【感想・ネタバレ】プロジェクト・ヘイル・メアリー 上のレビュー

あらすじ

ライアン・ゴズリング主演、2026年公開の映画原作!

未知の物質によって太陽に異常が発生、氷河期に突入しつつある地球。ひとり宇宙へ飛び立った男は、人類を救うミッションに挑む!地球上の全生命滅亡まで30年、人類の命運を賭けた一大プロジェクトに挑む宇宙飛行士の奮闘を描く、極限のエンターテインメント!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

翻訳物はあまり好きではないので食わず嫌いで敬遠していた。しかしオモコロでおすすめされているのを見て思い切って読んでみたら面白くてページをめくる手が止まらない。記憶を失っている主人公の「現在」と、思い出された「回想」が交互に描かれると共に置かれた状況がハッキリすると共に新たな疑問が浮かぶ…この連鎖がたまらなく気持ち良い。なるべくネタバレを見ずに見てほしいというのがよくわかった。早く続きを…下巻を読みたくてたまらないという気持ちを久々に味わっている。

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2026年09月27日

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ネタバレ

上下巻を読んでの感想。映画の評判の良さを知って、映画観たさに読み始めた。文系出身の私には難しい単語が多く、スマホ片手に調べながら読んだので結構時間がかかったけどとても面白かった。でも調べても全然イメージできない描写が多々あって、途中からは要点だけ分かればオッケーということにして読み進めた。間違いなくフィクションで突拍子もない話なのに、宇宙船の描写とか宇宙空間の描写とか、本当に見て体験してきたかのような書き方で、すごく引き込まれた。それだけに、文章からはっきりイメージできない自分の理解力の無さが悔しかった。突拍子もない設定が全て理論的に説明されていて、著者はとんでもなく頭がいい人なんだろうなぁと、一体どんなふうにしてこの物語を書いたのか想像が付かなすぎてもう脳内宇宙みたいな感じになった。感想が頭悪すぎて絶望する。とにかく面白かった。ロッキーかわいいなぁ。宇宙人って本当にいる気がしてきた。頑張って読んだので、きっと映画を観たら今よりもっと理解できるはず!相対性理論の簡単な本も買ってきたので、読んでみようと思う。

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2026年09月16日

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映画公開前SNSで「上映される前に読んで!」と言われまくってたけど、文系人間なので映像で諸々把握してから読んだから理解しやすかったなあと思った。サクサク読めた。
生徒たちにはお父さんがそれぞれいるけどグレースにとって生徒たちはみんな大事な子供たちなんだってのがグッと来たし、ルクレール博士は長期的かつプロジェクトの成功があれば間違いなく世界を救う行動だけど、現時点で自分の行動を考えたら究極の環境破壊で目指していたものとのギャップが大き過ぎて泣けた。

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2026年09月14日

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後半にかけてドンドン面白くなる!難しい単語もたくさんあるし、理論は理解するのに時間もかかる。でもゆっくりで良いから、理解した状態で読み進めることをオススメする。

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2026年09月11日

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前情報はあらすじ含め一切見ずに読んでよかった!

科学的なことは、「フムフム、なるほど。わからん」って感じで、でもちゃんと理解してないと楽しめないかもと思って何度も読み進めては戻ってを繰り返してしまった。
(ミステリー読む時の癖で、伏線見逃さないように、しっかり読んでしまう)
でも先に読み終わっていた夫曰く、難しいとこは読み飛ばして大丈夫とのことで、思い切って読み進めたらストーリーのテンポもすごく良くて、そして面白い!

最初にイメージしてた話と違う展開になっていき、どうなるの!?と常にワクワクを供給してくれる構成。
なんかよくわかんないけど、状況を整理し記憶を辿って、私だったら絶望だなと思える辛さも味わい、でも信念を貫きながら行動する様がカッコいい。
下巻読み終わったら映画版も観たい。

