【感想・ネタバレ】プロジェクト・ヘイル・メアリー 上のレビュー

あらすじ

ライアン・ゴズリング主演、2026年公開の映画原作!

未知の物質によって太陽に異常が発生、氷河期に突入しつつある地球。ひとり宇宙へ飛び立った男は、人類を救うミッションに挑む!地球上の全生命滅亡まで30年、人類の命運を賭けた一大プロジェクトに挑む宇宙飛行士の奮闘を描く、極限のエンターテインメント!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

ずっと気になっていた本。
文庫化して、やっと手に取る。
映画化され、3月20日公開らしい。

一気に読んでしまった。
ワオ!
下巻もあるじゃないか!
オーケイ。早急に手に取り、そしてゆっくり読もう。

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2026年02月16日

Posted by ブクログ

恒星に”感染”するアストロファージに太陽が感染。数十年後には10%以上光量が減少し、地球は氷河期よりも寒冷化し人類は存亡の危機に。近隣恒星系の調査の結果、8光年以内の恒星はことごとくアストロファージに感染していることが判明するが、クジラ座タウ星は唯一感染していなかった。その秘密を探るため、12光年先のタウ星系の調査「プロジェクト・ヘイル・メアリー」が発動される。宇宙船ヘイル・メアリー号の乗員グレースはタウ星系到着後に人口冬眠から覚醒し、アストロファージの調査を開始するが…

主人公グレースが覚醒して、次第に過去の記憶を取り戻す過程を詳細に描くことで、本作品の背景が理解できるようになっています。ストーリー展開は非常にゆっくりです。グレース自らが置かれている状況を宇宙船内でのごく限られた情報や物理現象(重力加速度を計算したり、恒星の見え方から太陽系外にいることを確認したり)から解読するプロセスが、非常に詳しく描かれています。
宇宙船内で覚醒するグレースの”今”と、プロジェクト発足時点の(おそらく数年前)過去の時系列が交互に登場し、本書に登場する架空のテクノロジーの開発段階が理解できるように構成されています。
上巻後半では他星系から調査に来ていた知的生命体とのコンタクトも描かれていますが、その過程も、敵意がないことをまずどう伝えるか、次にどの手段で意思伝達をするか(聴覚?視覚?)、ごく基本的な概念(時間や数字)をどう共有するか等々、地球外生命との意思疎通がもしも実現したら、どういう段階を経るのかという部分が丁寧に描かれいて、SFにありがちな「異星人とすぐに意思疎通できてしまう」設定がなく、かなり説得力のある描写になっています。そういう理屈っぽい部分に共感できる人にはすごく響く作品ですが、そういう説明が”くどい”と感じる人には、ちょっと読むのが辛いと感じるかもしれません。私は非常に面白いと感じましたし、数日で上巻を読破しました。下巻が楽しみです。

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2026年02月15日

Posted by ブクログ

記憶が無い状況から始まり、どんどん記憶を取り戻していきながら展開するストーリーが面白すぎる。
とんでも無い事実が次々判明していくので読み進める手が止まらなくなった。

主人公がかなり愉快な性格してて面白い。特に端々の台詞が、センスのあるしょうもなさでつい笑ってしまう。
それが物語の深刻さを良い感じに緩和していて助かる。かなり絶望的というか、死が常に存在している状況下なのに、気持ちが暗くなりすぎずに読めた。
コンピューターとの会話で、ふざけた台詞のあと何事もなかったかのような態度に戻るシーンが特に面白くて好き。

SFらしく専門的な用語や知識を問われる内容がふんだんにあって、正直「何を言っているんだろう…」となってしまいがちではあった。ただし大事なコトについては、その後で必ず分かりやすい解説がついてるので詰まることが無くて助かった。例えが的確でとても分かりやすい。
すごいテクノロジーな空間で、布一枚の原始的な姿をしていたの、改めて想像したらシュールで面白い。

