小説・文芸の高評価レビュー
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キリスト教がどうというよりかは、
宗教を信仰することの認識をした気がする。
人がどのように拠り所を見つけて生き方を模索するのか、というか。そんなことを感じた。
小難しい宗教混じりのお話と思っていたが、読むと登場人物は少年少女、成長した若者あたりで、宗教観を通じて世の中の白黒つかないものに対して思考をする進行だった。言葉にできない蟠りやモヤモヤしたものをそのまま感情として言葉にされていたり、聖書や周囲の人間を喩えに考えを形成する感覚に、どこか懐かしさを感じた。
私は特段キリスト教に思い入れがあるわけではないが、幼稚園での教育がキリスト教だった。言葉や人はわかりやすい表面的な要素で、本質は主に -
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もともとはダヴィンチ・プラチナ本から。その後、書評での賛辞も複数見たし、否が応でも期待が高まっていたもの。奇しくも直木賞発表のタイミングで読むことになり、『これはもう、本作が取っちゃうでしょ』と確信的に思ったけど、なんと、受賞ならずでした…。さておき、それで本作の素晴らしさが減じる訳もなく、前に読んだ著者の作品より格段にリーダビリティも高く、これからのご活躍にも期待が持てようというもの。見えない保己一と周りの温度差も、視点人物の変更で適宜描かれていくんだけど、その濃淡の書き分けがまた秀逸で、同情一辺倒に陥りがちなところを、そうしていないのもお見事。凄い作品だな。
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ネタバレ今回の赤ずきん…
始まりは王様が嫁いできた新妻を殺そうとしているところだった。
そして、新妻の口から赤ずきんのお話が語られる…。 読んでいて、なんで赤ずきんの話を知っているだろう? 赤ずきんの知り合いなのかな?とワクワクしながら読み進めました。
事件も赤ずきんの名台詞から、謎解きを聞いて「お前が犯人だっんか!?」となることろまで、読んでいてスッキリしました。
何でもできそうな魔法がたっぷりのアラビアの世界で起こる摩訶不思議な事件に引き込まれていきました。
第一作に出てきたナップが再登場したのは嬉しいです。
「お前、元気しとったんか?」なんて心の中で言ってしまうぐらい。
保険会社のサルモン -
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『戦う操縦士』という邦題がおかしい。勇壮なパイロットを連想させるが、書かれているのは負け戦、それに任務は偵察飛行。むしろ、戦わない操縦士。原題は“Pilote de guerre”、戦うという行為のニュアンスは入っていない。最初に出た邦訳で、堀口大學が『戦う操縦士』と訳してしまった。このmisleadingなタイトルが有名になってしまったために、その後の山崎庸一郎訳も鈴木雅生訳もそれを踏襲せざるをえなかったのではないか。
書かれているのは、1940年5月下旬のフランス北部のアラス方面への偵察飛行。サン=テグジュペリの所属する偵察飛行大隊は、23組あったが、そのうち17組をすでに失っていた。飛べ -
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本編である『汝、星のごとく』を超える名作キターー!!って感じ!
もちろん、『汝、星のごとく』を読んだ後にこの『星を編む』を読まないとこの面白さや高揚感は味わえない。
なんと言っても、明かされた北原先生と明日見さんの衝撃の過去!
ほんとに衝撃的すぎたし、この2人のキャラクターがこの上なく好きになりました!!
それに、植木さんと二階堂さんの2人の編集者、交互にそれぞれの視点で語られるストーリーも非常に良い!
仕事やパートナーとの結婚生活がリアルに描かれていて、その両立を図る難しさを知ったと同時に、自分がもし結婚したらどうなるんだろうって考えるきっかけになりました。
また、その困難を乗り越えら -
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町田そのこさんの本は2冊目。
今回もとにかく深く刺さり、毎話大号泣。
所々咽び泣きました。笑
いびつな家族を繋ぐ「ごはん」
「ごはん」は味や匂いと共に
しっかりと思い出として残りそこに花を添える。
私も友人といつも美味しいものを共有して
仲を深めて来たので、食事をするって大事なこと。
それを共有することで仲を深めることが出来るという
思いに激しく共感しました。
人は人と関わることで常に変化し、成長していく。
自分は他人に助けられて生きている。
また人は誰しも完璧でないからこそ
助け合って生きていく。
という至極当たり前な幸せに気付かせてくれる
優しさ溢れる作品です。
町田そのこさんの作品に -
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800ページを超える分厚い本を読んだのだから、それなりの時間がかかったはずなのに、読み終えると「あっという間だった」と感じてしまう。
ものすごい引き込まれ方をさせられた。
危うく寝食を忘れるところだった。
亮司と雪穂が主人公であり、これは彼らの物語なのに、彼ら自身の心情が語られる場面は一切ない。
ふたりが顔を合わせて会話する場面すら描かれない。
読者は、彼らに関わった人々の証言や視点からその言動を知り、心情はもちろん起きたことの真相まですべて推測するしかない。
しかし、そのヒントの散りばめられ方はあまりに緻密だ。
ほんのわずかな描写やたった一行から、無関係と思われたピースとピースがカ -
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感動。そしてめちゃくちゃ良かった!
学びと、常に心に留めておきたい素敵な名言に溢れた本でした!
最初、結婚式で祝辞を述べるスピーチライターの話かと思いきや、結構政治にまつわる話を深く描写された本でした。
選挙に行った方がいいのは分かるけど、全然政治絡みの事が無知すぎて選挙にも全然行けてなかった自分ですが、凄く関心が持てたし色々調べながらこれからは積極的に投票を行いたいなと思えました!
あくまでもスピーチライターの視点でありながら、選挙に出馬する人にフォーカスをした描写がリアルで分かりやすく、選挙に関心はあるけど政治は全然分からないという人は導入として読むのに非常に良い本だと思いました。
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購入済み
男たちの戦いの物語
実のところ、30年位前の話になってしまうので、今はもう時代遅れの話と言ってもいいかもしれない。
でも、空戦の迫力や、今は実在しているメカニックなどが登場するのを見ると、既に何十回も読んでいて、ストーリーも文章も、男たちの顔も覚えているのに、やっぱり夢中になって読んでしまう、そんな物語。
「ネオゼロ」は、4部作の2作目。第一作の「ゼロと呼ばれた男」と、30年以上前熊本の本屋で見つけたときの瞬間は今でも忘れていない。
正直、今の時代からすれば、さっきも書いたように時代遅れだけれど、男同士の熱い戦い、人間関係は、最初に読んだ時より歳を取った分だけ味わい深く感じる。
もし、第一作目を未読の方がいたら