ブックライブの高評価レビュー

小説・文芸の高評価レビュー

  • 俺たちの箱根駅伝 下

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    上巻から続き、涙が溢れた下巻

    選手ひとりひとりがそれぞれの想いを抱えて走る
    箱根駅伝に魅了され始めた頃、関東学生連合チームというチームには全く興味がなく
    時々無茶苦茶速い選手がいても、私の中ではそれだけで終わっていました
    それこそ、最下位争いをしている弱小のチームで寄せ集め
    そんなふうに思っていました

    出来過ぎな内容ではあるとも思います
    でも、想いはきっと変わらない
    来年の箱根駅伝では、関東学生連合チームに対しても純粋な気持ちで応援できる、というか、贔屓しているかもしれません

    箱根駅伝、好きです!

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    2025年12月10日
  • 傲慢と善良

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    めっっっっっちゃおもしろかった‼️‼️‼️‼️ここまで言語化できるのがすごいと思った。どうやって終わるのかなって思ってたらめっちゃいい終わり方だった

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    2025年12月10日
  • これがそうなのか

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    初見の永井さん。

    この人の言葉選びは逸材な気がした。
    よほど繊細で、視野が広い方なのだろう。

    好きなひとの相槌はあまり打ちたくない

    はなんだか深くてグッときた。わかる気がした

    この会話早く終わらないかな?と思ったとき
    必然と相槌が多くなってしまう心理と
    普通は好きなひとの話ならなんでも聞いてあげたいから相槌をたくさん打とうとするはずなのに
    その時間と相手が尊くて、終わってほしくなくて、

    人とは常に矛盾して、口と私は
    また別物なのだ

    なんだか気が晴れるいい本に出会った

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    2025年12月10日
  • 津軽

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    私の大好きな小説
    太宰治という小説家の魅力と津軽の魅力が濃縮して詰め込まれている傑作。人間失格などの閉塞的な作風の後に読んでほしい1冊

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    2025年12月10日
  • ありか

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    美空とひかりの小さな幸せに満ち溢れたエピソードに心が温かくなる。自分の子育てを振り返り、頬を合わせるだけで幸せと思えただろうか?と反省しつつも、幼い頃の我が子との楽しかったこと、辛かったことを思い出しながら、美空とひかりの幸せだけを祈りながら読んだ。
    美空の周りの人たちの優しさが美空を強く逞しい母へと成長させた。読み終わるのがもったいなくて、このままずっと美空とひかりの物語が続いて欲しいと思った。

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    2025年12月10日
  • 宝石商リチャード氏の謎鑑定 エトランジェの宝箱

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    『〜宝石箱』の内容も入った盛りだくさんの短編集。
    お腹いっぱい、というくらいに楽しめました。
    しかし、個人的に残念だったのが書き下ろしの『ソレア』。これは中田正義の親友の下村晴良の話なのですが、読んでいてずーっと不安でした。そしてこうなるのか…そうだよね…そうなんだろうね…。と、ちょっと辛かったので、できれば一番最後じゃなくて、最後から2番目くらいに置いて欲しかったなぁと思いました。その場合、最後にどの話を置いて欲しいかと言うと、『貴方に祝福をーいつかのバースデーー』がいいかな。皆のハッピーバースデーソングで終われたら、きっと気分はもう少し良い余韻で終われたかもしれないです。
    でも、どの話も楽

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    2025年12月10日
  • いとしいたべもの

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    こんなに美味しそうに、幸せに食について言葉を尽くしている本は初めてです。
    いろんな比喩を使ってたべものを表しているのに”過剰”な表現にはなっていないのがすごいと思った。
    くすっと笑える思い出もすこし苦辛い感情も全部食べ物に乗せて咀嚼していきたいな。

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    2025年12月10日
  • サガンの言葉

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    孤独と恋愛。
    彼女の生き方を、1人の女性の生き方を、強いけど脆い彼女の言葉から教えられる。
    格好良い、いかにもフランス人というラフなお洒落さが漂う彼女。
    でも、有名になって、富を得ても、あくまで1人の人であって、いろんなものと戦って、生を全うした彼女。
    孤独や絶望に打ちひしがれながらも、人が一生を過ごす中で、サガンの言葉に助けられることの有り難さを噛み締めたいと思う。

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    2025年12月10日
  • おいしいごはんが食べられますように

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    ネタバレ


    おいしいごはんを食べたいのが普通だと思って生きてきました。
    食べれればなんでもいいという人とは仲良くなれないとも。
    でも精神的に不安定だとなんでも食べれればいいと思う。
    だから美味しいご飯が食べたい気持ちは健康や心の安定につながるバロメーターだとも思っていた。

    価値観の違いって怖い。
    それをいつのまにか他人に押し付けて
    そのストレスでおかしくなってしまうほどの
    ストレスを誰かに与えているかもしれない。
    いろんなハラスメントが叫ばれる世界で
    自分もずっと誰かに無意識に
    美味しいご飯ハラスメントをしていたのかもしれない。

    なんでこの人のお話を読まずにきたんだろう。

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    2025年12月10日
  • いい子のあくび

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    ネタバレ


    歩きスマホ。
    やっちゃうなぁ。私も。
    だめだけど。
    でもそれにこんな風に不快感を持つ価値観の人がいる。
    こわい。

    高瀬さんは人間が怖いと思わせる天才。
    自分も歩きスマホをするのに自分が理不尽を押し付けられるのは許せないのが人間の性で。
    私も歩きスマホしている人がぶつかってきたら。
    道路に押したくなる気持ちがいつか芽生えるかも。。