エリディアンとの交流シーンが一番わくわくした。身体も言語も構成している物質も違う生物から、どのようにして情報を得るか、または交流するかの、あの手この手が興味深くてすごく面白い。
エリディアンと仲良くなっていく過程にとても心暖められたで、この先の展開が気になりはするけど続きを読むのが怖い。

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2026年02月15日

Posted by ブクログ

多分初SF。めっっっちゃ面白いーーー!科学的知識が全然ないのであんまり理解せずに読んでるけど(SF好きからしたら怒られるような読み方だとは思う)主人公が手探りでどんどん新しい発見をしていくのがめちゃくちゃ楽しい。割と義務教育の理科がたくさんな気がするのでふわっとニュアンスは捉えられるのも、主人公は教師なのもいいのかも。出てくる人たちがみんな面白い。
これどうやって解決するの??あと1冊で本当に終わるん???
ロッキーが可愛い。けどきっと映像だったら可愛くないんだろうな。笑

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2026年02月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

文庫化を待ってました。凄い、楽しい。苦手なハードSFだったらどうしようと思っていたけど杞憂でした。ロッキーがいい。

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2026年02月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

一気に読んじゃいました。科学者特有の回りくどい思考経路や鎮静後の意識の回復過程など、とてもリアルで引き込まれました。

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2026年02月12日

Posted by ブクログ

上巻だけ読み終えた感想

序盤でJAXAが出てきて、
おぉっ!となった矢先に、
各国の宇宙開発機構まで!
そういうプロジェクトよね!

物語は加速度的に
面白さが増していった
事前情報遮断が功を奏して、
この類の話とは思わず
テンションMAXに⤴
映画でもこういう系大好物です!

凄い名作
(あくまで上巻のみ読んだ感想)
でもそれ以上に作者がガチで凄い!

宇宙工学、化学、物理学、
地政学、生物学を網羅して
理にかなうエンタメに昇華しつつ、
ユーモアも抜かりない
こんな事出来る作家が、
はたして地球上に何人いるのかレベル
参りました

昔NHKのBSでやってた
「コズミック・フロント」という
宇宙系の番組が大好きで、
そこで得た知識が大いに役に立ったけど、
あまりその分野に造詣が深くなく、
むしろ苦手な方は
苦手のままな気はする

下巻も期待大です!

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2026年02月11日

Posted by ブクログ

これは面白い!
ゴリゴリ文系の私にとって科学の入り組んだ話は苦痛でしかないのだが、SF映画を見るときのように「ふんふん♪(何もわかっていない)」という読み方を覚えれば大丈夫だった。
で、何が面白いのかと聞かれると、ネタバレ無しで何も言えないというもどかしさ。
現在の時間軸も最高なのだが、過去の記憶もいちいち衝撃的で、特に温室効果ガスのアレが…!
続きも楽しみ。

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2026年02月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

超楽しみにしていて、発売日当日にわざわざ買いに行った本。
上巻読み終わったー!ロッキーかわいいー!グレースが1人じゃなくてよかった…。
でも、本当にグレースは、死なずに地球へ還る未来はないのか…?どっちも死なないでほしい…。下巻ヘ…!

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2026年02月07日

徹夜必至の傑作

最初は「コールドスリープから目覚めたら、宇宙船で一人きりで……」という「火星の人」っぽい始まりで、またこのパターンなのかな?と思いきや、途中からの急展開でものすごく引き込まれます。
これはぜひともネタバレなしで読んで欲しいなあ…。
ただし、読むなら金曜の夜に。平日に読むと確実に寝不足になります。

#アツい #エモい

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2026年02月03日

Posted by ブクログ

上巻からすでにリーダビリティが凄まじい類稀な傑作
エンタメ性の塊すぎる
これが大好きなフィルロードとクリストファーミラーのコンビの手によって映画化されるなんてもう最高

