【感想・ネタバレ】ルポ路上生活のレビュー

あらすじ

――果たして貧困とは何なのか?
2021年夏、オリンピックを横目にホームレスと共に生活を見つめた衝撃の記録。

一日七食のホームレス!? 貯金ができるカラクリとは?

寝床探しから襲いかかる災害・犯罪の恐怖まで、家に帰らず2カ月間の徹底取材。
大阪・西成のドヤ街で暮らした日々をまとめた『ルポ西成』で鮮烈デビューを果たした著者が、《生活》の常識を根底から問い直すドキュメント。

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Posted by ブクログ

ホームレス生活。
この本を読む前に思っていた印象は常に食べ物に飢え、お金をねだり、自転車操業を繰り返していると思っていた。
しかし自分が想像しているよりどうもそこまで困窮している訳ではないのかもしれない。

西新宿の近くの代々木公園や都庁下ではこういったホームレスの方、生活に困窮している人を対象に炊き出しを頻繁に行なっており、食べ物には全く困っていないように見受けられた。しかし炊き出しを利用している大半はホームレスではなく、生活保護を受給している人らしい。生活保護で最低限の生活を保障されているにも関わらず、炊き出しを利用するのは本来炊き出しを必要とする者にまで行き届いていない可能性がある。

なぜ生活保護を受けず、ホームレスを続けるのか。
ホームレスを続ける理由は十人十色であり、過去を詮索するのは御法度とされている部分もあり本書ではあまり言及されていない。この部分については致し方ない部分もあるがもっと追求して欲しかった。

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2025年05月23日

Posted by ブクログ

國友さんがとうとうホームレスの世界に飛び込んでしまった…笑。
働くのが好きではないから将来的にホームレスになるかも、とリハも兼ねて自らホームレスに。
ルポや特番ではホームレスって悲観的な印象を得ますが、いやいや彼らはとてもたくましい。
炊き出しツアーに行ったり時々お小遣い稼ぎをして、あとは好きなように過ごす。年金や生活保護もからめた知られざるホームレスの生活を知ることができます。
手持ちのお金が少なくて家賃が払えない…好きなことにお金を使うために家を持たない選択をした人もいる。
もちろん情報が得られなかったり、体や心の問題が原因でホームレスにならざるを得なかった人もいる。
淡々と書かれているホームレスの生活ですが、時々國友さんの心の動きが描かれているのもとても良い。

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2024年03月29日

Posted by ブクログ


同じ立場、視点に立たないと分からない世界を見せてくれます。こういう本大好きです。

おわりに に書かれている"ホームレス生活中と元の生活に戻ったときでは表情が違う"といった一文を読み、妙に納得しました。あと黒綿棒のあだ名は笑いました。

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2024年03月28日

購入済み

とても良かったです

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2024年02月18日

Posted by ブクログ

事実に即した、というべきか都心に住まうホームレスの実態を解き明かしたルポとして、新たな情報への知見を得るものと一般には捉えるのだと思うが
地名があり、人があり、(商業出版としての業ゆえかもしれないが)そこに物語があるのだと思うと、時事問題を主題にした(文学賞で取り上げられるような)小説の読後感に似たものを感じた。

個人的な嗜好として、こういう淡々とした語り口が好みだということに過ぎない気もするし、体当たり的な取材をもとに物語然としたものを量産することはまた異なる段階の課題だと思うが、本著の登場人物たちへの記憶はフィクショナルな衣装を纏いながら長く息吹き続けると思う。

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2023年10月08日

Posted by ブクログ

自分には絶対に出来そうにもないことを、仮体験させてもらい楽しかったです!東京のホームレスは、食料に困らないこと、冬より夏の方が路上生活は辛いことなど、いろいろな発見がありました。作中に出てくるホームレスもいろんな人がおり、特に、黒綿棒は面倒くさいけど、憎めないキャラでした。あと、宗教団体は良くも悪くも人の弱みにつけ込んでくるものだなと(笑)生活保護の問題は複雑ですね。でも、日本は本当に良い国だと思います。私自身は路上生活は衛生面で無理かなと思いますが…。

