あらすじ
ライアン・ゴズリング主演、2026年公開の映画原作!
未知の物質によって太陽に異常が発生、氷河期に突入しつつある地球。ひとり宇宙へ飛び立った男は、人類を救うミッションに挑む!地球上の全生命滅亡まで30年、人類の命運を賭けた一大プロジェクトに挑む宇宙飛行士の奮闘を描く、極限のエンターテインメント!
感情タグBEST3
Posted by ブクログ
ハッピーエンドだけど予定調和じゃなくて「そうなるんだ」と思うラストで、すごく良かった
読み切るのが名残惜しかったな
そして物理の知識があるともっと面白く感じるのかなぁと思う
映画版もオススメ、ロッキーかわいい笑
Posted by ブクログ
星5️⃣以上です、出会えてよかった
ロッキーが訪ねてくるときの コン、コン、コン、とグレースがロッキーを助けにいったときのガンッ、ガンッ、ガンッ、が繋がっててよかった
Posted by ブクログ
評判通り面白かった!
サイエンス知識がなくても読める
が、だいぶ読み飛ばしたところもあり
でもそこは影響せず、ラストの感動につながる
主人公が記憶を失っているところから物語が始まり、謎だらけのところから始まる
現在と過去が次々と繋がってくるのがいい
文章だけでは分かりにくかった部分もあるので映画も観てみたい
Posted by ブクログ
上巻と合わせて星10だ。
上巻の半分ぐらいまでは、何が起きてるの? どうしてこんなことに? というあたりでぐいくい読ませるが、上巻半ば頃、いきなりの未知との遭遇にハッとして、そこからは読むスピードも加速する、という面白さ。
個人的に今、親の介護と仕事で、なかなか本を読めずにいて、読んでも小説ではないものばかりだったが、話題になってるし、たぶん面白いのだろうと手に取って、本当に良かった。
バディものであり、絆や友情の話であり、最終的にはアガペーの物語であったのだ、というあたり、科学がとんとわからぬ私も、とても読みやすい。単なる愛情ではない、積み重なっていく信頼がアガペーへ変化する過程と、主人公の過去の記憶の交錯が、また上手い。
こんなにただだだっ広い宇宙で二人だけなのに大変だぞ、というような理解力で、侵蝕者やその天敵のことや、宇宙船のことを見ているような、科学などわからぬ私でも、ページのなかに没頭できた。
読後、ふいに倉橋由美子の「ポポイ」を思い出す。他者との交流を深めるために、肉体は必要ないのではないか、というようなことを思った、という程度の思い出し方だが、肝心の中身を覚えておらず、ググってみる。
やはり後者は退廃的であるのだが、最近はググるとAIも解説に加わってくれて、まあ、思い出したのもわかんなくないよ、的な答えを得るが、しかしプロジェクト・ヘイル・メアリーは、幸福感に満ちている。
ラスト、臆病者として描かれる過去のグレイスの語ったことが、今度は幸福な、嘘のない形で実現しているあたりも、幸せな気分を増幅させる。
そこまでの過程もハラハラすることの連続で、なかだるみのない話であった。
タイトルのヘイル・メアリーは、アヴェ・マリアの意味だとのことだが、アメフトの試合で、一か八かの時にすることと同じなのだという。
どちらの意味も内包する素晴らしいタイトル。
読後すぐに友人たちへ、おすすめの本としてLINEでお知らせしたのだった。
Posted by ブクログ
ああ、最高の読書体験、、。上下まとめて星5!!もはやそれ以上。ずっと読んでいたい。この世界にどっぷりのめり込んだ。必死にイメージしながら読み進めるのも楽しかったし、読んでてワクワクするし、興奮させられた。活字を追いながらなかなか稀有な体験。ロッキーがとにかくかわいいと感じる笑 中盤のあるシーンでウルっとなった
あーー、ずっと読みたい笑
Posted by ブクログ
よい、よい、よい!ぼくはしあわせ!しあわせ!
