胸キュンの検索結果

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  • ギリシアから来た略奪者
    ジェマは、義理の姉ジャンの誕生パーティに出席していたが、ジャンに男性を紹介されるや、顔から血の気が失せ、心臓が激しく轟きだした。ルークと名乗る浅黒いハンサムな彼こそ、ギリシア旅行中に名前も知らぬままベッドをともにした相手だった。亡き夫との思い出を裏切ってしまった自分を許せず、実は既婚者だと嘘をついて立ち去ったのに……。一方、ルークはジェマを見て心の中で激怒していた。夫のいる身でぼくのベッドに飛び込んだ女。この借りはきっと返してやる。
  • 愛しい嘘
    冷徹なイタリア人実業家として知られるザンドロ・ブルネレスキは、亡き弟が遺した赤ん坊を引き取ることになった。そうさ、間違ってもリア・カメロンなどにこの子を渡すものか!リアは弟の恋人で、赤ん坊の母親だ。精神的に不安定で、信頼が置けない女。彼女にブルネレスキ家の一員を育てさせるわけにはいかない。だが、そのリアがザンドロの前に現れ、息子を返せと要求してきた。彼女は以前とはどこか違い、澄んだ瞳には芯の強さがかいま見える。恋人の死にショックを受け、母親としての自覚が芽生えたのかもしれない。ザンドロはそう思っていたが、違和感は日ごとに増すばかりだった。
  • 美しい標的
    ★世界的ベストセラー『流れ星に祈って』の関連作を待望の文庫化。リンダ・ハワードが奏でる、愛と嘘のシンフォニー。★企業買収の内偵役としてマックス・コンロイに白羽の矢が立った。どんな女性もなびく容姿と話術を武器に買収先の社員に近づき、情報収集するというものだ。標的はクレア・ウェストブルック。男っ気のない独身の社長秘書で、人目を引くタイプでもない。きっと簡単に落ちるだろう、とマックスは任務の成功を確信した。だが、その自信は彼女と知り合った直後に脆くも崩れた。冷静沈着な物腰に、無表情だが印象的な瞳。その眼差しは、彼にまるで興味がないと告げている。思わずマックスは、仕事を超えた男の闘争本能をかきたてられた。
  • 流れ星に祈って
    ★禁じられた恋、それは苦しいほどに甘美な結末へのプロローグ。大ベストセラー作家リンダ・ハワードの原点、本格ロマンスの真骨頂!★夫と子供のいる温かい家庭がほしい――サラのささやかな夢は、皮肉にも親友ダイアンの存在によってついえた。密かにサラが想いを寄せていた上司、エリート重役のロウムは、サラが紹介したダイアンと一目で恋に落ちた。5カ月後に彼らは結婚、二人の息子に恵まれ、今まさにサラが夢見たような幸せな家庭を築いている。一方のサラはロウムへの憧れを胸の奥に封印して、仕事に生きる決心をするしかなかった。だがその矢先、悲惨な事故がロウムの家族を襲った。ダイアンと子供たちは亡くなり、ロウムは絶望の淵に突き落とされる……。
  • 血まみれの騎士
    悪辣な男爵に脅迫され、無理やり妻にされたアレイナは、婚礼の直後に城が攻撃を受けると、喜びに胸をふくらませた。どんな事情か知らないけれど、おかげで自由の身になれる!清らかな体のままだから、この結婚もすぐさま無効になるはずだ。戦いが終わり、征服者リュシアンが威風堂々たる姿を見せたとき、さっそく彼女は、実家に帰してほしいと申し立てた。でも彼が端整な顔に、憎悪の表情を浮かべているのはなぜ?そう思った瞬間リュシアンが口を開き、あざけるように言った。「男爵のものはすべて引き継ぐ。爵位も領地も、それに妻も」
  • 伯爵と愛人
    パリの瀟洒なアパルトマンで、マドレーヌは悲嘆に暮れていた。娘同様に育ててくれた老侯爵が、ついに天国へ旅立ってしまった。気晴らしに外出したくても、革命の余波で街は荒れ果てている。貴族の庇護を受ける自分は、いまや暴徒と化した市民の標的なのだ。頼りにできるのは侯爵の若き友人、レニエ伯爵リュシアンだけ……。侯爵が病に倒れて以来、なにかと面倒を見てくれる彼は、マドレーヌがパリから逃れる手助けをしたいと申し出てくれている。私の身の振り方を、彼はなぜこんなに心配してくれるのかしら?以前は“愛人にならないか”と迫るほど無礼で傲慢な人だったのに。
  • ハイランドの花嫁
    1808年1月。スコットランド随一の貴族の娘エリザベスは、例年どおり家族とロンドンで冬をすごしていた。社交界は楽しんでいるけれど、恋愛ゲームをする気はない。だって、私は本当は結婚しているのだから。心から愛していた夫の名はエヴァン、いにしえの海賊の末裔。禁忌に満ちた結婚は一夜にして破綻し、夫は去っていった。エヴァンは死ぬまで知ることはないだろう。あの夜、小さな命が生を受けたことを。しかしロンドンの霧の魔法が、思いがけない再会をもたらした。
  • 氷の伯爵
    “氷の伯爵”の異名をもつ独身主義者のダレンヴィル卿が、年頃の令嬢を集めてパーティーを催し、花嫁を探すと言い出した。会場の手伝いをすることになった家庭教師タレイア・ロビンソンは、招待者の条件とやらを漏れ聞いて、伯爵の高慢さに呆れ返った。血統が良く、歯が丈夫で腰の大きい、気性が穏やかな貴婦人?まるで繁殖用の雌馬を探しているかのような言い草だわ!だがパーティーが無事に終わったとき、伯爵は思いがけず、その条件をまるで満たさない女性を花嫁に指名した。「ミス・ロビンソン、式はできるだけ早く執り行いたい……」
  • 夜だけの誘惑
    結婚して五年がたつのに、ビッキーは夫ケイレブに自分のすべてを解放できないでいた。厳しい祖母に育てられたせいで、ベッドのなかで思うままにふるまえないのだ。こんな私を、ケイレブは本当に愛してくれているのかしら。だがある深夜、夫の出張先のホテルに電話したビッキーは、電話の向こうにケイレブの秘書の声を聞き体が震える。ケイレブにほかの女性が?呆然としつつも、ビッキーは決心した。きっと、彼をもう一度私に夢中にさせてみせる。
  • ボスに贈る宝物
    子供が欲しいというルーク・ガルニエの突然の宣言にアシスタントのヘイリーは言葉をなくした。どうやら将来会社の経営を任せられる後継者が必要と考えたらしく、ルークは、代理出産してくれる女性を登録所で探したいと言い出し、州法で制限されているから難しいとなだめても、納得しない。密かにルークを思い続けてきたヘイリーは、ほかの女性がルークの子供を宿すと考えただけで打ちのめされ、入社五年目にして初めて早退し、翌日も会社を休んだ。すると驚いたことにルークが家まで訪ねてきた。彼は理想的な代理母が見つかったと言い、不意にヘイリーの手を取った。「ヘイリー、ぼくの子供を産んでくれないか?」■キャシー・ディノスキーの新作は、オフィスの恋物語です。片思いしていたボスに、子供を産んでくれと頼まれたヘイリー。そんな申し出は受け入れられないと、ちょっとした条件を出しますが……。
  • 散りゆく愛に奇跡を キング家の花嫁 V
    長らく別居していた夫、ジャスティスの腕に抱かれながら、マギーはかつてのような幸せに浸っていた。そもそも家を飛び出したのは、絶対に子供は欲しくないという彼の考えを受け入れられなかったから。離婚届を渡し、結婚生活に終止符を打つつもりで戻ってきたけれど、久しぶりにベッドをともにした今、互いの愛を確信したマギーは、ついに彼も考え直してくれるかもしれないと期待した。だが、やはりジャスティスはマギーの訴えに耳を貸そうともせず、もはや諦めるよりほかないと、マギーは離婚届を置いて再び家を出る。ある奇跡が起きたことに気がついたのは、その数カ月後だった。■三カ月連続で刊行中の人気ミニシリーズ〈キング家の花嫁〉。本作は先月幸せをつかんだジェシーの兄、ジャスティスの物語です。
  • 幸せになるためのリスト
    一年前メグは〈フィールドマンズ〉の社長の息子で婚約者だったアランに突然解雇された。それも、新しい恋人にメグの仕事を任せメグを追い払うというひどいやり口で。その〈フィールドマンズ〉が今、倒産寸前の危機にあるという。会社を買い取ったフランス人実業家エティエンヌは再建のため力を貸してほしいと、メグを訪ねてきた。彼は名門の出身で、セクシーな凄腕ビジネスマンとして名高い。あんな屈辱はもう二度と味わいたくない!メグは迷ったすえ依頼を受け、ある交換条件をつけた。
  • つれない花婿
    リリーは医者から妊娠を告げられ、愕然とした。恋人のヴィートになんと伝えたらいいだろう。イタリア人の裕福な実業家ヴィートは、リリーと付き合い始めたときにはっきりと宣言していたのだ。結婚はしないし、子供も必要ない、と。勇気を振り絞り、彼女はヴィートに真実を話したが、結果は最悪だった。彼女は荷物と共に彼の家から叩き出された。六週間後、友人の元に身を寄せていたリリーの前にいきなりヴィートが現れて、傲慢に言い放った。「君には部屋も職も必要ない。すぐに僕と結婚してもらう」■ルーシー・モンローを彷彿とさせる作風で人気の作家、ナタリー・リバースがついに日本デビュー! 傲慢なラテン・ヒーローと一途なヒロインのロマンスは必見です。ぜひご一読ください!