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2023年03月21日

Posted by ブクログ

2ヶ月間、ホームレスとして路上生活を送った
体験記です。

まさに究極のノンフィクションです。

ホームレスたちの視点からすると、生活保護を
受けるのはホームレスの「成れの果て」らしい
のです。

つまりホームレスは生活保護者に対して、「あ
あはなりたくない」と思っているそうです。」

生活保護を受給するためには家を借りなければ
ならない。それには当然家賃が必要ではあるが、
住環境はフロトイレ無しなので、ホームレスと
変わらないそうだ。

また生活保護は貧困ビジネスの餌食になる恐れ
もあり、かたくなに生活保護を拒むホームレス
もいるそうです。

ある著名人が「ホームレスなんて支援するな」
と言って炎上したことがニュースになりました
が、確かに色々な手厚い保護があり、ホームレ
スが飢えることはないようです。

むしろ食べきれないくらいの食料配給もありま
す。

それを「やりすぎ」「甘やかしている」とみる
か、本当に必要としている人に届けるには、そ
のくらいしないといけない、とみるかは意見が
分かれるところです。

ただ読んでいて感じたことは「ホームレス」に
陥ったのではなく、その生活を自ら選んでいる
人が一定数いることです。

その時には「幸福って何?」と考えさせられる
一冊となります。

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2023年02月15日

Posted by ブクログ

私は非日常体験のつもりで読んだ。とても面白く一気に読んだ。日本が抱えるホームレスの問題等の視点は置いて、筆者が交流したホームレスの方々が皆キャラ立ちしていて、読んでいて愛着がわいた。(個人的にお気に入りは寅さん)
強烈な個性の持ち主であるが故に、過酷な路上生活の道で生きていけるのだろうなと納得。と同時に路上生活から脱出して生きていって欲しいとも願う。筆者はまだ若くこれからの活躍に期待。新刊も読みたい。

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2023年02月15日

Posted by ブクログ

行政や支援者からでは分からない路上生活の実体験は読んでいてとても面白かった。
ホームレスの生活もどこに住むかで変わること、ホームレスの中でも格差やヒエラルキが存在することなどは、実際に体験した著者ならではの気付きだったと思う。
自分は先日の大雪で電車が止まってしまい自宅に帰れず、なかなか宿が決まらず苦労したが、ホームレスはずっとこういった悪天候を耐えていると思うと、そのバイタリティには決して敵わないと身に染みて感じた。

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2023年01月29日

Posted by ブクログ

これこそノンフィクション、いや敢えてルポルタージュと言おう。社会の最底辺と思っていたホームレスの驚くべき生活・実態が赤裸々に綴られている。もっていたイメージが崩壊する衝撃に言葉もない。これぞルポの醍醐味。

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2022年02月06日

Posted by ブクログ

 実際に路上生活者の社会に入り込んで生活しながらのルポルタージュなので、描写がリアルであった。世間一般の概念としてホームレスは生きるか死ぬかのギリギリの生活を余儀なくされていると自分も思っていたが、炊き出し等ホームレスとして生きていくシステムが確立されていることや、一括りにホームレスの人達でなく、ホームレス社会のヒエラルキーではない、それぞれの生活スタイルが千差万別であることが意外であった。しかし期間限定のルポルタージュなので仕方がないが、ホームレスの人生観や将来観についての考察というかリアリティが弱く感じた。

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2024年11月14日

Posted by ブクログ

ホームレスのイメージがだいぶ変わった。
少なくとも本書には”かわいそう”なホームレスは出てこない。
むしろ、しがらみなく自由に生きているようにさえ見える。
新たな世界を知れて良かった。