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2026年09月07日

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ネタバレ

物理や化学で習ったことが続々と出てくるのがとにかく楽しくて、理科を勉強してきてよかった〜と大人になってから一番感じたかも。
映画では細かく描写されていなかったアストロファージがエネルギーを蓄える仕組み、ロッキーとの意思疎通シーンに感動。特にロッキーとの意思疎通は映画で観た時にそんなうまいこと行かんだろと正直思っていたから、模型、分子の数珠玉、時計、数字、単位、ボキャブラリー変換、、という段階を踏んで交流するところにワクワクが止まらなくて、原作を読んで本当によかった。ロッキーのセリフのフォントがまさにロッキーのイメージ通りで、文字だけなのに映画以上に可愛く感じた。言動全てが本当にかわいい。

各章の締めのフレーズがどれもおしゃれで大好き。
上巻が「まさか来客があるとは思っていなかったので。」で終わるのもよい。

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2026年09月04日

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コミカルに描かれる場面もあり、テンポがよくとても読みやすい。ほぼ一気読みで読み切った。
下巻も楽しみ。

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2026年08月30日

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今までSFは難しそうだと思い、読む機会が無かったのですが、映画鑑賞をきっかけに興味を持ち始め読んでみました!
主人公グレースは宇宙船に乗り、地球を脅かす「アストロファージ」の研究に努め、人類滅亡の危機を救う話です。
ユーモア交えた文章や、化学、物理学、生物学等の知識がテンコモリで科学が好きな私にとって非常に読み応えがありました!
続きも楽しみに読んでみます!

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2026年08月21日

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ネタバレ

SFは苦手ジャンルだけどこの作品は読んでみたくてあらすじも一切見ずに読み始めた。
科学とか物理とか大の苦手だけど、テンポと構成、そして翻訳が素晴らしくてぐいぐい読み進められた。
これから読む人のためにこれ以上はなにも語らないことにする。SF特有の難しい用語とか設定に読むのを躊躇っている人は読み始めるとそんなことどーでも良くなるくらい面白くなるので思い切って手にしてみて欲しい。

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2026年08月21日

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ネタバレ

ほんとうにほんとうにおもしろすぎて、読み終えて数日経ってもロッキーと友達になりたいなぁと考えていたくらい笑

映画も観たけどロッキーのまごうことなき天才感が感じられず。ストラットもわたしのイメージとは少し違ったな。
あとは、ラストでロッキーを助けに行くっていう選択は原作では圧倒的に絶望感漂うものだったのに、そこがさらっと描かれていたのが気になった。

いやここは小説の感想でした。
とにもかくにも、ご都合主義だろうがラストの展開は心からほっとした。あとは、わたしも理系な何かで秀でた才能があったら良かったなぁと羨ましくも思った。
いつか再読したい!

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2026年08月02日

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本当に面白いし、よく出来てる話!
ロッキーかわいいし、理科の話沢山出てくるし、話は壮大でとても面白かった!
アストロファージを見つけるだけでも面白いのに、それから地球を救うために宇宙に出て、宇宙人に会って、本当に壮大すぎる。ロッキーが友好的な宇宙人で良かった。言葉が通じないところから徐々に関係を築いていくの良い!
物理、化学、生物、地学など色んな理科の知識が出てきて、理系学生として読んでいて楽しい。大学で学んだことや、研究で使っている装置も出てきて、内容を理解しながら読めるのも嬉しかった。この本に出会えたのが今で大正解。
宇宙の話は昔から好きで、久々に宇宙の偉大さに想いを馳せて読んだ。こんなにワクワクしながら本読んでいるのは小学生の時に読んだ宇宙への秘密の鍵以来。
下巻でどんな展開になっていくのか、地球は救えるのか、とても楽しみ!

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2026年09月04日

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ネタバレ

太陽エネルギーを食らうアストロファージという生命体によって地球の気温が下がり続ける危機に瀕する。人類を救済するための計画「プロジェクト・ヘイル・メアリー」が始動し、ライランド・グレースは宇宙へ旅立つ。
太陽エネルギーを食らい、すさまじいエネルギーを蓄えるとんでも生物や異星人との邂逅を描くすごいエンタメSF。上巻では異星人と出会い、コミュニケーションを取り、互いの宇宙船をドッキングするまでの話。冒頭はグレースが謎の空間で目覚めて、同じ部屋に横たわった2人の遺体を発見するところから始まる。そこから過去回想も交えながら徐々に自身の記憶を取り戻していく流れで話が進んでいく。またそのきっかけとして、その謎の空間が宇宙空間であることや太陽系ではないことなどを、ラボでの実験によって確かめていく。解決のために一歩一歩進んでいく工程を見ているとDr.STONEを思い出す。アストロファージの設定も面白くて、よくこんなものを思いつくなと思う。ヘイル・メアリーってなんだろうと思ってたけど、アメフトのヘイル・メアリーパスが由来ということが述べられていて、めっちゃおしゃれやん…と思った。