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2026年02月06日

Posted by ブクログ

SFあんまり読まないんだけど、話題になってて気になって。
科学やら天文学やら専門的なことはまるで分らないけど、それでもずっとおもしろい!
基本知識があんまりにも不安なもんで、いろいろ調べて関係ないところまで天文学知識広がったりけっこう楽しかったし。宇宙はロマンの塊だねぇ。
第6の大絶滅とか、科博の展示思い出して盛り上がるし。
そんなこんなで、はじめは主人公も何もわからずちょっとミステリーぽくて、だんだん状況が見えてきたところで、なんとびっくり未知との遭遇!!でめっちゃ盛り上がり、ハラハラするもののロッキーめちゃくちゃかわいいよ…
ちょっとこれ誤訳?日本語変じゃないってところが何か所かあったけど、まぁそこまでひどいものでもなく、ネタバレに気を付けた甲斐もあってとてもおもしろい。

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2026年02月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

おもしれ〜。

とにかくいろんなところで絶賛されているので、できるだけ予習しないように心がけて、ふと書店で文庫が出ているのを見つけ購入。
軽く読み始めたら、おもしろい&文体が軽くて読みやすい。私にしてはかなり早いペース、2日ほどで読んだ。アメリカの気のいい兄ちゃんの語りで進行する。物語の時代設定は現代(私たちが生きている今)で、古き良き、皮肉屋でオタクの中年男が主人公だ。

以下、がっつりネタバレする。
話の順序は間違っているところもあると思う。


本書は基本的に、現在と過去の回想という形で進行する。
現在の自分は、小さな白い部屋で目覚める。自分が誰なのか、ここがどこなのか、何も思い出せない。体が重い。とんでもなく疲弊している。目を開けることすら、かなり頑張らないとできない。部屋のどこかから、コンピュータらしき音声で「2足す2は?」と聞いてくる。しかし声が出ない。しばらく格闘してやっと声が出たと思ったら呂律が回らない。そのまま再度眠る。
また起きる。またコンピュータが聞いてくる。ムカつくがなんとか答える。あなたの名前は?と聞かれても分からない。なんとか這い上がり辺りを見回すと、この小さな部屋には3台のベッドがあり、どうやら他の2つには遺体が寝ている。

と、こういう感じで訳もわからない状態のスタート。そして回想へ。
ある友人とダイナーで食事をしている。友人は国立天文台的なところで働いていて、厄介な仕事に悩まされているという。それは、何かの放物線だった。太陽から真上方向に伸びた線があり、徐々にカーブを描き、金星にまで届いているのを発見したという。そして、その線はどうやら、太陽の光エネルギーを吸収している。太陽の出力が落ちているのだ。

やっと自分の名前を思い出し、現在へ。おれはライランド・グレースだ。
今いる部屋の上にハッチがあり、梯子で登りあける。また同じような部屋だ。さらに上にもう一つ部屋がある。コンピュータは自分の名前を言えという。どうやら自分の名前が、その部屋への扉を開けるキーになっているようだ。名前をいい、解錠。ラボだ。そうだ、自分は科学者なのだ。

こんな感じで、現在の謎を解くために頑張って記憶を思い出していく。
物語の始まりは何も覚えていないので、読者と同じ目線である。過去を思い出すことが彼の現在において絶対に必要なことであり、それがまた読者にとって小出しの状況説明、謎あかしになっており、非常におもしろい。
どんどん思い出し、状況を理解していく。
・自分は元科学者である。
・生命に必ずしも水は必要ない、という論文を書き科学界から追放される。
・中学教師になる。
・ストラットという女性が訪問してきて、中国の航空母艦に連行される。
・そこで、あの放物線について聞く。
・やはりその放物線は太陽から光を奪っている。
・そのせいで、遠くない未来に地球は滅亡する。
・あなたの力を借りたい、と女性はいう。
・放物線から採取したサンプルを解析する。
・サンプルには、なんらかの生き物がいた。極小サイズの。彼らは光を食べている。
・未知のサンプルに接触するはじめの人間として、科学を分かっていて、かつ異星生命体について知見があり、もっと宇宙のことを知っているプロフェッショナルよりも死んでも構わないであろう人間として、主人公が選ばれた。
・サンプルに接触しても、死ぬことはなかった。
・その生命体は、96℃ほどの熱を持っており、それ以上にもそれ以下にもならない。
・熱や赤外線などを駆使することで増殖させられることがわかった。
・さらに、光速に近い速度で移動できることもわかった。
・その生命体を、アストロファージ(宇宙を食べるもの)と名付けた。
・地球の太陽系に感染したアストロファージは、約30〜40年で人類を滅亡させるほど、地球を冷やしてしまう。