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2024年09月21日

Posted by ブクログ

東京都内ならば、路上生活でも必要最低限の生活をすることができる。それだけ、NPOや宗教などボランティア団体からの援助があり、炊き出しツアーなども組む事ができ、何を食べるのかを選ぶこともできる。そんな路上生活者がいる反面、そういった情報を手に入れる事ができずに、貧困に喘ぎ、貧困ビジネスの餌食になる路上生活者もいる。
 路上生活者は可哀想と一括りにできない、多彩な背景があり、収入では左右されない、気持ち次第で幸福にも不幸にもなる生活がある。
 援助とは何か、幸せとはなにか、考えさせられる本だった。
 でも、難しいことを考えずに読んで楽しい本でもある。

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2023年01月05日

Posted by ブクログ

面白い。
面白いと書くと不謹慎だと叱られそうだけど。
Twitterで排除アートとかの活動をしてる方と意見交換したい内容。
ホームレスにもプロとアマがいるんだなぁと思いました。

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2022年10月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 1992年生まれ、筑波大卒、國友公司「ルポ路上生活」、2021.12発行。貧困の最前線とも言えるホームレスは一体どんな生活をしているのか。2021年7月から9月までの約2か月間を、都庁下、新宿西口地下、上野駅前、上野公園、墨田川高架下、荒川河川敷の6つのエリアで過ごした。そこで見たホームレスの生活を描いた書。飯は困らない。冬よりも夏がきつい。空き缶拾いで1日3000円程度。年金ホームレスは生活保護を受けない。(12~3万円から年金分は引かれる)女性にとってはホームレスはリスクが大きい。

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2022年08月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

以前幡ヶ谷に住んでいた為、新宿に出向く機会が多く、ホームレスをよく見かけた。
確かに区画によってカーストがあるような感じもしたが実際にそうだったのか。
この本が書かれていたであろう時期にも何度も新宿に行っていたので、もしかしたら黒綿棒や著者に遭遇していたのかもしれない。世間は狭い。
幡ヶ谷の女性殺〇事件の事も書かれていて、当時よく通っていた居酒屋のママさんがインタビューされていた事を思い出すなどした。

炊き出しに何度も訪れる人が居るというのは知っていたが、あそこのはダメ、ここのが美味しい、お小遣いが貰えるなどという事は知らない情報だった。
また、炊き出しにはホームレスしかいないと思っていたのだが、生活保護受給者もかなり多く含まれていて何のための保護を受けているのかと何に対してか自分でも分からない憤りを感じた。
無知とは恥ずかしいものである。

私は趣味でポケモンカードをやっているが、本当に本当に買えない時期があった。
元は子供向けのおもちゃなのに大人達がムキになってしまう程に。
ヨドバシカメラの列にホームレスを雇って買いに来ている転売ヤーが居るというのも知っていた。
大体平日にゲリラで販売する事が多い為に平日出勤の社会人は勿論行けない。
買えない怒りから転売ヤーに雇われていただけのホームレスを憎む時期もあったが、本は面白く読めた。

また、著者の友達となる人物の個性が豊かで面白かった。

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2022年06月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

2021年夏、オリンピックの年。東京でホームレスとして過ごした著者のドキュメント。

前回に続き飾らないルポが面白かった。
意外に快適に過ごしているような気配もあったけど、実際自分には真似できない。
黒綿棒さんとの再会や、最後のおとなりさんとの別れが、切なかった。
宗教関係の炊き出しで、布教活動の一環であるのが驚き。考えてみればそりゃそうかと納得なのだけど、自分は全くと言っていいほど無宗教なので、そこまでして布教するもんなんだなと思った。
価値観は人それぞれだな、と改めて思った。

冬の生活も読んでみたかった。
また、皆がどうしてホームレスになったのか、もう少し深く知りたいと思った。難しいかもしれないけど。

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2022年04月27日

Posted by ブクログ

新宿西口、上野駅前、荒川河川敷など。ホームレスの生活を実際に体験する2ヶ月のルポルタージュ。

オリンピックが開催されている頃、ホームレスを体験する。炊き出しや無料シャワーなどの支援もありつつ、一方では生活保護者を食い物にする貧困ビジネス。

出身が西新宿なのでホームレスはある意味身近な存在。公的機関のほか、ボランティアによる支援がことの他充実している。

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2022年04月07日

Posted by ブクログ

読んでビックリだった。
自分がイメージしていたホームレス生活
とは違っていたから。
食事に困ってる人はほぼいないし、
あえてホームレスを選んでいる人も
いるらしいこと。
いままでなら不憫な眼差しで観ていたような
気がするけど、そんな目でみなくて
良いのだと思った。この生活を選択したんだと。
それは性善説に基づいて、宗教団体や
ボランティアの方々が彼らの生活を
支援してくださっているからなのだけど。