  • 過ちと呼ばないで
    学校を卒業したばかりのベラは友人に誘われ、F1レーサーにして名門ダンティ家の跡継ぎ――ガブリエル・ダンティがロンドン郊外の自宅で開くパーティに出た。化粧室を探して広い屋敷をさまよっていたとき、ベラは間違って入った書斎でガブリエルとでくわす。女性ならだれもが二人きりになりたいと願うゴージャスな男性に誘いをかけられ、ベラは彼とベッドをともにしてしまった。そのあとガブリエルから二度と連絡がないとは思いもせずに。五年後、従兄の結婚式でサンフランシスコに飛んだベラは、ガブリエルと信じられない再会を果たすが……。
  • 愛はうつろいやすく
    完璧に着飾った姿を鏡に映し、ヘレンはまたため息をついた。今夜こそ、はっきりとした返事をしなければ。この一年、コンビを組んで仕事をしてきたマックスは、プロモーターとしても男性としても一流で、申し分ない。彼からプロポーズを受けた女性なら誰だって喜びで舞い上がり、即答でイエスと答えるはずなのに……。今日はこれから、このクルーズ船上のレストランでマックスの誕生パーティーが開かれる。ヘレンの心は決まっていた。もうつらい過去は忘れて、彼と一歩前に進む時なのだ。だが会場である男性を一目見たとたん、彼女の決意は音をたてて崩れた。■Bエマ・ダーシーの1985年の作品を初邦訳でお届けします。豪華クルーズ船上で繰り広げられる、10人の男女の複雑に絡み合う愛憎劇――作家の真骨頂ともいうべき情感たっぷりのロマンスです!
  • 身代わりデート
    ジョジーは汗ばむ手でミニスカートの裾を引っ張り、店に入った。過保護な姉が薦めてくるブラインドデートの相手が従順な妻を探す退屈な男性ばかりなことにうんざりした彼女は、今夜、デート相手を怖じ気づかせて早々に追い返すつもりだった。セクシーな衣装を身にまとい、奔放な女のふりをして。だが、待ち合わせた男と目が合った瞬間、彼女の思考は停止した。彼はまさに好みの、目がくらむほどゴージャスな男性だったのだ。一方、友人の代わりにデートを断りに来たニックは、ひと目でジョジーに心を奪われてしまい、事情を言いそびれ……。
  • 買われた妻
    ロミーは意を決してシャビエルのオフィスに向かっていた。三年前、ロミーはシャビエルと生まれて初めての恋に落ちたが、女性慣れした大富豪に傷つけられただけに終わった。そして今、父がシャビエルの会社の金を横領してしまい、投獄を免れるためにシャビエルに懇願するしかなくなったのだ。会社の受付を無理やり突破し、彼のオフィスに踏み込んだロミーにシャビエルはただ嘲るような笑みを向けた。魅力的だけど、憎くてしかたのないこの男に頼るしかないなんて……。だが、話を聞き終えた彼は、意外にも告訴を取り下げてくれるという。彼の妻となり、子供を産むことを条件として。
  • 私だけのプリンス 地中海の王冠 I
    リリーは目の前の光景が信じられなかった。地中海に浮かぶディアマス諸島の王国で、愛する人が新しい統治者として即位するところを見ようとは。アレックスは、かつてリリーが恋した彼とは別人のようだった。今は亡き国王の在位四十周年の祝典で、リリーは彼と出会った。アレックスは国王の甥、リリーは王妃の妹という立場で。パーティでダンスをしたのがきっかけで、二人は一夜をともにした。そして息子のミカレスが生まれた。でも、ミカレスは連れ去られ、姉の手で今、亡き国王の子供として王国の継承者にされようとしている。実の父親のアレックスの地位を危うくするために……。リリーは王権を巡る争いに耐えられず、息子と宮殿から逃げ出した!■ハーレクイン・ロマンスで大好評の連作〈ダイヤモンドの迷宮〉にも参加したマリオン・レノックスが、イマージュから新たな三部作の刊行を始めました。地中海に広がる島国の三人のプリンスたちが体験する、恋と冒険の世界をご堪能ください。
  • 七日間の婚約者
    ナタリーは、アイオワへ出かける母の代わりに、母の上司である弁護士クリストの仕事を手伝うことになった。まさか、彼とまた一緒に仕事をすることになるなんて……。じつは三年前、クリストの法律事務所の研修生だった彼女はすっかり彼に心を奪われたあげく、手ひどくふられたのだ。女性と永続的な関係をもつ気はないと公言する彼に、これ以上振り回されるのはごめんだわ。ところがクリストと再会するや、ナタリーはふたたび彼に夢中になってしまう。そして言われるまま、彼の家族がいるブラジルへと旅立った――偽の婚約者として。■『愛を知らないプレイボーイ』の関連作品です。いちずで無垢なナタリーを振り回す傲慢な弁護士クリスト。ナタリーの愛は彼の冷たい心を溶かすことができるのでしょうか?
  • ボスに捧げた夜
    ヒューはシドニーのパーキンソン・メディア財閥の御曹司であり、現在は父親に代わって臨時のCEOを務めている。仕事よりも女性を愛するプレイボーイの彼にとって、有能な秘書キャスリンの存在はまさに諸刃の剣になりつつあった。これまで彼が遊びに費やしていた時間はすべてキャスリンによって仕事へと振り分けられたというのに、彼女を恨むどころか逆にどんどん惹きつけられて、近頃ではほかの女性が目に入らないほどなのだ。ある朝、あざのできた顔で泣きはらすキャスリンを見て、抑えてきたヒューの思いがいっきにあふれ出した。■『復讐のための結婚』の関連作品です。プレイボーイのヒューが秘書のキャスリンにプロポーズ……? ミランダ・リーらしい情感豊かな熱いロマンスをご堪能ください。
  • 灰色の伯爵
    嘘よ! 私があの伯爵に買われたなんて。おじが賭事で作った借金を肩代わりする見返りに、冷徹と名高いコールドベック伯爵は私との結婚を要求した……。激しく動揺するキャサリンの耳に、力強いノックの音が響いた。「コールドベックです。あなたとお話ししたい」伯爵はキャサリンに反論を許さず、その日のうちに式を挙げ、2日後には彼女をヨークシャーの領地へ連れ去った。そのときのキャサリンは夢にも思わなかった。自分を買った夫に、狂おしいほど恋い焦がれる日が来ようとは。
  • 御曹司とデートする方法
    深刻な経営難に陥っているヴァネッサのペットショップに、高級スーツに身を包んだハンサムな男性がやって来た。「君を家に連れて帰ることにする」水槽の金魚に話しかける低いささやき声に、ヴァネッサは背筋が震えるのを感じた。金魚を購入した客はミッチ・スチュワートと名乗り、その夜にはもう、二人は彼の豪華なアパートメントでキスを交わしていた。彼に惹かれながらも、早すぎる展開にヴァネッサが戸惑っていると、なんとミッチは、キスはしたいがつき合う気はないと宣言した。そのくせヴァネッサの店に融資をしたいと言う。施しのつもり? ヴァネッサは憤慨して部屋を飛び出した。■彼の申し出を突っぱねたヴァネッサに、それならばと新しいお客を紹介するミッチ。それはなんと彼の母親と妹で……。気ままな御曹司との恋に引き込まれつつ、彼の母親や、店じまいを迫る銀行と戦うヴァネッサの一生懸命な恋を、新作家R・グレイディが描きます。
  • 砂漠の夜の誘惑
    助産師のフェリシティは中東ザラクにある病院の就職説明会に参加し、その帰り道、会場で見かけた男性カリムと偶然再会した。外科医だという彼に言われるままロンドンに泊まることに決め、ディナーをともにした翌朝、二人はいつのまにか結ばれた。だが、ベッドを出るやいなや、カリムは急用だといって帰国する――もう戻ってこられないかもしれないという言葉を残して。すべてなりゆきだったとはいえ、あんなふうに別れを告げるなんて!数週間後、ザラクでの職を得て、フェリシティは機上の人となった。カリムのことはまだ忘れられないけれど、会うこともないだろう。ほどなくして、驚愕の事実を知ることになるとは知るよしもなかった。■ひと目で心奪われた男性との夢のような一夜。その男性の正体を知ったときから、フェリシティの人生はめまぐるしく変わり始め……。エキゾチックな砂漠でのシークとの熱い恋物語です。
  • 素足の花嫁
    アイフォード侯爵令嬢のアンナは南仏の屋敷で思慕に浸っていた。経済的事情により、亡き母との思い出がつまったこの家は非情なイタリア人アンジェロ・エミリアーニに売却されるようだ。だが、大胆な不動産開発で知られる彼の手にかかれば、壮麗なこの屋敷だけでなく、あたりの自然もおそらく壊滅状態になる。なんとか阻止できないものかしら? 考えこんでいたアンナは、ふと人の気配を感じ、入ってきた男性を見て言葉を失った。吸い込まれそうな青い目に、傲慢そうな雰囲気漂うセクシーな体つき。それがアンジェロ・エミリアーニだと気づき、君は誰かと問われて、思わず嘘を口にしていた。「不動産仲介業者――あなたの連絡係です」
  • 星空と豪華客船の夜に
    内気で地味な自分にさよならを告げる旅に出よう!ラナは一大決心をして、南太平洋を巡る豪華クルーズに参加した。意気込んだものの、結局いつもと同じような紺のスーツ姿で船に乗り込んだ彼女は、タラップでさっそく転びそうになった。「危ない!」うしろからたくましい腕に支えられ、びっくりしてふり返った彼女の目に飛びこんできたのは、まぶしいほど白い制服を着て、海よりも青い目をした男性の姿だった。「お、驚かさないで」思わず口走り、ラナは自分を罵りたくなった。せっかく助けてくれたのに、なんという気の利かない台詞だろう。ところが彼は、からかうような笑みを浮かべてラナを見つめ……。■豪華客船の広報担当というザックはことあるごとにラナをからかい、憶面もなく彼女への興味をあらわにしますが、男性と軽口をたたくことに馴れていないラナはおどおどしっぱなしで……。内気な女性とプレイボーイの、アバンチュールの行く末は? ご期待ください。
  • 美女と悪魔
    貧しくも心やさしい娘アンジェラのもとへ、ある日、隣の伯爵家の跡継ぎダヴェントリ卿が訪ねてきた。戦場で醜い傷を負ってからというもの仮面で顔を覆い隠し、隠遁生活を送る彼は、村人から“悪魔”卿と恐れられている。そのダヴェントリ卿が私にいったいなんの用だろう?アンジェラが警戒しながら用件を尋ねると、ダヴェントリ卿は重い口を開き、唐突に結婚を申し込んだ。死が迫る祖父を喜ばせるための、期限つきの偽りの婚約を……。心を閉ざした男に惹かれるとも知らず、アンジェラは承諾した。
  • 麗しのハウスキーパー
    予定より早く出張を終えたトリスタン・バークリーは、豪華な屋敷に戻るなり、まずエラがいないことに気づいた。エラはこの屋敷で働く、地味ながら非常に有能なハウスキーパーだ。彼女の車のキーはあるのに姿はどこにも見当たらず、ハンドバッグの中身はキッチンの調理台の上に散乱し、床にはくしゃくしゃの制服と靴が脱ぎ捨てられている。いったい何があったんだ? まさか、強盗でも押し入ってきたのか?慌ててエラを捜すうち、トリスタンはプールで泳ぐ人影に目を留めた。警戒しながら近づくと、その人物はあまりにセクシーな女性で――トリスタンははっとして問いかけた。「エラ……きみなのか?」■注目作家がお届けするのは、冴えないハウスキーパーと富豪のボスとのシンデレラストーリーです。いつもそばにいた使用人が、実は理想の女性だと気づいた彼は……?ドラマティックな物語をどうぞお楽しみください!
