あらすじ
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大人も子どもも、それ以外も、「考えすぎちゃう」すべての人へ――。「自由って何?」「子どもに優しくできないよ」「あれは人生の無駄?」「他人のストローの袋が気になる」「明日、すごいやる気を出す方法」等々。絵本作家ヨシタケシンスケの、読むとクスッとしてホッとしてちょっとイラッとする、スケッチ解説エッセイ! 新感覚。楽しくて、グッとくるイラスト、100点以上、収録!
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Posted by ブクログ
1時間くらいで気に入ったフレーズをメモしながらサクッと読んだ。生後8ヶ月の娘の育児に奮闘中だから、2章の子育てパートで大爆笑の連発だった。ちょうど泣き声から解放される日が1日だけ欲しいと思う頃合いだったから、『今しかないのに もったいないのに 大事にできない やさしくできない なぜかしら』は刺さった。また明日から頑張ろう。3章の仕事パートも結構好きだった。できないことが増えるのは、できることが増えたからなんだね。育休から仕事復帰しても肩の力抜いて働きたい。
Posted by ブクログ
ヨシタケシンスケさんの考えてる事の一部を覗いてたみたいな感じがしてとても面白かったです!
心配事を吸う紙私も欲しいです
こういう日常の詰め合わせみたいなのが、荒んだ心の隙間を少しずつ埋めてくれる。そう信じたいです。
明日はすごく頑張る。
2025.9.22
Posted by ブクログ
古本屋で見かけて衝動買い。
ヨシタケシンスケさんの絵本を読んだことはないのだけど、読んでみたいのはいくつもある。
人気の絵本をいっぱい描いている人だから
どんなことを考えてるのかなって好奇心で、絵本より先に読んでみた。
おもしろい。そしてやっぱり絵が可愛くて、良い。
ストローの紙袋や3個パックのヨーグルトの話から「自分にとって遠い部分」の話に繋がるのがなるほどと思いつつ笑えたりした。
あと、自分の行動なんかを「宝くじを買っていることにする」話も、表現がいいなーって思ったり。
ヨシタケシンスケさんの頭の中を覗きつつ、
あぁわかる、たしかに、でも自分はこうも思うな、みたいに自分の考え方を振り返る機会にもなった。
また数年後読んだら、また違ったところが深く刺さったりしそう。
サラッと読めて、リラックスもできて、よかった。
他にもエッセイ本あるみたい。そちらも読んでみよ。
そして絵本も買ってみよ。
Posted by ブクログ
ヨシタケシンスケさんのエッセイ。
日常の中でふと思ったことをスケッチにする習慣があるそうで、そのイラストを解説とともに紹介したもの。
心配性で、繊細で、何事も考えすぎてしまうヨシタケさんの性格がこの一冊にぎゅっと詰まっている。
一歩踏み出す勇気がないとか、否定されることの恐怖とか、考えすぎて行動に移せない、そんな思考のジレンマに共感。
ただヨシタケさんはさらにその奥の境地というか、人間のどうしようもなく情けない弱い感情とうまく付き合おうとされている。
今日はなにもできなかった、と自分を責めそうになったら「明日やるよ。すごくやるよ。」と3回唱えて寝る。
「幸せとは、するべきことがハッキリすること」
選択肢がありすぎてなにをすればいいのかわからない、不安で仕方がない、そんな感情に押しつぶされそうになったら、とりあえず「今日は中華だ!」とかなにか一つ決めてみる。
Posted by ブクログ
絵本作家ヨシタケシンスケさんのスケッチエッセイ
ヨシタケさんの頭の中をちょこっとのぞかせてもらってる気分になります。
そして、わかるわかる!の連続で赤べこのように首を振りながら読みました。
嫌な気持ちを吸わせる紙があったらいいな、嫌な気持ちは実は体の中じゃなくて、外側に付くんじゃ?という発想、とか
ヘミング・ウェイの6単語のお話みたいなイラスト、とか
未だ表現されていない未開拓の部分を表現すること、とか
幸せとは「するべきこと」がはっきりしたその瞬間にあること、とか
作家という自由業なのに、実は決めることが苦手で誰かに操ってほしいと思っていること、とか
相手の「できないこと」によりそう難しさ、とか
読み終わったときにはきっと付箋だらけになってるはずです
Posted by ブクログ
自分の中でごちゃごちゃになっていたものが
ヨシタケシンスケさんの優しい言葉とスケッチによって紐解かれてすごく心が楽になりました。
お守りとして置いておきたい1冊です。
Posted by ブクログ
ちょっとしたことなのに