アストロファージに触れてもただちに危険がないことを発見し、そこから世界は急速に動き出す。複数の国が集まってプロジェクトを発足し、彼らにアストロファージを提供し、研究させる。
天文学者、気候学者、工学者、ありとあらゆる人材をストラットが集め、人類滅亡を防ぐ手立てを考える。ストラットはめちゃくちゃ仕事のできる女性だ。ひたすら権力をぶん回して仕事を進める。
様々なことが解き明かされ、迅速に決まっていく。
アストロファージは星々に感染する。感染した星で、光のエネルギーを食べてしまう。
しかし、太陽系から16光年の距離にあるエリダニ星系に、アストロファージがあるにもかかわらず太陽エネルギーが失われていない場所があるようだ。(もちろん地球の太陽とは別の太陽)
アストロファージ満載のあの放物線は、ペドロヴァ・ラインと名付けられた。

人類の方針は決まった。
・アストロファージを大量に生産する。
・そのために超巨大な太陽光発電を建設する。
・宇宙船にアストロファージを詰め込み、光の速度に近い推進力を生み出す。
・3名の船員を乗せ、エリダニへ向かう。
・その旅は片道切符である。帰ってこられるほどの燃料は作る時間はない。
・エリダニに着いたら、アストロファージの謎を解き明かし、情報だけを地球へ送り返す。
・エリダニへ到着するまでに十数年かかる。その間、船員たちはコールドスリープのような状態で眠る。
・つまりエリダニから情報を持って帰るには30年以上かかる。
・しかし、アストロファージが太陽光を食べるせいで、およそ20年後に地球人口の半分が死滅するという試算が出る。
・ならば、無理やり地球温暖化を進めることで地球の寿命を伸ばそうということになる。
・北極の氷に大量の核融合爆弾を設置し、爆発させることで気候を破壊。地球をちょっと暖めるという作戦を取る。地球温暖化の促進は、ほんの少し地球を延命させてくれる
・その間にエリダニへ行こう。

このようにして、主人公は宇宙船に乗っているわけだ。しかし、理由はわからないが、残りの2人は目覚める前に死んでしまった。彼は1人きりで、16光年離れた場所へ来てしまった。

エリダニ星系に辿り着き、その星系におけるペドロヴァ・ラインを確認した。
しかし物語はここからさらに、加速する。
ペドロヴァ・ラインの近くに、もう一隻の宇宙船が浮かんでいるのである。主人公が乗っているロケットのような形ではなく、ダイヤモンドのような形の。