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2026年09月03日

ネタバレ

徹夜必至の傑作

最初は「コールドスリープから目覚めたら、宇宙船で一人きりで……」という「火星の人」っぽい始まりで、またこのパターンなのかな?と思いきや、途中からの急展開でものすごく引き込まれます。
ハードSFとしてももちろん、熱い友情ものとしても楽しめる一作。
いわゆるファーストコンタクトものですが、相手の宇宙人をこんなに愛おしく思ったのは初めてかも。
「常識」が通じない相手とのコミュニケーションの大変さやおかしさを明るくユーモラスに描いているのもいい。
グレースは完全に巻き込まれ型主人公だし、置かれている状況も極限すぎるんだけど、自暴自棄になったりせず、今できることをやる!っていう態度に勇気づけられます。
上下巻とボリュームもありますが、読み始めたら止まらないので、お手に取るなら金曜の夜に。
平日に読むと確実に寝不足になります。

#アツい #エモい

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2026年09月30日

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記憶のない状態から主人子が目覚め、いろんな科学の知識を駆使しながら自分の居場所を特定したり、少しずつ記憶のパーツが蘇ったりする様に、ワクワクしながら読んだ。

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2026年09月27日

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話題作で前から購入していたが、ついに読み始めた。ネタバレを踏まずにここまで辿り着けたことが嬉しい。200ページ以降からワクワクが止まらなくなった。これより面白いことが約束されている下巻が楽しみで仕方ない。

こんな状況で誰が眠れるというんだ?(p343より)

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2026年09月24日

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太陽と金星を行き来しながら繁殖する宇宙藻のような生命体、アストロファージが発見された。数々の驚異的な特性を持つアストロファージだったが、同時に太陽のエネルギーを急激に吸収しており、人類は滅亡の危機を迎えていることが判明する。
かつて異端の科学者でありながら学界を飛び出した身であるライランド・グレースは、地球を救う為の計画「プロジェクト・ヘイル・メアリー」へと参加することになる...

数年に渡って事前情報を遮断して来たが、ようやく読み始めた。太陽に生息する生命体と言えばブリンの「サンダイバー」を思い出すが、アストロファージはあくまで起点に過ぎず、次々と驚きの展開が待っている。
近年で同じく大きな話題になったSF作品「三体」があくまで純然たるSFだったのに対して、今作はもう少しエンタメ寄りの仕上がりで読みやすい。記憶喪失の主人公がへらず口を叩きながら徐々に記憶を取り戻して行くのに従ってストーリーも小出しに明らかになっていくという構成も、エンタメ上の要請ではあろうが、早く続きが知りたくてもどかしく感じてしまう。
とにかくも、上巻だけで予想以上の面白さで、ここからどんな地平まで連れて行ってくれるのか大いに楽しみ、楽しみ、楽しみ!
以下下巻。

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2026年09月24日

Posted by ブクログ

難しい話は分からなくても、科学者はこのように問いを立て検証し必要な答えを得るのだという思考プロセスが描かれていて、すごく面白かった。
特に前半には大きな問いが2つあり(記憶喪失の状態で一体どんな事態になっているのか、アストロファージはどんな生命体なのか)、その問いへの取り組み方が非常に面白かった。
SFを読んだ経験は多くないけど、科学の面白い部分を凝縮させた小説なのだろうなと思わせられた。
主人公もとてもユニークで思わずクスッとさせられてしまう。主人公が一人で自問自答しているシーンすら面白く読めてすごい。

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2026年09月22日

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科学的な説明もすごくロジカルで、実在するかのように説得力を感じる。
物語がどのような方向に向かうのか気になる!