追記
地球にいた何年もの間の人間関係よりも、数ヶ月のロッキーのとの間にできた友情が勝った。というよりロッキーとの間に初めて親友といえる濃密な関係を築くことができたのかなと。
ヘイルメアリーに乗る(死ぬ)ことに必死に抵抗していたことと、死を受け入れてでもロッキーを助けにいくところにそのあたりの変化が出ているのかなと思った。
Posted by ブクログ
科学の教師だったライランド・グレースが託されたミッションはアストロファージに汚染されてない唯一の恒星へと行き、その理由を見つけ出すこと。その恒星は地球から11.9光年の彼方。同じミッションを負ってエリド星から送り込まれたロッキーと協力し、苦心してアストロファージの天敵である微生物タウメーバを確保。しかし次々と起きるトラブル。ふたりは互いに知恵を出し助け合い、対処していく。そして片道切符だったライランドの人生が変わっていく。
あとがきで「ゲームオブスローンズ」の原作を書いたジョージ・R・R・マーティン、私は「フィーヴァードリーム」が大好きな作家ですが、「ここには伝統的なSFのファンが愛するあらゆるものがある」と絶賛したそうで、それくらい面白い。
地球の危機、度重なる困難、乗り越える勇気、協力する仲間そして友情。たまらないですね。一旦解決してそれぞれが帰途につきめでたしめでたしと思いきや、致命的な困難が起こる。そこでライランドはどう判断するのか。そしてラストは意外な方へ落とす。それでもよく考えるとそこが良いのです。若い頃は許せなかったラストですが、大人になった今ではしみじみ来ますね。
Posted by ブクログ
ラストがめちゃくちゃよい、地球に帰らないで異星人の子供達に授業やってるラスト最高。
映画でも泣いてしまったけど、ロッキーが命の危険を冒してまでグレースを助けるシーンが、、、小説の方がよりリアルでよりやばい描写でした。そして映画とは違って全然回復しないロッキーを見守りながら実験を続けるグレースの心理を思うと、、、うぅっ。。
でもロッキー回復後に、グレースが良かれと思ってやったことがむしろやばかった(かさぶたを無理やり吹き飛ばしたこととか)とか笑ってしまう。ウィアーさんの小説はこの手の試行錯誤の一喜一憂がまじでおもろい。一生懸命実験繰り返したら、壁をすり抜けるウィルスに変化するとか考えつくかね、天才。
これ読んで、映画再度見に行ったらまた印象変わりました。ぜひ映画とセットでどうぞ!
Posted by ブクログ
とうとう読み終わってしまった。映画から入って小説買って今の今まで楽しみにしていたプロヘメ…!
映画と原作は結構違いがありましたね、違いというか結末までの流れが小説の方が丁寧に書かれてますね。いやね、あの太さの小説を2時間半に凝縮して且つ小説以上の盛り上げ所を作った映画は超すごいと思いますよ!映画美の追求です。でも小説だって負けないです!映画版だと「あれ?これはいいのかい?」みたいなとこが小説だと丁寧に矛盾なく書かれてた印象です。
映画を観た人はぜひ読んで欲しいです。観てない人もぜひ読んでそこから映画を観て欲しいです。
以下ネタバレ含む感想です。
映画だとハッキリ描かれない心情なんかが小説だとはっきり書かれるのが良いところだと思います。まあこの本はグレース視点の一人称小説なので当然ではあるのですが…。
40年以上も孤独に耐えて、絶望の中タウセチで頑張っていたことが明かされるロッキー、ヘイルメアリー号を見つけた時どんな気持ちだったんだろうって涙ぐまずにはいられません。でもロッキー、助けを乞うより「助けてやろう」っていう頼もしさの方が大きいんですよね、年の功なのかしら…。現にロッキーは自らの危険も承知で助けてくれますからね。2人は孤独を分かち合って親友になる訳です。
ストラットにとってグレースが特別な存在ではないかと周りが勘繰っていたの、映画版ではあったけなー、どっちにしろ特別扱いしてるよなーって思ってました。私読んで思ったんですよ。
