その一方で、人類の大量殺戮(ジェノサイド)は、実際に繰り返されている事実。
時折、目を背けたくなるような残虐な描写があって、読み進めるのが辛かった。
世界のどこかでは、こういうことが日常的に起こっているのかもしれないと思うと、胸が張り裂けそうだったし
「人間なんかに生まれなければよかった。
鳥や獣に生まれて、お父さんやお母さんや兄妹たちと寄り添い合って、いつまでも仲良く暮らしていたかった。(p.220)」
という思いをしている子どもたちがいるのかもしれないと思うと…( т т )
複合的要素で人間の残虐さがリアルに描かれていたことも印象的だった。