たがいに宇宙に静止し、見つめ合う。主人公が宇宙船を回転させると、向こうの宇宙船も回転した。こちらに反応している。向こうの船は、約200メートルの近くにまで接近してきて、また停止した。主人公は、その船をブリップAと命名する。
ブリップAは、船体からアームのようなものを出し、何やらこちらに投げてきた。非常にゆっくりとした速度で、珈琲豆の缶ぐらいのサイズのもの。宇宙服に着替え、船外に出て、キャッチする。船内に持ち帰り確認すると、まず臭い。アンモニア臭だ。そして熱い。素手で持つと火傷するほどだ。その筒のようなものは、なんの素材か分からない。少なくとも、地球の科学者である主人公が知らない、硬い素材だ。そしてどうやら、真ん中に溝があり、開くようだ。地球人が開けるのとは逆方向に回すとそれは開いた。それぞれの中に棒のようなものが複数伸びており、その先には複数の球体がある。しばらく検討したところ、それはこのあたりの宇宙の形を表しているとわかった。主人公は、ハンダゴテを使って、自分たちの地球の場所に丸い造形物を付け足して、ブリップAに投げ返した。
またブリップAから物体が投擲された。今度は互いの宇宙船を模した模型のようだ。そして、お互いが線で結ばれている。……トンネルで互いの宇宙船を繋げよう、ということらしい。今度は、宇宙船の外壁を一部剥がして投げる。向こうにとってもこちらは未知の素材かもしれないし、安全なドッキングのために必要だ。
なんやかんやで、ドッキング成功。しかも、減圧および与圧まで向こうがやってくれる。賢くて、気が回る生命体のようだ。互いの空気や温度や構成が不明だが、それらも配慮した設計でトンネルを作ってくれたようだ。
ドッキングしたトンネルに入る。
トンネルの中央には、複数の六角形の板を組み合わせた壁が設置されていた。その板たちは、どれも色や材質が違う。そして、すべて熱い。そのうちのひとつが、ガラスのような素材でできており、向こうが見えている。そこから覗くと、三本指の手が現れた。
驚きつつも、壁をトントン叩いたり、互いに指を何本か立てて見せたりして、最低限のコミュニケーションをとれることがわかった。友好的な生命体のようだ。
主人公はここまで30時間くらい起きっぱなしだったので、一度眠ることにする。向こうに伝わったかわからないが、一応伝えてから。
起きてトンネルに戻ってみると、六角形を組み合わせた壁ではなく、先ほど向こうをのぞいたガラスのような素材で構成された透明な壁に変わっていた。(異星人はだから複数の素材で壁を作り、どの素材がいいか?を確認したのだ。賢い)
透明な壁越しに、異星人と初対面。彼らは、大型犬サイズの蜘蛛のような外見だった。亀の甲羅のような体から足が5本伸びている。顔や頭にあたるものはなさそうだ。主人公は彼ら異星人をエリディアンと名づけ、また遭遇したその個体をロッキーと名づける(未知のものが多すぎるので、いちいち命名しないといけないのだ)。

ここから、異星人との本格的なコミュニケーションがはじまる。
指を立てる、壁を叩く、言葉を発する、時計を見せる、メジャーを渡すなどする。
異星人は、どこに口があるか分からないが、声を発するようだ。クジラの声のような音で、しかも同時に複数の音が鳴っている。主人公は簡単なプログラムを組み、音と意味を記録していく。まずはイエス、ノー。そして異星人の時計を見せてもらうことで、数字の文字もわかった。どうやら6進法を使っているようである(私たちは日本の手を持ち指が合計10本だから10進法が都合がいい。彼らは腕(足?)は5本だが指はそれぞれ3本。2本の腕で数を数えるなら、6進法が都合がいいということだろう)。
また、メジャーを渡すと非常に不思議がり、出したり戻したりして遊んでいた。
さらにわかったことに、ロッキーは、一度聞いたこちらの言葉をすべて覚えている。音による記憶力が人間とは桁違いに高いようだ。
そして逆に、彼らは光が見えていない。コウモリのエコーロケーションのように音で物を見ているようだ。何日も、透明の壁越しにコミュニケーションを図る。様々な驚愕の事実が判明する。

