【感想・ネタバレ】佐伯警部の推理のレビュー

あらすじ

大ベストセラー「道警」シリーズ待望の第2シーズン開幕!!!
佐伯宏一が戻ってきた。札幌大通署ではなく、函館方面本部捜査課に、警部として――。
厚真で強盗殺人事件を起こした犯人の一人が札幌ジャズバー「ブラックバード」に立てこもり、機動捜査隊の津久井に発砲した事件から約一年。重大事案の検挙実績で道警一だった大通署の佐伯宏一は、それまで受験すらしなかった警部昇任試験を受け合格、警察大学の研修を経て、函館方面本部捜査課に警部として着任した。佐伯が着任した二週間後、青函フェリーターミナルの北側、工業団地の岸壁から変死体が上がった。佐伯は早速、検視解剖が行われている病院に向かう……。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

「道警」シリーズの新シリーズ。佐伯宏一が札幌大通署から函館方面本部捜査課に警部として赴任。青函フェリーターミナルの付近の岸壁で起きた殺事件を追う。本領を発揮し丁寧に事件に向き合い捜査指揮をしながら犯人を追い詰め、行き着いた先は家族トラブルだった…。さすがの作者さん、さすなのシリーズ。満喫!

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2025年10月18日

Posted by ブクログ

待ってました、佐伯警部。さり気なく過去の同僚や事件にも触れる気配り。手に汗握るスピード感溢れる展開。幸福そうな家族の闇には唖然。推理小説としてもパワーアップ。ご無沙汰の函館、行かなくては。「函館の青柳町こそかなしけれ…」啄木のうた、心に浮かんだ。第二シーズンスタート、ご祝儀込みで星5つ。

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2025年10月01日

Posted by ブクログ

大好きな「道警」シリーズの佐伯宏一を主人公に据えた新作。舞台を函館に移して殺人事件の謎を追う。人物・会話のディテール描写が素晴らしく、長編なのに無駄のないところは変わらず。ただちょっと佐伯の推理が上手く回りすぎているところ(特にバイク窃盗の件)は気になるが、まあそれもご愛敬。

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2025年09月26日

Posted by ブクログ

ネタバレ

佐々木譲の道警シリーズ。
舞台は函館。
これまでの舞台だった札幌はあまりなじみのない場所ですが、函館なら多少土地勘があるので、頭の中で風景を思い浮かべながら読むことができました。
少しずつ方向を変えながら、最後に一気に畳みかける佐々木譲の警察小説らしく面白い作品。
今回も、佐伯さん大活躍。
そういえば、小島さんは出てこなかった。

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2025年09月06日

Posted by ブクログ

30年前に高校の修学旅行で行ったきりの函館が新たなホームなんだぁ…と思いながら本を読み終わって、今の函館行ってみたいなと思った。
(旅行記ではありませんw)

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2025年11月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

道警シリーズは全て読んできたが、第2シーズンということらしく、佐伯警部がどうというよりも淡々と捜査が進んでいくのが心地よかった。

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2025年09月23日

Posted by ブクログ

72歳の実業家が函館埠頭で殺人死体遺棄の状態で発見され、函館方面本部に転勤した佐伯が捜査を始める。
匿名の事件通報があったものの、遅々として進まない捜査は証拠や証人が居ないだけに、紆余曲折する捜査はリアルであり読者も犯人追跡への興味を高めていく。
ただ佐伯警部があまりに冷静に事件を捜査するのが少々物足りない感じで、事件解決の端緒を掴んだ時くらいは少しは興奮しても良いと思ってしまった。
でもそんな雑音程度の部分があっても、本寸法の警察小説は十二分に面白かった。

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2025年09月13日

Posted by ブクログ

佐伯警部が函館方面本部捜査課に勤務してすぐに、工業団地近くの岸壁から発見された変死体の捜査にあたる。
深夜に110番通報があり、犯人は複数で海に放り込んだか…。
身元が判明し、家族や会社関係などを地道に調べていく。

派手な動きはなく、ひたすら聞き込みと防犯カメラを見るなどして、突き詰めていく。
察内部の連携や信頼で地味ながらもこれが捜査だとわかる動きだった。



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2025年11月11日

Posted by ブクログ

いろいろ推理を巡らせたが、結局は後半に口を割った関係者の供述と防カメリレーで解決なのは残念。犯人逮捕を9割くらいのところで済ませて残りを首謀者の取り調べとかにしてほしかった。

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2025年11月04日

Posted by ブクログ

佐伯警部シリーズは初めて読みました。
視点人物の切り替え等はなく、ひたすら佐伯視点で事件の捜査が描写される。
犯人側の回想等もなく、佐伯が知りえない事実は描かれない。
東野圭吾や宮部みゆきなどの現代ミステリを読みなれていると、少々戸惑いも感じるが、
捜査の追体験という得難い経験をさせてくれる。

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2025年10月27日

Posted by ブクログ

「北海道警シリーズ」のシーズン2。
津久井が撃たれた厚岸の事件から一年、警部に昇任し警察大学校での研修を終え、函館方面本部捜査課の課長補佐に配属された佐伯宏一。

函館の土地勘養うべく日々部下の運転する捜査車両で市内を走っているという設定からか、事件捜査に絡めての函館の道路や街の様子がかなり詳しく描かれる。それはそれで、行ったことがあると風景も浮かんでくるのだが、ちょっとその辺の説明がくどすぎて、肝心の事件が身に入ってこない。
事件捜査は佐伯が関係者に話を聞いたことが悉く事件の本筋だったりでなかなか都合がいいし、事件そのものも警察ものにありがちなスピード感とかワクワク感がなくて地味な感じ。

新宮巡査部長の近況が知れたのはシリーズファンとしては嬉しいが、小島百合はもう出てこないんだな〜と少し寂しかったり。
「ブラックバード」のような行きつけの店ができてそこでの人間関係とかができてくると、シリーズとしてはまた楽しくなってくるのかな。
今回は新シーズンの導入ということで様子見。

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2025年10月19日

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