小説・文芸の高評価レビュー
-
Posted by ブクログ
『噂』という霧の中に、真実が隠れている。
上巻は上巻、下巻は下巻で感想を書こうと思ってたけど、これはまとめたほうが言語化しやすいかなと思ったので総合評価としてまとめて書きます。
昔から週刊誌や地元の井戸端会議などで囁かれる『噂』。
今はそれ以上にSNSというメディアがあり拡散されそのスピードは昔よりも広がり方が異常だなと感じる。
『ファイア・ドーム』の物語は23年前の新沼紗英さんの誘拐殺人事件と田村晋也くんのひき逃げ事件から始まり、そして戌井洸太朗くんの誘拐事件へと小さな街の中で起こる事件が『噂』の火種となり炎上していく。
読み終えた時に思い出す、家族の言葉。
ニュースで流れた情報で「 -
Posted by ブクログ
ネタバレ個人的にお気に入りはリオン。
お姉ちゃんのミオは、たぶん自分がいつか死ぬと思っていたから、大きくなったリオンに会えることが嬉しかったんだと思う。
スバルはゲームクリエイターのナガヒサ・ロクレンになってる。
何となく覚えてるというか影響があったから、名作ゲームを産み出すほどのゲームクリエイターになったんだと思う。
喜多嶋先生=アキ。
やはりこちらも腕を引っ張られた記憶がある。
なんとなく。
リオンだけ記憶を残してもらうの、お姉ちゃん激甘。
こころとリオンが会うところ、めっちゃ感動した。
真田さん、リオンみたいなタイプは絶対友達になりたくなるからこころが仲良くなったらいじめそう。 -
Posted by ブクログ
ピーター・ヘラー『ラスト・サバイバー 下』ハヤカワ文庫。
リドラー・スコットによる映画化されたベストセラー小説。2015年刊行の『いつかぼくが帰る場所』を改題、分冊、文庫化。
疫病により人類がほぼ全滅した後の世界を描いたディストピア小説である。上巻の長閑でのんびりした雰囲気から一転、下巻は怒涛の展開が待ち受ける。
愛犬のジャスパーを失い、打ちひしがれる中、3年前に無線から聞いた声を追い、セスナ機で飛び立ったヒッグ。
セスナ機が着陸したのは、父娘が暮らす農場だった。父親はヒッグを危険な侵入者と見做し、銃を向けたが、ヒッグは少しずつその誤解を解き、3人で食事を共にするまでになった。父娘も -
Posted by ブクログ
2134円
376P
レンブラント、ミレー、エル・グレコ、エミール・ゾラ、
ゴッホって、本当は相当気持ち悪い人で、今ゴッホが好きって言ってる人でも、生きているゴッホに会っていたら、たぶん距離を置いていたはずなのに、後世の人間は作品だけを通してゴッホを知るから、狂気や執着まで魅力として受け取られる所がゴッホのずるさなんだと思う。
吉屋 敬(よしや・けい)
一九四五年、横浜市生まれ。画家、エッセイスト、ゴッホ研究家。一九六五年、オランダに渡り、ハーグ王立アカデミー、フリー・アカデミーで油彩、リトグラフ等を学ぶ。一九七三年、ユリアナ女王戴冠二十五周年特別肖像画展に招待され、二十五名の画家とと -
Posted by ブクログ
これがデビュー作だなんて本当ですか!?
文章がめっちゃ上手かったです!
テーマは東日本大震災です
そのためトラウマがある人は読むのを控えた方が良いと思います
福島原発の除染作業を描いた物語でした
金と利権について大変リアルに描かれています
それに翻弄される一般市民たちの哀れな末路がしんどい…
震災で1人生き残った者の苦悩についても触れられています
全員がこうなるわけではないけれど、少なからずの人達が自暴自棄になったと思わされる説得力がありました
大きな金か動く場所には多くの闇が蠢いている
それをしっかりと描かれています
映画化されるようですね
どんな作品になるのか期待です -
Posted by ブクログ
著者の染井さん、「正体」や「悪い夏」のようなダークな社会派ミステリのイメージが強かったので、まず驚いた。子連れ再婚、不妊治療、すれ違う新婚夫婦、更年期、終活。9つの夫婦の話が、少しずつ人物を重ねながら進んでいく連作短編集。
どの夫婦も特別ではなく、誰の人生にも起こりうる問題を抱えている。読んでいる間、何度も自分自身の夫婦関係を振り返らされた。一緒に住んでいても、結局は他人同士。だからこそ、言葉にして伝えることって大事なんですよね。
最後の一編がまたずるい。作家自身を思わせる展開で、思わず頬が緩んだ。
夫婦って、伝えたかった言葉を拾い直しながら生きていくものなのかもしれないな、と思った。