以下私個人の解釈ですが、特別な存在って、『地獄への道連れ』と言う意味だったんじゃないかと。「あなたは結局いい人なのよ。」って言ってましたし。でも偶然科学者の席が空いたこともあって、相棒を来たる地獄ではなく、安寧たる死地へと送り出したんじゃないかなと。結構思うとこありきで情が湧いていたんじゃないかなと。唯一彼に対して本心を打ち明けているし、ヘイルメアリー号は、任務をこなす上で当然かもしれませんが、死に行く人間たちに与えられる装備の良さを遥かに超える能力と拡充性を持ってると感じるんですよ、それも彼女という人間の、冷酷にはなりきれない一面が現れているのではないのかと。
結局彼女はその名の通り、アストロファージに打ち勝つ地球の支柱となりました。でも彼女は地球で地獄に落ちる覚悟でいますし、彼女は救世主扱いをされたのか、どんな扱いをされたかは描かれていないため分かりません。彼女にとってのロッキー(相棒)、グレースはタウセチへと消え、彼女を地獄から救い出す存在はいなくなってしまったのではないかと。不本意でも良い人として地球を救い、地獄のような環境の地球と奇しくも縁遠くなったグレイスとは対照的存在だと思います。
それでね、グレースはおかしいことに地球に残っても自分が死ぬとは微塵も思ってなさそうなんです。苦しい思いをするとも多分現実的には思ってなさそう、反面ストラットはしっかり見据えている。見据えているからこそ地獄に落ちる覚悟で計画を進めている、そこも対照的な存在だなあと思いました。
ロッキーを助けに行くシーンですが、今まで死ぬ覚悟もなくなし崩しで宇宙にほっぽり出された偽りの英雄グレースは躊躇いなく地球行きの切符を捨てて、ロッキーを助ける為に自ら死地の旅に出て、彼はロッキーとエリドと地球にとって本物の英雄となる訳です。彼はやっぱり「良い人」なんです。地球のために、子供達のために死ねると思えなかった彼は異星人の親友を救うためには死ねると覚悟を決めて行動するんですよ、これはロッキーもグレースを命懸けで助けてくれた訳ですから、おあいこなのかもしれませんが、ロッキーからしたら二度も孤独の中にある自分を救いにきてくれた存在になるんですよ。まるで神話、エリドに神話はあるのかしら?
最後、??章です。
間違いなく年齢的にも環境的にも肉体的にも長くないと思われるグレース、それでも彼はエリドの英雄、子供達の先生として楽しく生きています。地球を救えたことも分かりました。エリドも救えました。ロッキーも生きてるし、エリド人も歓迎してくれて、飯にも住むとこにも困らずハッピーエンドなんです、でもなんか哀しい。センチメンタルに私は思います。異星人との環境、寿命の差の問題がここではっきりと出てくる訳です。
物語は、幸せな終わり方をします。物語のその先の、どう足掻いても長くはないその先を想像して少し寂しくなるのです。
Posted by ブクログ
以下ネタバレ感想のみ
映画と比べてよかったところ
地球の各専門家たちのクセが強くてイキイキしていて最高だった。
ヘイルメアリー号が地球を旅立った後の地球側の26年間の話も読みたくなる。
グレースが映画版よりも洞察力や好奇心や根気があって、頼れる科学者だった。
原作との違いで(映画に)モヤモヤしたところ
ロッキーなんで裸になってるの?
ストラットの国籍変えたの何故?
ロッキーの食事方法について、ロッキーに「美しい」って言わせたこと。(ノンデリすぎる)
視覚でなく音で世界をみるロッキーに、スクリーンでの釣りや映画視聴は無理やん。
自分の想像力だけでは描けなかった景色や臨場感をたくさん味わえて映画には感謝してるけど、全体的に、ロッキーの特徴や個性を観る側(人間)の都合に合わせて変えてる部分がモヤモヤしたな。
Posted by ブクログ
原作読破済みの友人と映画観賞後に購入。尺の都合上カットされてるシーンが多くて面白いから読んでほしいと力説されていました。映画の内容も充分面白かったのですが、本当に読んで良かったです!