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2026年09月18日

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読み始めは状況がまったく分からず、主人公と一緒に「ここはどこなんだろう」と手探りしている感覚が面白く、すぐに引き込まれました。
人類を救うというとんでもなく大きな話なのに、目の前の問題を一つずつ考え、試して、失敗しながら解決していく地道さが妙にリアルで、「知識ってこういう時に生かされるんだな」と思わされました。
途中から物語が思ってもいなかった方向へ進んでいき、気付けば人類の危機よりも、友情の物語として読んでいた気がします。
言葉も常識もまったく違うのに、少しずつ分かり合っていく過程にはかなり心を動かされました。
正直、物理や化学の説明はかなり細かく、「もう分からないから先に進もう」と読み飛ばしたところもあります。
それでも最後まで読むと、知識や頭の良さ以上に、誰かを信じることや、自分以外のために何を選べるのかが心に残りました。
壮大な宇宙の話を読んだはずなのに、不思議と人と人との繋がりについて考えてしまう一冊でした。
読み始めは状況がまったく分からず、主人公と一緒に「ここはどこなんだろう」と手探りしている感覚が面白く、すぐに引き込まれました。
人類を救うというとんでもなく大きな話なのに、目の前の問題を一つずつ考え、試して、失敗しながら解決していく地道さが妙にリアルで、「知識ってこういう時に生かされるんだな」と思わされました。
途中から物語が思ってもいなかった方向へ進んでいき、気付けば人類の危機よりも、友情の物語として読んでいた気がします。
言葉も常識もまったく違うのに、少しずつ分かり合っていく過程にはかなり心を動かされました。
正直、物理や化学の説明はかなり細かく、「もう分からないから先に進もう」と読み飛ばしたところもあります。
それでも最後まで読むと、知識や頭の良さ以上に、誰かを信じることや、自分以外のために何を選べるのかが心に残りました。
壮大な宇宙の話を読んだはずなのに、不思議とまったく違う存在同士のつながりについて考えてしまう一冊でした。
小説を読んだ後に映画を観ましたが、まさかロッキーがあのような姿だったとは想像もしておらず、勝手に人型をイメージしてしまった自分自身の想像力に限界を感じて、少しだけ落ち込みました。

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2026年09月15日

Posted by ブクログ

SF小説はあまり読み慣れていないのだが、終始ワクワクしながら読むことができた。
学生のころは理系だったこともあり、ところどころでてくる科学の知識や実験のシーンも興味深かった。
人類の存続をかけたプロジェクト、宇宙でのエイリアンとの遭遇、宇宙空間での様々な作業。どの場面もとても楽しかった。

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2026年09月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

あらすじ
宇宙船内で突如昏睡から目覚めた男は、自らの名前すら忘れた記憶喪失に陥っていた。二人の仲間はすでに絶命しており、生き残りは自分一人。散乱する器具を使って実験と分析を繰り返すうち、失われた過去の記憶が現在と往還するように蘇り、自らが元中学校の理科教師ライル・グレースであること、そして太陽エネルギーを貪る未知の微生物「アストロファージ」から地球滅亡を救うため、片道切符の特攻任務「プロジェクト・ヘイル・メアリー」へ送り込まれたことを知る。孤独な極限状況下、必死に調査を続けるグレースの前に、同じく母星を救うべくやってきた蜘蛛型異星人の宇宙船が接近。恐怖を乗り越えて接触を図ったグレースは、その異星人「ロッキー」と手探りの交信を試み、種族を超えた奇跡のバディ関係を築き始める。

所感・深掘り
先に映画を観ていたことで、難解な科学用語に足を取られることなく鮮烈な映像イメージを頭に浮かべながら読み進めることができ、物語の熱量とドラマ性が身体の奥深くまで浸透してくる圧巻の読書体験だった。

特に心地よかったのは、「映像という確かな土台があったからこそ、細かな専門用語を適度に読み流し、本質的なストーリーの躍動感に集中できたこと」だ。膨大な物理演算や生化学のディテールは理科好きにはたまらない緻密さを誇る一方、活字だけでは情景を掴むのにエネルギーを割かれがちになる。しかし、あらかじめ宇宙船の質感や孤独な空間のスケール感が視覚として頭に入っていたため、活字を追うごとに目の前にダイナミックなビジョンが自然と立ち上がり、グレースの焦燥や試行錯誤をダイレクトに追体験することができた。予備知識や大枠のイメージを先に持っておくことが、物事の理解度と吸収力をいかに高めてくれるかを実感させられる。

