ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 砂嵐に星屑

    Posted by ブクログ

    よかった…まずタイトルがいい。砂嵐は放送が終わったTVである。その向こうに微かに見えるまたたきである。
    こんなに言葉を的確に、揺れ動き正体の掴みづらい心を表すことができるのか、と驚きの連続だった。
    例えば、「Bコースの答え」。本音と建前、と言うところである。Bコースは本筋から逸れてはいるが、まったくの嘘ではない。いわば、右に行くか左に行くかの違いである。
    そういった、言葉で説明するのは野暮になりかねない微妙なところを美しく表現するのだ。
    一穂ミチさん初読みでしたが、とっても好きな作家さんになりました。繰り返し読みたい本のため⭐︎5です。

    0
    2026年02月13日
  • 成瀬は天下を取りにいく(新潮文庫)

    Posted by ブクログ

    面白いだけじゃない。
    ただのコミカルな小説ではない。
    物語の奥に思想が多く詰まってる。
    現代社会は過剰に他人を気にしてしまう人が多い。自分らしさを削り取り、他人の価値観の中で生きている人が多くいるような気がする。しかし、成瀬は違う。
    他人を押しのけて生きているわけではない。
    この小説を読めば、成瀬が天下を取りにいく姿に誰もが憧れと称賛を抱くはずだ。
    そして、さらに面白いことに成瀬はただ自分のやりたいように生きているだけで、自分らしく生きようなんて思ってもいないことだ。

    0
    2026年02月13日
  • 流浪の月

    Posted by ブクログ

    普通とは、常識とは何か。
    読み終わったあと、他人を簡単に裁けなくなった。
    文に会いたくなった。
    いつまでも二人が幸せでいてほしいなと思った。

    0
    2026年02月13日
  • ドーパミン中毒(新潮新書)

    Posted by ブクログ

    自分が何の意味もなくSNSを開いている時間が長いと感じていてどうにかしたいと思っていたので手に取った。
    内容は思っていたものとは少し違ったけれど、私もここに登場する依存と戦っている人と同じだと思った。
    難しくて読み進めるのに時間がかかったり、依存症患者のケースを読むのが辛くて目を背けたくなったりもしたけれど、自分の予想以上に面白くてどんどんページをめくっていた。
    一時でも楽な方へ流されたいと思ってしまうし、その『楽』は本当に何でもある現代だからこそ、ありのままの自分を受け入れて正直に生きていきたいと思った。

    0
    2026年02月13日
  • アルケミスト 夢を旅した少年

    Posted by ブクログ

    人生のバイブル。
    定期的に読み返す本。
    直感、気づきを導きに使い人生を歩む物語。
    自分で自分の人生を作っていくヒントになる。
    自己啓発じゃなくて、物語でたくさんタメになる。

    0
    2026年02月13日
  • エピクロスの処方箋

    Posted by ブクログ

    京都を舞台にしたシリーズ第2段。
    生と死のお互いを尊重する医師。
    哲学のことはよく分かりませんが、とても心温まる物語でした。

    0
    2026年02月13日
  • 変身

    Posted by ブクログ

    この作品には、なんとか社会に適応しようとして、無理をすればぎりぎりそれができてしまう人間の苦しみが書かれていると思った。
    無理をしての成功と平和だから、それを続けるも地獄、ドロップアウトするも地獄。ドロップアウトした自分には価値がないと恐れていた。
    本人からすると綱渡りだが、傍から見ると、大丈夫な人にしか見られない。無理して得ている成果も当たり前のこととされ軽くなっていく。

    絶望名人のカフカは、出世に興味がなかったけど、勤めに出ればわりと仕事はできて、出世コースだったと知って、やっぱりという気がした。

    家族に焦点が当たる終わり方が残酷ですごくいい。
    小間使いのお婆さんは理解者だったのかな。

    0
    2026年02月13日
  • 星を編む

    Posted by ブクログ

    前作で無理矢理納得しようとしたハッピーエンドを本当の意味でハッピーエンドに感じることができました。結論が出たとしても良いと思うことは貫き通したいと思います。

    良い作品でした❗️

    0
    2026年02月13日
  • 二人一組になってください

    Posted by ブクログ

    舞台は私立女子高、卒業式直前に行われるバトルロワイヤル。めっちゃ面白い。
    【特別授業】と呼ばれるデスゲームは担任によって突然告げられる。

    ルールはタイトル通り「二人一組に」なること。制限時間は60分。
    誰とも組むことができなかった者は、失格。失格者が確定したら、次の回へと続く。
    一度組んだ相手と、再び組むことはできない。
    残り人数が偶数になった場合は、一人が待機となり、話し合いで決めないといけない。
    【特定の生徒】が余った場合は、特定の生徒以外全員が失格になる。
    最後まで残った二人、及び一人の者が、卒業式に出席できる。

