小説・文芸の高評価レビュー
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Posted by ブクログ
2026年トップ5に入る読書体験でした。何らかの賞を獲って欲しいです。
"自分の人生の主人公は自分自身なのさ、と宣う人がいる。確かに誰だって、自分の人生を生きることしかできないわけなのだが、たとえそれが自分の人生だったとしても、主人公だと思えない人間だっていることを理解してもらいたい。"
"ねえ、こんな小さな物語を何度も何度も繰り返し繰り返し見てきたよね。何度も何度も繰り返し繰り返し見てきたけど、いつもどこか少し違ってて、違ってるからおもしろくて、おもしろいから、見つめ続けてきたんだよね。
大丈夫、何も心配いらないよ。"
平井さんはなんてお優しい -
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あおい落葉
個人的にこれが1番良かった。。
小紅のなくした歯車を小紅が自主的に取り戻す過程に、人間らしい葛藤、自責、自問があって、背景が浮かんできた気がした‥
何より、葉子!!!葉子の手紙、うるうるした。
本当の愛情は経験と時間を重ねないと分からないから、中学生の成熟してない人間性じゃまだ愛って何か分からなかったんだなあ。葉子は葉子なりに小紅を愛していて、小紅も葉子を特別な存在だと思って期待していたから、その分怒ったり泣いたりできたんだと思う。。 葉子の宝石は小紅だったんだねー、悲しい。
ぎょらんが本当にあっても、なくても、
生きてる人が死者を想う瞬間はかけがえのない時間だと思う。死者はもう -
Posted by ブクログ
表紙とタイトルからホラー作品を連想するかもしれないが、中身は本格ミステリ。
(人によっては特殊設定ミステリかもしれない)。
しかも「全ての描写に意味がある」大好物なタイプのミステリだ。
目を覆いたくなる冒頭から、日本での密室殺人の現場へ移り変わる掴みは衝撃的だったが、これはまだお通し。
徐々に冒頭と主人公達のストーリーが繋がっていき、第一の犠牲者が出てからが前菜だ。
ちなみに前菜が来るまでの間も飽きが来ないよう、様々な工夫が凝らされている。
ここまで読んで「この物語、主人公より助手のりり子さんの方が魅力的じゃない?」と思っていたのだが、後から考えるとそう感じる人が多くなるよう設計されていた -
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ネタバレマリア・漣シリーズの第5弾。
今回は「ヴァンプドッグ」と呼ばれる殺人鬼が逃げたとされる街で起きる連続殺人事件と現金輸送車を襲った犯人たちが逃げた邸宅の中で起きる連続殺人の両面で進んでいく。
今まで以上に事件の複雑さと凶悪さが増した内容と謎が謎を呼ぶストーリーに読む手が止まりませんでした。街中で立て続けに起きる連続殺人、被害者の共通点は全く見いだせないまま、捜査は難航していく。それと並行に邸宅の中で起きる、姿なき殺人者による連続殺人。すべての伏線が回収されていくのがとても気持ちよく、真相がわかったと思いきやページが残っているので何があるのかと思っていたら、更にひっくり返してきたのがとても良かった -
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夢枕獏『黒い陰陽師』文春文庫。
『陰陽師』シリーズ史上、最もダークな陰陽師である蘆屋道満を主人公にした短編集。10編を収録。
『陰陽師』シリーズは『瀧夜叉姫』辺りまでしか読んでいない。夢枕獏の小説自体は好きなので、『陰陽師』シリーズの新刊が刊行される度に横目で見ていた。
自分は想像力が乏しいせいか、高校時代から日本史や世界史が苦手で、どうも安倍晴明の頃の時代小説というのが苦手なのだ。
安倍晴明よりも歳上で、陰陽師の腕は同等と言う蘆屋道満。安倍晴明が清流であるならば、蘆屋道満は濁流と全くの正反対なのである。陰と陽、表と裏、男と女、明と暗、世の中は全て二律背反で成り立っているのだ。陰陽師の -
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地方の過疎地域のふるさと納税の制度を悪用したコンサルビジネスの実態を描いた内容である。
正直、読んでて腹正しい内容だった。
腹正しいかったのは舞台の福島県の国見町を食い物にしようしたコンサル。
正直、最近の企業の経営者てここまで倫理観がないのかと驚いた。やってることはxでイキってる経営者崩れと同じだった。
次はこの町の議会、議長、そして役所。
正直、地方の議会はひどく、小さな町の議会もどうしようもない有様なのは知っていたが、読んでここまでとは驚いた。民主主義の学校である地方自治がここまで衰えたとは…
最後は他人任せ体質。結局は地方創生や地域活性など聞こえいいが他人任せ、無責任体質。
この体質は -
Posted by ブクログ
全3部作の完結編である本作。
大学に進学した成瀬の周りで巻き起こる日常が活き活きと描かれる。大学生活に欠かせないサークル活動、YouTuberとの遭遇、友人との再会、そして何より、幼なじみで大親友・島崎との抜群の掛け合い。大胆不敵な成瀬が周囲を巻き込みながら、自分の信じた道を全力で駆け抜けていく姿には今回も最高に心躍らされるし、自分も成瀬みたいに生きていきたいと強く思わせられる。
作中に、深く胸に刺さる成瀬の言葉がある。
「わたしは大きなことを百個言って、ひとつ叶えばいいと思っているんだ。―― みんなは『極める』という到達点に注目するのだが、わたしはそこに至る道が重要だと思っている。ゴールに -
Posted by ブクログ
ネタバレ面白い!!!
どんどん物語に沼っていく感じがした
まず設定から、面白い。前作と違い〝犯人を探してはいけない〟最初は、この設定で物語が面白くなるのだろうか?と疑っていたが、疑う必要は無かった。面白すぎる。
里英ちゃんの、心情からゾクゾク感、ひやひや感が伝わってきて、ページをめくる手が止まらなかった。
綾川さんは、なんだか怪しいなぁーと思っていたがまさかまさか本当に犯人だったとは。また、解説で〝方舟〟との繋がりが考察された時は本当に本当に驚いて背筋がゾクリとした。
犯行の隠蔽?の方法、特に藤原さんが殺された時のものには頭がいいなぁと思った。矛盾がなく隙がなくてとても好き。
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