小説・文芸の高評価レビュー
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Three may keep a secret, if two of them are dead. (Benjamin Franklin)
→上巻冒頭で出てきたベンジャミン•フランクリンの言葉
Chickens come home to roost.
→下巻後半に出てきた、「身から出た錆」「自業自得」「人を呪わば穴二つ」に該当する表現
上巻から不穏な感じではあったけれども、下巻の始めに出てくるアンブルサイドにあるフレッズという本屋さん(Fred’s Ambleside Bookshop, Ambleside)や、ペンリスにあるウィズネイル書店(Withnail Books, Penrith) -
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交通事故で亡くなった男子高生の山田が教室のスピーカーから聞こえてくる声だけの存在になり、クラスメイト達とコミュニケーションが取れるようになる不思議なお話
夏休みが明け前の8月29日に、山田が飲酒運転の車に轢かれて亡くなる
人気者だった山田の死にクラスメイト達は意気消沈
見かねた担任の花浦先生は席替えを提案するが、生徒達はそんな気分ではないと乗り気ではない様子
そんな中、教室のスピーカーから死んだ山田の声が聞こえてくる
声だけではあるが山田が生きていた事を喜ぶ生徒達は、この復活を自分たちだけの秘密にし、そのまま過ごす事にする
果たして、山田はこの後にどうなるのか、そして何故山田の声がスピーカ -
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ネタバレ表題作めっちゃ面白かった!
映画化してるから長い話かと思いきや、短編だったのね。話がサクサク進むので、読みやすくてうれしい!!!
ベンジャミンのお父さまが、生まれたばかりの老人ベンジャミンにガラガラを渡して「これで遊ぶべきだ」って言う場面が面白かった。うんざりしながらガラガラで遊ぶおじいちゃん。笑ってしまった。
老人として生まれ徐々に若返る……ってあらすじは知ってたけど、見た目だけかと思ってた。思考も老人→子どもになっていくのが面白い。
5歳(でも見た目も中身も老人)のときに幼稚園に通って塗り絵やら色紙やらを飽きながらやってたのに、65歳(見た目も中身も子ども)のときにまた幼稚園に行ったと -
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ネタバレ何だこの……、ああー……、言葉が上手く出ないけどすげーよかった。
いつまでも心に残る作品。
『編者より読者へ』という部分はあとがきかと思いきや、ド本編でしたね。読み飛ばしてはなるまいね。
その『編者より〜』のところの怒涛の……よさ!
ウェルテルは憂鬱から解放されて、不思議なほどに希望で艶めいていた。この作品はメリーバッドエンドの金字塔だ。
ロッテ側からの心理描写が入るのが最高だ。ズルい女よ! でも好きだ! ロッテが埃を拭いた銃でなら自害するのも悪くないかも……いやいや。そんなことはない。
『編者より〜』の前まではウェルテルからの手紙という形だったのが、このパートから第三者目線になるのがまたい -
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少しずつ読書ができる余白が、生活の中にできてきた。
久々に読もうとなって手にしたのがこの作品。
さすが桐野さんだ、重たい…!笑
子どもを産む予定のないわたしの子宮は、定期検査が必要な状態だし、生理も酷い。
この歳になって初めてピルを飲んで、多少改善した毎月の憂鬱に、「薬ってすげー」
と思う一方で、副作用のあるピルに対して「まあ、自然にくるものを止めようなんてことが無理な話か」と、わかったようなふりをして、副作用と戦う。
子どもは要らない。それなのにわたしの子宮はずっと子どもを産む準備を繰り返し、さらにそれによって苦しい思いを散々してきて、今がそれなりに快適、と言える状態になってきた。
わたし -
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阿刀田高、黒川博行、佐藤正午、西村京太郎、馳星周、星新一、夢枕獏『一か八か ギャンブル傑作コレクション』角川文庫。
ギャンブル小説のアンソロジー。7編の短編を収録。西村京太郎、星新一のギャンブル小説はかなり珍しいのではないか。
自分はギャンブルは余りやらない。遥か昔、20代から40代の頃はパチンコをやっていたが、主に羽物という極めてギャンブル性の低い機種であった。羽物だと打止め台の開放を狙えば、少額ながらほぼ勝てた。
7編の短編のいずれも、麻雀、競輪、競馬、カジノ、賭け将棋とバレエティに富んだギャンブルをテーマにしており、いずれの作家も勝つか負けるかの真剣勝負のジリジリした感じを見事に表 -
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ネタバレ不妊治療の末にようやく授かった子を稽留流産で失い、夫からは突然離婚を告げられ、さらに大切にしていた弟まで亡くしてしまった薫子。生きる希望を失っていた彼女が、弟の元恋人・せつなと出会い、家事代行サービス「カフネ」のボランティアを通して少しずつ関係を築いていく物語。
初めはお互いにあまり良い印象を抱いていなかった二人が、一緒に過ごし、食事や家事を通して相手を知るうちに、かけがえのない存在になっていく過程がとても温かかった。
すべてを失い、自分の人生に希望を持てなくなっていた薫子が、最後にはせつなに何かあったとき「自分が駆けつけたい」と思えるようになる。自分のために生きることが難しくても、大切な -
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装丁、タイトル、あらすじ、すべてがあまりに惹かれて、迷わず読み始めた一冊。
内容はあまりにもドンピシャで、ページをめくる手が止まらなかった。読み終わってからも何度も反芻してしまい、頭の中で何度も場面や言葉が浮かんでくる、、、
読み手に思考を投げてくる作品で、答えを押し付けないのが更に世界にのめり込んでしまって、当日は他の作品が読めなかった。
初めて読んだ作家さんだったけれど、かなりのインパクト!こんなに心に残る読書体験になるとは思わなかった。
村田沙耶香さんの『世界99』を読んだ時もだったけれど、読後の余韻が続いていて、しばらくはこの本の世界から抜けられそうにない、すごい作品でした。 -
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私の好みを色々伝えたAIにおすすめされて読んだ本。
他の人の感想にもあったけど、とにかく「香り」についての描写がすごかった。
文字を読んでいるだけなのに、本当にその香りがしてくるような感じがして、不思議だった。
私自身、嗅覚が人より敏感なのか、今まで臭いで苦しい思いをすることが結構あった。
良い匂いでも嫌な臭いでも、人より強く感じ取ってしまうことがあって、それがしんどいと思うことも多かった。
だから最初は、どこか朔さんに自分を重ねながら読んでいた。
でも読み進めていくうちに、朔さんが抱えているものは私が想像していたものとは全然次元が違うんだと分かった。
自分が今までしんどいと思っていた -
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せいぜい殺人事件が2-3起こるくらいだろうと思って読んだのが甘かった…集団パニックと疑心暗鬼の末、村全体がおかしな状況に陥っていく様が、リアルで怖すぎる。
岩森明は都会に集団就職する。自動車整備工場。やがて親になった。妻は看護師の節子。子供は愛子。三年前節子は膵臓がんに倒れた。半年で亡くなった。愛子は3歳。墓参りに田舎へ。鵜頭川村へは最寄りの駅から40分かかる。
長雨でバスが止まる。飲酒運転でお地蔵さんの祠が壊れて、村人は祟りを恐れている。20歳くらいの若者が胸と腹から血を流して死んでいる。被害者は長江の敬一さん。駐在さんは爺さんが川に落ちたとかでそっちに行ってしまっている。土砂崩れが起き
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