記憶喪失から状況を把握していく過程を主人公とともに追体験できる仕組みがなんとも良かったです。
いまでは映画→小説→映画→小説…と繰り返してます。笑
Posted by ブクログ
アンディ・ウィアーの『プロジェクト・ヘイル・メアリー』下巻です。
地球人のグレースと、エリダニ人のロッキー。
グレースとロッキーは、タウ・セチ恒星系にある惑星「エイドリアン」の調査を開始します。アストロファージが大量に繁殖しているにもかかわらず太陽が減光していない理由は、そこにアストロファージを捕食する天敵となる微生物が存在しているからでした。
二人はこの微生物を回収することに成功し、「タウメーバ」と名付けます。これさえ持ち帰れば、地球もロッキーの母星エリドも救うことができます。しかし、ここで致命的な問題が発覚します。タウメーバは「窒素」に極めて弱いという性質を持っていたのです。このままタウメーバをそれぞれの太陽系のアストロファージの繁殖地に放っても、死滅してしまい、アストロファージを駆除できません。
ここから二人は、「品種改良」の実験に挑みます。タウメーバを少しずつ窒素濃度の高い環境に適応させ、世代交代を繰り返すことで、「窒素耐性を持ったタウメーバ」を人工的に進化させようとしたのです。数々の試行錯誤の末、ついに両方の太陽系の繁殖地の環境に耐えられる最強のタウメーバを完成させます。
任務完了を目前にして、ヘイル・メアリー号を最悪のトラブルが襲います。実験中に、窒素耐性を得て超強力になったタウメーバが密閉容器から漏洩し、船内に脱走してしまったのです。タウメーバの餌はアストロファージです。ヘイル・メアリー号の燃料はすべてアストロファージでできているため、脱走したタウメーバは船の燃料タンクをまたたく間に喰い荒らし、燃料の大部分を消滅させてしまいました。ます。幸いにも、ロッキーの宇宙船の協力や、タウメーバがやはり窒素に完全に耐えられるわけではない点ことを利用して船内を滅菌。なんとか事態を収束させます。
さらに、ロッキーの船にはまだ十分なアストロファージが残っていたため、ロッキーはグレースの地球帰還用、そして地球へデータを送る無人探査機「ビートル」用の燃料を分けてくれ、頑丈な燃料タンクまで作ってくれました。こうして二人は別れを告げそれぞれの母星を救うため、別々の方向へ向けて旅立ちました。
地球へ帰る途上の宇宙船内で、グレースの最後の記憶が完全に蘇ります。本来、ヘイル・メアリー号に乗る予定だった優秀な科学者2名が、打ち上げ直前の実験事故で突如死亡してしまいます。人類滅亡まで時間がなく、予備のクルーの中で最も適任だったのがグレースでした。しかし、プロジェクトの総責任者であるストラットから「宇宙へ行ってくれ」と頼まれたとき、グレースは激しく拒絶し、泣き喚いて逃げ出そうとしていたのです。
地球の命運よりも自分の命が惜しかったグレースに対し、ストラットは冷酷な決断を下しました。
兵士を使ってグレースを強制的に拘束し、鎮静剤で眠らせ、打ち上げ直前に「目覚めたときに都合よく任務に従うよう、一時的な記憶喪失を引き起こす」薬を投与して、宇宙船へ押し込んだのです。
グレースは、深い絶望と自己嫌悪に陥ります。
地球への帰路を急ぐグレースは、ふと、ある異変に気づきます。品種改良を重ねた結果、あのタウメーバは「ロッキーの船の素材(キセノナイト)を容易に透過する」性質まで獲得してしまっていました。このままでは、ロッキーの船の燃料もすべてタウメーバに喰い尽くされ、ロッキーは母星エリドに帰る前に宇宙で干からびて死んでしまいます。ロッキーはそのことにまだ気づいていません。
グレースの手元には、地球に帰るための最低限の燃料と食料しかありません。もしロッキーを助けに行けば、燃料を消費するため、自分は二度と地球へは帰れなくなります。ロッキーを救うことは、地球への帰還を諦め、宇宙での緩やかな餓死を受け入れることを意味していました。