  • めぐる季節の贈り物
    両親が旅行中に交通事故で亡くなった――。看護師長のクロティルドは突然の知らせに、思わず椅子に座り込んだ。心配して見に来てくれたドクター・サッカリーの言葉も耳に入らない。クロティルドはすぐにフィアンセのブルースに連絡をとった。同じ病院で働く研修医の彼に、実家まで送ってもらおうと思ったのだ。でも彼は上司と会食の約束があって、どうしても行けないと言う。将来がかかっているから絶対断れないと……。茫然とする彼女に、ドクター・サッカリーが声をかけた。「家には僕が送っていくよ」クロティルドは言われるままに、その厚意にすがった。やがて味わうフィアンセのさらなる冷たい仕打ちを予期したように。■ハーレクイン・イマージュから、記念すべき2100号作品をお贈りします。作家は皆様に長く愛されているベティ・ニールズ。イギリスからオランダを巡る愛の旅路の物語をご堪能ください!
  • 愛は記憶のかなたに
    コンピュータ・プログラマーのジョーは仕事の依頼を受け、その会社の社長との面会に赴いて思わず全身が凍りついた。マイケル・ハンター――三年間、かたときも忘れることのなかった人。三年前、妹が妊娠させられたと聞き、ジョーは相手の男性を訪ねた。その男性のいとこであるマイケルが、話をつけると約束してくれたが、翌日ジョーを訪ねてきた彼は前日とは態度を一変させ、妹をなじった。そのまま帰りかけたマイケルを追いかけ、妹は車に轢かれて即死した。事故だったとはいえ、最初に彼を信じてしまった自分が呪わしい。ジョーは憎悪に目をきらめかせながらも、なぜかわいてくる熱い思いを持てあまし、その場に立ち尽くした。■おかげさまでハーレクイン・ロマンスは2500号を迎えることができました。その記念として、未邦訳だったエマ・ダーシーの初作品をお届けします。ご堪能ください!
  • オフィスの愛人
    会社経営者リカルドの秘書をつとめるアンジーは転職を考えていた。何年もリカルドの手足となり、恋の後始末さえ手伝ってきた――彼に思いを寄せる自分の苦しい気持ちは抑えて。なのに、彼にとって私は単なる地味な秘書だと最近思い知ったのだ。クリスマスパーティが終われば、新しい職を探しはじめよう。そう決心するが、驚いたことにパーティの当日、リカルドはアンジーへの贈り物だと言ってドレスを取り出した。いったいなぜ? 訝りつつもパーティを終え、二人は夜をともにする。翌朝、彼の冷淡な態度に気づきながらもアンジーは幸せを噛みしめた。リカルドがドレスをプレゼントした理由は想像もせずに。■ずっと片思いをしてきたボスとの秘密の関係。でもそれは、新たな苦しみの始まりとなり……。人気作家シャロン・ケンドリックが一途なアンジーの恋をセクシーに描きます。
  • 復讐のための結婚
    タイで孤児院の運営を手伝っているニコルは、継父の会社が倒産し、屋敷が差し押さえられたことを知らされる。彼女は自分の荷物を取るために帰国し、無人の屋敷に直行するが、もはやわが家でないと知りつつ、ついバスルームでシャワーを浴びた。そこにノックの音が! 屋敷の購入主だというラッセルが現れた。事情を話すニコルに、彼が示したのは敵意さえ感じさせる冷たい態度。このとき彼女は知る由もなかった。ラッセルが屋敷を買ったのは彼女の継父への復讐の一環だったことを。そして先ほどシャワーを浴びる美しい彼女の姿を垣間見て、ラッセルが強い欲望にとらわれたことも。
  • ボスと秘書の十二カ月 キンケイド家の遺言ゲーム I
    社長秘書として働くタラは、社長の息子ランドと密かに交際していた。だが、タラが二人の将来を夢見心地に口にしたとたん、ランドは態度を一変させ、逃げるように去ってしまう。傷つき打ちのめされ、タラはひっそりと会社を辞めた。あれから五年の歳月が過ぎ、突然ランドがタラのもとにやってきた。父親が亡くなり、ランドが一族の会社を継いだらしいが、遺言の条件を満たさなくては地位も財産も会社も失うのだという。その条件とは、一年間タラをランドの秘書に据えること。いったいなぜ? うろたえつつも、タラは考えた。これは神様がくれたチャンスかもしれない……。今度こそランドの愛を手に入れるため、タラは大胆な賭に出た。■マイアミを舞台とする三部作〈キンケイド家の遺言ゲーム〉が今月からスタートしました。父親の遺言状に翻弄されるきょうだいたちの奮闘を、人気上昇中のエミリー・ローズが丁寧に描きます。
  • 伯爵令嬢の憂鬱 恋人はドクター
    伯爵の末娘のジェインは厳しくしつけられ、自分の意見や感情も素直に表すことを許されない。そんな鬱々とした思いを抱えた生活も、キャリントン医師が現れて一変した。いとこの幼なじみだという彼は、このうえなく無作法で、ジェインのことを世間知らずのお嬢さまと決めてかかる。しかしその毒舌とは裏腹に、彼女の捻挫を診療する優しい手つきは、ジェインに不思議な胸騒ぎを引き起こした。間違いない。謎と魅惑に包まれた彼は、決してかかわってはいけないたぐいの人間だ。■“ドクターとの恋物語”――腕が立つうえに魅力的なお医者さまは、まさに女性の憧れ。そんなドクターに恋をしてしまったら? 
  • 未来への扉
    ローレルはグレイ家の広大な屋敷の門の前に立った。今日からここで養育係としての新しい生活が始まる。紛争地域で過ごした過酷な日々の記憶を葬り去り、静かに暮らすことが今の夢だ。その夢を、グレイ家の当主チャールズが無残に打ち砕いた。人を寄せつけない表情で君は若すぎると言い渡し、いきなりローレルを解雇したのだ。だが、チャールズの娘を一目見たローレルは確信した。母親を亡くして傷ついたこの子には私が必要だ。そしてたぶん、頑固すぎる父親にも。■養護施設を運営する教会の前に捨てられていた三姉妹、ローズ、リジー、ローレル。「十二時の鐘が鳴るまで」と「恋のレシピはいかが?」でリジーとローズの物語をお届けしてきました、今月は残るひとり、末っ子のローレルがヒロインです!
  • 裏切りのハネムーン 三人の無垢な花嫁 I
    オフィーリアが長く面倒を見てきた祖母が亡くなり、遺言状が読みあげられるときがきた。その席にリサンダー・メタクシスも立ち会うと知って、オフィーリアは内心穏やかでなかった。祖母が住んでいたマドリガル邸は、もとはメタクシスの一族の所有で、リサンダーはここを買い戻そうと躍起になっていた。とはいえ、彼が呼ばれる理由はないはずなのに。間もなく、驚愕の内容が明かされた。屋敷はオフィーリアとリサンダーに遺贈。ただし両者の結婚が条件。まさか。彼と結婚するなんてありえない。■お待ちかね、リン・グレアムの三部作がスタートいたします。主人公たちはすべて父親の異なる三兄妹。離れ離れに育った彼らの出生の謎が少しずつ明らかに。来月もお見逃しなく!
