ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 熟柿

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    かおりが事故を起こした27歳は私の今の年齢で、
    一つの過ちでその後の人生がこんなにも変わってしまうのかと怖くなる。

    今の私には、焦ることも辛いことも逃げたいことも数えきれないほどあって、うまくいかないなぁと思う日々だけれど、この作品はそれでも生きていればいつか光が差すと信じさせてくれた。
    今日もそのいつかをゆっくり待ちながら生きていく。

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    2026年05月07日
  • 鬼門の村

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    櫛木理宇でホラーというと、『ホーンテッド・キャンパス』シリーズがあがるが、あれは森司とこよみの恋愛が絡んでいるから甘めだ。
    本作はアクセル全開、櫛木理宇が混じり気なしのホラーを書いて本気で怖がらせに来たぞ、と嬉しくなった。
    大学生が一つ一つの話を読み、整理していく過程ですら人ならざる地へ足を踏み込んでいるようでゾワゾワと鳥肌が止まらないのだが、そこから明らかになっていく真相には底の見えない闇があった。怖い話とは悲しい話ではあるのだが、本作はその悲しみすら飲み飲んで怖さへとシフトして予告なしにアクセルを踏み込んでいる。終盤、この物語が、彼らが向かおうとしている方向が見えた時、悲鳴と喝采をあげてい

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    2026年05月07日
  • 月白

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     スゴい本と出会ってしまった。ページを捲る手が止まらないとはこういうことを言うんだろう。本当に久しぶりに物語に没頭して読んだ。

     戦後の混乱期に男だけを狙った連続殺人が起こる。犯人は子連れの女、北川フサ。

     現代。妻を事故で亡くしたライターの誠は、その事件を請け負うことに。やがてフサが連れて歩いたと思われる人物と出会う。

     戦後と現在。フサと大垣と誠。やがて物語は時代と3人が交差していく。

     フサはなぜ何人もの男性を殺したのか。そして、なぜ大垣はフサに付いて行ったのか。もちろん読者である私たちはその全貌を知ることになるが、誠が全てを把握することはなく、なんともヤキモキした気持ちになって

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    2026年05月07日
  • 殺し屋の営業術

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    序盤、主人公がボコボコにされる展開がしんどすぎて何度か離脱しかけた。強さじゃなく、理不尽さで殴ってくる感じ。感情移入してる分だけダメージがでかい。

    でも最後の覚醒、あれは気持ちよかった。
    積み上げてきた屈辱が、一気に回収される瞬間。

    耐えた分だけ、カタルシスが来る。
    しんどさも、全部伏線だった。

    序盤で脱落しなくてよかった。

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    2026年05月07日
  • 哲学なんていらない哲学

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    ネタバレ

    年齢非公表だけど、きっとまだまだ若い人の人生でここまで書けるのか
    強さは美しい
    なんとなく思っていた、あのちゃんの儚さは命を削りやすみなく働いていたところから感じていたのかも
    お芝居が好きと書いてあったことが嬉しかった
    ラジオが終わる前に読んでおけばよかった、この本を読んだ後にライブに行きたい
    武道館本当によかったです
    どうかこれからもその強く美しい復讐を続けて欲しい、今死なないで

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    2026年05月07日
  • ぼぎわんが、来る

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    ホラーは苦手だったくせに、映画「来る」が何故か気に入って何度も観ました。

    そこで、比較的優しそうなホラー小説から段階を踏んで、いよいよ原作を読んでみることにしました。

    映画とは違うところが多々あり、特に野崎の心情がしっかり描写されているのが印象的でした。
    子どもに対する複雑な思いは、少しだけ共感するところもあり、より感情移入できました。

    「ぼぎわん」自体が映画では明言されませんし、小説に比べると、説明も本当に映画に必要な分だけなんですね。(でも映画も好きです)

    読後は例の言葉が頭に浮かぶたび、振り払うようにして過ごしました。
    お薦めの一冊です。

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    2026年05月07日
  • ライオンのおやつ

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    読んでる間、ずっと心がじんわり、うるうる。
    死を扱うテーマなのに温かい物語。
    人生をろうそくに例える描写が印象的だった。
    今この瞬間、そして、人生最後の時間をどう過ごしたいかを考えるきっかけになり、死に対する考え方も少し変わった。

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    2026年05月07日
  • ライオンのおやつ

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    いつか、自分の最期もこんなやさしい場所があったらな、と思います。ライオンのおやつを考えながらその場所をみつけられるかな。

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    2026年05月07日
  • 儚い羊たちの祝宴

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    最後にひっくり返されるような短編集だった。
    それぞれ別の文章のようで繋がってるところがあるのも楽しめた。
    特に4番目の話はすごくゾクゾクした。とっても面白い!

