小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
おびのりさんの、どこか?のコメント欄からです♪
いつも、ありがとうございます!
カッコいいです! 6篇の連作短編集、スパイ小説です。
この小説は、昭和十年代初期、太平洋戦争に突入するまえの時代です。日に日に軍国主義が強まっています。
そんな時代に、陸軍につくられた「D機関」とよばれる「スパイ養成学校」のおはなし。
わたしが思うスパイといえば、ミッション:インポッシブルのトム・クルーズさんですね。アクション多めです。
でもこのスパイ小説はちょっと違います。「情報活動」でした。解説の佐藤優さんによれば「インテリジェンス・ミステリー」だそうです。
ちなみにこの場合、インテリジェンスは -
Posted by ブクログ
植物や鳥を見て感じたことから、人の生き方や人間関係へと思いを巡らせていく。見過ごしてしまいそうな小さな草花や生き物のちょっとした動きにも興味を持って見ているところや、その人らしくあればいいというメッセージが、梨木さんらしくて良い。
2007〜2009年に雑誌で連載されたエッセイをまとめたエッセイ集で、当時はあまりにも急激に右傾化したので危機感が強まったことが反映されたものとなったそうだが、今読んでいても違和感がない。2015年文庫版あとがきでは「以前にも増して国の先行きに危機感を感じる世の中になってきた」と書かれているが、今はさらに危機感が強まっているのではないだろうか。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ一気読み。半端ない読後感。これぞ求めていたミステリーだ!!
誰が犯人か?考えながら読み進める中で、なんとなく隆平が怪しいと思っていたが、犯人が麻衣だと明かされた展開は予想外だった。
だが、本作品の真骨頂は「犯人判明!万事解決!」で終わらないところ。生き残るためには、犯人の機嫌を損ねないように、「生贄」になるよう交渉しなければならないのだ。みな自分の命がかかっているので言葉選びは慎重になる。このやりとりも緊張感に満ちていて、ハラハラドキドキ。
麻衣は交渉を受け入れ、読者が安心したのも束の間…
まだ物語は終わらない。この後に暴かれる真実ーー麻衣だけが知っていたモニターの真相、彼女の本当の動機、 -
Posted by ブクログ
高校時代に西武デパートに毎日通うところから始まった成瀬の青春物語が一応今回で締めくくられるのかな?感慨深い。いやぁまだまだ続いて欲しいと思ってるのは私だけではないだろう。歳をとって、おばさんになるまでの成瀬も読みたい。
「きっと成瀬さんは、わたしたちが想像できないようなことをしますよ」んー、まだまだ続いて欲しい。
また、成瀬に引き寄せられるキャラもいい。成瀬の引寄せ力とでもいうか。
「成瀬のまっすぐな発言は時に危険である。」
最初はみんなが「なんだこいつ?」と印象から入るのだけど、いつの間にか気になってしょうがなくなるのである。そしてみんなが成瀬に影響を受ける。一番の盟友、島崎は言う、「思え