  • 罠にかかったプリンセス 愛の国モーガンアイル III
    モーガンアイルの王女ソフィーの姿を久々に目にしてアレックスは内心でほくそ笑んだ。相変わらず凛として美しいが、彼女が気まぐれな裏切り者だということは十年前にわかっている。ソフィーの兄と交友関係があったため、かつてアレックスはモーガンアイルに休暇で遊びに来た。そのときソフィーと親密な仲になり、結婚の約束までしたのだ。だがソフィーは、いざとなるとアレックスをあっさり捨てた。ビジネスでこの国を再び訪れることになったのは、恐らく神の思し召し。今度はソフィーが味わう番だ――愛する者に捨てられるつらさを。◆ヨーロッパの小国を舞台にした三部作〈愛の国モーガンアイル〉最終話をお届けします。三カ月間、ご愛読ありがとうございました。
  • 隣人の華麗な誘惑 パークアベニューにようこそ II
    高級アパートメントに住むキャリーは、毎晩のように、あることに悩まされている。隣の部屋に悪名高いプレイボーイのトレントが住んでいて、彼のもとを訪れる“トレント部隊”なる女性たちが間違ってキャリーの部屋のドアベルを鳴らすのだ。おかげで睡眠不足とストレスにさいなまれ、ついに業を煮やしたキャリーは、トレントに直談判をしに行く。もちろんキャリーは、夢にも思っていなかった。トレントが今すぐ花嫁を娶らねばならない状況に陥っていて、まさかその花嫁候補として目をつけられてしまうとは。◆作家競作六部作〈パークアベニューにようこそ〉二話目は、人気作家ローラ・ライトが筆を執ります。前作のヒロインを悩ませた差出人のない脅迫状が、今度はトレントのもとに届いたようで……。来月は、カスピア国の王子が登場します。
  • 無邪気なキューピッド
    別れてから四年たってもリックは相変わらずハンサムだった。弁護士になり、高価なスーツに身を包んでいる今はもっと……。彼との予期せぬ再会にイザベルは動揺したが、リックが別の女性と婚約したと知って、さらに彼女の心は乱れた。二人で過ごした日々がよみがえり、胸を締めつける。あのころは確かに愛し合っていたはずなのに、彼は自分だけの夢を追い、イザベルを捨てて都会へ出ていった。すべては過ぎたこと。忘れようといくら自分に言い聞かせてもイザベルは彼を忘れられなかった。そして、実はリックも彼女を。再会した今、初めて彼もそれを知った。
  • 恋に落ちたシチリア
    エマは十カ月になる息子をかかえ、生活苦にあえいでいた。富豪の夫ヴィンチェンツォとは、別居して一年半になる。エマが子供を産めない体と診断されたのが要因だったが、皮肉にも家を出たのち妊娠がわかり、夫には知らせず出産した。旅先のシチリアで出会って電撃結婚したものの、幸せではなかった。離婚して少しばかり財産を分与してもらえないだろうか?エマはようやくヴィンチェンツォとの面会を取りつけた。意外なことに、彼は離婚したくないと言う。そして、どうしても離婚に同意してほしければ、最後に一度だけ、君とひと晩過ごしたい、と……。
  • 天使を抱いた夜
    タムシンは純白の花嫁衣装に身を包み、リムジンに乗っていた。倒産しかけた一族企業を救い、幼い妹を守るため、巨万の富と引き替えに、シークの甥に嫁ぐ覚悟を決めたのだ。恋に落ち、愛する人と結ばれる夢はついえた。これから悪評高き花婿と地獄のような日々を送るのだ。絶望に浸っていたタムシンは、突然リムジンが止まり、ドアが開いたのを見て悲鳴をあげた。冷酷な美しさを漂わせた男が、じっと彼女を見つめている。「タムシン・ウィンター、ついに君を手に入れた」次の瞬間、布で口をふさがれ、タムシンは気を失った。◆先月日本デビューしたジェニー・ルーカス。本作も期待を裏切らない華やかなジェットコースター・ロマンスです。来月5日にも彼女の作品を刊行予定。お見逃しなく!
  • アマルフィの庭
    ロシア人看護師カーチャ・ペトローヴァはイタリアへ向かう飛行機の中にいた。機体がふわりと揺れるたび、おなかに感じる羽ばたきは決して気のせいではなく、小さな命が息づいている証だ。わたしの赤ちゃん……。思わず胸が熱くなる。込み上げる思いをカーチャは慌てて打ち消した。情が移らないようにしなければ。私に母親になる資格はない。だから今、子どもの父親に会いに行くのだ。まだ何も知らない、ベネデット・メディチ伯爵のもとへ。この子を彼に委ねられるかどうか、見極めるために。◆エイミー・アンドルーズによる久々の新作は、貧しい看護師と伯爵のシンデレラ・ストーリー。カーチャが頑なに子どもを拒む理由とは? プレイボーイの仮面を脱いだ伯爵の素顔は?思いがけず芽生えた命は、二人をつなぐ絆になるのでしょうか。
  • 愛を請う予感
    インテリアデザイナーのキーラはインドを訪れ、友人の結婚式に列席した。式が滞りなく終わり、中庭で催される披露宴が始まる前のことだった。「失礼」と声をかけられ、庭に出る道をふさいでいたのに気がついた。建物と庭園の織りなす神秘的な光景に、呆然と立ち尽くしていたせいだ。振り向くと、長身の男性が立っていた。これほどセクシーで、しかも危険な雰囲気を持つ男性は初めてだった。言葉を交わすうち、抗いがたい力で彼に引きつけられていくのを感じ、気がつくと彼の腕のなかにいて、キスを交わしていた。なんということをしてしまったの。彼と二度と会わずにすみますように。しかしキーラの願いは叶わず……。◆30周年の記念の年、おかげさまでハーレクイン・ロマンスは2400号を迎えることができました。これまでのご愛読に感謝を込めて、ペニー・ジョーダンの意欲作をお届けいたします。◆
  • 熱砂の烙印
    心を病んだ母親が自ら命を絶ったあと、ジェイはアメリカを離れた。たった一人で看病をしながら救急医として働き、若者らしい楽しみも恋もないまま二十八年生きてきたのだ。亡き父の国ダムホールで、人生の再スタートを切るつもりだった。現地の医師団に参加した彼女は、外科医マレクと出会う。運命だった。命を救う闘いを共にするうち、二人は強く惹かれ合った。初めての恋。けれどそれは淡くもやさしくもなく、灼熱の砂漠のように彼女を熱く焦がした。だがマレクは、ジェイの純潔をぎりぎりのところで拒み続ける。医師であると同時に王位継承者でもある彼は、妻を選べない立場にあることを、どうしても言い出せないのだった。◆砂漠のメディカル・ロマンスの新星、オリヴィア・ゲイツの登場です!熱くせつないロマンスと緊張感漂う医療現場。読みごたえたっぷりの新人作家の作品は、7月20日刊D~1318でもお楽しみいただけます。◆
  • 月夜の誘惑
    この絶え間ないお祭り騒ぎから抜け出したい。参加していた仮面舞踏会にいやけが差したサムは新鮮な空気を吸おうとバルコニーに逃げ込んだ。するとそこには月の女神と見まがうほど美しい女性の姿が……。一目で強く惹かれ合ったふたりはめくるめく一夜をともにする。彼女の名前もきかず仮面も外さないという条件で。その後、買収した銀行でエリーという名の女性を見て悟った。彼女があの夜の女性に違いない。しかしエリーは何ごともなかったかのようによそよそしい。どうにか他人行儀の壁を破りたいサムにある考えがひらめいた。◆新人作家アンナ・クリアリーがハーレクイン・ディザイア+よりついに日本デビュー。◆
  • 千一夜におぼれて ジュダールの王冠 I
    玄関のドアを開けてファルークの姿を目にした瞬間、すさまじいショックに襲われ、カルメンは凍りついた。ファルークは中東ジュダール国のプリンスで、一年半前に国際会議を通じて出会い、すぐさま惹かれ合った。そこで二人は、後腐れのない関係を楽しむことを条件に三カ月という期間限定の恋人同士になったのだ。だがカルメンは約束の時を待たずして、ファルークのもとを去った。職を変えて転居までしたのに、見つかるなんて……。まさか彼は知ってしまったの? 私がなぜ去っていったかを。うろたえるカルメンに、ファルークは冷たい声で言い放った。「ぼくは娘に会いに来たんだ」◆今月イマージュでデビューしました期待の新人オリヴィア・ゲイツが、ディザイアからも三部作〈ジュダールの王冠〉でデビューいたします。まるでアラビアン・ナイトの世界に入り込んだかのようなエキゾチックな物語を、ご堪能ください!◆
  • やさしい魔法
    ロースクールで出会って三週間で結婚、そして四日後に離婚――。その苦い経験はキャロラインの人生に大きな後悔となって残り、三年経った今でも、たびたび彼女を苦しめていた。別れた相手が同じ街の同じ業界で働いているとあっては、特に……。地方検事のキャロラインは、弁護士のニックを法廷で見かけるたび、極力さりげないふうを装い、短い言葉を交わすだけだった。学生時代にラスベガスで式を挙げたことなど、なかったかのように。そのあとの離婚が、あまりにも突然すぎたから? それでも、ニックの瞳の奥にくすぶる何かを感じるのは、彼女だけなのだろうか。そんなとき、二人は思いもよらない場所で出くわすことになった。
  • 六年目の復讐
    6年前──結婚式の前夜、メレディス家の令嬢レイチェルは、ある深い事情から婚約者コナーを置き去りにして旅立った。そして今、彼女はロンドンの公園で偶然彼の姿を目にした。瞬く間に悲しみがわき上がり、胸が張り裂けそうになる。あんなに愛した彼は、今でも私を恨んでいるに違いない……。予期せぬ再会に動揺したレイチェルが立ち去ろうとした矢先、彼女の馬車が事故に巻きこまれ、コナーが駆けつけてきた。一人で醜聞に耐え、伯爵となった彼はたくましさを増している。コナーは冷たく微笑んだ。それが復讐の序章の幕開けだった。