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    2026年05月07日
  • 常設展示室―Permanent Collection―(新潮文庫)

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    とても良かった。
    私もこの本に出てきた絵を見たい、美術館に行きたい、と思えた。(私この本の中で特に見てみたい!と思ったのは、「デルフトの眺望」と「道」)

    原田マハさんのアートに関する本を読んだのはこれが初めてだけれど、6つの短編集どれもとても後味が深いものだと思った。

    マハさんの、その時の情景の描き方とか、言葉遣いとか、人物の心情の表現の仕方とか、、、それらにとても、魅力を感じた。

    あと、何より上白石萌音さんが書かれた解説。これが本当に素敵でこの本を読んで感じたことが全て女優さんらしい素敵な言葉で凝縮されていて、感じ方や考え方が私にとっては共感できて素晴らしすぎると思った(´ー`)
    この

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    2026年05月07日
  • BUTTER(新潮文庫)

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    気がついたら、たらこパスタにバターをたっぷりのせて食べていた。観察していたはずのかじまなに、取り込まれていた。

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    2026年05月07日
  • 可燃物

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    面白い短編集でした。
    主人公の観察力が素晴らしく、ストレス無く読めます。
    人間ドラマというよりは、事件があり、手がかりや証拠を見つけ出し、動機を探る、刑事ドラマです。
    しかし犯人をはじめとする登場人物の心情を確かに感じることができ、良いスパイスになっています。

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    2026年05月07日
  • 青春をクビになって

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    いや、今の自分に刺さりすぎるのですが。

    大学院まで進んで、(世間的には)お金にならない分野の研究に身を捧げようと志を持つ人々のお話でした。
    これからの進路をどうすべきか、「普通に働く」か、「研究者として生きる」のか、を追体験させられたようでした。

    結末も相まって、結局自分はこれからどうしたいのか、どうするべきなのかがわからなくなってしまいました…。

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    2026年05月07日
  • リボルバー

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    すごかった!!!
    なんとなく難しそうだと思い手に取らずにきたので、初めての原田マハさんだった。

    作り話をしていいのは小説家だけとの一言があったけど、こんなお話を生み出せる小説家って尊いなーーと。

    アート素人にはどこまでが史実でどこからがフィクションなのかわからなくて、これが本当にあったことなのでは?とすら思うくらい巧みにゴッホとゴーギャンが絵を描いていたあの時代に誘ってくれた。
    私もまさにその光景を目の当たりにしているような感覚で、映像作品を見たかのような満足感があった。

    とくに独白からラストにかけてページを捲る手が止まらず、ひさしぶりひこんなに興奮しながら読書した。完全に物語に入り込ん

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    2026年05月07日
  • 夜明けの花園

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    凄く面白かった!!
    不思議なお話だったけど、引き込まれ、あっという間に読んでしまいました。
    初めて、恩田陸さんの本を読みましたが、また恩田陸さんの違う本も読んでみたいと思いました。

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    2026年05月07日
  • プラハの古本屋

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    東京駅の八重洲ブックセンターの、入口のいちばん目立つところに陳列されていて、「存在の耐えられない軽さ」の人だ、くらいの気持ちで買ったら、思いがけず素晴らしい本に巡り会えた。あの場所にこの本が置いてあったのは、店長さんの思いか何かなのかな。東京で単身赴任することになり、また読書を再開しようと思わせていただきました。

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    2026年05月07日
  • 一次元の挿し木

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    テンポが良く、連休後半と連休明けの仕事終わり1日で一気に読めました。そのくらい次の展開が気になって仕方なかったです。

    ちょっと大学院時代を思い出しました^-^

    あと牛尾は近づいて来る音と、その音の正体が怖すぎて泣いた。

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    2026年05月07日
  • コズミック・ガール 宙わたる教室

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    前作より泣いたかも。
    伝説の科学部に憧れ、自分を取り戻すために定時制に編入したナサ子の真っ直ぐな一途さが生徒や先生、そして周りの大人達を変わっていく。
    学ぶことの大切さやそれは誰もが平等に与えられるべきものであることを改めて知らされた。
    前作も読んで欲しいし、前作を読んだ人なら必ず今作も読んで欲しい。「宙わたる教室」の完結編とも言える物語だった
    (まだ続きそうな嬉しいラストでもありましたが笑)

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    2026年05月07日
  • 地球星人(新潮文庫)

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    面白かった。たしかに面白かった。でも、「もう一回読もう」とはしばらく思えない。そんな妙に胃に残る読後感の本でした。最後のシーンは衝撃、という一言では足りないかもしれません。読み終わったあと、しばらく天井を見てしまうタイプのラストでした。

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    2026年05月07日
  • ゴールデンスランバー(新潮文庫)

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    ハラハラしながら一気読みした。
    後半にかけてどんどん面白くなって、心配だった終わり方もなかなかよかった。

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    2026年05月07日