を陰になり日向になり、支える月江。なんとか、母子の再会が果たせぬものか、と気を揉む月江。禍福は糾える縄、解決の糸口は思わぬところからやって来る。源斎と月江が手を焼いていた患者の気鬱を取り除こうと企てた鞍馬寺奉納笛合戦にふく椿も出場することになり、月江は会場に現れた尼僧を一目見て、ふく椿の母に違いないと確信する。ちどりが暮らす魔王寺を訪ねるふく椿と月江。だが、共に暮らしたいと願うふく椿の前には、母の失踪の原因となった大きな壁が立ちはだかっていた。京の祇園に生きる、健気で、決して折れない心を持った二人の女の熱い絆の物語。

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祇園「よし屋」の女医者 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

     とにかく「やさしい」物語だと感じた。現役の精神科医でSF評論家の作者が書いた医療時代小説。

     文化5年(1808)、京の祇園にあるお茶屋「よし屋」の学問好きの娘・月江は、舞妓となるべく修業に励んでいた。16歳になる月江は、母親の跡を継いで「よし屋」の女将になることを期待されていた。そこに常連であ

    0
    2021年04月13日

    Posted by ブクログ

    悪役はいるけど悪人は出てこないお話。面白かったです。

    個人的には月江さんにはこのままお茶屋で活躍して、先々は祇園を仕切る重鎮になってもらいたいと思うのだが。

    0
    2021年07月26日

    Posted by ブクログ

    職場の上司が寝る間も惜しんで一気に読んだと聴き読書好きの私としては、読まずにはいられず、
    普段はあまり時代歴史小説は読んだことないのですが、ぜひっとお願いして借りました。笑

    早速読み始めると
    歴史時代小説なのですが、精神科医のお話で
    読みやすくあっという間に読み切ってしまいました。
    内容はというと

    0
    2024年02月14日

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