  • 翼をなくした天使
    アニーは裕福な親の元を離れ、掃除人として自活することにした。ある家に掃除をしに行ったとき、彼女は奇妙な男性に出会う。まだ若くてハンサムなのに、どうしてこんなに暗い顔なの?不思議に思ったところ、人づてに彼は昔パイロットだったとき事故に遭い生きるか死ぬかの重傷を負ったという話を聞いた。それ以来、世捨て人みたいに引きこもって暮らしているらしい。もう一度笑顔を取り戻してもらいたい――いつしかアニーはそう強く願うようになった。彼の冷淡さの裏に優しさが隠されているのを見たからだった。
  • 禁じられた告白
    双子の息子を持つケイティーは職も家も失い、途方に暮れた。もはやプライドにこだわっていては生きていけない。彼女は意を決し、大銀行の頭取アレクサンドロスに会いに行った。彼こそ息子たちの父親で、ケイティーを捨てた男性だった。だが、彼との対面はかなわず、徒労に終わる。二人の関係をタブロイド紙に高値で売りこんだらどう?悪魔のささやきに心を動かされかけたとき、ケイティーの目の前でリムジンが止まり、ドアが開いた。「今さらぼくになんの用があるというんだ?」懐かしくも冷酷なアレクサンドロスの声に、彼女は身を震わせた。
  • 策略のダイヤモンド
    秘書として働くメルリーナにとってボスのジェイクほど心惹かれる男性はいなかった。難点は、彼が恋をゲームのように楽しむプレイボーイだということ。結婚して堅実な家庭を築くことを夢見る彼女にはふさわしくない。そんなある日、メルリーナはジェイクに大仕事をまかされた。彼の祖父の誕生日に巨大なケーキを用意して、中から祖父好みのセクシーな女性を登場させてほしいというのだ。私を秘書としか見ていないジェイクを驚嘆させたい。そう願うメルリーナには絶好のチャンスだった。彼女はひそかにジェイクの度肝を抜くような計画を立てはじめた。★ハーレクイン・ロマンスの大人気作家エマ・ダーシーによるオフィスもの。ボスと秘書という関係が、彼の祖父の誕生日のイベントをさかいにがらりと変わってしまいます。軽快なふたりのやりとりをお楽しみいただけることでしょう。★
  • 結婚という名の悪夢
    アレクサンドラは、いつか映画制作に携わる日を夢見て、ハリウッドの撮影所で事務員として働いている。ある日、彼女は憧れの俳優からランチに招待された。ウルフ・ケリック。今をときめく大スターだ。天にものぼる心地で約束の場所に出向くと、いきなり頼み事を切り出される。「四週間、ぼくの愛人のふりをしてほしい」引き受ければ、近い将来、助監督に抜擢するという。だけど、なぜ私なの?地味で、美しくもないのに……。いぶかりながらも、彼女は人生を変えるチャンスに賭けた。
  • 見せかけの恋人
    ヘザーは、昼は補助教員、夜は海運会社で派遣社員として働いていた。ある晩、仕事先で空腹のあまり倒れてしまったところを、ずっと憧れていた社長のテオ・ミケルに助けおこされる。思わぬ幸運を噛みしめていたのもつかの間、彼のお節介のせいで派遣の仕事を首になってしまう。数週間後、責任を感じていたテオが、住みこみで家政婦の仕事をしないかと持ちかけてきた。ヘザーは大喜びで引き受けたが、息子の結婚を望むテオの母に恋人だと勘違いされたことから、彼と同じ寝室を使うはめに……。
  • 呼び覚まされた屈辱 男爵家のスキャンダル II
    母一人子一人で育った研修医のアリッサは、大家族に憧れていた。その夢を踏みにじる苦い経験のせいで、今では誰ともデートしない病院一の堅物になっている。とりわけ顧問医のセブにはかかわりたくなかった。一度デートした女性とは二度と会わないという噂のプレイボーイ。なのに病院のパーティで、セブとのデート権を引きあててしまう。セブにやさしく言葉をかけられるたび、冷たくつっぱねた彼女だが、彼の次の一言は無視できなかった。「君はなにから逃げているのかな?」ある人との思い出からよ。アリッサの体を屈辱感が走り抜けた。★三部作〈男爵家のスキャンダル〉の第2話です。ゴージャスな雰囲気を漂わせてプレイボーイの名をほしいままにする医師と病院きっての堅物の研修医の組み合わせは意外な展開を見せ、目が離せません。★
  • 誘惑される理由
    サマンサは、幼なじみのジョニーに長いあいだ片思いをしてきた。だが二年前、淡い恋はあっけなく散った。彼がイタリア人女性と、電撃的に結婚してしまったのだ。サマンサがアレッサンドロ・ディ・リヴィオに出会ったのは、ジョニーの結婚披露宴の席上だった。花嫁の兄であるアレッサンドロは、なぜか、サマンサに敵意に満ちた視線を向けてきた。そしてそれは、以後二人が顔を合わすたびに繰り返された。どうしてなのかしら……なぜ彼は私を嫌うの?その答えは、ある日突然明らかになった。
  • 愛する人はひとり
    プルーデンスがニコロスと結婚して八年の月日がたった。彼はギリシアでも有数の大企業の最高経営責任者だが、八年前は違った。倒れかけた会社を救うため大富豪の相続人プルーデンスと仕方なく結ばれたのだ。しかも本当の夫婦になったことはなく、彼には複数の愛人がいる。プルーデンスはそんな関係がいやになり、離婚を切り出した。ところがニコロスの答えは予想外のものだった。彼は形式だけの結婚を本物にしたいと言い出したのだ。君が妊娠を望むなら子どもの父親になってもいい、と。今さらどうして?当然、プルーデンスは拒絶した。★リン・グレアムがギリシア人富豪をヒーローに、アテネとイギリスを舞台に繰り広げる情熱的なストーリーをお楽しみください。★
  • 憎しみは愛の横顔
    一年前、エリーザはサルバトーレを愛し、彼の子を身ごもった。だがサルバトーレは自分の子だと信じようとしなかった。口論のあげくエリーザは小さな命を失い、憎しみをいだいたまま、彼のもとを去った。いまは宝石店で働くエリーザを、ある日サルバトーレが訪ねてくる。エリーザはさる王家の戴冠用宝玉を扱う立場にあり、その身を案じた彼女の父親の依頼で護衛しに来たのだという。エリーザにとってはつらすぎる再会だった。不本意ながらアパートメントまで同行を許したエリーザに、サルバトーレはさらなる要求を突きつけてきた。
  • 誤解が招いた愛 王宮への招待
    アリーの夫は四カ月前に車の事故で亡くなった。突然のことに、いまだ心の整理がつかない状態だ。そしてこのほど、同乗していた女性の身元が判明した。ローマにほど近い町に住む、著名な公爵の夫人だという。遺された彼女の夫に会い、悲しみを分かち合えたら――。そんな思いがふくらんで、アリーはローマに飛んだ。ところが、公爵の屋敷では門前払いされてしまう。なんとしても公爵に会いたいアリーは、公爵の関係者らしいジーノという男に導かれるまま、車に乗りこむ。自分の運命が大きく変わるとも知らずに。
  • 聖夜はボスと ベラ・ルチアが結ぶ恋
    ジャック・ヴァレンタインはハンサムでセクシーな億万長者だが、マディはあくまで上司と部下として、彼と良好な関係を保っていた。しかし今回の出張でロンドンへ来て以来、ジャックはまるで別人のようになってしまった。長いこと疎遠だった家族との再会がその原因らしい。愛想がよく、自信に満ちたプレイボーイは姿を消し、今のジャックは傷ついて心を閉ざした孤独な少年のようだ。さらに、どういうわけかマディを見る彼の目には情熱がこもっている。こんなジャックの前で、今までどおり冷静にふるまえるかしら?マディは不安を覚えると同時にかすかに胸が高鳴るのを感じた。
  • 二人で見る夢
    アンナは主人のいない別荘の留守をあずかる管理人。これまで持ち主のドノヴァンが別荘を訪れたことは一度もなかった。それが突然、外科医の職も捨てて、ここで暮らすことにしたという。このままでは私はお払い箱だわ。住む家も収入も失ってしまう。不安になったアンナは家政婦として雇ってもらおうと必死に働いた。しかし、そもそもドノヴァンが来たのは、一人になるのが目的だ。幼い息子を亡くし、妻とも別れた心の傷を癒すために……。そんな彼が、アンナのひそかな願いを知って、なおさら彼女をそばには置けないと思ったのも無理はない。アンナの夢は、彼には決してかなえてやれないものなのだから。★シルエット・ロマンスで活躍したマーナ・マッケンジーのハーレクイン・イマージュ、デビュー作品となる本作は、やさしい愛の物語です。湖畔の別荘に逃げ込んだ元外科医に、運命が用意した未来は?皆さまの心がほんのり温かくなることでしょう。★
  • せつない選択
    仕事がらみで、気が進まないツアーに参加したヘザーは、集まったメンバーを見てショックを受けた。ツアー・リーダーを務めるのは、ハンター・ブラドック――十年前、三カ月間だけヘザーの夫だった男性だ。ヘザーは交通事故で重傷を負った母親の生活を支えるため、結婚したばかりの愛する夫のもとを去ったのだった。ハンターはきっと今も、勝手に家を出た私を許していないだろう。旅行の間、ハンターとはできるだけかかわらないようにしよう。今でも彼との別れを思い出すと胸が張り裂けそうになるのに、現実の彼を見たら、心も体も彼を求めてしまうに違いないから。★その結婚は、互いの心を深く傷つけたまま十年間も中断しています。ベテラン作家バーバラがひさびさに放つのは夫婦再会の物語です。★
  • 情熱の目覚め
