ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 三浦綾子 電子全集 塩狩峠

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    キリスト教がどうというよりかは、
    宗教を信仰することの認識をした気がする。
    人がどのように拠り所を見つけて生き方を模索するのか、というか。そんなことを感じた。

    小難しい宗教混じりのお話と思っていたが、読むと登場人物は少年少女、成長した若者あたりで、宗教観を通じて世の中の白黒つかないものに対して思考をする進行だった。言葉にできない蟠りやモヤモヤしたものをそのまま感情として言葉にされていたり、聖書や周囲の人間を喩えに考えを形成する感覚に、どこか懐かしさを感じた。

    私は特段キリスト教に思い入れがあるわけではないが、幼稚園での教育がキリスト教だった。言葉や人はわかりやすい表面的な要素で、本質は主に

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    2026年07月16日
  • 陽気なギャングが地球を回す

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    テンポよく読めるし、ギャングそれぞれの個性が面白い。きっと成瀬が何とかしてくれるだろうという謎の安心感。

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    2026年07月16日
  • そして、バトンは渡された

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    本当に意味がわからない。でも愛が溢れてる。形は多少いびつでも娘を思う母と父達がいる。
    瀬尾まいこさんにハマったきっかけ。

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    2026年07月16日
  • 白夜行

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    ネタバレ

    長い本、かつ暗いストーリーだったが、物語に引き込まれて一気に読み終えてしまった。エンディングはもう少しそのあとの展開が欲しくなる感じだった。

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    2026年07月16日
  • 明日、あたらしい歌をうたう

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    こうも素晴らしい小説体験が立て続くと、ホント幸せな気分でいっぱいになる。まあ角田作品は鉄板というイメージだし、むべなるかななんだけど、自分的には氏がそこまで絶対的ではないので、今回のは特別に良かったと感じる。キヨシローの良いリスナーではないので、出てくる歌詞のほとんどがピンとこないんだけど、ファンならもっとグッとくるのでは。それを差し置いても十分に素晴らしいのだけど。

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    2026年07月16日
  • 見えるか保己一

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    もともとはダヴィンチ・プラチナ本から。その後、書評での賛辞も複数見たし、否が応でも期待が高まっていたもの。奇しくも直木賞発表のタイミングで読むことになり、『これはもう、本作が取っちゃうでしょ』と確信的に思ったけど、なんと、受賞ならずでした…。さておき、それで本作の素晴らしさが減じる訳もなく、前に読んだ著者の作品より格段にリーダビリティも高く、これからのご活躍にも期待が持てようというもの。見えない保己一と周りの温度差も、視点人物の変更で適宜描かれていくんだけど、その濃淡の書き分けがまた秀逸で、同情一辺倒に陥りがちなところを、そうしていないのもお見事。凄い作品だな。

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    2026年07月16日
  • 赤ずきん、アラビアンナイトで死体と出会う。

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    ネタバレ

    今回の赤ずきん…
    始まりは王様が嫁いできた新妻を殺そうとしているところだった。
    そして、新妻の口から赤ずきんのお話が語られる…。 読んでいて、なんで赤ずきんの話を知っているだろう? 赤ずきんの知り合いなのかな?とワクワクしながら読み進めました。
    事件も赤ずきんの名台詞から、謎解きを聞いて「お前が犯人だっんか!?」となることろまで、読んでいてスッキリしました。
    何でもできそうな魔法がたっぷりのアラビアの世界で起こる摩訶不思議な事件に引き込まれていきました。
    第一作に出てきたナップが再登場したのは嬉しいです。
    「お前、元気しとったんか?」なんて心の中で言ってしまうぐらい。
    保険会社のサルモン

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    2026年07月16日
  • 流浪の月

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    ネタバレ

    イッキ読みした!
    最初は美味しそうな表紙だなと思って手に取ったのですが、内容もとても良かったです!
    読んだ後に表紙を見るとちょっと内容を思い出すというかなんというか。
    とても読みやすかったです。

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    2026年07月16日
  • 告白

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    少年Aの生い立ちに同情する場面もあったが、
    母に対する歪んだ愛。
    少年Bの人としての弱さや、母からの歪んだ愛。
    そして森口先生の狂気的な復讐。

    それぞれの告白で、どんどん明らかになる事件の真相。
    スピード感ある展開に読む手が止まりませんでした。

    さすがイヤミス女王。
    最後は見事な復讐に鳥肌がたった。

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    2026年07月16日
  • 戦う操縦士

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    『戦う操縦士』という邦題がおかしい。勇壮なパイロットを連想させるが、書かれているのは負け戦、それに任務は偵察飛行。むしろ、戦わない操縦士。原題は“Pilote de guerre”、戦うという行為のニュアンスは入っていない。最初に出た邦訳で、堀口大學が『戦う操縦士』と訳してしまった。このmisleadingなタイトルが有名になってしまったために、その後の山崎庸一郎訳も鈴木雅生訳もそれを踏襲せざるをえなかったのではないか。
    書かれているのは、1940年5月下旬のフランス北部のアラス方面への偵察飛行。サン=テグジュペリの所属する偵察飛行大隊は、23組あったが、そのうち17組をすでに失っていた。飛べ

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    2026年07月16日
  • 重力ピエロ

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    良心は多数決では決まらない。
    優しさは想像力である。
    この小説の多くの言葉に胸を打たれ、感銘を受けた。伏線の回収も素晴らしいものであったし、春の葛藤も手に取るように伝わってきて、物語に没入できる良い作品だった。

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    2026年07月16日
  • 星を編む

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    本編である『汝、星のごとく』を超える名作キターー!!って感じ!

