小説・文芸の高評価レビュー
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この本は面白い。世の中には頭のいい悪党がいるもんだと感心するよ。ふるさと納税制度を使って違法スレスレの脱法行為で金儲けをする。よく出来たカラクリで、内部通報者がいなければ違法行為は明らかにならなかったろう。
同じように、国の仕組みを消化しきれない地方自治体に入り込んで公金を掠め取る悪党は、表に出ないだけで山ほどいるんだろうな。今でも。
ここには腹が立つが、一方でこれに似たスキームを合法的に使って地方活性化や過疎地支援を行うスキームが組めないものかとも思う。鍵は地方自治体の提案力となるので、やはり無理かな。なんて、いろいろ考えさせられる。悪党になりたい人にも、善人になりたい人にも読んでほしいね。 -
Posted by ブクログ
会社員を経験されている高瀬さんの綴るオフィスの様子はいつも生々しいほどにリアルである。この点においては「花束の夜」が絶妙だ。
ー倉岡さんのほころびなんて可視化しないでいてくれたら、よかったのに。
表題作「新しい恋愛」も当事者の男女2人のやりとりというよりは、その殆どが主人公と中学生の姪っ子との会話で完結しているところが面白い。
ーわたしは言葉が通わない人と暮らすのはさみしい。お互いに通じ合う言葉で、お互いの話がしたかった。
本書には共感できる言葉たちが随所に散りばめられている。ドラマのように甘ったるくなく、苦すぎない。現代の生きた恋愛小説だ。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ誰かの人権が踏み躙られて世界が平気でいると言うことは、世界の人権に対する意識がその程度であると言うこと。つまり自分の人権も、自分の子供の人権も、その程度にしか考えてもらえないと言うこと。だから、怒る。と言う考えがめちゃくちゃしっくりきた。自分がなんとなく人権侵害嫌だなと思っていた時、どこかで自分の人権は保障されていると勝手に気楽に考えてた。でも違う。気がつけてよかった。
これからは、シスターフッドにも似た気持ちで怒りを表明していこう。
最近は男性も増えてると言う話もきくけど、国会前の大行動は女性の方が多かったと聞く。それもシスターフッド的な連帯感があるからなのかも?
戦争は人間の本能だと言う人もいるけど、今現在戦争していない国の方が多い。だから本能ではない。戦争は本能だって言うのは、男性は本能的に痴漢をするっていうのと同じ理屈にも聞こえる。そんなわけないのにね。むしろ普段の生活の中で、私たちは自然と当然のように相手との衝突を避けてることの方が多くない?特に日本人は事なかれ主義と言われたりする。どっちかって言うと対話の方が本能なのでは?
国がいう敵は変えられるから、敵ではないというのは説得力があった。シマウマの天敵はライオン。それはシマウマはライオンに食べられるから覆らない。でも無理だと思われたイスラエルとエジプトの平和条約は成った。イスラエルとパレスチナも一瞬だけオスロ合意があった。だから敵は、政府が勝手に設定しただけのもので変えられる。だってそうだよね。いくら中国が悪いってニュースみたって職場にいる中国国籍の人とは仲良くやろうとみんなするよね。敵じゃないよね。
政治家に意見を言うときに、じゃああなたが政治家になれば?と言われたときのカウンターがわかったのもよかった。「あなたは家を建てたいと思った時に設計師の資格を持って土木業を学んで自力で建てるんですか?」って話ですよね。同じこと。国の運営を仕事とする人がいるんだからそこに意見するのは当たり前のこと。
さらに言えば私たち主権者は、政治家にお仕事「させてあげている」立場でもあるのだから、願っていない方向に政治が進むなら批判するのは当然のこと。答えを出すのが政治家の仕事。
イスラエルの教育と同じようなことを今の与党はやろうとしてる気がする。だからイスラエルと仲良くしてるのかな。
日本はウクライナではなくイスラエルのようにされるのでは?中国と戦争させて、アメリカから兵器を無限に買い続けるサブスク国家にしたいのでは?
与えられる情報が、事実なのかどうか。何か意図を持って誘導されていないかどうか。批判的な視点をしっかり持って情報に向き合っていく。
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Posted by ブクログ
何という思い切りの良さ!
ヨルダンの素晴らしく美しい本屋に一目惚れして熱烈なメールを送り、本屋のスタッフとして住み込みで働いた一ヶ月の日記。
声が出るくらい面白い…!
自由な店長、個性豊かな同僚たち、同じようにこの本屋に一目惚れしてイタリアからきた同い年の同期、ラウラ…
死海に行ってプカプカ浮かび、熱湯とぬるいお湯で温泉を作り、壺を全部割ってしまって呆然とし、でも弁償は受け取ってもらえずさらに呆然…(このエピソードがぶっ飛んでて好き)
遺跡に行ってヒッチハイクをし、綺麗な星空を見上げて、さらに綺麗なものを隣の親友に見る。
うん、素晴らしい✨
面白かった!
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