かつてメイルヘアリー号に乗るのを拒んだグレースは、迷った末に、地球にタウメーバのサンプルとすべてのデータを積んだ4機の無人探査機「ビートル」を射出し、人類の救済を彼らに託します。そして、自分自身の船の進路を180度反転させ、唯一無二の友人であるロッキーを救うために引き返します。
グレースは間一髪でロッキーの船に追いつき、彼の命とエリドの危機を救うことに成功します。
それから数年後。
グレースは地球ではなく、異星エリドに建てられた彼専用の居住区で目を覚まします。
エリダニ人たちは、救世主であるグレースのために、地球の科学データを総動員して「人間が生存できる環境」と「人間が食べられる合成栄養食」を開発し、彼を破格の待遇で迎えていたのです。
ある日、ロッキーがグレースの元へやってきて、天体観測の結果を伝えます。
「太陽の輝度が完全に元に戻った(アストロファージが消滅した)」、と。グレースが送ったビートルが無事に地球へ届き、地球の人類もまた救われたことが証明された瞬間でした。
物語のラストは、グレースはエリドの子供たちに囲まれながら、幸せそうに科学の授業を行うシーンでした。
読書の楽しさを思い出させるくれる小説でした。眠る時間を惜しまず読む、という経験は久々です。
これは文句なくおすすめ!最高に面白いよ!
Posted by ブクログ
ハラハラする場面がありましたが、何とか読みえ終えました。
英雄には感情移入がしづらいですが、グレースはそうではないので、助かりました。
それでも、自分なら早々に諦めてしまいそうな場面で、諦めずに進めるところに憧れます。
クローンの肉だけは、ちょっと気持ち悪かったですが、概ねハッピーエンドで満足して読み終えることができました。
Posted by ブクログ
面白すぎる!!事前に面白いというレビューを沢山見てハードルが上がってたけど、それでも期待を裏切らなかった。面白いって感想で終わらせるのがもったいない完成度の高さ。
謎の部屋でひとり目覚めた主人公。自分は何者で何故ここにいるのか。徐々に状況が明らかになる構成でページを捲る手が止まらないし、科学的なロジックとエンタメのバランスも絶妙。
ラストもとってもよかった。前情報なしで読めてよかった。今作を傑作たらしめているのは、間違いなくこの誠実で心救われるラストシーンでは。
読み終えてからずっと余韻に浸ってる。
Posted by ブクログ
上巻に引き続き、宇宙の中で異星人とバディを組みながら新しく見える希望、トラブル、その中で生まれる友情に、激しい感情のジェットコースターに乗せられ、オチの美しさにはとてもスッキリと読書を終えることができた。SFらしく実験のプロセスや発生したトラブルをロジカルに分析して丁寧に描いていくことに非常に読み応えを感じる。地球サイドの得意分野と異星サイドの得意分野をしっかりかけ合わせて問題を解決していく様が気持ちいい。コミュニケーションに慣れてきて、ジョークを言い始める頃には、関係性の進歩に感極まってしまう。その上ラストには…。ぶっちぎりで楽しい読書でしたれ
Posted by ブクログ
本も読み、アマプラで映画も観た。
どちらも良かった。
万人向けは映画の方だと思う。
良くも悪くも原作では丁寧に書かれていた科学的な説明は全部カットでストーリーに重きを置いている。
ストーリーは原作通りなのが良かったし、想像より、とあるキャラの見た目が安心できるものだった。なんならちょっと可愛かった。
あとは、原作ではグレースが見ることのできなかったある空間について、映画では描かれているのがよかった。
吹き替え版で観たけど、声はどうしても炭治郎。
唯一、惜しい点があるとすれば、
下巻の主人公の決断のところ。
原作を読むと、本当に、命を懸けた決断ということが分かる。映画も分かるには分かるのだが、もっとここは説明を厚くしても良かったと思う。