・エリディアンたちの故郷の星は地球の2倍のサイズで、50日程度で一年となる。
・大気はアンモニアを主としている。
・太陽との距離が近く、熱い。
・重量は地球の倍以上ある。
・ロッキーたちの科学力は、地球よりやや遅れている程度。こちらの知らない優れた素材を使ってはいるが、コンピュータは持っていない様子。
・元素など科学に関する基本は共通して理解している(というか科学がコミュニケーションの足掛かりになる)。
・彼らも、アストロファージを宇宙船の推進力にしている。
・彼らも、地球人たちと同じ理由で宇宙を旅している(故郷の星はアストロファージにいずれやられてしまう。しかしアストロファージがあるにもかかわらず死んでいない星がなぜあるか。その謎を解くために宇宙に出た)
・ロッキーたちは、エリディアンが送り出した初めての宇宙飛行士だった。
・光を見ない彼らは、宇宙船を飛ばす科学力がありながら、放射線を知らなかった。
・そのため、宇宙に旅立ったメンバーのうち、ロッキー以外が、放射線により死んだ。
・エンジニアであるロッキーは、アストロファージに囲まれたエンジンルームで過ごしていたため、放射線の影響が少なく、死ななかった。
・エリディアンたちも睡眠を取るが、眠るときはお互いに見守るという文化がある。(だから主人公が眠るときはその様子を見せてくれと言うし、自分が眠るときは主人公たちに見ていてくれという)
・地球人の睡眠と異なり、エリディアンの睡眠はアラームをつけて起きるなどはできない。なぜなら、体の中で眠るための動きが始まると、起きる準備が整うまでは冬眠しているような状態となるから。よって、睡眠時は完全な無防備状態になる。一度睡眠に入ると、体が目覚める時間が来るまで、何があっても起きられないのだ。

奇しくも、2人は同じ運命から宇宙に出て、同じように1人宇宙に取り残されてしまった同士だっのだ。こんなドラマチックなファーストコンタクトものだったとは。

下巻へ続く。

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2026年01月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

宇宙船の中で目を覚まし、自分が誰なのかもわからない状況から、少しずつ自分の任務について思い出していくところが、(うまくいきすぎな感じもあるが)読んでいる身としてはテンポがよくてスッキリする。口語調の文体で進むので、読後感は軽めで映像化にも合いそうな気がした。また、エリディアンの発する音声が音符で表現されているが、映像化したときにどう表現されるのかは楽しみ。オーディブルで聴いてよかったという声もあったので、どうなっていたか気になる。

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2026年02月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

科学が得意ではないので難しく感じるところもあったけど、そんなことはまあさておき早く読まないと!って気持ちでどんどん読み進めた。
ロッキーが出てきたあたりでわくわくが止まらなくなった。
本読むって楽しいね。

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2026年02月14日

Posted by ブクログ

 本作の内容や設定、展開の面白さを、ネタバレなしに伝えるのは困難です。SFを含め翻訳モノが苦手な方も、まずは読み始めてみてください。きっと魅せられ物語に没入すると請け合います!

 上巻は、主人公が昏睡状態から目覚める場面から始まります。自分が誰なのか、たった一人でいるここはどこなのか…現状分析と少しずつの試行錯誤、これらに過去の記憶が次第に像を結んでいきます。

 前半、地球滅亡の危機や自分に課されたミッション等、深刻な背景があるのに、悲壮感のない妙な明るさが感じられる描写です。研究者にとって、自分の責任や恐怖以上に知的欲求が上回り、ワクワクし探求心を抑えきれない状況だからでしょうか?

 後半、彼方の宇宙でまさかの同志?と遭遇し、コミュニケーションをとっていく場面は、現実を超越してる感もありながら、今後への期待がさらに膨らみます。
 難しい宇宙物理学系の知識や理解力なしもなんのその、全く問題なしです。つまりは、読み手の知的高揚感を爆上げしてくれる、優れたエンタメ作品に違いありません。

 今後さらなる劇的な展開が待っているのでしょうか? 本当に片道切符の特攻ミッションのまま終わるのか、人類の未来は? と、気持ちが逸ります。いざ下巻に。

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2026年02月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