    幼少期に父を亡くした玩具デザイナーのセイラは、男性への接し方がわからないまま二十六歳になった。そんな彼女を見かねて、同僚が恋のマニュアルを作る。ステップ一――~さりげなく物を落とし、会話の糸口をつかむ~セイラは食堂に向かい、標的の前にフォークを落とそうとするが、緊張のあまり別の男性の上に皿ごとひっくり返してしまう。不運にも、相手はセイラが社内で最も恐れるマットだった!いつも不機嫌な顔で、眼光が鋭く、会話すらしたことがない。身をすくませ叱責を待ち受けていると、思わぬ言葉が聞こえた。「きみは大丈夫かい?」そしてマットは優しく彼女の手を取った。★本年度RITA賞ロマンティック・サスペンス部門で最終に勝ち進んだジョー・リーの痛快ラブロマンスをお贈りします。恋に奮闘する奥手なヒロインに声援を送りたくなる一作です。★
  • 秘密の初恋
    まだ二十歳のケイシーは年齢をごまかして働いている。ある日、同僚たちがオフィスの外に魅力的な男性を発見し、くじ引きで誰が彼をデートに誘うか決めることになった。当たりを引いたのは、恋愛経験のほとんどないケイシーだった。不安を覚えつつも思いきって男性のもとへ向かうが、その正体を知って、ケイシーはうろたえた――彼は、八歳のときの初恋の人、サムだったのだ!十歳も年下の自分など相手にされるわけがないとあきらめかけるが、サムはこちらが何者かに気づかないので、彼女は決意した。今宵一夜限りでもいい、大人のふりをして彼とすごそう、と。
  • 魂で愛して
    元トップモデルのリンは名前も髪型も服装も変え、小さな町に越してきた。常に周囲の目にさらされる窮屈な日々に耐えきれなくなり、誰も彼女の素性を知らない地で、ごく当たり前の暮らしを一から始めたかったのだ。町の人はみな優しく、中でも隣人のブレンダンはリンによくしてくれた。彼は黒髪がよく似合う端整な顔立ちをしていて、事故で視力を失ったため、いつも盲導犬を連れている。ブレンダンに嘘の経歴を話すことに罪悪感を覚えつつも、彼が普通の女として接してくれるのが、リンには嬉しかった。そんな矢先、突然ブレンダンがキスをしてきた。
  • 永遠はいらない 恋を知った男たち II
    テスは数カ月前、リゾートホテルで出会ったベンと一夜だけのすばらしい時を過ごした。謎めいたハンサムな男性ベンは、いっときの情事を求めているだけだと彼女にはっきりと告げた。そこでテスは、翌朝、そっと彼の前から姿を消したのだ。だが思いがけず妊娠してしまったことを知り、著名な映画プロデューサーだというベンの豪壮な屋敷を訪ねたテスは冷酷な言葉を浴びせられて愕然となる――本当に僕の子か、と。なんですって?彼の財産目当てに、私が嘘をでっちあげたとでも?テスは憤慨してその場を去るが、数日後、驚くべき提案をされる。★孤独なヒーローの心は、ヒロインとの恋によって徐々に解けていきますが……。★
  • 恋に落ちたボス
    今日こそはクーパーに仕事を辞めたいと言わなければ。カーラは強い決意を抱いて雇い主のもとに向かった。五年前からカーラは作家クーパーの個人秘書を勤めている。一年前に、彼を愛してしまったことに気づいたが、問題はクーパーにはその気はまったくないこと――決して、カーラを女性としては見てくれないことなのだ。ボスへの片思いなんてみじめすぎる。一刻も早く、彼から離れなければ。だがカーラは知るよしもなかった。本当はクーパーが、彼女を誘惑しようと計画していることなど。
  • 愛は砂の城
    ハリウッド女優のカイロは南仏の貸し別荘でくつろいでいた。映画プロデューサーの夫と離婚して以来、マスコミに追いまわされていた彼女には久しぶりの休養だった。ところが、それも長くは続かなかった。八年前に別れた恋人のレイフが突然別荘に現れたのだ。彼は俳優だけでなく、今や映画監督としても名声を博している。ここにはカンヌ映画祭の授賞式に出席するためにやってきたという。鋭さを増した彼の野性的な風貌に、カイロはたちまち心を奪われた。誘惑に負けてはだめ。彼の浮気が原因で別れたことを忘れたの?しかし、カイロにとってレイフの魅力はあまりにも強烈すぎた……。■ハーレクイン・ロマンスを代表する作家、キャロル・モーティマーの最新作をお届けします。彼女が得意とする、ショービジネスの世界で繰り広げられる大人のロマンスをどうぞお楽しみください。
  • 出会いは仮面舞踏会
    病院の資金集めのために催された仮面着用のダンスパーティで、産科医のマディソンはひとりの男性に誘われて一曲踊った。これまで出会ったこともないほどセクシーな瞳の持ち主だ。週が明け、彼が病院に現れた。名はテオ・ペトラキス。病気療養中の産科医長の代理で半年間勤務するという。彼がパーティのくじで当てた気球ツアーに誘われたり、自宅で彼の手料理をふるまわれたりするうちに、マディソンはテオにどんどん惹かれていった。だが、彼は言う。「僕は結婚するのも子供を持つのもいやだ」つらい体験が言わせるの? それが何か、マディソンは知りたかった。
  • 思い出に愛を結んで
    ★ようやく運命の男性にめぐりあえたのに、彼にとって私は罪深い人妻……。★スキー・リゾートで憧れのインストラクターの職を得た弟のために、キャシーは車でスコットランドの山間の村に向かった。弟の就職には“夫婦者”が条件で、キャシーは請われて弟の新妻の役を演じることになったのだ。途中、一泊予定のホテルの手前で、彼女はロスという男性と出会う。ホテルの手違いで同じ部屋に泊まるしかなくなった二人は、互いの魅力に引かれあうままにベッドをともにする。翌朝、キャシーが目覚めたときにはロスはすでに発っていた。そして目的地に着いた彼女を待っていたのは、最悪の再会だった。ロスは弟が働くリゾートホテルのオーナーだったのだ!
  • パリの情事はほろ苦く
    昼間は販売会社の社員、夜は清掃のアルバイト。高い家賃を払うために、ジェシカは日々仕事に追われていた。唯一の楽しみは、毎晩掃除をしに行く会社のオフィスで彼を見ること。シチリアの名門カルディーニ一族を率いる、会長のサルヴァトーレだ。尊大だが魅力あふれる彼に、ロンドンじゅうの女性が熱をあげている。地味な彼女など眼中にないのは承知で、ジェシカは彼に憧れていた。ある日、そのサルヴァトーレが彼女をパーティに誘った!ジェシカは舞いあがるが、彼には冷たい計算があった。彼女を同伴すれば、うるさくまといつく女どもを追い払えるだろう。だが、当日ジェシカを見た彼は、とんでもない計算違いに気づいた。
  • 逃げだした愛人
    ロンドンの玩具店で、アンはショックのあまり失神しかけた。かつて面倒を見ていた甥とでくわしたのだ。甥はギリシアの大富豪アンドレアスと姉の子で、生後まもなく両親が事故死したため、アンが引き取った。ところが、アンドレアスの兄ニコスが突然やってきて、百万ポンドの小切手を置き、半ば強引に甥を連れ去ったのだった。その甥が今、目の前にいる。そして、傍らにはニコスが……。数日後、アンはニコスの訪問を受けた。「ぼくたちと一緒にギリシアに来てくれ」予期せぬ言葉に、アンは呆然とした。■恋した相手――それは、姉の人生を踏みにじった冷酷な男。人気作家ジュリア・ジェイムズが、情熱と憎しみの交錯する複雑な人間模様を描きます。どうぞお楽しみください。
  • 愛を禁じた理由
    社交に明け暮れる奔放な生活を送っていた十代の頃、エイミは思慮のなさから取り返しのつかない事故を起こした。罪悪感にさいなまれ、現実の厳しさに目覚めた彼女は、それ以来別人のように生活態度を改め、今は外科医ニックの有能な秘書として働いている。ある日、ニックの両親の屋敷に招かれたエイミは、彼の兄で著名な実業家ジョナスと出会う。プレイボーイと噂され、圧倒的な魅力を放つ彼をひと目見て、エイミは激しく惹かれた。いったいどうしたというの?この九年、幸せにつながるものすべてを自らに禁じてきたのに。
  • 愛という名の鎖
    イギリスの競技場ではラグビーの試合が始まろうとしていた。サンタリア公国のゴージャスな大公カスペルが観覧するとあって、観客はわいているが、ウエイトレスのホリーはうわの空だった。昨夜、婚約者から別れを切り出され、絶望のどん底にあったのだ。大公一行に昼食を給仕している最中、思わず涙ぐんだとき、ホリーにティッシュを渡してくれたのは、なんと大公だった。しかも、いきなり彼女を口説きはじめるではないか。甘い言葉にうっとりしていたホリーは気づくはずもなかった、試合を中継していたカメラが二人に向けられたことも、それがどんなスキャンダルを巻き起こすかも……。■情熱的な作風で人気のサラ・モーガンが、熱い誘惑に彩られた新たなおとぎ話を書きあげました。現代のシンデレラとなったウエイトレスは、愛を信じない大公の隠された秘密を突き止め、ハッピーエンドを迎えられるのでしょうか? ご期待ください。
  • マドリードの約束
    異国のスペインで自活をめざしていたイジーは、道で倒れた貧しい老人ミゲルを助けたことがきっかけで、家政婦として彼の家に住みこみで働きはじめる。ある日、ブランド物に身を固めたハンサムな男性が訪ねてきた。驚くイジーに、ミゲルは上機嫌で甥だと紹介する。彼女は義憤に駆られた。お金持ちなのに伯父を援助しないなんて。一方、カーヨはイジーをうさんくさそうに見ていた。まんまと伯父の家に入りこんだこの女は金目当てに決まっている。ちょっと調べれば、実は伯父が旧家の末裔で裕福だとわかるはずだ。この僕が彼女の化けの皮をはがしてさっさと追い出してやる!
