小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
話の側はアニメ的なのに登場人物の心理や戦争の描写はとてもリアリティのある小説だった。
シャルロッタが実はお嬢様だったり、天才スナイパーのアヤが汚部屋だったりキャラクターの設定が特にアニメらしいと思った。正直難しそうな内容かとちょっと心配だったのでとっつきやすくて助かった。
狙撃訓練の様子や狙撃するときの感覚はリアリティがあって本物の戦争を疑似体験することが出来た。
話の構成もとても親切で順番に読んでいるだけでセラフィマの心情の変化に共感しながら読み進められるようになっていた。
タイトルを回収するところで感情がブチ上がる。その後セラフィマの本当の敵が誰かが判明してからはどうしてこうなった -
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ネタバレ不思議な展開だし、大阪弁のリズムが心地いいしで、引き込まれる小説だった。
空から降ってくるように、フワフワと書いてある文字、おもしろい。
「ヘルメッ!」「じゃかましわ。」の会話、私も好き。
新田人生は、ちょっとこわい。
白いふわふわしたもの、は、結局のところなんだったんだろう?
それが最後はしんしんと、雪のように降ってくる。そして、それを見てはっきりと、花しすは安心するのね。
それは祝福が、花しすに舞い降りた瞬間。
自分も女だと、今、はっきり受けとめて、周りの女とも、あらためて共に、この世を生きてみよう。同じ女として、今この時を生き抜こう、と確信した瞬間。
こういう小説には、初めて出会 -
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この世界の「事実」と「虚構」を彩る解釈の行方は
S &Mシリーズの最終巻、みな最初手にしたとき思ったことはこの本分厚すぎないかと、まるでパンかのようにと。といった題名にちなんだ冗談はさておき、犀川先生と西之園さんのむず痒いやり取りも最終巻となりました。正直いうと分厚さを感じないほどの魅力たっぷりな構成、トリック、引き込む文章力があり、最後を彩る素敵な一冊になっているものだと思う。
これまでにさまざまな殺人や密室、そしてトリックがあった中で今回の仕掛けはこうきたかといったもの。確かにそれに気づけばもうそのトリックしか成立しないのではないかというスッキリ感は文字通り我々読み手を見事に欺 -
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久しぶりの喜多川泰さんの本。喜多川さんの本の中でも、これは好きなベスト3に入るかもしれない。
作者がこれまで何度もその著書の中で言ってきた「いただきます」に対する思いが、この本でも主軸となり語られていた。
特に心に残ったことは二つあった。
一つは人としての幸福のあり方。
人間は沢山の物や人とつながりを持つことで生かされている。(何か一つの食べ物が、自分の口に入るまでに関わっている人)を考えてみても、ものすごい数の人の手がかかっているのがわかる。
そのつながりの中に生きていると認識し、その中で自分も何かの役割を担う。誰かの役に立つ。そうすることで、社会と沢山の人とのつながりの中に居続けるこ -
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「未来から届く手紙」という導入は、どこか幻想的で、ファンタジーのような物語を予感させた。
しかし読み進めるうちに突きつけられるのは、虐待やネグレクト、性暴力といった重い現実の話でした。
綺麗事だけでは片付けられない環境の中で、それでも彼女たちは必死にもがきながら、自分たちの未来を切り開こうとしていく。その姿が強く胸に残った。
“負の連鎖”という言葉は簡単だけれど、その裏には傷つき、助けを求めることすらできずにいる人たちがいる。この作品は、そんな痛みを容赦なく描きながらも、最後まで「未来」を手放さなかったように思う。
私は仕事柄、児童相談所の子どもや高齢者の方々と接する機会がある。現在まさ -
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ネタバレ好きな女の子の気を引こうと軽率な冗談を書いたために人生が狂ってしまった男の話。1950年代から60年代のチェコが舞台で、当時の歴史を踏まえた上で読むとチェコの歴史と主人公の姿がダブる。タイトルは主人公が書いた手紙を指すとともに、人々を翻弄する歴史も指している。
かつては冗談では済まされなかった手紙も自由を求める機運が高まる時代なら見逃される。しかし犠牲になった人生はやり直せない。誰もその償いをしてはくれない。ただ忘却されるのみ。かつては許されなかったことも時代が変われば問題視されない。価値観の変化、それが歴史の冗談だ。
登場人物たちの行動がことごとくその意図を裏切られる展開はコメディのよう