あらすじ
唯一無二の主人公が、今度は京都を駆け巡る! 成瀬シリーズ堂々完結!! 膳所高校を卒業し、晴れて京大生となった成瀬あかり。一世一代の恋に破れた同級生、「達磨研究会」なる謎のサークル、簿記YouTuber……。千年の都を舞台に、ますます個性豊かな面々が成瀬あかり史に名を刻む中、幼馴染の島崎のもとには成瀬から突然速達が届いて……!? 全6篇、最高の主人公に訪れる大団円を見届けよ!
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あぁぁあ成瀬シリーズが終わるなんて辛い!!いやだぁぁぁああ!!!私も島崎と一緒に成瀬の人生を三百歳でも四百歳でも見届けたいですぅぅ、、、!!!!
取り乱しました。気を取り直しまして...
宮島未奈さんには心から感謝したいです。成瀬シリーズが1番好きな作品だと言っても過言ではないです。
本作中の『親愛なるあなたへ』と『琵琶湖の水は絶えずして』表情筋が活性しました。
またどこかで成瀬に会えることを楽しみにしたいと思います。
Posted by ブクログ
まっすぐに突き進み周りを照らす「あかり」であるところの成瀬は最終巻まで健在で、出会う人全てに強い影響を与えるキャラ立ち最高の主人公だなあと思いました。
お母さんのエピソードが1番好きかな。
「そういう子」で許されている成瀬が本当に羨ましいしいい家族だなと思う。
そしてどんな人と出会って仲良くなっても成瀬の隣には最後には島崎がいてくれて良かったと心から思いました。
これで終わりなんてもったいないな、もっと彼女の生きる道を覗いてみたいなあ…
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待ちに待った成瀬を読む。
京都大学に入学した成瀬は、転んでいた坪井さくらに声をかけて親しくなったかと思うと京都を極めたいと言い動き出す。
極めるという到達点に誰もが注目するが、成瀬はそこに至る道が重要だと思っている。
ゴールにたどり着かなくても、歩いた経験は無駄じゃないというのが素晴らしい。
達磨研究会のサークルたちや簿記YouTuberなど新たな仲間たちとの交流もあり、最後には東京に進学した島崎とびわ湖大津観光大使をする。
やはり成瀬と島崎の最後の姿で締めくくりになるというのは、完結なんだなぁ…と寂しくなる。
成瀬は、やはり成瀬のままで信じた道を突き進んできたんだなぁと実感し、今回も京都を極めて駆け抜けて行った。
彼女は唯一無二の存在であり、いつまでも彼女らしさは変わらずいて欲しい。
また、いつか違ったかたちで成瀬を見ることができたら嬉しい。
Posted by ブクログ
今回もあっという間だった。
キャラクターがこれだけ確立された小説を久しぶりに読み、どの作品でもその爽快感がたまらない。文章全体の構成や終わりへのまとめ方も見事で、これで本当にシリーズ終わってしまうと思うと、少し切なくなるほど。
成瀬のような子、どの学校にも1人はいるよなぁ。
ここまで貫き通す強さや葛藤、そして成長が見られた一冊。
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どこに行っても成瀬は成瀬!今回も楽しかった。完結編にふさわしいラストだけれど、シリーズ終わるのがホントに惜しい!元気をチャージしたい時に読み返します!
