ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • アルジャーノンに花束を〔新版〕

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    ネタバレ

    人間の無意識の差別は酷いもので、手術前のチャーリイは呆けて醜い面を勝手に想像し、知能が上がるにつれイメージ上の彼は顔立ちの整った好青年へと変化していった。教授やパン屋の同僚たちの、チャーリイを見下した言動に説得力が増して自分が嫌になる。
    打って変わってチャーリイの心理的な変化は美しい。急速に知能が上がり自分の見る世界がはっきりと自覚されるのは、残酷でありながら彼の内面の成長をありありと感じられる。
    それはそうと、この物語の最後は紛れもなくハッピーエンドだったように思う。最後にチャーリイがアルジャーノンに花を手向けた部分、あれは彼が自分自身を愛せるようになったことを暗示しているんじゃないだろうか

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    2026年03月26日
  • カフネ

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    本屋大賞とってたから読んでみたけど、登場人物の設定がしっかりしてて伏線?みたいなとこも多くて感情移入しすぎて最後やばかった

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    2026年03月26日
  • たゆたえども沈まず

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    だから、あなたは舟になって、嵐が過ぎるのを待てばいい。たゆたえども、決して沈まずに。

    タイトルに一目惚れして買った。涙が止まらない。

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    2026年03月26日
  • 闇祓

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    闇ハラスメント、巻頭の記述からは最近取り上げられることの多くなった不機嫌ハラスメント(フキハラ)のことかと思っていたが、全く異なる恐ろしいことであった。特に第二章「隣人」は底なしの怖さ。読み始めたときは1話完結の短編集と思っていたが最後にすべての話が収束する。事の始まりは何であったのかと思いながら読み進めてみると、「中心」や「元凶」なんてない、と白石要が言い切る。ここが闇ハラの本当に怖いところだと思う。

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    2026年03月26日
  • 成瀬は都を駆け抜ける

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    成瀬史を島崎と見届けることができて嬉しい
    オススメの本を聞かれたら真っ先にこれを答えるだろうし、今後も読み返したい最高の本。
    生きる活力が湧いてくる!!!⭐︎8!
    まじで永遠に続編出てほしい

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    2026年03月25日
  • 永遠と横道世之介 上

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    ネタバレ

    やっぱり世之介やなあ。はやく文庫本出してや笑

    もう40歳近く。ということは世之介の最後が近づいてるって事で…。結末を知りながら読むのもつらいところはあるんやけど、でも世之介は大学生の頃から世之介のままで、大人になっても素直すぎたりするけどそれがまわりの人に慕われる魅力なんやろなあと。
    各作品で登場する女性のなかでもあけみちゃんすきやなあ。いやみんな好きやけど。
    さすがに現実で世之介みたいな40歳おったらわりと衝撃かもしれんけど、でも、きっとそれでもほんまにおっても憎めないそんな人なんやと思う。下巻気になる。。

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    2026年03月25日
  • 廃集落のY家

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    架空と現実のホラーに更にサスペンスが脳内をいい感じにシェイクしてくれました。完全に著者のファンになりました。

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    2026年03月25日
  • 方舟

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    ネタバレ

    これまで自分が読んだ本の中で最もおもしろい作品であり、最高の読書体験だった。
    「週刊文春ミステリーベスト10 2022 国内部門 第1位」等の複数の受賞歴、当アプリ内での高評価は納得のいくものだと感じた。
    なんといってもラストシーンが印象的だった。どんでん返しがあることは知っていたため推理をしながら読み進めたが全く通用せず、最後のシーンでは何とも言えない恐ろしさと爽快感で全身に鳥肌が立った。そこまでのストーリーも大変面白くて、あっという間に読み進めてしまった。自分も方舟の中にいるような感覚になり、犯人がわかったあとに犯人に懇願するシーンの不気味な状況や、主人公が犯人との別れ際に生への渇望に勝て

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    2026年03月25日
  • 謎の香りはパン屋から

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    「このミス」大賞と聞き、そして表紙の絵師の方を知っていたのですぐ買いました。

    SNSで度々目にしていた「一次元の挿し木」を読むまで、正直この作品を知りませんでした。巻末にて「一次元の挿し木」は大賞ではない、ということを知り、これを超えた本があるのか、とその時初めて今作を知りました。

    パン屋でミステリー?とずっと読むまで謎に思っていました。
    ミステリーといえば、私の中では殺人事件などが起こるもの、と勝手に思っていたのでどんな物語になるのだろうと読むまでドキドキしてました。
    しかし、読み進めていくと、殺人とは程遠い、ほのぼのとした日常の中に起こるトラブルとも言い難いような、そんな謎解きで、「こ

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    2026年03月25日
  • 大好きな人、死んでくれてありがとう(新潮文庫)

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    ネタバレ

    おもしろすぎる。

    森そらりがこれほど重要な人物だったなんて。
    というか高校教師とやる蒼太もその教師もキモすぎる、蒼太のなにがこれほど女を魅了させるのかはあまりよくわからなかった。

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    2026年03月25日
  • 同姓同名

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    すごく混乱する話だった。登場人物のほとんどが大山正紀で、今どの大山正紀が喋ってるの、今どの大山正紀について語られてるの、と立ち止まってしまった。本筋自体はシリアスだし深刻な問題の筈なのに、大山正紀が多すぎてところどころ忍び笑いが漏れてしまう。
    今まで自分の中では深く考えたことがなかった同姓同名問題が、思考実験のように様々な観点で検証されているようでとても興味深かった。同姓同名故の展開も真犯人の正体も捻りが効いていて面白い。
    一方でSNSって地獄だなと思った。特に負の側面が強調されて描き出されているせいもあって重い溜め息をついてしまう。とは言え決して極端な話でもなく確かに既視感があるので始末が悪