また、後半における異星人ロッキーとのコミュニケーションの進展は、活字で追うことで二人の心の通い合いがより一層温かく胸に染み渡る。音階のような周波数の言葉を、共通の物理法則や道具を介して一つひとつ解読し、意思を通じ合わせていく過程。外見も種族も全く異なる孤独な者同士が、互いへの敬意と好奇心だけで距離を縮め、背中を預け合える無二の相棒へと変わっていく姿には、他者と信頼を築くことの原初的な喜びが宿っていた。

難解な細部に囚われすぎず、全体像と本質を捉えて柔軟に対話を重ねること。

知的興奮に満ちた宇宙のロマンを味わいたい人はもちろん、困難な現場において事実を冷静に見つめ、未知の相手とも誠意をもって心を通わせるチームワークの力を信じたいすべての大人にとって、魂を熱く奮い立たせてくれる傑作SFだ。

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2026年09月11日

Posted by ブクログ

アンディィィ!ウィィィアアアァァーー!
って聞いたらプロレスラーっぽく聞こえるのは自分だけだろうか。まぁどうでもいいか。
いや〜シンプルに面白い。これは映画化も納得ですわと。読みながら映画を見てるような感覚に陥る。とにかくどういう展開になっていくか全然わからない。これは宇宙で、人類がまだ経験していない未知の体験をしていく本だが、我々読者も未知の体験を共有させられ、不安と期待を噛み締めながら一歩一歩進んでいく。

理系音痴の自分にとっては、ぶっちゃけ「ようわからん!助けてグーグル先生!」と思う場面も多々ある。専門的な言葉は仕方ないとして、普段日常で聞くような言葉、例えば放射線や赤外線や陽子などに対して「こいつらって結局何なの?」って一般常識的なところにも疑問を抱いて調べてしまう。そして読書は中断される。まぁ無知な自分が悪いんですけどね。SFを避けてた弊害かもしれないが、これを機に克服したい気もある。

理系がゴミなので頭を悩まされるときもあるが、小説としての物語は面白いので、下巻がどうなっていくか楽しみである。

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2026年09月10日

Posted by ブクログ

どうしても読んでみたかった本。私自身ミステリーが好きでSFは初めて。あと海外の方が書いた小説が日本語に翻訳された感じが読みづらいと感じていたので、自分で自分を読み切れるのかと試しながら読み始めた。笑

すごく面白い。この本のおかげで、物理って面白い!すごい!宇宙ってすごい!と思い、読みながらチャッピーと相対論的物理論について、放射線についてなど、これまで知識のなかった様々な分野のことも聞いて学ぶことができた。宇宙に対して興味が湧いて、自分で調べて自分の知識にできたことだけでも価値がある。それに上巻の後半ロッキーの登場あたりからぐんと面白くなっていく。

ただ、それでもやっぱり、文章を読むだけでは、私の想像力では難しいところがたくさんあって。それは専門的な言葉がたくさん出てくるだけではなく、SFという未知の分野だからだったと思う。

頑張って読めるところまで読もうと思ったけど、結局下巻の3分の1くらい読んだところで、映画がサブスクで配信されたのを知り我慢できなくなり映画を見て満足してしまった。完走できなかったことは残念で仕方ないけど、上巻を読み切って、苦手そうな分野の本も読もうとした自分をまずは褒めてあげよう…。

作品としては本当に面白くて。宇宙って本当に面白い!