  • 甘美な愛人契約 三人の無垢な花嫁 II
    義姉が携わるチャリティ活動を助けるため、アビーはファッションショーのモデルを務めることになった。緊張しつつも颯爽とステージを歩くアビー。彼女の目は観客のひとりに釘づけになっていた。ニコライ・アーロフ、無数の浮き名を流すロシアの大富豪。ステージを下りると、彼からの誘いが待っていた。挙式直後に亡くなった夫への思いから一度は断ったものの、寄付への影響を考え、食事だけなら、としぶしぶ応じる。だが、着いた先はレストランではなく、ニコライの家だった。今晩、彼はわたしを帰さないつもり?■すべて父親の異なる三兄妹が主人公で、離れ離れに育った彼らの出生の謎が少しずつ明らかに。
  • 運命がほほえむ日
    通訳サービス社に籍を置くアレックスは急な仕事の依頼を受けた。折から休暇から戻ったばかりで、スキー帰りの着ぶくれした姿のまま先方に駆けつけると、急病になった中国語の通訳に代わる人材が必要だという。中国語には自信のあるアレックスだが、依頼主のマックスが求めているのは語学力より社交の場に出ても見劣りしない容姿と品格だった。面接に現れたマックスは彼女を眺めまわしたあげくに言った。「イメージチェンジをするのはいやかな?眼鏡をコンタクトレンズに換え、ドレスを買い、髪形も変えて……」
  • 炎のドレスの誘惑
    非道な独裁者として恐れられた男を父に持つレクシーは、人生を見つめ直したくて、インド洋に浮かぶ島国モラーツを訪れた。ここ二カ月ほどつきあってきたガスターノ伯爵とは別れるつもりだが、モラーツの空港に降り立つと、当の伯爵が待っていた。連れていかれたパーティで彼の態度に辟易し、レクシーは、ふと目が合った男性に話しかけた。力強い魅力にあふれた彼こそ、モラーツの君主ラフィークだった。レクシーは知る由もなかったが、彼は過去のある事件のためにガスターノ伯爵に復讐を誓う身で、レクシーに利用価値がありそうか、思案していたところだった……。■スリリングな展開でご好評いただいた三部作〈古城の恋人たち〉~、「プリンセスの香り」(R~2256)のヒロイン、ヤコーバの妹の物語をお届けします。架空の王国モラーツの君主との恋をご堪能ください。
  • もう一つのクリスマス
    医師のセイラは同僚のダンとの将来を漠然と考えていた。だが、セイラが双子の妹ザラにダンの存在を知らせたとたん、ザラはモデルとしての魅力を発揮して、たちまちのうちにセイラからダンを奪い、結婚してしまった。そして今、セイラは妊娠できないザラの代理母として妊娠中だ。両親からのたっての願いで、そして大事な妹のために……。そう思いながらも、ダンへの思いはいまだに断ち切れない。そんなある日、セイラは車にはねられそうになり、重傷を負った。ダンが私の身を心配するのは赤ちゃんのことが大切だから。でも、もしもそれ以外の気持ちがあるとしたら……?
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    ベスはいまだに自分のとった行動が信じられなかった。男性についてはとりわけ慎重なはずの彼女が、金曜の夜、出会ったばかりの男性とベッドをともにしてしまったのだ。緑の瞳が印象的なゲイブは、ベスを優しく包みこみ、ときに激しく、繰り返し愛してくれた。ベスも、一夜限りの相手に奔放に応えた。ところが翌週、ベスの働く病院に現れた新任の外科医は、なんと週末の夜の情事の相手、ゲイブだった!ベスはうろたえながらも、心を決めた。あの夜のことは胸に封じこめ、彼とはあくまで医師と看護師として冷静につき合っていこう、と。だが、そんなベスの決心を、予想外の出来事が粉々に打ち砕いた。
  • 突然のプリンセス 王宮の恋人たち I
    アレクサンドラはせっぱつまっていた。ハリウッド女優だった母が莫大な借金を残して亡くなり、返済するには母が遺したダイヤモンドを処分するしかない。ニューヨークの高級宝飾店に引き取ってもらおうと出向いた彼女はダイヤモンドはすべて模造品だという鑑定士の言葉に呆然とした。そんなことはありえないわ! 食ってかかるアレクサンドラの前にその一部始終を監視カメラで見ていた店のオーナーが現れた。君の問題を解決する方法がある、とオーナーは言い、自分の素性を明かした――カステルマーレ公国の皇太子ルッカだと。そして、ルッカはアレクサンドラに驚くべき解決法をもちかける。■地中海の小国カステルマーレの王室をめぐる物語。王位継承に伴う結婚問題に悩む皇太子ルッカは、偶然目の前に現れた女性に惹かれ……。
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    教師のイーデンは夏休みを利用してシカゴに帰省した折、同窓生のジェレミーの家で働かないかと打診された。驚いたことに、彼は遺伝性疾患で失明の危機に瀕しているらしい。イーデンには自分からジェレミーにキスをした過去があり、気づまりに思いながらも、経済事情から面接を受けに行く。「採否を決める前に、僕の秘密を打ち明ける」あこがれ続けていた彼の告白に、イーデンは衝撃を受けた。なんと、彼の子供が何人も生まれている可能性があるという。その子供たちを捜しだし、遺伝性疾患の件を説明すること。それがイーデンに託された仕事だった。
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    放蕩の限りを尽くしてきたエヴァースリー公爵五世は、跡継ぎを作るはずの弟が急逝し、直ちに結婚する必要に迫られた。公爵夫人になる女性は、貞淑で家柄と容貌がよく、広大な屋敷や盛大な催しを切り盛りする能力がなければならない。唯一条件を満たしそうな女性に会うため、あるパーティに赴くと、彼女は冴えないドレスをまとい、やぼったく振る舞っている。だが彼には、意図的に魅力を隠しているように見えた。ドレスの下に隠された、本当の姿を自分だけのものにしたい──湧きあがる支配欲のままに、公爵は狙いを定めた。
  • 不器用なダーリン
    親友に会うためテキサスを訪れたジャニーンは、バーベキューパーティで、親友の親戚にあたる牧場経営者ジョーダン・クレンショーと出会う。ジョーダンは背が高くてとてもハンサムなくせに、ぶっきらぼうで愛想のかけらもなく、第一印象は最悪だった。あろうことか、親友の子供たちが体調を崩したため、ジャニーンは彼の家に数日間滞在させてもらう羽目になる。もちろんジョーダンは、迷惑きわまりないと言わんばかりだ。だがジャニーンはまだ知らなかった。冷たい態度の裏にひそむ、彼の本心を。■D~1093「仕組まれた一夜」、D~1143「強引な結婚」といった、クレンショー家を描いたアネット・ブロードリック作品の関連作です。今回のヒーローも、クレンショー家の一員らしい魅力あふれる人物です。どうぞお楽しみください。
  • プリンセス・レッスン 愛の国モーガンアイル I
    八年前にモーガンアイル国の王子フィリップと婚約して以来、ハンナは彼の妻になるべく花嫁修業にいそしんできた。週末に友人と遊びにも行かず、数々のレッスンをただ受ける日々。でも、ハンナは少しもつらくはなかった。定められた縁談とはいえ、ひと目会った瞬間フィリップに恋をし、彼の隣にいられる日を待ち焦がれてきたからだ。そして、ついにモーガンアイルに移り住む日が訪れた。不安を感じていたハンナも、国民の温かい歓迎に胸をなでおろす。大丈夫、この美しい国で幸せに暮らしていけるわ……そんな淡い期待を打ち砕いたのは、夫となるフィリップだった。◆ヨーロッパの小国モーガンアイルを舞台にした三部作〈愛の国モーガンアイル〉が今月よりスタートします。王族ならではの高貴なロイヤル・ロマンスを、どうぞお楽しみください。◆
  • 億万長者からの招待
    「おなかにいるのは、僕の弟の子供だそうだね」マックス・デルーカのぶしつけな問いかけに、リリーは顔をしかめた。確かにリリーは、マックスの弟トニーの子を宿している。トニーとはかつてつき合っていたが、価値観が違いすぎたために別れ、事故で彼が急死したあと妊娠が発覚したのだ。一定額を支払うから、弟の相続財産など求めないように――そうマックスに告げられ、リリーはかっとなって彼を追い返した。なんて傲慢でいやな人だろう! もう二度と会いたくないわ。そんな願いもむなしく、後日、マックスは再びリリーの家にやってきた。今度は、耳を疑うような提案をたずさえて。◆人気作家リアン・バンクスの久しぶりの新作です。激しくも心温まるラブストーリーをご堪能ください。来月には関連作として、本編に登場したアレックスとマロリーの物語をお届けします。◆
  • 金鉱の花嫁
    1849年、ひと財産築く夢を抱きアメリカ西部へ渡った父を追い、ケイトはアイルランドからはるばるこの金鉱の町へやってきた。ところがいざ着いてみると、当の父はすでに世を去っていた。おまけに、独身の移民女性の商いを禁じる法律を利用して、父の商売敵が、彼女に遺された店を奪おうとしている。借金までして、やっとのことでたどり着いたというのに……。そこへ、ケイトに耳打ちする者があった――結婚すればいい、と。とんでもないと思う理性に反し、彼女は胸を高鳴らせ歩き出した。商売敵とやり合ったとき加勢してくれた、あの人に求婚するため。
  • 愛をつなぐ道
    ブラッド・オバリヴァンが故郷に帰ってきた。メグ・マッケトリックはその噂を聞きつけ、衝動のままに車に飛び乗った。ブラッド──十代のころ愛した恋人は、夢を叶えるために彼女を捨てて町を去っていった。打ちのめされたメグは、何度も頬を涙で濡らしてようやく立ち直ったのだ。昔よく待ち合わせた店にたどり着くと、ブラッドもまた何かに引き寄せられたのか、そこを訪ねていた。歌手として成功を収め、大人になった彼はますます抗いがたい魅力を放っている。怒りと切望がせめぎあうなか、メグは固く誓った。私は二度と彼を愛したりしない、と。
  • 報われぬ愛を胸に 王家をめぐる恋 II
