小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
子供の頃に何度も何度も読んだ本。人生で1番読んだ回数が多い本かもしれない。当時はこれが「名著」であることなんて分かっていなかった。
受験勉強やら、就職やらで読書から離れた期間があり、それでも教師という私の職業柄、本の素晴らしさに再度気付くことができた。そんなこんなで、しばらく色んな本を読み漁っていたが、この本は何度も読んだことがあったので、法律上大人になってからは一度も読んでいなかった。ここまで自分も成長(?)してきているのだから、なぜ昔の自分があんなに魅了されていたのか分析くらいできるようになっているだろうと思って、現在に至る。
読んでみた。
魅了されすぎて分析する余地もなかった。
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Posted by ブクログ
ネタバレ外部から成熟を要求される時、振り返ることができない。
花というヤングケアラーの少女が、親から安心できる環境を得られず、成熟を要求されざるを得ない立場に居続けた。外部に頼れない花は自身の空想のユートピアに頼らざるを得なくなる。彼女の居場所を彼女自身か守るために。それが「れもん」でもあり、「黄色い家」だった。
心が壊れること。ユートピアが崩壊すること。
長い時間をかけて出来事が過去になること。
そこから、やっとあの出来事が過去になり、花があれはなんだったのだろうと振り返れるようになったところ、そこが物語のスタートだ。
傑作だと思います。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ昭和、平成、令和の世代を越えて、刑事たちがある事件の真犯人を追い詰める話。
最新の技術でなければ分からなかった情報や、逆に過去の緩い時代であったからこそ得られた情報、あるいは昭和のさらに前の時代の情報などがパズルのピースになり、全体像が見えてくる辺りが面白い。
話の筋には過去に実際にあった事件や事柄などもフレーバーとして編み込まれており、いくつかのものは当時テレビなどで見ていたものもあったので、その時の世相を思い出した。それらの影響で刑事たちが事件の調査を中断させられるシーンは、確かにそれは仕方がないと思ったりで、現実味を帯びる辺りも個人的には好みだった。
感想とは外れるが、2025年は昭 -
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人を轢き殺すというイレギュラーはあるが、なんというかあくまで日常を描いている印象。
だからこそ、主人公の過ごした17年間を一緒に過ごしたかのような気持ちになって、不思議な読後感です。
主人公を含め登場人物全員が、ちょっと一癖あるのもいい。全員が印象的。一人一人がそんなに長時間登場する訳では無いのに、それぞれの背景に想像を巡らせてしまいます。鶴子ちゃん、憎めない!!!
もし人を轢いてしまったら、もし子と引き離されてしまったら自分はどうするのか。そしてその時絶対に後悔しない選択肢をとれるのか。な〜んて色々考えて読んでいた中で、最後のタイトル回収ですっと答えを貰った気分になりました。
熟柿、素 -
Posted by ブクログ
海外小説やSFはなんとなく避けてきた読書人生。
それももうおしまい!
目を覚ましたとき、ここがどこなのか、自分が何者なのかもわからない。
状況を整理していく中で、少しずつ蘇る記憶。
この「わかっていく過程」がとにかく面白い!
気づけば一気に引き込まれていた。
容赦なく出てくる科学や物理の話に頭をひねり、時にはパンクしそうになったけど、それすら楽しい!
ハラハラする展開、思わず笑ってしまう場面、そして胸が苦しくなる瞬間。
感情を大きく揺さぶられながら、ページをめくる手は止まらない。
そして何より、“ある存在”が本当に魅力的。
最初は恐怖だったのに、気づけば愛くるしく、頼もしい存在に。主人 -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白すぎてあっという間に読み終わった、、!
細かく視点が切り替わる構成で、ちまちまと読み進めるのに向いていると思ったのは序盤だけ。
中盤を超えるとページを捲る手がとまらず、早く続きが読みたくてソワソワした。
そして今日、明日も仕事だというのに寝る時間を削ってまで完読してしまった。
綺麗にだまされた。悔しい、、
ネタバレは踏まないように気をつけたが、叙述トリックの名作であるという情報は得ていた。
序盤から違和感は持っていた。
権威、、カセット、、おじん、、、
疑いながら読んだこともあって、もしかしたらこいつ若くないのでは?
とは思ったが、雅子が息子は大学生だと言うので、、ほな若いかと、、まんまと -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白かった。
山岳カメラマンの主人公と、その相棒だった天才クライマー樋口を中心とした話。友情とロマン。最後は少し泣けた。ここまで信頼できる相棒を持てるって、なんだか羨ましくなる。
終盤にいくまで過去と現在が入れ替わり立ち替わりで時系列がよく分からず、今どんな状況だったっけ?と少し混乱したけど、読み進めてく内にだんだん馴染んできて終盤はすらすら読めた。メインのネタが少し複雑なのもある。
あと主人公お前、なんでそこで会社をとるんだ。何年も苦楽を共にした樋口をなんでそんな簡単に捨てるんだよ。樋口が可哀想すぎた。が、最終的には相棒には全部理解できたようで良かった(良かったのか??悲しすぎるな -
Posted by ブクログ
ネタバレ本が好きな友人から、勧めてもらった本。
読む方向から結末が変わるという先入観から推測しながら読んだ。実際は、当初の考えと同じでどちらから読んでも結末は変わらない実感をしている。
本作は、人の認識が誤解し合ったことによる悲劇の連鎖のストーリー。一部の悪い人がきっかけで、その次の関わる人達が傷を負い、その不運な状態や憎しみを更に、憎しみの相手に報復する。しかし、その相手を誤認したことで、歪んだ事実の被害者が出でしまう。
死人に口無しという言葉があるように事実を知る人がいなくなれば、何も分からない。だらかこそ、生きる人は難しいんだなと。
戸籍がない人がいることが新鮮な概念だった。
また希望を失っ
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