ホームレスの方々に貧困ビジネスには、
ひっかからないようにして!と思った。

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2022年03月28日

Posted by ブクログ

薄々わかっていたのだ。やはり真に困窮した路上生活者は刹那的にしか存在していないと言う事実。
不潔さや匂いや世間体や他人の視線や自尊心の葛藤。そんなことに多少耐性があればむしろ快適で栄養過多で持て余す時間を抱えた自由な暮らしである。
社会的に言えばセーフティネットはもちろん必要でこれを無くしてしまえばわずかばかりとはいえ確実に困窮している人たちを救うことはできないだろう。
そしてそういうシステムには必ず余剰が生まれ、そこには喜怒哀楽を伴った社会的な共同体が生まれてしまう。いや悪いことではない。筆者の言うように、ここまで養生があるセーフティネットを整備できる日本は確かに成熟した国なのだと思う。
自由とか幸せとは一体何だと言う究極的な問いも内包している。

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2022年02月06日

Posted by ブクログ

彼らの方が自由で楽しそうにみえるが、彼らが捨てた何かを我々は捨てることが難しい。黒綿棒さん、新宿にまだいるのだろうか

ちょっと体験してみたい

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2025年05月23日

Posted by ブクログ

夏は公園やビルでペットボトルに水を汲む。

ホームレスはすぐに歯をだめにしてしまうため、砂糖を食べない人もいる。

無料低額診療事業。経済的な理由で医療を受けれない人は、無料・低額で医療を受けることができる。

アルファ化米。ご飯を急速乾燥させたもの。水や熱湯を注いで食べる。非常食用。炊き出しに使われる。

ホームレスの荷物をホームレスが盗んでいく。

激減したとは言え、ホームレス狩りの危険がある。周りに誰もいない場所では寝ないこと。

上野公園でホームレスをしていると、キリスト教や信仰宗教に勧誘される。

パチンコ屋の朝。並んで抽選を代行して千円もらう。

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2024年06月27日

Posted by ブクログ

★★★
今月5冊目
いや、凄いよこの人は。2ヶ月実際ホームレス生活をしてみたというルポ。
とりあえず都内にいる限り炊き出しはあるし新宿なんてサイコーの住処らしい、
稼ごうと思えば缶広いとか色々あるし、教会から食料や寝袋、現金ももらえるし生きているそう。

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2023年12月21日

Posted by ブクログ

29歳の筆者が3ヶ月間ホームレスとなって暮らした日々のルポ。

読む前は、荒れた暗い気持ちになってしまうかもと心配したが、そんな気持ちにはならなかった。

わたしが想像すら出来ないような辛いこともたくさんあるだろう、けれど意外と彼らは逞しく生きている。
都内にいれば、炊き出しがあるし、冬になればボランティア団体から寝袋や防寒着をもらえたりする。

中途半端な田舎よりも大都市にたくさんホームレスがいる理由がここにある。支援が手厚いのだ。
わたし自身としては、なかなかそういうボランティア活動をしようという気持ちが起きず、はなはだ後ろめたい気持ちになった。

わたしの狭い行動範囲ではホームレスを見ない。炊き出しに遭遇したこともない。近くにないから遠い存在なのかもしれない。
が、排除建築は見たことある。
なぜこのベンチにこんな柵が?と不思議に思っていたのだが、そういうことだったのか。

インドに通っていたとき、様々な人を見た。
スラムで生活する人、路上で生活する人。
過酷な暮らしではあるだろうが、どんな人にも場所があった。
差別は厳然と存在していたけれど、排除されることなく、場所はあった。