    自分のこの思考回路を植え付けられたような気持ちになる。
    読むのが楽しかった。
    嫌な気持ちになりたいときにもう一度再読しよう。

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    2025年12月10日
  • 対馬の海に沈む

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    この本を読んでいる最中にいつもは横目で見て通り過ぎている大手町のJAビルに入ってみよう、ふと思いました。地上37階の堂々たるタワーです。もちろん用があるわけではないので覗いたのはロビーだけですが受付の背後には大きなJAのロゴ、そしてその隣には「全国農業協同組合中央会」「全国農業協同組合連合会」「農林中央金庫」「全国厚生農業協同組合連合会」「全国農林漁業団体共済会」の文字がドド〜ンと掲げられていました。シンプルなデザインのJAロゴとミルフィーユのように重ねられたパッと見わからない漢字の羅列が、本書で描かれているその組織の複雑さを示しているように感じました。日本の経済の中心地のガラスの塔の高さと国

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    2025年12月10日
  • 知の体力(新潮新書)

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    大学教授であり歌人でもある著者と、癌で亡くなられた奥様の歌には思わず涙ぐんでしまった。「悲しい」という言葉を使わずに悲しさを表現する短歌の魅力とはこういうことかと思わされた。情報の流れがどんどん速くなっていることで、言葉を尽くす、深く思考する、という時間が、自身が思う以上に減っていることを痛感させられた。言語論以外にも、大学論や他者理解など現代人の悩みや世の中の流れについて多角的触れており、何度でも読み返したいと思えた。

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    2025年12月10日
  • 哀惜

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    最後まで一気読みしました。

    主人公のマシュー ヴェンをはじめ、同僚やマシューのパートナーなどのキャラクターご良い。

    一度読み始めたら、先が気になってやめられません。

    このシリーズ追いかけます。

    ただこの理由のわからない邦題は残念ですね。

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    2025年12月10日
  • ネコの手を借ります。

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    私自身幼少期にクラスからイジメに
    あっていた。
    親に学校に行かないと怒られる時代だったので
    イジメの事は言わずに通っていた。
    大人になった現在も職場の社員から
    仲間はずれ会話に入れないなど
    ハラスメントギリギリのところで
    嫌がらせにあっている。
    そんな中 この小説を読ませてもらい
    頑張れと主人公を応援し
    時に涙ぐんだりしながら
    あっという間に読み終えてしまった。
    この作家さんの小説は
    いつもそっと背中を押してくれて
    あたたかい。
    必ず話のどこかに生きていくヒントが
    書かれている。

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    2025年12月10日
  • 正欲(新潮文庫)

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    ネタバレ

    満願からの欲望繋がりで正欲を読んでみました!朝井リョウさんは「何者」以来の2作品目。

    最初、元号が変わるまでに何が起きるんだろう?ってずっともやもやした気持ち悪い空気が漂っているなーというかんじでした。元号が変わることで、何か今まで抱えていたものが新しい価値観や新しい考え方が変わるというそういうニュアンスなんですかね?→実際変わりませんでした……

    視聴者の要望に応えたい子供YouTuberと自分の欲を満たしたいのかもしれないコメント投稿者。お互いの欲が満たされていると考えると…難しいですね。

    人間の数だけそれぞれ考え方や欲望があるのだと思います。ただ、それを分類したときにマジョリティに当

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    2025年12月10日
  • イニシエーション・ラブ

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    最期の1行を読む為に、退屈な純愛を見せられていたのかと。正直この展開は全く想像していませんでした。2回目に読むときは全く違った視点で読めるので、2度美味しい小説です。

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    2025年12月10日
  • いのちの十字路

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    まほろば診療所に野呂聖ニ医師が赴任したことより物語が始まる。訪問診療は家族の関係も見える。治療だけではなく、家族にできることを野呂先生と看護師の麻世ちゃん、まほろば診療所の院長仙川先生、野呂先生が尊敬する咲和子先生。皆で生じている問題を考えながら、野呂先生は訪問看護の医師として、成長していく。自分の過去とヤングケアラーの中学生を重ねて、自分の過去を整理して乗り越えていく。一人だけでは人は支えられない。いろいろな人たちが野呂先生の周囲で協力してくれていく。
    コロナ禍の大変さも記録された病院小説。
    いろいろ考えさせられて、一気に読んだ。

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    2025年12月10日
  • マレ・サカチのたったひとつの贈物

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    量子病により自らの意思と関係なく、体が別の場所へと飛ばされる。そこで出会う人たち。
    断片的に描かれる物語が、断片であるが故に意味を為すラストの展開に驚く。
    出会うことの意味とは。危機的な世界に灯る希望。読み応えあった。

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    2025年12月10日
  • アフター・スピード 留置場→拘置所→裁判所

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    前作スピードの続編で、刑務所内でのリアルな生活を面白く描かれています。
    あとがきの本人のテレビ番組でオールカットされてしまったコメントが「正直者だな」と思いました。

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    2025年12月10日
  • 陽気なギャングが地球を回す

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    これぞ伊坂幸太郎ワールド全開の作品ですね。
    キャラクターもストーリーも抜群にイケてるいました。早く続編も読みたいと思いました。

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    2025年12月10日