小説・文芸の高評価レビュー
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恋愛で悩んだときに読みたい本だった。
あらすじを見たときに、今の自分の状況と似ていると感じ、本の中に答えを見つけ出したくて、この本を選んだ。
自分が大好きな人を選ぶか、自分を好きになってくれる人を選ぶか。どちらの選択が正しく、そして幸せになれるのかが余計にわからなくなった。しかし、現実的に考えることが大切と読み取れた。絶対に叶わないものに向かうよりも、実現可能な未来を想像してそこに幸せを見出すべきな気がする。
主人公が大好きなイチと主人公のことを好きなニの対照的な描かれ方が印象に残った。でも、大好きな人のことは良い面しか見なくなってしまうものである。自分もそのようになっているのではないかと振り -
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NPO法人引退馬協会と乗馬倶楽部イグレットの代表の沼田恭子さんに関する伝記。作者の倉橋燿子さんは沼田さんの広島時代の幼馴染。
子供向けとは思えない話題なのに青い鳥文庫から出ているのは、倉橋さんが執筆だからだと思われる。なお、青い鳥文庫の書籍だが、大人が読んでも充分読み応えがある。
沼田さんが千葉に牧場を作るに至った経緯、さらにフォスターペアレント制度の導入、引退馬協会の設立、東日本大震災の被災馬を受け入れる流れなどが、非常に分かりやすく語られている。
自分が牧場めぐりをしていたのは2000年代前半なので、イグレットは「なぜかトウショウフェノマがいる牧場」という認識であった。広島出身の沼田さん -
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ネタバレ伶子視点になってから、ページを捲る手が止まらず、夜の眠気との戦いになった。
シナリオを学ばれていたからか、文章がとても映像的で想像しやすく読みやすい。記者である里佳は、カジマナの動向を追体験するうちにカジマナに悪い方へ染まってしまうのだが、そこに深い洞察力があって、他人を理解することについて考えさせられる。あと、ここまでする記者魂に脱帽する。仕事ができるとはこういうことか、と主人公を尊敬した。
カジマナに勧められて作るバター料理がどれも美味しそうで、かつ自宅でも作れるものが多かったので、読みながら私も実際に作り、里佳と同じく太った。
これは、カジマナ→里佳→私になってしまっていると気付 -
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プロローグに登場する本田昴と鈴木世玲奈、そして二人がいるバーに集う人々・・・。プロローグの情報密度が濃いというのは、本作品を読み終わった後に分かった。ブレイクショットはビリヤードの最初に撃つ手だけではなく自動車の名前もある。車のブレイクショットがプロローグより後で奇妙な連鎖で登場する。人と仕事と生きる意味など車のブレイクショットが通る軌跡であり人生などと重なる。それらをどこまでどうコントロールできるかがビリヤードのブレイクショットにたとえられているような気がした。600ページ近い長編であるが、しっかりと最後まで一気に読まるエンタメ作品である。
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Posted by ブクログ
「目には目を・・・」
死には死を、罪には罪を・・・
少年院で出会った6人の少年たち。
それぞれの犯罪や生い立ちや、
ルポルタージュ的に読んでいて、複雑な思いだった。
憎しみを憎しみで返そうとすれば、
いつまでたっても苦悩から解放されないのでは。
それが、国家規模では戦争に導いている。
少年院では更生が目的で、いずれ社会に戻れるよう指導するのが基本だが、
本当に心からの反省がなければ、社会復帰をしたとて、同じような間違いを犯すかもしれない。
まして、猟奇犯罪は人格的に構成ができるのだろうか?
被害者にしてみれば、復讐心に燃えるのは当然だ。
社会でのうのうと生きていることに我慢がならないだ
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