とはいえ、冒頭にも言ったように原作はおもしろいし、それを忠実に再現してくれた映画もだから楽しめた。
最後のさいごまで、おもしろい。
結末も今までに無い展開だし、とても好みだった。
妻は映画を一緒に観て、最後泣いていた。
今は一生懸命原作を読んでいる。
Posted by ブクログ
物理学や化学が分からない自分にとっては挫折しそうなタイミングが何回かあったけれど…
困難や絶望に何度も直面しながらも、光を見出そうとする主人公の姿には感動しました。
Posted by ブクログ
文句なしに面白いだろう。
物語の結末は、SFの着地点としては、挑戦的ではないだろうか。
ストラットさんかっこいいなぁ。仕事人。
主人公のこと少しは好きだったのかしら〜
最後まで分からないのがいいし、お互いにずっとお互いのことを考えていただろう。
下巻も最高のバディものとして描かれる。
得意分野が全く違う2人、会話もなんなく、息もあってきた。ロッキーには何度も助けられた。お互いに命をかけて相手を救った。
希望と絶望の連続だった。それがだんだんと早く入れ替わる。後半は怒涛だった。みんな一気読みしたんじゃないか。
命を持って地球を救うことを放棄した主人公が、全て捨てる覚悟で友達を助ける。いい成長?それともロッキーだけが友達だったのか。
最後、地球が救われたと、ロッキーからしか聞いていないのは気がかり。嘘ついたのかな…でも返そうとしてるし大丈夫か。
主人公には本来物語を牽引するパワーが必要だが、今作はそれ以外が物語を強く引っ張る。
アンディウィアーは『科学がプロットを作り出すんだ!複雑極まる問題と解決のひとつひとつを検討しているうちに、そうでなかったら気が付かなかった些細なディティールが、マークの解決しなければならない重大な問題になった』
『マークが直面する問題のそれぞれは、彼の置かれた状況から当然そうなるものでなければならない。または、前の問題を解決した結果、意図しない形で発生した問題でなければならないと決めた』
科学実験の楽しさがそのままプロットになったよう。
キャラとストーリーは本来対立する要素である。HUNTER×HUNTERが上手いが、今作も両輪が互いを必要としていて、上手いと思った。
場所と時間の移動が少ない。本来面白くするため、話を広げるためにはもっと移動するのに。
プロットが面白く、かつ情報の出し方が正しいからだろう。また、何でもない事象も主人公のユーモアを通して読者に届くため、面白く読める。真似できない技術。
ヘイルメアリー という単語が気に入った。
フットボールで、劣勢にあるチームが一発逆転を狙って投げる神頼みのロングパス。
そして彼は、宇宙と、孤独というものを描くのに優れている。科学を次の世代に繋げていくという思想も一貫している。
SFファンが愛するあらゆるものがある。
Posted by ブクログ
下巻も上巻の勢いのままとても緻密に宇宙を、世界を練り上げていて面白かった!立ちはだかる数々の困難に立ち向かう主人公と相棒の友情が暖かく、熱く読みながら応援していました。終わりはアメリカらしくハッピーエンド!ご都合主義だけど、爽快感が良くこれはこれであり。楽しい宇宙の旅ができました。
Posted by ブクログ
映画では描かれていなかった、グレースの詳細な科学者の姿、ロッキーの詳細なエンジニアの姿が伝わってきました。
これがあってこその深い絆なんだと思います。
読み終わるのが惜しいなぁと思いつつ、どんどん惹き込まれていった作品でした。
Posted by ブクログ
下巻もめちゃくちゃ面白かった。映画でさらっと流されていて(なんかわからんけどとりあえず上手くいったんだな)と感じていた部分の試行錯誤がふんだんに描かれていて、それがとても面白かった。
