ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 対馬の海に沈む

    Posted by ブクログ

    対馬の海に沈んだJA職員。
    彼が、死ななければならなかった罪とは…。
    地を這う緻密な取材に引き込まれてしまった。

    JAという大きな組織のなかで、何故見過ごされていたのか…これは一人だけでやれるものではないとわかる。

    一般に日本の組織は、閉鎖的で同調圧力が強く、年長者が頂上に立つピラミッド型をなし、そこに所属する個人は、考え方から行動に至るまで組織の影響を受ける。
    このようなムラ社会の構造は、まさにJAでこそ強固に築かれているように思えて…
    頷かざるを得ないことに、JAでは縁故採用が基本だということに今更ながら驚く。

    特に対馬となると…けっして多くの人口でもなく狭い。
    不正に気づき、正す者

    0
    2026年06月18日
  • 二度寝とは、遠くにありて想うもの

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    はじめて津村さんのエッセイを読んだ。本当に好きすぎてもっとこの人の思考を摂取したい。たぶん個人的なユーモアセンスが恐れおおくも近くて、特にンパパと?と女子論考は大切にネタとして心に持っておきたい。

    0
    2026年06月18日
  • medium 霊媒探偵城塚翡翠

    Posted by ブクログ

    ネタバレ



    わーー!!ってなりました。
    なんとなく表紙的にラノベっぽいイメージがあって敬遠していたけど、おすすめされている方を見て。

    そうしたら翡翠のキャラがぶりっこすぎてキツいし、過去のトラウマ?からの自分可哀想PRがすごいし、香月もいくつなのか知らないけど2人で高校生みたいな考え方とやりとりをしてて全体的にキモ。って思ってしまって…こりゃ大丈夫かな〜と思ってた。

    でも事件も謎解き自体は面白く読んでいて、遅い方なんだと思うけど、最後のインタールードでやっと、あれ?これ同一人物?そうだ、香月はペンネームなんじゃ!?と気付き。最終章〜絶対!!そうだ!!!って確信を持ち。
    わーどんでん返しってこのこと

    0
    2026年06月18日
  • 世界99 下

    Posted by ブクログ

    世の中の流れが変わるにつれて「良い」とされてるものが変わりそれに人々が乗っかっていく感じや、自分の本当の感情(汚い感情)に蓋をして周囲の人に馴染めるよう”クリーンな人”でいようとすることは現実の世界でもあると思う。
    人との付き合いの中ではもちろん汚い感情を出す事が正解ではない場面もある。

    どこかおかしいと思いながらもその環境の中で理想とされる”クリーンな人”であろうと心掛けるあまり自分の感情を押し殺す。
    しかし、その結果、その環境で感じるべき感情と自分の本当の感情にギャップに苦しみながら生きている人たちも少なくないのではないだろうか。

    自分がこれまで生きてきた中で感じてきた違和感が言語化さ

    0
    2026年06月18日
  • 禁忌の子

    Posted by ブクログ

    職業柄、医療の話はリアルで興味深かった。
    子供が欲しいと願う親の思いで産まれてくる子供。親は選べないと言うけどその通りだと思う。
    子供を愛する覚悟がないのなら軽率に産まない方がいい。
    私は裕福ではなかったし母子家庭となったけど母なりの愛情を注いでもらえた幸せな子だと思った。親に感謝。

    0
    2026年06月18日
  • たぬきが見ていた

    Posted by ブクログ

    PUFFYの大貫亜美さんのエッセイです。
    デビュー前から今までのことや趣味などのことが書いてあり、ちょっとした隙間時間に読んだりしてました。

    0
    2026年06月18日
  • お探し物は図書室まで

    Posted by ブクログ

    何者かになれなくて苦しい人に、ゆっくり背中に手を当てながら大丈夫だよ、と言ってくれるような温かい本。

    司書の小町さんがくれる付録の羊毛フェルトは、なんとなくラフでぶきっちょな格好を想像してたけど読み終わって表紙をじっくりみてびっくり。
    羊毛フェルトってこんなにかわいいのか(そこ)

    登場する絵本を子供によんであげようと調べたけど架空の本だった。
    実在する本は後ろのページに一覧になっているので気になる人はここをみるとよい。

    0
    2026年06月18日
  • 結愛へ 目黒区虐待死事件 母の獄中手記

    Posted by ブクログ

    今年出産したのですが、この本に出会えて良かったです。

    これ以上の感想は書けませんが、幸せになってほしいなと思いました

    0
    2026年06月18日
  • てるてるあした

    Posted by ブクログ

    話題作の続編というのは、ときに駄作になってしまうこともあるのだが、この続篇(『ささらさや』の続篇)は、前作を裏切らないきわめて「まっとう」な続篇となりえている。
    圧巻は最終章。謎解きの興味を抑えることができずに頁を繰ってしまう。

    0
    2026年06月18日
  • 銀座「四宝堂」文房具店3

    Posted by ブクログ

    短編です。「模造紙」が面白かった。カレーチェーン店でのお話。上司が、いい感じ。カレーも食べたくなった。
    安定の面白さ。ほっこりしました。
    こんな文房具店へ行ってみたいなぁ。
    文房具、好きで、たくさん、持ってたけれど、断捨離でかなり捨てました。こんな、文房具屋さんで、買い物すると、選ぶときも、しっかりと良いものを選んで、大切にしていくような気がします。

    0
    2026年06月18日
  • 黒牢城

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    とても面白く、一気読みした。個人的には犯人(ミステリにおける探偵役と対になる犯人役)がとても良かった。とはいえ、ラストが一番気に入った。
    歴史を知らなくとも、読める。歴史を知っていると、ニヤリとする。
    そして、仏教を学んでいるとさらにニヤリとする。
    そんな小説でした。

    0
    2026年06月18日
  • 断片的なものの社会学

    Posted by ブクログ

    私が社会学、社会福祉学の方向に進んだきっかけの本!
    生活史、語りっていう概念を初めて知った。色々な語りから考えさせられることもある中で、いきなり著者の主観が入ってくるといったバランスも好き。
    読みやすい本だと思う!

