小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
昔、映画を観た。内容は忘れてしまったが、すごく好きだったことだけは、覚えている。だから、小説を読んでその時の「好き」を思い出そうと思った。
ちなみに、私は「ペンギン」が好きだ。街にいきなりペンギンが出現したら、驚くとは思うけれど、嬉しくなってしまうだろうな。「なんかよくわかんないけど、すごい!うれしい!」……少なくとも、小4の私だったらそこで終わる。だから、この現象と向き合って、大真面目に研究をしていくアオヤマ君たちは、とてつもなくかっこいいのである。
非科学的な現象VS科学の子。
どんなことでも、ノートに記録をしながらあくまで論理的に原因を探っていく姿は、大人っぽくもありながらど -
Posted by ブクログ
ひとりは怖くて、恐ろしい。
なのに、人は他人を完全に理解することはできない。「あなたのため」の優しさが、人を傷つけ、遠ざける。この人とは一緒にいられない、一緒にいたら苦しい、と線を引かざるを得ない。
けれど、ずっと、ひとりは怖くて恐ろしい。
更紗も、文も、わたしたちとなにも変わらない。
ひとりが怖くて、他人に理解されなくて、他人を理解できなくて、遠ざけられて、遠ざける。
それでもひとりが怖いから、と世界に順応しようとしていた2人は、もう一度出会って、ひとりではなくなった。
更紗と文が一緒にいる限り、ひとりになることはないだろう。
世界中が全て敵にまわっても、なんて言葉があるけれど、きっと2 -
Posted by ブクログ
身近な草花に絡んだちょっとした謎を解いていく形で、派手さはないものの、穏やかな優しい物語だと感じました。タイトルになっている「勿忘草」のように、心が安らぐ雰囲気をまとった作品です。
航大が持ち込む謎を拓海が解く、といった一方的な関係ではなく、頼りすぎず、お節介になりすぎず、でもお互いを自然に気にかけているという関係性も、心地良かったです。
物語が進むにつれ航大が少しずつ立ち直っていく一方で、航大のメンターのように見えていた拓海にも最終話で変化があり、人物の印象が鮮やかになったように感じました。
今後も追いかけたい作家さんに出会えたので★5