ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • カエルの小指 a murder of crows

    Posted by ブクログ

    うーん前作に加え今回も良かった。驚くような伏線回収やどんでん返しもさることながら、キャラクターの微細な心情や場面場面の空気感を描き出す表現に引き込まれてしまう。希望ある爽やかな読後感も良かった。

    0
    2026年09月24日
  • 黒鳥

    Posted by ブクログ

    ユーモラスでヒューマンなミステリーに寄りつつあった著者が、原点回帰本格ミステリーの傑作・快心作。主要登場人物の心情描写が抜群なので、素晴らしいプロットと回収を更なる高みに昇華させている。底なし沼のような白鳥遥奈の実像と虚像を、針宮実沙子を通してのステレオタイプ視点でみていった時の落差の加減が絶妙に良い。ラストの対峙はゾクゾクするし、見事な余韻を残した終わり方も抜群。今年のこのミスで上位に入ってほしい1作。

    0
    2026年09月24日
  • 柿の種

    Posted by ブクログ

    地元の歯科医師の先生にすすめられて、寺田寅彦さんの著書を初めて読みました。
    日常の些細な一コマを切り取る鋭い観察眼に触れられただけでなく、ちょうど私の曽祖父が生きていた時代の生活様式を知ることができ、大変興味深かったです。
    描かれている内容は現代にも通じるものが多く、時代や環境が変わっても、人間の本質はそれほど大きく変わらないものだなとしみじみと感じさせられました。

    0
    2026年09月24日
  • かがみの孤城

    Posted by ブクログ

    伏線もしっかりしていて、読み終わった今でも直ぐに読み返したい。
    辻村さんの本はどろどろしている話が多いイメージだったが、10代をメインキャラクターにした青春譚だった。

    0
    2026年09月24日
  • 目が

    Posted by ブクログ

    スマホより小さいミニサイズで30分ほどで読めるボリュームでありながら、ページをめくる手が止まらなくなります。

    0
    2026年09月24日
  • ファイア・ドーム 上

    Posted by ブクログ

    小さい頃、台風が近づくと
    とてもワクワクした
    窓から眺める嵐の光景に
    妙に気持ちが昂っていたのを思い出しました

    でも、それって
    物語に登場してくる
    悪意の自覚なく人を傷つける人たちと、
    根っこのところでは同じなのかもしれない

    そう思ったら
    「私もそっち側の人間なんだ」 と気がつき
    凹んでしまいました

    小さな地方都市の
    閉鎖的な社会で起こった悲劇
    でも、そこに描かれているのは
    他人事ではなく、自分自身の中にも
    あるかもしれない感情に繋がってる
    そこに普遍的な人間の怖さを感じました

    物語は悲劇的要素がどんどん積み重なっていくのに
    ページを捲る手は止まらない!

    さあ下巻だ!
    物語の着地点はどこだろう?

    凹んでしまった私の気持ち
    少しは埋められるのかな?

    0
    2026年09月24日
  • BUTTER

    Posted by ブクログ

    ふと久しぶりに本屋に入って大体的に広告をしていた、元々柚木麻子の本が大好きでつい購入をしたら、ここ最近で1番面白い小説でした。今まで柚木麻子の本とは作風が違く、分厚い本ですが読み終わってしまうのが惜しい本でした!

    0
    2026年09月24日
  • 青い鳥

    Posted by ブクログ

    重松清さんの紡ぐ物語はいつも温かいぬくもりを感じます。重松清さん自身も吃音があり、それで大変な思いをされたからこそ、生まれた素敵な村内先生。ひとりぼっちの生徒に寄り添い、心を解きほぐして行く素敵な先生。こういう先生が「恩師」なんだろうなと思います。

    0
    2026年09月24日
  • コンビニ人間

    Posted by ブクログ

    タイトルのごとくコンビニのために生活を全て捧げている主人公、一見特殊な生活に見えるが、画一化されているような現代の価値観が反映されて、違和感は感じない。婚活目的の白羽により主人公の価値観が揺らぐと、むしろコンビニ人間を応援したくなる。それだけコンビニ人間に対し共感を感じやすくなるまで、丁寧に表現されていると思いました。

    0
    2026年09月24日
  • 容疑者Xの献身

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    初めて読んだ東野圭吾作品。ほんまに最後に事実知った時衝撃的やったしめっちゃ泣いた。好きな人のためにここまでって凄いなって思った。今の所これ以上はまだ出てない

    0
    2026年09月24日
  • コンビニ人間

    Posted by ブクログ

    再読。やはり面白かった。
    この主人公は、自分の天職、自分の世界を見つけることができて誰よりも幸せだと思う。
    世間の「普通」の規範を誰よりも内面化して、それに馴染めない自分を正当化するために社会と他者を悪者にする私は、いつまでも幸せになれない白羽と全く変わらない。

    0
    2026年09月24日
  • 今宵も喫茶ドードーのキッチンで。

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

     この小説はそれぞれ主人公が違うオムニバス短編ですが、その第一話のヒロインは四十歳、独身、一人暮らし、SNSでハッシュタグ「ていねいなくらし」を発信しているインフルエンサーの信奉者となり、いつしかその情報を追う中に、本当の自分自身の価値基準を見失っていました。



