小説・文芸の高評価レビュー
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ネタバレ人間の無意識の差別は酷いもので、手術前のチャーリイは呆けて醜い面を勝手に想像し、知能が上がるにつれイメージ上の彼は顔立ちの整った好青年へと変化していった。教授やパン屋の同僚たちの、チャーリイを見下した言動に説得力が増して自分が嫌になる。
打って変わってチャーリイの心理的な変化は美しい。急速に知能が上がり自分の見る世界がはっきりと自覚されるのは、残酷でありながら彼の内面の成長をありありと感じられる。
それはそうと、この物語の最後は紛れもなくハッピーエンドだったように思う。最後にチャーリイがアルジャーノンに花を手向けた部分、あれは彼が自分自身を愛せるようになったことを暗示しているんじゃないだろうか -
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ネタバレこれまで自分が読んだ本の中で最もおもしろい作品であり、最高の読書体験だった。
「週刊文春ミステリーベスト10 2022 国内部門 第1位」等の複数の受賞歴、当アプリ内での高評価は納得のいくものだと感じた。
なんといってもラストシーンが印象的だった。どんでん返しがあることは知っていたため推理をしながら読み進めたが全く通用せず、最後のシーンでは何とも言えない恐ろしさと爽快感で全身に鳥肌が立った。そこまでのストーリーも大変面白くて、あっという間に読み進めてしまった。自分も方舟の中にいるような感覚になり、犯人がわかったあとに犯人に懇願するシーンの不気味な状況や、主人公が犯人との別れ際に生への渇望に勝て -
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「このミス」大賞と聞き、そして表紙の絵師の方を知っていたのですぐ買いました。
SNSで度々目にしていた「一次元の挿し木」を読むまで、正直この作品を知りませんでした。巻末にて「一次元の挿し木」は大賞ではない、ということを知り、これを超えた本があるのか、とその時初めて今作を知りました。
パン屋でミステリー?とずっと読むまで謎に思っていました。
ミステリーといえば、私の中では殺人事件などが起こるもの、と勝手に思っていたのでどんな物語になるのだろうと読むまでドキドキしてました。
しかし、読み進めていくと、殺人とは程遠い、ほのぼのとした日常の中に起こるトラブルとも言い難いような、そんな謎解きで、「こ -
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すごく混乱する話だった。登場人物のほとんどが大山正紀で、今どの大山正紀が喋ってるの、今どの大山正紀について語られてるの、と立ち止まってしまった。本筋自体はシリアスだし深刻な問題の筈なのに、大山正紀が多すぎてところどころ忍び笑いが漏れてしまう。
今まで自分の中では深く考えたことがなかった同姓同名問題が、思考実験のように様々な観点で検証されているようでとても興味深かった。同姓同名故の展開も真犯人の正体も捻りが効いていて面白い。
一方でSNSって地獄だなと思った。特に負の側面が強調されて描き出されているせいもあって重い溜め息をついてしまう。とは言え決して極端な話でもなく確かに既視感があるので始末が悪 -
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戦前から戦後にかけての激動の時代を駆け抜けた女性たちの姿を、西行という名のカフェーを舞台に描く。
いやーいい小説を読んだ。
こういうの好き。
一つ一つの物語に派手さはない。
けれど登場人物一人ひとりに、それぞれの困難があり、それも時とともにいい意味で色褪せていき、人生は続いていく。
カフェーにいる周りの人々は困難を解決してくれるわけではないけど、あたたかく寄り添ってくれる。
人が生きるってこういうことだよな、と思える作品。
この女性たちはフィクションの存在だけど、きっと同じように、人は生きてきたし、これからも生きていくんだと思う。
筆致で笑わせる描写もいくつかあって、作者の方は上 -
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日本人であるからにはいと度は体験したい!
……と憧れてやまない茶道。
その茶道を通して、著者が感じ取ったことが書かれている本書。
情景がイメージできる描写で、クセがなく、スルスルと頭に入っていくようだった。
また、お茶だけでなく、掛け軸やお花、茶器などの良さを伝えてくれ、茶道の奥深さを本書でも感じ取れた。
実は読んでいるときに、心が動いた文に付箋を貼っているが、後にその付箋を見返したら『今を楽しむ』ということを伝えている文章が多かった。
きっと、今の自分に足りないものは“今”を楽しむことなのかもしれない。
本書の中で、なるほど~と納得した一文がある。
「お茶会に来たら、必ずそうや -
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ネタバレ辛い話が多いが希望がある。でも、簡単に綺麗ごとにはされていない。それがいいと思った。フィクションの話を読む以上希望は感じたいが、登場人物が何でも許してしまうとしっくりこなくなるので。
最終章でまとめというか、これから前を向いて生きていく区切りの話になっているが、ここの語り口がからりとしていて、正直で良かった。神代が正道に対しても時折冷めた視線を向けていたり、懺悔してくる大人に対して"ずるい""自分の罪悪感を消したいだけ"と感じていたり。ただ、その懺悔は無意味ではない、とも感じさせられた。
それにしても、嫌な人や状況の描き方が上手すぎて…幸恵が土下座させら -
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『引越し作業が手間すぎる!!』
と思っている合間の息抜きに
ちょっとづつ読み進めました~!
新天地で読破した
記念すべき1冊目です笑
新しい環境で慣れないこともありますが、
本を読みながら少しづつ慣れていけたらなと思います笑
本作は引越しの大変さとは比べ物にならないくらい
重たい過去を背負った双子が主人公
2人は”ある特別な能力”があり、
この能力を活かして
様々な問題に立ち向かっていきます
問題を万事解決!とはいきませんが、
2人の振る舞いや軽いノリのお陰で、
全く悲壮感がなく、
読んでいて独特な感覚になります、、、
2人のように、どんな問題も気楽に取り組めたらいいなと思う次第
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