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成瀬本人はあまり意識してないかもしれないけど、ここまで信念を貫いて生きていけるのはとてもすごいことだしかっこいい。
もっと成瀬あかり史が見たくなった。
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文句無しに面白かった。成瀬シリーズ最高傑作だと思った。いつものごとくボケツッコミが面白くて、備忘録として順位付けした。
第一位:「三十六階から目薬というのはベランダから落とすのか」さすが成瀬堂々の一位。大爆笑した。
第二位:「めっちゃ泣くやん」「もはやインフラやん」母美貴子の妹の咲子のセリフ。絶妙なツッコミに噴き出した。
第三位:「かわいいかよ!」と目を輝かせる。ぼきののかの西浦へのツッコミ。珠玉である。
第四位:あかりもずいぶん人間らしくなったと美貴子は思う。ちょっとお母さんと突っ込みたくなった。さすが成瀬母である。
第五位:トロフィーをリュックにしまう成瀬さんを見て、「入るんかい!」と心の中で突っ込む。西浦も面白い。
もっと沢山あるが、特に印象に残った。
そしてやはりサブキャラが素晴らしい。サブキャラの順位。
第一位:ぼきののか 今作ではやはりこの人だろう。
第二位:咲子 成瀬母の妹のツッコミが面白すぎた。
第三位:大曾根 愛すべきキャラだと思った。
完結とか言わずにまだまだ成瀬シリーズ書いて欲しい。西浦との関係がどうなるか?非常に気になるところだ。是非次回作を期待。お願いします。
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最近、こだわりが出てきてなかなか五つ星をつけないのですが、成瀬は満点です。
京大に入学し、京都をきわめていく成瀬と、新しい仲間(それぞれ個性のある人々ですよ)、そして再会する仲間。京都での奮闘と、大津でのラスト。ホロリと、愉快に、学術的に、元気になれる素晴らしい本でした。
直近に「塞王の盾」を読んでおり、琵琶湖・大津への関心が冷めてないのが、ラストへの感動を倍増してます。
Posted by ブクログ
ずっと西浦がどうなったのか気になってたから、西浦に焦点が当たる話があってよかった
小説新潮でぼきののかの話は読んでいたけど、やっぱり何回読んでもこの話はいい
いつかまた成瀬に会える日が来ればいいなと思います。
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3作目ということで安定の成瀬が読めて楽しかった。
各章ごと個性的な登場人物と成瀬の絡み、最後は1作目、2作目を合わせた個性的登場人物が全員集合したのもまた懐かさもあってよかった。
シリーズ完結編ということでどこか寂しい限りなので、また1作目から読み直したいと思う。
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成瀬完結!
地元の滋賀がこんなにも愛おしくヒューマンドラマに富んだコンテンツに昇華されたことにスタンディングオーベーションしました。
成瀬が周りの人の人生を照らす灯台のような人物でカッコよすぎます。
両親のエピソードと最後の島崎の場面が個人的には胸熱でした。
滋賀県に生まれてよかった。
成瀬完結ありがとう!
Posted by ブクログ
気になりつつ、読めていなかった成瀬シリーズ。
「絶対読んだ方がいいから!」と、職場の方が貸してくださり、あっとういう間に完結編まで読んでしまいました。
我が道を行く成瀬、最高のキャラでした!そして、物語に出てくる人たちがみんないい人。
誰も傷つかない、ワクワクする物語でした。
読み終わってしまって、寂しさいっぱいです。
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成瀬シリーズ、三作目にして、完結編ということで、読みたいけど、読み終えたくない気持ちで丁寧に読み進めました。京都大学に進学してからも相変わらずな成瀬あかりとその周りの人々の関わりが愛おしく、「成瀬らしいな。」とクスッと笑ってしまうことが多かったです。嬉しかったのが、自分が大学生の頃から好きな森見登美彦さんの「夜は短し歩けよ乙女」シリーズを作中の大学生もハマっており、影響を受けてこたつを出しているなど、森見ファンにはたまらない設定になっていたこと。また、滋賀や膳所といった地元大好きな成瀬が、よく言われる琵琶湖問題について、「琵琶湖の水は、みんなのもの!」と発言しているのが、さすが成瀬だなと思いました。あ、「さすなる!」ですね。このシリーズを通して、成瀬の公正公平なものの考え方をもつのみならず、ちゃんとみんなの前で堂々と表現できるところに清々しさと頼もしさを感じていたからこそ、好感がもて、成瀬ファンの1人になっていたのだと痛感しました。完結編となっていますが、またいつか成瀬に出会える日を夢見て、成瀬のように自分を強くもって生きていきたいと思いました。
Posted by ブクログ
このシリーズほど安心して読める本はない!w
絶対面白いって過去作がもう安定で、今作も期待を裏切らず、成瀬とその周りを囲む人間模様にほっこりした!