どーしても考えちゃうことってありますよね。
読み進めると、「確かに」「わかる」「なるほどな」などなど
色々な感情が沸いてきました。
ヨシタケ先生のイラストがまたその謎を深めたり、笑
とにかくヨシタケ先生の日常で、彼の頭のなかで生じる考えちゃうことが盛りだくさんでした。
でも、ヨシタケ先生の伝えたいことはちゃんとあって、
まるで大人向けの絵本のような1冊でした。
Posted by ブクログ
ヨシタケシンスケさんのエッセイ的なものを読む度に、直接知り合ったら絶対に仲良くなれないタイプの人だなぁと思います。こちらは仲良くなりたいと思っても、先方からひたすら避けられるパターン(笑)
第2章子どもに関するお話が全体的に好きですが、一番心に残ったのは「ぼくはあやつり人形。」でした。相性の良い方と巡りあえておめでとうございます。
Posted by ブクログ
ヨシタケシンスケさんが思わず考えちゃったことをスケッチしたイラストの解説です。
色々考えちゃう内容が面白い。イラストもかわいい。幸せな時は一枚も描かず、ストレスがある時にたくさん描くっていうのが面白い。
今しかないのにもったいないのに、に共感しました。涙が出ちゃう。
Posted by ブクログ
ヨシタケシンスケさんは、絵本は読んだことあったけどこういったエッセイっぽいのは初めて。
決めるのが苦手で決めて欲しいタイプという。
決められたところでこれだけのパフォーマンスができるのは素晴らしいし、確かに全てできるのがいいってもんでもないなと思う。それは気持ちが楽になる面もありつつ、私の場合は、限られた範囲でもこれだけのこともできないなと思ってしまいつつ、いろいろ共感しながら読んだ。
Posted by ブクログ
「幸せっていうものの概念をいろいろ考えた時に、結局、何かがハッキリするとき、何かを決めた瞬間が1番楽しいんじゃないかなって、結論になりました。」
「自分がすること、選ぶこと、聞くこと、見ること、自分の身に起こること、すべて『宝くじを買っている』と考えればいいのではないだろうか。何か別の、大きなものになるかもしれない。」
「今やってることが、ひょっとしたら何かに化けるかも知れない、何かの役に立つかも知れない。何かと交換できるものを自分は持っている、って思うと、得とも損とも言えないけれども、ゼロではない何かがずっと手元にあるんだよって、少し力になる。」
「もしそうなったら、そういうものをつくればいいだけだよ。」
「この世はすべてねむくなるまで」
Posted by ブクログ
ヨシタケシンスケさんって、
人生で「うーん…」ってなった時に、
大丈夫大丈夫、君は頑張ってるよーって耳心地の良いあったかい言葉をかけるんじゃなくって、
こっちから見ればいいんじゃない?って視点を変えてくれる。しかも脱力系のイラスト付で。
そしたら、結局さいごには、あ、そっか!ま、いっか!って心が軽くなる。
この本も、そんな本です。
Posted by ブクログ
決めるのが嫌いで、操り人形としてあやつってほしいというのはわかるなあ。
指示されれば戦争で人もあやめるというのは怖いけど、心理的にはわかる点もある
Posted by ブクログ
ヨシタケシンスケワールド全開!
くすっと笑えるものから、しんみりと考えてしまうもの、もう少し気楽に生きるための助けになりそうなものまであって、ページを捲る手が止まらなかった。でも一個一個大切に読みたくなる、そんな本。
Posted by ブクログ
イラストを元にしたエッセイ集。「あなたのおかげで私はとうとうあなたが必要なくなりました」(p.96)「すごく大事なものだったけれども、あなたがいなくても大丈夫になりましたっていう」影響を受けたものや人に対する表現が印象的でした。
Posted by ブクログ
可愛い本だった!
ちょこっとした絵が色んなところに散りばめられてて、遊び心もあって良かった。
ミニマムな大きさの絵ばかりで控えめには見えるが、この著者の描くキャラクターの表情はいつも何とも言えない愛らしさがあるので好き!
そしてこの著者の考えていること、感じていること
がとにかく繊細。
繊細な人だからこそ書ける文章が面白かった。
表現の仕方も多彩で面白いし、平均的な感性の人ならなかなか気が付かないようなものを日常の中から見つけて取り出し、それを作品に昇華出来る感性の鋭さがすごい。
きっと生きづらさを感じることもたくさんあるんじゃないかなと思った…なので少し、自分と似たものを感じた。
「ほうっておくとどんどん下がってしまう気持ちが、スケッチで自分をはげまし続けて、やっと0に戻るのです」というところ、めちゃくちゃ共感した…!
