天堂きりんの作品一覧
「天堂きりん」の「きみが心に棲みついたS」「きみが心に棲みついた 新装版」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
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「天堂きりん」の「きみが心に棲みついたS」「きみが心に棲みついた 新装版」ほか、ユーザーレビューをお届けします!
1995年『julie』でデビュー。作品に『プッタネスカの恋』、『きみが心に棲みついた』、『恋愛アナグラム』などがある。
頑張っているのに報われない
恋愛の弱肉強食の、「弱」を経験した事のある人には、辛くてキツイ漫画。
だれしも、パートナーとの関係で、いつも平等とは限らなくて、力関係のバランスが崩れたとき、キョドコのようになってしまう可能性があって、それが余計にもどかしさを加速させる、なんとも苦しくなる漫画です。
キョドコに、イラっとしてしまう時もあり、こういう風に扱われるのには本人にも少しは理由があるかもと思わせてしまう描写は、作者の凄い力量かと。それゆえに、キョドコの境遇、される事に、同情しつつ、なんとも後味の苦い気持ちを残させる、余韻が残る漫画です。
星名さんが怖い
とにかく星名さんが怖い。これ、よくドラマ化したなと思う。
キョドコが可哀そうで、かなりつらいです。スカッとする展開は、中々やってきません。
キョドコの頑張りで、やっと少し浮上できたと思ったら、すぐに星名さんがまた叩き落としにくるのが、恐ろしくて憎くて、ハマります。
星名さんに、もしつらい過去があったとしても、到底許せない憎き敵。この感情が覆るのか疑問です。
エグイ、辛い、でも面白い
かなり心を抉られます。心が健康な時に読むのがおすすめ。自分自身が弱っていると、すごくつらいです。
キョドコが可哀そうで、理不尽で、こんな仕打ちをされる事が許せなくて。
よくある虐め系のマンガとの相違点は・・、キャラがしっかりと書き込まれているので、本当にきょどこに感情移入してしまい、本当にハッピーエンドを求めてしまうこと。
Sは、何だろう
サクリファイス(生贄)のSだとここに書いてあるのを見たけど、Sは、好きのSかも知れない。執着のSとも取れる。最悪のS、サディストのSにも。だから、きみが(Sが)が心に棲みついたと。囚われたと、私は解釈した。
星名の心に棲みついたモノ、それが色々なSなんだろう。それ故に自分の心を失って、暗い地獄の底へ落ちていた。感情も麻痺して。
そして、そこから救ってくれた人を忘れられず、、想う。見失った心を取り戻せたからこそ想える。
最後、星名さんは救われたんだね。自分の心の平安を取り戻したから、花の道を歩いていた。死んだ黒猫に投げかけた言葉は、自分自身への言葉。
キョドコは少しずつ成長で