どんな境遇の人も認められて生きていける世界になればいいと思う。

どんな気持ちを持って生きていくか、ということが大事だと思った。
それは路上生活者だけでなく、全ての人に言えることだ。

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2023年12月09日

Posted by ブクログ

路上生活ルポはいくつか読んだがこれはコロナ禍でのリアル最新事情等がわかって興味深かった。
吾妻ひでお氏の失踪日記をこんな若い人が読んでる事にびっくりした。あれ10年以上前の作品だよね。

思った以上にタフな方みたいで蟻が集ってる弁当を平気で食べてたシーンはなかなか。
気の持ちようで天国にも地獄にもなる東京での路上生活。なんとなくベーシックインカムとはこんな感じなのかな?と考えさせられた。

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2023年03月20日

Posted by ブクログ

 2か月の路上生活で見えたもの。
 テレビ等で伝えられる、ホームレスの悲しさなどとは違う、生きることに対して貪欲な人、状況を楽しんでいる人が紹介されていて興味がわいた。
 最後に紹介された、河川敷でのお隣さんの話では、情報を受け取る力の違いを感じた。
 

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2023年01月23日

Posted by ブクログ

これ読むと路上生活できてしまうのではないかと思ってしまいそうです。東京23区に居れば色々な支援が有って、餓死したり凍死したりすることはそうそう無さそうです。冬も防寒着と寝袋がもらえるので寒くないらしいし、日替わりで色々なところで炊き出しがあるらしく、食いきれないレベルらしいと聞いて衝撃でした。
まあ、だからと言ってそういう生活したいわけではありませんが、昔は自分もホームレスになってしまったらどうしようと怯えていましたが、変な話なんとかなっちゃいそうですねえ。

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2022年11月28日

Posted by ブクログ

『ホームレスになってしまう』というフレーズは子供の頃から恐れの対象、情けないという感情でした。 この本を読むと恐怖や感情が薄れます。なかなか快適では?と間違った(?)感情すら沸いてきます。 でも、このルポは都心だけの話であり、地方ではまた違った話になるのだろうな。 地方は炊きだしとかあるのかな?

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2022年11月19日

Posted by ブクログ

2021年の日本経済は、前年に続きコロナ禍で大荒れだ。
その煽りで、どうしようもなく路上生活、いわゆるホームレスになった者もいるだろう。

著者は、ホームレスの実態がどうなのか、自ら東京の各地で2021年7月23日〜9月23日までの約二か月間をホームレスとして過ごした。

どうやったら暑さを凌いで、少しでも快適に路上生活できるか、どこで炊き出しをやっているのか、どの地区が雨風凌げるのか…などなど。

やはり、これも情報がないと何も分からず、食べものにもありつけないということ。
そして、ホームレスであってもコミュニティーがなければ、上手く生活できないのだろうということ。

なりたくてなっているわけではないが、抜け出せない人。
すべてを諦めている人。
確かに一括りにして、ホームレスはこうである…とは
言えない。

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2022年03月09日

Posted by ブクログ

案外食べるものには困ってないんだなというのが驚き。以前はもっと近所にもたくさんいて、近くの河川敷にも家があったけど、河川敷の工事やらでいつの間にかいなくなったなぁ…。

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2022年03月05日

Posted by ブクログ

〈ホームレスは果たしてどんな状況に置かれているのか?〉
2021年、東京の路上で約2ヵ月間をホームレスとして過ごした
ドキュメント。

生活保護を受給し、炊き出しに並ぶ。
アルミ缶を山のように積み上げ
自転車で移動するホームレスの姿。
ここには、本当のホームレスが書かれている気がした。

読んでいて(え?どういうこと?)が頭の中を占めていく。
生活保護も炊き出しも、本当に困っている人を助けるための制度。
國友さんも書いているが
〈不正をする人のことをメインで考えていたら、救いたい人を救えない〉

もう「ホームレス」と一括りでは言えない気もする。

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2022年02月14日

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