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Posted by ブクログ
ホームレス生活。
この本を読む前に思っていた印象は常に食べ物に飢え、お金をねだり、自転車操業を繰り返していると思っていた。
しかし自分が想像しているよりどうもそこまで困窮している訳ではないのかもしれない。
西新宿の近くの代々木公園や都庁下ではこういったホームレスの方、生活に困窮している人を対象に炊き出しを頻繁に行なっており、食べ物には全く困っていないように見受けられた。しかし炊き出しを利用している大半はホームレスではなく、生活保護を受給している人らしい。生活保護で最低限の生活を保障されているにも関わらず、炊き出しを利用するのは本来炊き出しを必要とする者にまで行き届いていない可能性がある。
なぜ生活保護を受けず、ホームレスを続けるのか。
ホームレスを続ける理由は十人十色であり、過去を詮索するのは御法度とされている部分もあり本書ではあまり言及されていない。この部分については致し方ない部分もあるがもっと追求して欲しかった。
Posted by ブクログ
國友さんがとうとうホームレスの世界に飛び込んでしまった…笑。
働くのが好きではないから将来的にホームレスになるかも、とリハも兼ねて自らホームレスに。
ルポや特番ではホームレスって悲観的な印象を得ますが、いやいや彼らはとてもたくましい。
炊き出しツアーに行ったり時々お小遣い稼ぎをして、あとは好きなように過ごす。年金や生活保護もからめた知られざるホームレスの生活を知ることができます。
手持ちのお金が少なくて家賃が払えない…好きなことにお金を使うために家を持たない選択をした人もいる。
もちろん情報が得られなかったり、体や心の問題が原因でホームレスにならざるを得なかった人もいる。
淡々と書かれているホームレスの生活ですが、時々國友さんの心の動きが描かれているのもとても良い。
Posted by ブクログ
事実に即した、というべきか都心に住まうホームレスの実態を解き明かしたルポとして、新たな情報への知見を得るものと一般には捉えるのだと思うが
地名があり、人があり、(商業出版としての業ゆえかもしれないが)そこに物語があるのだと思うと、時事問題を主題にした(文学賞で取り上げられるような)小説の読後感に似たものを感じた。
個人的な嗜好として、こういう淡々とした語り口が好みだということに過ぎない気もするし、体当たり的な取材をもとに物語然としたものを量産することはまた異なる段階の課題だと思うが、本著の登場人物たちへの記憶はフィクショナルな衣装を纏いながら長く息吹き続けると思う。
Posted by ブクログ
2ヶ月間、ホームレスとして路上生活を送った
体験記です。
まさに究極のノンフィクションです。
ホームレスたちの視点からすると、生活保護を
受けるのはホームレスの「成れの果て」らしい
のです。
つまりホームレスは生活保護者に対して、「あ
あはなりたくない」と思っているそうです。」
生活保護を受給するためには家を借りなければ
ならない。それには当然家賃が必要ではあるが、
住環境はフロトイレ無しなので、ホームレスと
変わらないそうだ。
また生活保護は貧困ビジネスの餌食になる恐れ
もあり、かたくなに生活保護を拒むホームレス
もいるそうです。
ある著名人が「ホームレスなんて支援するな」
と言って炎上したことがニュースになりました
が、確かに色々な手厚い保護があり、ホームレ
スが飢えることはないようです。
むしろ食べきれないくらいの食料配給もありま
す。
それを「やりすぎ」「甘やかしている」とみる
か、本当に必要としている人に届けるには、そ
のくらいしないといけない、とみるかは意見が
分かれるところです。
ただ読んでいて感じたことは「ホームレス」に
陥ったのではなく、その生活を自ら選んでいる
人が一定数いることです。
その時には「幸福って何?」と考えさせられる
一冊となります。
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