    0
    2026年06月18日
  • 透明な夜の香り 赤い月の香り

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    文庫化に伴って、購入して再読。
    やっぱりこの世界観なんですよ…
    ぐっと惹きつける非日常的な世界観、静かで、読み手まで香ってくるような描写。

    巻末のインタビューも良かった。
    加害についてがテーマということで、
    自分もあるなぁ、加害者意識。
    被害者意識ももちろん感じたことはあるけど、加害者意識って厄介かも。
    相手を許すより、自分を許すことの方が難しい。
    本当の意味で精算されるのは向き合った時か、見方が変わった時なんだろうなぁ。

    0
    2026年06月18日
  • 犯罪

    Posted by ブクログ

    簡潔で事実を元にしたようなドキュメンタリーっぽい文体。国際色豊かで人物の階級も多岐にわたる。難民がよく登場する。
    犯罪というタイトルの通り犯罪が扱われている。複雑な人間の行動を犯罪という一面から切り取っているような小説。
    本屋大賞1位も納得。ただミステリーらしさは全然ない。
    『棘』『ターナー氏』『エチオピアの男』がいいが、どれも甲乙つけがたいくらい面白い。

    本書はネット上で誤訳があるという指摘があるが、それはハードカバー版が加筆前のものを題材にしているのに誤訳を指摘している側が参照しているのは加筆されたバージョンのものだから、だという。私が読んだ文庫版は加筆版を元に翻訳されている。

    0
    2026年06月18日
  • ひかりの魔女 : 4 よつば旅館の巻

    Posted by ブクログ

    今回の作品も面白かった〜!
    主人公と少しリンクするタイミングで読んだのも良かった。自分の人生もこれから好転していくかもしれない、と希望が持てた。

    作中によく出てくる「ぬかみそ炊き」を過去作読んだ際に取り寄せてみたことがある。
    あの時の美味しかった記憶が蘇った。
    また取り寄せて食べたい!
    魚のモツ煮も食べてみたい!
    ハンバーグ再現したい!

    普段雑草だと思ってみてた草も、大事な食材に変わるかもしれない。そんな、ものの見方が変わると自分の世界も変わりだすかもしれない。
    目から鱗。
    勉強になった。

    私もひかりさんみたいな人になりたいな。

    0
    2026年06月18日
  • シャーロック・ホームズ最後の挨拶

    Posted by ブクログ

    「ブルース・パーティントン設計書」「瀕死の探偵」「最後の挨拶」がよい。未知の毒薬や政府間の争いなどが題材になっていて幅が広がっている。これで短編集はあとは事件簿があるだけだ。

    0
    2026年06月18日
  • シャーロック・ホームズの帰還

    Posted by ブクログ

    モリアーティ教授とライヘンバッハの滝に転落したホームズが奇跡の復活を遂げ、10年ぶりに読者の前に姿を現したのが「シャーロック・ホームズの帰還」だそうだ。そういう当時の読者へのサービスとかを抜きにしても面白い。

    0
    2026年06月18日
  • 病の皇帝「がん」に挑む(下)人類4000年の苦闘

    Posted by ブクログ

    がんの伝記であり歴史書。がんを物語ることによってその病気の患者・医者・医療技術・政治などが分かる。がんリテラシーを身につけられる。
    自分の中のがんのイメージは2000年代の多剤併用化学療法だというのが分かった。分子標的療法も最近聞いたがもう2005年頃にはあった。
    自分も親戚を大腸がんで亡くしているし祖父は肺がんだ。これは喫煙が原因だろうが。
    面白さでいえば遺伝子の方が上だ。それは題材の身近さによるものだと思う。
    ムカジーはデビュー作からここまで面白い本を書く人だとはその筆力に驚く。

    0
    2026年06月18日
  • 黄金雛――羽州ぼろ鳶組 零

    Posted by ブクログ

    なんと言葉にして良いのか、もはやわからない。

    ただ言えるのは、1巻から順番に読破してよかった。
    この作品を読み続けてよかった。
    1巻から読んでいる方へ、絶対に読み続けてほしい。その意味がこの0巻に繋がる。

    星の数は5では足りない。あまりにも良すぎて評価できない。
    終わりたくない。だが、続きも気になる。
    襲大鳳読むか。

    0
    2026年06月18日
  • 青天

    Posted by ブクログ

    ちゃんとした何かを書こうと思ってたけど、日が経ってしまうばかりで。

    著者の年齢で、青春の日々をこれだけ瑞々しく描けるのは驚きの素晴らしさであった。

    0
    2026年06月18日