    グレイスはニューヨークの会社で個人秘書として働いている。彼女の上司はアミール、中東の国ゾーラの第三王子だ。プレイボーイ・プリンスの異名をとるアミールは、最近もタブロイド紙をにぎわしたばかり。憂慮した父、国王から、隣国のプリンセスとの結婚を命じられた。ところが相手が昔の恋人と駆け落ちしたため、話は流れる。アミールをひそかに愛しているグレイスがほっとしたのも束の間、ある日アミールは彼女に告げた。「僕に妻を見つけてほしい」有能な個人秘書の彼女に、花嫁候補のリストをつくれというのだ。そんなつらい仕事はできない!グレイスは限りなく悲しかった。
  • 幼さと戸惑いと テキサスの恋
    小さな町ジェイコブズビルの本屋で働くサラは、客のひとりジャレッド・キャメロンに心惹かれていた。ジャレッドは町に越してきたばかりで、その素性を知る者はいない。他人とは打ち解けないタイプのようだが、サラには幾分心を開き、二人の距離は日増しに近づいていった。そんなある日、近所でバーベキューパーティが催された。サラはジャレッドに家まで送り届けてもらうことになり、一度のキスで火がついて、思いがけず愛を交わしてしまう。それはサラが夢見ていた甘いひとときなどではなく、ひどく残酷なものだった。
  • スペインの風に吹かれて
    ヨーロッパツアーのガイドとして働くジリアンは、休暇をとってスペインのラ・マンチャ地方をドライブしていた。偶然通りかかったオリーブ農園に魅せられツアーのコースに組み入れられないか考えていたせいだろう、対向車をよけきれずに衝突事故を起こし、重傷を負ってしまう。そんな彼女を救い出し、病院へと搬送してくれたのが、対向車を運転していたハンサムなスペイン人男性、レミだった。レミはあのオリーブ農園の経営者にして、トレド伯爵家の末裔。けなげに痛みに耐えるジリアンを気遣い、彼女を自分の館に連れ帰る。ジリアンは戸惑いながらも、彼に惹かれる自分を抑えられなかった。★数々の受賞歴を誇る人気作家レベッカ・ウィンターズがスペインを舞台にやさしい愛の物語を描きました。オリーブの木を揺らす風のように、ひそやかで静かな愛がまっすぐ心に響いてくる一冊です。
  • 嘆きのウエディングドレス
    親友ビアンカの結婚式に招かれ、エリザベスはミラノへと発った。結婚前のパーティが続いたある夜、ビアンカの婚約者、ルチアーノの魅力に屈し、エリザベスは彼にキスをしてしまう。これはまさに親友に対する裏切りだ。彼女は自分を激しく責めた。だが挙式直前、エリザベスの兄がビアンカと駆け落ちするという、とんでもない事件が持ちあがった。兄は会社の金を横領したうえに花嫁を連れ去ったらしい。「兄さんを刑務所に送りたくないなら、僕と結婚しろ」脅迫めいたルチアーノの求婚に、エリザベスはなす術もなかった。★ヒーローに追いつめられるエリザベス。ドラマティックな恋を描いて人気のミシェル・リードの新作をお届けいたします。★
  • 子爵の誘惑
    領主のヘルフォード子爵は結婚の必要に迫られていた。過去に恋人に裏切られたせいで、もはや愛など信じてはいない。家柄が良く財産があり、貞淑な美人なら誰でもかまわない!彼はある伯爵令嬢を選び、田舎の屋敷で求婚する手筈を整えた。やや捨て鉢な気持ちで、猛スピードで馬車を駆っていた彼は、領地に入ったところで村の若い女を危うく轢きかけてしまう。道に倒れた女は顔を上げ、美しい瞳で彼を鋭くにらみつけた。その瞬間、恋はしないと誓った子爵がふたたび恋に落ちた。プロポーズを待つ花嫁候補が、今にも到着する直前のこと……。
  • ハーレムの夜
    恋人と仕事を一度に失って片田舎の空港に取り残されたドーラ。そんな彼女を救ったのは、偶然居合わせたアラブのプリンス――米国外遊中の王子カリールが、臨時の秘書に雇ってくれたのだ。そして数日後のある晩、二人は激情に駆られるまま結ばれる。これはプリンスの気まぐれ。なにかを期待するなんてばかよ……。自分を戒めたドーラは翌朝、王子に突然プロポーズされて驚いた。一緒に帰国してプリンセスになってくれ。彼は真剣にそう訴える。ドーラはなかば夢見ごこちで、ともに旅立つ決心をした。遠い砂漠の王国のことも、カリールの本当の目的も知らないまま。
  • 別れは愛の証
    エイミーは夫マルコに会うため、彼の住む町に戻ってきた。それは、新婚半年で彼女が家を出て以来二年ぶりの再会であり、離婚を切り出し、同意してもらうための再会でもあった。滞在は短ければ短いほどいい――鋭いマルコのことだから、長く一緒にいたら、嘘がばれてしまうだろう。エイミーは彼の同意を得たら、すぐに立ち去るつもりだった。ところがマルコは離婚を受け入れず、彼女を帰すまいとした。どんな女性をも虜にしてきたイタリア男のプライドのせいね。理由はそれだけよ。そうでしょう?愛はないはずだもの。それならなぜ、彼は熱いまなざしで怒ったように私を見ているの?★情熱的な作風で人気のサラ・モーガンが新たな愛の物語をお届けします。夢を奪われた女性が下した、愛すればこその切ない決断。でもそこには誤算があって……。奇跡の結末にご期待ください。★
  • 恋とワインと伯爵と
    アメリアは街で、名も知らぬすてきなフランス人男性に二度も出くわす。彼からデートを申し込まれ、運命に違いないと誘いに応じるが、家に帰って新聞を開いたとたん愕然とした。まさか彼が、レミー・ド・フルニエだったなんて!レミーはプレイボーイとして世間を騒がす伯爵で、十数年ものあいだ顔を合わせていない、アメリアの遠い親戚だ。聞いた話だと、アメリアが叔母から相続した土地を狙っているらしい。おそらく彼は、土地を得るためにわざと私に近づいたのだろう。憤慨してもいいはずだが、アメリアの胸はある思いつきに高鳴った。彼は恋の達人だもの……私の願いを叶えてくれるかもしれないわ。
  • 奇跡を生んだ一日
    社交界の超一流の面々が集まる華やかな慈善コンサート――。富豪ファビアンが催す一大イベントの準備を手伝うことになり、元音楽教師のローラはイタリアのトスカーナへと旅立った。名だたる歌手たちと出会える喜びを胸に準備にいそしむなか、ローラは慈善活動に力を注ぐファビアンに惹かれていく。一方、ファビアンも彼女の人柄と美しい歌声に魅了されていた。女性不信に陥りながらも、跡継ぎを欲していた彼は、苦肉の策として契約結婚をローラに持ちかける。だが、ローラは彼の申し出をはねつけた。彼は心にも体にも醜い傷を負った私をからかっているのでは?
  • 闇に眠る騎士
    シャーンは明るく活動的な半面、よく小さな失態を演じていた。そんな妹が自分の立身出世の妨げになると考えた兄によって、彼女は1週間後に修道院に送られることになっていた。最後の自由を楽しもうと、城を抜け出して森を散策中、突然、荒ぶる猛獣がシャーンに襲いかかってきた――次の瞬間、閃光のように矢がかすめ飛んだかと思うと猛獣がどっと倒れ、彼女の前に眼帯をした隻眼の騎士が現れた。その圧倒的な存在感と鋭い視線にシャーンは震え上がるが、騎士は問答無用で彼女を抱え上げ、どこへともなく歩きだした。
  • 白いドレスに憧れて
    知人の結婚パーティに参加したカーラは、途方もなくハンサムな男性とダンスを楽しんでいた。彼の名はギレルモ。スペインの伯爵だという。内向的で体型も太めなため、いつも壁の花になるしかない私が、こんなにもすてきな人と踊っているなんて……。夢見心地でそう思っていたとき、不意に妖艶な美女が話しかけてきた。ギレルモの知り合いらしいが、彼はなぜか顔を引きつらせている。席を外してほしいと女性に告げられ、立ち去りかけたカーラの腕を、ギレルモはすばやくつかんで引きとめた。「カーラは僕の婚約者だ。話があるなら彼女の前でしたらいい」★D~1267「エーゲ海に呼ばれて」とD~1277「秘書は恋わずらい」の関連作をお届けします。スペインの伯爵ギレルモは、愛らしい女性を知人の結婚式で見かけます。ある事情から、公衆の面前で彼女との婚約を宣言してしまい、思わぬ事態に……。★
  • 砂漠は魔法に満ちて
    あの人が私を捜しだし、会いに来てくれた!オアシスのほとりでの再会にサマンサは有頂天になった。数カ月前、アラブ三国の合同地形調査に参加するため、はるばるイギリスからやってきたサマンサは、ホテルの廊下で男性と衝突し、弾みで熱い抱擁を交わした。以来、彼の面影が心から離れなかった。それがいま、ようやく……。だが、男性は厳しい表情を見せて立ち去ってしまう。キャンプに帰ってその理由がわかった。サマンサを虜にしたのは、調査の主宰者の一人だったのだ。その名はビアハム・ハカール、英明の誉れ高きダーラーンの国王。
  • 大富豪の醜聞
    シャンタルはうっとりと舞踏会の夜を思い返した。ハンサムな男性に声をかけられ、情熱的なタンゴを踊って……。だがシャンタルは他人のチケットを使って忍び込んでいた身。嘘が暴かれそうになって逃げ帰るしかなかった。その男性がギリシアの大富豪アンゲロスだと知ってからは、いっそう自分がみじめになった。おとぎばなしは終わったのだ。だから目の前で車が急停車し、彼が現れたときには驚いた。それもひどく怒って。私を違う誰かと勘違いしているみたいに。ああ、きっとチケットの本当の持ち主と間違えているんだわ。ふいに彼女の唇に、アンゲロスの怒りのこもった唇が重ねられた!★パリとギリシアを舞台に描かれる、貧しいウエイトレスと大富豪の運命の恋の物語。無垢な恋人を過去の呪縛から解き放とうと、冷酷だったはずの億万長者が見せる深い愛に心打たれる一作です。★
  • あの夜にさよならを
    アッシュは八年ぶりに故郷のダブリンへ帰ってきた。名門フィッツジェラルド家の令嬢である彼女がある日忽然と姿を消したとき、周囲の誰もが驚いた。上流階級のスノッブたちとパーティ三昧だったアッシュに醜聞は付き物であり、実際彼女は誰の目にも甘やかされた娘としか見えなかったのだ。だが、アッシュは生まれ変わった。生まれ変わらざるをえなかった――あまりにもつらい経験をしたから。父親に強制されて久しぶりのパーティに出席した彼女は、会場の隅に幼なじみのゲイブを見つけ、胸が苦しくなった。彼は気づいているのかしら?自分がすべての元凶だということを。★本作は旧ハーレクイン・アフロディーテ、2008年10月5日刊『守れないルール』の関連作品です。顔を合わせれば喧嘩ばかりのアッシュとゲイブ。二人の関係はどう変化していくのでしょうか?★

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