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    2026年03月25日
  • カフェーの帰り道

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    戦前から戦後にかけての激動の時代を駆け抜けた女性たちの姿を、西行という名のカフェーを舞台に描く。

    いやーいい小説を読んだ。
    こういうの好き。

    一つ一つの物語に派手さはない。
    けれど登場人物一人ひとりに、それぞれの困難があり、それも時とともにいい意味で色褪せていき、人生は続いていく。
    カフェーにいる周りの人々は困難を解決してくれるわけではないけど、あたたかく寄り添ってくれる。

    人が生きるってこういうことだよな、と思える作品。

    この女性たちはフィクションの存在だけど、きっと同じように、人は生きてきたし、これからも生きていくんだと思う。



    筆致で笑わせる描写もいくつかあって、作者の方は上

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    2026年03月25日
  • 日日是好日―「お茶」が教えてくれた15のしあわせ―(新潮文庫)

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    日本人であるからにはいと度は体験したい!
    ……と憧れてやまない茶道。

    その茶道を通して、著者が感じ取ったことが書かれている本書。

    情景がイメージできる描写で、クセがなく、スルスルと頭に入っていくようだった。

    また、お茶だけでなく、掛け軸やお花、茶器などの良さを伝えてくれ、茶道の奥深さを本書でも感じ取れた。


    実は読んでいるときに、心が動いた文に付箋を貼っているが、後にその付箋を見返したら『今を楽しむ』ということを伝えている文章が多かった。
    きっと、今の自分に足りないものは“今”を楽しむことなのかもしれない。


    本書の中で、なるほど~と納得した一文がある。
    「お茶会に来たら、必ずそうや

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    2026年03月25日
  • くちぶえ番長

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    読書入門におすすめという帯に惹かれて。
    重松清は教科書に載ってたカレーライスぶり。
    小学生の解像度の高さに驚く。
    忘れてしまった感じを思い出した。
    うん、確かにおすすめ。
    小中学生向けってなってるけど大人が読んでもおもしろい。
    親が理想的すぎる。

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    2026年03月25日
  • 青天

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    若林さんだしアメフトがテーマになっていそうだからアイシールド21と重なる部分もあるのかなと期待して読んでみた。
    オーバータイム、岩崎先生との会話はまさしく小早川瀬那が最終盤にたどり着いた境地と同じだと思った。

    序中盤のアリの姿を見て、高校生活、部活でも勉強でも恋愛でも何も残せなかった自分をはっきりと思い出す。全てに言い訳して逃げ続けて、その癖一丁前に悔しがる自分の姿がありありと…。思い出せるのは、今もそうだからかもしれない。この作品自体が伊部となって自分に襲いかかってきている。

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    2026年03月25日
  • 蛍たちの祈り

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    ネタバレ

    辛い話が多いが希望がある。でも、簡単に綺麗ごとにはされていない。それがいいと思った。フィクションの話を読む以上希望は感じたいが、登場人物が何でも許してしまうとしっくりこなくなるので。
    最終章でまとめというか、これから前を向いて生きていく区切りの話になっているが、ここの語り口がからりとしていて、正直で良かった。神代が正道に対しても時折冷めた視線を向けていたり、懺悔してくる大人に対して"ずるい""自分の罪悪感を消したいだけ"と感じていたり。ただ、その懺悔は無意味ではない、とも感じさせられた。
    それにしても、嫌な人や状況の描き方が上手すぎて…幸恵が土下座させら

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    2026年03月25日
  • フーガはユーガ

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    『引越し作業が手間すぎる!!』
    と思っている合間の息抜きに
    ちょっとづつ読み進めました~!

    新天地で読破した
    記念すべき1冊目です笑

    新しい環境で慣れないこともありますが、
    本を読みながら少しづつ慣れていけたらなと思います笑


    本作は引越しの大変さとは比べ物にならないくらい
    重たい過去を背負った双子が主人公

    2人は”ある特別な能力”があり、
    この能力を活かして
    様々な問題に立ち向かっていきます

    問題を万事解決!とはいきませんが、
    2人の振る舞いや軽いノリのお陰で、
    全く悲壮感がなく、
    読んでいて独特な感覚になります、、、

    2人のように、どんな問題も気楽に取り組めたらいいなと思う次第

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    2026年03月25日
  • カラフル

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    世界はとってもカラフルなんだと、教えてくれる1冊でした。

    可愛らしいタイトルと装丁、
    名作だとお聞きしていたので気になっていました。

    なんでしょう…もっと早く知りたかったって気持ちと、
    大人になった今だから、
    初めて読めてよかったって気持ち。
    その2つが両立しています。

    主人公を通じて見た世界は、
    想像以上に泥臭くて、醜くて、でも、優しかったです。

    個人的には、お兄さんが印象に残っています。
    私にも兄がいるので、きょうだいの互いを思う気持ちにとても共感しました。

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    2026年03月25日
  • さよならドビュッシー

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    オーディブル視聴。
    うわー!そうくるのか!というラスト!
    読んでる最中色んな人を疑ったけど、全部ハズレ!
    中山七里先生はすごいなぁ、と改めて脱帽。
    音楽に関してもすごく精通されてるなぁと、ピアノ演奏の描写などで感心した。
    あと、要介護探偵シリーズの方を先に読んでいたので、げ、玄太郎おじいちゃんそんな酷い死に方を…と切なくなってしまった。このシリーズこんなにあるとは知らなかったので、ちゃんと全制覇したい。

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    2026年03月25日
  • 心はどこへ消えた?

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    見捨てない姿勢があたたかい心。
    分かり合えるかどうかより向き合おうとする姿勢や時間にこそ意味は宿る。

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    2026年03月25日