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2026年09月09日

Posted by ブクログ

友人に勧められて読み始める。映画は本の内容がところどころ端折られているとのこと。未知の物質や恒星間航行の話しなどが出て来るが、専門知識はあまりなくてもわかりやすくている。極限状態で主人公のメンタルが割と普通なのはこの人の特性なのか明かさていない秘密があるのかは下巻に期待しようと思う。

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2026年09月03日

Posted by ブクログ

太陽の活動を犯す謎の物体に人類が遭遇し、それを救うために片道の燃料のみで命をかけて遠く宇宙を旅する冒険物語。
とはいえ、滅私奉公的な悲壮感はなく、ギャグも交えながら軽快に描きつつ、異種間の友情なども描くところは、さすが。
上巻まではAudible、その後後半はたまたまアマプラで見ることとなった。

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2026年09月01日

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映画を先に見たんだけど正解だったかも
ど文系で化学はさっぱりなので、専門用語やロッキーがイメージできなすぎて、書籍から入ってたら挫折してた気がする
翻訳した人すごいな…
ゆっくり読み直したい〜

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2026年09月01日

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太陽からエネルギーを吸い取る生命体アストロファージからなるペトロヴァ・ラインの伝播により絶滅の危機に瀕した地球を救う全世界的プロジェクト「ヘイル・メアリー」。

元分子生物学者で中学の科学教師ライランド・グレースは過去に書いた地球外生命体についての論文や、アストロファージの増殖メカニズムを解明したことからメンバーに選ばれプロジェクトに参加する。

地球でのプロジェクトと、地球から12光年離れたタウ・セチ軌道に乗る宇宙船ヘイル・メアリー号での活動が同時進行する構成で、プロジェクトの全貌が徐々に明らかになりながらエリディアン星人ロッキーとライランドの奇妙な共同活動が進んでいく。

上巻は、地球ではヘイル・メアリー号の燃料とするアストロファージを大量生産するためにサハラ砂漠を埋め尽くした太陽熱収集設備のせいで発生した異常気象への対応とペトロヴァ・ラインによる寒冷化を遅らせるために南極の氷を水爆で破壊して地球温暖化ガスであるメタンを放出しようとし、宇宙船上ではロッキーとの共同生活が始まっている。

キセノン(不活性ガス)化合物キセノナイト、ニュートリノ生成によりE=mc^2でエネルギーを蓄積・放出するアストロファージ、暗黒の高温・高圧環境で発生した知的生物のロッキーの生態(水銀の血液と岩石の皮膚、高温アンモニアの大気、5本の手足に3本指、視覚はなく聴覚が発達、言語は五重和音!)、近隣の恒星間で「感染」するアストロファージ、生態系や言語体系が全く異なるロッキーとのコミュニケーションなど科学的好奇心を大いに刺激する設定や、軽妙でユーモア溢れる語り口(翻訳者の力もかなり貢献していると思う)に物語はどんどん進む。

最初にペトロヴァ・ラインや太陽の明るさが指数関数的に減衰している現象を捉えたのが、JAXAの太陽観察衛星アマテラスだったという設定が趣深い。

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2026年08月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

太陽光を吸収する異生物の繁殖で地球に迫る危機を解決するために深宇宙へ飛び出す話。
分析化学?とか、簡単な物理がちょいちょい出てくるのと、主人公(宇宙船に乗るために昏睡で記憶喪失/徐々に取り戻す)のメタ認知が面白い

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2026年08月28日

Posted by ブクログ

3.6 読む前からこの本の期待値が高すぎた。映画をまだ観ていないが映像の方が良いのでは?と思い始めている。本はカタカナが多くて話に入りずらく集中力にかけた。これから読む下巻に期待するしかない。

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2026年09月26日

Posted by ブクログ

地球を救うために宇宙へ飛び立った主人公。
という設定はよくありそうだが、危機の原因やその後の展開が新鮮でおもしろかった。
科学の描写が本格的で、わかる人にはそこも面白いんだろうなと思う。私はサラサラ~と読んだ。
情景描写が難しいところがあったので、映画と照らし合わせながら読んだ。下も楽しみ。

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2026年09月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

記憶喪失から自分の置かれている状況を把握するまで、そこから取り組むべき課題を整理し、人類が初めて出会うエリダニ(仮)との遭遇、意思疎通までの描写が細部までリアルに描かれていて、実際外国人と言語を擦り合わせる時もアナログの方法ではあっただろうけどこんな感じなのかな〜とか思い、ワクワクしながら読むことができた。

理系的な難しい言葉が多々出てきたが、自分がそっちの道に進んでいて良かったと思えた。大学で行ったボルダの重力加速度実験がこんな所で出てくるとは…、非常に面白い作品。下も読むのが楽しみ。

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2026年09月08日

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