プロジェクトヘイルメアリー上巻読みました。
ネットで面白すぎると話題になって気になったSF小説!
太陽光を吸収してエネルギーとする細胞“アストロファージ”から地球を救うため元研究者の教師が宇宙の彼方で奮闘する話。情報0で読みたくて、買ってただ読み始めた。
感想としてはまぁとにかく面白い。そしてむずい!笑
やっぱSFだから宇宙力学の話がバンバン出てくる。
主人公がアストロファージの仕組みや構造を解明していく過程がめっちゃ面白い。最初宇宙船で記憶がないところから始まり、地球時代と宇宙時代の話が交互にテンポ良く書かれて思い出していく過程が主人公と同じ軌跡を辿ってる感じでいい。
そしてまさか宇宙人ロッキー登場!目がなくて音の反響を感知する生態で、見た目キモかわ!でも愛しくて可愛い良き相棒!!
2人とも知能のレベル高すぎるなんで普通に会話できるの凄すぎ。後編も今読んでるけど、2人は故郷の星を救えるのか!無事帰れるのか!結末が楽しみ!!

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2026年02月13日

Posted by ブクログ

三体がものすごく好きだったので比べると物足りない印象。主人公が教師のやれやれ系で異星のキャラデザしやすい相棒がいるという、なんかNetflixさがちょっと嫌。

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2026年02月11日

Posted by ブクログ

色々てんこ盛りの宇宙SF。話の展開、口調とも面白い。時間が前後するのが若干分かりにくい。後編にも期待

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2026年02月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ド文系なので作中に出てくる理系的な専門用語とか要素はほとんどよく分からないけど雰囲気で楽しめる。
エリディアンとの邂逅から話の面白さが加速する印象。
まさか、ファーストコンタクトものだとは思ってもいなかった。
なにより、エリディアンのロッキーがかわいい。
宇宙人最高!(ジャズハンズ)

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2026年02月09日

Posted by ブクログ

前情報を入れずに読んだ方が良いとの事で
無事に成功‼︎そして凄い作品に出会えました。
すぐに下巻に旅立ちます‼︎

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2026年02月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

主人公のライランドが宇宙船の中で目覚めるところから始まります。最初は記憶もなくて名前も覚えてない、ここがどこかも分からない。
段々思い出していくんですが、宇宙船の中での話となぜ宇宙船に乗ることになったのかという話が交互に進んでいきます。
分からない言葉沢山でてくるんですが、確かに読みやすかったです。
以前読んだ『星を継ぐもの』より全然読みやすい。
あの本自体古いから読みにくいってのもありますが。
ちゃんとこちらも分かるように書かれているように感じました。地球だったら物が落下していく速さはこのくらいだけど、この場所だとそれより速いから重力が地球より重いとか。
過去の、まだ主人公が地球にいた時の話で地球が氷河期に向かっていって人類が滅亡してしまうのを防ぐために南極の氷を人工的に溶かしてメタンガスを発生させて温暖化させるとか、宇宙船の燃料を作るためにサハラ砂漠に太陽光パネル設置した結果、環境破壊進んでいるとか。人類を救うために地球が壊されてるのがなんとも…。
正直、抵抗しないで滅んでもいいんじゃないかなと思っちゃいました。
宇宙での話は、宇宙人と遭遇します。
その宇宙人も同じような問題を抱えていて同じ星を目指していたため偶然遭遇。すごい友好的。こちらの行動を真似て手振ってくれたりして、外見全然可愛くないし臭いし熱いんですが、なんかかわいい。
上巻ではやっとコミュニケーションとれるまでになったので下巻では問題解決に向けて宇宙人(ロッキー)と協力していくんだろうなーと思ってます。一気に読んだのでちょっと疲れた。

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2026年02月08日

Posted by ブクログ

一人称で読みやすく面白い。話題になる意味も分かる。回想がほしいところでほしい説明のために入ってきて退屈しない。一方でエンタメ要素がかなり強そうだが、ここからどうなるんだろうか。

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2026年02月08日

Posted by ブクログ

久しぶりにSF小説を読んだけどものすごく面白かった。何を書いてもネタバレになりそうな、何も知らない状態で読み進めることでより没入的に楽しめる。
早く続きが読みたい!!