     そして、マスター「そろり」さんがひっそりと営む森のカフェ「ドードー」で忘れかけていた「大切なもの」を取り戻し、日常生活に戻ってゆくというお話です。



     このシリーズは基本はどれもそういった感じで、日常生活に倦んだ主人公がそれぞれ喪っていた、あるいは失いかけていたものを取り戻しまた元の世界に戻ってゆくのですね。



     私としては、本当にこんなマスターがいるお店があれば良いなぁとひそかに憧れるわけですが。



     しかし、たとえ現実の世界には存在しなくても、小説の中にはしっかりと存在するので、小さな文庫本を開き続きを読み始める度に、お話の中へ入り込み、喫茶「ドードー」へと脚を踏み入れることができるのです。



     それが読書の醍醐味の一つですね。



     「そろり」さんが淹れたコーヒーをじっくりと味わうように、続きを読み進めたいと思います。

    0
    2026年09月24日
  • 夜明けのはざま

    Posted by ブクログ

    死と向き合うことは後悔と向き合うことでもあるのかもしれないと、この小説を読んで思った。後悔のない人生なんてきっとない、だからこそ今を大切にしたい。

    0
    2026年09月24日
  • モナリザ・オーヴァドライヴ〔新版〕

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    相変わらずのカットアップ的な手法やジャーゴンの多用など、なかなか取っつきにくい部分は多いです。しかしながら、スプロール三部作は神話的構造をしている、ということを念頭に置いて読み進めたら、非常に貴重な読書体験となりました。
    電脳空間での神の顕現("ニューロマンサー")、神の分裂および遍在("カウント・ゼロ")、神と人類との融合および離散(本作)といったプロットなのではないかな、と。
    群像劇が飛び飛びに絡み合う、というのもまるでネットの構造を表しているようで、三部作を読むという行為自体が我々にジャック・インを体験させているのではないか、とも思います。

    0
    2026年09月24日
  • 恋する寄生虫

    Posted by ブクログ

    とても読みやすかったし情景も想像できた。すいすい読めるためにビターな話がとても心に沁みる。

    寄生虫により恋をしたとして、それは化学物質で幸せを感じることや行動経済学で意思を決定させられるのと何が違うのだろうか?と感じる。
    あとがきも含めて作品が表現したかったことが理解できて刺さりました。

    0
    2026年09月24日
  • しろとくろ

    Posted by ブクログ

    「なんで」というフレーズで進むストーリーは、子ども目線で共感出来る絵本、という気がした。きくちさんはしろとくろ(カラーとしての)の使い手だと思う。シンプルなのにダイナミック。今回も見返しで圧倒された。

    0
    2026年09月24日
  • 星がひとつほしいとの祈り

    Posted by ブクログ

    なんて寂しい優しい話。
    出産をめぐるひとりとべつのひとりの優しさ。
    母の死を飛行機で聴く、日本はいま夜明け前なんだ。
    (しかもなんで美しい感性。お骨拾いで、眩しいぐらいに純白で穢れなく、たったいま浜辺に打ち寄せた美しい貝殻でも集めたような気分になった、なんて)

    そうやってしみじみ読んでたら、急に松山貶されて目が、、と思ったら、貶されたのは松山じゃなかった。

    たったひとつ欲しかった、届くはずのなかった星。

    0
    2026年09月24日
  • BUTTER

    Posted by ブクログ

    男と女、女の容姿、食べ物、女の友情、そしてバター。とても濃厚な小説でした。

    美味しいお肉を食べた後の、満たされた気持ちと指先と髪の毛の艶は、やはりダイエットフードとは全然違うのを身をもって知っています。なぜ、太って美人でもない容疑者がたくさんの男性を誑かすことができたのか。小説でもグルグルと思考は回ってますが、私としてはやはり満たされている余裕ではないかと思っています。バターとマーガリンは別物!!!

    食べ物の描写も、とっても美味しそうで、作中の事件とのギャップが大きかったように感じます。ダイエット中に読むのはよくありませんでした。ダイエットは誰の為?って思い始めてしまったり。体重に余裕のある時(?)にまた再読したいです。

    0
    2026年09月24日
  • 殺し屋の出世術

    Posted by ブクログ

    展開→鳥肌→また展開→また鳥肌→またまた展開→またまた鳥肌……という繰り返しで、読んでいてすごく楽しかった。

    そして、ちゃんと「営業」を主軸に据えた構成を最後まで貫徹しているところも、素晴らしいと思った。

    0
    2026年09月24日
  • ふつうの家族

    Posted by ブクログ

    ​「ありきたりな家族」に見えて、実はそれぞれが秘密や悩みを抱えている。
    ​そんな一家の前に突然現れた青年が、実は全員と何かしらの関わりを持っているという構成が面白かった。伏線が回収されていくようなストーリー展開で、ラストの着地がすごく良かった。

    0
    2026年09月24日