小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
「僕たちの青春はちょっとだけ特別」の続編で、特別支援学校を舞台した謎解きストーリー
清々しい読後感で良かったです。
謎解きはもちろん、前作から続く子どもたちの成長や、普通科ではあまり見かけないちょっとした会話のやり取りもこのシリーズのみどころ。
パッとすぐには分からなくても、周りから眺めているだけでは理解出来ない行動にも、当事者なりの理由があることがわかる。
彼らの朴訥さ、素直さ、生真面目さがいとおしい。
そのマイペースっぷりや温和な空気感が良さだという言葉が作中にありましたが、わかるなぁ。
架月くんがとても成長していて嬉しくなりました。
「決めつけ」や先入観が人を傷つけたり、相手に違和 -
Posted by ブクログ
ネタバレ
本当に没入させるのが上手で、惚れ惚れ。
私の好きな飛行機とその時代の話。とは言っても、「ニッポン」や「アメリア・イヤハート」のことをほぼ知らなかった。欧米列強の時代に国産機で世界一周を果たしていたなんて、なんて偉大なことを成し遂げてくれていたんだと感動した。きっとフィクションだろうと思いながら読んでいた。そのくらい、原田マハさんはフィクションと史実を織り交ぜるのがお上手。だから、どこまでが本当で何がフィクションなのか想像しながら読むのも楽しかった。
恋愛の要素が散りばめられているなと思ったけれど、『ラブの要素』を求められていたというのが腑に落ちたし面白い後日談だった。
淡いようで情 -
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Posted by ブクログ
規則違反や不正行為などを犯した警察官の聴取、捜査を行う監察官。その首席監察官として君臨する鏡真人は、不祥事の続発するQ県警の世間からの信頼を回復させた手腕もあり、「県警の番人」と評されている。だけど彼は相手によって態度を大きく変えたり、一部の人間からは不審を疑われる言動や行動を取ることもあった。彼の心の奥底にあるのは、いったいなんなのか――。
ネタバレはしないようには気を付けましたが、まだ読んでない方は先に作品を読んだほうがいいのではないか、と思います。
本書は無関係に見えた様々な出来事がリンクしながら、最後に浮かび上がる絵が心地の良い一冊です。相手によって態度を変える。まったく違っ -
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Posted by ブクログ
戦い疲れて罅割れた心に染み入る一冊だった。
そして、読む時期によって感じ入る場所も理解の進み方も変わるのが本なのだということも感じた。
近頃にようやく、人生とはそれほど順風満帆なものでも理想や綺麗事ばかりでもないこと、そして悲しみや喪失感といった負の感情も正と同様に重要で不可欠な存在であることを実感した。
理想や期待からのズレに失望し憤るのではなく、世界はそういうものなんだと受容し、それでもなお自分の人生をどう生きようか、何をして生きたいかを考え続けることが肝要なのだと思いたい。
「喜ぶことと悲しむことは同じ人間の大事な感情である。明るい気持ちになって、すかっとした気持ちになることも大事であ