    半信半疑の27人だが、左胸のコサージュの仕掛けにより無惨な死を遂げるク

    0
    2026年02月13日
  • 暁星

    Posted by ブクログ

    誰もが想起するセンセーショナルな事件を思い浮かべて進む前章。彼もこんな人生だったかと思いを馳せる。暗くて底無しの、人生。
    それが金星を読むことによってガラリと変わる。人の生き様など、背負った想いなど、想像することなんてできないのだ。前章で私が抱いた感想なんて、無意味だった。ただ、星を守りたかっただけ。2つが合わさり、暁星に変わる。その文章が耳の奥に響いて、語りかけてくるようだった。

    0
    2026年02月13日
  • 子どもたちは夜と遊ぶ(下)

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    『木村浅葱』や月ちゃんに共感はできなかったし、犯人は野放しなのかぁ、、とは思った。ただ、それは別として、私のなかで『木村浅葱』への感情がデカくなりすぎてしまい、、、( ᵕ̩̩ㅅᵕ̩̩ )
    『木村浅葱』は罪を償った上で、月ちゃんと

    0
    2026年02月13日
  • 熟柿

    Posted by ブクログ

    時々、一生手離したくない本と出会うけど、これはまさにそうゆう本。
    最後号泣,,,,
    かおりが、最大のピンチになると必ず誰かが救いを差し伸べてくれることがこの小説で救い。

    土居さんは絶対離れたりしないと思う。
    そして気長に待つ事は
    見た目はどんどんシワシワで醜いけど
    時が来たら幸せな気持ちになれる日が来る。
    希望を持って生きてても大丈夫と思った。

    0
    2026年02月13日
  • わたしたちが光の速さで進めないなら

    Posted by ブクログ

    久々にいい本に出会った。
    SFの題材になるような派手な出来事の中にも日常はあるんだな、としみじみ。
    そして生きて出逢って愛して死んで、、そんな人間の時間とじっくり向き合う不思議な物語たち。

    0
    2026年02月13日
  • 約束

    Posted by ブクログ

    どの話も、素晴らしい。

    作者さんや解説者さんのような、感受性が豊かなタイプではない上に、
    短編集だしと侮っていたのに、久しぶりに泣かされた本でした。
    どの話にも、グッとなる。

    主題となっている「約束」はとても丁寧で繊細で、一番物語の中心人物と感覚が重なり、苦しくなりました、が。
    ラストには想像以上の救いでした。


    こういう優しい話を書く心を持つ人が居る。
    それだけでも、この世界は捨てたものでもない。


    本とは微妙にズレてしまうかもしれませんが
    人間って弱くて脆くて、だけど実は同じくらいの強さも持ってる。

    この本が素晴らしいのは、その美しさを
    見られるから、なのかも。

    0
    2026年02月13日
  • 52ヘルツのクジラたち【特典付き】

    Posted by ブクログ

    なんですかこれは。読み終わったあと手が震えるし、涙で文字がよく見えません。どうにか読んでほしいし、聴こえない声を聴きたい。魂の番

    0
    2026年02月13日
  • カラマーゾフの兄弟 4

    Posted by ブクログ

    一巻を年始から読み始め、約一ヶ月半かけてようやく最後まで読み切りました。

    この巻に収められた第四部の中盤以降からが一番おもしろい。
    そこにたどり着くまでの長い長い旅路で挫折しなくてよかった…!

    一言で言うなら……いや、言えないな。
    父殺しができごとの中核にあるにせよ、そこに秘められた思想はあまりにも多様で今の自分には整理できない。

    ただ漠然と感じたことは、矛盾や逆説こそが人間であり愛なのだということ。

    法的に罰されることよりも、むしろ法から赦されること、逃れることこそが真の罰である。
    そして人間は真の罰を求める。少なくともドミートリイは。

    自分を罰するために、憎き恋敵に赦しを乞うたカ

    0
    2026年02月13日
  • 白夜行

    Posted by ブクログ

    多視点で進んで、少しずつ真相に気付かされていく感覚。
    「もしかして…」が「やっぱり!!」になる瞬間が気持ちよすぎた。

    終盤、この残り少ないページ数で終われるの?って心配したけど、余裕で回収していくの巧みすぎる。

    分厚いのにまだまだ見届けたい、物足りなさすらある。2周します!

    0
    2026年02月13日
  • 推しの殺人

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    アイドルが殺人&死体遺棄するお話。
    でも、事件を通して強まっていくベビスタの
    絆やアイドルとしての覚悟があまりにも爽やか。
    アイドルをはじめとする芸能界の表面の輝かしさと裏面のじめっとした暗さが、3人の青春と事件のマッチしていてすごいな〜!って思いました。

    0
    2026年02月13日
  • アリアドネの声

    Posted by ブクログ

    感想どう書こうか悩むなーぐらいに思ってたら、残り4ページでやられた(泣)。素晴らしい。
    救出劇だと思っていたので、推理というものを全くせずに読んだのが良かったと思う。

    0
    2026年02月13日
  • 汝、星のごとく

    Posted by ブクログ

    小説でこんなにブックマークするのは初めて。
    最後には自分を大事にする主人公に
    心打たれました。

    暁美と櫂のそれぞれの視点から物語が進んでいくので読みやすくてとにかく面白かった。

    0
    2026年02月13日