描(書)かないとどんどん汚れが溜まってきちゃうような…そういう感じは自分もすごくわかる。
描(書)くことの大切さを少し思い出した…!
Posted by ブクログ
ヨシタケシンスケさんは、「本来なら人様にお見せできる内容でも品質でもない」と謙遜されているけれども、何をおっしゃいますやら。本書に出てくるなんてことないエピソードのひとつひとつに添えられたイラストやひと言に、ヨシタケシンスケさんの思考が見え隠れしているようで、おもしろい。絵本を読んだことがない人はきっと絵本も読みたくなるはず。
Posted by ブクログ
ヨシタケ先生が普段考えていることが垣間見えるエッセイ。前半は日常や育児をテーマとした笑えるイラストや絵が多いが、後半は人生観や仕事観など重ためなテーマ。
他力本願な姿勢は一見ネガティブにも見えるが、苦手なことを下手に自分1人で頑張ってどうにもならなくなるよりは、最初から人に頼るのもアリかも知れない。
Posted by ブクログ
ほわっとしてるけど、深い。ヨシタケシンスケさんの、普段からつけているスケッチメモのようなものを解説したエッセイとのこと。
こちらを読んで私も思ったこと感じたことをすぐ書きとめたい!と思って小さい持ち歩き用ノートを買いました!(私はイラストは描けませんが文章だけでもと。)
Posted by ブクログ
今しかないのに
もったいないのに
大事にできない
やさしくできない
なぜかしら
ヨシタケシンスケさんのスケッチと解説のエッセイ本。
上記は、子育ての章からの抜粋。
仕事中や慌ててご飯作ってる時とか、
子どもに話しかけられて
イライラしちゃった経験、
誰しもあると思う。
あとになってみたら、ごめんね、ってなる。
これを「ザ・育児」と名付けてくれると、
気持ちが楽になる。
とことん優しいヨシタケさん。
日常のなんでもない一コマを
ゆるい感じのイラストにし、
クスリと笑わせてくれる。
唯一無二の感覚とイラストと
ワードセンスとで、
言葉にしてこなかった
モヤモヤを昇華させてくれるような
ヨシタケシンスケの世界が
堪能できる一冊。
Posted by ブクログ
日々描いているスケッチと、描いたいきさつなど。
ちょっとした気になること、何気ない子どものしぐさ、深く考えることなどあれこれ。
「ぼくは操り人形」は、人間のタイプの多様性を見る感じ。
自由な決定権よりも、限られた条件の中でパフォーマンスを発揮する人もいる。
「相手の「できないこと」に寄りそう難しさ」は確かにそうだと唸ってしまった。
「明日やるよ。すごくやるよ」もすごくいい。
Posted by ブクログ
さくさくすいすい!ヨシタケシンスケさんのイラストや言葉は気取っていないからか、スムーズに心に入ってくる。大人も子どもも楽しめる娯楽を提供してくれてありがとう
Posted by ブクログ
大好きなヨシタケシンスケさんのイラストエッセイ。
このイラストを描いた時は、こんなこと考えていたんですよ、といった趣向の作品。
こんな本を待ってたんですよ、新潮社さんありがとう!と言いたい程だ。
どれも面白く、分かる分かる、と非常に楽しく愉快な気分で読めた。
特にストローの袋の話は最高。
私もキュッとしないと気が済まない。
星は4つ。間違いない。
Posted by ブクログ
物語の先を想像してもらうような文章を書きたい。と言う風なことを書かれていて、とても納得しました。
今までは、最後の解釈はその人にゆだねる系のドラマ映画や本は好きじゃなかったです。あくまでも作者の書きたかった物語が読みたい!と思っていましたが、
この前みた、映画のperfect Daysも多くのことは語らなくとも、その人の過去だったり、思いだったりを想像できました。
それも見る人に委ねる系だとは思いますが、今までみてきたものと何かがちがう。
ヨシタケさんの文章にも、何かが違う良さを感じました。
素敵な物語から想像できることで、心が甘たくなり豊かになれる気がします。そのような委ねる系好きなんだと実感しました。
こんな素敵な話で想像力を鍛えていきたい。
Posted by ブクログ
絵本作家のヨシタケシンスケさんの日々のスケッチに、文章を添えたエッセイ本。読んでいくうちにヨシタケさんのイメージがずいぶんと『ネガティブ思考な人』になりました。笑
『心配事を吸わせる紙』
『幸せとは、するべきことがハッキリすること』
理由はさておき、特にこの2つがなるほどなと。
子どもについての章は、成長を記録するっていいなぁと純粋に思いました。
優しくできないとき、きっと全ての親が同じことを思ってる。
考え方次第で、どんな出来事も役に立つし今の自分を認めることができる。そんなエッセイ本でした。
Posted by ブクログ
ヨシタケさんの脱力エッセイ。思わずニンマリほのぼの系もあれば、世の中の真実をズバリとつくリアル系なものもあり楽しめる。『ラーメン屋さんでアメをもらった子のうれしそうな顔』『相手の「でいないこと」によりそう」が心に残った。
Posted by ブクログ
かわいい!お茶目!!
