小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
昔から『噂』に関する諺が多い。
その理由がよくわかる。
その『噂』の波に乗るのが怖いが、乗り切らないと取り残されてしまう。
毎日報道される大きな事件(不幸)と、
何の刺激も無い小さな事件(不幸)とどちらが好きですか?と問われ続けられる。
この世からいなくなってしまった被害者、
収監されている加害者。
残された遺族、加害者家族、関係者。
どこまで思い馳せているのか?
わかっていても、事件をまるでエンターテイメントみたいに食い散らかす。
ずっと『お前はどうなんだ?』と突きつけられている。
上巻から下巻にかけて。
登場人物が皆それぞれに成長していく姿と、
自分が負った苦しみを“他人にも負わ -
Posted by ブクログ
本屋大賞受賞作品。
10年くらい前に読んだときは、読みやすいけれども、あまり感動はなかったが、再読すると面白くて笑えたり、登場人物の言葉に感動したりの最高の読書タイムを過ごせました。
劇的な展開がないので、以前は物足りなく感じたのかもしれないが、辞書の編集のため言葉と真摯に向かい合う姿は素晴らしい。
全く別の分野で働いているが、とにかく真剣に仕事をやらなければいけないという気持ちになった。
また、自宅にある広辞苑をパラパラめくって眺めている。
我々の辞書に対する信頼度はとても高いが、それは辞書編集に関わる多くの人の長年の努力の賜物なのですね。
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Posted by ブクログ
続編の方を先に読んでしまったので、改めて前作であるこちらを読んだ。
りさ子さんと亮さんがいい感じで前向きに終わった今作の続編が、りさ子さんが亮くんの元を去って再びロンダリング一本へ向かうかもしれない…という匂わせになっているところが悲しいというか、え〜〜っ!?といったところ。
でも誰にでもできることじゃないロンダリングの才能が間違いなくりさ子さんにあるわけで、天職だものなぁと思ったりもする。
りさ子さんがとにかく変わり者というかクセのある主人公なので、やはり近年の原田ひ香作品のお上品な登場人物たちはあえてそうしてるんだろなと思わざるを得ない。過去作品を読めば読むほどお金系話に出てくる登場人物 -
Posted by ブクログ
上下巻合わせての、感想!
将棋のことは駒の動かし方くらいしか知らないけど、めちゃくちゃ楽しめた。気になって一気読みしちゃう系!
作中の石破警部補くらい将棋の知識がないけど、大丈夫だった(笑) もしかして将棋が分かる人が読めば、もっと対局のシーンが熱いのかもしれない……。
ミステリーっていうよりも、人間模様に重きが置かれているのかな。ハウダニットやフーダニットよりも圧倒的にホワイダニットが重視されていると感じた。主要な登場人物の人生が、かなり詳細に描かれていて、人間ドラマとして良かった。
時代背景が少し古いので、昭和〜平成の空気感に浸りたい人にもオススメできる。これぞ昭和の男!といえる価 -
Posted by ブクログ
看取り猫からの流れでこの作者のこの本を読んだ。
後から調べてみると結構自衛隊の本がシリーズで出されていると知った。
この本は自衛隊の広報室が舞台となっている。私自身は旅行のついでに浜松基地に行ってみたり、八尾のイベントに行ったりと、あまり内情に詳しくはないが特に偏見もないしかっこいいなと思うほどだったので、読んでこんなにも自衛隊は偏見に晒されたり冷遇されている日陰の存在と知って驚いた。
この広報室の登場人物みんなの描かれ方がユーモアもあり、私は読みながら鷺坂室長は俳優の吹越満、片山一尉は津田寛治、柚木はヒコロヒーの顔が脳内で変換され、その分やり取りが大変面白かった。
面白いだけでな
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