地球に戻れるだけのアストロファージをロッキーが分け与えてくれるシーン、映画ではハグをしていてそれがとてもよかったが、原作にはない映画オリジナルであることに驚いた。映画を先に観ておいてよかった。原作が先だったら余計なオリジナルだったなと思っていた可能性がある。映画でのハグは、3時間という短い時間で彼らの親密度を描くのに効果的だったと思う。
アストロファージを採取し分析、そしてタウセチで釣りをして大気を採取。この採取でヘイルメアリーの船体に異常が起こり、緊急事態になる。Gがかかりすぎて動けなくなったグレースを、自分が生命活動できる大気状態ではないにも関わらず、ロッキーが助けてくれる。そして意識を取り戻したグレースが、ロッキーをどうにか助けるためにロッキーの生命活動領域まで押し戻す。映画ではさらっと行われていたが、原作では29気圧のアンモニアが一気に押し寄せてきてグレースが火傷していたので、そりゃそうだよな、と思った。いい納得があった。
映画ではこの釣りでの危機的状況が一番の「転」だったなと思うが、原作はそこから更に採取した細胞達の調査研究パートが豊富にあり、それもまた面白かった。タウメーバの発見、タウメーバは金星の環境では生きれないことの発覚、窒素の耐性がない、生物には免疫があるから少しずつ耐性を持つタウメーバを培養していく、という過程がつぶさに描かれていて、とても面白かった。
ロッキーの超技術を映画で映像として見ているので、複雑そうな物体を作っている場面を難しく考えることなく「なんか複雑なものを作っているんだな」と流せたのも読みやすかった。
窒素に耐えるタウメーバを開発した二人が喜ぶシーンや、別れの前の宴のシーンも当然めちゃくちゃよかった。
別れた後、最後のハプニング。タウメーバが逃げた。ここも映画だとかなりさらっとしていたが、「なぜ逃げたのか」「どこから逃げたのか」「どうしてそうなったのか」についてひとつひとつ思考して明らかにされていてよかった。キセノナイトの分子構造をすり抜けられるようにタウメーバが成長してしまったという真相判明までの道筋も面白かった。
これまた映画ではするっとロッキーを助けに行っていたが、助けに向かったら自分の食料が尽きてしまうというジレンマも書かれている。そういやそうだな、と原作読んで気づいた。そのジレンマを抱えた上で、ロッキーを助けるためにグレースは地球に戻る道を手放すわけで、原作だとより痛切な覚悟とロッキーへの強い愛を感じることができた。
ロッキーの宇宙船を見つけるまでの過程も面白い。映画で省かれていた数々の理屈の部分がすべからく面白かった。
そして最後に、問題となっていたグレースの食料について、タウメーバはどうかという回答が出る。これもまた気持ちのいいものだった。エリドに着いた後に栄養失調で脚気やらなんやらが大変だったというのもそうだろうなと思ったし、いい落としどころだなと思った。ファンタジーの部分もありつつ、しかし説明できうる限りの部分は科学的で、SFの面白さが詰まっているなと思う。
ラストシーンは映画と変わらず、とてもいいものだった。
上下巻を通して、ロッキーとグレースの異種族交流・文化理解の部分もとても面白かった。互いの星で使っている単位の違い、技術の違い、食べ物の違い、食べ方の違い、人間にとって味は大切、寝る時は見守る、繁殖方法の違い、放射線に耐える必要がない環境だから放射線を知らない、相対性理論を知らない、など、SFでの異種族交流の見どころがこれでもかというほどに詰まっていて、その点でもとても面白かった。
ロッキーがグレースに対して「君はぼくが出会った中で一番勇敢な人間だ」と言ったジョークが映画オリジナルなことに驚いた。ジョークという体裁で本気で称えているところがとてもいいなと思っていた。
そして何よりハッピーエンドなことがよかった。グレースとロッキーがどちらも善性に溢れた生命体だったことがとてもよかった。
Posted by ブクログ
下巻はロッキーと協力して、どんどん課題を解決し行く感じ。
軌道上の重力について、読んでもよく分からなかった。落ち続けることで重力を得ている???