これで完結しちゃうのがちょっと悲しい…
続けてくれたら毎作読みますから!w
Posted by ブクログ
2025年は成瀬シリーズで始まり、成瀬シリーズで終わる一年でした。いつも読み終わった後、ほっこりした気持ちと、成瀬あかりの魅力にひかれます。とてもよかったです。
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あ〜終わってしまった…あっという間に読み終えてしまった…
読み終えた時の満足感と共に、成瀬シリーズはこれで終わりなんだなと言う寂しい気持ちが同時に込み上げて来た。
読書にハマるきっかけをくれた成瀬にありがとうと伝えたい。
素晴らしい作品でした。ありがとうございました!
Posted by ブクログ
面白かった。
成瀬シリーズ終結巻らしいけど、もうずーっと続けていけるポテンシャルを秘めているシリーズだと思う。
色んなキャラクターも出てきて、面白くなってきたところだしね。もったいない。
一見無愛想でとっつきにくそうだけど、実は心根が熱く、面倒見もいい女の子、成瀬あかりが主人公。
自分の決めたことはやり切るという真っ直ぐな心を持って行動するので、いつの間にか周りを巻き込んでいくという展開はいつも通り。
今回は、京都大学に合格した成瀬の女子大生編といったところ。
失恋した同級生の心をいつの間にか癒していたり、ユーチューバーと仲良くなって配信で人気が出たり、地元ワイドショーで特集されたりと、成瀬の影響がどんどん広がっていく。読んでてとても心地よい。
途中で、外なのにこたつに入り、火鍋を突いている変な人たち(絶対関わってはいけなさそうな雰囲気)が出現。達磨トラップに引っかかって入会する達磨研究会。読み始めた瞬間に「何だか森見登美彦作品っぽい人たちだな」と思ってたら、ど直球に「森見登美彦作品に憧れて行動してる人たち」でした。思わず笑ってしまって、森見登美彦キャラと成瀬のコラボみたいでとても贅沢な展開だった。
あと、簿記合格を目指すユーチューバー、ぼきののかとの絡みも面白くて、成瀬のぶれない姿勢がとても面白かった。成瀬のキャラクターが世間に認知されていく様子との対比が、成瀬のぶれなさを際立たせている。
前作では成瀬の父親目線での話があったけど、今作では成瀬の母親目線でのお話が入っている。母は何を思うのか、またまた祖母との関係性も描かれていて、ほっこりできた。いい。
最後はやはりお約束の島崎との絆を確認できるお話で締めてあって、すごく良い読後感で読み終えることができた。まだまだ成瀬の活躍を見たいので、シリーズ終結なんか言わないで続編を描いてほしい。
良作。
Posted by ブクログ
完結なのかぁ。寂しすぎる…。
何年、何十年先でもいいからまた成瀬に会いたい。
西浦くんと成瀬、みゆきちゃんと成瀬の組み合わせが特に好きでした。
個人的には大学時代に達磨研究会があったら参加したかったです。笑
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やっぱり成瀬の自由さが半端じゃなく面白いのと、物語の推進力が凄まじい。今回は大学生活にフォーカスされてて、懐かしい本が出たり、YouTubeの話が出たり、琵琶湖の水止めたろかにも切り込んでて、青春を追体験できて最高だった。これでラストらしいけど、また成瀬に帰ってきて欲しい !