作家だからこその視点からただのおじさんの思いつきまで、ヨシタケシンスケの世界をたっぷり教えてくれる一冊。
最後の章は人生について
心配性で優柔不断のヨシタケシンスケならでは
人生は宝くじ。明日の嫌なことも、いつか当選発表がくるっていうのは結構好き❤️
Posted by ブクログ
1つ1つの話が短くて読みやすかったです。かわいいイラスト付きなのも良かったです。
どの話も読んでいて面白かったはずなのですが、読み終えた今では何が書いてあったのか、あまり思い出せないです。
どうでもいい話だけど何故か心地よさもあって、なんとなくTwitterっぽいなと思いました。
Posted by ブクログ
有名なイラストレーターで絵本作家のヨシタケシンスケさんのエッセイ。ヨシタケさんがいろんな瞬間でメモをとるようにスケッチしてきたイラストをもとに、その時ヨシタケさんがなぜそれをスケッチしようと思い、何を考えたのか、が書かれている。
ヨシタケシンスケさんってイラストの柔らかい感じが好きだけど、絵本あんまり知らないなあと思った。絵本書くような人だから、子どもにも受け入れられるような何かそんな発想というか雰囲気というか感性を予測してしまったが、読んでて分かるのはこの人本当にネガティブな人なんだなあ、という感じだった。だからこそ好感が持てるのだけど。
「その場にいない人をどうにか悪者にして、その人の悪口を言いながら、その人が帰ってきたら、別な人の悪口を言いながら、何とか今日も無事にお家に帰れるようにしたいっていう所を目指せれば、大体はいいんじゃないか」(p.35)とか、「何でもかんでも、全て手に入れた人が一番最後に何するかって言ったら、何か身近な人の悪口を言うんですよ、やっぱり。」(p.37)とか。悪口を言わないで済むようなメンタルについての話は聞くけど、悪口言うよね、っていう、人間的な感じが面白かった。だって人間だもの、の世界。「誰かにひどいことをされた時には、どうにかして、相手にもひどいことを仕返ししてやりたいと思うのが人情でして。」(p.39)って、本当に等身大というか正直な人だなと思った。「ボクはあやつり人形」(p.106)って、おれはそうじゃないからあまりに自分と真逆だったのでびっくりするけど、そりゃこういう人だっているよな、って感じだった。でもこの話の結論は、「あやつってくれれば最高のパフォーマンスを見せますっていう、そういうポジティブな話なんです。」(p.113)ってところで納得。というかカッコいいかも、とすら思った。
育児での話が結構あるので、育児経験ある人ならもっと面白く読めるかも。「へんてつもないよ!」(p.76)とか「ゆれがり?」(p.77)とか、本を読んでもなかなか出会えない子どもの言葉の発達の様子とか書いてあるのも、興味深かった。
全体的にはネガティブだけど、それをどうポジティブに、というかプラマイゼロに変えていくか、著者なりの工夫とか発想とか知れるので、そういう点でも面白いかも。「自分のできないことをどんどんつぶしていって、できることを増やしていくのが仕事の人もいるんだけれども、でもあえてそこをせずに、できないことをそのままにするっていう覚悟の決め方、そういう立ち位置もひょっとしてあるんじゃないか。」(p.94)とか、「自分にできないことがどんどん見えてくる。それは、何かができるようになったしるしなのかもしれません。」(p.125)とかも納得。あと今高1の生徒に「選択」という話をすることがあったから、「若いと、あれもできるし、これもできるし、今からあれになろうと思えば、まあできなくもないしって、選択肢がものすごくたくさんあるときって、逆に、もう何か不幸なんですよね。どうすりゃいいんだよって。」(p.100)って、まさにこういう高校生いるよな、羨ましいけど、とか思ったところだった。
ということで、人の頭の中を覗いてみた、って感じの本。まあ、たまにはこういう本もいいかな、って思った。(25/02/03)