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●注目の作家・舘野鴻と、細密画家の新生・なかの真実が紡ぐ、厳しくも心あたたまるファンタジー。●生まれつき匂いがわからない猫と、特別な枝を求めて猫のもとへやってくる小鳥。環境や価値観が違っても、互いに歩み寄ることの大切さを描いたストーリー。子どもから大人まで心に響く、珠玉の絵本です。●命の循環、人間の営み、共生―リアルな自然の一端を、美しい細密画でドラマチックに描きます。ねこの しごとは、こぶしの 木のこえだをたばねること。あるあさ、ねこが しごとをしようとすると、まどに ことりが とまりました。「……おねがいがあります。そこにある こえだを、すこし わけて もらえないでしょうか?」いまにも なきだしそうな ことりをみて、ねこは 一日一本 こえだをわたす やくそくをして……。生まれつき匂いがわからない猫と、特別な枝を求めて猫のもとへやってくる小鳥。異なる環境のなかで、密接に交わり合う両者―互いを思いやる優しさを描きます。
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Posted by ブクログ
たてのひろしさん作の絵本。
絵はなかの真実さん。
絵がとにかくきれいで、自分はあまりねこに食指が動くタイプではなかったのだが、手にとってみて本当によかった。
思わずうるっとくるような物語。
生活と仕事のバランス、
きれいでゆたかな暮らしをしていても誰かとの出会いで生活がもっと潤うということ、
誰かのためにする仕事が生きがいになるということ、そんな素晴らしさを純粋に素晴らしいと感じることができる絵本。
他者との距離感も心地よい。
ねこの暮らしの変化が、表紙と最後の1ページで
ほぼ同じ構図なのにも関わらず、表情から満ち足りている心を想像できる。
こぶしの枝を束ねる仕事で生計を立てているねこと
とある理由で枝が必要なことり。
枝を束ねるという商業的な仕事の裏で
自然の開発が起きていること
そのことで困る生き物がいるということ
自分の生活を犠牲にすることなく、ちょっとした自分にできることで困っている誰かを救うことができること
それは自己犠牲ではなく、むしろ生活が豊かになること。
そんなことを教えてくれる絵本。
出会えてよかった。
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小説・文芸
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