    もちろん、『汝、星のごとく』を読んだ後にこの『星を編む』を読まないとこの面白さや高揚感は味わえない。

    なんと言っても、明かされた北原先生と明日見さんの衝撃の過去!
    ほんとに衝撃的すぎたし、この2人のキャラクターがこの上なく好きになりました!!

    それに、植木さんと二階堂さんの2人の編集者、交互にそれぞれの視点で語られるストーリーも非常に良い!
    仕事やパートナーとの結婚生活がリアルに描かれていて、その両立を図る難しさを知ったと同時に、自分がもし結婚したらどうなるんだろうって考えるきっかけになりました。
    また、その困難を乗り越えら

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    2026年07月16日
  • プレゼント(新潮文庫)

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    7人の作家による書き下ろしの短編集。
    なかなか豪華な作家ラインナップだ。
    どれも力作で、すごく面白くて、おすすめ。

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    2026年07月16日
  • 宙ごはん

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    町田そのこさんの本は2冊目。
    今回もとにかく深く刺さり、毎話大号泣。
    所々咽び泣きました。笑

    いびつな家族を繋ぐ「ごはん」
    「ごはん」は味や匂いと共に
    しっかりと思い出として残りそこに花を添える。
    私も友人といつも美味しいものを共有して
    仲を深めて来たので、食事をするって大事なこと。
    それを共有することで仲を深めることが出来るという
    思いに激しく共感しました。

    人は人と関わることで常に変化し、成長していく。
    自分は他人に助けられて生きている。
    また人は誰しも完璧でないからこそ
    助け合って生きていく。
    という至極当たり前な幸せに気付かせてくれる
    優しさ溢れる作品です。
    町田そのこさんの作品に

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    2026年07月16日
  • 海霧 ―ジリ―

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    ひょんなことからやくざに追われる羽目になった大樹と霧子、そして老犬海霧(ジリ)。一匹と二人のハッピーエンドを願って読み進めたが…。幸薄い人生を生きあきらめの境地でいた彼は心を温めてくれた霧子と老犬ジリも看取られ幸せだったのだろう。

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    2026年07月16日
  • 白夜行

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    800ページを超える分厚い本を読んだのだから、それなりの時間がかかったはずなのに、読み終えると「あっという間だった」と感じてしまう。

    ものすごい引き込まれ方をさせられた。
    危うく寝食を忘れるところだった。

    亮司と雪穂が主人公であり、これは彼らの物語なのに、彼ら自身の心情が語られる場面は一切ない。
    ふたりが顔を合わせて会話する場面すら描かれない。

    読者は、彼らに関わった人々の証言や視点からその言動を知り、心情はもちろん起きたことの真相まですべて推測するしかない。

    しかし、そのヒントの散りばめられ方はあまりに緻密だ。

    ほんのわずかな描写やたった一行から、無関係と思われたピースとピースがカ

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    2026年07月16日
  • ざんねんなスパイ(新潮文庫)

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    この本も一條ワールドで楽しかった。ずっとなんかヘンテコですごい面白いのに、話が進んでいくにつれて人種についてや帰属意識とか深い問題に触れていくのが良い。

    なんとなくリアルと地続きのような問題提起がフッと入ってくるのでドキッとさせられる。

    でも全く堅苦しくなく、でっかいリスが出てきたり、ダンスシーンがあったりと終始ふざけてて楽しく読める。

    そのバランスがとても好き。

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    2026年07月16日
  • 本日は、お日柄もよく

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    感動。そしてめちゃくちゃ良かった!

    学びと、常に心に留めておきたい素敵な名言に溢れた本でした!

    最初、結婚式で祝辞を述べるスピーチライターの話かと思いきや、結構政治にまつわる話を深く描写された本でした。

    選挙に行った方がいいのは分かるけど、全然政治絡みの事が無知すぎて選挙にも全然行けてなかった自分ですが、凄く関心が持てたし色々調べながらこれからは積極的に投票を行いたいなと思えました!
    あくまでもスピーチライターの視点でありながら、選挙に出馬する人にフォーカスをした描写がリアルで分かりやすく、選挙に関心はあるけど政治は全然分からないという人は導入として読むのに非常に良い本だと思いました。

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    2026年07月16日
  • ネオ・ゼロ

    購入済み

    男たちの戦いの物語

    実のところ、30年位前の話になってしまうので、今はもう時代遅れの話と言ってもいいかもしれない。
    でも、空戦の迫力や、今は実在しているメカニックなどが登場するのを見ると、既に何十回も読んでいて、ストーリーも文章も、男たちの顔も覚えているのに、やっぱり夢中になって読んでしまう、そんな物語。

    「ネオゼロ」は、4部作の2作目。第一作の「ゼロと呼ばれた男」と、30年以上前熊本の本屋で見つけたときの瞬間は今でも忘れていない。
    正直、今の時代からすれば、さっきも書いたように時代遅れだけれど、男同士の熱い戦い、人間関係は、最初に読んだ時より歳を取った分だけ味わい深く感じる。
    もし、第一作目を未読の方がいたら

    #深い #カッコいい #憧れる

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    2026年07月16日
  • スロウハイツの神様(下)

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    ネタバレ

    オーディブルにて。

    伏線回収がすごいとは聞いていたが、こういうことか。
    ミステリーではなく感動系。
    全てをわかった上でもう一度読みたい、というか抜粋して読んだ。
    こんな関係なのになんでお互い謙遜するんだ。
    最後のお久しぶりが、全てわかった上でのお久しぶりと信じたい。

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    2026年07月16日