面白そうなのでまた勉強してみる。物理やってないと、こういうことがわからなくなるんだなあ。
クルー選考における男女の問題。差別問題は置いておいて、現実は見なければならない。極限状態において男女のもつれは避けないといけないし、容易に起こりうる。とてつもなく大きなプロジェクトには、こういった生々しい問題もついて回る。
途中多くのトラブルに見舞われる。どうして、グレースがクルーになったのかもだんだん分かってくる。その度にどうかハッピーエンドになってくれと願った。
読み終わった今、、、
おそらくはハッピーエンドなのだろう。太陽の輝度は元に戻ったのだから。しかし、問題が解決しない間、人類は高い確率で食糧を奪い合ったに違いない。お互いにお互いを思いやれればそうはならないと、私はこの歳になっても思うのだが、残念ながらそうでない人間が世の中には沢山いる。少なくともヘイル・メアリーを作った時は人類が一丸になれたのだから、、、地球人とエリディアンは分かり合えたのだから、、、と僅かな希望を願いながら、本を閉じた。
個人的には、ストラットには幸せになってほしい。
Posted by ブクログ
理系分野がからっきしダメだめな私でも、上下巻共に最後まで読破できた!まずそこに感動!笑
物質やあらゆるものが全て架空のはずなのに、全てが実在しているかのような、一つひとつのリアリティが緻密で面白かった!
説明描写を全て理解して読まないといけないとかそんなことは全然なくて、サラッと読めちゃう。かつ読んでて全然苦にならなかったのがこの作品の凄いところ。恐るべし。
ロッキーがいちいち可愛くて癒されたねえ。ロッキーの言う「しあわせ、しあわせ!」、これから真似して口癖にしたくなったよ笑
原作と映画で違うところがちょくちょくあったから、映画もまた見返したいな!
Posted by ブクログ
映像を先に観ていたので、読み進めやすくてすぐに完読。結末とそこに行き着くまでの過程は映画で観て知っているのに文章で読むとまた異なる緊張感と感動を味わえた。ロッキーが人間という生き物に対する感想を述べてる部分で思わず笑ってしまった。確かに甲羅に覆われている種族から見たら体内のほとんどが水でできてる種族って気持ち悪いだろうなと、そういった地球の外のまた別の銀河系に住む異生物からの視点が妙に説得感があっておもしろかった。
Posted by ブクログ
映画では描かれていない部分があり、専門的な説明が多かったが面白く読めた。ただ、ちょっと長いかなぁと感じることもあり、映画でのコンパクトな表現の方が好みといえば好みである。映画もぜひ観てほしい。
Posted by ブクログ
地球の命運をかけた代表となることは、イコール死を意味することで、その覚悟を決めることができなかったグレースが最後の最後に、宇宙で知り合った友人のために命をかけて助ける。
宇宙人の文明や技術、どのように発展していったのかに対する設定が事細かく、さらに宇宙船における操作の描写も多く、想像を膨らませ近未来を思い馳せながら読むことができた。
ロッキーとの交流やエディアンの文化に関する描写から、我々人間の進化や文化の発展と、それが現代の言語にどのような形で残っているか、そのような言語が成り立った文化的な背景から、我々の進化の過程を考えながら読むことができた。
また、我々人間同士であれば、言葉は通じずとも同じ目や鼻、口といった身体的特徴が共通しており、地球という同じ環境で生きているのだから、言語や文化の壁はあれど、ボディランゲージや共通して使う道具を活用して意思疎通を取ることできるだろう。
それに対して、エディアンのような全く異なる星で育ち、身体、精神のあらゆる面で一見異なるように思える地球外生命体と遭遇した時、自分であればどのように彼らと接していくか、そんな風に考えながら読んでいた。
Posted by ブクログ
予想外な角度の終わり方ではあったけど、よかった
この一言に尽きる感じがある。
SFものは初めてだったから読むのに時間がかかってしまったが、この物語が初めてでよかったかもしれない。
映画も観てみようと思う
ネタバレ厳禁に騙された人
大ピンチの部分は続きが気になるし、上巻から続くバディものとしてもうるっとくるところもあった。
映画公開発表時のネタバレ厳禁という話で、勝手にどんでん返しがあるのか!と思ったので、「普通の話だった」という感想になった。
ネタバレ厳禁は上巻の導入部分だけね。
小説を読むのはもう何年ぶりにもなるのだけど、文章は読みやすく、回想をなんども挟んだり、バディものだったり、危機が訪れたり、刻々と変わるストーリーも飽きがこなくて良い。
でも、どんでん返しがなかったので、刺激が足りなく思ってしまう。
何度も読み返すくらい好きな人もいるそうだけど、どういうとこが他の小説と違うんだろうな