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Posted by ブクログ
仙台でコンビニ強盗未遂事件を起こした伊藤。事故に遭い起きるとそこは誰も知らない島「荻島」だった。
そこには未来を見通すカカシ・優午、嘘しか言わない元画家・園山、殺人を許された詩集を好む男・桜など癖のある者ばかり。
ー ある日カカシが殺された。未来が見えるカカシはなぜ自分の死を防げなかったのか。
伊藤は島の案内役を買って出た日比野とともにカカシを殺した犯人を探す。
古くから伝わる「この島に足りない何か」とは。
みなさんが言うように前半は我慢、後半(ラスト100ページくらいかな?)から大伏線回収劇が始まる。
不思議な物語だけど引き込まれる。読みながら予想してみたり推理してみたり。
カカシが伊藤にこの島にいなければならないと言った理由。なるほど、全てが繋がった。
伊坂さんの作品の中で突拍子もない、憎めないヤツが好きな私。今回は日比野でしたね。
「自分の投げた矢が絶対、的に当たっているものだと思っていてさ、それがてんで外れた地面に突き刺さっていたら、寂しいじゃないか」と言う伊藤に対し「落ちた場所に、自分で的を書けばいいんだよ」とこたえる日比野が印象的。
日比野のこういうところが好きなんだよなぁ、が詰まった会話だった。
今更ながら伊坂さんデビュー作を。
話の展開に使われる可愛らしいマーク、デビュー作から使われていたんですね。
癖のあるキャラクターばかりで楽しめました。
Posted by ブクログ
コンビニ強盗をしでかし逃げた主人公は隔離された島で目覚める
奇妙な住人たちと、未来がわかる喋る案山子の話
嘘をいう元画家、島と外を行き来する人、地面の音を聞く女の子、拳銃で人を殺す人⋯
未来を知る喋るカカシ
殺害されたカカシはなぜ自分の死を阻止出来なかったのか、を巡り展開していく
島には大事なものが欠けている
序盤からそう言われてどんどん引き込まれていった
派手な事件はないけど、日常がショッキング過ぎて目を見張った
軽やかなデンポで穏やかに話が進む感じがするのに全然穏やかじゃない独特さがある
これがデビュー作なんて!
っていうくらい印象的な物語
作家生活25周年限定カバー表紙がとてもいい
私が住むところは割に都会なんで、最近はカカシを見かけたこともない
どこか出かけた先でカカシを見れば、"優午"かもしれない、なんて思うかもしれない
おもしろかった
Posted by ブクログ
独特な世界観!
優午の口調が穏やかで独特で好きだったなあ
優午が話を聞けなくなってから少し寂しかった。笑
メッセージ性の強いストーリーというより
世界観を楽しむ物語なのかなと思ったけど、
「大きな流れは止められない」みたいなフレーズは印象に残った
今生きているこの現実が止められない大きな流れの中にある感じがして怖くて、、
大きな流れは止められなくても、諦めずにできることをやる、それは小さなことかもしれないけど誰かに受け継がれていつか形になっていくことを追えて面白かったし勇気づけられた
城山は本当に酷すぎて読んでて辛くなったな、、島にいた税理士の男もだけど、現実(って言い方が適切かわからないけど)島にも物凄く残酷な人がいるっていうのも何か意味が込められてるのかなと思った
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