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2026年02月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

記憶が少しずつ戻っていく感覚、あるいは異星人と少しずつコミュニケーションが取れていく感覚を文字だけでこれだけ追体験できるのは凄いこと。
原作の文章、構成もさることながら、翻訳も素晴らしいのだと感じる。

一方で、主人公が科学全般に明るく、優秀すぎるせいか、感情移入しづらい。これは火星の人も同じ傾向があるかも。人類の存亡をかけた決死行に選抜されるくらいだから優秀なはずだけど、超人的なんだよなぁ。

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2026年02月08日

Posted by ブクログ

初めてSFの小説を読んだ。
まず、設定が面白い!問題解決のために一緒に主人公と共に時間を共有している気分になる。SFなだけあって少し専門的な話も混じっているが、そのおかげで現実世界でもありえるのでは?と思わせ作品への没頭感が高まっている。下巻への期待大

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2026年02月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【2026年20冊目】
目が覚めた男は何も覚えていなかった、ここがどこで、なぜここにいるのか、そして自分の名前でさえも。徐々に記憶を取り戻していく男は自分が壮大なミッションに挑んでいる最中であることを思い出す。たった一人、広大な宇宙空間の中で――。

文庫化を待ちわびてました!もっと古い作品かと思いきや、意外に最近であることにびっくりしました。それだけ話題性が高かったんでしょうね。読んでみて納得!確かに面白いし、先の展開が全くもって読めない。

宇宙空間にいる現在と、過去の出来事が交互に語られることで、まずは男を取り巻く環境が徐々に明らかになっていく建付け。視点がずっと男なので、感情移入もしやすいんですが、まさかの状況なのにとにかくずっとポジディブで、こっちも悲観的にならなくて済むのがすごい。ほぼ絶望的な情報なのに、精神力が強すぎる。

からのロッキーの登場。だんだんロッキーのことも好きになっていく。その見かけは回れ右をしたくなるものなのに、どんどん可愛く思えてくる不思議。

いやぁ、面白い。下巻も予想がつかなくて、楽しみです。

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2026年02月07日

Posted by ブクログ

SF小説=読み難いとか難解なイメージがありましたが、1文が短いのと登場人物達が一癖ありつつ魅力的でサクサク読めました。また一切情報が無い状態から一つひとつの問題解決までのテンポ感も良くて好きです。
随所で科学知識が出てきますが、わからなくても気にせず勢いに乗って読んだ方が楽しめそうです。
あと主人公の小言がちょっとかわいくて好きです笑

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2026年02月03日

Posted by ブクログ

大作。面白い。
海外SFではあるけれど、主要人物がごく少数なので登場人物の把握でツライということもなく、楽しく読めることは保証(SFや宇宙ものが苦手という人除く)。
ただ、推薦文や惹句が大げさすぎてハードル上がりすぎてたのも事実。

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2026年02月02日

Posted by ブクログ

期待してワクワクで読んだのだか自分には全く分からなかった。0から世界を作って行くのがすごいと思うがそこら辺に魅力を感じることができなかった。
sfは向いてないのかもしれない。

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2026年02月10日

Posted by ブクログ

もうすぐ映画も公開されるという話題作。『三体』以来久しぶりにSFを読んだ。
不思議な部屋で、記憶を失った状態で昏睡状態から目覚めた主人公。部屋を探索しながら少しずつ記憶を取り戻し、自分が置かれている状況を思い出していく。それは地球を滅亡の危機から救うミッションのために、たった1人で宇宙にいる(他にも中国人とロシア人のクルーがいたが、亡くなっている)という絶望しかない状況なのだが、主人公の語り口がコミカルなので悲愴感はない。逆にあなたみたいな人で良かったと思う。
非常にアメリカ的な作品だが、エンタメとして面白く、多くの人が絶賛したり、映画化されるのもよくわかる。
下巻は全米が泣く感じの展開なんだろうなぁ。そしてまんまと泣かされるんだろうなぁ…

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2026年02月05日

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