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あかりは、相手を尊重し、マイナスもプラスに変えて即行動をする、媚をうるのでは無く竹を割った用な性格で、しっかりと自分の考えを持ち主張している。だから友達の方から寄って来るのですね。浮き草の用に今迄生きていた私、今からでも遅く無い自分らしく根底に強い意志を持ち行動しようと思いました。
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成瀬シリーズ第3弾にして完結編。もっと成瀬あかりを見ていたかったなと思う。大学生になってもやっぱり成瀬は成瀬で、周囲をどんどん巻き込んでいく。こうした「不思議でコミュ障で天才肌」という設定は、私たち普通の人間とは違う視点で世界を描くための小道具でもあり、最近だとマンガ『路傍のフジイ』も(彼は天才肌ではないが)似た構造だし、韓国ドラマによくある発達障害的な設定とも共通しているし、古典で言えば『レインマン』にも通じる。だから1冊目はそのあざとさがあまり好きではないな〜と思いながら読み始めてた。
でも、それをはるかに超える成瀬あかりのエネルギーがあって、周囲の人たちの温かさがあって、さらに無愛想で無表情な成瀬が放つ心に刺さる言葉の数々があって、大好きな最高の物語になった。3冊目もとても良かった。「ゴールにたどり着かなくても歩いた道は無駄じゃない」という成瀬のセリフには胸を打たれたけれど、同時に「連戦連勝のお前が言うなよ」とツッコミもした。このズレた距離感ごと愛おしいよ。
成瀬と西浦がどうなるのかをこれからも見守りたい気持ちもあるけれど、今は作者の完結という決断を支持したい。本当に面白かった。
完結だけど、さよならじゃない
最終巻、最終章で成瀬フレンズが大集結。
シリーズは完結しても、まだまだ成瀬あかり史は続きます。
なぜなら彼女とそれを見届ける友人は、二百歳以上生きるのだから。
(良い意味で)完結詐欺と言われても、またいつか帰って来ることを期待しています。
Posted by ブクログ
成瀬シリーズの最終巻です。
前作と同様に、成瀬を取り巻く、普通(?)の人々から見た成瀬を描いています。
無表情で、とにかく明るいというわけではない成瀬が、周りの人をなぜか笑顔にしてしまうーーそんな成瀬の日々が本作でもたくさん描かれています。
成瀬を見られるのも、本作で最後かと思うと、とても寂しい気持ちになりました。今まで生きてきて、全く接点がなかったのですが、成瀬シリーズを読んで、私も琵琶湖や京都大学へ行ってみたくなりました。
Posted by ブクログ
成瀬の芯の通ったぶれなさや真っ直ぐに自分らしく生きている姿が眩しくて私も成瀬のこれからを200歳まで生きて見届けたいなと思いました。私も成瀬みたいに生きたいなと思わせてくれます。成瀬ほど愛おしい主人公はいない!ありがとう成瀬!
Posted by ブクログ
成瀬シリーズ、完結してしまった。
勢いがあって一気に読みたくなるけど、終わるのがもったいなくて休み休み読みました。
主人公の成瀬はもちろん、出てくる登場人物たちがそれぞれ個性的で魅力があって、それが成瀬との関わりで響き合いとても良かった。
なかでも、成瀬の両親が好き。
個性的な娘に心配を抱きつつも、信頼して認め見守る姿がよい。
私も中2の娘がいるけれど、普段口うるさく言ってしまうことに反省しつつ、こんな懐の深い親になれたらな。
Posted by ブクログ
さすがに1,2巻程の爆発力はなかったが
読み終えるとゴットファーザー3のような
寂しさがあった 寅次郎とまでとは言わないが
大仁田厚並みに7回ほど引退を撤回してもらえないか
成瀬殿 またどこかで会おうぞ!
Posted by ブクログ
「やってみなければ分からない」の信念、人を惹きつける行動力は相変わらずの成瀬。新しい仲間が増えても、やっぱり島崎や家族との関係性が一番泣かせる。大団円のような「琵琶湖の水は絶えずして」のゼゼカラは最高!お陰で疏水船の存在を知ることができたし(リアルな)観光大使としての存在感も十分だった。これで完結は残念だが、4年後、社会人として膳所から世界に挑む成瀬を密かに期待。もちろん島崎とのコンビで。
Posted by ブクログ
シリーズの中で一番良かったです!新しい人たちとの出会いのなかでも、成瀬らしさ全開で、周りを照らし続ける「あかり」となっていました。また、自分も通っていた大学が京都にあったので、知っている地名がたくさん出てきて楽しむことが出来ました。